JP2001322903A - 農園芸用殺菌剤組成物 - Google Patents

農園芸用殺菌剤組成物

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JP2001322903A
JP2001322903A JP2000141896A JP2000141896A JP2001322903A JP 2001322903 A JP2001322903 A JP 2001322903A JP 2000141896 A JP2000141896 A JP 2000141896A JP 2000141896 A JP2000141896 A JP 2000141896A JP 2001322903 A JP2001322903 A JP 2001322903A
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compound
alkoxy
alkyl
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JP2000141896A
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Yutaka Miyake
裕 三宅
Mitsuyoshi Sakai
潤悦 境
Kozo Nagayama
孝三 永山
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Kumiai Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kumiai Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種病原菌に対して低濃度で優れた防除効果を
有し、有用作物に対する安全性に優れる農園芸用殺菌剤
組成物を提供する。 【解決手段】ピリミジニルベンズイミダゾール誘導体
(例えば 、1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−ベ
ンズイミダゾール等)またはトリアジニルベンズイミダ
ゾール誘導体(例えば、5−クロロ−1−(4,6−ジメトキ
シ−[1,3,5]トリアジン−2−イル)−2−メチルベンズイ
ミダゾール等 )の一種と農園芸用殺菌化合物(例え
ば、メトキシアクリレート系化合物、ベンズイミダゾー
ル系化合物等)から選ばれる一種または二種以上の農園
芸用殺菌化合物を有効成分として含有することを特徴と
する農園芸用殺菌剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はピリミジニルベンズ
イミダゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダゾ
ール誘導体の一種と農園芸用殺菌化合物を有効成分とし
て含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に用いられるピリミジニルベンズ
イミダゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダゾ
ール誘導体の一種と農園芸用殺菌化合物の混合剤につい
ては知られていない。農園芸用殺菌化合物は市販されて
いるか、または農園芸用殺菌剤として知られた化合物で
あり、これらの化合物は日本植物防疫協会発行の農薬ハ
ンドブック(1994年)、全国農業協同組合連合会発行のク
ミアイ農薬総覧(1999年)及び同連合会発行のSHIBUYA IN
DEX(1999年)などで知られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】有用作物の病害の防除
には多くの農園芸用殺菌剤が使用されているが、これら
の防除効果は十分とは言えない。ムギ類の病害、特にう
どんこ病では被害が大きい上、近年、殺菌剤を連用する
ことによって薬剤耐性菌が蔓延し、実際には使用できな
い薬剤がある。また、環境問題から、低薬量で効率良く
病原菌を防除できる新しい殺菌剤が求められている。そ
こで、本発明はかかる問題を解決した、優れた殺菌活性
を有する農園芸用殺菌剤組成物を提供するものである。
【0004】本発明は有用作物の病害に対して低薬量で
優れた殺菌活性を有する農園芸用殺菌剤組成物を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、より優れ
た病害防除効果を発揮する農園芸用殺菌剤組成物を発明
するため、一般式[I]で示されるピリミジニルベンズ
イミダゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダゾ
ール誘導体の一種と農園芸用殺菌化合物を一種または二
種以上混合使用することにより、本発明の農園芸用殺菌
剤組成物が、個々の殺菌活性化合物の相加効果をはるか
に超えた相乗効果を奏し、低薬量でコムギうどんこ病菌
に優れた殺菌効果を有することを見出し、本発明を完成
した。
【0006】本発明の農園芸用殺菌剤組成物は一般式
[I]で示されるピリミジニルベンズイミダゾール誘導
体およびトリアジニルベンズイミダゾール誘導体の一種
と農園芸用殺菌化合物を有効成分としてなる。即ち、本
発明は一般式[I]
【0007】
【化2】
【0008】{式中、AはN、CR3を示し、R1およびR2
互いに独立して水素原子、ハロゲン原子、(C1−C6)アル
キル基、(C2−C6)アルケニル基、(C2−C6)アルキニル
基、(C3−C6)シクロアルキル基、(C1−C4)ハロアルキル
基、(C1−C6)アルコキシ基、(C2−C6)アルケニルオキシ
基、(C2−C6)アルキニルオキシ基、(C3−C6)シクロアル
コキシ基、(C1−C4)ハロアルコキシ基、シアノ(C1−C4)
アルキルオキシ基、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキ
ルオキシ基、(C3−C6)シクロアルキル(C1−C4)アルコキ
シ基、ベンジルオキシ基[該基はハロゲン原子、(C1−C
4)アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置換されてい
てもよい。]、(C1−C6)アルキルチオ基、(C1−C4)アル
コキシ(C1−C4)アルキル基、フェノキシ基[該基はハロ
ゲン原子、(C1−C4)アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ
基で置換されていてもよい。]、(C1−C4)アルキルカル
ボニル基、ホルミル基、フェニル基、ジ(C1−C4)アルキ
ルアミノ基、シアノ基、(C1−C6)アルキルスルホニル基
を示し、R3は水素原子、(C 1−C6)アルキル基、(C1−C6)
アルコキシ基、ハロゲン原子を示し、Xは水素原子、ハ
ロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、(C1−C6)アルキル
基、(C2−C6)アルケニル基、(C2−C6)アルキニル基、(C
3−C6)シクロアルキル基、ベンジル基[該基はハロゲン
原子、(C1−C4)アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ基で
置換されていてもよい。]、(C1−C6)アルコキシ基、(C
2−C6)アルケニルオキシ基、(C2−C6)アルキニルオキシ
基、(C1−C6)アルキルチオ基、(C1−C6)アルキルスルホ
ニル基、フェノキシ基、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)ア
ルキル基、(C1−C4)ハロアルキル基、(C1−C4)ハロアル
コキシ基、(C1−C4)アルキルカルボニル基、(C1−C4)ア
ルコキシカルボニル基、アミノ基、モノ(C1−C4)アルキ
ルアミノ基、ジ(C1−C4)アルキルアミノ基、アニリノ
基、フェニル基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキ
ル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよ
い。]を示し、Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ
基、(C1−C6)アルキル基、(C2−C6)アルケニル基、(C2
−C6)アルキニル基、(C1−C6)アルコキシ基、(C2−C6)
アルケニルオキシ基、(C2−C6)アルキニルオキシ基、(C
1−C4)ハロアルコキシ基、(C1−C6)アルキルチオ基、(C
1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)ハロア
ルキル基、(C1−C4)アルキルカルボニル基、(C1−C4)ア
ルコキシカルボニル基、ベンゾイル基、アミノ基、モノ
(C1−C4)アルキルアミノ基、ジ(C1−C4)アルキルアミノ
基、フェニル基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキ
ル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよ
い。]、フェノキシ基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)
アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていて
もよい。]を示し、nは0又は1から3の整数を表す。}で
示されるピリミジニルベンズイミダゾール誘導体または
トリアジニルベンズイミダゾール誘導体の一種とトキシ
アクリレート系メ化合物、例えば(A)アゾキシストロビ
ン、(B)クレソキシムメチル、(C)メトミノストロビン、
(D)トリフロキシストロビン、(E)ピコキシストロビン
等、トリアゾール系化合物、例えば(F)ジクロブトラゾ
ール、(G)トリチコナゾール、(H)イプコナゾール、(I)
フルコナゾール、(J)ミクロブタニル、(K)ペンコナゾー
ル、(L)ビテルタノール、(M)ブロムコナゾール、(N)シ
プロコナゾール、(O)ジフェノコナゾール、(P)ジニコナ
ゾール、(Q)エポキシコナゾール、(R)フェンブコナゾー
ル、(S)フルキンコナゾール、(T)フルシラゾール、(U)
フルトリアホール、(V)ヘキサコナゾール、(W)イミベン
コナゾール、(X)メトコナゾール、(Y)プロピコナゾー
ル、(Z)シプコナゾール、(AA)テブコナゾール、(AB)テ
トラコナゾール、(AC)トリアジメホン、(AD)トリアジメ
ノール等、イミダゾール系化合物、例えば(AE)トリフル
ミゾール、(AF)プロクロラズ、(AG)イマザリル、(AH)ペ
フラゾエート等、ピペラジン系化合物、例えば(AI)トリ
ホリン等、モルホリン系化合物、例えば(AJ)フェンプロ
ピモルフ、(AK)トリデモルフ、(AL)フェンプロピジン
等、ヒドロキシピリミジン系化合物、例えば(AM)エチリ
モル、(AN)ジメチリモル等、ベンズイミダゾール系化合
物、例えば(AO)カルベンダジム、(AP)チオファネートメ
チル、(AQ)チアベンダゾール、(AR)ベノミル、(AS)フベ
リダゾール等、ジカルボキシイミド系化合物、例えば(A
T)イプロジオン、(AU)プロシミドン、(AV)ビンクロゾリ
ン、(AW)キャプタン等、トリアジン系化合物、例えば(A
X)アニラジン等、フタロニトリル系化合物、例えば(AY)
クロロタロニル等、ジチオカーバメート系化合物、例え
ば(AZ)マンゼブ、(BA)マンネブ等、フェニルピロール系
化合物、例えば(BB)フルジオキソニル等、アニリノピリ
ミジン系化合物、例えば(BC)シプロジニル、(BD)ピリメ
タニル、(BE)メパニピリム等、グアニジン化合物、例え
ば(BF)イミノクタジントリアセテート、(BG)グアザチン
等、カルボキサミド化合物、例えば(BH)カルボキシン、
(BI)ベノダニル等、キノキサリン系化合物、例えば(BJ)
キノメチオネート等、その他(BK)アシベンゾラル−S−
メチル、(BL)キノキシフェン、(BM)ファモキサドン、(B
N)スピロキサミン、(BO)トリアゾキシド、(BP)サルファ
ー、(BQ)カッパーオキシクロライド、(BR)ピラゾホスか
ら選ばれる一種または二種以上の農園芸用殺菌化合物と
を有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺
菌剤組成物に関する。
【0009】本明細書に記載された記号及び用語につい
て説明する。
【0010】ハロゲン原子とはフッ素原子、塩素原子、
臭素原子又はヨウ素原子である。
【0011】(C1−C6)等の表記は、これに続く置換基の
炭素数が、この場合では1〜6であることを示している。
【0012】(C1−C6)アルキル基とは、直鎖又は分岐鎖
状のアルキル基を示し、例えばメチル、エチル、n−プ
ロピル、イソプロピル、n−ブチル、イソブチル、sec−
ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソペンチル、
ネオペンチル、n−ヘキシル、3,3−ジメチルブチル等を
挙げることができる。
【0013】(C3−C6)シクロアルキルとは、例えばシク
ロプロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル等を挙げ
ることができる。
【0014】(C1−C4)ハロアルキル基とは、ハロゲン原
子によって置換された、直鎖又は分岐鎖状のアルキル基
を示し、例えばフルオロメチル、クロロメチル、ジフル
オロメチル、ジクロロメチル、トリフルオロメチル、ペ
ンタフルオロエチル等を挙げることができる。
【0015】(C2−C6)アルケニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルケニル基を示し、例えばビニル、1−プロペ
ニル、2−プロペニル、イソプロペニル、1−ブテニル、
2−ブテニル等を挙げることができる。
【0016】(C2−C6)アルキニル基とは、直鎖又は分岐
鎖状のアルキニル基を示し、例えばエチニル、1−プロ
ピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3
−ブチニル、4−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−1
−ペンチニル等を挙げることができる。
【0017】(C1−C6)アルコキシ基とは、アルキル部分
が前記の意味を有するアルキルオキシ基を示し、例えば
メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、
n-ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert-ブト
キシ、n-ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、n-ヘキ
シルオキシ等を挙げることができる。
【0018】(C2−C6)アルケニルオキシ基とは、アルケ
ニル部分が前記の意味を有するアルケニルオキシ基を示
し、例えばアリルオキシ、イソプロペニルオキシ、2-ブ
テニルオキシ等を挙げることができる。
【0019】(C2−C6)アルキニルオキシ基とは、アルキ
ニル部分が前記の意味を有するアルキニルオキシ基を示
し、例えば2-プロピニルオキシ、2-ブチニルオキシ、3-
ブチニルオキシ等を挙げることができる。
【0020】(C3−C6)シクロアルコキシ基とは、シクロ
アルキル部分が前記の意味を有するシクロアルキルオキ
シ基を示し、例えばシクロプロピルオキシ、シクロペン
チルオキシ、シクロヘキシルオキシ等を挙げることがで
きる。
【0021】(C1−C4)ハロアルコキシ基とは、ハロアル
キル部分が前記の意味を有するハロアルキルオキシ基を
示し、例えばフルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、ペンタフルオロエトキシ等を挙
げることができる。
【0022】(C1−C6)アルキルチオ基とは、アルキル部
分が前記の意味を有するアルキルチオ基を示し、例えば
メチルチオ、エチルチオ、n-プロピルチオ、イソプロピ
ルチオ、n-ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチ
オ、tert-ブチルチオ、n-ヘキシルチオ等を挙げること
ができる。
【0023】(C3−C6)シクロアルキル(C1−C4)アルコキ
シ基とは、例えばシクロプロピルメチルオキシ、シクロ
ペンチルメチルオキシ、シクロヘキシルメチルオキシ等
を挙げることができる。
【0024】(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキル基と
は、アルキル部分及びアルコキシ部分が前記の意味を有
する基を示し、例えばメトキシメチル、エトキシメチ
ル、イソプロポキシメチル、ペンチルオキシメチル、メ
トキシエチル、ブトキシエチル等の基を挙げることがで
きる。
【0025】(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキルオキ
シ基とは、アルキル部分及びアルコキシ部分が前記の意
味を有する基を示し、例えばメトキシメチルオキシ、エ
トキシメチルオキシ、イソプロポキシメチルオキシ、ペ
ンチルオキシメチルオキシ、メトキシエチルオキシ、ブ
トキシエチルオキシ等の基を挙げることができる。
【0026】シアノ(C1−C4)アルキルオキシ基とは、ア
ルキル部分が前記の意味を有する基を示し、例えばシア
ノメチルオキシ、シアノエチルオキシ、シアノプロピル
オキシ等の基を挙げることができる。
【0027】(C1−C4)アルキルカルボニル基とは、アル
キル部分が前記の意味を有するアルキルカルボニル基を
示し、例えばアセチル、プロピオニル、ブチリル、イソ
ブチリル、ピバロイル、ヘキサノイルなどの基を挙げる
ことができる。
【0028】(C1−C4)アルコキシカルボニル基とは、ア
ルコキシ部分が前記の意味を有するアルコキシカルボニ
ル基を表し、例えばメトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプロポキシカ
ルボニル、n−ブトキシカルボニル、イソブトキシカル
ボニル、sec−ブトキシカルボニル、tert−ブトキシカ
ルボニル、n−ペンチルオキシカルボニル、n−ヘキシル
オキシカルボニル等を挙げることができる。
【0029】モノ(C1−C4)アルキルアミノ基とは、アル
キル部分が前記の意味を有するモノアルキルアミノ基を
表し、例えばメチルアミノ、エチルアミノ、n−プロピ
ルアミノ、イソプロピルアミノ、n−ブチルアミノ、イ
ソブチルアミノ、sec−ブチルアミノ、tert−ブチルア
ミノ、n−ヘキシルアミノ等を挙げることができる。
【0030】ジ(C1−C4)アルキルアミノ基とは、例えば
ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジプロピルアミノ、
ジブチルアミノ等を挙げることができる。
【0031】(C1−C6)アルキルスルホニル基とは、アル
キル部分が前記の意味を有するアルキルスルホニル基を
示し、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニル、n-
プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、n-ブチ
ルスルホニル、イソブチルスルホニル、sec-ブチルスル
ホニル、tert-ブチルスルホニル、n-ヘキシルスルホニ
ル等を挙げることができる。
【0032】一般式[I]で示されるピリミジニルベン
ズイミダゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダ
ゾール誘導体の一種と農園芸用殺菌化合物を混合した本
発明の殺菌剤組成物は非常に優れた殺菌活性を有し、藻
菌類(Oomycetes)、子嚢菌類(Ascomy
cetes)、不完全菌類(Deuteromycet
es)、及び担子菌類(Basidiomycete
s)に属する菌に起因する植物の病害を防除できる。次
に具体的な菌名を非限定例としてあげる。シュウドペロ
ノスポラ(Pseudoperonospora)属、
例えばキュウリべと病菌(Pseudoperonos
pora cubensis)、エリシフェ(Erys
iphe)属、例えばコムギうどんこ病菌(Erysi
phe graminis)、ベンチュリア(Vent
uria)属、例えばリンゴ黒星病菌(Venturi
a inaequalis)、ピリキュラリア(Pyr
icularia)属、例えばイネいもち病菌(Pyr
icularia oryzae)、ボトリチス(Bo
trytis)属、例えば灰色かび病菌(Botryt
is cinerea)、リゾクトニア(Rhizoc
tonia)属、例えばイネ紋枯病菌(Rhizoct
onia solani)、プクシニア(Puccin
ia)属、例えばコムギ赤さび病菌(Puccinia
recondita)。
【0033】次に、一般式[I]で示される本発明に用
いられる化合物の具体例を表1に記載するが、本発明に
用いられる化合物はこれらの化合物に限定されるもので
はない。なお、化合物番号は以後の記載において参照さ
れる。
【0034】表中の記号Meとはメチル基を示し、Etとは
エチル基を示す。
【0035】
【表1】
【0036】本発明に用いられる一般式[I]で示され
るピリミジニルベンズイミダゾール誘導体またはトリア
ジニルベンズイミダゾール誘導体の代表的な製造法を以
下に例示する。 <製造法1>
【0037】
【化3】
【0038】(式中、X、Y、R1、R2、A及びnはそれぞれ
前記と同じ意味を表し、Lはハロゲン原子、(C1−C6)ア
ルキルスルホニル基、ベンジルスルホニル基等の脱離基
を表す。)一般式[I]で表される本発明に用いられる化
合物は一般式[II]で表されるベンズイミダゾール誘導
体と一般式[III]で表されるピリミジン誘導体または
トリアジン誘導体とを塩基の存在下、溶媒中で反応させ
ることにより製造することができる。ここで塩基として
は、例えばアルカリ金属またはアルカリ土類金属、特に
ナトリウム及びカリウムならびにマグネシウム及びカル
シウムの炭酸塩、炭酸水素塩、酢酸塩、アルコラート、
水酸化物、水素化物または酸化物等が使用できる。本反
応で使用できる溶媒としては、本反応の進行を阻害しな
いものであればよく、例えば、ジエチルエーテル、ジイ
ソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン、モノグライム、ジグライム等のエーテル類、ジクロ
ロエタン、クロロホルム、四塩化炭素、テトラクロロエ
タン等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、クロロベン
ゼン、ニトロベンゼン、トルエン等の芳香族炭化水素
類、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリノン、ジメチル
スルホキシド等を使用することができ、これらの不活性
溶媒は単独で、もしくは混合して使用することができ
る。反応温度は−20℃から使用する不活性溶媒の沸点の
範囲から選択すればよく、好ましくは0℃〜80℃の範囲
で行うのがよい。反応時間は反応温度、反応量等により
一定しないが、一般的には1時間〜48時間の範囲から選
択すればよい。反応終了後、常法により反応系から目的
物を単離し、必要に応じてカラムクロマトグラフィー、
再結晶等で精製する。
【0039】尚、一般式[II]で表されるベンズイミダ
ゾール誘導体は、市販されているかあるいは一般に知ら
れている方法〔例えば、アンゲバンテ ヘミー(Angewan
dteChemie)、第85巻、第866頁(1973年);ジャーナル
オブ ジ アメリカン ケミカル ソサイエティー(Jou
rnal of the American Chemical Society)、第69
巻、第2459頁(1947年);ジャーナル オブ ジ アメリ
カン ケミカル ソサイエティー(Journal of the A
merican Chemical Society)、第82巻、第3138頁(1960
年);オーガニック シンセセス(Organic Synthese
s)、第2巻、第65頁(1943年);オーガニック シンセセ
ス(Organic Syntheses)、第4巻、第569頁(1963年)記載
の方法〕により製造する事ができる。 <製造法2>
【0040】
【化4】
【0041】(式中、Y、R1、R2、A及びnはそれぞれ前記
と同じ意味を表す。)一般式[I-i]で表される本発明に
用いられる化合物は、一般式[IV]で表されるアニリノ
トリアジン誘導体を酢酸中、又は無水酢酸、酢酸の混合
溶媒中で鉄粉還元することにより製造することができ
る。反応温度は−20℃から使用する反応混合物の沸点域
から選択すればよく、好ましくは室温〜反応混合物の沸
点の範囲で行うのがよい。反応終了後、常法により反応
系から目的物を単離し、必要に応じてカラムクロマトグ
ラフィー、再結晶等で精製する。
【0042】次に、製造例をあげて本発明に用いられる
化合物の製造法を具体的に説明する。 <製造例1> 1−(4−メトキシピリミジン−2−イル)−ベンズイミダ
ゾール(化合物番号I−13) ベンズイミダゾール(0.50g)をジメチルホルムアミド(10
ml)に溶解し室温下にて水素化ナトリウム(60%純度、油
性)(0.18g)を加えた。1時間撹拌後、2−クロロ−4−メ
トキシピリミジン(0.62g)を室温にて加え3時間撹拌し
た。氷水を加え、酢酸エチルにて抽出し飽和食塩水にて
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒留去
後、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、白色粉末(融点114−116℃)の目的物0.40gを得
た。 <製造例2> 5−クロロ−1−(4,6−ジメトキシ−[1,3,5]トリアジン
−2−イル)−2−メチルベンズイミダゾール (化合物番
号I-1) 2−ニトロ−4−クロロ−N−(4,6−ジメトキシ−[1,3,5]
トリアジン−2−イル)アニリン(0.5g)、鉄粉(0.3g)を酢
酸(10ml)、無水酢酸(5ml)に溶解し4時間還流した。反応
混合物を室温まで冷却し濾過した。濾液を減圧下濃縮し
残渣に水を加え、結晶を濾取し水洗後乾燥した。エタノ
ールで再結晶し、白色羽毛状結晶(融点173−176℃)の目
的物0.39gを得た。
【0043】
【発明の実施の形態】本発明の殺菌剤組成物を使用する
場合は、農薬製剤上汎用されている粉剤、粒剤、微粒
剤、錠剤、液剤、乳剤、水和剤、フロアブル、エアゾル
等に製剤して使用する。これらは、例えば種子処理、茎
葉散布、土壌施用または水面施用等による通常の施用方
法で使用することができる。
【0044】本発明による殺菌剤組成物の施用量は、組
み合わせる殺菌活性化合物の種類、対象病害、発生傾
向、被害の程度、環境条件、使用する製剤型などによっ
て変動する。一般式[I]で示されるピリミニジルベン
ズイミダゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダ
ゾール誘導体の一種と(A)から(BR)の中から選ばれる一
種以上の農園芸用殺菌化合物の重量混合比は1:0.1〜
1:100000の割合であり、一般的な施用量は10アールあ
たり0.1g〜1kgである。液剤、乳剤、水和剤及びフロア
ブル等を水で希釈して使用する場合は、1〜10000ppmの
範囲の希釈濃度で使用する。
【0045】本発明の農園芸用殺菌剤組成物はピリミジ
ニルベンズイミダゾール誘導体またはトリアジニルベン
ズイミダゾール誘導体の一種と農園芸用殺菌化合物の二
種以上を混合することが可能である。代表的な例とし
て、ピリミジニルベンズイミダゾール誘導体またはトリ
アジニルベンズイミダゾール誘導体の一種と農園芸用殺
菌化合物(B)と(Q),(B)と(AO)の3種混合が挙げられ
る。
【0046】本発明に用いられる化合物を農園芸用殺菌
剤組成物として使用する場合には、その目的に応じて有
効成分を適当な剤型で用いることができる。通常は有効
成分を不活性な液体または固体の担体で希釈し、必要に
応じて界面活性剤、その他をこれに加え、粉剤、水和
剤、乳剤、粒剤等の製剤形態で使用できる。
【0047】好適な担体としては、例えばタルク、ベン
トナイト、クレー、カオリン、珪藻土、ホワイトカーボ
ン、バーミキュライト、消石灰、珪砂、硫安、尿素等の
固体担体、イソプロピルアルコール、キシレン、シクロ
ヘキサノン、メチルナフタレン等の液体担体等があげら
れる。界面活性剤及び分散剤としては、例えばジナフチ
ルメタンスルホン酸塩、アルコール硫酸エステル塩、ア
ルキルアリールスルホン酸塩、リグニンスルホン酸塩、
ポリオキシエチレングリコールエーテル、ポリオキシエ
チレンアルキルアリールエーテル、ポリオキシエチレン
ソルビタンモノアルキレート等があげられる。補助剤と
してはカルボキシメチルセルロース等があげられる。こ
れらの製剤を適宜な濃度に希釈して散布するか、または
直接施用する。
【0048】さらに、本発明の殺菌剤組成物は、必要に
応じて殺虫剤、他の殺菌剤、除草剤、植物生長調節剤、
肥料等と混用しても良い。
【0049】次に本発明の農園芸用殺菌剤組成物の代表
的な実施例をあげて製剤方法を具体的に説明する。以下
の説明において「%」は重量百分率を示す。
【0050】
【実施例】製剤例1 水和剤 化合物I-1を0.03%、農園芸用殺菌化合物Aを10%、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.97%を均一に混合粉砕して、水和剤
とした。
【0051】製剤例2 水和剤 化合物I-1を0.3%、農園芸用殺菌化合物Bを10%、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.7%を均一に混合粉砕して、水和剤と
した。
【0052】製剤例3 水和剤 化合物I-1を1%、農園芸用殺菌化合物Eを10%、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5%、
ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻土26
%、クレー60%を均一に混合粉砕して、水和剤とした。
【0053】製剤例4 水和剤 化合物I-1を3%、農園芸用殺菌化合物Qを10%、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5%、
ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻土26
%、クレー58%を均一に混合粉砕して、水和剤とした。
【0054】製剤例5 水和剤 化合物I-1を0.003%、農園芸用殺菌化合物AFを10%、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.997%を均一に混合粉砕して、水和剤
とした。
【0055】製剤例6 水和剤 化合物I-1を0.01%、農園芸用殺菌化合物BEを10%、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.99%を均一に混合粉砕して、水和剤
とした。
【0056】製剤例7 水和剤 化合物I-1を0.0003%、農園芸用殺菌化合物BDを10%、
ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.
5%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.9997%を均一に混合粉砕して、水和
剤とした。
【0057】製剤例8 水和剤 化合物I-1を10%、農園芸用殺菌化合物Eを10%、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5%、
ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻土26
%、クレー51%を均一に混合粉砕して、水和剤とした。
【0058】製剤例9 水和剤 化合物I-2を0.1%、農園芸用殺菌化合物BEを10%、ナフ
タレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.9%を均一に混合粉砕して、水和剤と
した。
【0059】製剤例10 水和剤 化合物I-2を10%、農園芸用殺菌化合物Qを3%、ナフタ
レンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5%、
ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻土26
%、クレー58%を均一に混合粉砕して、水和剤とした。
【0060】製剤例11 水和剤 化合物I-3を0.001%、農園芸用殺菌化合物BDを10%、ナ
フタレンスルホン酸ホルマリン縮合物ナトリウム塩1.5
%、ポリオキシエチレンアルキルアリール1.5%、珪藻
土26%、クレー60.999%を均一に混合粉砕して、水和剤
とした。
【0061】製剤例12 乳剤 化合物I-3を0.03%、農園芸用殺菌化合物Aを10%、シク
ロヘキサノン30%、ポリオキシエチレンアルキルアリー
ルエーテル18%、アルキルベンゼンスルホン酸カルシウ
ム4%及びメチルナフタリン37.97%を均一に溶解して乳
剤とした。
【0062】製剤例13 粉剤 化合物I-1を0.03%、農園芸用殺菌化合物Aを10%、珪藻
土6%及びクレー83.97%を均一に混合粉砕して粉剤とし
た。
【0063】製剤例14 粒剤 化合物I-1を0.03%、農園芸用殺菌化合物Aを10%、ラウ
リルアルコール硫酸エステルのナトリウム塩2%、リグ
ニンスルホン酸ナトリウム5%、カルボキシメチルセル
ロース2%及びクレー80.97%を均一に混合粉砕した。こ
の混合物100重量部に水20重量部を加えて練合し、押出
式造粒機を用いて14〜32メッシュの粒状に加工した後、
乾燥して粒剤とした。
【0064】製剤例15 フロアブル剤 化合物I-1を0.03%、農園芸用殺菌化合物Aを10%、リグ
ニンスルホン酸ナトリウム塩6%、ポリオキシエチレン
アルキルナフタレンスルホン酸ナトリウム塩1%、キサ
ンタンガム0.1%、水72.87%を加え混合粉砕しフロアブ
ル剤とした。
【0065】製剤例16 水和剤 化合物I-1を1%、ナフタレンスルホン酸ホルマリン縮合
物ナトリウム塩1.5%、ポリオキシエチレンアルキルア
リール1.5%、珪藻土26%、クレー70%を均一に混合粉
砕して、水和剤とした。
【0066】比較例1 水和剤 農園芸用殺菌化合物Aを10%、ナフタレンスルホン酸ホ
ルマリン縮合物ナトリウム塩1.5%、ポリオキシエチレ
ンアルキルアリール1.5%、珪藻土26%、クレー61%を
均一に混合粉砕して、水和剤とした。
【0067】次に、本発明の農園芸用殺菌剤組成物の殺
菌効果について試験例をあげて具体的に説明する。
【0068】本発明の農園芸用殺菌剤組成物の優れた殺
菌効果は下記の試験例からも明らかである。つまり、個
々の殺菌活性化合物はある程度の殺菌効果を示すが、そ
れらの組み合わせは単なる個々の活性化合物の殺菌効果
の合計より大きな殺菌効果を示し、相乗効果が見られ
る。
【0069】個々の活性化合物の組み合わせにより期待
される殺菌効果はコルビー(Colby)の計算式より求めら
れる。コルビー(Colby)の計算式を以下に示す。
【0070】
【数1】
【0071】Xは活性化合物Aをm(ppm)の濃度で用いた
場合の殺菌効果(防除価)を表し、Yは活性化合物Bをn
(ppm)の濃度で用いた場合の防除価を表し、Eは活性化
合物Aをm(ppm)、活性化合物Bをn(ppm)の濃度に混
合して用いた場合の予想防除価を表す。
【0072】本発明の農園芸用殺菌剤組成物の殺菌効果
がコルビー(Colby)の計算式より求められる計算値(E)
より大きい場合は、その組み合わせによる殺菌効果は相
乗効果を示すことになる。次に本発明の農園芸用殺菌剤
組成物の殺菌効果が相乗効果を示すことを試験例を挙げ
て具体的に説明する。
【0073】試験例1 コムギうどんこ病予防効果 9cm×9cmの塩ビ製鉢に小麦種子(品種:農林61号)
を9粒づつ播種し、温室内で8日間育成させ、製剤例に準
じて調製した本発明の農園芸用殺菌剤組成物、及びそれ
らの個々の活性化合物を所定濃度の有効成分になるよう
に水で希釈し、1鉢当たり10ml散布した。風乾後、コ
ムギうどんこ病菌(Erysiphegramini
s)の胞子を接種し、20〜25℃の温室内に入れた。接種
10日後に各々の第1葉の発病面積を下記の基準に従って
指数調査し、得られた指数値をもとに、数2により被害
度を求め、さらに数3により防除価(%)を求めた。試験
によって得られた実験値の防除価(%)、及びコルビーの
計算式より求められた計算値の防除価(%)を表2〜表6に
示した。
【0074】発病指数0 : 発病をみとめず 1 : 5%未満の発病面積 2 : 5%以上10%未満の発病面積 3 : 10%以上25%未満の発病面積 4 : 25%以上の発病面積
【0075】
【数2】
【0076】
【数3】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】
【0082】
【発明の効果】本発明の農園芸用殺菌剤組成物は、各種
病原菌に対して優れた防除効果を示すが、特にコムギう
どんこ病に対して低薬量で優れた防除効果を示し、有用
作物に対する安全性が極めて高い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I] 【化1】 {式中、AはN、CR3を示し、R1およびR2は互いに独立し
    て水素原子、ハロゲン原子、(C1−C6)アルキル基、(C2
    −C6)アルケニル基、(C2−C6)アルキニル基、(C3−C6)
    シクロアルキル基、(C1−C4)ハロアルキル基、(C1−C6)
    アルコキシ基、(C2−C6)アルケニルオキシ基、(C2−C6)
    アルキニルオキシ基、(C3−C6)シクロアルコキシ基、(C
    1−C4)ハロアルコキシ基、シアノ(C1−C4)アルキルオキ
    シ基、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキルオキシ基、
    (C3−C6)シクロアルキル(C1−C4)アルコキシ基、ベンジ
    ルオキシ基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキル基
    又は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよ
    い。]、(C1−C6)アルキルチオ基、(C1−C4)アルコキシ
    (C1−C4)アルキル基、フェノキシ基[該基はハロゲン原
    子、(C1−C4)アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置
    換されていてもよい。]、(C1−C4)アルキルカルボニル
    基、ホルミル基、フェニル基、ジ(C1−C4)アルキルアミ
    ノ基、シアノ基、(C1−C6)アルキルスルホニル基を示
    し、R3は水素原子、(C 1−C6)アルキル基、(C1−C6)アル
    コキシ基、ハロゲン原子を示し、Xは水素原子、ハロゲ
    ン原子、ニトロ基、シアノ基、(C1−C6)アルキル基、(C
    2−C6)アルケニル基、(C2−C6)アルキニル基、(C3−C6)
    シクロアルキル基、ベンジル基[該基はハロゲン原子、
    (C1−C4)アルキル基又は(C1−C4)アルコキシ基で置換さ
    れていてもよい。]、(C1−C6)アルコキシ基、(C2−C6)
    アルケニルオキシ基、(C2−C6)アルキニルオキシ基、(C
    1−C6)アルキルチオ基、(C1−C6)アルキルスルホニル
    基、フェノキシ基、(C1−C4)アルコキシ(C1−C4)アルキ
    ル基、(C1−C4)ハロアルキル基、(C1−C4)ハロアルコキ
    シ基、(C1−C4)アルキルカルボニル基、(C1−C4)アルコ
    キシカルボニル基、アミノ基、モノ(C1−C4)アルキルア
    ミノ基、ジ(C1−C4)アルキルアミノ基、アニリノ基、フ
    ェニル基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキル基又
    は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよい。]を
    示し、Yはハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、(C1
    C6)アルキル基、(C2−C6)アルケニル基、(C2−C6)アル
    キニル基、(C1−C6)アルコキシ基、(C2−C6)アルケニル
    オキシ基、(C2−C6)アルキニルオキシ基、(C1−C4)ハロ
    アルコキシ基、(C1−C6)アルキルチオ基、(C1−C4)アル
    コキシ(C1−C4)アルキル基、(C1−C4)ハロアルキル基、
    (C1−C4)アルキルカルボニル基、(C1−C4)アルコキシカ
    ルボニル基、ベンゾイル基、アミノ基、モノ(C1−C4)ア
    ルキルアミノ基、ジ(C1−C4)アルキルアミノ基、フェニ
    ル基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキル基又は(C
    1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよい。]、フェ
    ノキシ基[該基はハロゲン原子、(C1−C4)アルキル基又
    は(C1−C4)アルコキシ基で置換されていてもよい。]を
    示し、nは0又は1から3の整数を表す。}で示されるピリ
    ミジニルベンズイミダゾール誘導体またはトリアジニル
    ベンズイミダゾール誘導体の一種とメトキシアクリレー
    ト系化合物、トリアゾール系化合物、イミダゾール系化
    合物、ピペラジン系化合物、モルホリン系化合物、ヒド
    ロキシピリミジン系化合物、ベンズイミダゾール系化合
    物、ジカルボキシイミド系化合物、トリアジン系化合
    物、フタロニトリル系化合物、ジチオカーバメート系化
    合物、フェニルピロール系化合物、アニリノピリミジン
    系化合物、グアニジン化合物、カルボキサミド化合物、
    キノキサリン系化合物、その他アシベンゾラル−S−メ
    チル、キノキシフェン、ファモキサドン、スピロキサミ
    ン、トリアゾキシド、サルファー、カッパーオキシクロ
    ライド、ピラゾホスから選ばれる一種または二種以上の
    農園芸用殺菌化合物とを有効成分として含有することを
    特徴とする農園芸用殺菌剤組成物。
  2. 【請求項2】一般式[I]において、AはN、CR3を示し、
    R1およびR2は互いに独立して水素原子、ハロゲン原子、
    (C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ基を示し、R3
    は水素原子を示し、Xは水素原子、ハロゲン原子、(C1
    C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ基、(C1−C6)アル
    キルチオ基、(C1−C6)アルキルスルホニル基、(C1−C4)
    ハロアルキル基、アミノ基を示し、Yは水素原子、ハロ
    ゲン原子、(C1−C6)アルキル基を示し、nは0又は1から3
    の整数を示す請求項1記載のピリミジニルベンズイミダ
    ゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダゾール誘
    導体の一種とメトキシアクリレート系化合物、トリアゾ
    ール系化合物、イミダゾール系化合物、ピペラジン系化
    合物、モルホリン系化合物、ヒドロキシピリミジン系化
    合物、ベンズイミダゾール系化合物、ジカルボキシイミ
    ド系化合物、トリアジン系化合物、フタロニトリル系化
    合物、ジチオカーバメート系化合物、フェニルピロール
    系化合物、アニリノピリミジン系化合物、グアニジン化
    合物、カルボキサミド化合物、キノキサリン系化合物、
    その他アシベンゾラル−S−メチル、キノキシフェン、
    ファモキサドン、スピロキサミン、トリアゾキシド、サ
    ルファー、カッパーオキシクロライド、ピラゾホスから
    選ばれる一種または二種以上の農園芸用殺菌化合物とを
    有効成分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌
    剤組成物。
  3. 【請求項3】一般式[I]において、AはN、CR3を示し、
    R1およびR2は互いに独立して水素原子、ハロゲン原子、
    (C1−C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ基を示し、R3
    は水素原子を示し、Xは水素原子、ハロゲン原子、(C1
    C6)アルキル基、(C1−C6)アルコキシ基、(C1−C6)アル
    キルチオ基、(C1−C6)アルキルスルホニル基、(C1−C4)
    ハロアルキル基、アミノ基を示し、Yは水素原子、ハロ
    ゲン原子、(C1−C6)アルキル基を示し、nは0又は1から3
    の整数を表す請求項1記載のピリミジニルベンズイミダ
    ゾール誘導体またはトリアジニルベンズイミダゾール誘
    導体の一種とメトキシアクリレート系化合物、トリアゾ
    ール系化合物、ベンズイミダゾール系化合物から選ばれ
    る一種または二種以上の農園芸用殺菌化合物とを有効成
    分として含有することを特徴とする農園芸用殺菌剤組成
    物。
  4. 【請求項4】メトキシアクリレート系化合物がクレソキ
    シムメチル、トリアゾール系化合物がエポキシコナゾー
    ル、ベンズイミダゾール系化合物がカルベンダジムを示
    す請求項3の農園芸用殺菌剤組成物。
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