JP2001322282A - インクジェットヘッドのノズル孔加工方法 - Google Patents

インクジェットヘッドのノズル孔加工方法

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JP2001322282A
JP2001322282A JP2000144216A JP2000144216A JP2001322282A JP 2001322282 A JP2001322282 A JP 2001322282A JP 2000144216 A JP2000144216 A JP 2000144216A JP 2000144216 A JP2000144216 A JP 2000144216A JP 2001322282 A JP2001322282 A JP 2001322282A
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JP
Japan
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nozzle
nozzle hole
nozzle plate
laser beam
processing
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Application number
JP2000144216A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Tsuboi
一彦 坪井
Tadashi Hirano
肇志 平野
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】洗浄が不要で加工コストの削減が可能で、かつ
ノズル孔にススが詰まる不良品の発生を防止することを
課題としている。また、ノズル孔の奥側端部の加工精度
を向上させることを課題としている。 【解決手段】ノズルプレート1と保護シート2を重ね、
所定以上の酸素ガス3の雰囲気下で、ノズルプレート1
側からレーザ光4を照射して、ノズルプレート1にノズ
ル孔5を加工する。また、ノズルプレート1と保護シー
ト2とを接着剤10を介在して重ね、ノズルプレート1
側からレーザ光4を照射して、ノズルプレート1にノズ
ル孔5を加工する。また、ノズルプレート1と保護シー
ト2とを接着剤10を介在して重ね、所定以上の酸素ガ
ス3の雰囲気下で、ノズルプレート1側からレーザ光4
を照射して、ノズルプレート1にノズル孔5を加工す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットヘ
ッドのノズル孔加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットヘッドのノズル孔加工と
して、例えばポリイミドのノズルプレートにレーザ光を
照射して加工するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにレーザ光を
照射してノズル孔を加工する時にススが発生するため、
このススを洗浄して除去する必要があり、加工コストが
嵩む。また、ススを洗浄する際に、加工したノズル孔に
ススが詰まり、不良品となることがある。
【0004】また、ノズル孔の奥側端部側の加工精度が
低下する等の問題がある。
【0005】本発明は、これら問題を解決するもので、
洗浄が不要で加工コストの削減が可能で、かつノズル孔
にススが詰まる不良品の発生を防止することを課題とし
ている。また、本発明は、ノズル孔の奥側端部の加工精
度を向上させることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、この発明は、以下のように構成した。
【0007】請求項1に記載の発明は、『ノズルプレー
トと保護シートを重ね、所定以上の酸素ガスの雰囲気下
で、前記ノズルプレート側からレーザ光を照射して、前
記ノズルプレートにノズル孔を加工することを特徴とす
るインクジェットヘッドのノズル孔加工方法。』であ
る。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、レーザ光
を照射してノズル孔がノズルプレートを貫通して加工さ
れるが、この加工する時に発生するススが、所定以上の
酸素ガスの雰囲気下で燃焼して除去され、加工後にノズ
ルプレートを洗浄することが不要になり、その分加工コ
ストを削減することができる。また、ノズル孔にススが
詰まることがなくなり、ノズル孔加工の品質精度が向上
する。
【0009】請求項2に記載の発明は、『ノズルプレー
トと保護シートとを接着剤を介在して重ね、前記ノズル
プレート側からレーザ光を照射して、前記ノズルプレー
トにノズル孔を加工することを特徴とするインクジェッ
トヘッドのノズル孔加工方法。』である。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、レーザ光
を照射してノズル孔がノズルプレートを貫通して加工さ
れるが、ノズル孔の奥側端部を接着剤により保持した状
態で加工することで、奥側端部が確実に切断された状態
になり、ノズル孔を高精度に加工することが可能であ
る。
【0011】請求項3に記載の発明は、『ノズルプレー
トと保護シートとを接着剤を介在して重ね、所定以上の
酸素ガスの雰囲気下で、前記ノズルプレート側からレー
ザ光を照射して、前記ノズルプレートにノズル孔を加工
することを特徴とするインクジェットヘッドのノズル孔
加工方法。』である。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、レーザ光
を照射してノズル孔がノズルプレートを貫通して加工さ
れるが、ノズル孔の奥側端部を接着剤により保持した状
態で加工することで、奥側端部が確実に切断された状態
になり、ノズル孔を高精度に加工することが可能であ
る。
【0013】また、加工する時に発生するススが、所定
以上の酸素ガスの雰囲気下で燃焼して除去され、加工後
にノズルプレートを洗浄することが不要になり、その分
加工コストを削減することができる。また、ノズル孔に
ススが詰まることがなくなり、ノズル孔加工の品質精度
が向上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明のインクジェットヘ
ッドのノズル孔加工方法を、実施の形態を挙げて説明す
るが、この発明の態様はこれに限定されない。
【0015】本発明の第1の実施の形態のインクジェッ
トヘッドのノズル孔加工方法を図1を用いて説明する。
【0016】ノズルプレート1と保護シート2を重ね、
所定以上の酸素ガス3の雰囲気下で、ノズルプレート1
側からレーザ光4を照射し(図1(a))、ノズルプレ
ート1にノズル孔5を貫通して保護シート2にまで加工
する(図1(b),(c))。
【0017】ノズルプレート1としては、例えばポリイ
ミドが用いられ、厚さは例えば50〜130μmが好ま
しいがこれに限定されない。保護シート2としては、ポ
リエチレンテレフタレート(PET)が用いられ、厚さ
は例えば20〜80μmが好ましいがこれに限定されな
い。
【0018】酸素ガス3は、加工面1cm2あたり0,
11/min(20℃)以上吹き付かけながらレーザ光
4を照射して加工することが好ましい。ススが酸化して
できたガスを取り除き、レーザ光4を照射して発生する
飛散物の吹き出し部分に、常に消費される以上の酸素ガ
スを供給することが重要である。また、レーザ光4とし
ては、エキシマレーザ光を用いるが、これに限定されな
い。
【0019】このように、レーザ光4を照射して、ノズ
ル孔5がノズルプレート1を貫通して保護シート2にま
で加工され、ノズル孔5を高精度に加工することができ
る。
【0020】また、レーザ光4を照射してノズル孔5を
加工する時に発生するスス11が、所定以上の酸素ガス
3の雰囲気下で燃焼して除去され(図1(b))、加工
後にノズルプレート1を洗浄することが不要になり(図
1(c))、その分加工コストを削減することができ
る。また、ノズル孔5にススが詰まることがなくなり、
ノズル孔加工の品質精度が向上する。
【0021】本発明の第2の実施の形態のインクジェッ
トヘッドのノズル孔加工方法を図2を用いて説明する。
【0022】ノズルプレート1と保護シート2とを接着
剤10を介在して重ね、ノズルプレート1側からレーザ
光4を照射し(図2(a))、ノズルプレート1にノズ
ル孔5を貫通して、接着剤10、保護シート2にまで加
工する(図2(b),(c),(d))。
【0023】ノズルプレート1としては、例えばポリイ
ミドが用いられ、厚さは例えば50〜130μmが好ま
しいがこれに限定されない。接着剤10としては、ゴム
系接着剤が好ましく用いられ、厚さは例えば10μm程
度が好ましいがこれに限定されない。保護シート2とし
ては、ポリエチレンテレフタレート(PET)が用いら
れ、厚さは例えば20〜80μmが好ましいがこれに限
定されない。また、レーザ光4としては、エキシマレー
ザ光を用いるが、これに限定されない。
【0024】このように、レーザ光4を照射して、ノズ
ル孔5がノズルプレート1、接着剤10を貫通して保護
シート2にまで加工されるが、ノズル孔5の奥側端部5
aを接着剤10により保持した状態で加工することで
(図2(b),(c))、奥側端部5aが確実に切断さ
れた状態になり(図2(d))、ノズル孔5を高精度に
加工することが可能である。
【0025】本発明の第3の実施の形態のインクジェッ
トヘッドのノズル孔加工方法を図3を用いて説明する。
【0026】ノズルプレート1と保護シート2とを接着
剤10を介在して重ね、所定以上の酸素ガス3の雰囲気
下で、ノズルプレート1側からレーザ光4を照射し(図
3(a))、ノズルプレート1にノズル孔5を貫通し
て、接着剤10、保護シート2にまで加工する(図3
(b),(c),(d))。
【0027】ノズルプレート1、保護シート2は、第1
及び第2の実施の形態と同様に構成され、接着剤10
は、第2の実施の形態と同様に構成され、またレーザ光
4としては、エキシマレーザ光を用いるが、これに限定
されない。また、酸素ガス3は、第1の実施の形態と同
様に加工面1cm2あたり0.11/min(20℃)
以上で吹きかけ付かけながらレーザ光4を照射して加工
することが好ましい。
【0028】このように、レーザ光4を照射して、ノズ
ル孔5がノズルプレート1、接着剤10を貫通して保護
シート2にまで加工されるが、ノズル孔5の奥側端部5
aを接着剤10により保持した状態で加工することで
(図3(b),(c))、奥側端部5aが確実に切断さ
れた状態になり(図3(d))、ノズル孔5を高精度に
加工することが可能である。
【0029】また、レーザ光4を照射してノズル孔5を
加工する時に発生するスス11が、所定以上の酸素ガス
3の雰囲気下で燃焼して除去され(図3(b),
(c))、加工後にノズルプレート1を洗浄することが
不要になり(図3(d))、その分加工コストを削減す
ることができる。また、ノズル孔5にススが詰まること
がなくなり、ノズル孔加工の品質精度が向上する。
【0030】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、レーザ光を照射してノズル孔がノズルプレートを
貫通して加工されるが、この加工する時に発生するスス
が、所定以上の酸素ガスの雰囲気下で燃焼して除去さ
れ、加工後にノズルプレートを洗浄することが不要にな
り、その分加工コストを削減することができる。また、
ノズル孔にススが詰まることがなくなり、ノズル孔加工
の品質精度が向上する。
【0031】請求項2に記載の発明では、レーザ光を照
射してノズル孔がノズルプレートを貫通して加工される
が、ノズル孔の奥側端部を接着剤により保持した状態で
加工することで、奥側端部が確実に切断された状態にな
り、ノズル孔を高精度に加工することが可能である。
【0032】請求項3に記載の発明では、レーザ光を照
射してノズル孔がノズルプレートを貫通して加工される
が、ノズル孔の奥側端部を接着剤により保持した状態で
加工することで、奥側端部が確実に切断された状態にな
り、ノズル孔を高精度に加工することが可能である。
【0033】また、加工する時に発生するススが、所定
以上の酸素ガスの雰囲気下で燃焼して除去され、加工後
にノズルプレートを洗浄することが不要になり、その分
加工コストを削減することができる。また、ノズル孔に
ススが詰まることがなくなり、ノズル孔加工の品質精度
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のインクジェットヘ
ッドのノズル孔加工方法を説明する図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態のインクジェットヘ
ッドのノズル孔加工方法を説明する図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態のインクジェットヘ
ッドのノズル孔加工方法を説明する図である。
【符号の説明】
1 ノズルプレート 2 保護シート 3 酸素ガス 4 レーザ光 5 ノズル孔 10 接着剤

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルプレートと保護シートを重ね、所定
    以上の酸素ガスの雰囲気下で、前記ノズルプレート側か
    らレーザ光を照射して、前記ノズルプレートにノズル孔
    を加工することを特徴とするインクジェットヘッドのノ
    ズル孔加工方法。
  2. 【請求項2】ノズルプレートと保護シートとを接着剤を
    介在して重ね、前記ノズルプレート側からレーザ光を照
    射して、前記ノズルプレートにノズル孔を加工すること
    を特徴とするインクジェットヘッドのノズル孔加工方
    法。
  3. 【請求項3】ノズルプレートと保護シートとを接着剤を
    介在して重ね、所定以上の酸素ガスの雰囲気下で、前記
    ノズルプレート側からレーザ光を照射して、前記ノズル
    プレートにノズル孔を加工することを特徴とするインク
    ジェットヘッドのノズル孔加工方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007130816A (ja) * 2005-11-08 2007-05-31 Ricoh Co Ltd 液滴吐出ヘッド及びその製造方法並びにインクジェット記録装置

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