JP2001326532A - 発振器 - Google Patents

発振器

Info

Publication number
JP2001326532A
JP2001326532A JP2000143686A JP2000143686A JP2001326532A JP 2001326532 A JP2001326532 A JP 2001326532A JP 2000143686 A JP2000143686 A JP 2000143686A JP 2000143686 A JP2000143686 A JP 2000143686A JP 2001326532 A JP2001326532 A JP 2001326532A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
oscillator
amplifier
frequency
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000143686A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumitoshi Sato
文俊 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2000143686A priority Critical patent/JP2001326532A/ja
Priority to US09/731,004 priority patent/US20010043125A1/en
Priority to KR10-2000-0074680A priority patent/KR100389106B1/ko
Priority to CN01108363A priority patent/CN1325179A/zh
Publication of JP2001326532A publication Critical patent/JP2001326532A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/18Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance
    • H03B5/1841Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a strip line resonator
    • H03B5/1847Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element comprising distributed inductance and capacitance the frequency-determining element being a strip line resonator the active element in the amplifier being a semiconductor device
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B1/00Details
    • H03B1/04Reducing undesired oscillations, e.g. harmonics

Landscapes

  • Inductance-Capacitance Distribution Constants And Capacitance-Resistance Oscillators (AREA)
  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 位相雑音を少なくすることができる発振器を
得る。 【解決手段】 発振器10は、共振回路12と増幅回路
14とを含む。増幅回路14は増幅器16を含み、増幅
器16に周波数特性を有するインピーダンス素子18を
接続することにより、増幅回路14の電力増幅度に周波
数特性をもたせている。発振器10の発振周波数以外の
周波数帯域における電力増幅度を、発振周波数における
電力増幅度より少なくとも3dB低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は発振器に関し、特
にたとえば、共振回路と増幅回路とで構成された発振器
に関する。
【0002】
【従来の技術】図24および図25は、従来の発振器の
例を示す図解図である。これらの発振器1は、共振回路
2と増幅回路3とを含む。このような発振器において
は、発振電力が共振回路2で周波数選択され、共振回路
2で発生する損失は増幅回路3で補われることによっ
て、発振が持続する。なお、図24および図25におい
て、増幅回路3に入力される電力をPinとし、増幅回路
3から出力される電力をPou t としたとき、増幅回路3
の電力増幅度はPout /Pinで表される。
【0003】このような発振器1の例としては、たとえ
ば図26に示すような回路がある。この発振器1は、コ
ンデンサC1とインダクタL1の並列回路を含み、この
並列回路が電源電圧Vcに接続される。さらに、この並
列回路には可変容量ダイオードD1のカソードが接続さ
れ、アノードはグランドに接続される。並列回路と可変
容量ダイオードD1との接続部にはコンデンサC2の一
端が接続され、コンデンサC2の他端には別のコンデン
サC3,C4およびマイクロストリップラインSL1の
一端が接続される。コンデンサC3の他端およびマイク
ロストリップラインSL1の他端はグランドに接続され
る。このような回路により、共振回路2が構成される。
【0004】コンデンサC4の他端は、増幅回路3を構
成するNPNトランジスタTr1のベースに接続され
る。さらに、トランジスタTr1のベースには、電源電
圧Vcを抵抗R1,R2,R3の直列回路によって分圧
された電圧が入力される。さらに、これらの抵抗R1,
R2,R3で分圧された別の電圧は、別のNPNトラン
ジスタTr2のベースに入力される。トランジスタTr
2のコレクタには、インダクタL2を介して電源電圧V
cが接続され、エミッタはトランジスタTr1のコレク
タに接続される。トランジスタTr1のエミッタには、
抵抗R4およびコンデンサC5の一端が接続され、これ
らの他端はグランドに接続される。
【0005】また、トランジスタTr1,Tr2のベー
スは、それぞれコンデンサC6,C7を介して、トラン
ジスタTr1のエミッタに接続される。さらに、トラン
ジスタTr1,Tr2のコレクタは、それぞれコンデン
サC8,C9を介してグランドに接続される。そして、
トランジスタTr2のコレクタがコンデンサC10に接
続され、このコンデンサC10を介して出力信号が得ら
れる。これらのトランジスタTr1、抵抗R2,R3,
R4、コンデンサC5,C6,C8などによって、増幅
回路3が構成される。
【0006】また、図27に示すような回路の発振器も
ある。この発振器1では、増幅回路3の出力信号が、コ
ンデンサC11を介して別のトランジスタTr3のベー
スに入力される。トランジスタTr3には、抵抗R5,
R6で構成される分圧回路で分圧された電圧が入力され
る。さらに、トランジスタTr3のコレクタは、インダ
クタL3を介して電源電圧Vcに接続され、エミッタ
は、抵抗R7およびコンデンサC12を介してグランド
に接続される。また、トランジスタTr3のコレクタに
は、コンデンサC13,C14が接続され、コンデンサ
C13が接地されるとともに、コンデンサC14から出
力信号が得られる。これらの図26および図27に示す
発振器1は、NPNトランジスタを用いた発振器の例で
あるが、このような発振器1により、発振出力を得るこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、増幅回
路は、発振周波数以外の周波数帯域においても信号を増
幅するため、発振器の高調波成分や不要波成分も同時に
増幅し、これが位相雑音劣化の原因となっている。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、位
相雑音を少なくすることができる発振器を提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、共振回路と
増幅回路とを含む発振器において、増幅回路に周波数特
性を有する素子を設けることにより、発振周波数以外の
周波数帯域における増幅回路の電力増幅度を発振周波数
における電力増幅度より少なくとも3dB低下させるこ
とを特徴とする、発振器である。このような発振器にお
いて、素子は、たとえば、インダクタ、コンデンサ、マ
イクロストリップラインから選ばれる単体、またはイン
ダクタ、コンデンサ、マイクロストリップラインおよび
抵抗から選ばれる複数の組合せにより形成される。ま
た、素子は、誘電体または圧電体で形成された周波数特
性を有する素子であってもよい。このような発振器にお
いて、共振回路および増幅回路の少なくとも1つをMM
ICとすることができる。さらに、周辺回路を形成し
て、共振回路、増幅回路および周辺回路の少なくとも1
つをMMICとすることもできる。また、このような発
振器において、共振回路および増幅回路を樹脂基板上ま
たはセラミック基板上に一体形成してもよい。さらに、
周辺回路を形成して全体を樹脂基板上またはセラミック
基板上に一体形成してもよい。このような発振器とし
て、NPNトランジスタを用いた増幅回路を有するもの
を用いることができ、この場合、たとえばNPNトラン
ジスタのエミッタとグランドとの間に周波数特性を有す
る素子が設けられる。
【0010】周波数特性を有する素子を増幅器に組み込
むことにより、増幅器の電力増幅度に周波数特性をもた
せることができる。したがって、発振周波数における電
力増幅度に比べて他の周波数帯域における電力増幅度を
3dB以上低下させることにより、発振周波数における
電力を増幅して、他の周波数帯域における電力の増幅を
抑えることができる。このような発振器において、周波
数特性を有する素子としては、たとえば、インダクタ、
コンデンサ、マイクロストリップラインなどの単体を用
いることができ、また、これらと抵抗の中から選ばれる
複数の組合せにより形成される素子を用いることができ
る。また、周波数特性を有する素子として、誘電体共振
器(フィルタ)、水晶発振子(フィルタ)、セラミック
発振子(フィルタ)、弾性表面波共振器(フィルタ)な
どのような誘電体または圧電体で形成された素子を用い
てもよい。また、共振回路および増幅回路の少なくとも
1つをMMICとしたり、樹脂基板上やセラミック基板
上に形成してモジュールとすることができる。さらに、
周辺回路を設けて、MMICとしてもよいし、1つの樹
脂基板上または1つのセラミック基板上に全体を一体形
成してモジュールとしてもよい。たとえば、NPNトラ
ンジスタを用いた増幅回路を有する発振器の場合、NP
Nトランジスタのエミッタとグランドとの間に、周波数
特性を有する素子を設けることにより、発振周波数以外
の周波数帯域における電力増幅度を低下させることがで
きる。
【0011】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の発明の実施
の形態の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の発振器の一例
を示す図解図である。発振器10は、共振回路12と増
幅回路14とを含む。増幅回路14は増幅器16を含
み、増幅器16は、電源電圧+Bに接続されるととも
に、接地されている。そして、共振回路12と増幅回路
14とはループ状に接続される。このとき、増幅回路1
4中において、増幅器16に周波数特性を有するインピ
ーダンス素子18が接続される。図1では、増幅器16
の出力側にインピーダンス素子18が取り付けられてい
る。インピーダンス素子18としては、たとえばインダ
クタ、コンデンサ、マイクロストリップラインなどが単
体で用いられる。また、インダクタ、コンデンサ、マイ
クロストリップラインおよび抵抗の中から2つ以上を組
合せて、周波数特性を有するインピーダンス素子18と
してもよい。さらに、インピーダンス素子18として
は、誘電体共振器(フィルタ)、水晶発振子(フィル
タ)、セラミック発振子(フィルタ)、弾性表面波共振
器(フィルタ)など、誘電体または圧電体で形成された
周波数特性を有する素子であってもよい。
【0013】このような発振器10では、周波数特性を
有するインピーダンス素子18を接続することにより、
増幅回路14に周波数特性をもたせることができる。つ
まり、インピーダンス素子18を接続することによっ
て、選択的にある周波数帯域における電力増幅度を低下
させることができる。したがって、図2に示すように、
周波数特性を有するインピーダンス素子が接続されてい
ない増幅器16のみでは、広い周波数帯域において高い
電力増幅度を有しているが、周波数特性を有するインピ
ーダンス素子18を接続した増幅回路14では、発振器
10の発振周波数f0 における電力増幅度に比べて、他
の周波数帯域における電力増幅度を低くすることができ
る。ここでは、発振器10の発振周波数f0 における電
力増幅度に比べて、他の周波数帯域における電力増幅度
が少なくとも3dB低くなるように、インピーダンス素
子18が選択される。
【0014】このような発振器10では、発振電力が共
振回路12で周波数選択され、共振回路12で発生する
損失が増幅回路14で補われて発振が持続するが、周波
数によって増幅回路14の電力増幅度に差があるため、
発振周波数における電力が最大に増幅され、その他の周
波数帯域における電力増幅が抑制される。したがって、
発振周波数の高次高調波等の不要波によって重畳される
雑音レベルの低減につながり、発振器10の位相雑音の
低減を図ることができる。
【0015】また、増幅回路14で増幅される信号に不
要な発振成分への電力がなくなることで発振効率が上が
り、低消費電力化を図ることができる。さらに、発振周
波数の高次高調波成分を下げることにより、不要輻射を
低減することができる。また、一般的に、マイクロスト
リップラインやチップコイルなどを用いた共振回路のQ
は、マイクロストリップラインの電極幅やチップコイル
の大きさに比例するが、増幅回路14側で位相雑音を低
減できるため、共振回路12のQを緩和することがで
き、マイクロストリップラインの電極幅を小さくした
り、チップコイルの大きさを小さくすることができる。
したがって、発振器10の小型化を図ることができる。
【0016】なお、図3に示すように、増幅回路14に
おいて、増幅器16の入力側にインピーダンス素子18
を接続してもよい。また、図4に示すように、増幅器1
6の入力側と出力側の間にインピーダンス素子18を接
続してもよい。さらに、図5に示すように、増幅器16
と電源電圧+Bとの間にインピーダンス素子18を接続
してもよい。また、図6に示すように、増幅器16と接
地部分との間にインピーダンス素子18を接続してもよ
い。このように、インピーダンス素子18の接続方法は
制限されるものではなく、増幅回路14の電力増幅度に
周波数特性をもたせることができる接続方法であれば、
どのような接続方法を採用してもよい。
【0017】具体的に、図26や図27に示す回路を有
する発振器にこの発明を適用する場合、図7および図8
に示すように、増幅回路14を構成するトランジスタT
r1のエミッタとグランドとの間に、周波数特性を有す
るインピーダンス素子18が接続される。このようなイ
ンピーダンス素子としては、図9および図10に示すよ
うに、直流バイアス抵抗R20とコンデンサC20の並
列回路およびインダクタL20とコンデンサC21の並
列共振回路を直列に接続したものを用いることができ
る。また、図11および図12に示すように、図9およ
び図10に示す回路のトランジスタTr1のエミッタ
に、さらにコンデンサC22とインダクタL21の直列
回路を接続してもよい。
【0018】また、図13に示すように、インピーダン
ス素子18として、直流バイアス抵抗R20とコンデン
サC20の並列回路およびマイクロストリップラインS
L20とコンデンサC21の並列回路を直列に接続した
ものを用いてもよい。また、図14に示すように、図1
3に示す回路のトランジスタTr1のエミッタに、さら
にコンデンサC23とマイクロストリップラインSL2
1の直列回路を接続してもよい。なお、図13および図
14では、図8に対応する回路が示されているが、図7
に対応する回路についても、同様の回路を形成すること
ができる。
【0019】また、図15に示すように、図12に示す
回路におけるコンデンサC22とインダクタL21の直
列回路に加えて、コンデンサC24とインダクタL22
の直列回路、コンデンサC25とインダクタL23の直
列回路というように、1つ以上のコンデンサとインダク
タの直列回路を並列に接続してもよい。もちろん、図1
1に示す回路の発振器10においても、トランジスタT
r1のエミッタに、1つ以上のコンデンサとインダクタ
の直列回路を並列に接続できることはいうまでもない。
【0020】また、図16に示すように、増幅回路14
を構成するトランジスタTr1のエミッタに、誘電体や
圧電体で形成された周波数特性を有する素子18を接続
してもよいし、図17に示すように、さらに抵抗R21
を組合せて用いてもよい。もちろん、このような素子
は、図8に示す回路にも適用可能である。誘電体や圧電
体で形成された素子としては、誘電体共振器(フィル
タ)、水晶発振子(フィルタ)、セラミック発振子(フ
ィルタ)、弾性表面波共振器(フィルタ)などの素子を
用いることができる。
【0021】このように、発振器10の増幅回路14を
構成するトランジスタTr1のエミッタとグランドとの
間に周波数特性を有するインピーダンス素子18を設け
ることにより、増幅回路14の電力増幅度に周波数特性
をもたせることができる。それにより、発振器10の発
振周波数以外の周波数帯域における電力増幅度を下げる
ことができ、発振周波数の高次高調波等の不要波によっ
て重畳される雑音レベルの低減につながり、発振器10
の位相雑音の低減を図ることができる。
【0022】また、図18に示すように、同一のウエハ
ーチップ上にコイル、コンデンサ、トランジスタなどを
形成して、増幅回路14をMMIC20としてもよい。
もちろん、MMIC20に形成される増幅回路14は、
周波数特性を有するものである。つまり、増幅器16と
インピーダンス素子18とが、1つのMMIC20内に
集積化されることにより、小型で低位相雑音の発振器1
0を得ることができる。さらに、図19に示すように、
共振回路12と増幅回路14の全てをMMIC20とし
てもよい。このような発振器10では、1つのMMIC
20で発振器10を作製することができ、さらに小型化
を図ることができる。発振器10の一部をIC化した具
体的な回路としては、図20に示すように、増幅回路、
バッファ回路およびバイアス回路を1つのMMIC20
内に集積化したものが考えられる。
【0023】また、図21に示すように、発振器10に
周辺回路を加えてMMIC20としてもよい。図21で
は、発振回路10にフェーズロックループ(PLL)2
2を付加し、発振回路10の出力がミキサ24に接続さ
れている。そして、ミキサ24は共振器26に接続さ
れ、さらに共振器26は増幅器28に接続されている。
これらの回路が、1つのMMIC20に形成されること
により、付加価値を有する発振器を得ることができる。
なお、この回路は、通信機に用いられる局部発振器、ミ
キサ、中間周波数増幅回路として用いられるものであ
る。
【0024】また、図22に示すように、増幅回路14
と共振回路12とを基板30上に一体的に形成したモジ
ュールとしてもよい。基板30としては、たとえばセラ
ミック基板や樹脂基板などが用いられる。セラミック基
板を用いる場合、多層基板とすることができ、多層基板
中に共振回路や増幅回路を構成する電子部品を形成する
ことができる。さらに、図23に示すように、発振回路
10にPLL22を付加し、さらにミキサ24、共振器
26、増幅器28などの周辺回路を基板30上に一体的
に形成したモジュールとしてもよい。このように、発振
器10をIC化したりモジュール化することにより、発
振器10の小型化を図ることができる。なお、図18〜
図19および図21〜図23に示す増幅回路14は、増
幅器16と周波数特性を有するインピーダンス素子16
とを組合せたものであり、その接続方法は図1および図
3〜図6に示す接続方法のいずれかを採用することがで
きる。
【0025】
【発明の効果】この発明によれば、発振器の発振周波数
以外の周波数帯域の電力増幅度が低いため、発振周波数
以外の周波数成分によって重畳される雑音レベルを低減
させることができ、さらに発振出力での高次高調波レベ
ルを下げることができる。このように発振周波数の高次
高調波成分を下げることで、不要輻射を低減させること
ができる。また、増幅回路で増幅される信号に不要な発
振成分への電力がなくなることにより、発振効率が上が
り、低消費電力化を図ることができる。さらに、増幅回
路側で位相雑音を改善できるため、共振回路のQを緩和
することができ、共振器を構成するマイクロストリップ
ラインの線幅を小さくしたり、チップコイルを小型化す
ることができ、全体として発振器の小型化を図ることが
できる。また、発振器をIC化したりモジュール化する
ことにより、小型の発振器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の発振器の一例を示す図解図である。
【図2】図1に示す発振器に用いられる増幅器の電力増
幅度と、その増幅器に周波数特性を有するインピーダン
ス素子を接続した増幅回路の電力増幅度とを示すグラフ
である。
【図3】この発明の発振器の他の例を示す図解図であ
る。
【図4】この発明の発振器のさらに他の例を示す図解図
である。
【図5】この発明の発振器の別の例を示す図解図であ
る。
【図6】この発明の発振器のさらに別の例を示す図解図
である。
【図7】この発明の発振器の一例を示す回路図である。
【図8】この発明の発振器の他の例を示す回路図であ
る。
【図9】図7に示す発振器のインピーダンス素子として
抵抗とコンデンサの並列回路およびコンデンサとインダ
クタの並列回路を直列に接続した例を示す回路図であ
る。
【図10】図8に示す発振器のインピーダンス素子とし
て抵抗とコンデンサの並列回路およびコンデンサとイン
ダクタの並列回路を直列に接続した例を示す回路図であ
る。
【図11】図9に示す発振器のインピーダンス素子にコ
ンデンサとインダクタの直列回路を付加してインピーダ
ンス素子とした例を示す回路図である。
【図12】図10に示す発振器のインピーダンス素子に
コンデンサとインダクタの直列回路を付加してインピー
ダンス素子とした例を示す回路図である。
【図13】図7に示す発振器のインピーダンス素子とし
て抵抗とコンデンサの並列回路およびコンデンサとマイ
クロストリップラインの並列回路を直列に接続した例を
示す回路図である。
【図14】図13に示す発振器のインピーダンス素子に
コンデンサとマイクロストリップラインの直列回路を付
加してインピーダンス素子とした例を示す回路図であ
る。
【図15】図12に示す発振器のインピーダンス素子に
コンデンサとインダクタの直列回路を複数付加してイン
ピーダンス素子とした例を示す回路図である。
【図16】図7に示す発振器のインピーダンス素子とし
て誘電体や圧電体で形成したインピーダンス素子を用い
た例を示す回路図である。
【図17】図16に示す発振器のインピーダンス素子に
抵抗を付加してインピーダンス素子とした例を示す回路
図である。
【図18】増幅回路をMMICとした発振器の例を示す
図解図である。
【図19】共振回路と増幅回路の全体をMMICとした
発振器の例を示す図解図である。
【図20】図7に示す発振器の増幅回路、バッファ回路
およびバイアス回路をMMICとした例を示す回路図で
ある。
【図21】さらに周辺回路を形成して全体をMMICと
した例を示す図解図である。
【図22】共振回路と増幅回路の全体を基板上に形成し
てモジュールとした発振器の例を示す図解図である。
【図23】さらに周辺回路を形成し、全体を基板上に形
成してモジュールとした例を示す図解図である。
【図24】従来の発振器の一例を示す図解図である。
【図25】従来の発振器の他の例を示す図解図である。
【図26】従来の発振器の一例を示す回路図である。
【図27】従来の発振器の他の例を示す回路図である。
【符号の説明】
10 発振器 12 共振回路 14 増幅回路 16 増幅器 18 インピーダンス素子 20 MMIC 22 フェーズロックループ 24 ミキサ 26 共振器 28 増幅器 30 基板

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共振回路と増幅回路とを含む発振器にお
    いて、 前記増幅回路に周波数特性を有する素子を設けることに
    より、発振周波数以外の周波数帯域における前記増幅回
    路の電力増幅度を発振周波数における電力増幅度より少
    なくとも3dB低下させることを特徴とする、発振器。
  2. 【請求項2】 前記素子は、インダクタ、コンデンサ、
    マイクロストリップラインから選ばれる単体、またはイ
    ンダクタ、コンデンサ、マイクロストリップラインおよ
    び抵抗から選ばれる複数の組合せにより形成される、請
    求項1に記載の発振器。
  3. 【請求項3】 前記素子は、誘電体または圧電体で形成
    された周波数特性を有する素子である、請求項1に記載
    の発振器。
  4. 【請求項4】 前記共振回路および前記増幅回路の少な
    くとも1つをMMICとした、請求項1ないし請求項3
    のいずれかに記載の発振器。
  5. 【請求項5】 さらに、周辺回路を形成し、前記共振回
    路、前記増幅回路および前記周辺回路の少なくとも1つ
    をMMICとした、請求項1ないし請求項3のいずれか
    に記載の発振器。
  6. 【請求項6】 前記共振回路および前記増幅回路を樹脂
    基板上またはセラミック基板上に一体形成した、請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の発振器。
  7. 【請求項7】 さらに、周辺回路を形成して全体を樹脂
    基板上またはセラミック基板上に一体形成した、請求項
    1ないし請求項3のいずれかに記載の発振器。
  8. 【請求項8】 前記増幅回路はNPNトランジスタを用
    いた増幅回路であり、前記NPNトランジスタのエミッ
    タとグランドとの間に前記素子が設けられた、請求項1
    ないし請求項7のいずれかに記載の発振器。
JP2000143686A 2000-05-16 2000-05-16 発振器 Pending JP2001326532A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143686A JP2001326532A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 発振器
US09/731,004 US20010043125A1 (en) 2000-05-16 2000-12-06 Oscillator
KR10-2000-0074680A KR100389106B1 (ko) 2000-05-16 2000-12-08 발진기
CN01108363A CN1325179A (zh) 2000-05-16 2001-02-28 振荡器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000143686A JP2001326532A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 発振器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001326532A true JP2001326532A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18650469

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000143686A Pending JP2001326532A (ja) 2000-05-16 2000-05-16 発振器

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20010043125A1 (ja)
JP (1) JP2001326532A (ja)
KR (1) KR100389106B1 (ja)
CN (1) CN1325179A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134750A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 発振器
JP2013162259A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電発振器
JP2013201507A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 発振回路

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003332842A (ja) * 2002-05-13 2003-11-21 Fujitsu Media Device Kk 発振器
US7009459B2 (en) * 2003-10-01 2006-03-07 Toyo Communication Equipment Co., Ltd. Piezoelectric oscillator having a non-inductive load with a collector-emitter capacitor
US9258651B2 (en) * 2013-10-17 2016-02-09 Turtle Beach Corporation Transparent parametric transducer and related methods

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5740522A (en) * 1995-07-17 1998-04-14 Ericsson Inc. Method and apparatus for reducing receive band transmitter-chain noise for a portable duplex transceiver
KR20000001519A (ko) * 1998-06-12 2000-01-15 손종란 저가형 트랜지스터를 사용한 저전압 이동통신용 전압제어 발진기

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006134750A1 (ja) * 2005-06-13 2006-12-21 Kabushiki Kaisha Kobe Seiko Sho 発振器
JP2013162259A (ja) * 2012-02-03 2013-08-19 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 圧電発振器
JP2013201507A (ja) * 2012-03-23 2013-10-03 Nippon Dempa Kogyo Co Ltd 発振回路

Also Published As

Publication number Publication date
KR100389106B1 (ko) 2003-06-25
US20010043125A1 (en) 2001-11-22
CN1325179A (zh) 2001-12-05
KR20010106084A (ko) 2001-11-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08148933A (ja) 電圧制御型発振器
EP2700157B1 (en) Low noise oscillators
US6549083B2 (en) High-frequency crystal oscillator outputting a harmonic component
JPH036107A (ja) 電圧制御発振器
JP2001326532A (ja) 発振器
US7369007B2 (en) Oscillating circuit for suppressing second harmonic wave
JPH09289421A (ja) 高周波用電力増幅器
JP2910421B2 (ja) マイクロ波発振器
US7142067B2 (en) Voltage-controlled oscillator, composite module, and communication apparatus
JPH1174727A (ja) 電圧制御発振器
US20050128015A1 (en) Voltage controlled oscillator, composite module, and communication apparatus
JP3893932B2 (ja) 電圧制御発振器
KR100447743B1 (ko) 복수의 공진기를 포함하는 전압제어 발진 장치
US20050110588A1 (en) Oscillator
US7053721B2 (en) Oscillator having a resonant circuit and a drive circuit
US6960964B2 (en) Oscillator
JP2005101964A (ja) 高周波逓倍発振回路
EP1892826A1 (en) Oscillator
JP4435637B2 (ja) 逓倍型の水晶発振器
Koster et al. A unique, low-voltage, source-coupled J-FET VCO
JP2004320414A (ja) スプリアス抑制高周波発振回路
JP2001203533A (ja) 電圧制御発振器、及びこれを用いた電子装置
JP2001148614A (ja) 高周波水晶発振器
JP2001308637A (ja) 発振器および通信装置
JP2000286635A (ja) 高周波発振器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040622