JP2001324008A - 車両用自動変速機の油圧制御装置 - Google Patents

車両用自動変速機の油圧制御装置

Info

Publication number
JP2001324008A
JP2001324008A JP2000147408A JP2000147408A JP2001324008A JP 2001324008 A JP2001324008 A JP 2001324008A JP 2000147408 A JP2000147408 A JP 2000147408A JP 2000147408 A JP2000147408 A JP 2000147408A JP 2001324008 A JP2001324008 A JP 2001324008A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pressure
engagement element
clutch
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000147408A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Yuasa
弘之 湯浅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Unisia Jecs Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unisia Jecs Corp filed Critical Unisia Jecs Corp
Priority to JP2000147408A priority Critical patent/JP2001324008A/ja
Publication of JP2001324008A publication Critical patent/JP2001324008A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Transmission Device (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】摩擦係合要素に油を充填するプリチャージ制御
において、充填時間が長引くことを回避すると共に、急
激な充填による圧力変動の発生を防止する。 【解決手段】摩擦係合要素への油の供給を制御するソレ
ノイドバルブから吐き出される油の流量を、摩擦係合要
素への流入流量として推定し、更に、前記流入流量を積
算することで充填量を推定する。そして、前記充填量の
微分値を算出し、充填量の微分値が基準値よりも大きい
ときには、プリチャージ圧の補正係数を1.0よりも小さ
な値に設定することで、プリチャージ圧を減少補正し、
前記充填量の微分値が基準値よりも小さいときには、前
記補正係数を1.0よりも大きな値に設定することで、プ
リチャージ圧を増大補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用自動変速機の
油圧制御装置に関し、詳しくは、クラッチ等の摩擦係合
要素を締結させるときの油の充填制御(プリチャージ制
御)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、車両用の自動変速機におい
て、クラッチ等の摩擦係合要素を解放状態から締結させ
るときに、摩擦係合要素及び該摩擦係合要素に油を供給
する配管に対して油を急速充填するプリチャージを行っ
て、締結させる摩擦係合要素の油圧を締結制御の初期圧
にまで速やかに上昇させる構成が知られている。
【0003】前記プリチャージ制御を最適化する技術と
して、プリチャージ圧やプリチャージ時間を、スロット
ル開度,油温,車速等に応じて変更する構成が、特開平
7−027217号公報,特開平6−235451号公
報等に開示されている。
【0004】また、特開平5−106722号公報に
は、摩擦係合要素の掛け替えによる変速時に発生する引
き込みトルクが所定値になるように、プリチャージ圧を
学習制御する構成が開示されている。
【0005】更に、特開平5−312258号公報に
は、プリチャージ後の回転挙動(空吹け速さ)により、
プリチャージ時間を学習制御する構成が開示されてい
る。また、特開平7−174217号公報には、変速開
始からイナーシャフェーズ(回転変動開始)までの時間
を計測し、該計測時間と目標時間との差に基づき、プリ
チャージ時間を変更する構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記プリチ
ャージにおいては、摩擦係合要素に対する油の充填量が
所望の速度で増大して、所定時間で充填が完了すること
が望まれるが、実際には、油の粘度などの条件のばらつ
きによって充填量の増大速度にばらつきが生じ、充填量
の増大速度が遅いと、充填に要する時間が長くなり、ま
た、逆に充填量の増大速度が速いと、圧力変動が大きく
なってこれがその後の圧力制御に影響を及ぼし、滑らか
な変速が行えなくなってしまうという問題があった。
【0007】従来、油の温度等の条件に応じてプリチャ
ージ圧を変更する構成があったが、係る構成では、油の
充填速度のばらつきを精度良く判定して高精度な補正を
行うことが困難であり、また、プリチャージ後の引き込
みトルクや回転挙動等を判断して修正を加える構成の場
合は、変速毎(プリチャージ毎)の条件変化に対応でき
ないという問題があった。
【0008】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、締結させる摩擦係合要素に対する油の充填を、油
温などの条件変化に因らずに、最適な速度で行わせるこ
とができる車両用自動変速機の油圧制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明では、締結させる摩擦係合要素に充填された油の量
を推定し、摩擦係合要素に対する油の供給を制御するバ
ルブの制御値を、推定した油の充填量に基づいて補正す
る構成とした。
【0010】かかる構成によると、摩擦係合要素に充填
された油、即ち、摩擦係合要素に流入した油の流量の積
算値を推定し、該充填量に基づいてバルブの制御値(指
示油圧:プリチャージ圧)を補正して、摩擦係合要素に
充填される油の流量を調整する。
【0011】請求項2記載の発明では、充填量の上昇速
度に基づいて制御値を補正する構成とした。かかる構成
によると、充填量の上昇速度(増大変化速度)を求め、
上昇速度に基づくバルブ制御値の補正により、摩擦係合
要素に充填される油の流量、即ち、充填量の上昇速度を
調整する。
【0012】請求項3記載の発明では、前記上昇速度が
基準速度よりも小さいときに前記制御値を油の流量が増
える方向に補正し、前記上昇速度が基準速度よりも大き
いときに前記制御値を油の流量が減る方向に補正する構
成とした。
【0013】かかる構成によると、充填量の上昇速度が
基準より小さいときには、バルブの制御値を油の流量が
増える方向に補正することで上昇速度の増大を図り、逆
に、充填量の上昇速度が基準より大きいときには、バル
ブの制御値を減少補正することで、バルブの制御値を油
の流量が減る方向に補正することで上昇速度の減少を図
り、充填量が基準速度で上昇変化するように修正する。
【0014】請求項4記載の発明では、摩擦係合要素に
対する油の充填開始から所定時間が経過した時点での充
填量に基づいて制御値を補正する構成とした。かかる構
成によると、油の充填開始から所定時間が経過した時点
でどの程度まで油が充填されたかを判別し、該判別結果
に基づきバルブの制御値を補正して充填される油の流量
を調整し、その後の充填量の上昇速度を制御する。
【0015】請求項5記載の発明では、前記所定時間が
経過した時点での充填量が基準量よりも少ないときに前
記制御値を油の流量が増える方向に補正し、前記所定時
間が経過した時点での充填量が基準量よりも多いときに
前記制御値を油の流量が減る方向に補正する構成とし
た。
【0016】かかる構成によると、油の充填開始から所
定時間が経過した時点での充填量が基準よりも少ないと
きには、油の流量を増大させるべくバルブの制御値を補
正し、その後に充填される油の流量を増大させて、充填
の遅れを取り戻させるようにし、逆に、油の充填開始か
ら所定時間が経過した時点での充填量が基準よりも多い
ときには、油の流量を減少させるべくバルブの制御値を
補正し、その後に充填される油の流量を減少させて、過
剰な充填の進行を抑制する。
【0017】請求項6記載の発明では、前記充填量を、
油の元圧,油温,前記制御値に基づいて推定する構成と
した。かかる構成によると、油の元圧(ライン圧),油
の粘度・密度に相関する油温、及び、バルブの開口面積
を示す制御値に基づいて摩擦係合要素に充填される油の
流量が推定でき、この流量を積算することで充填量が推
定される。
【0018】
【発明の効果】請求項1記載の発明によると、締結させ
る摩擦係合要素に充填された油の量から充填される油の
流量を修正するので、充填速度を調整して充填完了時間
が長引くことを回避できると共に、過剰な速度で充填が
行われて圧力変動が発生することを防止できるという効
果がある。
【0019】請求項2,3記載の発明によると、充填量
の増大速度を所望の速度に調整でき、以って、所定時間
で充填を完了させることができるという効果がある。請
求項4,5記載の発明によると、充填開始から所定時間
が経過するまでに充填された油の量から充填の進行度合
いを判定し、その後に充填される油の流量を調整するこ
とで、所定時間で充填を完了させることができるという
効果がある。
【0020】請求項6記載の発明によると、元圧や油の
粘度・密度の変化に対応しつつ、そのときのバルブの開
口面積に応じた流量を推定でき、該流量の積算により充
填量を精度良く推定できるという効果がある。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。図1は、実施の形態における車両用自動変速機の
変速機構を示すものであり、エンジン(図示省略)の出
力がトルクコンバータ1を介して変速機構2に伝達され
る構成となっている。
【0022】前記変速機構2は、2組の遊星歯車G1,
G2、3組の多板クラッチH/C,R/C,L/C、1
組のブレーキバンド2&4/B、1組の多板式ブレーキ
L&R/B、1組のワンウェイクラッチL/OWCで構
成される。
【0023】前記2組の遊星歯車G1,G2は、それぞ
れ、サンギヤS1,S2、リングギヤr1,r2及びキ
ャリアc1,c2よりなる単純遊星歯車である。前記遊
星歯車組G1のサンギヤS1は、リバースクラッチR/
Cにより入力軸INに結合可能に構成される一方、ブレ
ーキバンド2&4/Bによって固定可能に構成される。
【0024】前記遊星歯車組G2のサンギヤS2は、入
力軸INに直結される。前記遊星歯車組G1のキャリア
c1は、ハイクラッチH/Cにより入力軸Iに結合可能
に構成される一方、前記遊星歯車組G2のリングギヤr
2が、ロークラッチL/Cにより遊星歯車組G1のキャ
リアc1に結合可能に構成され、更に、ロー&リバース
ブレーキL&R/Bにより遊星歯車組G1のキャリアc
1を固定できるようになっている。
【0025】そして、出力軸OUTには、前記遊星歯車
組G1のリングギヤr1と、前記遊星歯車組G2のキャ
リアc2とが一体的に直結されている。上記構成の変速
機構2において、1速〜4速及び後退は、図2に示すよ
うに、各クラッチ・ブレーキの締結状態の組み合わせに
よって実現される。
【0026】尚、図2において、丸印が締結状態を示
し、記号が付されていない部分は解放状態とすることを
示すが、特に、1速におけるロー&リバースブレーキL
&R/Bの黒丸で示される締結状態は、1レンジでのみ
の締結を示すものとする。
【0027】前記図2に示す各クラッチ・ブレーキの締
結状態の組み合わせによると、例えば、4速から3速へ
のダウンシフト時には、ブレーキバンド2&4/Bの解
放を行う共にロークラッチL/Cの締結を行い、3速か
ら2速へのダウンシフト時には、ハイクラッチH/Cの
解放を行うと共にブレーキバンド2&4/Bの締結を行
うことになり、2速から3速へのアップシフト時には、
ブレーキバンド2&4/Bの解放を行うと共にハイクラ
ッチH/Cの締結を行い、3速から4速へのアップシフ
ト時には、ロークラッチL/Cの解放を行うと共にブレ
ーキバンド2&4/Bの締結を行うことになる。
【0028】上記のように、クラッチ・ブレーキ(摩擦
係合要素)の締結と解放とを同時に制御して摩擦係合要
素の掛け替えを行う変速を掛け替え変速と称するものと
する。
【0029】前記各クラッチ・ブレーキ(摩擦係合要
素)の締結・解放動作は、油圧によって制御され、各ク
ラッチ・ブレーキに対する供給油圧は、それぞれにソレ
ノイドバルブによって調整されるようになっており、図
3に示すような機構によって、各クラッチ・ブレーキに
対する油(ATF:オートマチック・トランスミッショ
ン・フルード)の供給が制御される。
【0030】図3において、エンジンによって回転駆動
されるオイルポンプ21から吐き出される油は、調圧機
構22によって所定のライン圧に調圧される。ライン圧
に調圧された油は、各摩擦係合要素23毎に設けられる
ソレノイドバルブ24を介して各摩擦係合要素23に供
給されると共に、前記トルクコンバータ1や潤滑経路に
も供給される。
【0031】前記ソレノイドバルブ24は、コントロー
ルユニット25によってそのON・OFFがデューティ
制御されるようになっており、前記コントロールユニッ
ト25には、油温を検出する油温センサ26,運転者に
よって操作されるアクセルの開度を検出するアクセル開
度センサ27,車両の走行速度を検出する車速センサ2
8,トルクコンバータ1のタービン回転速度を検出する
タービン回転センサ29,エンジン回転速度を検出する
エンジン回転センサ30等からの検出信号が入力され、
これらの検出結果に基づいて各ソレノイドバルブ24を
制御することで、各摩擦係合要素23の係合油圧を制御
する。
【0032】前記ソレノイドバルブ24は、図4に示す
ように、バルブボディ31と、該バルブボディ31内に
軸方向に摺動可能に嵌挿されるスプールバルブ32と、
該スプールバルブ32を軸方向に変位させるソレノイド
33とから構成される。
【0033】前記バルブボディ31には、前記調圧機構
22からの油圧通路34,ドレン通路35及び摩擦係合
要素23に対する供給路36が接続され、前記スプール
バルブ32が油圧通路34とドレン通路35とを選択的
に開口させることで、摩擦係合要素23に対して油を込
める動作と、油を抜く動作とが制御されるようになって
いる。
【0034】また、供給路36内の圧力が、オリフィス
37が設けられたフィードバック通路38を介して、ス
プールバルブ32に対し、油圧通路34を閉じドレン通
路35を開く方向(図で左向きの方向)に作用するよう
に構成されている。
【0035】更に、スプリング39は、スプールバルブ
32を図で右向きに付勢するように設けられている。従
って、前記スプリング39の付勢力に抗してソレノイド
33の電磁力が作用することで、スプールバルブ32が
図で左方向に変位する構成であり、ソレノイド33の電
磁力が大きくすることで、スプールバルブ32が図でよ
り左側に変位し、ドレンを多くする。
【0036】本実施形態における掛け替え変速では、図
5に示すように、解放させる摩擦係合要素の係合油圧を
徐々に減少させつつ、締結させる摩擦係合要素の係合油
圧を徐々に増大させ、解放側摩擦係合要素から締結側摩
擦係合要素へのトルクの掛け替えが行われるようにす
る。
【0037】また、摩擦係合要素の締結動作を必要とす
る変速要求が発生すると、まず、締結制御の初期圧より
も高い指示圧を出力することで、締結させる摩擦係合要
素に対して急速に油を充填させるプリチャージを行っ
て、摩擦係合要素に対して油を充填し、その後に係合油
圧を徐々に増大制御するようになっており、以下では、
このプリチャージ制御について詳述する。
【0038】図6のフローチャートは、前記プリチャー
ジ制御のメインルーチンを示すものである。尚、プリチ
ャージ制御(流量制御)は変速判断に基づき開始され、
後述するように、締結側のクラッチ反力が所定値を超え
たときに終了判断されて圧力制御に移行する一方、プリ
チャージ制御(流量制御)中に、タービン回転速度が第
1基準速度を下回ったとき(トルク引け発生時)及びタ
ービン回転速度が第2基準速度(>第1基準速度)を上
回ったとき(空吹け発生時)には、強制的に圧力制御に
移行させるようになっている。
【0039】ステップS1では、締結させる摩擦係合要
素の指示圧として、予め油温に応じて記憶された基準プ
リチャージ圧を出力する。ステップS2では、前記ソレ
ノイドバルブ24に対する流入流量Qsを演算する。
【0040】前記ソレノイド流入流量Qsは、油の流量
係数をC、ソレノイドバルブ24で制御される油圧通路
34の開口面積をA、ライン圧(元圧)をPL、クラッ
チ油圧をReal-Pc、油の密度をρとすると、 Qs=C・A・{(PL−Real-Pc)/ρ}1/2………(1) として演算される。
【0041】そこで、ステップS2では、図7のフロー
チャートに示すようにして、前記ソレノイド流入流量Q
sを演算する。以下、図8の制御ブロック図を参照しつ
つ、前記図7のフローチャートに従ってソレノイド流入
流量Qsの算出について説明する。
【0042】ステップS201では、開口面積Aを求め
るために、まず、ソレノイド変位量X(cm)を演算す
る。本実施形態では、目標クラッチ油圧(指示圧)が決
定され、該目標クラッチ油圧(指示圧)に応じたデュー
ティ(制御値)でソレノイドバルブ24を駆動する。そ
こで、まず、そのときの目標クラッチ油圧(指示圧)か
ら、図9に示すようなテーブルを参照して、ソレノイド
の駆動デューティDUTY(%)を求める。
【0043】次いで、図10に示すようなテーブルによ
って、前記ソレノイドの駆動デューティDUTYを、ソ
レノイドの駆動電流I(A)に変換する。更に、前記ソ
レノイドの駆動電流I(A)を、図11に示すようなテ
ーブルによって、ソレノイドの吸引力Fsol(Kgf)に変
換する。
【0044】ここで、スプールバルブ32は、図12に
示すように、スプリング39による荷重と、ソレノイド
の吸引力(電磁力)Fsol(Kgf)及びフィードバック通
路38を介するフィードバック力とがバランスする位置
に変位する。
【0045】従って、スプリング39のセット荷重をF
set(Kgf)、スプリング39のばね定数をKx、クラッ
チ油圧をReal-Pc、フィードバック力が作用するスプー
ルバルブ32の面積をAfbとすると、 Fset+Kx・X=Fsol+Real-Pc・Afb という式が成り立つことになり、上式から、ソレノイド
変位量X(cm)が、 X=(Fsol+Real-Pc・Afb−Fset)/Kx として求められることになる。
【0046】尚、クラッチ油圧Real-Pcの算出について
は後述する。上記のようにして、ソレノイド変位量X
(cm)を求めると、次のステップS202では、ソレノ
イドバルブ24の開口面積A(油圧供給口の開口面積)
を、ソレノイド変位量X(cm)から求める。
【0047】具体的には、図13に示すように、予めソ
レノイド変位量Xと開口面積Aとの相関を示すテーブル
を記憶しておき、そのときのソレノイド変位量Xを前記
テーブルによって開口面積Aに変換する。
【0048】続いてステップS203では、流量係数C
の演算を行う。この流量係数Cの演算は、図14のブロ
ック図に示すようにして行われる。まず、油温(ATF
温度)に応じて予め油の粘度μを記憶したテーブルを参
照して、そのときの油温での粘度μを求め、この粘度μ
と基準油温(例えば80℃)での粘度μとの比を演算す
る。
【0049】そして、基準油温(例えば80℃)での流量
係数Cと前記粘度μの比と基づき、そのときの油温に対
応する流量係数Cを求める。ステップS204では、上
記のようにして求めた開口面積A,流量係数C及び油温
に応じた密度ρ、更に、後述するようにして求められる
クラッチ油圧Real-Pcに基づき、ソレノイド流入流量Q
sを前記(1)式に従って算出する。
【0050】図6のフローチャートにおいて、ステップ
S2でソレノイド流入流量Qsを算出すると、次のステ
ップS3では、クラッチ流入流量(ソレノイド吐出流
量)Qcを演算し、ステップS4では、クラッチ反力を
演算する。
【0051】前記クラッチ流入流量(ソレノイド吐出流
量)Qc、クラッチ油圧Real-Pc及びクラッチ反力は、
下式(2)〜(7)の連立方程式を解くことで算出する
ことができる。
【0052】 Mc・ΔΔYc+Cc・ΔYc+Kc・(Yc+Yco)= Ac・ΔReal-Pc …(2) Vc=Vo+Ac・Yc …(3) Qs−Qc=Vc/K・ΔReal-Pc …(4) Qc=Ac・ΔYc …(5) Real-Pc=Σ(ΔReal-Pc) …(6) Total-Qc=Σ(Qc) …(7) 上式で、Ycはクラッチ変位量(cm)、ΔYcはクラッ
チ変位量の微分値(cm/10msec)、ΔΔYcはクラッチ
変位量の微分値の微分値(cm/10msec2)、Acはクラッ
チピストン受圧面積(cm2)、Ccは流量係数、Mcはク
ラッチピストン荷重(Kg)、Kcはクラッチピストンば
ね定数(Kg/cm)、Kは体積弾性係数(Kgf/cm2)、Vc
は容量(cc)、Ycoはクラッチピストン初期セット変位
(cm)、Total-Qcは積算ソレノイド吐出流量、ΔReal-P
cはクラッチ油圧の微分値、Voは初期容量(cc)であ
る。
【0053】尚、クラッチピストン受圧面積Ac、初期
容量Vo、クラッチピストン荷重Mc、クラッチピスト
ンばね定数Kc、クラッチピストン初期セット変位Yco
は、予め与えられる固定値である。
【0054】また、体積弾性係数Kは、下式に従って算
出させるようにすると良い。 K=Vo/(Vo−Total-Qc)・ΔReal-Pc 図15の制御ブロック図に示すように、前記(4)式
(連続の式)に、ソレノイド流入流量Qs、クラッチ流
入流量(ソレノイド吐出流量)Qc、容量Vc、体積弾
性係数Kを代入することで、クラッチ油圧の微分値ΔRe
al-Pcが求められ、このクラッチ油圧の微分値ΔReal-Pc
を積分することで、クラッチ油圧Real-Pcが求められ
る。
【0055】一方、(2)式に示される運動方程式は、 Mc・ΔΔYc=Ac・ΔReal-Pc−Cc・ΔYc−K
c・(Yc+Yco) と書き換えることができ、上式からMc・ΔΔYcが求
められれば、クラッチピストン荷重Mcは既知の値であ
るから、ΔΔYcが求められる。
【0056】そして、ΔΔYcを積分することでΔYc
が求められ、ΔYcを積分することでYcが求められ
る。ΔYcが求められると、クラッチピストン受圧面積
Acは既知の値であるから、前記(5)式からクラッチ
流入流量(ソレノイド吐出流量)Qcが求められる。
【0057】また、ΔYcから、(2)式に示される運
動方程式におけるCc・ΔYcが求められる。更に、Y
cからは、(3)式に従って油の充填によって変化する
容量Vc、及び、(2)式に示される運動方程式におけ
るKc・(Yc+Yco)が求められる。
【0058】ここで、クラッチの解放状態では、ソレノ
イド開口面積A=0、容量Vc=Vo、クラッチ変位量
Yc=0、クラッチ油圧Real-Pc=0、ソレノイド流入
流量Qs=0、クラッチ流入流量(ソレノイド吐出流
量)Qc=0となるから、係る状態を初期値として演算
を繰り返すことで、プリチャージに伴って変化するクラ
ッチ流入流量(ソレノイド吐出流量)Qc、クラッチ油
圧Real-Pc、クラッチ反力を示すKc・(Yc+Yco)
が求められる。
【0059】尚、図15のブロック図では、微分値を記
号の上に付したドットで示してあり、2つのドットが付
された記号は、微分値の微分値であることを示す。図6
のフローチャートのステップS5では、プリチャージ圧
の補正を行う。
【0060】前記ステップS5におけるプリチャージ圧
の補正については、図16のフローチャートに示してあ
る。図16のフローチャートにおいて、ステップS50
1では、前記積算ソレノイド吐出流量Total-Qcを読み込
み、次のステップS502では、前記積算ソレノイド吐
出流量Total-Qcの微分値ΔTotal-Qc(ΔTotal-Qc=d/
dt[Total-Qc])を演算する。
【0061】ステップS503では、図中に示すよう
に、予め前記微分値ΔTotal-Qcに応じてプリチャージ圧
の補正係数Kpを記憶したテーブルを参照し、前記ステ
ップS502で演算した微分値ΔTotal-Qcに対応する補
正係数Kpを検索する。
【0062】前記補正係数Kpは、微分値ΔTotal-Qcが
基準値に一致するときに、1.0に設定され、微分値ΔTot
al-Qcが基準値よりも小さくなるほどより大きな値に設
定される一方、微分値ΔTotal-Qcが基準値よりも大きく
なるほどより小さい値に設定される。
【0063】次のステップS504では、油温に応じた
基準プリチャージ圧(バルブ制御値)に前記補正係数K
pを乗算して補正し、該補正結果を新たなプリチャージ
圧として出力する。
【0064】前記積算ソレノイド吐出流量Total-Qcは、
締結させる摩擦係合要素に対する油の充填量を示し、前
記微分値ΔTotal-Qcは、充填量の上昇速度を示すことに
なる。
【0065】充填量の上昇速度が遅いときには、充填が
完了するまでの時間が長くなるので、前記微分値ΔTota
l-Qcが基準値よりも小さいときには、補正係数Kpとし
て1.0を超える大きな値を設定することで、プリチャー
ジ圧を増大補正し、クラッチ流入流量(ソレノイド吐出
流量)Qcを増加させる。
【0066】一方、充填量の上昇速度が過剰に速い場合
には、大きな圧力変動が発生する可能性があるので、前
記微分値ΔTotal-Qcが基準値よりも大きいときには、補
正係数Kpとして1.0を下回る小さな値を設定すること
で、プリチャージ圧を減少補正し、クラッチ流入流量
(ソレノイド吐出流量)Qcを減少させる。
【0067】これにより、充填量の上昇速度(微分値Δ
Total-Qc)が基準速度(基準値)に近づくように、逐次
プリチャージ圧が修正され、充填が完了するまでの時間
が基準時間を大きく超えるようになることを防止でき、
かつ、過剰な速度で充填量が増大することにより大きな
圧力変動を招くことを防止することができる。
【0068】尚、前記微分値ΔTotal-Qcが基準値付近の
所定範囲内であるときに、補正係数Kpが1.0に設定さ
れるようにして、基準値付近が補正の不感帯になるよう
にしても良い。
【0069】図17のブロック図は、上記プリチャージ
圧の補正制御を示すものであり、積算ソレノイド吐出流
量Total-Qcの微分値ΔTotal-Qcを求めると、該微分値Δ
Total-Qcと基準値との差に応じて補正係数Kpを設定
し、該補正係数Kpで基準プリチャージ圧を補正し、プ
リチャージの完了判定がなされるまでの間、逐次補正を
加えつつ、プリチャージ圧を目標クラッチ圧として出力
する。
【0070】ところで、上記では、前記積算ソレノイド
吐出流量Total-Qcの微分値ΔTotal-Qc、即ち、充填量の
上昇速度に基づいて基準プリチャージ圧を補正するよう
にしたが、充填開始から予め決められた時点での前記積
算ソレノイド吐出流量Total-Qc(充填量)に基づいてそ
の後のプリチャージ圧を補正するようにしても良く、係
る実施形態を、図18のフローチャートに示す。
【0071】図18のフローチャートにおいて、ステッ
プS511では、プリチャージの開始から予め記憶され
た所定時間が経過したか否かを判別し、所定時間が経過
した時点でステップS512へ進む。
【0072】ステップS512では、そのときの積算ソ
レノイド吐出流量Total-Qc(充填量)を読み込み、次の
ステップS413では、前記読み込んだ積算ソレノイド
吐出流量Total-Qcに基づいて、プリチャージ圧の補正係
数Kppを設定する。
【0073】前記補正係数Kppは、前記読み込んだ積算
ソレノイド吐出流量Total-Qcが基準充填量よりも多いと
きには、1.0よりも小さな値に設定され、基準プリチャ
ージ圧を減少補正する。一方、前記読み込んだ積算ソレ
ノイド吐出流量Total-Qcが基準充填量よりも少ないとき
には、1.0よりも大きな値に設定され、基準プリチャー
ジ圧を増大補正する。
【0074】そして、ステップS514では、前記補正
係数Kppで基準プリチャージ圧を補正し、該補正された
プリチャージ圧でその後のプリチャージを行わせる。前
記基準充填量は、前記ステップS511で判別される所
定時間が経過した時点での目標とする充填量であり、実
際の充填量が基準充填量よりも少ないときには、充填量
の上昇速度が遅く充填量が所期量に達していないことに
なるので、プリチャージ圧を増大させることで摩擦係合
要素に流入する油の流量を増大させ、その後の充填量の
上昇速度を速め、充填遅れが解消されるようにする。
【0075】また、実際の充填量が基準充填量よりも多
いときには、要求よりも速く充填が進行していることに
なるので、プリチャージ圧を減少させることで摩擦係合
要素に流入する油の流量を減少させ、充填速度を遅く修
正し、充填速度が速過ぎることによる圧力変動の発生を
回避する。
【0076】尚、プリチャージ中に1回だけ基準充填量
とそのときの積算ソレノイド吐出流量Total-Qcとを比較
させ、プリチャージ圧の修正を行わせる構成であっても
良いし、充填開始から複数の異なる時間毎に、そのとき
の経過時間に見合った基準充填量とそのときまでの積算
ソレノイド吐出流量Total-Qcとを比較させるようにし
て、プリチャージ圧の修正機会を複数回設定するように
しても良い。
【0077】図19のブロック図は、上記図18のフロ
ーチャートに示したプリチャージ圧の補正制御を示すも
のであり、充填開始からの経過時間が所定時間になった
時点で、そのときの積算ソレノイド吐出流量Total-Qcを
読み込み、該積算ソレノイド吐出流量Total-Qcと前記経
過時間での基準充填量との差に応じて補正係数Kppを設
定し、該補正係数Kppで基準プリチャージ圧を補正し、
プリチャージの完了判定がなされるまでの間、補正後の
プリチャージ圧を目標クラッチ圧として出力する。
【0078】上記プリチャージの完了判定は、図6のフ
ローチャートのステップS6で行われる。ステップS6
は、プリチャージの完了判定を行って、油を充填させる
流量制御から、摩擦係合要素の油圧(伝達トルク容量)
を目標圧に制御する圧力制御への切換えを行う。
【0079】具体的には、図20のフローチャートに示
すように、まず、ステップS601で前記クラッチ反力
Kc・(Yc+Yco)と所定値とを比較し、クラッチ反
力Kc・(Yc+Yco)が所定値以下であれば、ステッ
プS602へ進んで流量制御を継続させ、指示圧として
プリチャージ圧を出力させる。
【0080】一方、クラッチ反力Kc・(Yc+Yco)
が所定値を超えたときには、プリチャージの完了を判断
し、ステップS603へ進み、クラッチ油圧を目標圧に
制御する圧力制御に移行させ、要求のクラッチ圧を目標
クラッチ圧として出力させる。
【0081】上記のように、クラッチ反力Kc・(Yc
+Yco)に基づいて圧力制御への移行を判断させる構成
であれば、プリチャージが実際に完了してから圧力制御
に移行させることができ、圧力制御におけるクラッチ油
圧の制御精度を向上させることができる。
【0082】但し、充填の開始から所定時間が経過した
時点で、プリチャージの完了を判定し、圧力制御に移行
させるように構成しても良い。また、本実施の形態で
は、プリチャージ(流量制御)の終了が判断されたとき
に、目標油圧を所定時間TIMER1でプリチャージ圧から圧
力制御の初期圧まで徐々に変化させるようにしてある。
【0083】具体的には、圧力制御の初期圧をP-RTN-
α、プリチャージ(流量制御)の終了判断からの経過時
間をt、ゲインをαとしたときに、所定時間TIMER1内の
指示圧Pc0を、 Pc0=P-PRI×(1−α×t1/2) として求める。
【0084】前記ゲインαは、前記経過時間tを所定時
間TIMER1としたときに、指示圧Pc0=初期圧P-RTN-α
となるように設定される値である。上記のようにして締
結側の摩擦係合要素の指示圧を、プリチャージから初期
圧P-RTN-αにまで低下させた後、所定のランプで締結側
の指示圧を増大させて摩擦係合要素を締結させる。一方
で、解放させる摩擦係合要素の指示圧を、所定のランプ
で減少させることで、摩擦係合要素の掛け替えが行われ
る。
【0085】前記ランプ制御においては、変速機の入力
軸トルクをエンジン負荷・回転、トルクコンバータのト
ルク比等から推定し、該入力軸トルクに見合う伝達トル
ク容量の分担を、解放側から締結側に徐々に移すように
目標クラッチ油圧(指示圧)を決定し、該目標クラッチ
油圧を制御デューティに変換し、該制御デューティをソ
レノイドバルブ24に出力するようにする。
【0086】但し、プリチャージ後の圧力制御の内容
を、上記のものに限定するものではなく、摩擦係合要素
を締結するときにプリチャージを行わせるものであれ
ば、上記のプリチャージ制御を適用することができ、そ
れによって同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態における自動変速機の変速機構を示
す図。
【図2】前記変速機構における摩擦係合要素の締結状態
の組み合わせと変速段との相関を示す図。
【図3】前記自動変速機の油圧制御系を示すシステム
図。
【図4】前記油圧制御系におけるソレノイドバルブの詳
細を示す断面図。
【図5】実施の形態における摩擦係合要素の掛け替えに
よる変速の様子を示すタイムチャート。
【図6】実施の形態におけるプリチャージ制御のメイン
ルーチンを示すフローチャート。
【図7】実施の形態のプリチャージ制御におけるソレノ
イド流入流量の演算ルーチンを示すフローチャート。
【図8】実施の形態のプリチャージ制御におけるソレノ
イド流入流量の演算制御を示すブロック図。
【図9】実施の形態における目標クラッチ圧力→ソレノ
イド駆動デューティのテーブルを示す線図。
【図10】実施の形態におけるソレノイド駆動デューテ
ィ→ソレノイド駆動電流のテーブルを示す線図。
【図11】実施の形態におけるソレノイド駆動電流→ソ
レノイド吸引力のテーブルを示す線図。
【図12】ソレノイドバルブの荷重バランス状態を示す
状態図。
【図13】実施の形態におけるソレノイド変位→開口面
積のテーブルを示す線図。
【図14】実施の形態における流量係数の演算制御を示
すブロック図。
【図15】実施の形態におけるクラッチ流入流量,クラ
ッチ油圧及びクラッチ反力の演算制御を示すブロック
図。
【図16】プリチャージ圧の補正制御の第1の実施形態
を示すフローチャート。
【図17】プリチャージ圧の補正制御の第1の実施形態
を示すブロック図。
【図18】プリチャージ圧の補正制御の第2の実施形態
を示すフローチャート。
【図19】プリチャージ圧の補正制御の第2の実施形態
を示すブロック図。
【図20】実施の形態における流量制御→圧力制御の切
換え判断を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…トルクコンバータ 2…変速機構 21…オイルポンプ 22…調圧機構 23…摩擦係合要素 24…ソレノイドバルブ 25…コントロールユニット 26…油温センサ 27…アクセル開度センサ 28…車速センサ 29…タービン回転センサ 30…エンジン回転センサ 31…バルブボディ 32…スプールバルブ 33…ソレノイド 34…油圧通路 35…ドレン通路 36…供給路 37…オリフィス 38…フィードバック通路 39…スプリング G1,G2…遊星歯車 H/C…ハイクラッチ R/C…リバースクラッチ L/C…ロークラッチ 2&4/B…2速/4速バンドブレーキ L&R/B…ロー&リバースブレーキ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】摩擦係合要素の締結・解放を油圧で制御し
    て変速を行わせる車両用自動変速機の油圧制御装置にお
    いて、 締結させる摩擦係合要素に充填された油の量を推定し、
    前記摩擦係合要素に対する油の供給を制御するバルブの
    制御値を、前記推定した油の充填量に基づいて補正する
    ことを特徴とする車両用自動変速機の油圧制御装置。
  2. 【請求項2】前記充填量の上昇速度に基づいて前記制御
    値を補正することを特徴とする請求項1記載の車両用自
    動変速機の油圧制御装置。
  3. 【請求項3】前記上昇速度が基準速度よりも小さいとき
    に前記制御値を油の流量が増える方向に補正し、前記上
    昇速度が基準速度よりも大きいときに前記制御値を油の
    流量が減る方向に補正することを特徴とする請求項2記
    載の車両用自動変速機の油圧制御装置。
  4. 【請求項4】前記摩擦係合要素に対する油の充填開始か
    ら所定時間が経過した時点での前記充填量に基づいて前
    記制御値を補正することを特徴とする請求項1記載の車
    両用自動変速機の油圧制御装置。
  5. 【請求項5】前記所定時間が経過した時点での充填量が
    基準量よりも少ないときに前記制御値を油の流量が増え
    る方向に補正し、前記所定時間が経過した時点での充填
    量が基準量よりも多いときに前記制御値を油の流量が減
    る方向に補正することを特徴とする請求項4記載の車両
    用自動変速機の油圧制御装置。
  6. 【請求項6】前記充填量を、油の元圧,油温,前記制御
    値に基づいて推定することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか1つに記載の車両用自動変速機の油圧制御装
    置。
JP2000147408A 2000-05-19 2000-05-19 車両用自動変速機の油圧制御装置 Pending JP2001324008A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147408A JP2001324008A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 車両用自動変速機の油圧制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000147408A JP2001324008A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 車両用自動変速機の油圧制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001324008A true JP2001324008A (ja) 2001-11-22

Family

ID=18653601

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000147408A Pending JP2001324008A (ja) 2000-05-19 2000-05-19 車両用自動変速機の油圧制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001324008A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2053277A3 (en) * 2007-10-23 2015-11-04 GM Global Technology Operations LLC Method for model based clutch control and torque estimation
JP2016138593A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 株式会社デンソー 油圧制御装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2053277A3 (en) * 2007-10-23 2015-11-04 GM Global Technology Operations LLC Method for model based clutch control and torque estimation
JP2016138593A (ja) * 2015-01-27 2016-08-04 株式会社デンソー 油圧制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR920005483B1 (ko) 엔진 토오크 검출방법 및 이 검출방법을 이용한 자동 변속 장치의 유압 제어 방법
US6754574B2 (en) Controller for automatic transmission
US8340878B2 (en) Torque converter control device and control method thereof
JPH1182712A (ja) 自動変速機の油圧制御装置
JP3699628B2 (ja) 自動変速機の制御装置
KR920007841B1 (ko) 전기·유압 변환기의 유압 제어방법
JP2001336621A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3699626B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP3693822B2 (ja) 自動変速機のドライブダウン変速制御装置
JP2001324010A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3954276B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3693840B2 (ja) 自動変速機のドライブダウン変速制御装置
JP2001324008A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3395561B2 (ja) 自動変速機の変速制御装置
JP4097439B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2001336624A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP4149118B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2001330129A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP4152565B2 (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3859927B2 (ja) 自動変速機の制御装置
JP2001317621A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3013603B2 (ja) 車両用自動変速装置の変速制御方法
JP2001336623A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP2001317620A (ja) 車両用自動変速機の油圧制御装置
JP3339430B2 (ja) 自動変速機の油圧制御装置