JP2001324728A - 動画再生用紙およびその動画再生方法並びにそれを用いた製品 - Google Patents

動画再生用紙およびその動画再生方法並びにそれを用いた製品

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JP2001324728A
JP2001324728A JP2000141536A JP2000141536A JP2001324728A JP 2001324728 A JP2001324728 A JP 2001324728A JP 2000141536 A JP2000141536 A JP 2000141536A JP 2000141536 A JP2000141536 A JP 2000141536A JP 2001324728 A JP2001324728 A JP 2001324728A
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JP2000141536A
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Takeshi Hatakeyama
剛 畠山
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 見る角度を変えることなく、簡単な構造およ
び制御で連続した画像を高解像度で動画的に次々と表示
でき、低コストで高分解能および高コントラストの動画
の再生を実現できる動画再生用紙を提供する。 【解決手段】 特殊インク6により画像が印刷された透
明薄膜部材2a,2b,9a,9b,9cを複数枚重ね
て構成され、各透明薄膜部材2a,2b,9a,9b,
9cに印刷されたそれぞれの画像を、電圧、電界、熱お
よび磁気を含む物理現象を利用して表示状態または非表
示状態にするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特殊インクにより
画像(ここでは絵および文字なども含む)が印刷された
透明薄膜部材を数枚重ねて構成された用紙において、そ
の用紙の各画像を順次表示状態にすることによって同一
用紙上で複数の画像を連続的に表示する動画再生用紙お
よびその動画再生方法並びにそれを用いた製品に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】複数の画像を連続的に表示する用紙の一
例として、例えば子供のおもちゃであるベンチキュラー
レンズを用いたものがある。この用紙は、図12に示す
ように、数枚(ここでは4枚)の画像を短冊形に分解し
て1枚の紙51上に順番に配置し、その上面に、例えば
4つの短冊52に1つのレンズが対応するようにかまぼ
こ形のベンチキュラーレンズ53を配置する。そして、
ベンチキュラーレンズ53を通して例えばAの角度から
紙51を見ると各4つの短冊52のうちの例えば1つ目
(左側)の画像がそれぞれ見えて1枚の画像になり、ま
た、Bの角度から紙51を見ると、各4つの短冊52の
うちの例えば3つ目(左から3番目)の画像がそれぞれ
見えて別の1枚の画像になる。このとき、4枚の画像が
それぞれ関連した画像とすれば、見る角度を変えること
によって次々と動く画像を見ることができる(従来技術
1)。
【0003】また、1枚の画像を表示するものとして
は、帯電着色泳動粒子(電気泳動)、ロイコ染料および
マイクロカラーボールなどを用いた表示体や、非通電時
でも表示される画像が保持され、何回でも表示させるこ
とができたり書き換えることができるリライタブルペー
パーなどがある。
【0004】図13は例えば電気泳動の原理を利用した
表示体(装置)で、この表示体は、帯電着色粒子66を
中に含む着色または不透明な絶縁性液体65が、封止部
材61および分離部材62によって作られたセル状空間
に充填されており、表面には各セル67毎に個別透明電
極63が配置されて、他面には接地した共通電極64が
配置されている。
【0005】そして、表示信号にしたがって個別透明電
極63に選択的に数10V程度の帯電着色粒子66の帯
電電極とは逆の電位を与えると、電位を与えられた個別
透明電極63に対応するセル67中の帯電着色粒子66
は、個別透明電極63側に電気泳動の原理により移動
し、一方、電位を与えられなかった個別透明電極63に
対応するセル67中の帯電着色粒子66は、共通電極6
4側に残ったままとなる。その結果、個別透明電極63
の面から見れば、個別透明電極63側に帯電着色粒子6
6が集まったセル67は帯電着色粒子66の色に近く見
え、共通電極64側に帯電着色粒子66が集まったセル
67では絶縁性液体65自体の色が見えることになる。
よって、任意の個別透明電極63に選択的に電位を与え
ることにより、1枚の画像の表示を行うことができる
(従来技術2)。
【0006】また、特開2000−35598号公報に
開示された表示パネルは、図14に示すように、第1の
電極72が形成された下面基板71と、第2の電極73
が形成された上面基板74とが、電極が対向するように
配置され、さらにその間に、それぞれの分散媒がシアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)に着色され、
この3原色とは異なる所定の色に着色された電気泳動粒
子とが封入された分散媒の色により区別される3種類の
マイクロカプセル75,76,77が所定の配列で配置
されている。そして、分散媒がそれぞれ3原色に着色さ
れた3個のマイクロカプセル75,76,77を1画素
分の表示部78とし、これら各マイクロカプセル75,
76,77の呈示色をそれぞれ独立に制御して、各画素
毎のフルカラーの高精細表示を可能としたものである
(従来技術3)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来技術
1の用紙は、数枚の画像を短冊形に分解して1枚の紙5
1上に順番に配置し、ベンチキュラーレンズ53を通し
て角度を変えて各画像を見るようにしているため、場合
によっては隣り合う短冊52の画像が混ざり合ってしま
ってはっきりした画像を得ることができなかった。ま
た、画像の枚数を増やすとその解像度が悪くなる(n枚
の画像を入れると、印刷の解像度の1/nとなる)とと
もに、見る角度を変えないと各画像が変わらないという
問題があった。
【0008】従来技術2の表示装置は、任意の個別透明
電極63に選択的に電位を与えることにより、1枚の画
像が表示される。しかしながら、各セル67毎の個別透
明電極63に選択的に電位を与えるという制御が必要で
あるとともに、連続的に次々と画像を表示させようとす
る場合には、さらにその機構が複雑になってしまうとい
う問題があった。また、表示される画像のコントラスト
の調整も非常に難しかった。
【0009】従来技術3の表示パネルは、あらゆる画像
が表示できるように、色の3原色に着色された3個のマ
イクロカプセル75,76,77をそれぞれ独立に制御
するようにしているので、その制御が複雑であるととも
に、コントラストの調整が難しく、また、連続的に次々
と画像を表示させる場合の制御も煩雑になるという問題
があった。
【0010】本発明は、上記のような課題を解決するた
めになされたもので、見る角度を変えることなく、簡単
な構造および制御で連続した画像を高解像度で動画的に
次々と表示でき、低コストで高分解能および高コントラ
ストの動画の再生を実現できる動画再生用紙およびその
動画再生方法並びにそれを用いた製品を提供することを
目的としたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る動画再生用
紙は、特殊インクにより画像が印刷された透明薄膜部材
を複数枚重ねて構成され、各透明薄膜部材に印刷された
それぞれの画像を、電圧、電界、熱および磁気を含む物
理現象を利用して表示状態または非表示状態にするもの
である。これにより、見る角度を変えることなく同一用
紙上で複数の画像を簡単に表示することができる。
【0012】本発明に係る動画再生用紙は、各透明薄膜
部材に印刷されたそれぞれの画像を、表示状態または非
表示状態に切り換えて表示するものである。これによ
り、表示時に他の画像が混ざり合ったりしないため、各
画像の解像度を高くすることができる。
【0013】本発明に係る動画再生用紙は、各透明薄膜
部材に印刷されたそれぞれの画像を、所定の順番で表示
状態にして連続的に表示するものである。これにより、
各画像を動画的に表示させることができる。
【0014】本発明に係る動画再生用紙は、各透明薄膜
部材は、特殊インクにより画像を形成するための画像生
成層と、この画像生成層を挾持する電極層とを備え、隣
接する電極層は絶縁層を介して絶縁されているものであ
る。
【0015】本発明に係る動画再生用紙は、各透明薄膜
部材は、特殊インクにより画像を形成するための画像生
成層と、この画像生成層の一方の面に配設された電極層
とを備えたものである。
【0016】本発明に係る動画再生用紙は、各画像生成
層は、複数のセルが形成され、各セル内に着色電気泳動
粒子が封入されているものである。これにより、表示す
る画像に対応する着色電気泳動粒子をセル内に封入でき
るとともに、各セル毎で様々な色やコントラストを表現
でき、高解像度および高コントラストな表現が可能な動
画再生用紙を得ることができる。
【0017】本発明に係る動画再生用紙は、各セルは形
成される画像の各画素に対応するものである。
【0018】本発明に係る動画再生用紙は、各画像生成
層は、内部に着色粒子を有する複数のマイクロカラーボ
ールが平板形状に配置されているものである。
【0019】本発明に係る動画再生用紙は、各マイクロ
カラーボールは形成される画像の各画素に対応するもの
である。
【0020】本発明に係る動画再生用紙は、複数積層さ
れた透明基板と、各透明基板の間にそれぞれ配設された
一対の透明電極と、各一対の透明電極の間に配設され、
それぞれに形成された複数のセル内に封入された着色電
気泳動粒子によって画像を形成するための画像生成層と
を備えてなり、各一対の透明電極に対して任意の順番で
電圧を印加することにより、それに対応する画像生成層
の着色電気泳動粒子を着色状態にして、当該画像生成層
の画像を順次と表示するようにしたものである。これに
より、簡単な構造および制御で、見る角度を変えること
なく連続した画像を高解像度で動画的に次々と表示でき
る低コストな動画再生用紙を実現することができるとと
もに、各セル毎で様々な色やコントラストを表現でき、
高分解能および高コントラストな表現が可能な動画再生
用紙を得ることができる。
【0021】本発明に係る動画再生用紙は、一対の透明
基板と、一対の透明基板の間に複数積層された透明電極
と、各透明電極の間に配設され、それぞれに形成された
複数のセル内に封入された着色電気泳動粒子によって画
像を形成するための画像生成層とを備えてなり、各透明
電極に対して任意の順番で電圧を印加することにより、
それに対応する画像生成層の着色電気泳動粒子を着色状
態にして、当該画像生成層の画像を順次表示するように
したものである。これにより、簡単な構造および制御
で、見る角度を変えることなく連続した画像を高解像度
で動画的に次々と表示できる低コストな動画再生用紙を
実現することができるとともに、各セル毎で様々な色や
コントラストを表現でき、高分解能および高コントラス
トな表現が可能な動画再生用紙を得ることができる。
【0022】本発明に係る動画再生用紙は、複数積層さ
れた透明基板と、各透明基板の間にそれぞれ配設された
一対の透明電極と、各一対の透明電極の間に複数配設さ
れ、それぞれに平板形状に配置された内部に着色粒子を
有するマイクロカラーボールによって画像を形成するた
めの画像生成層とを備えてなり、各一対の透明電極に対
して任意の順番で電圧の印加を停止することにより、そ
れに対応する画像生成層のマイクロカラーボールを着色
状態にして、当該画像生成層の画像を順次表示するよう
にしたものである。これにより、簡単な構造および制御
で、見る角度を変えることなく連続した画像を高解像度
で動画的に次々と表示できる高分解能および高コントラ
ストな表現が可能で低コストな動画再生用紙を実現する
ことができる。
【0023】本発明に係る動画再生用紙は、一対の透明
基板と、一対の透明基板の間に複数積層された透明電極
と、各透明電極の間に配設され、それぞれに平板形状に
配置された内部に着色粒子を有するマイクロカラーボー
ルによって画像を形成するための画像生成層とを備えて
なり、各透明電極に対して任意の順番で電圧の印加を停
止することにより、それに対応する画像生成層のマイク
ロカラーボールを着色状態にして、当該画像生成層の画
像を順次表示するようにしたものである。これにより、
簡単な構造および制御で、見る角度を変えることなく連
続した画像を高解像度で動画的に次々と表示でき、高分
解能および高コントラストな表現が可能で低コストな動
画再生用紙を実現することができる。
【0024】本発明に係る動画再生用紙は、各画像生成
層を挾持する電極層または透明電極間に対する電圧を制
御して、各画像生成層の画像を表示状態にさせるための
制御回路を有するものである。
【0025】本発明に係る動画再生用紙は、制御回路
は、所定の周期でパルス信号を生成して電極層または透
明電極間に電圧を印加して、画像生成層の画像を表示状
態または非表示状態にするための駆動回路を有するもの
である。これにより、簡単な制御で各画像生成層の画像
を連続的に次々と表示することができる動画再生用紙を
実現できる。
【0026】本発明に係る動画再生用紙は、駆動回路
は、シフトレジスタを有するものである。
【0027】本発明に係る動画再生用紙は、駆動回路
は、電極層または透明電極間にそれぞれ並列に接続さ
れ、シフトレジスタの出力信号に基づいてオン動作を
し、当該画像生成層の画像を表示状態にさせるスイッチ
ング素子を有するものである。
【0028】本発明に係る動画再生用紙は、制御回路
は、用紙表面に形成され、駆動回路の動作を開始させる
ためのONボタンを備えたものである。これにより、各
画像生成層の画像の連続的な表示を簡単な操作で行うこ
とができる。
【0029】本発明に係る動画再生用紙は、制御回路
は、用紙表面に形成され、駆動回路を初期状態にするた
めのOFFボタンを備えたものである。これにより、各
画像生成層の画像の連続的な表示の停止を簡単な操作で
行うことができる。
【0030】本発明に係る動画再生用紙は、制御回路
は、用紙表面に形成された太陽電池を備えたものであ
る。これにより、薄くかつ手軽な動画再生用紙を実現す
ることができる。
【0031】本発明に係る動画再生用紙は、制御回路
は、太陽電池の電圧が所定値以下になると駆動回路を初
期状態にするためのシステムリセット回路を備えたもの
である。
【0032】本発明に係る動画再生用紙は、駆動回路
は、その全部または一部を透明部材により構成したもの
である。これにより、駆動回路が画像の表示時に見にく
くするなどの悪影響を与えるおそれがなく、かつ用紙と
しても見栄え等も良くすることができる。
【0033】本発明に係る動画再生用紙は、システムリ
セット回路は、その全部または一部を透明部材により構
成したものである。
【0034】本発明に係る動画再生用紙は、板状の発熱
層と、発熱層の上面側に並設され、温度による感度が異
なるロイコ染料を用いてそれぞれ描画された画像からな
る複数の画像部とを備えてなり、発熱層の発熱温度を変
化させることにより、その発熱温度に対応する画像部の
ロイコ染料を着色状態とし、当該画像部の画像を順次表
示するようにしたものである。これにより、簡単な構造
および制御で、見る角度を変えることなく連続した画像
を次々に表示できる低コストな動画再生用紙を実現する
ことができる。
【0035】本発明に係る動画再生方法は、上述の動画
再生用紙の透明薄膜部材に印刷された画像または画像生
成層に形成される画像を、表示状態または非表示状態に
連続的に切り換えて動画的に表示する方法である。これ
により、同一紙上で動画を簡単に再生させることができ
る。
【0036】本発明に係る製品は、上述の動画再生用紙
または動作再生方法を用いてなるものである。
【0037】本発明に係るはがきは、上述の動画再生用
紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0038】本発明に係るカードは、上述の動画再生用
紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0039】本発明に係るポスターは、上述の動画再生
用紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0040】本発明に係る書籍の挿し絵は、上述の動画
再生用紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0041】本発明に係る書籍の表紙は、上述の動画再
生用紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0042】本発明に係る写真は、上述の動画再生用紙
または動画再生方法を備えてなるものである。
【0043】本発明に係るシールは、上述の動画再生用
紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0044】本発明に係る時計の文字盤は、上述の動画
再生用紙または動画再生方法を備えてなるものである。
【0045】本発明に係る衣類は、上述の動画再生用紙
または動画再生方法を備えてなるものである。
【0046】本発明に係る壁紙は、上述の動画再生用紙
または動画再生方法を備えてなるものである。
【0047】本発明に係るボードゲームのゲーム盤は、
上述の動画再生用紙または動画再生方法を備えてなるも
のである。
【0048】本発明に係るプレゼンテーション用資料
は、上述の動画再生用紙または動画再生方法を備えてな
るものである。
【0049】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は本発明の実
施の形態1の一部省略した要部の拡大断面図、図2は本
発明の実施の形態1の要部の拡大断面図である。図にお
いて、1は例えばポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリエーテルサルフォン(PES)等のポリマー
フィルムなどによって薄膜状に構成された一対の透明基
板、2a,2bは例えば酸化インジウムすず(ITO)
などによって薄膜状に構成され、一対の透明基板1の互
いに対向する内面側にそれぞれ配設された一対の透明電
極で、隔壁3を介して互いに所定の間隔をもって対向し
ており、その間隔は隔壁3によって複数のセル4が形成
されるように仕切られている。なお、このセル4は後述
する画像の各画素に対応し、その画素の大きさとして
は、例えば18μm×18μm程度である。5はセル4
内に充填された透明流体、6はセル内に封入(本発明で
は「封入」を「印刷」と呼ぶ)された着色電気泳動粒
子、7はセル4内の底面(透明電極2bの面)のほぼ中
心部に設けられた透明セパレータである。
【0050】そして、一対の透明基板1および一対の透
明電極2a,2bの間に形成された複数のセル4内に着
色電気泳動粒子6を封入(印刷)することによって1枚
の画像が形成されて画像生成層9を構成し、図2に示す
ように、同様に構成された各画像生成層9(9a,9
b,9c)を、それらの各セル4を上下方向および左右
方向に位置合わせして複数枚(ここでは3枚)重ね、動
画再生用紙10を構成する。なお、上位に位置する画像
生成層(上位層)9aの透明基板1の上面には、各セル
4に対応するようにマイクロレンズアレイ8が例えば接
着剤等により貼り付けられている。また、各画像生成層
9(上位層9a,中間層9b,下位層9c)に形成され
た画像は、図3に示すように、それぞれ関連したものと
する。さらに、積層された各画像生成層9a,9b,9
cにおいては、その中間層9bおよび下位層9cの上面
側の透明基板1が上位層9aおよび中間層9bの下面側
の透明基板1と兼用になって、隣接する電極の絶縁層も
兼ねている。
【0051】このように構成した実施の形態1に係る動
画再生用紙10において、例えば上位層9aの一対の透
明電極2a,2b間に電圧が印加されると、図1(a)
および図2に示すように、上位層9aの着色電気泳動粒
子6が上方に移動する。このとき、マイクロレンズアレ
イ8側から動画再生用紙10を見ると、上位層9aの着
色電気泳動粒子6が見えて上位層9aは着色状態とな
り、上位層9aの画像が表示される。また、他の中間層
9bおよび下位層9cの画像は表示されない。一方、一
対の透明電極2a,2b間に電圧を印加するのを停止す
ると、図1(b)に示すように、上位層9aの着色電気
泳動粒子6が下方に移動して透明セパレータ7によりセ
ル4内の左右に分かれる。このとき、マイクロレンズア
レイ8側から動画再生用紙10を見ると、透明セパレー
タ7が見えて上位層9aは透明状態となり、画像が消え
る。
【0052】このような電圧の制御を各画像生成層9
a,9b,9cの一対の透明電極2a,2bに対して順
次行うと、上位層9a,中間層9b,下位層9cは順番
に着色状態(または透明状態)となり、各画像生成層9
a,9b,9cに形成された画像が連続的に次々と表示
され、関連性のある各画像生成層9a,9b,9cの画
像によって動画が再生される。
【0053】次に、実施の形態1に係る動画再生用紙1
0を備えた、例えば図4に示した年賀はがき11につい
て説明する。なお、図5は年賀はがき11に配設された
動画再生用紙10を駆動する制御回路のブロック図であ
る。
【0054】図4において、11は一方の面に印字され
た文字群(ここでは「あけましておめでとうございま
す」など)12とともに動画再生用紙10(ここでは子
供の画像を表示するもの)が配設された年賀はがきで、
動画再生用紙10の近傍に薄型の太陽電池13が設けら
れ、文字群12の近傍に動画再生用紙10を駆動するO
N/OFFボタン14が設けられている。
【0055】図5において、15は太陽電池13と並列
接続されたコンデンサ、16は太陽電池13およびコン
デンサ15と並列接続されたシステムリセット回路で、
その出力信号はOR回路17の一方の入力端子に入力さ
れる。14aは年賀はがき11に設けられたON/OF
Fボタン14のONボタンに対応するスタートスイッ
チ、14bはON/OFFボタン14のOFFボタンに
対応するストップスイッチで、両者14a,14bの一
方の端子は太陽電池13に接続されており、スタートス
イッチ14aの他方の端子はリセット・セットタイプの
フリップフロップ18のセット端子Sに接続され、スト
ップスイッチ14bの他方の端子はOR回路17の他方
の端子に接続されていて、OR回路17の出力信号はフ
リップフロップ18のリセット端子Rに入力される。
【0056】19はパルス信号の発振回路で、その出力
信号はAND回路20の一方の入力端子に入力されてお
り、AND回路20の出力信号はパルス信号の分周回路
21に入力されている。22はシフトレジスタで、分周
回路21の出力信号が入力されており、シフトレジスタ
22の出力端子Q1,Q2,Q3は動画再生用紙10の
各画像生成層9a,9b,9cのそれぞれの透明電極2
aに接続されている。また、フリップフロップ18の出
力端子QはAND回路20の他方の入力端子、分周回路
21のリセット端子およびシフトレジスタ22のリセッ
ト端子にそれぞれ接続されている。
【0057】なお、この場合の年賀はがき11における
動画再生用紙10の初期状態は、シフトレジスタ22の
出力端子Q1より信号が出力されていて、動画再生用紙
10の上位に位置する画像生成層(上位層)9aの透明
電極2a,2bには電圧が印加されており、動画再生用
紙10の上位層9aが着色状態、つまり画像が表示され
た状態となっている。また、これらの配線および電子部
品は透明部材で構成し、電子部品は薄いものを用いるこ
とが望ましい。さらに、配線は年賀はがき11の厚さ間
で表面に露出しないように行うことが望ましい。
【0058】次に、このように構成された年賀はがき1
1の動画再生用紙10の動作について、図6のタイミン
グチャートを用いて説明する。まず、年賀はがき11の
ON/OFFボタン14のONボタン、つまりスタート
スイッチ14aが押されると、フリップフロップ18の
セット端子SにH信号が入力され、フリップフロップ1
8の出力端子QからH信号がAND回路20、分周回路
21のリセット端子およびシフトレジスタ22のリセッ
ト端子に出力される。ついで、H信号が入力されたAN
D回路20は、発振回路19からのパルス信号を分周回
路21に出力し、分周回路21はそのパルス信号を所定
の周期で分周してその分周されたパルス信号をシフトレ
ジスタ22に出力する。
【0059】そして、出力端子Q1が出力状態となって
いるシフトレジスタ22は、分周回路21からのパルス
信号により、出力端子Q1の出力状態から出力端子Q2
の出力状態に切り換え、動画再生用紙10の上位層9a
の透明電極2a,2bの電圧の印加を解除して上位層9
aを着色状態(画像表示状態)から透明状態(画像非表
示状態)に変えるとともに、動画再生用紙10の中間層
9bの透明電極2a,2bに電圧を印加して中間層9b
を透明状態(画像非表示状態)から着色状態(画像表示
状態)に変える。また、分周回路21からの次のパルス
信号により、出力端子Q2の出力状態から出力端子Q3
の出力状態に切り換えて、動画再生用紙10の中間層9
bの透明電極2a,2bの電圧の印加を解除して中間層
9bを着色状態(画像表示状態)から透明状態(画像非
表示状態)に変えるとともに、動画再生用紙10の下位
層9cの透明電極2a,2bに電圧を印加して下位層9
cを透明状態(画像非表示状態)から着色状態(画像表
示状態)に変える。さらに、分周回路21からの次のパ
ルス信号により、出力端子Q3の出力状態から出力端子
Q1の出力状態に切り換えて、動画再生用紙10の下位
層9cの透明電極2a,2bの電圧の印加を解除して下
位層9cを着色状態(画像表示状態)から透明状態(画
像非表示状態)に変えるとともに、動画再生用紙10の
上位層9aの透明電極2a,2bに電圧を印加して上位
層9aを透明状態(画像非表示状態)から着色状態(画
像表示状態)に変える。
【0060】このような出力端子Q1,Q2,Q3の出
力状態の切り換えを分周回路21からのパルス信号のタ
イミングによって繰り返し行い、動画再生用紙10の各
画像生成層9a,9b,9cの透明電極2a,2bに対
して電圧制御を行って、各画像生成層9a,9b,9c
の画像を順番に連続的に表示させて動画を再生する。
【0061】次に、年賀はがき11のON/OFFボタ
ン14のOFFボタン、つまりストップスイッチ14b
が押されると、OR回路17を介してフリップフロップ
18のリセット端子RにH信号が入力され、フリップフ
ロップ18の出力端子QからL信号がAND回路20、
分周回路21のリセット端子およびシフトレジスタ22
のリセット端子に出力されて、シフトレジスタ22は出
力端子Q1を出力状態にし、上位層9aを着色状態にし
て動画再生用紙10を初期状態に戻す。そして、再び年
賀はがき11のON/OFFボタン14のONボタン、
つまりスタートスイッチ14aが押されると、上述のよ
うに動画再生用紙10の各画像生成層9a,9b,9c
の画像が順番に連続的に表示され、動画が再生される。
【0062】年賀はがき11において、例えば上記のよ
うに各画像生成層9a,9b,9cの画像が順次表示さ
れている状態にあるとき、年賀はがき11の太陽電池1
3の電圧がある既定値以下になると、システムリセット
回路16からH信号が出力され、OR回路17を介して
フリップフロップ18のリセット端子RにH信号が入力
される。これは、フリップフロップ18においてストッ
プスイッチ14bが押された場合と同じであり、フリッ
プフロップ18の出力端子QからL信号がAND回路2
0、分周回路21のリセット端子およびシフトレジスタ
22のリセット端子に出力されて、シフトレジスタ22
は出力端子Q1を出力状態にし、上位層9aを着力状態
にして動画再生用紙10を初期状態に戻す。
【0063】このように、一対の透明基板1および一対
の透明電極2a,2bの間に形成された複数のセル4内
に着色電気泳動粒子6を封入(印刷)することによって
1枚の画像を形成して画像生成層9を構成し、同様に構
成した画像生成層9を複数枚積層することによって動画
再生用紙10を構成した。そして、各画像生成層9a,
9b,9cのそれぞれの透明電極2a,2bに対して電
圧制御を行うことにより、各画像生成層9a,9b,9
cを順番に着色状態にしてそれぞれの画像を見る角度を
変えることなく連続的に次々と表示させるようにし、関
連性のある各画像生成層9a,9b,9cの画像によっ
て動画を再生させるようにした。これにより、簡単な構
造で低コストな動画再生用紙10を実現することができ
るとともに、簡単な制御で動画を再生させることができ
る。また、電気泳動技術を利用した場合は、表示する画
像に対応した着色電気泳動粒子6をセル4内に封入でき
るとともに、表示時に他の画像が混ざり合ったりしない
ため、各画像の解像度を高くすることができ、さらに、
各セル4毎で様々な色やコントラストを表現できる。よ
って、高分解能および高コントラストな表現が可能な動
画再生用紙10を得ることができる。
【0064】なお、上述の実施の形態1では、年賀はが
き11のON/OFFボタンのONボタンが押される
と、OFFボタンが押されるまで動画再生用紙10の各
画像生成層9a,9b、9cの画像を順番に表示する場
合を例示して説明したが、例えばOFFボタンを省略
し、ONボタンを押すと、動画再生用紙10の各画像生
成層9a,9b、9cの画像表示が1サイクルまたは2
サイクル等して終了するようにしてもよく、ONボタン
を押す毎に表示が変わるようにしてもよい。また、下位
層9cを風景画像などにして常に表示し、上位層9aお
よび中間層9bを交互に表示させるようにしてもよく、
積層の順番に関係なく任意の順番で表示させるようにし
てもよい。
【0065】また、年賀はがき11に設けた動画再生用
紙10で子供の画像を動画で表示する場合を示したが、
年賀はがき11に設けた文字群12も動画再生用紙10
で構成し、子供の画像とともに文字群12も動画的に再
生されるようにしてもよい。
【0066】さらに、図5に示した上述の制御回路はこ
れに限定するものではなく、動画再生用紙10が再生で
きる駆動制御回路であれば適宜変更することができる。
【0067】また、上述の実施の形態1では年賀はがき
11に動画再生用紙10を設けた場合を示したが、これ
に限定するものではなく、例えばカード、ポスター、新
聞、書籍(絵本)の挿し絵や表紙、写真、シール、時計
の文字盤、Tシャツ等の衣類のプリント柄、壁紙、上面
側にコマをおくとマスの色が変わる絵を表示するボード
ゲームのゲーム盤、プレゼンテーション等の資料など、
多数の製品に用いることができる。
【0068】さらに、上述の実施の形態1では、図2に
示すように、マイクロレンズアレイ8を上位に位置する
画像生成層(上位層)9aの透明基板1の上面に設けた
場合を示したが、図7に示すように、他の画像生成層
(中間層、下位層)9b,9cの上方の透明基板1の上
面で、それぞれの層9b,9cの各セル4に対応するよ
うにマイクロレンズアレイ8を設けてもよい。この場合
も実施の形態1と同様の効果を奏する。
【0069】実施の形態2.図8は本発明の実施の形態
2の断面図、図9は本発明の実施の形態2に係るマイク
ロカラーボールの構成図およびその作用説明図である。
図において、25は例えばPET、PES等のポリマー
フィルムなどによって薄膜状に構成された一対の透明基
板、26は例えば酸化インジウムすず(ITO)などに
よって薄膜状に構成され、一対の透明基板1の互いに対
向する内面側に複数(ここでは5枚)配設された透明電
極で、各透明電極26(26a〜26e)の間に画像を
形成する複数のマイクロカラーボール27が平板形状に
塗布されて画像生成層29を構成し、一対の透明基板2
5、複数の透明電極26(26a〜26e)およびマイ
クロカラーボール27からなる各画像生成層29(29
a〜29d)によって、動画再生用紙30が構成されて
いる。なお、マイクロカラーボール27は画像の各画素
に対応している。
【0070】マイクロカラーボール27は、図9(a)
に示すように、内部に透明の分散媒28aが充填され、
その内部のほぼ中間部の水平方向にその中間部の断面積
とほぼ同じ表面積を有する着色粒子28bが位置してい
るか、または、図9(c)に示すように、内部の透明の
分散媒28a中に複数の着色粒子28bが散乱してお
り、これらの状態のときが透明電極26に電圧が印加さ
れていない状態で、画像生成層29は着色状態つまり画
像表示状態となる。また、マイクロカラーボール27
は、透明電極26に電圧を印加すると、図9(b)およ
び図9(d)に示すように、着色粒子28bが縦方向に
位置するかまたは分散媒28a中に縦方向に整列し、画
像生成層29は透明状態つまり画像非表示状態となる。
【0071】次に、このように構成した実施の形態2に
係る動画再生用紙30を、実施の形態1で説明した年賀
はがき11に設けた場合を説明する。なお、図10は動
画再生用紙30を駆動する制御回路の要部のブロック図
で、図5に示した回路も備えており、同図のシフトレジ
スタ22以降の回路について図示している。
【0072】図において、31は4個の抵抗31a〜3
1dからなる分圧抵抗で、各抵抗31a〜31dには各
画像生成層29a〜29dの透明電極26a〜26eが
接続されている。そして、透明電極26a,26b間、
透明電極26b,26c間、透明電極26c,26d間
および透明電極26d,26e間にそれぞれ分圧抵抗3
1が印加される構成になっている。さらに、各透明電極
26a〜26e間には並列にFET(電界効果トランジ
スタ)32a〜32dがそれぞれ接続されており、各F
ET32a〜32dのベースはシフトレジスタ22の出
力端子Q1〜Q4にそれぞれ接続されている。そして、
いずれかの出力端子Q1〜Q4から信号が出力される
と、それに対応するFET32a〜32dがオン状態
(すなわち短絡状態)となってそれに対応する透明電極
間には電圧が印加されなくなり、その透明電極間の画像
生成層のマイクロカラーボール27の着色粒子28bは
水平方向にまたは散乱して、画像生成層が着色状態とな
る。
【0073】なお、この場合の年賀はがき11における
動画再生用紙30の初期状態は、シフトレジスタ22の
出力端子Q1から信号が出力されていて、FET32a
がオン状態になっており、FET32aに対応する動画
再生用紙30の画像生成層(最下位層)29aの透明電
極26a,26bに電圧が印加されなくなっていて、最
下位層29aが着色状態、つまり画像が表示された状態
となっている。
【0074】次に、この年賀はがき11の図10の回路
動作を説明する。実施の形態1で説明した場合と同様
に、年賀はがき11に設けられたON/OFFボタン1
4のONボタン、つまりスタートスイッチ14aが押さ
れると、フリップフロップ18のセット端子SにH信号
が入力され、フリップフロップ18の出力端子QからH
信号がAND回路20、分周回路21のリセット端子お
よびシフトレジスタ22のリセット端子に出力され、A
ND回路20および分周回路21を介して発振回路19
からの所定の周期に分周されたパルス信号がシフトレジ
スタ22に入力される。
【0075】ついで、出力端子Q1が出力状態となって
いるシフトレジスタ22は、分周回路21からのパルス
信号により、出力端子Q1の出力状態から出力端子Q2
の出力状態に切り換えてFET32aをオン状態からオ
フ状態とし、このFET32aによって動画再生用紙3
0の最下位層29aを着色状態(画像表示状態)から透
明状態(画像非表示状態)に変えるとともに、FET3
2bをオフ状態からオン状態とし、このFET32bに
よって動画再生用紙30の次の画像生成層29bを透明
状態(画像非表示状態)から着色状態(画像表示状態)
に変える。また、分周回路21からの次のパルス信号に
より、出力端子Q2の出力状態から出力端子Q3の出力
状態に切り換えてFET32bをオン状態からオフ状態
とし、このFET32bによって動画再生用紙30の画
像生成層29bを着色状態(画像表示状態)から透明状
態(画像非表示状態)に変えるとともに、FET32c
をオフ状態からオン状態とし、このFET32cによっ
て動画再生用紙30の画像生成層29cを透明状態(画
像非表示状態)から着色状態(画像表示状態)に変え
る。
【0076】さらに、分周回路21からの次のパルス信
号により、出力端子Q3の出力状態から出力端子Q4の
出力状態に切り換えてFET32cをオン状態からオフ
状態とし、このFET32cによって動画再生用紙30
の画像生成層29cを着色状態(画像表示状態)から透
明状態(画像非表示状態)に変えるとともに、FET3
2dをオフ状態からオン状態とし、このFET32dに
よって動画再生用紙30の画像生成層29dを透明状態
(画像非表示状態)から着色状態(画像表示状態)に変
える。そしてまた、分周回路21からの次のパルス信号
により、出力端子Q4の出力状態から出力端子Q1の出
力状態に切り換えてFET32dをオン状態からオフ状
態とし、このFET32dによって動画再生用紙30の
画像生成層29dを着色状態(画像表示状態)から透明
状態(画像非表示状態)に変えるとともに、FET32
aをオフ状態からオン状態とし、このFET32aによ
って動画再生用紙30の最下位層29aを透明状態(画
像非表示状態)から着色状態(画像表示状態)に変え
る。
【0077】このような出力端子Q1〜Q4の出力状態
の切り換えを分周回路21からのパルス信号のタイミン
グによって繰り返し行い、動画再生用紙30の各画像生
成層29a〜29dの透明電極26a〜26eに対して
電圧制御を行って、各画像生成層29a〜29dの画像
を順番に連続的に表示させて動画を再生する。
【0078】そして、年賀はがき11に設けられたON
/OFFボタン14のOFFボタン、つまりストップス
イッチ14bが押されると、OR回路17を介してフリ
ップフロップ18のリセット端子RにH信号が入力さ
れ、フリップフロップ18の出力端子QからL信号がA
ND回路20、分周回路21のリセット端子およびシフ
トレジスタ22のリセット端子に出力されて、シフトレ
ジスタ22は出力端子Q1を出力状態にし、画像生成層
29aを着色状態にして動画再生用紙30を初期状態に
戻す。また、再び年賀はがき11のON/OFFボタン
14のONボタン、つまりスタートスイッチ14aが押
されると、上述のように動画再生用紙30の各画像生成
層29a〜29dの画像が順番に連続的に表示されて動
画が再生される。
【0079】このように、一対の透明基板25、複数の
透明電極26a〜26eおよび各透明電極26a〜26
e間に配置され画像を形成する複数のマイクロカラーボ
ール27からなる各画像生成層29a〜29dによって
動画再生用紙30を構成した。そして、各画像生成層2
9a〜29dのそれぞれの透明電極26a〜26eに対
して電圧制御を行うことにより、各画像生成層29a〜
29dを最下位層29aから順番に着色状態にしてそれ
ぞれの画像を次々に表示させるようにし、関連性のある
各画像生成層29a〜29dの画像によって連続した動
画を再生させるようにした。これにより、簡単な構造で
低コストな動画再生用紙30を実現することができると
ともに、簡単な制御で動画を再生することができる。ま
た、表示時に見る角度を変えることなく他の画像が混ざ
り合ったりしないため、各画像の解像度を高くすること
ができるとともに、高分解能で高コントラストな表現が
可能な動画再生用紙30を得ることができる。
【0080】なお、上述の実施の形態2では、各透明電
極26a〜26e間にマイクロカラーボール27を配置
した場合を示したが、実施の形態1のように複数の一対
の透明電極2a,2b間にそれぞれマイクロカラーボー
ル27を配置し、実施の形態1とほぼ同様の電圧制御を
行って動画を再生するようにしてもよい。また、実施の
形態1は、各一対の透明電極2a,2bの間に配設され
た透明基板1および一方の透明電極を省略し、実施の形
態2のように各透明電極26間に各画像生成層9を形成
し、動画再生用紙10を構成するようにしてもよい。こ
の場合も同様の効果を奏する。
【0081】実施の形態3.図11は本発明の実施の形
態3の要部の断面図である。図において、35は例えば
白金や多結晶シリコンによる発熱ヒーターなどによって
構成された板状の発熱層、36は発熱層35の上面に複
数(ここでは3個)並設された画像部で、各画像部(3
6a〜36c)はそれぞれが感度の異なるロイコ染料を
用いて画像が描かれている。このロイコ染料は、分子量
によって熱の感度が異なるもので、発熱層35が例えば
第1の画像部36aに用いているロイコ染料の所定の温
度範囲内に上昇すると、そのロイコ染料が白濁して第1
の画像部36aの画像が表示され、その所定の温度範囲
外では透明となって第1の画像部36aの画像は表示さ
れないようになっている。そして、発熱層35および各
画像部36a〜36cによって動画再生用紙37が構成
される。なお、動画再生用紙37の初期状態は、いずれ
の画像部36a〜36cも透明状態であり、画像が表示
されていない。
【0082】このように構成した実施の形態3に係る動
画再生用紙37において、例えば第1の画像部36aに
用いたロイコ染料の所定温度範囲が80〜100℃、第
2の画像部36bに用いたロイコ染料の所定温度範囲が
100〜120℃、第3の画像部36cに用いたロイコ
染料の所定温度範囲が120〜140℃であるときに、
発熱層35を発熱させてその発熱温度が80℃に達する
と、初期状態(透明状態)にあった第1の画像部36a
のロイコ染料が除々に白濁し、第1の画像部36aの画
像が表示される。このとき、第2の画像部36bおよび
第3の画像部36cは初期状態(透明状態)のままであ
る。ついで、発熱層35の発熱温度が100℃に達する
と、第2の画像部36bのロイコ染料が除々の白濁して
第2の画像部36bの画像が表示され、100℃を越え
たときに第1の画像部36aのロイコ染料が透明状態に
戻って第1の画像部36aの画像が消える。また、発熱
層35の発熱温度が120℃に達すると、第3の画像部
36cのロイコ染料が除々の白濁して第3の画像部36
cの画像が表示され、120℃を越えたときに第2の画
像部36bのロイコ染料が透明状態に戻って第2の画像
部36bの画像が消える。そして、発熱層35の発熱温
度が140℃を越えると第3の画像部36cの画像も消
えて、動画再生用紙37は初期状態になる。また、発熱
層35が冷却されて発熱温度が80℃より低くなった場
合も初期状態に戻る。そして、再度発熱層35を発熱さ
せて発熱温度が各画像部36a〜36cの所定温度範囲
に達すると、各画像部36a〜36cの画像が次々に連
続的に表示される。
【0083】このように、発熱層35の上面に熱の感度
の違うロイコ染料を用いて画像が描かれた複数の画像部
36a〜36cを配設して動画再生用紙37を構成し、
発熱層35の発熱温度を変化させることによって、第1
の画像部36aから第2の画像部36bへ、第2の画像
部36bから第3の画像部36cへと順番にそれらの画
像を表示させるようにして、関連性のある各画像部36
a〜36cによって連続した動画を再生させるようにし
た。これにより、簡単な構造で低コストな動画再生用紙
37を実現することができるとともに、簡単な制御で動
画を再生することができる。また、表示時に各画像が混
ざり合ったりしないため、各画像の解像度を高くするこ
とができ、高分解能で高コントラストな表現が可能な動
画再生用紙37を得ることができる。
【0084】なお、上述の実施の形態1乃至3では各画
像の表示または非表示を電圧または熱を用いて行う場合
を示したが、これに限定するものではなく、例えば磁気
等、様々な物理現象を利用してもよい。この場合も同様
の効果を奏する。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
見る角度を変えることなく、簡単な構造および制御で連
続した画像を高解像度で動画的に次々と表示でき、低コ
ストで高分解能および高コントラストの動画の再生を実
現できる動画再生用紙およびその動画再生方法並びにそ
れを用いた製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の一部省略した要部の拡
大断面図である。
【図2】本発明の実施の形態1の要部の拡大断面図であ
る。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像の一例を示す
図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る動画再生用紙を用
いた年賀はがきの平面図である。
【図5】図4の年賀はがきに配設された動画再生用紙を
駆動する制御回路のブロック図である。
【図6】図4の年賀はがきに配設された動画再生用紙の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図7】本発明の実施の形態1の要部の変形例の拡大断
面図である。
【図8】本発明の実施の形態2の断面図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係るマイクロカラーボ
ールの構成図およびその作用説明図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る動画再生用紙を
駆動する制御回路の要部のブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態3の要部の断面図であ
る。
【図12】従来のベンチキュラーレンズを用いた用紙の
側面図および平面図である。
【図13】従来の電気泳動の原理を利用した表示体(装
置)の要部の断面図である。
【図14】従来の表示パネルの構成を示す断面図および
上面図である。
【符号の説明】
1,25 透明基板 2a,2b,26(26a〜26e) 透明電極 4 セル 6 着色電気泳動粒子 9(9a〜9c),29(29a〜29d) 画像生成
層 10,30,37 動画再生用紙 11 年賀はがき 13 太陽電池 14 ON/OFFボタン 16 システムリセット回路 22 シフトレジスタ 27 マイクロカラーボール 28b 着色粒子 32a〜32d FET 35 発熱層 36(36a〜36c) 画像部

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 特殊インクにより画像が印刷された透明
    薄膜部材を複数枚重ねて構成され、前記各透明薄膜部材
    に印刷されたそれぞれの画像を、電圧、電界、熱および
    磁気を含む物理現象を利用して表示状態または非表示状
    態にすることを特徴とする動画再生用紙。
  2. 【請求項2】 各透明薄膜部材に印刷されたそれぞれの
    画像を、表示状態または非表示状態に切り換えて表示す
    ることを特徴とする請求項1記載の動画再生用紙。
  3. 【請求項3】 各透明薄膜部材に印刷されたそれぞれの
    画像を、所定の順番で表示状態にして連続的に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の動画再生用紙。
  4. 【請求項4】 各透明薄膜部材は、特殊インクにより画
    像を形成するための画像生成層と、該画像生成層を挾持
    する電極層とを備え、隣接する電極層は絶縁層を介して
    絶縁されていることを特徴とする請求項1乃至3のいず
    れか記載の動画再生用紙。
  5. 【請求項5】 各透明薄膜部材は、特殊インクにより画
    像を形成するための画像生成層と、該画像生成層の一方
    の面に配設された電極層とを備えたことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか記載の動画再生用紙。
  6. 【請求項6】 各画像生成層は、複数のセルが形成さ
    れ、該各セル内に着色電気泳動粒子が封入されているこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の動画再生用紙。
  7. 【請求項7】 各セルは形成される画像の各画素に対応
    することを特徴とする請求項6記載の動画再生用紙。
  8. 【請求項8】 各画像生成層は、内部に着色粒子を有す
    る複数のマイクロカラーボールが平板形状に配置されて
    いることを特徴とする請求項4または5記載の動画再生
    用紙。
  9. 【請求項9】 各マイクロカラーボールは形成される画
    像の各画素に対応することを特徴とする請求項8記載の
    動画再生用紙。
  10. 【請求項10】 複数積層された透明基板と、該各透明
    基板の間にそれぞれ配設された一対の透明電極と、該各
    一対の透明電極の間に配設され、それぞれに形成された
    複数のセル内に封入された着色電気泳動粒子によって画
    像を形成するための画像生成層とを備えてなり、 前記各一対の透明電極に対して任意の順番で電圧を印加
    することにより、それに対応する前記画像生成層の着色
    電気泳動粒子を着色状態にして、当該画像生成層の画像
    を順次と表示するようにしたことを特徴とする動画再生
    用紙。
  11. 【請求項11】 一対の透明基板と、該一対の透明基板
    の間に複数積層された透明電極と、該各透明電極の間に
    配設され、それぞれに形成された複数のセル内に封入さ
    れた着色電気泳動粒子によって画像を形成するための画
    像生成層とを備えてなり、 前記各透明電極に対して任意の順番で電圧を印加するこ
    とにより、それに対応する前記画像生成層の着色電気泳
    動粒子を着色状態にして、当該画像生成層の画像を順次
    表示するようにしたことを特徴とする動画再生用紙。
  12. 【請求項12】 複数積層された透明基板と、該各透明
    基板の間にそれぞれ配設された一対の透明電極と、該各
    一対の透明電極の間に複数配設され、それぞれに平板形
    状に配置された内部に着色粒子を有するマイクロカラー
    ボールによって画像を形成するための画像生成層とを備
    えてなり、 前記各一対の透明電極に対して任意の順番で電圧の印加
    を停止することにより、それに対応する前記画像生成層
    のマイクロカラーボールを着色状態にして、当該画像生
    成層の画像を順次表示するようにしたことを特徴とする
    動画再生用紙。
  13. 【請求項13】 一対の透明基板と、該一対の透明基板
    の間に複数積層された透明電極と、該各透明電極の間に
    配設され、それぞれに平板形状に配置された内部に着色
    粒子を有するマイクロカラーボールによって画像を形成
    するための画像生成層とを備えてなり、 前記各透明電極に対して任意の順番で電圧の印加を停止
    することにより、それに対応する前記画像生成層のマイ
    クロカラーボールを着色状態にして、当該画像生成層の
    画像を順次表示するようにしたことを特徴とする動画再
    生用紙。
  14. 【請求項14】 各画像生成層を挾持する電極層または
    透明電極間に対する電圧を制御して、前記各画像生成層
    の画像を表示状態にさせるための制御回路を有すること
    を特徴とする請求項4乃至13のいずれか記載の動画再
    生用紙。
  15. 【請求項15】 制御回路は、所定の周期でパルス信号
    を生成して電極層または透明電極間に電圧を印加し、画
    像生成層の画像を表示状態または非表示状態にするため
    の駆動回路を有することを特徴とする請求項14記載の
    動画再生用紙。
  16. 【請求項16】 駆動回路は、シフトレジスタを有する
    ことを特徴とする請求項15記載の動画再生用紙。
  17. 【請求項17】 駆動回路は、電極層または透明電極間
    にそれぞれ並列に接続され、前記シフトレジスタの出力
    信号に基づいてオン動作をし、当該画像生成層の画像を
    表示状態にさせるスイッチング素子を有することを特徴
    とする請求項16記載の動画再生用紙。
  18. 【請求項18】 制御回路は、用紙表面に形成され、前
    記駆動回路の動作を開始させるためのONボタンを備え
    たことを特徴とする請求項15乃至17のいずれいか記
    載の動画再生用紙。
  19. 【請求項19】 制御回路は、用紙表面に形成され、前
    記駆動回路を初期状態にするためのOFFボタンを備え
    たことを特徴とする請求項15乃至18のいずれか記載
    の動画再生用紙。
  20. 【請求項20】 制御回路は、用紙表面に形成された太
    陽電池を備えたことを特徴とする請求項14乃至19の
    いずれか記載の動画再生用紙。
  21. 【請求項21】 制御回路は、太陽電池の電圧が所定値
    以下になると駆動回路を初期状態にするためのシステム
    リセット回路を備えたことを特徴とする請求項20記載
    の動画再生用紙。
  22. 【請求項22】 駆動回路は、その全部または一部を透
    明部材により構成したことを特徴とする請求項15乃至
    17のいずれか記載の動画再生用紙。
  23. 【請求項23】 システムリセット回路は、その全部ま
    たは一部を透明部材により構成したことを特徴とする請
    求項21記載の動画再生用紙。
  24. 【請求項24】 板状の発熱層と、該発熱層の上面側に
    並設され、温度による感度が異なるロイコ染料を用いて
    それぞれ描画された画像からなる複数の画像部とを備え
    てなり、 前記発熱層の発熱温度を変化させることにより、その発
    熱温度に対応する前記画像部のロイコ染料を着色状態と
    し、当該画像部の画像を順次表示するようにしたことを
    特徴とする動画再生用紙。
  25. 【請求項25】 請求項1乃至24のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙の透明薄膜部材に印刷された画像また
    は画像生成層に形成される画像を、表示状態または非表
    示状態に連続的に切り換えて動画的に表示することを特
    徴とする動画再生方法。
  26. 【請求項26】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を用いてなること
    を特徴とする製品。
  27. 【請求項27】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするはがき。
  28. 【請求項28】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするカード。
  29. 【請求項29】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするポスター。
  30. 【請求項30】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする書籍の挿し絵。
  31. 【請求項31】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする書籍の表紙。
  32. 【請求項32】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする写真。
  33. 【請求項33】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするシール。
  34. 【請求項34】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする時計の文字盤。
  35. 【請求項35】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする衣類。
  36. 【請求項36】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とする壁紙。
  37. 【請求項37】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするボードゲームのゲーム盤。
  38. 【請求項38】 請求項1乃至25のいずれかに記載さ
    れた動画再生用紙または動画再生方法を備えてなること
    を特徴とするプレゼンテーション用資料。
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