JP2001327056A - ケーブル終端部 - Google Patents

ケーブル終端部

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JP2001327056A
JP2001327056A JP2000139942A JP2000139942A JP2001327056A JP 2001327056 A JP2001327056 A JP 2001327056A JP 2000139942 A JP2000139942 A JP 2000139942A JP 2000139942 A JP2000139942 A JP 2000139942A JP 2001327056 A JP2001327056 A JP 2001327056A
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JP
Japan
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cable
conductor
insulator tube
contact portion
annular
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Application number
JP2000139942A
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English (en)
Inventor
Yasuro Yamaguchi
泰朗 山口
Yasuhiro Yamashita
泰浩 山下
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Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度上昇によるプレモールドストレスコーン
とケーブル絶縁体との間に空隙が生じるのを防ぎ、絶縁
性能の低下を防ぐことができるケーブル終端部を提供す
る。 【解決手段】 ケーブル端末を収容するがい管2と、前
記ケーブル端末の導体先端部3を接続する導体接続部
と、がい管2の上端で前記導体接続部をがい管に固定す
る固定金具27を備え、前記導体接続部は、環状に配置
された複数のフィンガ状の接触子25からなる環状接触
部を有し、前記導体先端部3に取り付けられたケーブル
導体接触部材29は前記環状接触部に挿入されて、摺動
可能に前記環状接触部に接触している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケーブル終端部に
関し、特にケーブル端末の温度変化による伸縮量を吸収
する機能を有するケーブル終端部に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、架橋ポリエチレン絶縁ビニールシ
ースケーブル(CVケーブル)のケーブル終端部として
は、例えば図2に示すような構造のものが知られてい
る。このケーブル終端部では、ケーブル端末1はがい管
2で被われ、ケーブル端末1の導体先端部3はがい管2
の頂部から突出させた導体引出し棒4の下端部に接続さ
れている。また、ケーブル端末1の露出したケーブル絶
縁体5上には紡錘状のプレモールドストレスコーン6が
挿嵌されており、このプレモールドストレスコーン6の
後方テーパ面には、押し金具7が当接されている。そし
て、押し金具7の後方(プレモールドストレスコーン6
とは反対側)には押圧装置(図示されず)が配設されて
おり、押し金具7を介してプレモールドストレスコーン
6がケーブル絶縁体5をケーブルの軸方向に押圧してい
る。なお、図中、8は封入された窒素ガス、9は上部覆
い、10はエポキシ座、11は底板、12は絶縁油であ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のケーブル終端部
においては、ケーブル導体の導体先端部3には導体引出
し棒4が接続されており、該導体引出し棒4はがい管2
の頂部に固定されている。したがって、温度上昇により
がい管2の中のケーブル端末1が熱膨張の差により相対
的に伸びると、この伸び量はこの部分のケーブル端末1
がたわむことにより吸収される。しかしながら、このよ
うにケーブル端末1がたわむと、図2に示されているよ
うに、プレモールドストレスコーン6とケーブル絶縁体
5が離間し、プレモールドストレスコーン6とケーブル
絶縁体5との間に空隙13が生じる恐れがあった。そし
て、このような空隙が生じると、この部分の絶縁性能が
著しく低下し、絶縁破壊に至るという問題があった。
【0004】上述した問題に鑑み、以下のようなケーブ
ル終端部が開示されている(実開平5−39130号公
報参照)。即ち、図3に示すように、がい管2の頂部に
おいて、導体引出し棒4の上部が導体固定金具14に、
気密に一体的に固定されており、一方、導体引出し棒4
の下部には、継手30が接続されている。継手30は、
上側の大径部31が導体引出し棒4に接続されでおり、
下側の小径部32がケーブル端末に接続されている。そ
して、小径部32は大径部31にはまり、矢印35方向
にスライド可能とされる。この小径部32の外周には2
本のバンド33がかぶされている。このバンド33の外
周面には多数の舟底状の凸起34が形成されている。こ
の凸起34は、小径部32と大径部31の内面との間で
一定の弾力をもって両者に押しつけられる。このバンド
33により、小径部32と大径部31との間の機械的な
連結と、電気的な接続が確保される。上述のような構成
であれば、継手30によって、がい管2中の導体引出し
棒4とケーブル端末の熱伸縮が吸収される。しかしなが
ら、上述のケーブル終端部はがい管2内に長尺の導体引
出し棒4を装着しなければならず、そのため構造が複雑
であり、またがい管2内の中間部で導体相互の接続作業
を行うため、作業が煩雑になるという問題があった。本
発明は、上述した問題に鑑み、温度上昇による絶縁性能
の低下を防ぐことができるケーブル終端部を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケーブル端末
を収容するがい管と、前記ケーブル端末の導体先端部を
接続する導体接続部と、がい管の上端で前記導体接続部
をがい管に固定する固定金具を備え、前記導体接続部
は、環状に配置された複数のフィンガ状の接触子からな
る環状接触部を有し、前記導体先端部は前記環状接触部
に挿入されて、摺動可能に前記環状接触部に接触してい
ることを特徴とするケーブル終端部である。
【0006】上述のように本発明において、導体接続部
はがい管上端に固定金具で固定され、ケーブル端末の導
体先端部は、前記導体接続部の環状に配置された複数の
フィンガ状の接触子からなる環状接触部に挿入されて、
摺動可能に前記環状接触部に接触している。そのため、
温度が上昇してがい管内のケーブル端末が相対的に伸び
ると、ケーブル導体の導体先端部は環状接触部内に摺動
して伸びるので、ケーブル端末の伸び量は吸収されて、
ケーブル端末がたわむことはない。したがって、温度上
昇により、プレモールドストレスコーンとケーブル絶縁
体との間に空隙が生じることがないので、絶縁性能が低
下することはない。本発明においては、導体接続部の環
状接触部が環状に配置された複数のフィンガ状の接触子
で構成されており、がい管内には導体引出し部材を設け
る必要がないので、構造が簡単になる。また、施工時に
は、がい管の上方で環状接触部内にケーブル端末の導体
先端部を挿入するだけでよいので、施工も簡単になる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1(a)は、本発明にか
かるケーブル終端部の上部を示す要部縦断面図であり、
図1(b)は図1(a)のA−A断面図である。本実施
形態の図1(a)に示された以外の部分は、図2に示さ
れた従来例と同様である。
【0008】本実施形態において、ケーブル端末に接続
するがい管2側の導体接続部は、金属製の上板21、上
板21の下面に設けられた円筒部22、前記円筒部22
の内側に設けられたもう一つの円筒部23、円筒部22
の下端を塞ぐように設けられた中心に貫通穴24aを有
する円板24、円筒部23内に環状に配置された複数の
フィンガ状の接触子25からなる。9は上部覆いであ
る。
【0009】上記上板21は、上面に導体引出し部材2
6が取り付けられ、がい管2の上端に設けられたフラン
ジからなる固定金具27に固定されている。また、上記
接触子25は両端に鉤状部25a、25bを有し、一端
の鉤状部25a(上側)は上板21に設けられたリング
状の係止突起21aに係止され、他端(下側)の鉤状部
25bは円筒部23下端の内側に張り出した張出部23
aで支持されている。そして、複数の接触子25が、円
筒部23内面との間に配設された弓形のバネ28で円筒
部23の中心方向に押圧されて、図1(b)に示すよう
に、円筒部23内に環状に配置されている。
【0010】本実施形態において、ケーブル端末の導体
先端部3には、有底円筒状のケーブル導体接触部材29
が取り付けられている。このケーブル導体接触部材29
は表面が平滑で、銀メッキが施されており、接触抵抗が
小さくなっている。
【0011】そして、ケーブル導体接触部材29は円板
24の穴24aを通って、環状に配置された接触子25
が形成する環状体の中に挿入されている。また、導体先
端部3は円板24の穴24aを貫通している。ここで、
環状に配置された接触子25の下側の鉤状部25bの形
成する環状体の内径は、予めケーブル導体接触部材29
の外径よりも若干小さくなるように設定されている。そ
して、接触子25の鉤状部25bは挿入されたケーブル
導体接触部材29にバネ28で押圧され、電気的に良好
に接触している。また、円板25の穴24aは導体先端
部3外径よりも若干大きくなるよう予め設定され、穴2
4aの壁面に嵌め込まれたOリング30で導体先端部3
を気密に保持している。
【0012】本実施形態において、ケーブル端末が温度
上昇により相対的に伸びると、導体先端部3は円板24
の穴24aのOリング30内を上方に摺動し、ケーブル
導体接触部材29は接触子25と摺動して上方に伸び
る。したがって、ケーブル端末が伸びても、その伸び量
は摺動により吸収され、図2に示すように、ケーブル端
末がたわんで、プレモールドストレスコーンとケーブル
絶縁体との間に空隙が生じることがないので、ケーブル
終端部における絶縁性能の低下を防ぐことができる。
【0013】また、本実施形態において、接触子25と
ケーブル導体接触部材29の接触部分は円筒部22と円
板24で囲まれているので、接触子25とケーブル導体
接触部材29の摺動により生じた異物ががい管内に落下
するのを防止することができる。また、導体引出し部材
26は上板21の上面側にのみ設けられ、がい管2内に
は設けられていないため、構造が比較的簡単である。さ
らに、がい管2側の導体接続部を固定金具27に固定し
て製造すると、ケーブル終端部の施工時には、固定金具
27をがい管2に取り付け、導体先端部3を接触子25
からなる環状接触部内に挿入するだけでよく、施工が簡
単になる。
【0014】なお、上記実施形態では、導体先端部3が
挿入される環状接触部は、環状に配置されたフィンガ状
の接触子25から構成されているが、環状接触部の構造
は上記実施形態に限定されることはない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、温
度上昇によりプレモールドストレスコーンとケーブル絶
縁体との間に空隙が生じることがないので、温度上昇に
よる絶縁性能の低下を防ぐことができるという優れた効
果があり、また、構造が比較的簡単で、施工も比較的容
易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明にかかるケーブル終端部の上
部を示す要部縦断面図であり、(b)は図1(a)のA
−A断面図である。
【図2】従来のケーブル終端部の説明図である。
【図3】従来の他のケーブル終端部の説明図である。
【符号の説明】
2 がい管 9 上部覆い 21 上板 21a 係止突起 22、23 円筒部 23a 張出部 24 円板 24a 貫通穴 25 接触子 25a、25b鉤状部 26 導体引出し部材 27 固定金具 28 バネ 29 ケーブル導体接触部材 30 Oリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーブル端末を収容するがい管と、前記
    ケーブル端末の導体先端部を接続する導体接続部と、が
    い管の上端で前記導体接続部をがい管に固定する固定金
    具を備え、前記導体接続部は、環状に配置された複数の
    フィンガ状の接触子からなる環状接触部を有し、前記導
    体先端部は前記環状接触部に挿入されて、摺動可能に前
    記環状接触部に接触していることを特徴とするケーブル
    終端部。
JP2000139942A 2000-05-12 2000-05-12 ケーブル終端部 Pending JP2001327056A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034087A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Nexans 端子部
JP2018038234A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 住友電気工業株式会社 電力ケーブルの終端接続部、及び電力ケーブル線路

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034087A (ja) * 2004-07-16 2006-02-02 Nexans 端子部
JP2018038234A (ja) * 2016-09-02 2018-03-08 住友電気工業株式会社 電力ケーブルの終端接続部、及び電力ケーブル線路

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