JP2001325247A - 高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサイン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents
高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサイン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録した記録媒体Info
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- JP2001325247A JP2001325247A JP2000144449A JP2000144449A JP2001325247A JP 2001325247 A JP2001325247 A JP 2001325247A JP 2000144449 A JP2000144449 A JP 2000144449A JP 2000144449 A JP2000144449 A JP 2000144449A JP 2001325247 A JP2001325247 A JP 2001325247A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、逆離散コサイン変換処理を高速に
行うようにすることを目的としている。 【解決手段】 入力{X(n)}(n=0,1,…,m
−1;mは2のベキ乗)を演算して出力{x(n)}
(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)を得る高
速逆離散コサイン変換に当たって、入力{X(n)}に
ついて1つ以上の要素からなる集合Kに分けて、当該集
合Kの1つあるいはいくつかにおける当該集合内の全要
素が零である場合に、当該零であることを考慮した、よ
り簡単な演算を用いるようにする。
行うようにすることを目的としている。 【解決手段】 入力{X(n)}(n=0,1,…,m
−1;mは2のベキ乗)を演算して出力{x(n)}
(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)を得る高
速逆離散コサイン変換に当たって、入力{X(n)}に
ついて1つ以上の要素からなる集合Kに分けて、当該集
合Kの1つあるいはいくつかにおける当該集合内の全要
素が零である場合に、当該零であることを考慮した、よ
り簡単な演算を用いるようにする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、計算機上等で実行
される高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサ
イン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録
した記録媒体に関するものである。
される高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサ
イン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録
した記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、計算機上で行われる逆離散コサイ
ン変換では、8要素の一次元離散コサイン変換におい
て、文献[1]に示されるChenのアルゴリズムで、
16回の乗算と26回の加減算とが行われる。これらの
アルゴリズムでは、図1に示すように、入力{X
(n)}(n=0,1,2,…,m−1)の値に関わら
ず、固定の演算アルゴリズムで逆離散コサイン変換処理
を行っていたために、以下のような問題があった。
ン変換では、8要素の一次元離散コサイン変換におい
て、文献[1]に示されるChenのアルゴリズムで、
16回の乗算と26回の加減算とが行われる。これらの
アルゴリズムでは、図1に示すように、入力{X
(n)}(n=0,1,2,…,m−1)の値に関わら
ず、固定の演算アルゴリズムで逆離散コサイン変換処理
を行っていたために、以下のような問題があった。
【0003】なお、図1においては、図示左端に入力
{X(n)}が供給され、図示右端に演算された結果の
出力{x(n)}が出力される。図中の○印は左側から
入力されるデータに対して加減算(図示の場合には加算
のみと考えてよい)を行って右側にその結果を出力す
る。そして図中のCやSや−1などは、該当する線に入
力されるデータに対して乗算を行っているものとして示
されている。
{X(n)}が供給され、図示右端に演算された結果の
出力{x(n)}が出力される。図中の○印は左側から
入力されるデータに対して加減算(図示の場合には加算
のみと考えてよい)を行って右側にその結果を出力す
る。そして図中のCやSや−1などは、該当する線に入
力されるデータに対して乗算を行っているものとして示
されている。
【0004】また、図中の例えば
【0005】
【数1】
【0006】そして、一般的には
【0007】
【数2】
【0008】を表している。したがって、図1において
囲ったI内での演算は、
囲ったI内での演算は、
【0009】
【数3】
【0010】を演算しており、図1において囲ったII内
での演算は、
での演算は、
【0011】
【数4】
【0012】を演算している。この結果、出力x(5)
について言えば、
について言えば、
【0013】
【数5】
【0014】として与えられる。図2は従来の高速逆離
散コサイン変換の構成図を示す。図中の符号100は変
換処理装置、110は記憶手段、120はバタフライ演
算手段を表している。
散コサイン変換の構成図を示す。図中の符号100は変
換処理装置、110は記憶手段、120はバタフライ演
算手段を表している。
【0015】記憶手段110には、前記入力{X
(n)}が入力されて記憶されると共に、バタフライ演
算手段120によって演算されてゆく途中の演算結果が
記憶されている。そして、それらの記憶内容のうちの必
要なものが読み出されてはバタフライ演算手段120に
供給されてゆく。バタフライ演算手段120は、図2の
場合には、図1に示した如き演算を行い、最終的には出
力{x(n)}を出力する。バタフライ演算とは、図1
の下段に示す如きCやSの演算を意味している。 参考文献 [1]W.H.Chen, C.H.smith, and S.C. Fralick: "A f
ast computational algorithm for the discrete cosin
e transform", IEEE Trans. Commun., vol.25, no.9, p
p. 1004-1009 (1977) 。
(n)}が入力されて記憶されると共に、バタフライ演
算手段120によって演算されてゆく途中の演算結果が
記憶されている。そして、それらの記憶内容のうちの必
要なものが読み出されてはバタフライ演算手段120に
供給されてゆく。バタフライ演算手段120は、図2の
場合には、図1に示した如き演算を行い、最終的には出
力{x(n)}を出力する。バタフライ演算とは、図1
の下段に示す如きCやSの演算を意味している。 参考文献 [1]W.H.Chen, C.H.smith, and S.C. Fralick: "A f
ast computational algorithm for the discrete cosin
e transform", IEEE Trans. Commun., vol.25, no.9, p
p. 1004-1009 (1977) 。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】MPEG−2などの画
像符号化処理では、離散コサイン変換処理や量子化処理
が行われる。離散コサイン変換処理では画像情報の性質
により高周波成分で零値の出現頻度が多くなる。さら
に、量子化処理において量子化ステップより小さい値が
零にクリッピングされるため、零値が高周波成分に集中
する。このため、画像復号処理時の逆離散コサイン変換
処理への入力においては、高周波成分に零値が多く含ま
れる。逆離散コサイン変換は入力に零値を多く持つ場
合、演算を削減できるため、処理を高速化できる可能性
がある。
像符号化処理では、離散コサイン変換処理や量子化処理
が行われる。離散コサイン変換処理では画像情報の性質
により高周波成分で零値の出現頻度が多くなる。さら
に、量子化処理において量子化ステップより小さい値が
零にクリッピングされるため、零値が高周波成分に集中
する。このため、画像復号処理時の逆離散コサイン変換
処理への入力においては、高周波成分に零値が多く含ま
れる。逆離散コサイン変換は入力に零値を多く持つ場
合、演算を削減できるため、処理を高速化できる可能性
がある。
【0017】しかし、従来方法を用いた逆離散コサイン
変換においてはどのような入力であっても、ブロックあ
たり16回の8要素一次元逆離散コサイン変換演算(例
えばChenのアルゴリズムでは256回の乗算と41
6回の加減算)を行わなければならず、処理の高速化が
期待できないという問題があった。
変換においてはどのような入力であっても、ブロックあ
たり16回の8要素一次元逆離散コサイン変換演算(例
えばChenのアルゴリズムでは256回の乗算と41
6回の加減算)を行わなければならず、処理の高速化が
期待できないという問題があった。
【0018】本発明は、逆離散コサイン変換処理を高速
に行うようにすることを目的としている。
に行うようにすることを目的としている。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、{X(n)}
(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)を入力、
{x(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ
乗)を出力とするm要素の高速逆離散コサイン変換装置
において、入力{X(n)}(n=0,1,…,m−
1;mは2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合を
Kとし、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,K
j ,…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれ
る全ての要素が零値であるかどうかを判定する手段と.
Kj に含まれる全ての要素が零値であることを前提に逆
離散コサイン変換を行う演算式FKjを予め用意してお
き、Kj に合まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式F Kjを適用する手段と、を具備すること
により、高速な逆離散コサイン変換を行うことを特徴と
する高速逆離散コサイン変換装置である。そして、当該
逆離散コサイン変換を実行する高速逆離散コサイン変換
方法、および当該高速逆離散コサイン変換方法をプログ
ラムの形で記述して記録している記録媒体である。
(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)を入力、
{x(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ
乗)を出力とするm要素の高速逆離散コサイン変換装置
において、入力{X(n)}(n=0,1,…,m−
1;mは2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合を
Kとし、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,K
j ,…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれ
る全ての要素が零値であるかどうかを判定する手段と.
Kj に含まれる全ての要素が零値であることを前提に逆
離散コサイン変換を行う演算式FKjを予め用意してお
き、Kj に合まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式F Kjを適用する手段と、を具備すること
により、高速な逆離散コサイン変換を行うことを特徴と
する高速逆離散コサイン変換装置である。そして、当該
逆離散コサイン変換を実行する高速逆離散コサイン変換
方法、および当該高速逆離散コサイン変換方法をプログ
ラムの形で記述して記録している記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて説明する。
いて説明する。
【0021】(第1の実施例)図3は本発明による高速
逆離散コサイン変換の一実施例構成図を示す。図中の符
号200は変換処理装置、210は記憶手段、220は
バタフライ演算手段、230は零判定手段を表してい
る。
逆離散コサイン変換の一実施例構成図を示す。図中の符
号200は変換処理装置、210は記憶手段、220は
バタフライ演算手段、230は零判定手段を表してい
る。
【0022】記憶手段210は図2の記憶手段110に
対応し、バタフライ演算手段220は図2のバタフライ
演算手段120に対応し、手段210,220は図2に
示す手段110,120に相当する処理を行っている。
対応し、バタフライ演算手段220は図2のバタフライ
演算手段120に対応し、手段210,220は図2に
示す手段110,120に相当する処理を行っている。
【0023】本発明の場合には、零判定手段230がも
うけられており、当該零判定手段230は入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
における夫々の要素X(0),X(1),…,X(m−
1)が零であるか否かを判定してその旨を含めて記憶手
段210に入力{X(n)}を記憶させている。
うけられており、当該零判定手段230は入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
における夫々の要素X(0),X(1),…,X(m−
1)が零であるか否かを判定してその旨を含めて記憶手
段210に入力{X(n)}を記憶させている。
【0024】図4は、請求項1記載の実施例を示してい
る。ここでは、8要素の一次元逆離散コサイン変換を例
にして説明する。図中、11,12,13,14,1
5,16,17,18は入力要素X(0),X(1),
X(2),X(3),X(4),X(5),X(6),
X(7)を示し、41,42,43,44,45,4
6,47,48は逆離散コサイン変換処理後に出力する
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)を示している。
る。ここでは、8要素の一次元逆離散コサイン変換を例
にして説明する。図中、11,12,13,14,1
5,16,17,18は入力要素X(0),X(1),
X(2),X(3),X(4),X(5),X(6),
X(7)を示し、41,42,43,44,45,4
6,47,48は逆離散コサイン変換処理後に出力する
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)を示している。
【0025】入力 {X(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) において、 K1 ={X(6),X(7)} K2 ={X(4),X(5)} とする。
【0026】図中の判断21において X(6)=0かつX(7)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式1(図中31)
を適用し逆離散コサイン変換を行う,図中の判断21に
おいて X(6)=0かつX(7)=0 が偽でかつ図中の判断22において X(4)=0かつX(5)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式2(図中32)
を適用し、 X(4)=0かつX(5)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。そ
して上記の逆離散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
を適用し逆離散コサイン変換を行う,図中の判断21に
おいて X(6)=0かつX(7)=0 が偽でかつ図中の判断22において X(4)=0かつX(5)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式2(図中32)
を適用し、 X(4)=0かつX(5)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。そ
して上記の逆離散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
【0027】図5は、図4中の符号31で示される逆離
散コサイン変換演算式1を詳細に示した図である。図中
の符号11ないし16で表しているX(0),X
(1),X(2),X(3),X(4),X(5)は逆
離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の符号41な
いし48で表しているx(0),x(1),x(2),
x(3),x(4),x(5),x(6),x(7)は
逆離散コサイン変換処理後に出力される要素を示してい
る。
散コサイン変換演算式1を詳細に示した図である。図中
の符号11ないし16で表しているX(0),X
(1),X(2),X(3),X(4),X(5)は逆
離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の符号41な
いし48で表しているx(0),x(1),x(2),
x(3),x(4),x(5),x(6),x(7)は
逆離散コサイン変換処理後に出力される要素を示してい
る。
【0028】図6は、図4中の符号32で示される逆離
散コサイン変換演算式2を詳細に示した図である。図中
の符号11ないし14と17,18とで表しているX
(0),X(1),X(2),X(3),X(6),X
(7)は逆離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の
符号41ないし48で表しているx(0),x(1),
x(2),x(3),x(4),x(5),x(6),
x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力される要素
を示している。
散コサイン変換演算式2を詳細に示した図である。図中
の符号11ないし14と17,18とで表しているX
(0),X(1),X(2),X(3),X(6),X
(7)は逆離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の
符号41ないし48で表しているx(0),x(1),
x(2),x(3),x(4),x(5),x(6),
x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力される要素
を示している。
【0029】(第2の実施例)図7は、請求項2記載の
実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離散
コサイン変換を例にして説明する。図中、11,12,
13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離散
コサイン変換を例にして説明する。図中、11,12,
13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
【0030】入力 {X(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) において、 K1 ={X(0),X(1)} K2 ={X(0),X(1),X(2),X(3)} とする。
【0031】図中の判断23において X(0)=0かつX(1)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。図
中の判断23において X(0)=0かつX(1)=0 が真で、かつ図中の判断24において X(2)=0かつX(3)=0 が偽のとき、逆離散コサイン変換演算式4(図中34)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。また、図中の判
断23において X(0)=0かつX(1)=0 が真で、かつ図中の判断24において X(2)=0かつX(3)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式5(図中35)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。図
中の判断23において X(0)=0かつX(1)=0 が真で、かつ図中の判断24において X(2)=0かつX(3)=0 が偽のとき、逆離散コサイン変換演算式4(図中34)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。また、図中の判
断23において X(0)=0かつX(1)=0 が真で、かつ図中の判断24において X(2)=0かつX(3)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式5(図中35)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
【0032】図8は、図7中の符号34で示される逆離
散コサイン変換演算式4を詳細に示した図である。図中
の符号13ないし18で表しているX(2),X
(3),X(4),X(5),X(6),X(7)は逆
離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の符号41な
いし48で表しているx(0),x(1),x(2),
x(3),x(4),x(5),x(6),x(7)は
逆離散コサイン変換処理後に出力される要素を示してい
る。
散コサイン変換演算式4を詳細に示した図である。図中
の符号13ないし18で表しているX(2),X
(3),X(4),X(5),X(6),X(7)は逆
離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の符号41な
いし48で表しているx(0),x(1),x(2),
x(3),x(4),x(5),x(6),x(7)は
逆離散コサイン変換処理後に出力される要素を示してい
る。
【0033】図9は、図7中の符号35で示される逆離
散コサイン変換演算式5を詳細に示した図である。図中
の符号15ないし18で表しているX(4),X
(5),X(6),X(7)は逆離散コサイン変換の入
力要素を示し、図中の符号41ないし48で表している
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処
理後に出力される要素を示している。逆離散コサイン変
換演算式3は図1に示したものを用いる。
散コサイン変換演算式5を詳細に示した図である。図中
の符号15ないし18で表しているX(4),X
(5),X(6),X(7)は逆離散コサイン変換の入
力要素を示し、図中の符号41ないし48で表している
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処
理後に出力される要素を示している。逆離散コサイン変
換演算式3は図1に示したものを用いる。
【0034】(第3の実施例)図10は、請求項3記載
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は人力要素X
(0),X(p),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は人力要素X
(0),X(p),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
【0035】入力 {X(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) において、 K1 ={X(4),X(5),X(6),X(7)} とする。
【0036】図中の判断25において X(4)=0かつX(5)=0かつX(6)=0かつX
(7)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行い、 X(4)=0かつX(5)=0かつX(6)=0かつX
(7)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式6(図中36)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
(7)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行い、 X(4)=0かつX(5)=0かつX(6)=0かつX
(7)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式6(図中36)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
【0037】図11は、図10中の符号36で示される
逆離散コサイン変換演算式6を詳細に示した図である。
図中の符号11ないし14で表しているX(0),X
(1),X(2),X(3)は逆離散コサイン変換の入
力要素を示し、図中の符号41ないし48で表している
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処
理後に出力される要素を示している。
逆離散コサイン変換演算式6を詳細に示した図である。
図中の符号11ないし14で表しているX(0),X
(1),X(2),X(3)は逆離散コサイン変換の入
力要素を示し、図中の符号41ないし48で表している
x(0),x(1),x(2),x(3),x(4),
x(5),x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処
理後に出力される要素を示している。
【0038】(第4の実施例)図12は、請求項4記載
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
【0039】入力 {X(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) において、 K1 ={X(2),X(6)} とする。図中の判断26において X(2)=0かつX(6)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行い、 X(2)=0かつX(6)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式7(図中37)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行い、 X(2)=0かつX(6)=0 が真のとき、逆離散コサイン変換演算式7(図中37)
を適用して逆離散コサイン変換を行う。そして上記逆離
散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
【0040】図13は、図12中の符号37で示される
逆離散コサイン変換演算式7を詳細に示した図である。
図中の符号11,12と14ないし16,18とで表し
ているX(0),X(1),X(3),X(4),X
(5),X(7)は逆離散コサイン変換の入力要素を示
し、図中の符号41ないし48で表しているx(0),
x(1),x(2),x(3),x(4),x(5),
x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力
される要素を示している。逆離散コサイン変換演算式3
は図1に示したものを用いる。
逆離散コサイン変換演算式7を詳細に示した図である。
図中の符号11,12と14ないし16,18とで表し
ているX(0),X(1),X(3),X(4),X
(5),X(7)は逆離散コサイン変換の入力要素を示
し、図中の符号41ないし48で表しているx(0),
x(1),x(2),x(3),x(4),x(5),
x(6),x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力
される要素を示している。逆離散コサイン変換演算式3
は図1に示したものを用いる。
【0041】(第5の実施例)図14は、請求項5記載
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
の実施例を示している。ここでは、8要素の一次元逆離
散コサイン変換を例にして説明する。図中、11,1
2,13,14,15,16,17,18は入力要素X
(0),X(1),X(2),X(3),X(4),X
(5),X(6),X(7)を示し、41,42,4
3,44,45,46,47,48は逆離散コサイン変
換処理後に出力するx(0),x(1),x(2),x
(3),x(4),x(5),x(6),x(7)を示
している。
【0042】入力 {X(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) において、 K1 ={X(2),X(3),X(4),X(5),X
(6),X(7)} K2 ={X(2),X(6)} とする。
(6),X(7)} K2 ={X(2),X(6)} とする。
【0043】図中の判断27において X(2)=0かつX(3)=0かつX(4)=0かつX
(5)=0かつX(6)=0かつX(7)=0 が真のとき、図15(後述)に示す逆離散コサイン変換
演算式8(図中38)を適用して逆離散コサイン変換を
行う。図中の判断27において X(2)=0かつX(3)=0かつX(4)=0かつX
(5)=0かつX(6)=0かつX(7)=0 が偽で、かつ図中の判断28において X(2)=0かつX(6)=0 が真のとき、図13に示す逆離散コサイン変換演算式7
(図中37)を適用し、 X(2)=0かつX(6)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。そ
して上記逆離散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
(5)=0かつX(6)=0かつX(7)=0 が真のとき、図15(後述)に示す逆離散コサイン変換
演算式8(図中38)を適用して逆離散コサイン変換を
行う。図中の判断27において X(2)=0かつX(3)=0かつX(4)=0かつX
(5)=0かつX(6)=0かつX(7)=0 が偽で、かつ図中の判断28において X(2)=0かつX(6)=0 が真のとき、図13に示す逆離散コサイン変換演算式7
(図中37)を適用し、 X(2)=0かつX(6)=0 が偽のとき、図1に示す逆離散コサイン変換演算式3
(図中33)を適用して逆離散コサイン変換を行う。そ
して上記逆離散コサイン変換処理後に {x(n)}(n=0,1,2,3,4,5,6,7) を出力する。
【0044】図15は、図14中の符号38で示される
逆離散コサイン変換演算式8を詳細に示した図である。
図中の符号11,12で表されているX(0),X
(1)は逆離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の
符号41ないし48で表されているx(0),x
(1),x(2),x(3),x(4),x(5),x
(6),x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力さ
れる要素を示している。
逆離散コサイン変換演算式8を詳細に示した図である。
図中の符号11,12で表されているX(0),X
(1)は逆離散コサイン変換の入力要素を示し、図中の
符号41ないし48で表されているx(0),x
(1),x(2),x(3),x(4),x(5),x
(6),x(7)は逆離散コサイン変換処理後に出力さ
れる要素を示している。
【0045】上記において、高速逆離散コサイン変換装
置とその方法について説明したが、当該方法については
プログラムの形で記述してそれを記録媒体に記録してお
くことができる。したがって、本発明は当該記録媒体を
も発明の対象とするものである。
置とその方法について説明したが、当該方法については
プログラムの形で記述してそれを記録媒体に記録してお
くことができる。したがって、本発明は当該記録媒体を
も発明の対象とするものである。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
以下に示すような利点が生じる。
以下に示すような利点が生じる。
【0047】(1)従来の方法では、逆離散コサイン変
換処理はある単一の演算処理で行われていたために、入
力の零要素によって演算量削減が行われていなかった。
請求項1および2記載の機能を具備することで、零要素
に応じてより処理数の少ない逆離散コサイン変換処理を
適応的に実行することになり、高速な処理を実現するこ
とが可能となる。
換処理はある単一の演算処理で行われていたために、入
力の零要素によって演算量削減が行われていなかった。
請求項1および2記載の機能を具備することで、零要素
に応じてより処理数の少ない逆離散コサイン変換処理を
適応的に実行することになり、高速な処理を実現するこ
とが可能となる。
【0048】(2)離散コサイン変換を用いた画像圧縮
符号化では、圧縮された符号化データを復号する際、逆
離散コサイン変換処理を行う必要があるが、画像情報の
性質上、逆離散コサイン変換処理の入力は高周波成分に
零要素を多く含まれることが知られている。請求項3お
よび5記載の機能を具備することで、高周波成分が零要
素である場合に、適応的に演算処理の少ない逆離散コサ
イン変換処理に変えることが可能になり、高速な逆離散
コサイン変換処理を実現できる。
符号化では、圧縮された符号化データを復号する際、逆
離散コサイン変換処理を行う必要があるが、画像情報の
性質上、逆離散コサイン変換処理の入力は高周波成分に
零要素を多く含まれることが知られている。請求項3お
よび5記載の機能を具備することで、高周波成分が零要
素である場合に、適応的に演算処理の少ない逆離散コサ
イン変換処理に変えることが可能になり、高速な逆離散
コサイン変換処理を実現できる。
【0049】(3)一般に逆離散コサイン変換処理はC
henのアルゴリズムに代表されるようにバタフライ演
算で実現されていることが多い。X(i)とX(i+m
/2)(i<m/2,mは2のベキ乗)との要素が零で
ある場合、従来方法より演算処理の少ないバタフライ演
算で逆離散コサイン変換処理が実現可能である。請求項
4および5記載の機能を具備することで、X(i)とX
(i+m/2)(i<m/2,mは2のベキ乗)との要
素が零である場合に、適応的に演算処理の少ない逆離散
コサイン変換演算を行うことが可能になり、高速な逆離
散コサイン変換処理を実現できる。
henのアルゴリズムに代表されるようにバタフライ演
算で実現されていることが多い。X(i)とX(i+m
/2)(i<m/2,mは2のベキ乗)との要素が零で
ある場合、従来方法より演算処理の少ないバタフライ演
算で逆離散コサイン変換処理が実現可能である。請求項
4および5記載の機能を具備することで、X(i)とX
(i+m/2)(i<m/2,mは2のベキ乗)との要
素が零である場合に、適応的に演算処理の少ない逆離散
コサイン変換演算を行うことが可能になり、高速な逆離
散コサイン変換処理を実現できる。
【図1】従来の技術であるChenのアルゴリズムによ
る逆離散コサイン変換であり、本発明の第1、第2、第
3、第4、第5の実施例に示す逆離散コサイン変換演算
式3を詳細に示した図である。
る逆離散コサイン変換であり、本発明の第1、第2、第
3、第4、第5の実施例に示す逆離散コサイン変換演算
式3を詳細に示した図である。
【図2】従来の高速逆離散コサイン変換を説明する図で
ある。
ある。
【図3】本発明による高速逆離散コサイン変換を説明す
る図である。
る図である。
【図4】本発明の第1の実施例を示している。
【図5】本発明の第1の実施例に示す逆離散コサイン変
換演算式1を詳細に示した図である。
換演算式1を詳細に示した図である。
【図6】本発明の第1の実施例に示す逆離散コサイン変
換演算式2を詳細に示した図である。
換演算式2を詳細に示した図である。
【図7】本発明の第2の実施例を示している。
【図8】本発明の第2の実施例に示す逆離散コサイン変
換演算式4を詳細に示した図である。
換演算式4を詳細に示した図である。
【図9】本発明の第2の実施例に示す逆離散コサイン変
換演算式5を詳細に示した図である。
換演算式5を詳細に示した図である。
【図10】本発明の第3の実施例を示している。
【図11】本発明の第3の実施例に示す逆離散コサイン
変換演算式6を詳細に示した図である。
変換演算式6を詳細に示した図である。
【図12】本発明の第4の実施例を示している。
【図13】本発明の第4の実施例に示す逆離散コサイン
変換演算式7を詳細に示した図である。
変換演算式7を詳細に示した図である。
【図14】本発明の第5の実施例を示している。
【図15】本発明の第5の実施例に示す逆離散コサイン
変換演算式8を詳細に示した図である。
変換演算式8を詳細に示した図である。
200:変換処理装置 210:記憶手段 220:バタフライ演算手段 230:零判定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 次郎 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5B056 AA04 BB11 HH03 5C059 KK11 KK15 MA00 MA23 MC21 PP04 TA50 TB14 TC06 TD11 UA05 5J064 AA03 BA16 BC26
Claims (9)
- 【請求項1】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換装置において、 (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の手段
と、 (b)Kj (1≦j≦p)に含まれる全ての要素が零値
であることを前提に逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、Kj (1≦j≦
p)に含まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式FKj(1≦j≦p)を適用する第2の手
段と、 を具備することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項2】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換装置において、 (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の手段
と、 (c)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるい複数個のK(K1 ,K2 ,…,K j ,
…,Kp )に対して、全ての要素が零値であるKj (1
≦j≦p)が複数個ある場合、各々のKj (1≦j≦
p)に含まれる要素数を比較し、最も多くの要素を含む
Kj (1≦j≦p)の全ての要素が零値であることを前
提に用意された逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、当該演算式FKj
(1≦j≦p)を入力{X(n)}(n=0,1,…,
m−1;mは2のベキ乗)に対して適用する第2−1の
手段、 を具備することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項3】請求項1記載の第1の手段において、 (d)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のi番目以降の要素の集合をK1 ={X
(i),X(i+1),…,X(m−1)}とし、K1
に含まれる要素X(i),X(i+1),…,X(m−
1)がすべて零値であることを判定する第1−1の手段
と、 請求項1記載の第2の手段において、 (e)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のi番目以降の要素X(i),X(i+
1),…,X(m−1)がすべて零値であることを前提
に逆離散コサイン変換演算を行う演算式FK1を予め用意
し、K1 に含まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式FK1を適用する第2−2の手段と、 を具備することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項4】請求項1記載の第1の手段において、 (f)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のi番目の要素と(i+m/2)番目の
要素の集合をK2 ={X(i),X(i+m/2)}と
し、K2 に含まれるX(i),X(i+m/2)がとも
に零値であることを判定する第1−2の手段と、 請求項1記載の第2の手段において、 (g)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のX(i)とX(i+m/2)がともに
零値であることを前提に逆離散コサイン変換を行う演算
式FK2を予め用意し、K2 に含まれる全ての要素が零値
の場合に入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)に対して演算式FK2を適用する第2−
3の手段と、 を具備することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを持徴とする高速逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項5】請求項1および2記載の第1の手段におい
て、 (h)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のi番目以降の要素X(i),X(i+
1),…,X(m−1)の集合をK1 ={X(i),X
(i+1),…,X(m−1)}とし、入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
のj番目の要素と(j+m/2)番目の要素の集合をK
3 ={X(j),X(j+m/2)}とし、 K1 の要素{X(i),X(i+1),…,X(m−
1)}がすべて零値であるかどうか判定することと、K
3 の要素{X(j),X(j+m/2)}がすべて零値
であるかどうかを判定する第1−3の手段と、 請求項1および2記載の第2の手段において、 (i)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のi<(m−2)なるi番目以降の要素
X(i),X(i+1),…,X(m−1)がすべて零
値で、入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)のj番目の要素と(j+m/2)番目の
要素が全て零値のとき、 {X(i),X(i+1),…,X(m−1)}がすべ
て零値であることを前提に逆離散コサイン変換演算を行
う演算式FK3を入力{X(n)}(n=0,1,…,m
−1;mは2のベキ乗)に対して適用する第2−4の手
段と、 を具備することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換装置。 - 【請求項6】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換方法において、 (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の処理過
程と、 (b)Kj (1≦j≦p)に含まれる全ての要素が零値
であることを前提に逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、Kj (1≦j≦
p)に含まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式FKj(1≦j≦p)を適用する第2の処
理過程と、 を実行することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換方法。 - 【請求項7】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換方法において、 (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の処理過
程と、 (c)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるい複数個のK(K1 ,K2 ,…,K j ,
…,Kp )に対して、全ての要素が零値であるKj (1
≦j≦p)が複数個ある場合、各々のKj (1≦j≦
p)に含まれる要素数を比較し、最も多くの要素を含む
Kj (1≦j≦p)の全ての要素が零値であることを前
提に用意された逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、当該演算式FKj
(1≦j≦p)を入力{X(n)}(n=0,1,…,
m−1;mは2のベキ乗)に対して適用する第2−1の
処理過程と、 を実行することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うことを特徴とする高速逆離散コサイン変換方法。 - 【請求項8】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換方法についてプログラムの形で記
述して、当該プログラムを記録している記録媒体におい
て、 前記高速逆離散コサイン変換方法が (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の処理過
程と、 (b)Kj (1≦j≦p)に含まれる全ての要素が零値
であることを前提に逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、Kj (1≦j≦
p)に含まれる全ての要素が零値の場合に入力{X
(n)}(n=0,1,…,m−1;mは2のベキ乗)
に対して演算式FKj(1≦j≦p)を適用する第2の処
理過程と、 を実行することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うものであることを特徴とする高速逆離散コサイン変換
プログラムを記録した記録媒体。 - 【請求項9】{X(n)}(n=0,1,…,m−1;
mは2のベキ乗)を入力、{x(n)}(n=0,1,
…,m−1;mは2のベキ乗)を出力とするm要素の高
速逆離散コサイン変換方法についてプログラムの形で記
述して、当該プログラムを記録している記録媒体におい
て、 前記高速逆離散コサイン変換方法が (a)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるいは複数個のK(K1 ,K2 ,…,Kj ,
…,Kp )に対して、Kj (1≦j≦p)に含まれる全
ての要素が零値であるかどうかを判定する第1の処理過
程と、 (c)入力{X(n)}(n=0,1,…,m−1;m
は2のベキ乗)の1つ以上の要素からなる集合をKと
し、1個あるい複数個のK(K1 ,K2 ,…,K j ,
…,Kp )に対して、全ての要素が零値であるKj (1
≦j≦p)が複数個ある場合、各々のKj (1≦j≦
p)に含まれる要素数を比較し、最も多くの要素を含む
Kj (1≦j≦p)の全ての要素が零値であることを前
提に用意された逆離散コサイン変換を行う演算式F
Kj(1≦j≦p)を予め用意しておき、当該演算式FKj
(1≦j≦p)を入力{X(n)}(n=0,1,…,
m−1;mは2のベキ乗)に対して適用する第2−1の
処理過程と、 を実行することにより、高速に逆離散コサイン変換を行
うものであることを特徴とする高速逆離散コサイン変換
プログラムを記録した記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144449A JP2001325247A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサイン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録した記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000144449A JP2001325247A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサイン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録した記録媒体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001325247A true JP2001325247A (ja) | 2001-11-22 |
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ID=18651105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000144449A Pending JP2001325247A (ja) | 2000-05-17 | 2000-05-17 | 高速逆離散コサイン変換装置及び高速逆離散コサイン変換方法及び当該方法を記述したプログラムを記録した記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2001325247A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005122590A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 画像符号化装置および画像復号化装置、ならびにそれらで用いられる集積回路 |
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2000
- 2000-05-17 JP JP2000144449A patent/JP2001325247A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2005122590A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2005-12-22 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 画像符号化装置および画像復号化装置、ならびにそれらで用いられる集積回路 |
JPWO2005122590A1 (ja) * | 2004-06-08 | 2008-04-10 | 松下電器産業株式会社 | 画像符号化装置および画像復号化装置、ならびにそれらで用いられる集積回路 |
JP4704333B2 (ja) * | 2004-06-08 | 2011-06-15 | パナソニック株式会社 | 画像符号化装置および画像復号化装置、ならびにそれらで用いられる集積回路 |
US8179972B2 (en) | 2004-06-08 | 2012-05-15 | Panasonic Corporation | Image encoding device, image decoding device, and integrated circuit used therein |
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