JP2001328496A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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JP2001328496A
JP2001328496A JP2000152840A JP2000152840A JP2001328496A JP 2001328496 A JP2001328496 A JP 2001328496A JP 2000152840 A JP2000152840 A JP 2000152840A JP 2000152840 A JP2000152840 A JP 2000152840A JP 2001328496 A JP2001328496 A JP 2001328496A
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contact
conductor
handle shaft
contact body
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JP2000152840A
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English (en)
Inventor
Heiji Kuki
平次 九鬼
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大きな振動に対しても接触体と導体の接触状
態を確実に保ち、導電作用の信頼性を高める。 【解決手段】 ハンドル軸1と一体に回転する接触体5
と、ボディ側に固定された導体6をハンドル軸まわりに
同心配置し、接触体5の接片7と導体6をハンドル軸1
の径方向に接触させることにより、ハンドル軸方向の振
動に対しても接触状態が確保されるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車のステアリン
グ装置に組み込まれて、ハンドル側とボデ側の電気回路
を接続する回転接続装置(所謂スリップリング)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ステアリング装置用の回転接続装
置として、実開昭58−79885号公報等に示されて
いるように、ハンドル側に接触体(接触片)、ボディ側
にリング状の導体をそれぞれ設け、接触体を導体に対し
ハンドル軸の軸方向に弾性的に接触させて導電(回転接
続)作用を行う構成のものが公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この公知の
構成によると、上記のように接触体と導体をハンドル軸
の軸方向、すなわち、ハンドル軸に最も多く作用する振
動の方向に接触させるため、振動が大きい場合に接触体
が瞬間的に導体から離れて導電作用が失われるおそれが
あり、とくに信号の瞬断等が許されない重要な回路には
信頼性の問題から使用することができなかった。
【0004】そこで本発明は、接触体と導体の接触状態
を確実に保ち、導電作用の信頼性の高い回転接続装置を
提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、自動
車の操舵用ハンドルの操作によりハンドル軸を中心とし
て相対回転する二つの部材の一方に接触体、他方に導体
をそれぞれ設け、この導体に対し上記接触体を摺接させ
て導電作用を行う回転接続装置において、上記接触体と
導体を上記ハンドル軸の径方向に接触させるように構成
したものである。
【0006】請求項2の発明は、接触体と導体を、一方
が他方間に挟み込まれる状態でハンドル軸の径方向に接
触させるように構成したものである。
【0007】請求項3の発明は、接触体と導体をハンド
ル軸の軸方向にも接触させるように構成したものであ
る。
【0008】請求項4の発明は、接触体と導体をハンド
ル軸を中心とする円周上の複数個所で接触させるように
構成したものである。
【0009】上記構成によると、接触体と導体を、ハン
ドル軸の径方向に接触させるため、ハンドル軸の軸方向
の振動に対しても接触状態が確実に保たれ、接触体と導
体による導電作用を常に確保することができる。
【0010】とくに、請求項2の構成によると、接触体
と導体を、一方が他方間に挟み込まれる状態で接触させ
るため、この点の効果が高いものとなる。
【0011】請求項3の構成によると、接触体と導体を
ハンドル軸の軸方向と径方向の双方向で接触させるた
め、あらゆる方向の振動に対して強く、多様な振動を受
ける車両のステアリング装置に組み込まれる回転接続装
置として好適なものとなる。
【0012】請求項4の構成によると、接触体と導体を
円周上の複数個所で請求項1乃至3のいずれかの状態で
接触させるため、接触状態がより確実なものとなり、導
電作用の信頼性をさらに高めることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図によって説
明する。
【0014】第1実施形態(図1〜図4参照)この回転
接続装置は、図1,2に示すように、ハンドル軸1と一
体に回転するハンドル側部材としてのロータ2と、この
ロータ2に嵌合した状態でボディ側に固定されるボディ
側部材としてのケース3とを具備している。
【0015】このロータ2とケース3の間には空間4が
形成され、この空間4に、バネ性を有する導電性金属板
にてリング状に形成された接触体5及び導体6が、ハン
ドル軸中心Oを中心とする同心円上に配置されている。
【0016】接触体5には、周方向に等間隔を置いて複
数個所(図例では90゜間隔置きの4個所)に接片7…
が設けられている。
【0017】この接片7は、図3にも示すように、導体
6の内周面に弾性的に接触し得るように接触体5の軸方
向(ハンドル軸方向)に湾曲しながら、エッジが導体6
に食い込まないように接触体5の周方向にも湾曲する形
状に形成され、この接片7…と導体6の弾性接触作用に
よって、接触体5と導体6の間、すなわち、ハンドル側
回路とボディ側回路の導電(回転接続)作用が行われ
る。
【0018】なお、接片7の他の形状として、図4に示
すように、接触体5からL字形に突出させてその突出端
部を湾曲させてもよい。
【0019】この実施形態では、一つの接触体5と導体
6を一組として、3組の接触体5及び導体6が計6つの
同心円上に配置され、3つの電気回路についてボディ側
とハンドル側の導電作用が同時に行われるようになって
いる。
【0020】8は接触体5…が取付けられた接触体基
板、9は導体6…が取付けられた導体基板である。ま
た、接触体5及び導体6は、図示しない端子を介してハ
ンドル側またはボディ側の回路配線に接続される。
【0021】このように、接触体5と導体6がハンドル
軸1の径方向に接触するため、ハンドル軸方向の振動に
対してもこれらが瞬間的にも離れるおそれがなく、接触
状態が確実に保たれる。
【0022】また、接触体5と導体6が接片7…によっ
て円周上の複数個所で接触するため、万が一、一部で接
触体5と導体6の接触が断たれても、他の部分では接触
状態が保たれ、導電作用の信頼性が高いものとなる。
【0023】第2実施形態(図5〜図7参照)以下の実
施形態では第1実施形態との相違点のみを説明する。
【0024】第2実施形態では、接触体基板8の周方向
複数個所に、相対向する一対の接片10,10を有する
接触体11が取付けられ、各接触体11の接片10,1
0間に導体6が挟み込まれる状態で接触体11と導体6
がハンドル軸径方向に接触して導電作用が行われるよう
に構成されている。
【0025】この構成によると、ハンドル軸方向の振動
はもちろん、ハンドル軸1の径方向の振動に対しても接
触体11と導体6の接触状態が確実に保たれ、導電作用
の信頼性がより高いものとなる。
【0026】なお、接片10,10は、図6に示すよう
に導体6を挟み込む接点部分が半円形に湾曲した形状
(あるいは図7に示すように接点部分が内向きに半球状
に膨出する形状でもよい)に形成されている。
【0027】第3実施形態(図8,9参照)上記第1及
び第2両実施形態のように接触体5,11と導体6をハ
ンドル軸1の径方向に接触させることによって、車両に
おいて最も多いハンドル軸方向の振動に対して確実な接
触状態を保つことができるが、第3実施形態では、さら
に接触体と導体6をハンドル軸方向にも接触させる構成
をとっている。
【0028】すなわち、リング状の接触体5の周方向複
数個所において、導体6の内周面に対してハンドル軸1
の径方向に接触する第1接片12と、導体6の先端にハ
ンドル軸方向に接触する第2接片13が設けられ、この
両接片12,13によって接触体5と導体6との間の導
電作用が行われる。
【0029】こうすれば、ハンドル軸方向の振動に対し
ては第1接片12によって、ハンドル軸1の径方向の振
動に対しては第2接片13によってそれぞれ導体6との
接触状態が確保されるため、導電作用がより確実に行わ
れる。
【0030】なお、第2実施形態の接触体11と同様
に、両接片12,13を備えた接触体を独立して形成
し、これを接触体基板7の周方向複数個所に取付けても
よい。
【0031】第4実施形態(図10,11参照)第4実
施形態においては、第2、第3両実施形態を組み合わせ
た実施形態として、第2実施形態の、導体6をハンドル
軸径方向に挟み込む一対の接片(第1接片)10,10
を備えた接触体11に、導体先端に接触する第2接片1
4を付加し、これら各接片10,10,11によって接
触体11と導体6をハンドル軸1の径方向及び軸方向の
双方に接触させる構成をとっている。
【0032】この構成によると、車両のあらゆる方向及
び規模の振動に対しても接触不良が生じるおそれのない
最も確実な接触状態を得ることができる。
【0033】その他の実施形態 (1)上記実施形態では、多回路を対象として接触体
5,11と導体6を内外複数組設けたが、接続される回
路が一つの場合はこの接触体5,11と導体6は一組だ
け設ければよい。
【0034】(2)上記実施形態では、接触体5,11
と導体6が安定してかつより確実に接触するようにこれ
らを周方向複数個所で接触させる構成をとったが、これ
らを周方向一個所のみで接触させるようにしてもよい。
【0035】(3)図5〜図7に示す第2実施形態、及
び図10,11に示す第4実施形態においては接触体1
1の一対の接片10,10間に導体6を挟み込む構成を
とったが、逆に、一対の導体間に接触体(接片)を挟み
込む構成をとってもよい。
【0036】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、接触
体と導体を、ハンドル軸の径方向に接触させる構成とし
たから、ハンドル軸の軸方向の振動に対しても接触状態
が確実に保たれ、接触体と導体による導電作用を常に確
保することができる。
【0037】これにより、回転接続装置としての信頼性
を高め、信号の瞬断等が許されない重要な回路に対して
も十分使用することが可能となる。
【0038】とくに、請求項2の発明によると、接触体
と導体を、一方が他方間に挟み込まれる状態で接触させ
るため、信頼性がより高いものとなる。
【0039】請求項3の発明によると、接触体と導体を
ハンドル軸の軸方向と径方向の双方向で接触させるた
め、あらゆる方向の振動に対して強く、多様な振動を受
ける車両のステアリング装置に組み込まれる回転接続装
置として好適なものとなる。
【0040】請求項4の発明によると、接触体と導体を
円周上の複数個所で請求項1乃至3のいずれかの状態で
接触させるため、接触状態がより確実なものとなり、導
電作用の信頼性をさらに高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる回転接続装置の
概略断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同装置における接触体の部分斜視図である。
【図4】接触体の他の形状例を示す図3相当図である。
【図5】本発明の第2実施形態にかかる回転接続装置の
半部断面図である。
【図6】同装置における接触体の斜視図である。
【図7】接触体の他の形状例を示す断面図である。
【図8】本発明の第3実施形態にかかる回転接続装置の
半部断面図である。
【図9】同装置における接触体の部分斜視図である。
【図10】本発明の第4実施形態にかかる回転接続装置
の半部断面図である。
【図11】同装置における接触体の斜視図である。
【符号の説明】
1 ハンドル軸(中心軸) 2 ロータ(ハンドル側部材) 3 ケース(ボディ側部材) 5,11 接触体 7,10,12 導体に対しハンドル軸の径方向に接触
する接片 13,14 導体に対しハンドル軸方向に接触する接点 6 リング状導体
フロントページの続き (72)発明者 九鬼 平次 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D030 DB23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の操舵用ハンドルの操作によりハ
    ンドル軸を中心として相対回転する二つの部材の一方に
    接触体、他方に導体をそれぞれ設け、この導体に対し上
    記接触体を摺接させて導電作用を行う回転接続装置にお
    いて、上記接触体と導体を上記ハンドル軸の径方向に接
    触させるように構成したことを特徴とする回転接続装
    置。
  2. 【請求項2】 接触体と導体を、一方が他方間に挟み込
    まれる状態でハンドル軸の径方向に接触させるように構
    成したことを特徴とする請求項1記載の回転接続装置。
  3. 【請求項3】 接触体と導体をハンドル軸の軸方向にも
    接触させるように構成したことを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の回転接続装置。
  4. 【請求項4】 接触体と導体をハンドル軸を中心とする
    円周上の複数個所で接触させるように構成したことを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の回転接続装
    置。
JP2000152840A 2000-05-24 2000-05-24 回転接続装置 Withdrawn JP2001328496A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015102487A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日立工機株式会社 レーザ墨出し器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015102487A (ja) * 2013-11-27 2015-06-04 日立工機株式会社 レーザ墨出し器

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Date Code Title Description
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Effective date: 20070807