JP2001325500A - 共同購入システム - Google Patents

共同購入システム

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JP2001325500A
JP2001325500A JP2000145072A JP2000145072A JP2001325500A JP 2001325500 A JP2001325500 A JP 2001325500A JP 2000145072 A JP2000145072 A JP 2000145072A JP 2000145072 A JP2000145072 A JP 2000145072A JP 2001325500 A JP2001325500 A JP 2001325500A
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Hidesada Motoi
秀定 本井
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JES KK
JES KK
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JES KK
JES KK
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インフォメーション・テクノロジーを利用す
ることにより、購入者の主導による新たな共同購入シス
テムを提供する。 【解決手段】 複数の買い手端末7からインターネット
1を介して送られる購入希望商品の名称と希望購入価格
を含むデータは、WWWサーバ3を経由してベース管理
システム(DBMS)5に送られ、DBMS5が管理す
るデータベースファイル51〜55に登録される。DB
MS5は、データベースファイル51〜55に登録され
たデータから、希望している買い手の数を商品毎に集計
する。WWWサーバ3は、集計結果をウェッブページ上
で広告するためのHTMLファイル32を有する。デー
タベースファイル51〜55に登録されている購入希望
商品を販売する売り手が現れた際、その売り手の情報を
各買い手に告知する電子メールがメールサーバ4により
各買い手端末7に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、ネットワーク
を利用して商品やサービスを購入するシステムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】メーカー→一次問屋→二次問屋→小売店
→消費者という複雑や流通システムでは、消費者に商品
が届くまでにマージンを含む様々な経費が発生してしま
う。このような経費は、最終的には消費者が購入する価
格に含まれ、その結果、消費者の購入価格が下がらない
構造になっていた。このような伝統的な流通システムを
変えるものとして、流通革命と呼べるような幾つかの大
きな変革がこれまで成し遂げられてきた。例えば、通信
販売やカタログ販売に代表される無店舗販売や、価格破
壊という言葉に象徴される大型ディスカウント店の大量
仕入れによる廉価販売等である。
【0003】しかしながら、無店舗販売であっても、T
Vコマーシャルを頻繁に行う等、莫大な広告宣伝費が掛
けられている。このような広告宣伝費は最終的には消費
者が負担することになり、結果として商品の価格そのも
のはそれほど低下しないしくみになっている。大型ディ
スカウント店の場合も同様であり、大量仕入れであって
も、広告料、店舗の経費、人件費、在庫管理のための経
費、倉庫代、配送経費等、多くの経費が発生してしま
う。このため、価格低下には自ずから限界がある。ま
た、無店舗販売の一種として、訪問販売や連鎖販売があ
る。連鎖販売は、個人が無店舗販売で商品を購入すると
ともにその者が代理店となり、友人などを傘下の代理店
として増やしていくものである。このような訪問販売や
連鎖販売も、強引な販売や強引な代理店への勧誘、厳し
い販売ノルマ等が社会問題になることが多い。
【0004】一方、パソコンや携帯電話を始めとする電
子機器の普及や、それらを利用したネットワークの発展
は、社会に大きなインパクトを与えている。企業は、I
T(インフォメーション・テクノロジー)に対する多大
な投資を続けており、ITにより生み出される商品やサ
ービスは、消費者のライフスタイルに少なくない変化を
与え続けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明は、上記の
ような状況に鑑み、流通業におけるさらなる変革を達成
することを課題とするものであって、ITを利用するこ
とにより、購入者の主導による新たな共同購入システム
を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の請求項1記載の発明は、複数の買い手からネ
ットワークを介して送られる購入希望商品の名称と希望
購入価格を含むデータが登録されるデータベースファイ
ルと、データベースファイルに登録されたデータから希
望している買い手の数を商品毎に出力する集計手段と、
データベースファイルに登録されている購入希望商品を
販売する売り手が現れた際にその売り手の情報を各買い
手に告知する告知手段とからなる共同購入システムであ
るという構成を有する。また、上記課題を解決するた
め、請求項2記載の発明は、前記請求項1の構成におい
て、前記告知手段は、前記ネットワークを経由して電子
メールを送る電子メール送信手段であるという構成を有
する。また、上記課題を解決するため、請求項3記載の
発明は、前記請求項1の構成において、前記集計手段の
集計結果を表示して広告する広告手段を有しているとい
う構成を有する。また、上記課題を解決するため、請求
項4記載の発明は、前記請求項1の構成において、前記
ネットワークはインターネットであるという構成を有す
る。また、上記課題を解決するため、請求項5記載の発
明は、前記請求項3の構成において、前記ネットワーク
はインターネットであるとともに、前記広告手段は、ウ
ェッブページであるという構成を有する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本願発明の実施の形態につ
いて説明する。図1は、本願発明の共同購入システムの
実施形態の概略構成を示す図である。図1に示す共同購
入システムは、インターネット1に接続された複数のコ
ンピュータ(イントラネット)から成る構成である。複
数のコンピュータは、ファイアーウォールのような経路
制御装置2を経由して接続されたWWWサーバ3、メー
ルサーバ4、データベース管理システム(DBMS)
5、メインコンピュータ6から成っている。インターネ
ット1に接続された情報端末(クライアント)7,8
は、典型的には、ブラウザを備えたパソコンである。こ
れらの情報端末7,8は、買い手の情報端末(以下、買
い手端末)7と、売り手の情報端末(以下、売り手端
末)8に分けられる。
【0008】図2は、図1に示す共同購入システムの概
略構成をより詳しく示した図である。図2に示すよう
に、WWWサーバ3は、サーバ運用プログラム31とも
にウェッブページを表示するための複数のHTMLファ
イル32を備えている。また、DBMS5は、デーベー
ス管理プログラム50とともに複数のデータベースファ
イル51〜55を備えている。DBMS5は、複数のデ
ータベースファイル51〜55を関連づけたり、相互に
データの入出力を行ったりすることができるリレーショ
ナルデータベースである。但し、DBMS5がリレーシ
ョナルデータベースであることは、必須の条件ではな
い。
【0009】WWWサ−バー3は、DBMS5との間で
データの入出力を行う入出力制御部33を有している。
入出力制御部33は、例えばWWWサーバ3が通常備え
るCGI(Common Gateway Interface)で構成される。情
報端末7,8のブラウザにより呼び出されたWWWサー
バ3のウェッブページのいくつかは、データ入力が可能
なページとなっている。入出力制御部33は、情報端末
7,8から送られたデータをDBMS5に送り、入出力
制御部33は、データをASCII形式等のようなDB
MS5が扱える形式に変換し、DBMS5が所定のデー
タベースファイル51〜55に登録するようになってい
る。また、幾つかのウェッブページは、データベースフ
ァイル51〜55に登録されているデータを組み込んで
表示するようになっている。入出力制御部33は、デー
タベースファイル51〜55からのデータをHTML形
式に変換し、ウェッブページに組み込むようになってい
る。
【0010】DBMS5で管理されるデータベースファ
イル51〜55の構成について、図3を使用して説明す
る。図3は、本実施形態の共同購入システムにおけるデ
ータベースファイル51〜55の構成について説明する
図である。図3に示すように、本実施形態では、共同購
入登録商品ファイル51、共同購入参加登録ファイル5
2、購入申し込みファイル53、交渉成立商品ファイル
54、売り手登録商品ファイル55等が設けられてい
る。
【0011】共同購入登録商品ファイル51では、商品
IDナンバー、商品名、型式、メーカー、登録の理由、
電子メールアドレス、参加登録数、商品の分類等の項目
から成るレコードが多数登録されるようになっている。
共同購入参加登録ファイル52では、商品IDナンバ
ー、商品名、型式、希望購入価格、購入数、電子メール
アドレス等の項目から成るレコードが多数登録されるよ
うになっている。尚、商品名については、商品の普通名
称とその商品に付されている商標の二つを登録するよう
にしても良い。購入申し込みファイル53では、買い手
の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス等の項目
から成るレコードが多数登録されるようになっている。
交渉成立商品ファイル54では、売り手との交渉が成立
した商品の商品IDナンバー、交渉成立価格、販売数、
残り数等の項目から成るレコードが多数登録されるよう
になっている。売り手登録商品ファイル55では、登録
の理由、商品の名称、型式、メーカー、希望販売価格、
最低販売数、売り手の会社名、住所、電話番号、FAX
番号、担当者名、所属部署、電子メールアドレス等の項
目から成るレコードが多数登録されるようになってい
る。
【0012】WWWサーバ3で運用されるウェッブペー
ジの構成について、図4から図15を使用して説明す
る。図4はWWWサーバ3で運用される各ウェッブペー
ジのリンクの流れを示す概略図、図5から図15は、各
ウェッブページの例を示す図である。図5は、トップペ
ージの例を示す図である。図5に示すように、トップペ
ージには、この共同購入システムを紹介するページとな
っている。この共同購入システムには、「スケールメリ
ットクラブ(Scale Merit Club)という商標が付されてお
り、トップページには、この商標が表示されている。ま
た、トップページのIPアドレスには、この共同購入シ
ステムを運営する運営主体の保有するドメイン名が与え
られている。トップページのドメイン名は、検索エンジ
ンに登録されており、「商品購入」とか、「共同購入」
とかいったキーワードでヒットするようになっている。
【0013】図4に示すように、トップページは、新規
商品登録ページ、登録商品分類ページ、結果発表ペー
ジ、単独購入商品分類ページ、買い手商品登録ページ等
にリンクしている。まず、図4に示すトップページにお
いて、「新規商品登録」の表示部分がクリックされる
と、WWWサーバ3は、新規商品登録ページを買い手端
末7に表示する。図6は、新規商品登録ページの例を示
す図である。図6に示すように、新規商品登録ページ
は、登録の理由についてデータを入力する部分と、商品
の情報についてデータを入力する部分と、売り手との交
渉結果について告知する電子メールを送るための電子メ
ールアドレスを入力する部分とを含んでいる。新規商品
登録ページは、送信ボタンを有している。買い手端末7
に新規商品登録ページが表示された状態で、登録の理由
などのデータが入力され、送信ボタンがクリックされる
と、WWWサーバ3にデータが送られる。WWWサーバ
3は、入出力制御部33において、データをASCII
形式等に変換し、DBMS5に送る。DBMS5は、送
られたデータを、共同購入登録商品ファイル51に登録
するようになっている。
【0014】また、トップページにおいて、「商品別S
MC部員募集」の表示部分がクリックされると、WWW
サーバ3は、登録商品分類ページを買い手端末7に送っ
て表示する。図7は、登録商品分類ページの例を示す図
である。図7に示すように、登録商品分類ページでは、
共同購入を募るべく登録されている商品の分類が示され
ている。トップページの登録商品分類ファイルの表示部
分がクリックされると、WWWサーバ3は、DBMS5
と連動し、不図示の登録商品分類ファイルのデータを呼
び出し、入出力制御部33でHTML変換して登録商品
分類ページに組み込むようになっている。
【0015】登録商品分類ページにおいて、ある分類の
表示部分をクリックすると、その分類の分類別登録商品
ページに飛ぶようになっている。図8は、分類別登録商
品ページの例を示す図である。図8では、一例として
「家電・パソコン・ゲーム機・AV」の分類別登録商品
ページが示されている。図8に示すように、分類別登録
商品ページでは、その分類における登録済み商品が表示
されるようになっている。商品の表示は、商品の名称、
型式、商品の写真(図8中PHOTOと記された部分)、購
入目標数、小売り価格と目標購入価格、売り手との交渉
結果発表予定、メーカー、送料等である。
【0016】登録商品分類ページにおいて、特定の分類
の表示部分がクリックされると、WWWサーバ3は、D
BMS5と連動し、分類別登録商品ファイルを検索し
て、その分類で登録されている登録商品のレコードをす
べて呼び出す。そして、WWWサーバ3は、出力された
データを、入出力制御部33においてHTML変換した
後、分類別登録商品ページに組み込んで買い手端末7に
表示するようになっている。尚、図3に示す共同購入登
録商品ファイル51では、購入目標数等は不図示である
が、登録項目となっている。また、写真のデータについ
ては、DBMS5に商品の写真を多数登録したカタログ
ファイル(不図示)に登録されている。写真のデータ
は、商品IDナンバーとともに登録されており、商品I
Dナンバーを検索キーにして検索される。検索された写
真のデータは、入出力制御部33でHTML変換されて
分類別登録商品ページに組み込まれる。尚、分類別登録
商品ページに掲載される商品の数が多くなると、複数の
ページにまたがるようになる。この場合、図8に示すよ
うに、「次のページへ」をクリックすると、次のページ
に掲載されている商品が表示される。
【0017】分類別登録商品ページにおいて、ある商品
の表示部分がクリックされると、WWWサーバ3は、共
同購入参加登録ページを買い手端末7に送って表示す
る。図9は、共同購入参加登録ページの例を示す図であ
る。図9に示すように、共同購入参加登録ページでは、
選択された商品を確認する部分と、共同購入に参加する
買い手の情報を入力する部分とを含んでいる。分類別登
録商品ページにおいて、ある商品の表示部分がクリック
されると、WWWサーバ3は、DBMS5と連動し、共
同購入登録商品ファイル51を検索して、選択された商
品のレコードを呼び出す。そして、WWWサーバ3は、
このレコードのデータを入出力制御部33でHTML変
換し、共同購入参加登録ページに組み込むようになって
いる。また、本実施形態では、このページでは、電子メ
ールアドレスを買い手の情報として入力するようになっ
ている。これに加え、買い手の氏名、住所、電話番号等
を入力するようにしても良い。但し、電子メールアドレ
スのみの方が、気軽に共同購入に参加できるメリットが
ある。
【0018】共同購入参加登録ページは、確認ボタンを
有している。買い手端末7に共同購入参加登録ページが
表示された状態で、上述した電子メールアドレス等が入
力され、確認ボタンがクリックされると、データがWW
Wサーバ3に送られ、入出力制御部33によってASC
II形式等に変換された後、DBMS5によって共同購
入参加登録ファイル52に登録されるようになってい
る。また、共同購入参加登録ページ上の確認ボタンがク
リックされると、上記のデータ転送とともに、WWWサ
ーバ3は、参加登録確認ページを買い手端末7に送って
表示させるようになっている。図10は、参加登録確認
ページの例を示す図である。参加登録確認ページは、登
録が済んだことを告げるようになっている。また、参加
登録確認ページからは、分類別登録商品分類ページ、登
録商品分類ページ、トップページに移動できるよう、そ
れぞれのボタンが設けられている。
【0019】上述した共同購入の参加登録の構成におい
て重要なことは、参加登録数を集計する集計手段と、集
計された参加登録数を広告する広告手段とが設けられて
いる点である。集計手段としては、本実施形態では、D
BMS5がその構成を担っている。図3に示すように、
共同購入登録商品ファイル51では、参加登録数が登録
項目になっている。分類別登録商品ページで特定の商品
の表示部分がクリックされた際、DBMS5は商品の名
称等とともに、その商品の現在までの参加登録数(共同
購入を希望するとして登録された買い手の数)をWWW
サーバ3に送る。WWWサーバ3は、図9に示すよう
に、参加登録数を共同購入参加登録ページ上に表示して
広告するようになっている。従って、本実施形態では、
WWWサーバ3が広告手段である。
【0020】また、共同購入参加登録ページにおいて、
確認ボタンがクリックされると、上述した通り、参加登
録のデータが共同購入参加登録ファイル52に登録され
るが、DBMS5は、この登録とともに、商品IDナン
バー等を検索キーにして共同購入登録商品ファイル51
を検索してその登録商品のレコードを呼び出し、参加登
録数に1を加えて更新するようになっている。そして、
次にその登録商品が分類別登録商品ページで選択された
場合、その更新された参加登録数のデータが表示される
ようになっている。従って、本実施形態では、DBMS
5が集計手段になっている。
【0021】次に、共同購入の交渉の結果について買い
手に知らせる構成について説明する。図11は、結果発
表ページの例を示す図である。結果発表ページでは、売
り手との交渉が成立した商品の情報が一定期間掲載され
るようになっている。トップページにおいて、結果発表
ページのボタンがクリックされると、DBMS5がWW
Wサーバ3に連動し、交渉成立商品ファイル54の該当
レコードを呼び出す。このレコードは、交渉成立商品フ
ァイル54に登録されている全レコードのうち、掲載期
間内にあるものである。該当レコードが多数になる場合
には、交渉成立商品のリストを表示するページを作り、
そこから結果発表ページに飛ぶようにすると良い。但
し、結果発表ページに掲載されるのは短期間であり、そ
の後は分類別単独購入商品ページに掲載されるので、同
時期に結果発表ページに掲載されるのは、一つ又は二つ
程度の商品である場合が多い。この場合には、結果発表
の商品のリストは不要である。
【0022】図11に示すように、結果発表ページは、
商品IDナンバー、商品名、型式、メーカー、売り手、
交渉成立価格、交渉成立日、販売予定数、残り数等のデ
ータを表示するようになっている。図3に示すように、
交渉成立商品ファイル54は、商品IDナンバー、商品
名、メーカー、売り手、交渉成立価格、送料、交渉成立
日、販売予定数、残り数、掲載期限等の項目を含むレコ
ードを登録するようになっている。トップページにおい
て、「結果発表」の表示部分がクリックされると、WW
Wサーバ3の要求に応じて、DBMS5が選択された交
渉成立商品のデータを交渉成立商品ファイル54の中か
ら呼び出す。このデータが入出力制御部33でHTML
変換され、結果発表ページに組み込まれて買い手端末7
に送られるようになっている。
【0023】上記説明から解るように、WWWサーバ3
中の結果発表ページ、及び、これらのページに連動する
交渉成立商品ファイル54は、請求項3の広告手段に相
当している。尚、「広告」という用語を使用したのは、
特定の者に通知するのではなく、誰でも見られるように
しておくからである。また、「送料」についてである
が、全国一律の料金が表示されるようにしても良いが、
売り手の所在地を基準にして送料の金額を一覧表にした
ページを設けておくようにしても良い。例えば、売り手
の所在地が東京である場合、東京を基準にして全国の主
要地域への送料を一覧表にしたページを設けておく。そ
して、「送料」の欄には、「東京」と表示し、それをク
リックすると、この一覧表が表示されるようにする。そ
して、買い手は、自分の住所から送料がいくらになるか
知ることができる。
【0024】また、結果発表ページは、購入申し込みペ
ージにリンクしており、購入申し込みページへのリンク
ボタンを有している。図12は、購入申し込みページの
例を示す図である。購入申し込みページは、商品IDナ
ンバー、購入数、氏名、電子メールアドレス、電話番
号、郵便番号、住所等のデータを記入するようになって
いる。購入申し込みページは、購入確認ページにリンク
している。購入申し込みページにおいて、確認ボタンが
クリックされると、WWWサーバ3は、購入確認ページ
を買い手端末7に送って表示するようになっている。
【0025】図13は、購入確認ページの例を示す図で
ある。買い手端末7に表示された購入申し込みページに
おいて、上記各データが記入され、確認ボタンがクリッ
クされると、これらのデータがWWWサーバ3に送られ
るようになっている。WWWサーバ3は、データを受け
取ると、購入確認ページを買い手端末7に表示するよう
になっている。この際、入出力制御部33は、買い手端
末7から送られたデータを一時的に保持し、購入確認ペ
ージに組み込んで買い手端末7に送る。即ち、図12に
示すように、購入確認ページは、買い手端末7から送ら
れたデータを確認のためそのまま表示する。
【0026】購入確認ページは、購入申し込みページに
戻るボタンと、結果発表ページに戻るボタンと、トップ
ページに飛ぶボタンとを有している。このうち、購入申
し込みページに戻るボタンがクリックされると、買い手
端末7から送られたデータを登録せずに、WWWサーバ
3は、購入申し込みページを買い手端末7に表示する。
また、交渉成立商品ページに飛ぶボタン又はトップペー
ジに飛ぶボタンがクリックされた場合、入出力制御部3
3が一時的に保有していたデータは、ASCII形式等
に変換されてDBMS5に送られ、購入申し込みファイ
ルに登録される。尚、購入申し込みページの確認ボタン
がクリックされた際、氏名等のデータが揃っていないと
判断されると、WWWサーバ3は、「必要な項目が記入
されていません」というようなエラーメッセージを購入
申し込みページに重ね合わせて表示するようになってい
る。
【0027】単独購入を行うページは、「KEEP S
ALE」という名称になっており、図4に示すトップペ
ージにおいて「KEEP SALE」の表示部分をクリ
ックすると、WWWサーバは、単独購入商品分類ページ
を買い手端末7に表示する。図14は、単独購入商品分
類ページの例を示す図である。単独購入商品分類ページ
は、図7に示す登録商品分類ページと同様、商品の分類
をリストにして表示するものである。トップページの
「KEEP SALE」の表示部分がクリックされる
と、WWWサーバ3は、DBMS5と連動し、単独購入
商品分類ファイル(図3中不図示)のデータを呼び出
し、入出力制御部33でHTML変換して単独購入商品
分類ページに組み込むようになっている。
【0028】単独購入商品分類ページは、分類別単独購
入商品ページにリンクしている。図13に示す単独購入
商品分類ページにおいて、特定の分類の表示部分がクリ
ックされると、WWWサーバ3は、DBMS5と連動
し、単独購入商品ファイル(図3中不図示)を検索し
て、その分類で登録されている登録商品のレコードをす
べて呼び出す。そして、WWWサーバ3は、出力された
データを、入出力制御部33においてHTML変換した
後、分類別単独購入商品ページに組み込んで買い手端末
7に表示するようになっている。単独購入を行う場合と
しては、例えば、共同購入による販売数を全て販売した
後も買い手が単品での販売を許容する場合が挙げられ
る。また、当初から最低販売数を始めから設定しないで
買い手が販売を許容した場合にも、ここに掲示される。
【0029】図14は、分類別単独購入商品ページの例
を示す図である。図14に示すように、分類別単独購入
商品ページには、単独購入可能な商品が表示されてい
る。具体的には、商品IDナンバー、価格、メーカー、
送料等のデータが表示される。分類別単独購入商品ペー
ジは、購入申し込みページにリンクしている。ある商品
を表示している部分がクリックされると、図11に示す
購入申し込みページが買い手端末7に表示される。そし
て、同様に購入申し込みが行えるようになっている。
【0030】次に、図15は、売り手商品登録ページの
例を示す図である。トップページにおいて、「メーカー
・問屋登録」の表示部分がクリックされると、WWWサ
ーバ3は、売り手商品登録ページを売り手端末8に送っ
て表示する。売り手商品登録ページは、図15に示すよ
うに、登録の理由を選ぶボタンと、売り手登録商品の情
報を記入する欄と、売り手情報を記入する欄を有してい
る。売り手端末8において、これらのデータが記入さ
れ、送信ボタンがクリックされると、これらのデータ
は、WWWサーバ3に送られる。データは、入出力制御
部33でASCII形式等に変換されてDBMS5に送
られ、売り手登録商品ファイル55に登録される。
【0031】この実施形態では、売り手の登録は、上述
した通り、個々の商品毎に行うようになっている。単一
の売り手において複数の商品を登録する場合、売り手の
情報(会社名等)を毎回入力しなければならず、煩雑と
なる。このような場合は、売り手情報のみを登録する売
り手情報ファイルをDBMS5に設けると良い。売り手
情報ファイルは、売り手情報を売り手IDナンバーとと
もに登録するようになっており、売り手は、自己の売り
手IDを入力して売り手情報を売り手情報ファイルから
呼び出して売り手商品登録ページに表示させるようにす
る。
【0032】次に、メインコンピュータ6の構成につい
て説明する。メインコンピュータ6は、幾つかの異なる
目的で使用される。まず第一に、メインコンピュータ6
は、新規商品の登録の監査及び共同購入登録商品ファイ
ル51への登録の際に使用される。即ち、メインコンピ
ュータは、DBMS5をクライアントとして操作するプ
ログラム(以下、DBMSクラアント)61を有してい
る。
【0033】前述した通り、新規商品登録ページから入
力されたデータは、DBMS5の仮商品登録ファイルに
登録される。仮商品登録ファイルには、共同購入の参加
登録を募って欲しいという要望があった商品が多数登録
されている。メインコンピュータ6は、DBMSクライ
アント61により、仮商品登録ファイルからこれらのデ
ータを呼び出し、プリンタやディスプレイに出力できる
ようになっている。本システムの運営管理者は、一定期
間毎に、メインコンピュータ6によって仮商品登録ファ
イルのデータを呼び出し、監査を行う。即ち、買い手と
の交渉に時間が掛かりそうであったり、人気商品のため
売り手に在庫が無いことが明らかであったり、購入する
ことが法令に違反したりモラルに反したりするような商
品の仮登録が無いかチェックする。このようなこの共同
購入システムに適さないものを除外した後、仮登録商品
ファイルに登録されているデータを、共同購入登録商品
ファイル51に移行して登録する。この移行登録の際、
商品IDナンバー、小売り価格に対する目標購入価格、
目標参加登録数、商品の分類等のデータが付与され、共
同購入登録商品ファイル51に同様に入力される。
【0034】尚、商品IDナンバーの付与は自動的(例
えばシリアル番号)であるが、商品の分類は、運営管理
者が判断して付与する。この際、商品分類ファイルに無
い分類を付与する場合には、その分類を商品分類ファイ
ルにも追加し、商品分類ファイルを更新するようにす
る。この点は、単独購入商品分類ファイルも同じであ
る。また、同じ商品が仮登録商品ファイルに登録されて
いる場合、最初に登録されたもののデータを共同購入登
録商品ファイル51に移行し、二番目以降のデータは、
共同購入参加登録ファイル52に移行して登録する。つ
まり、例えばある期間内に同じ商品について三つの新規
商品登録があった場合、一つの新規商品登録と、二つの
共同購入申し込みがあったとして取り扱う。メインコン
ピュータ6は、このような二重登録防止のプログラムを
備えている。
【0035】メインコンピュータ6は、次に、売り手と
の交渉のためのデータを提供するために使用される。即
ち、メインコンピュータ6は、一定期間毎に共同購入登
録商品ファイル51のデータを呼び出して出力する。出
力されるデータは、商品名、型式、共同購入申し込み数
がリストになったものである。また、メインコンピュー
タ6は、DBMS5に対して要求を発し、希望購入価格
グラフを作成するプログラム(グラフ作成プログラム)
62を有している。図16は、希望購入価格グラフの例
を示す図である。メインコンピュータ6が備えるグラフ
作成プログラム62は、商品IDナンバー及びグラフの
種類等のコマンドをDBMS5に送るものである。DB
MS5は、送られた商品IDナンバーを検索キーにして
共同購入参加登録ファイル52を検索する。そして、ヒ
ットした件数と、ヒットしたレコード中の希望購入価格
のデータから、図16に示すようなグラフを作成する。
図16の例は、希望購入価格グラフは、横軸に価格、縦
軸に共同購入申し込み数を取ったものである。図16で
は、線グラフになっているが、棒グラフ等でも良い。
【0036】メインコンピュータ6は、売り手登録商品
ファイル55の検索用にも使用される。上記のように、
共同購入登録商品ファイル51のデータを呼び出した
後、そのような商品が売り手登録商品ファイル55に登
録されていないか、メインコンピュータ6を介して検索
する。売り手登録商品ファイル55に登録がある場合、
共同購入登録商品ファイル51における希望購入価格の
データと、売り手登録商品ファイル55における希望販
売価格のデータとが折り合うかどうかを判断する。例え
ば、図16に示す希望購入価格分布グラフにおいて、希
望販売価格以上の合計の共同申し込み数を計算し、その
数が売り手登録商品ファイル55のその商品のレコード
における最低販売数以上であるかどうかを判断する。こ
の条件を満足すれば、交渉がこの共同購入システム上で
成立したことになる。
【0037】また、売り手登録商品ファイル55に登録
が無かったり、上記条件が成立しなかったりした場合、
この共同購入システム上では交渉が成立しないので、実
際に売り手を探して交渉を行うことになる。この際、図
16に示すグラフを提示して、売り手との交渉に臨む。
そして、ある程度の数の購入数が見込める価格で交渉を
成立させる。例えば、全共同購入参加申し込みの7割程
度が下回る程度の価格(図16に交渉成立価格として示
す)で買い手との交渉を成立させる。
【0038】また、メインコンピュータ6は、交渉成立
商品ファイル54へのデータ入力用にも使用される。上
記のようにして、ある商品についても交渉が成立する
と、本システムの運営管理者は、商品名、商品IDナン
バー、メーカー、売り手、交渉成立価格、交渉成立日、
販売予定数、残り数、掲載期限等のデータを、メインコ
ンピュータ6を介して交渉成立商品ファイル54に登録
する。
【0039】残り数のデータについて、少し補足説明す
る。上述した買い手との交渉においては、共同購入申し
込み数だけ必ず購買があるとは限らないことを念頭にお
くべきである。即ち、共同購入申し込みはしたものの、
気が変わった等の理由により、実際には購入しない者が
相当数いることを念頭におくべきである。従って、実際
に購入する買い手の数は、共同購入申し込み数の8割で
あったり、7割であったりする。場合によっては、上記
交渉の場において、一定数の購入を約束することを売り
手から要求される場合がある。この場合は、この共同購
入システムの運営管理者等において取りまとめて一括購
入する、即ち在庫を持つことが必要になる。上記残り数
のデータは、このような共同購入の在庫を持った場合を
主に想定している。上記以外の場合としては、購入数の
約束はさせられないが、元々販売数の少ない商品である
ため、買い手から、「〇〇個しか販売の約束はできな
い」というような条件が付けられる場合がある。このよ
うな場合も、残り数の項目を使用する。
【0040】このような交渉成立商品ファイル54の残
り数のデータは、自動更新される。即ち、購入申し込み
ページから購入の申し込みがあった場合、交渉成立商品
ファイル54中のその商品のレコードを呼び出し、残り
数のデータを−1して更新する。また、DBMS5は、
交渉成立商品ファイル54にあるレコードのうち、掲載
期限が到来したもの、及び、残り数が0になったものを
自動的に消去するプログラムを有している。また、これ
らの交渉成立商品は、結果発表トップページには表示さ
れない。但し、DBMS5は、前述した通り、掲載期限
が到来した際、残り数が0になっていないものについて
は、そのレコードを単独購入商品ファイルに自動的に移
行登録する。
【0041】尚、残り数が0になっても自動的に削除せ
ず、キャンセル待ちの入力が行えるようにしても良い。
具体的には、そして、残り数が0である商品について、
購入申し込みページから購入申し込みがあり、WWWサ
ーバがDBMS5からデータを読み出した場合、WWW
サーバ3は、それがキャンセル待ち状態の商品である旨
を買い手端末7に表示する。そして、それでも買いたい
ということで、買い手端末7から購入申し込みの送信が
あった場合、「キャンセル待ち一人目」というような表
示を買い手端末7にする。DBMS5の交渉成立商品フ
ァイル54に、キャンセル待ちの人数のデータを登録す
る登録項目を設けるようにする。そして、購入申し込み
を行った買い手が、一定期間内に実際に購入をしなかっ
た場合、キャンセルと判断し、キャンセル待ちの買い手
に電子メール等で告知する。また、キャンセルと判断さ
れた買い手にも、電子メール等で告知する。
【0042】さらに、メインコンピュータ6は、メーリ
ングソフト63を備えている。メーリングソフト63
は、メールサーバ4とともに、電子メール送信手段を構
成する。電子メールの送信は、以下のような場合に行わ
れる。まず、新規商品登録において、上記監査において
問題ありとされ、登録されなかった場合に、本人に通知
する手段として使用される。次に、上記のように、ある
商品について売り手との交渉が成立した際、その商品を
新規登録した買い手及び共同購入申し込みを行った買い
手にそれぞれ直接電子メールを送って結果を報告する。
従って、電子メール送信手段は、請求項1の発明におけ
る告知手段に相当している。交渉成立を報告する電子メ
ールは、定型のものとなっている。メインコンピュータ
6は、共同購入登録商品ファイル51及び共同購入参加
登録ファイル52に登録された電子メールアドレスをそ
れぞれ呼び出し、定型の電子メールを次々に送信するよ
うになっている。
【0043】また、メインコンピュータ6は、WWWサ
ーバ3に対するクライアントの機能も持っている。例え
ば、WWWサーバ3内の各HTMLファイル32のメン
テナンスを行うため、メインコンピュータ6は、WWW
サーバ3にアクセスして、ウェッブページの書き換えな
どを行う。
【0044】次に、本実施形態の共同購入システムの全
体の動作について、多少繰り返しになるが、以下に説明
する。検索エンジンでのヒット等により、トップページ
が買い手端末7に表示される。共同購入に興味を持った
買い手は、トップページにおいて、登録商品分類ページ
へのリンクボタンをクリックし、登録商品分類ページに
飛ぶ。買い手は、登録商品分類ページを見ながら、興味
のある分類をクリックし、分類別登録商品ページを表示
させる。買い手は、分類別登録商品ページを見ながら、
共同購入に参加してみたい商品があったら、その商品を
表示している部分をクリックし、共同購入参加登録ペー
ジを表示させる。買い手は、共同購入参加登録ページを
見ながら、商品名等を確認した後、電子メールアドレス
を入力し、確認ボタンをクリックする。その後、参加登
録確認ページが表示され、買い手は、内容を確認した
後、トップページに戻る等の操作をする。
【0045】次に、共同購入したい商品が分類別登録商
品ページに無い場合、買い手は、「新規商品登録」のボ
タンをクリックして、新規商品登録ページに飛ぶ。そし
て、新規商品登録ページにおいて、買い手は、登録の理
由の欄の数字の部分をクリックするか、登録の理由をテ
キストデータで記入する。また、商品の情報及び電子メ
ールアドレスを同様に入力する。そして、送信ボタンを
クリックすると、これらのデータは、WWWサーバ3に
送られ、DBMS5の仮登録商品ファイルに登録され
る。その後、このデータは、運営管理者の監査を経て共
同購入登録商品ファイル51に移行登録される。
【0046】買い手が共同購入に参加した、又は、新規
商品として登録した商品について売り手との交渉が成立
した場合、その旨の電子メールが買い手端末7に届く。
買い手は、電子メールを開いてそれを確認し、実際に購
入したいと思った場合には、再びトップページに飛び、
さらにそこから購入申し込みページに飛ぶ。電子メール
に購入申し込みページのURLを記入しておき、買い手
端末7上でクリックするだけで購入申し込みページに飛
べるようにしておくと便利である。購入申し込みページ
において必要な事項を入力して確認ボタンをクリックす
ると、購入確認ページが表示され、内容がOKであれ
ば、トップページ戻る等の操作をする。
【0047】尚、図7に示す登録商品分類ページ及び図
14に示す単独購入商品分類ページでは、「システム販
売・通販・訪販商品」という表示がある。これは、連鎖
販売、通信販売、訪問販売等で通常売られている商品の
分類である。連鎖販売等は、前述したような問題がある
が、商品としては良いものなので購入したいという要望
は強い。例えば、連鎖販売の代理店になって傘下の代理
店を増やすというようなことはしたくないが、商品は購
入したいという要望である。このような要望に応えて、
この分類の商品を登録するようにしている。代理店等に
なって商品を売る側としても、ここに登録しておくだけ
で売れる可能性があるので、強引な販売や勧誘をする必
要が無いというメリットもある。また、通信販売商品に
しても、カタログの郵送等に比べて、経費が安く済むと
いうメリットがある。
【0048】上記実施形態では、WWWサーバ3が備え
る入出力制御部33としてCGIが使用されたが、各種
API(Application Programming Interface)を使用す
るようにしても良い。例えば、WWWサーバ3にJav
aアプレットを備えておき、買い手端末7から要求によ
って買い手端末7にダウンロードするようにする。そし
て、Javaアプレットによって買い手端末7とDBM
S5を直接連動させ、データの入出力を行うようにして
も良い。
【0049】また、上記実施形態では、買い手が一般消
費者で、売り手がメーカーや問屋の場合、即ちB to
C(business to consumer)のネットワークビジネスが想
定されている。しかしながら、B to B等のネットワ
ークビジネスにおいても同様に実施することが可能であ
る。例えば、汎用性のある電子部品を使用した電子機器
のメーカーが、その電子部品の購入価格を下げたい場
合、本実施形態のような共同購入システムにおいて共同
購入の参加を募る。そして、他の会社からも同様に共同
購入の申し込みがあり、数がまとまった場合、その数の
力で値下げを交渉するというような使い方である。B
to Bへの適用を考えると、ネットワークとしてはV
AN(Value Added Network)を利用し、企業間で標準化
されたEDI(Electric Data Interchange,電子データ
交換)によってデータをやりとりする形態が想定され
る。
【0050】上記実施形態では、告知手段として電子メ
ールを利用したが、FAXや葉書などの方法でも良い。
FAXの場合、メインコンピュータ6にFAX自動送信
ソフトをアップロードしておくとともに、告知する買い
手のFAX番号を登録しておき、定型の文書をメインコ
ンピュータ6からFAXモデム等を経由して自動送信す
るようにする。また、葉書の場合、定型の文書をメイン
コンピュータ6のプリンタで印刷して作成することにな
る。
【0051】尚、ネットワークとしてインターネットを
使用した場合、本システムの運営管理者においてWWW
サーバ3を有していることは必須の条件ではない。プロ
バイダが保有するWWWサーバを利用しても、本システ
ムの運営管理は可能である。また、広告手段としては、
WWWサーバ3上のウェッブページの他、パソコン通信
ネットワークにおける電子掲示板のようなものでも良
い。勿論、チラシ等の既存の広告手段でも良いが、コス
トが高くなる欠点がある。前述した実施形態において
は、商品の情報は商品名及び型式となっていたが、これ
に加えて、商品の色等の項目を付け加えるようにすると
好適である。
【0052】また、この共同購入システムが対象とする
商品は、いわゆる有形の商品に限られるものではなく、
サービスや金融商品等の無形の商品も含む。例えば、旅
行会社が企画する団体旅行のチケットについて、この共
同購入システムを利用し、相当数の参加者を確保するこ
とにより値下げを要求するというような利用の仕方であ
る。尚、共同購入する商品は、オーダーメイドでも良
い。ある程度の数をまとめて価格を安くするのが、この
発明の特徴であり、実際に購入される商品は、購入者の
希望に応じて多少異なることもあり得る。
【0053】また、この共同購入システムは、絶版本を
購入する場合に特に有効である。絶版本とはいっても、
最近では電子データになっていて、数が揃えば再版でき
る場合が多い。このような場合、この共同購入システム
を利用して購入者を募り、数を確保して出版社に再版を
要請する。さらに、この共同購入システムは、出資者を
募ったりするような場合にも利用できる。例えば、ある
ベンチャービジネスの事業計画をウェッブページ上で発
表する。そして、この共同購入システムにより1口いく
らというように出資者を募る。現在集まっている出資者
数や出資金の額をリアルタイムで公表し、目標に達した
ら、実際に出資してもらって事業を開始する。
【0054】
【発明の効果】以上説明した通り、本願の請求項1記載
の発明によれば、ネットワークを利用して複数の買い手
を募って共同購入を行うことができるので、効果的に購
入価格を安くすることができる。特に、購入者の主導の
もとの数の力による新たな価格決定システムがネットワ
ーク技術を利用して達成され、流通業界がさらに変革を
遂げることが期待される。また、請求項2記載の発明に
よれば、上記効果に加え、告知手段がネットワークを経
由して電子メールを送る電子メール送信手段であるの
で、他の手段に比べて告知が容易でコストも安いという
効果が得られる。また、請求項3記載の発明によれば、
集計結果が広告されるので、共同購入への参加が促進さ
れる。このため、購入価格を下げる上記効果がさらに高
く得られる。また、請求項4記載の発明によれば、イン
ターネットがネットワークとして使用されているので、
共同購入システムへの参加が広く期待できる。従って、
多数の共同購入参加者を得ることにより購入価格を下げ
る効果がさらに高く得られる。また、請求項5記載の発
明によれば、上記効果に加え、広告手段としてウェッブ
ページが使用されているので、広告のための構成が簡易
でかつコストも安くなるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の共同購入システムの実施形態の概略
構成を示す図である。
【図2】図1に示す共同購入システムの概略構成をより
詳しく示した図である。
【図3】本実施形態の共同購入システムにおけるデータ
ベースファイル51〜55の構成について説明する図で
ある。
【図4】WWWサーバ3で運用される各ウェッブページ
のリンクの流れを示す概略図である。
【図5】トップページの例を示す図である。
【図6】新規商品登録ページの例を示す図である。
【図7】登録商品分類ページの例を示す図である。
【図8】ある分類別登録商品ページの例を示す図であ
る。
【図9】共同購入参加登録ページの例を示す図である。
【図10】参加登録確認ページの例を示す図である。
【図11】結果発表ページの例を示す図である。
【図12】購入確認ページの例を示す図である。
【図13】単独購入商品分類ページの例を示す図であ
る。
【図14】分類別単独購入商品ページの例を示す図であ
る。
【図15】売り手商品登録ページの例を示す図である。
【図16】希望購入価格グラフの例を示す図である。
【符号の説明】
1 インターネット 2 経路制御装置 3 WWWサーバ 31 サーバ運用プログラム 32 HTMLファイル 33 入出力制御装置 4 メールサーバ 5 データベース管理システム(DBMS) 51〜55 データベースファイル 6 メインコンピュータ 63 メーリングソフト 7 買い手端末 8 売り手端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G07F 17/40 G07F 17/40

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の買い手からネットワークを介して
    送られる購入希望商品の名称と希望購入価格を含むデー
    タが登録されるデータベースファイルと、データベース
    ファイルに登録されたデータから希望している買い手の
    数を商品毎に出力する集計手段と、データベースファイ
    ルに登録されている購入希望商品を販売する売り手が現
    れた際にその売り手の情報を各買い手に告知する告知手
    段とからなることを特徴とする共同購入システム。
  2. 【請求項2】 前記告知手段は、前記ネットワークを経
    由して電子メールを送る電子メール送信手段であること
    を特徴とする請求項1記載の共同購入システム。
  3. 【請求項3】 前記集計手段の集計結果を表示して広告
    する広告手段を有していることを特徴とする請求項1記
    載の共同購入システム。
  4. 【請求項4】 前記ネットワークはインターネットであ
    ることを特徴とする請求項1記載の共同購入システム。
  5. 【請求項5】 前記ネットワークはインターネットであ
    るとともに、前記広告手段は、ウェッブページであるこ
    とを特徴とする請求項3記載の共同購入システム。
JP2000145072A 2000-05-17 2000-05-17 共同購入システム Pending JP2001325500A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008090649A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Kinoshita Makoto 商品取引システム、およびそのシステムで利用される商品取引装置
JP2014514681A (ja) * 2011-05-13 2014-06-19 ヨンナム パク インターネットを利用した電子商取引上の商品の価格策定システム

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JP2008090649A (ja) * 2006-10-03 2008-04-17 Kinoshita Makoto 商品取引システム、およびそのシステムで利用される商品取引装置
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