JP2001328700A - 飲料供給装置 - Google Patents

飲料供給装置

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JP2001328700A
JP2001328700A JP2000151246A JP2000151246A JP2001328700A JP 2001328700 A JP2001328700 A JP 2001328700A JP 2000151246 A JP2000151246 A JP 2000151246A JP 2000151246 A JP2000151246 A JP 2000151246A JP 2001328700 A JP2001328700 A JP 2001328700A
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syrup
water
beverage
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meter
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Application number
JP2000151246A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Endo
伸之 遠藤
Kazuhide Saito
和秀 斎藤
Hiroshi Yamamoto
廣 山本
Fumiichiro Kameyama
文一郎 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シロップを水や炭酸水で希釈して飲料を作る
飲料供給装置において、温度変化による粘度の変化が大
きく、また種類によって粘度が異なるシロップの流量管
理が的確にできるようにする。 【解決手段】 シロップをシロップメータ1〜4で計量
しながらマルチバルブ19へと供給し、所定量の水又は
炭酸水をマルチバルブ19へと供給する。シロップメー
タは、両端にシロップ出入口を具えたシリンダ内でピス
トンが一端から他端へ交互に移動する毎に一定量のシロ
ップを送り出す方式のものを用いる。希釈水は、流量調
整装置により流量を一定に保ちながら、水フローメータ
5が所定量を計量するまで供給する。一方、シロップ
は、前記ピストンが所定回数動作するまで供給するが、
その際、希釈水の単位時間当たりの流量に基づいて、シ
ロップメータの動作周期を調整し、希釈水と同時にシロ
ップの供給を終了させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、飲料ディスペン
サ,カップ式自動販売機等において、シロップを水,炭
酸水等の希釈水で希釈して飲料を供給する飲料供給装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料ディスペンサやカップ式自動販売機
では、飲料の原料を濃縮したシロップを水や炭酸水によ
り所定の比率で希釈して飲料を作って販売する。その希
釈比率を適切なものにするため、従来の飲料ディスペン
サやカップ式自動販売機では、市場設置時に、サービス
マンがシロップフローレギュレータを調整して、シロッ
プ流量の調整を行っていた。その作業には、1台の飲料
ディスペンサやカップ式自動販売機について、シロップ
の種類が4種類としても20〜30分程度の時間がかか
り、多大な人件費が発生していた。
【0003】また、シロップフローレギュレータにより
調整された流量は、シロップの粘性により異なり、しか
も、シロップの粘性は、その時の温度に依存する。した
がって、シロップフローレギュレータにより調整されて
も、シロップ流量は、季節による温度変化等により変わ
ってしまう。そのため、定期的な点検が必要になり、そ
のコストも多大になっていた。
【0004】そのような点の解決手段として、例えば、
特表昭59-500369 号(B67D 1/14) に示されるように、シ
ロップと希釈水のそれぞれの供給ラインに、パドル方式
のフローメータを設けて、両方の流量を管理しながら混
ぜ合わせるようにした飲料供給装置も提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シロッ
プは、粘度が大きく、しかも、温度によって粘度が大き
く変化し、また、種類によって粘度が大きく異なるた
め、上記従来の飲料供給装置におけるパドル方式のフロ
ーメータでは、シロップの流量管理が的確にできないと
いう問題点があった。
【0006】本発明は、そのような問題点を解決し、粘
度に関係なくシロップの流量管理が的確にできるように
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1に記載の飲料供給装置は、シロップを定体
積ポンプで計量しながら液混合部へと供給するシロップ
供給ラインと、所定量の希釈水を液混合部へと供給する
希釈水供給ラインとを具え、前記液混合部でシロップと
希釈水とを混合し、飲料として供給する飲料供給装置で
あって、前記定体積ポンプが所定回数動作するまでシロ
ップを供給することを特徴とする。このようにすると、
粘度に関係なくシロップの流量管理が的確にできるよう
になる。ここで、「希釈水」は、シロップを希釈するた
めの水であり、通常の水だけでなく炭酸水をも含むもの
とする。
【0008】また、請求項2に記載の飲料供給装置で
は、前記定体積ポンプは、両端にシロップ出入口を具え
たシリンダとその内部で往復動をするピストンとを具
え、前記シリンダ内で前記ピストンが一端から他端へ移
動する毎に一定量のシロップを送り出す方式のシロップ
メータであり、前記ピストンが所定回数動作するまでシ
ロップを供給することを特徴とする。このようにする
と、シロップの流量管理がより一層的確にできるように
なる。
【0009】また、請求項3に記載の飲料供給装置は、
希釈水をフローメータで計量しながら液混合部へと供給
することを特徴とする。このようにすると、希釈水の流
量管理が的確にできるようになる。
【0010】また、請求項4に記載の飲料供給装置は、
前記希釈水供給ラインに希釈水の流量を一定にする流量
調整装置を設け、希釈水の単位時間当たりの流量に基づ
いて、前記定体積ポンプの動作周期を調整し、希釈水の
供給終了に合わせてシロップの供給が終了するようにし
たことを特徴とする。このようにすると、シロップの供
給終了時点を希釈水の供給終了時点に合わせることがで
きる。
【0011】また、請求項5に記載の飲料供給装置は、
同一のシロップについて、前記所定回数を複数種類設定
可能にしたことを特徴とする。このようにすると、氷あ
り,氷なし等の指定に応じて、希釈比率を適正に調整可
能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1は、本発明の飲料供給
装置の概略構成図である。図1において、1〜4はシロ
ップメータ、5は水フローメータ、6は炭酸水フローメ
ータ、7は水ポンプ、8は水入口電磁弁、9はカーボネ
ータ給水電磁弁、10は水電磁弁、11は炭酸水電磁
弁、12〜15はシロップコイル、16は水コイル、1
7はカーボネータ、18は炭酸水コイル、19はマルチ
バルブである。
【0013】シロップコイル12〜15は、それぞれ異
なる種類のシロップタンクに接続されており、シロップ
タンクから送られてくるシロップをその中に流しながら
冷却する。シロップメータ1〜4は、それぞれのシロッ
プを計量しながらマルチバルブ19に送る。
【0014】一方、水は、水ポンプ7により、水入口電
磁弁8から水冷却用の水コイル16,水フローメータ5
及び水電磁弁10を介してマルチバルブ19に供給され
る。また、水の供給ラインを分岐させ、カーボネータ給
水電磁弁9を介してカーボネータ17に接続している。
カーボネータ17内には、水位を検知するためのフロー
トスイッチ(図示せず)が設けられていて、中の水位が
下限位置になったとき、水入口電磁弁8,カーボネータ
給水電磁弁9を開き、水ポンプ7を運転させて給水す
る。その際、水フローメータ5により水量を計測し、給
水量が所定量になったら、水ポンプ7を停止させ、水入
口電磁弁8,カーボネータ給水電磁弁9を閉じる。そし
て、炭酸ガスボンベ(図示せず)から導入した炭酸ガス
を、給水した水に溶かし込んで炭酸水を作る。その炭酸
水は、炭酸ガスの圧力でカーボネータ17から押し出さ
れ、炭酸水フローメータ6,炭酸水コイル18及び炭酸
水電磁弁11を介してマルチバルブ19に供給される。
【0015】マルチバルブ19の中では、シロップメー
タ1〜4から送られてきたシロップと、水電磁弁10又
は炭酸水電磁弁11を介して供給される水又は炭酸水と
が混合され、適当な濃度に調整された飲料となって排出
される。
【0016】シロップメータ1〜4は、図2に示すよう
に、シリンダ1Aとピストン1Bとを具えており、ピス
トン1Bは、シリンダ1Aの中を左右に往復動できるよ
うになっている。シリンダ1Aの両端部には、シロップ
出入口1E,1Fが設けられており、一方のシロップ出
入口1Eからシロップをシリンダ室1C内に送り込む
と、ピストン1Bが他方のシロップ出入口1F側に押さ
れて他端まで移動する。その間に、他方のシリンダ室1
D内にあったシロップがシロップ出入口1Fを通して外
部に排出される。
【0017】次に、他方のシロップ出入口1Fからシロ
ップをシリンダ室1D内に送り込むと、ピストン1Bが
シロップ出入口1E側に押されて他端まで移動する。そ
の間に、シリンダ室1C内にあったシロップがシロップ
出入口1Eを通して外部に排出される。そのようにし
て、ピストン1Bが1回動作する毎に、シリンダ1Aの
内容量に対応する一定量のシロップがシロップメータか
ら送り出される。したがって、シリンダ1Aの内容量と
ピストン1Bの動作回数とにより、シロップの送出量を
正確に管理できる。
【0018】次に、本発明の飲料供給装置の制御につい
て説明する。図3は、本発明の飲料供給装置の制御ブロ
ック図である。符号は、図1のものに対応している。制
御は、マイコン20により行われ、タイマー21は、シ
ロップメータ1〜4を制御するためのものである。入力
装置22は、キーボード等よりなり、制御上の各種設定
値を入力するためのものであり、入力された設定値は、
マイコン20のメモリに記憶され、必要に応じて表示装
置23に表示して確認できるようにしている。また、販
売スイッチ24は、飲料供給装置の前面に複数設けられ
た飲料選択用のスイッチで、シロップ番号、販売量
(大,中,小のカップサイズ)、カーボネーション(炭
酸飲料,弱炭酸飲料,無炭酸飲料)等が割り当てられて
いる。
【0019】飲料供給装置の設置時に、それぞれの飲料
毎に、シロップの量に対する水,炭酸水等の希釈水の給
水量の比率、すなわち希釈比率を、上記入力装置22に
より入力し、マイコン20のメモリに設定しておく。ま
た、カップサイズに対応した希釈水の量も設定してお
く。そして、それぞれの希釈水の量に対応する水フロー
メータ5と炭酸水フローメータ6の出力パルス数を算出
し、上記メモリに保持しておく。さらに、上記希釈水の
量と希釈比率に基づいて、必要なシロップ量を算出し、
その量のシロップを供給するのに必要な、シロップメー
タの動作回数を算出して上記メモリに保持しておく。
【0020】例えば、希釈水の量が150ml、希釈比
率が1/5、水フローメータ5と炭酸水フローメータ6
の1パルス当たりの流量が0.5ml、シロップメータ
の1動作(片側)当たりのシロップ供給量が1mlの場
合、希釈水の量に対応するフローメータの出力パルス数
は300となり、必要なシロップ量は30ml、シロッ
プメータの動作回数は30回となる。それらのデータを
使って制御を行い、希釈水の供給を開始してから水フロ
ーメータ5又は炭酸水フローメータ6の出力パルス数が
300になったら、希釈水の供給を止める。また、それ
と並行してシロップを供給するが、30mlのシロップ
を供給するため、シロップメータを30回動作させるこ
とになる。
【0021】図4(イ)は、その場合の飲料供給装置の
動作タイミングチャートである。例えば、シロップを炭
酸水で希釈する場合、時点T0 で炭酸水電磁弁11を開
いてからΔT(例えば、0.2秒程度)だけ遅延させ
て、ピストン1Bを1回動作させる。なお、ピストン1
Bの動作を遅延させる理由は、炭酸水電磁弁11とピス
トン1Bとを同時に動作させると、ピストン1Bの圧力
がカーボネータ17内の炭酸ガスの圧力より桁違いに大
きいため、シロップが炭酸水より先にカップに入ってし
まい、シロップがカップの底に溜まってしまうからであ
る。
【0022】その後、炭酸水電磁弁11が開いている間
は、炭酸水フローメータ6の出力パルスをカウントし、
300回カウントした時点T1 で炭酸水電磁弁11を閉
じる。一方、シロップメータ1の動作回数をカウント
し、30回カウントした時点T 2 で、シロップメータ1
の動作も停止させる。その結果、カップの中には、炭酸
水で所定の希釈比率で希釈したコーラができあがる。
【0023】このように、シロップの計量手段として、
ピストン1Bが1回動作する毎に、シリンダ1Aの内容
量に対応する一定量のシロップが送り出されるシロップ
メータ1を用いたので、粘度が高く、しかも、温度によ
り変化し易く、さらに、種類に応じて粘度が異なるシロ
ップでも、常に正確な量を供給することができる。た
だ、上記の方法では、希釈水の供給停止時点と、シロッ
プの供給停止時点とがずれてしまい、両者の混合が不十
分になるおそれがある。
【0024】そこで、水の供給ラインと炭酸水の供給ラ
インにフローレギュレータ,ニードル,フローワッシャ
ー等の流量調整装置を設けて、水と炭酸水の流量が常に
一定になるようにすると共に、図4(ロ)に示すよう
に、シロップメータ1〜4の動作周期Tを調整して、水
又は炭酸水と同じタイミングでシロップの供給を停止さ
せるようにする。
【0025】例えば、希釈水の単位時間当たりの流量を
30ml/秒で一定にした場合、150mlを供給する
のに5秒かかる。一方、希釈比率が1/5であれば、必
要なシロップの単位時間当たりの流量は6ml/秒とな
る。そして、シロップメータの1動作(片側)当たりの
シロップ供給量が1mlであるとすると、1/6秒の周
期でシロップメータを動作させれば、単位時間当たりの
流量が6ml/秒となる。その動作を30回繰り返せ
ば、必要なシロップ量30mlとなり、それに要する時
間は、1/6秒×30回=5秒となって、希釈水の供給
終了とタイミングを合わせてシロップの供給が終了する
ことになる。
【0026】上記希釈比率Rは、入力装置22を操作す
ることにより、適宜設定でき、必要に応じて変更もでき
る。また、氷あり,氷なし等の指定に応じて、適正な希
釈比率が選べるように、同一のシロップについて、同時
に複数の異なる希釈比率の設定を可能にしてもよい。
【0027】なお、シロップメータ1を動作させる際
の、シロップ出入口1E,1F間の管路の切換は、四方
弁を1個用いる方式、三方弁を2個用いる方式、及び二
方弁を4個用いる方式がある。
【0028】図5は、四方弁方式のシロップメータを示
す図である。四方弁25を図5(イ)の位置にすると、
ピストン1Bはシロップ出入口1E側から送り込まれる
シロップにより押されて、右側に移動する。その際に、
シリンダ室1D内にあるシロップがシロップ出入口1F
から押し出されて、四方弁25のOUT側から送り出さ
れる。ピストン1Bが右端まで到達し、所定時間が経過
したら、四方弁25は、図5(ロ)の位置に切り換えら
れる。その結果、ピストン1Bはシロップ出入口1F側
から送り込まれるシロップにより押されて、左側に移動
する。その際に、シリンダ室1C内にあるシロップがシ
ロップ出入口1Eから押し出されて、四方弁25のOU
T側から送り出される。ピストン1Bが左端まで到達
し、所定時間が経過したら、四方弁25は、図5(イ)
の位置に切り換えられる。そのような動作が繰り返され
る。
【0029】図6は、三方弁方式のシロップメータを示
す図である。三方弁26,27を図6(イ)の位置にす
ると、ピストン1Bは、三方弁26を通ってシロップ出
入口1E側から送り込まれるシロップにより押されて、
右側に移動する。その際に、シリンダ室1D内にあるシ
ロップがシロップ出入口1Fから押し出されて、三方弁
27を通って送り出される。ピストン1Bが右端まで到
達し、所定時間が経過したら、三方弁26,27は、図
6(ロ)の位置に切り換えられる。その結果、ピストン
1Bは、三方弁27を通ってシロップ出入口1F側から
送り込まれるシロップにより押されて、左側に移動す
る。その際に、シリンダ室1C内にあるシロップがシロ
ップ出入口1Eから押し出されて、三方弁26を通って
送り出される。ピストン1Bが左端まで到達し、所定時
間が経過したら、三方弁26,27は、再び図6(イ)
の位置に切り換えられ、そのような動作が繰り返され
る。
【0030】図7は、二方弁方式のシロップメータを示
す図である。二方弁28,29,30,31を図7
(イ)の状態にすると、ピストン1Bは、二方弁28を
通ってシロップ出入口1E側から送り込まれるシロップ
により押されて、右側に移動する。その際に、シリンダ
室1D内にあるシロップがシロップ出入口1Fから押し
出されて、二方弁31を通って送り出される。ピストン
1Bが右端まで到達し、所定時間が経過したら、二方弁
28,29,30,31は、図7(ロ)の状態に切り換
えられる。その結果、ピストン1Bは、二方弁29を通
ってシロップ出入口1F側から送り込まれるシロップに
より押されて、左側に移動する。その際に、シリンダ室
1C内にあるシロップがシロップ出入口1Eから押し出
されて、二方弁30を通って送り出される。ピストン1
Bが左端まで到達し、所定時間が経過したら、二方弁2
8,29,30,31は、再び図7(イ)の状態に切り
換えられ、そのような動作が繰り返される。
【0031】なお、上記実施形態では、水フローメータ
5と炭酸水フローメータ6と、フローメータを2個用い
た。しかしながら、図8に示すように、通常の水のライ
ンと炭酸水のラインとをマルチバルブ19の手前で連結
し、その連結点とマルチバルブ19との間にフローメー
タ32を設けることで、1個のフローメータを通常の水
と炭酸水とで共用することもできる。
【0032】また、上記実施形態では、定体積ポンプと
してピストン式のシロップメータを用いたが、それに限
定されない。すなわち、定体積ポンプとしては、単位動
作当たり一定量のシロップを送り出せるものであればよ
く、例えば、チューブポンプ,ギヤポンプ等を用いるこ
ともできる。その内、チューブポンプについて説明す
る。
【0033】図9は、チューブポンプの概略構成図であ
る。図9において、40はローラ、41はローラポン
プ、42はガイド、43はガイド回転軸、44はレバ
ー、45はチューブ、46はピンチソレノイド、47は
希釈水ノズル、50はカップである。
【0034】ローラ40とガイド42の間に、シロップ
容器に接続されたゴム製のチューブ45を配設してお
り、ローラ40を時計方向に回転させると、ローラポン
プ41がチューブ45をガイド42に押し付けながら移
動していき、チューブ45内のシロップを下方に押し出
していく。その際のシロップ押し出し量は、ほぼ完全に
ローラ40の回転量に比例する。チューブ45の下端か
ら排出されたシロップは、希釈水ノズル47から排出さ
れる希釈水と混合されながらカップ50の中に注入され
る。
【0035】本発明の定体積ポンプとして、このような
チューブポンプを用いる場合は、ローラ40の回転をク
ロックパルスに基づいて制御することになる。
【0036】また、図1,図8に示した実施形態では、
所定量の希釈水を液混合部へと供給する手段として、フ
ローメータで所定量を計量して供給するようにしたが、
フローメータの代わりにギヤポンプやベーンポンプを用
いてもよいし、フローレギュレータ,ニードル,フロー
ワッシャ等で水量を一定にして所定時間流すことにより
所定量の希釈水を供給するようにしてもよい。そしてま
た、図1,図8に示した実施形態では、液混合部として
マルチバルブ19を用い、図9に示した実施形態ではカ
ップ50の直上で混合する空中ミキシング方式のものを
用いたが、シロップと希釈水とをカップ内で混合する方
式のものを用いてもよい。
【0037】また、上記実施形態では、一つの飲料にシ
ロップは1種類のみの場合で説明したが、一つの飲料に
2種類のシロップ、例えば、果汁シロップと乳酸菌飲料
シロップを同時に使うこともできる。その場合は、水電
磁弁10又は炭酸水電磁弁11が開いている間、それぞ
れのシロップのシロップメータを、それぞれ調整された
周期で動作させる。そして、水フローメータ5又は炭酸
水フローメータ6の出力パルスが所定量に達したら、水
電磁弁10又は炭酸水電磁弁11を閉じるのと同時に、
両方のシロップメータの動作も停止されるようにする。
【0038】さらに、本発明を飲料ディスペンサに適用
する場合は、焼酎割りやかき氷用にシロップを販売する
際に、水電磁弁10や炭酸水電磁弁11を閉じたまま、
シロップメータ1〜4のみを所定回数動作させることに
より、シロップのみを所定量だけ販売することもでき
る。
【0039】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、次に記載するような効果を奏する。すなわ
ち、請求項1に記載の飲料供給装置は、シロップを定体
積ポンプで計量しながら液混合部へと供給するシロップ
供給ラインと、所定量の希釈水を液混合部へと供給する
希釈水供給ラインとを具え、前記液混合部でシロップと
希釈水とを混合し、飲料として供給する飲料供給装置で
あって、前記定体積ポンプが所定回数動作するまでシロ
ップを供給するようにした。その結果、粘度に関係なく
シロップの流量管理が的確にできるようになる。
【0040】また、請求項2に記載の飲料供給装置で
は、定体積ポンプとしてシリンダ内で前記ピストンが一
端から他端へ移動する毎に一定量のシロップを送り出す
方式のシロップメータを用いたので、シロップの流量管
理がより一層的確にできるようになる。
【0041】また、請求項3に記載の飲料供給装置は、
希釈水をフローメータで計量しながら液混合部へと供給
するようにしたので、希釈水の流量管理が的確にできる
ようになる。
【0042】また、請求項4に記載の飲料供給装置は、
前記希釈水供給ラインに希釈水の流量を一定にする流量
調整装置を設け、希釈水の単位時間当たりの流量に基づ
いて、前記定体積ポンプの動作周期を調整し、希釈水の
供給終了に合わせてシロップの供給が終了するようにし
た。その結果、シロップの供給終了時点を希釈水の供給
終了時点に合わせることができる。
【0043】また、請求項5に記載の飲料供給装置は、
同一のシロップについて、前記所定回数を複数種類設定
可能にしたので、氷あり,氷なし等の指定に応じて、希
釈比率を適正に調整可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の飲料供給装置の概略構成図である。
【図2】シロップメータの主要部断面図である。
【図3】本発明の飲料供給装置の制御ブロック図であ
る。
【図4】飲料供給装置の動作タイミングチャートであ
る。
【図5】四方弁方式のシロップメータを示す図である。
【図6】三方弁方式のシロップメータを示す図である。
【図7】二方弁方式のシロップメータを示す図である。
【図8】フローメータを共用にした飲料供給装置の概略
構成図である。
【図9】チューブポンプの概略構成図である。
【符号の説明】
1〜4…シロップメータ 5…水フローメータ 6…炭酸水フローメータ 7…水ポンプ 8…水入口電磁弁 9…カーボネータ給水電磁弁 10…水電磁弁 11…炭酸水電磁弁 12〜15…シロップコイル 16…水コイル 17…カーボネータ 18…炭酸水コイル 19…マルチバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 廣 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 亀山 文一郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3E047 AA01 DC02 DC04 3E082 AA03 BB01 CC04 CC10 DD01 DD05 FF05 4B017 LC09 LE10 LK04 LK11 LP15 LT02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シロップを定体積ポンプで計量しながら
    液混合部へと供給するシロップ供給ラインと、所定量の
    希釈水を液混合部へと供給する希釈水供給ラインとを具
    え、前記液混合部でシロップと希釈水とを混合し、飲料
    として供給する飲料供給装置であって、前記定体積ポン
    プが所定回数動作するまでシロップを供給することを特
    徴とする飲料供給装置。
  2. 【請求項2】 前記定体積ポンプは、両端にシロップ出
    入口を具えたシリンダとその内部で往復動をするピスト
    ンとを具え、前記シリンダ内で前記ピストンが一端から
    他端へ移動する毎に一定量のシロップを送り出す方式の
    シロップメータであり、前記ピストンが所定回数動作す
    るまでシロップを供給することを特徴とする請求項1記
    載の飲料供給装置。
  3. 【請求項3】 希釈水をフローメータで計量しながら液
    混合部へと供給することを特徴とする請求項1又は2記
    載の飲料供給装置。
  4. 【請求項4】 前記希釈水供給ラインに希釈水の流量を
    一定にする流量調整装置を設け、希釈水の単位時間当た
    りの流量に基づいて、前記定体積ポンプの動作周期を調
    整し、希釈水の供給終了に合わせてシロップの供給が終
    了するようにしたことを特徴とする請求項1,2又は3
    記載の飲料供給装置。
  5. 【請求項5】 同一のシロップについて、前記所定回数
    を複数種類設定可能にしたことを特徴とする請求項1,
    2,3又は4記載の飲料供給装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2003295817B2 (en) * 2003-05-21 2009-11-12 The Administrators Of The Tulane Educational Fund Automatic mixing and dilution methods and apparatus for online characterization of equilibrium and non-equilibrium properties of solutions containing polymers and/or colloids
JP2012144272A (ja) * 2011-01-12 2012-08-02 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 飲料供給ノズル

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