JP2001327019A - ベルマウス板体、ベルマウス板体後付け型ハンドホール及びその製造方法 - Google Patents

ベルマウス板体、ベルマウス板体後付け型ハンドホール及びその製造方法

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JP2001327019A
JP2001327019A JP2001077544A JP2001077544A JP2001327019A JP 2001327019 A JP2001327019 A JP 2001327019A JP 2001077544 A JP2001077544 A JP 2001077544A JP 2001077544 A JP2001077544 A JP 2001077544A JP 2001327019 A JP2001327019 A JP 2001327019A
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handhole
bellmouth
opening
rectangular
plate
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Toshikazu Shudo
敏和 首藤
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TSURUSAKI FUME KK
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  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルマウスの取り付け、及び取り付け数の変
更がが容易で、取り付けに熟練を必要とせず、コスト低
減が可能なハンドホールを提供すること。 【解決手段】 所定の数だけベルマウス5を埋め込んだ
ベルマウス板体51を予め形成し、上記ベルマウス板体
をはめ込むことができる開口部62を、ハンドホールブ
ロック63の側壁に形成し、製造工場又は工事現場にお
いて、上記ハンドホールブロックの側壁に形成された開
口部に上記ベルマウス板体をはめ込んだ後で上記ハンド
ホールブロックの開口部とその開口部にはめ込まれた上
記ベルマウス板体との間の隙間64を充填材料で充填し
て、所望個数又は所望配置のベルマウスを備えたハンド
ホールを完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地下(例えば道路
下)に、ケーブル(例えば、光ファイバー等の通信線、
電力配電線等の電線)又は、配管類(例えば、液体、又
は気体の給送用配管の類)を管路に収容した状態で埋設
する際に、例えば、それらの屈曲点、分岐点、接続点、
又は延長点に配置される、ハンドホールに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】一般に、上記のケーブルや配管類を地下
に埋設する際には、一旦、保護管に通し、その保護管
を、例えば鉄筋コンクリート製の管路(側溝、トラフ、
蓋付きのU字管等がこれに該当する)に納められるのが
普通である。上記の管路は、建設省発注工事において
は、「情報ボックス」と呼ばれることがあるが、以下の
説明では、情報伝達ケーブル用のボックスに限定しない
趣旨で、これらを「管路」なる用語で代表させることに
する。
【0003】ともあれ上記のケーブルや配管類の屈曲
点、分岐点、接続点、又は延長点等において、管路及び
保護管もまた、同様に屈曲、分岐、接続、又は延長する
のに適した形状、配置に選定されなければならない。そ
こで、それらの部分は、一般に、上蓋例えば鉄蓋を取り
付けうる上部口を有する、例えば鉄筋コンクリート製の
六面体であるハンドホールが配置され、そのハンドホー
ルを介して一連の管路が相互連結される。
【0004】六面体であるハンドホールが有する4つの
側面の内の、少なくとも一つの側面と、管路の一端とが
連結されるが、ケーブル類が挿入され、更に管路内に納
められる保護管もまた、ハンドホールの側面に配置され
た、ベルマウスと呼ばれるラッパ状接続部品に連結され
なければならない。そこで、保護管と、ハンドホールと
の連結接続部に用いる、ベルマウスと呼ばれるラッパ状
接続部品は、ハンドホールにとつて必須の構成部品であ
るから、それを、効率的にハンドホールに取り付けるた
めに様々な工夫がなされてきた。
【0005】ここで、管路は,本発明のハンドホール自
体の主要な構成要素ではないが関連性を有するので、そ
の構造の一つの従来例を、光ファイバーケーブル用管路
の例で示すと、下記のとおりである。 (1)光ファイバーケーブルを収納するものは、鉄筋コ
ンクリート製の管路等が主流である。 (2)管路の大きさは様々であるが、内幅×内深さが2
50mm×250mmで、一本の長さが2,000mmのもの
が主流である。これを複数本集めて、長さ方向に連結し
て使用する。 (3)光ファイバーケーブルそのものを、裸のままで管
路内に収納すると、水害・ねずみの害・劣化などにより
破損する恐れがあるので、保安面と安全面から、まず直
径50mmの塩化ビニル管(略称VU50)等の保護管を
管路内に納めておき、特殊な器具を用いてその保護管内
に、光ファイバーケーブルを挿通する。 (4)1つの管路内に収容する保護管(塩化ビニル管)
の総本数は、例えば、6本、9本又は12本であるが、
地域又は用途によって異なる。
【0006】ハンドホールとは、図1に示すとおりのも
のである。 (1)通常は、鉄製の上蓋2が付いた上部口を有する1
つの上壁と、1つの底壁と、4つの側壁とを有する六面
体の形状を取る。しかし、形枠取り外しのため、上ブロ
ック1aと、下ブロック1bとに分けて製造され、上下
に重ねて連結することにより、ハンドホール1が完成さ
せるのが普通であるが、最初から一体的に形成しても良
いこともちろんである。 (2)その内部で光ファイバーケーブルの引込み作業・
接続作業・分岐作業を行うために必要な構造物である。 (3)ハンドホール1は、いわゆるマンホールと同類の
ものであるが、作業員が中に入って底壁上に立ち、手を
伸ばして所望の作業をなし得る程度の大きさ、深さを有
する物を指す。その一例を内寸で示すと、縦×横×深さ
が、1,200mm×1,000mm×1,200mmであ
る。因みに、その外寸の縦×横×高さは、1,440mm
×1,240mm×1,510mmである。 (4)管路の曲がり部・管路の構造が変化する箇所・工
事の起点、終点、接続点、及び延長点等に配置する。 (5)また、上記の箇所以外でも管路が直線で続く場合
は、250m間隔で1箇所設置するようになっている。
【0007】管路とハンドホールの連結、接続は下記の
とおりに行われる。 (1)工事現場にハンドホール1を据え付ける。 (2)ハンドホールの側壁に管路の内空断面より少し大
き目の、方形又は長方形の穴を開口する。 (3)連結すべき管路をハンドホールブロックの側壁に
密着するように設置して、相互に接着する。 (4)以後、所定の本数だけ管路を据え付ける。 (5)管路の内部に、保護管として塩化ビニル管を配置
し、管と管とを接続する。 (6)ハンドホールブロックの壁内だけは、直接塩化ビ
ニル管を埋め込まずに、ラッパ状に開いた一端を有する
ベルマウス5を埋め込み、その他端に塩化ビニル管を連
結、接続する。 (7)このラッパ状の先端がハンドホールの内面と同じ
位置になるように、取り付ける。
【0008】ベルマウス5は、図5(c)−(e)に示
すとおり、例えば保護管として用いる塩化ビニル管と同
じ材質で作られ(これに限定されない)、片方5aが塩
化ビニル管に接続でき、他方5bは先端が滑らかにラッ
パ状に広がった、中空の管状構造のものである。その大
きさの一例を示すと、保護管と接続される側5aの外径
が69Ф、ラッパ状に開いた側5bの外径が72Ф、長
さは110mmである。ラッパ状に広がった構造の役割
は、ハンドホールブロックの内部において光ファイバー
ケーブルの引き込み作業や接続作業を行う時に、光ファ
イバーケーブルが塩化ビニル管の切り口で傷が付くのを
防ぐためと、光ファイバーケーブルが急激に折れ曲がる
のを防ぐためである。
【0009】従来技術の実施態様を取りまとめて示す
と、図2−図4に示す3種類に分類される。 (1)図2:ハンドホールブロックの型枠20を用意
し、その内側の所定位置に複数個のベルマウス5を個別
的に取り付けておいて、コンクリートを投入し、コンク
リートが硬化した後に、型枠から取出すことにより、ハ
ンドホールを完成させる(ベルマウス一体型ハンドホー
ル)。
【0010】(2)図3:管路を接続すべき予定位置の
ハンドホール側壁に対して、管路の内空断面より少し広
い長方形の範囲30の鉄筋を予め取り除くようにしてお
き、さらにこの範囲30は壁の厚さを本来の1/4程度
に薄くしておく。これにより、工事現場でハンマー等で
たたいて壁を打ち抜けるようにしておく。打ち抜き後
に、ベルマウスを所定の数量だけ、所定の位置関係で設
置し、余分な隙間31をセメント、モルタル等で充填し
固定することにより、ハンドホールを完成させる。(半
加工型ハンドホール)。
【0011】(3)図4何も加工していない(側壁に開
口のない)ハンドホールブロックを用意する。そして製
造工場又は工事現場において、コアカッター(コンクリ
ートに円形の穴を開ける機械)でベルマウスの外径より
も少し大きい穴41を所定の数だけ開口し、その穴に複
数個のベルマウス5を個別的に取り付け、余分な隙間4
2をセメントモルタル等で充填し固定する(後加工型汎
用ハンドホール)。
【0012】ここで、ベルマウスの数は、1つの側壁即
ち1つの板体あたり、通常6個、9個あるいは12個で
あり、地域又は用途によって異なる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】従来技術によるハンド
ホールの問題点をまとめると次の3種類に集約される。 (1)図2:ハンドホールの型枠の内側にベルマウスを
取り付けておき、コンクリートを投入する方法は、出来
上がった製品は外観及び形状ともに問題ないが、型枠の
構造が複雑になり型枠費用の高騰をまねき、その結果製
品価格が上がることになり、又ベルマウスの数が変更さ
れると緊急な対応が困難となる。
【0014】(2)図3:あらかじめ壁の一部を薄くし
ておき、工事現場で打ち抜いて取り付ける方法において
は、型枠は安価になり、又ベルマウスの数がある程度変
更されても対応できる自由があるが、ベルマウスの固定
に正確さを必要とし、隙間にセメントモルタル等を充填
する作業に時間と熟練を必要とする。
【0015】(3)図4:何も加工していないハンドホ
ールを製造工場又は施行現場において、コアカッターで
穴を開ける方法は、型枠は安価になり任意の位置に任意
の数のベルマウスを取り付けることができるが、コアカ
ッターの費用が莫大になり、又隙間にセメントモルタル
等を充填する作業に熟練者を必要とする。セメントモル
タル等の充填作業が悪いとベルマウスが外れたり、この
部分から地中の水が浸入し、ハンドホールの中が水浸し
になる危険が伴う。
【0016】
【課題を解決するための手段】以上の問題点を解決する
ために本発明が提案する手段を下記に示す。 (1)図5(a)−(e):ハンドホール側壁と同じ厚
さで、所定の数だけベルマウスを埋め込んだ鉄筋コンク
リート製の板体で、例えば広さはベルマウス5を埋め込
んで少し余裕がある程度の大きさの方形又は長方形の板
体を、ベルマウス板体51として予め形成する。
【0017】(2)図6(a)−(c):管路を接続す
べき位置のハンドホール側壁に対して、型枠61を取り
付けることにより、例えば上記の方形又は長方形板体よ
り少し広めで厚さは側壁と同じ厚さであって、その部分
だけコンクリートが充填されない開口部62を設けた状
態の半製品を予め形成する。
【0018】(3)図7(a)、(b):工場又は工事
現場において、(2)のハンドホールの開口部61に、
(1)の方形又は長方形の板体51をはめ込み、隙間に
セメントモルタル又は樹脂系モルタルを充填して固定す
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、この発明の実施の形態を
図を用いて説明すると、図1はハンドホールの概要を表
す全体の構造図、図2は従来のベルマウス取り付け方法
(ベルマウスを型枠に取り付けてコンクリートを投
入)、図3は従来のベルマウス取り付け方法(壁の一部
を薄くして、後から打ち抜いてベルマウスを取り付け
る)、図4は従来のベルマウス取り付け方法(コアカッ
ターで壁に穴を空け、ベルマウスを取り付ける)、図5
は、本発明のベルマウス板体の構造(順序1)、図6は
本発明の形枠とそれにより形成されるハンドホールブロ
ックを示す(順序2)。同図は図1に示す上ブロック1
aに相当する部分であって、共通部品であり本発明の必
須構成要件ではない上蓋2、受け枠3、調整リング4は
省略されている。図7はベルマウス板体をはめ込んで固
定することにより完成した本発明のハンドホールを図示
している。
【0020】更に図5、図6、図7を用いて実施の方法
を下記に箇条書きする。まず図6に基づいて、ハンドホ
ールの壁に開口部を設ける手順を簡単に示す。(製造方
法の詳細については、類似の鉄筋コンクリート工場製品
のJIS規格に準じるので説明を省略する。)
【0021】(1)ハンドホールブロック部分形成用
の、例えば鉄製(これに限定されない)型枠60を用意
し、その壁部分の、開口予定位置61がコンクリートで
埋め尽くされないようにするため、鉄製又はその他の任
意材料製の型枠等で、その部分を囲むようにする。 (2)この開口部作製用の形枠は、図6(a)及び6
(b)に示すように、ハンドホールの内側から外側に向
かって開口面積が次第に拡大するテーパー状の開口62
を形成することは、外側から加わる土圧に対する抵抗力
を増すことと、開口部61とそこにはめ込まれるベルマ
ウス板体51との擦り合わせ部分の製造誤差を吸収でき
ることと、の両面から好ましい。 (3)同様に、上記とは反対に開口部62を、内側から
外側に向かって開口面積が次第に減少するテーパー状に
形成すると、例えば設置後にハンドホールの内側からベ
ルマウス増設のためのベルマウス板体交換作業等を行う
のに都合が良い。 (4)また、テーパー無しの構造にして、両者の間の隙
間に充填剤を多用することも可能である。 (5)このような型枠は、ハンドホール側壁の型枠に対
して、例えばボルト又は溶接等により、又は接着剤によ
り固定する。 (6)形枠60の上部からコンクリートを投入する。 (7)コンクリートの硬化後、型枠60を外してハンド
ホールブロックを取り出す。 (8)図6(c)に示すように、例えば側壁に開口部6
2が設けられたハンドホールの上ブロック63が完成す
る。
【0022】前述のとおり、ベルマウス板体は、ベルマ
ウス5をハンドホールブロック1に取り付けるための仲
介的な構成要素である。その大きさの例を示すと、ベル
マウスを9個取り付けるための板体の例では、縦×横×
厚さが340mm×340mm×110mmである。この寸法
に限定すべき理由は、本発明に関しては全く存在しな
い。
【0023】次に図5を参照して、ベルマウス5を埋め
込んだベルマウス板体51を製作する手順を示す。ベル
マウスの一般的な形状の例を、図5(c)−(e)に示
す。 (1)前述の方形又は長方形の板体51を作るための、
例えば鉄製型枠に、ベルマウス5を所定の数量だけセッ
トする。この場合、ベルマウス5が動かないように、例
えばボルトや鉄板等でベルマウスを型枠に固定する。 (2)形枠にコンクリートを投入する。 (3)コンクリートの硬化後、型枠を外してベルマウス
が埋め込まれた板体を取り出す。 (4)この板体51は、20kg程度の重さなので、人間
が簡単に持つことができる。
【0024】次に図7に基づいて、ベルマウスを埋め込
んだベルマウス板体51をハンドホール1に固定する手
順を示す。 (1)ハンドホール63の側壁の開口部62へ、図5に
示すベルマウス板体51を仮設置する。 (2)隙間(ベルマウス板体と、ハンドホールの開口部
との合わせ目)を、セメントモルタル等の充填材料64
等で、充填する。 (3)セメントモルタル等の充填剤が十分硬化すれば、
図7(b)に示すように完成する。
【0025】
【発明の効果】1.工場において一括して精密加工でき
るため、精度向上とコスト低減が可能である。 2.現場作業をするに当たって、熟練者を必要としな
い。 3.工事不良による、水漏れ事故等を減少することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ハンドホールの一般的構造の概要を示す図であ
って、(a)は右半分を断面で示した平面図、(b)は
右側面図、(c)は正面図、(d)は図1(a)のA−
A線で切断して示す断面図である。
【図2】従来のベルマウス取り付け方法の第1の例を示
す図であって、(a)は右半分を断面で示した型枠の平
面図、(b)は図2(a)のC−C線で切断して示す立
面図、(c)はD−D線で切断して示す図である。
【図3】従来のベルマウス取り付け方法の第2の例を示
す図であって、(a)は右半分を断面で示す平面図、
(b)はE−E線で切断して示す立面図、(c)はベル
マウスの取り付け状態を示す断面図である。
【図4】従来のベルマウス取り付け方法の第3の例を示
す図であって、(a)は右半分を断面で示す平面図、
(b)はF−F線で切断して示す立面図、(c)はベル
マウスの取り付け状態を示す断面図である。
【図5】本発明のベルマウス板体を示す図であって、
(a)は平面図、(b)は断面図であり、(c)は埋め
込まれるべきベルマウスの管路接続端を示す左側面図、
(d)はベルマウス自体の上半部を断面で示す正面図、
(e)はラッパ状に広がった端部を示す右側面図であ
る。
【図6】本発明のハンドホールを示す図であって、
(a)は右半分を断面で示す形枠の平面図、(b)はG
−G線で切断して示す立面図、(c)は形枠から取り出
されたハンドホールブロックを示す図である。
【図7】本発明のハンドホールブロックに本発明のベル
マウス板体をはめ込んで固定する状況を示す図であっ
て、(a)ははめ込み(挿入)の状況を示し、(b)は
はめ込み完了後の固定状況を示す図である。
【符号の説明】
1 ハンドホール 1a ハンドホール上ブロック 1b ハンドホール下ブロック 2 上蓋 3 受け枠 4 調整リング 5 ベルマウス 51 ベルマウス板体 60 形枠 61 開口予定位置(開口型枠) 62 開口部 63 ハンドホール 64 隙間(合わせ目)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路に挿通されるケーブルや配管などの
    屈曲部、分岐部、中継延長部、又は接続部などに配置さ
    れるものであり、上蓋を取り付けうる上部口を有する1
    つの上壁と、1つの底壁と、4つの側壁とを有する六面
    体のハンドホールにおいて、 上記管路からハンドホールへと挿通されるケーブルや配
    管類が急激に折れ曲がったり傷ついたりするのを防止す
    るようにハンドホールの内側に向って、ラッパ状に広が
    った端部を有するベルマウスと、 上記ベルマウスを、複数個埋め込んで予め形成される方
    形又は長方形のベルマウス板体と、 上記4つの側壁の少なくとも1つの側壁に予め形成さ
    れ、 上記ベルマウス板体をはめ込むのに適した外形寸法を有
    する開口とを含み、 上記開口とその開口にはめ込まれた上記ベルマウス板体
    とのはめ込み部の隙間に充填材料を充填することにより
    両者の少なくとも外面を平坦に固着させることを特徴と
    するベルマウス板体後付け型ハンドホール。
  2. 【請求項2】 上記ハンドホールの側壁に形成される方
    形又は長方形の開口が、上記ハンドホールの内側から外
    側に向かって開口面積が次第に拡大するテーパー状を呈
    する、請求項1記載のベルマウス板体後付け型ハンドホ
    ール。
  3. 【請求項3】 上記ハンドホールの側壁に形成される方
    形又は長方形の開口が、上記ハンドホールの内側から外
    側に向かって開口面積が次第に縮小するテーパー状を呈
    する、請求項1記載のベルマウス板体後付け型ハンドホ
    ール。
  4. 【請求項4】 ハンドホールの側壁に形成された方形又
    は長方形の開口にはめ込むのに適した外形及び寸法を有
    する板体であって、 管路からハンドホールへと挿通されるケーブルや配管類
    が急激に折れ曲がったり傷ついたりするのを防止するよ
    うに、ラッパ状に広がった端部を有するベルマウスが複
    数個、コンクリートで固定して形成された、複数個のベ
    ルマウスを備えた方形又は長方形のベルマウス板体。
  5. 【請求項5】 複数個のベルマウスを配置するためにハ
    ンドホールの側壁に形成された方形又は長方形の開口に
    適合する外形及び寸法を形成しうる型枠体の中に、管路
    からハンドホールへと挿通されるケーブルや配管類が急
    激に折れ曲がったり傷ついたりするのを防止するよう
    に、ラッパ状に広がった端部を有するベルマウスを複数
    個セットする工程と、 上記型枠体の中でベルマウスが動かないように固定した
    上で、両者の間の空間にコンクリートを投入する工程と
    を特徴とする、複数個のベルマウスを備えた方形又は長
    方形のベルマウス板体の製造方法。
  6. 【請求項6】 管路に挿通されるケーブルや配管などの
    屈曲部、分岐部、中継延長部、又は接続部などに配置さ
    れるものであり、上蓋を取り付けうる上部口を有する1
    つの上壁と、1つの底壁と、4つの側壁とを有する六面
    体のハンドホールの製造方法において、 上記管路からハンドホールへと挿通されるケーブルや配
    管類が急激に折れ曲がったり傷ついたりするのを防止す
    るようにハンドホールの内側に向って、ラッパ状に広が
    った端部を有するベルマウスを用意する工程と、 所定の数だけベルマウスを予め埋め込むための板体を、
    外形寸法が上記ハンドホールの側壁に形成される方形又
    は長方形の開口に埋め込むとき外周に少し余裕がある程
    度の大きさの、方形又は長方形のベルマウス板体として
    予め形成する工程と、 管路を接続すべき位置のハンドホールの側壁に、上記ベ
    ルマウス板体の外形寸法より少し大きめの開口部を有す
    るハンドホールを形成する工程と、 製造工場又は工事現場において、上記ハンドホールの側
    壁に形成された開口部に、上記方形又は長方形のベルマ
    ウス板体をはめ込む工程と、 上記ハンドホールの開口とその開口にはめ込まれた上記
    ベルマウス板体とのはめ込み部の隙間を充填材料で充填
    する工程とを含む、ベルマウス板体後付け型ハンドホー
    ルの製造方法。
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