JP2001327874A - 試験管ホルダ - Google Patents

試験管ホルダ

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JP2001327874A
JP2001327874A JP2000153106A JP2000153106A JP2001327874A JP 2001327874 A JP2001327874 A JP 2001327874A JP 2000153106 A JP2000153106 A JP 2000153106A JP 2000153106 A JP2000153106 A JP 2000153106A JP 2001327874 A JP2001327874 A JP 2001327874A
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Japan
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plate part
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JP2000153106A
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English (en)
Inventor
Kiyonori Sawai
聖典 澤井
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Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保持した試験管内の様子を視認し易く、しか
も不使用時の保管が容易な簡易な構成の試験管ホルダを
提供する。 【解決手段】 底板部1と、この底板部に対して所定の
高さ位置に平行に設けられる天板部2と、上記底板部と
天板部との間を斜めに横切って該底板部と天板部とを連
結した斜板部3とを備えて断面略Z字形状を有してな
り、鉛直方向に軸心を揃えて前記天板部と斜板部とにそ
れぞれ穿いた試験管保持孔6,7を備える。また前記底
板部の上に、試験管保持孔に挿通された試験管の底部を
保持する窪み(底受け部)9を備えた保持部材8を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試料の分注や振と
う処理等に供される試験管を保持するに好適な試験管ホ
ルダに関する。
【0002】
【関連する背景技術】血液等の試料の成分分析は、試料
および溶媒を共栓付試験管に分注し、振とう処理等の前
処理を施した後に実施される。ちなみに上記振とう処理
は、該共栓付き試験管をその軸線方向に振動させること
で、試料成分の溶媒中への抽出を促進させる処理からな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような振とう処理
を、試験管1本ずつ行うことは多大な労力と手間が掛か
る。そこで複数本の共栓付試験管を試験管ホルダに立
て、試験管ホルダごと一括して振とう機に装着して振と
う処理することが試みられている。しかしながらこの種
の用途に用いられる従来の試験管ホルダは、一般的に長
方形をなす箱形形状の堅牢な構造を有しており、保持し
た試験管に分注されている試料の様子が視認し難いと言
う問題を有している。しかも試験管ホルダを使用してい
ないとき、その保管が嵩張ると言う問題がある。
【0004】本発明このような事情を考慮してなされた
もので、その目的は、保持した試験管内の様子を視認し
易く、しかも不使用時の保管が容易な簡易な構成の試験
管ホルダを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る試験管ホルダは、底板部と、この底板
部に対して所定の高さ位置に平行に設けられる天板部
と、上記底板部と天板部との間を斜めに横切って該底板
部と天板部とを連結した斜板部とを備えて断面略Z字形
状を有してなり、鉛直方向に軸心を揃えて前記天板部と
斜板部とにそれぞれ穿いた試験管保持孔と、前記底板部
に設けられて前記試験管保持孔に挿通された試験管の底
部を保持する底受け部とを備えることを特徴としてい
る。
【0006】尚、この底受け部は、前記底板部に着脱自
在に設けられる保持部材に形成された窪み等であっても
良い。また好ましくは請求項2に記載するように、所定
の板体を略Z字状に折曲して前記底板部、天板部、およ
び斜板部をそれぞれ形成することを特徴としている。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る試験管ホルダについて説明する。図1は
この実施形態に係る試験管ホルダの概略構成を示す斜視
図であり、図2は該試験管ホルダの使用形態を示す図で
ある。この試験管ホルダは、例えば10本の共栓付試験
管Tの保持に用いられるものであって、概略的には底板
部1と、この底板部1に対して所定の高さ位置に平行に
設けられる天板部2と、上記底板部1と天板部2との間
を斜めに横切って該底板部1と天板部2とを連結した斜
板部3とを備えて断面略Z字形状を有している。これら
の底板部1、天板部2、および斜板部3は、例えば厚さ
2mmのアルミ板を折曲することで形成される。
【0008】より具体的には斜板部3は、長方形状をな
す天板部2の長手方向の一縁部を下方に90°折り曲げ
た上壁部4の下端側を、更に略60°の角度で内側に折
り曲げて形成される。そしてこの斜板部3の、前記天板
部2における長手方向の他側縁部の直下に位置する部位
を下側に、つまり逆向きに略60°の角度折り曲げるこ
とで下壁部5を形成し、更にこの下壁部5の下端側を前
記斜板部3の下方に位置付けるように内側に90°折り
曲げて底板部1を形成した構造を有する。このように斜
板部3を中心として、上壁部4および下壁部5をそれぞ
れ介して天板部2および底板部1をそれぞれ逆向きに折
り曲げ形成することで、底板部1および天板部2が所定
の距離(高さ)を隔てて平行に対峙した断面略Z字形状
をなすホルダ本体Hが形成される。
【0009】しかして前記天板部2および斜板部3に
は、その軸心を鉛直方向に揃えて試験管保持孔6,7が
それぞれ設けられている。これらの試験管保持孔6,7
は、天板部2の長手方向に沿って、例えば2列に亘って
5個ずつ設けられた円形孔からなり、図2(a)に示すよ
うに天板部2の上方から差し込まれる共栓付試験管Tを
鉛直に保持する役割を担う。また試験管保持孔6,7に
挿通させて試験管ホルダにセットされる共栓付試験管T
は、その管底部を底板部1の上面に当接させることでそ
の挿入深さが規定され、下方への抜け落ちが防止され
る。即ち、ホルダ本体Hをテーブル等に載置する為の基
底部をなす底板部1は、共栓付試験管Tをその上面に保
持する役割をも担っている。
【0010】尚、図に示すように底板部1の上面に、例
えば合成樹脂製の、或いは弾性部材からなる保持部材8
を装着しておき、前記試験管保持孔6,7と軸心を揃え
て上記保持部材8の表面に穿いた窪み9からなる底受け
部により共栓付試験管Tの管底部を受け止めるようにし
ても良い。またこの保持部材8を取り外し可能に装着す
るようにしても良く、また保持部材8の厚みを変えるこ
とにより、種々の長さの共栓付試験管Tに対応可能な構
造とすることも可能である。
【0011】かくしてこのように構成された試験管ホル
ダによれば、従来の箱形のものと異なって該ホルダの側
面のみならず、斜板部3により区画された上部側および
下部側が、その前面および後面にそれぞれ開放されてい
るので、該ホルダに保持された共栓付試験管Tの様子、
つまり共栓付試験管Tに分注されている試料や溶媒等の
様子を容易に視認することができる。しかも試験管ホル
ダに保持した共栓付試験管Tを振とう処理に供するまで
待機させておく間、該共栓付試験管Tに冷風を当てて試
料の活性を保持するに際しても、上述した如く試験管ホ
ルダの側面や、その前後面が開放されているので、冷風
を当て易い等の利点がある。
【0012】また上述した構造であれば、その不使用時
には図2(b)に示すように、斜板部3により区画形成さ
れたテーパー形状をなす凹部を利用して複数の試験管ホ
ルダを順次重ね合わせることができるので、その保管に
要する空間を少なくすることができ、更にはその移送の
容易化を図ることができる。この際、前述した保持部材
8を取り外してホルダ本体Hだけを重ね合わせるように
すれば、その保管容積を更に少なくすることが可能とな
る。更にはこの試験管ホルダは、前述したように所定の
板材を折り曲げることによって形成される簡易な構造で
あり、安価に製作することができる等の利点もある。
【0013】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば各板部1,2,3,4,5やその境
界をなす折り曲げ部に、プレス等によって適当なリブを
形成すれば、その板面強度や折り曲げ部の強度を高める
ことができ、変形のない堅牢な構造を容易に実現するこ
とができる。従ってこの試験管ホルダをそのまま振とう
機に装着して共栓付試験管Tを振とう処理する場合であ
っも、共栓付試験管を安定に保持するに十分な機械的強
度を確保することができる。また前述した保持部材8を
併用する場合には、例えば底板部1にも試験管保持孔を
設けておき、ホルダ体Hを上下逆向きにした場合でも、
底板部1と天板部2とを逆に機能させて試験管Tを保持
し得るようにしても良い。この場合、ホルダ体Hを斜板
部3を中心として上下対照な構造としておくことも有用
である。
【0014】またここでは所定の板材を折り曲げること
によりホルダ体Hを実現したが、断面Z字形状を有する
鋼材を、長手方向に所定長ずつ切り出してホルダ体Hと
することも可能である。また斜板部3の傾斜角度や天板
部2の高さについては、試験管Tの仕様に応じて定めれ
ばよいものである。更にはホルダ体Hに設ける試験管保
持孔6,7の数は、保持すべき試験管Tの本数に応じて
定めればよいものであり、必ずしも2列に亘って設ける
必要もない。その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲で種々変形して実視することができる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、保
持した試験管の様子を容易に視認することができ、また
試験管に冷風を当てることも容易な簡易な構成の試験管
ホルダを実現することができる。また不使用時には、そ
の凹部を利用して複数の試験管ホルダを重ね合わせるこ
とでコンパクトに保管することができる等の実用上多大
なる効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る試験管ホルダの概略
構成を示す斜視図。
【図2】図1に示す試験管ホルダの使用形態と、不使用
時の保管形態を示す図。
【符号の説明】
1 底板部 2 天板部 3 斜板部 4 上壁部 5 下壁部 6 試験管保持孔(天板部) 7 試験管保持孔(斜板部) 8 保持部材 9 窪み(底受け部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底板部およびこの底板部に対して所定の
    高さ位置に平行に設けられる天板部と、上記底板部と天
    板部との間を斜めに横切って該底板部と天板部とを連結
    した斜板部とを備えて断面略Z字形状を有し、 鉛直方向に軸心を揃えて前記天板部と斜板部とにそれぞ
    れ穿たれた試験管保持孔と、前記底板部に設けられて前
    記試験管保持孔に挿通された試験管の底部を保持する底
    受け部とを備えてなることを特徴とする試験管ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記底板部、天板部、および斜板部は、
    所定の板体を略Z字状に折曲して形成されるものである
    請求項1に記載の試験管ホルダ。
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