JP2001322087A - 用紙切断装置 - Google Patents
用紙切断装置Info
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Abstract
てやらなければならない固定刃と可動刃の先端が臨むス
リットが不用であり、しかも固定刃と可動刃が水平にな
るような姿勢で装置が配置されていて切断後に切断済み
の用紙が取り除かれなかったとしても、次にキャリッジ
が移動するときにキャリッジの連結部が切断済みの用紙
を引っ掛けて用紙の端にしわをつけてしまうおそれのな
いフリーセット型の用紙切断装置を提供する。 【解決手段】 固定刃(11)とフレームとの間に、切
断後の印字用紙を収納可能な収納スペースを設けるとと
もに、該収納スペースには切断後の印字用紙の落ち込み
を防止する落込み防止部材(31a〜31d)を設け、
キャリッジ(20)には、前記固定刃を挟んで、前記フ
レーム側に当該キャリッジを移送させる送り機構に関わ
る移送体部(20A)を、また前記フレームと反対側に
前記可動刃を有するホルダー部(20B)を形成すると
ともに、当該キャリッジの移動時に前記収納スペース側
に移動した前記印字用紙が侵入可能な凹部(21c)を
形成するようにした。
Description
に配設された固定刃の刃先に沿って可動刃を移動させて
印字用紙を切断する用紙切断装置に関し、例えばプリン
タに用いられる印字用紙の切断装置に適用して有用な技
術に関する。
プリンタのような印字装置には、プリンタにより印字を
行なった後に用紙の切断を行う用紙切断装置が一体に設
けられることがある。このような印字装置における用紙
切断装置として、例えば、図9に示すように、印字用紙
の幅方向に延設された固定刃11と、可動刃21を有し
固定刃11の延設方向に沿って移動可能なキャリッジと
を備え、該キャリッジにより前記可動刃の刃先を前記固
定刃の刃先に摺接させながら移動させることによって前
記固定刃と可動刃に挟まれた印字用紙を切断する用紙切
断装置が知られている。
に固定刃11を配置しこの固定刃と並行に延設された案
内部12および送りねじ33に円板状の可動刃21を保
持するキャリッジ20をスライド可能に取り付けるとと
もに、可動刃21の回転軸には固定刃11の側面に接す
る摩擦ローラ23を一体に設け、送りねじ30を回転さ
せてキャリッジ20をガイド12に沿って移動させる
と、可動刃21と摩擦ローラ23が移動しこのとき摩擦
ローラ23の外周が固定刃11の側面上を転動すること
で可動刃21が同時に回転されその刃先が前記固定刃1
1の刃先に摺接しながら印字用紙の幅方向に移動され、
固定刃11と可動刃21に挟まれた印字用紙を切断する
ものである。
切断装置は、移送される用紙の幅方向に沿って印字用紙
が挿通される細長いスリットSが形成され、該スリット
Sの一方の内面に刃先が位置するように固定刃11が配
置され、スリットSの上記内面と反対側の面に可動刃2
1が臨む開口Eが形成され、この開口E内を可動刃21
の刃先が移動する構成とされていた。かかる構成を採る
のは、可動刃21はキャリッジ20によって移動される
ため、固定刃11と同じ側にキャリッジ20を設けると
キャリッジが用紙と干渉してしまうためである。しかし
ながら、固定刃11と可動刃21の先端が臨むスリット
Sを有する図9のような切断装置にあっては、用紙をセ
ットするときに用紙の先端を幅の狭いスリットSに挿通
してやらなければならないため、取り扱いが面倒である
という問題点があった。
端を挿通してやる必要のあるスリットが不用な、図10
に示すようなフリーセット型の用紙切断装置について検
討した。この装置は、キャリッジ20を、送りねじ33
と係合する移送体部20Aと可動刃21を保持するホル
ダー部20Bとから構成してホルダー部と移送体部とを
固定刃11を挟んで反対側に位置させるとともに、固定
刃11の背部側にスペースSSを設け、切断後の用紙P
がこのスペースSSに入るように構成することによっ
て、切断時にキャリッジと用紙とが干渉を起こさないで
切断できるようにしたものである。
っては、装置が可動刃21が水平に近い姿勢になる場合
以外では、切断後の用紙はスペースSSに入らずキャリ
ッジの移動を妨げない位置に落ちるため問題はないが、
可動刃21が図8のような水平に近い姿勢で装置が配置
された場合には、切断済みの用紙Pが固定刃11の背部
のスペースSSに落ち込んでしまうので、切断後直ちに
切断済みの用紙を取り除いてやらないと次にキャリッジ
20が移動するときにキャリッジのホルダー部20Bと
移送体部20Aとの連結部20Cが切断済みの用紙を引
っ掛けてしまい用紙の端にしわをつけたり、切断後の用
紙全体をしわくちゃにしてしまい、最悪の場合にはしわ
くちゃになった用紙によってキャリッジの移動が阻止さ
れて切断不能に到るおそれもあるという問題点があるこ
とが明らかとなった。
れたものであり、用紙をセットするときに用紙の先端を
挿通してやらなければならない固定刃と可動刃の先端が
臨むスリットが不用であり、しかも固定刃と可動刃が水
平になるような姿勢で装置が配置されていて切断後に切
断済みの用紙が取り除かれなかったとしても、次にキャ
リッジが移動するときにキャリッジの連結部分が切断済
みの用紙を引っ掛けて用紙の端にしわをつけてしまうお
それのないフリーセット型の用紙切断装置を提供するこ
とを目的としている。
に、本発明は、印字用紙の幅方向に延設された固定刃
と、該固定刃の延設方向に往復移動可能なキャリッジ
と、該キャリッジに搭載され前記固定刃の刃先に沿って
移動可能な可動刃と、前記キャリッジの移送手段が取り
付けられるフレームとを備え、前記可動刃の刃先を前記
固定刃の刃先に摺接させながら前記印字用紙の幅方向に
移動させることにより前記固定刃と可動刃とに挟まれた
印字用紙を切断する用紙切断装置において、前記固定刃
と前記フレームとの間には、切断後の印字用紙を収納可
能な収納スペースを設けるとともに、該収納スペースに
は切断後の印字用紙の落ち込みを防止する落込み防止部
材を設け、前記キャリッジには、前記固定刃を挟んで、
前記フレーム側に当該キャリッジを移送させる送り機構
に関わる移送体部を、また前記フレームと反対側に前記
可動刃を有するホルダー部を形成するとともに、当該キ
ャリッジの移動時に前記収納スペース側に移動した前記
印字用紙が侵入可能な凹部を形成するようにしたもので
ある。
の先端を挿通してやらなければならない固定刃と可動刃
が臨むスリットが不要となり、しかも可動刃がほぼ垂直
になるような姿勢で装置が配置されていて切断後に切断
済みの用紙が取り除かれなかったとしても、次にキャリ
ッジが移動するときにキャリッジの連結部分が切断済み
の用紙を引っ掛けて用紙にしわをつけたり、しわくちゃ
になった用紙によってキャリッジの移動が阻止されて切
断不能になってしまうのを防止することができる。
前記キャリッジの移動を妨げない程度の柔軟性を備える
弾性材料で構成する。これにより、キャリッジを移動さ
せるモータ等の駆動力を高めることなく、用紙の切断を
行なうことができ、装置の大型化を回避することができ
る。
性体により前記収納スペース内に突出するように付勢さ
れた剛性薄板としてもよい。これにより、キャリッジと
の接触による劣化を減らし耐久性を高めることができ
る。
スペースに突出する片の数は、少なくとも2以上とする
のがよい。上記収納スペースに突出する片の数は、少な
くとも2以上とすることにより、切断後に収納スペース
内に溜まる用紙を安定した姿勢で保持することができ、
キャリッジに引っ掛かるおそれを少なくすることができ
る。
成され、前記キャリッジのホルダー部に回転可能に軸支
されると共に、前記丸刃を軸支する軸には前記固定刃の
側面に当接する摩擦ローラが取り付けられ、前記キャリ
ッジが移動された際に前記摩擦ローラが転動して前記可
動刃が回転しながら前記固定刃の刃先に沿って移動して
用紙を切断するように構成するのが望ましい。可動刃を
円板状の丸刃で構成することにより、耐久性を高めるこ
とができる。
用時に、前記固定刃は垂直状態となり、前記可動刃は該
固定刃に対して略直角な水平面で回転可能に軸支された
状態となる場合に特に有効である。上記のような姿勢で
固定刃と可動刃が配置されていると、切断後の用紙がキ
ャリッジと干渉する位置に落ち込み易くなるが、本発明
に従うと、用紙落込み防止部材がキャリッジの移動を妨
げることなく切断後の用紙とキャリッジとの干渉を防止
することができるようになる。
図面に基づいて説明する。
切断装置(以下、単にカッタと称する)の第1の実施形
態の斜視図、図2は当該カッタの固定刃を外した状態を
示す斜視図、図3は当該カッタのフレームを外した状態
を示す斜視図である。
下面にL字状をなす固定刃11が、その刃部11aがベ
ース部材10の前端面と適当な間隔を有するようにネジ
等により固定されている。そして、後述の可動刃および
上記固定刃11の刃部11aと係合可能な凹部を有する
キャリッジ20が、図3に示すように固定刃11の刃部
11aと係合され、固定刃11の刃部11aに沿って移
動可能に取り付けられている。また、ベース部材10の
上面には、上記キャリッジ20が移動可能な空間を形成
するように適当な間隔を有してフレーム13が装着され
ている(図1、図2参照)。このフレーム13の内側に
は、後述するようにキャリッジ20のガイド孔20aと
係合してキャリッジ20を移送するための送りねじ(後
述)が、上記固定刃11の刃部11aと並行に保持され
るように構成されている。さらに、特に限定されるわけ
ではないが、上記フレーム13には、上記キャリッジ2
0がホームポジション(待機位置)にあるときにキャリ
ッジ20を覆って外部から見え難くするひさし部13a
が形成されている。
上記ガイド孔20aが形成されている移送体部20Aと
可動刃を保持するホルダー部20Bとから構成され、ホ
ルダー部20Bに上記固定刃11の刃部11aと係合可
能な凹部20bが下側から形成されているとともに、上
記移送体部20Aとホルダー部20Bとの連結部に上記
凹部20bと逆側すなわち上側から第2の凹部20cが
形成されている。本実施形態に係るカッタにおいては、
上記キャリッジ20の凹部20cが、切断後の用紙が侵
入可能な収納凹部を構成する。また、上記キャリッジ2
0の凹部20cを形成する起立壁20dの上部には切断
後の用紙を上記凹部20cの側へ誘導する第1のテーパ
ー部20eが設けられているとともに、この起立壁20
dが上記固定刃11の刃部11aの背面に接して摺動す
る際に固定刃11の刃部11a背部の空間に溜まってい
る切断済みの用紙を上記凹部20cの側へ誘導する第2
のテーパー部20fが起立壁20dの下部に設けられて
いる。
刃11の刃部11aの背面とベース部材10の前端面と
の間の隙間に向かって突出する複数(ここでは4個)の
突出片31a,31b,31c,31dが設けられてい
る。本実施形態では、上記突出片31a,31b,31
c,31dは、プラスチック製フィルムのような弾性お
よび柔軟性を有する薄膜材料で形成されており、キャリ
ッジ20が移動してくるとキャリッジの側面によって押
圧されて変形してキャリッジ20の移動を阻止しないよ
うに構成されている。さらに、これらの突出片31a〜
31dは、その高さが上記キャリッジ20の凹部20c
の底面と同一もしくは若干高くなるように設定されてい
る。
リッジ20の凹部20cに入り込み、切断終了後にキャ
リッジ20が待機位置に戻ったときにキャリッジ20の
凹部20cに代わって突出片31a〜31dがその先端
の上部エッジで用紙を支持する。そして、次の用紙切断
のため再度キャリッジ20が移動してくると突出片31
a〜31dを後方へ押し退けることで、突出片31a〜
31dにより支持されていた切断済み用紙はキャリッジ
20の凹部20cに入り込んで保持されるようになる。
ッタは、固定刃11の刃部11a背部の空間に切断済み
の用紙を溜めることができ、しかも溜まっている用紙と
キャリッジ20とが干渉して用紙にしわがつけられるお
それもない。なお、図面には突出片31a〜31dとし
て、基端部から先端部に亘って同一高さを有するように
形成されたものが示されているが、突出片31a〜31
dの先端が少し低くなるようにテーパーすなわち逃げ部
を形成しておくことで、キャリッジ20が通りすぎてか
ら突出片31a〜31dが復帰する際に用紙の下端と干
渉しないようにすることができる。
体的な構成を、図4を用いて説明する。なお、図4は本
実施形態のカッタの固定刃11を外した状態を、下側か
ら眺めた様子を示す斜視図である。
ス部材10の裏面に上記突出片31a〜31dを収納す
る3個の凹部10A,10B,10Cが形成されてお
り、このうち2つの凹部10A,10B内に突出片31
a〜31dが収納されている。残りの1つの凹部10C
は、例えば紙厚が薄くて腰の弱い用紙が用いられた場合
にも、切断済みの用紙を充分に支持できるようにするた
めの予備の凹部である。各突出片31a〜31dは、特
に限定されるわけではないが、2つが1組とされ全体と
してコの字状をなすように形成されており、その連結部
が上記凹部10A,10B,10C内に設けられた逆L
字状をなす係止片14a,14b,14cのうち対応す
るものに係合されることでベース部材10に取り付けら
れ、ベース部材10の裏面に前記固定刃11を接合して
ネジ等により固定することで抜け止めされるように構成
されている。
31dを構成するコの字状の部材をその連結部が係止片
14a,14bに係止されて固定するようにしたものが
示されているが、図4とは逆に突出片31a〜31dを
構成するコの字状の部材をその先端部が係止片14a,
14bの両側に固定され連結部が突出されるように構成
しても良い。このように構成しても、突出片31a〜3
1dを構成するコの字状の部材は弾性および柔軟性を有
するフィルム等により構成されているため、キャリッジ
20が移動するときに容易に変形してキャリッジ20の
移動を妨げないとともに、キャリッジ20が通りすぎる
ともとに復帰して切断後の用紙を落下しないように保持
することができる。
記固定刃11を取り付ける際の位置決めピン、16は前
記フレーム13の一側から後方部にかけて前記ベース部
材10の一部を覆うように取りつけられたカバー部材
で、このカバー部材16とフレームとの間に送りねじを
回転駆動するための駆動源としてのモータが内蔵される
ハウジング部16aと該モータの回転駆動力を上記送り
ねじに減速して伝達する歯車伝達機構が内蔵されるハウ
ジング部16bが設けられている。19a,19bは当
該カッタをプリンタに取り付ける固定ネジが挿通される
貫通孔である。
構成を、図5の要部断面図を用いて説明する。なお、図
5において図1〜図3と同一の部位には同一符号を付し
て、重複した説明は省略する。
20Bには、前記固定刃11の刃先11aと接するよう
に円板状の可動刃21が支持軸22によって回転可能に
取り付けられており、該支持軸22には可動刃21より
も下方に位置して上記固定刃11の前面に当接するよう
にゴム等からなる摩擦ローラ23が固定されている。こ
れによって、キャリッジ20を送りネジによって固定刃
11に沿って移動させると、可動刃21と摩擦ローラ2
3が移動しこのとき摩擦ローラ23の外周が固定刃11
の前面上を転動することで可動刃21が連動して回転さ
れ、その刃先が前記固定刃11の刃先11aに摺接しな
がら移動され、固定刃11と可動刃21に挟まれた印字
用紙を切断するように作用する。
Aには、前記ガイド孔20a内に突出する係合ピン24
が設けられており、この係合ピン24の先端が送りねじ
33の外周に形成されている螺旋溝に係合されること
で、送りねじ33が回転されると係合ピン24が螺旋溝
に沿って相対移動し、これによってキャリッジ20が送
りねじ33に沿って移動されるように構成されている。
第2の実施形態を示す。このうち、図6は当該カッタの
固定刃を外した状態を示す斜視図、図7は当該カッタの
固定刃11を外した状態を下側から眺めた様子を示す斜
視図である。なお、図6および図7において図1〜図4
と同一の部位には同一符号を付して、重複した説明は省
略する。
態のカッタにおけるフィルム状の突出片31a〜31d
の代わりに、ゴムもしくはスポンジ等の弾性材料からな
る若干幅広の突出片31a’〜31c’を有する落込み
防止部材31をベース部材10の下面に形成された凹部
内に装着したものである。他の構成は第1実施形態とほ
ぼ同様である。この第2実施形態のカッタにおいても、
切断済みの用紙は上記キャリッジ20の凹部20cに入
り込み、切断終了後にキャリッジ20が待機位置に戻っ
たときにキャリッジ20の凹部20cに代わって突出片
31a’〜31c’がその上端で用紙を支持する。そし
て、次の用紙切断のため再度キャリッジ20が移動して
くると突出片31a’〜31c’を後方へ押し退けるこ
とで、突出片31a’〜31c’により支持されていた
切断済み用紙はキャリッジ20の凹部20cに入り込ん
で保持されるようになる。そして、上記動作を繰返すこ
とで、本実施形態のカッタにおいても、固定刃11の刃
部11a背部の空間にある程度の量の切断済みの用紙を
溜めることができ、しかも溜まっている用紙とキャリッ
ジ20とが干渉して用紙にしわがつけられるのを回避で
きる。
けられる印字装置(プリンタ)40の概略構成と、該プ
リンタとカッタとの関係を、図8を用いて説明する。な
お、ここでは、一例としてサーマルラインプリンタに本
発明のカッタを取り付けた場合を説明する。
ンタ40の本体ケース、42は複数の発熱抵抗体を印字
幅に相当する長さでライン状に配列してなるサーマルヘ
ッド、43は該サーマルヘッド42と対向して設けられ
た搬送装置を兼ねるプラテンローラであり、該プラテン
ローラ43は支軸44を支点として回動可能に設けられ
た保持プレート45の先端に回転軸46により回転可能
に取り付けられている。サーマルヘッド42はバネ47
によりプラテンローラ43へ向かって押圧される。ま
た、50は収納ケース60に収納されたロール紙であ
り、このロール紙50から引き出された用紙Pの先端が
上記サーマルヘッド42とプラテンローラ43との間を
通って、プリンタ40の上面に装着されている本発明に
係るカッタ100の固定刃11の前面に当接するように
セットされている。なお、48は駆動用モータで、この
モータの回転は本体ケース41の側部に設けられている
歯車伝達機構(図示省略)により上記プラテンローラ4
3へ伝達される。
の先端を矢印R方向へ回動させて収納ケース60を開放
した状態でロール紙50を投入し、該ロール紙50から
用紙を引き出してサーマルヘッド42の上を通してから
用紙先端がカッタの固定刃11の刃先よりも高くなるよ
うに設定した後に保持プレート45をR方向と逆方向に
回動させて元の位置に戻すだけで、用紙をセットするこ
とができる。つまり、スリットSを有する図9のカッタ
のようにスリットSに用紙先端を挿通させる手間を省い
て簡単に用紙をセットすることができる。
板状の可動刃21を回転させながら固定刃11の先端に
沿って用紙の幅方向に移動させることで用紙の切断を行
なうようにしたカッタに本発明を適用した場合について
説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、丸
刃の代わりに斜めの刃部を有する直刃等をキャリッジに
より固定刃11の先端に沿って用紙の幅方向に移動させ
ることで用紙の切断を行なう構成のカッタに適用するこ
とも可能である。但し、丸刃の場合には周縁全体で印字
用紙を切断するため刃の摩耗が均等となりカッタの耐用
年数を延ばすのには有利である。固定刃11は、前記実
施例ではL字形に形成されているが平板状の直刃であっ
ても良い。
を支持する突出片31を4個または3個設けたものを示
したが、突出片の数はそれに限定されるものでなく、1
つとすることも可能であるし、5個以上設けるようにし
てもよい。また、前記実施形態では、切断済みの用紙を
支持する突出片31をプラスチックフィルムやゴムなど
の弾性材で構成したが、ベース部材10に固定される基
部側が板バネなどの弾性体を介して係止され先端側が固
定刃11の背部の隙間(用紙収納スペース)に突出する
ように付勢された剛性を有する薄板等であってもよい。
さらに、前記実施形態では、突出片31を水平すなわち
ベース部材10と並行に配置したが、固定刃11の背部
の隙間(用紙収納スペース)に下側から突出するよう
に、切断済みの用紙を支持する突出片31を設けても良
い。
るキャリッジを移動させる機構として、送りねじを用い
た方式について説明したが、ワイヤやベルトなど用いた
他の送り機構でキャリッジを移動させるように構成して
もよい。
として、サーマルラインプリンタに利用した場合につい
て述べたが、これに限らず印字ヘッドを用紙の幅方向に
移動させるシリアル方式のサーマルプリンタや、感応型
マイクロカプセルを塗布したプリンタ用紙を用いるサイ
カラープリンタ、あるいはインクジェット方式のシリア
ルプリンタなどにも適用することが可能である。
切断装置は、用紙をセットするときに用紙の先端を挿通
してやらなければならない固定刃と可動刃が臨むスリッ
トが不用であるため、用紙のセットが容易であり、しか
も固定刃と可動刃が水平になるような姿勢で装置が配置
されていて切断後に切断済みの用紙が取り除かれなかっ
たとしても、次にキャリッジが移動するときにキャリッ
ジの連結部が切断済みの用紙を引っ掛けて用紙にしわを
つけてしまうおそれがないという効果がある。
である。
図である。
視図である。
を、下側から眺めた様子を示す斜視図である。
図である。
した状態を示す斜視図である。
眺めた様子を示す斜視図である。
(プリンタ)の概略構成と、該プリンタとカッタとの関
係を示す断面説明図である。
ッタの概略構成を示す要部断面説明図である。
6)
端を挿通してやる必要のあるスリットが不用な、図10
に示すようなフリーセット型の用紙切断装置について検
討した。この装置は、キャリッジ20を、送りねじ33
と係合する移送体部20Aと可動刃21を保持するホル
ダー部20Bとから構成してホルダー部と移送体部とを
固定刃11を挟んで反対側に位置させるように構成した
ものである。
れたものであり、用紙をセットするときに用紙の先端を
挿通してやらなければならない固定刃と可動刃の先端が
臨むスリットが不用であり、しかも可動刃が水平に近い
姿勢で装置が配置されていて切断後に切断済みの用紙が
取り除かれなかったとしても、次にキャリッジが移動す
るときにキャリッジの連結部分が切断済みの用紙を引っ
掛けて用紙の端にしわをつけてしまうおそれのないフリ
ーセット型の用紙切断装置を提供することを目的として
いる。
の先端を挿通してやらなければならない固定刃と可動刃
が臨むスリットが不要となり、しかも可動刃が水平に近
い姿勢で装置が配置されていて切断後に切断済みの用紙
が取り除かれなかったとしても、次にキャリッジが移動
するときにキャリッジの連結部分が切断済みの用紙を引
っ掛けて用紙にしわをつけたり、しわくちゃになった用
紙によってキャリッジの移動が阻止されて切断不能にな
ってしまうのを防止することができる。
Claims (6)
- 【請求項1】 印字用紙の幅方向に延設された固定刃
と、該固定刃の延設方向に往復移動可能なキャリッジ
と、該キャリッジに搭載され前記固定刃の刃先に沿って
移動可能な可動刃と、前記キャリッジの移送手段が取り
付けられるフレームとを備え、前記可動刃の刃先を前記
固定刃の刃先に摺接させながら前記印字用紙の幅方向に
移動させることにより前記固定刃と可動刃とに挟まれた
印字用紙を切断する用紙切断装置であって、 前記固定刃と前記フレームとの間には、切断後の印字用
紙を収納可能な収納スペースが設けられるとともに、該
収納スペースには切断後の印字用紙の落ち込みを防止す
る落込み防止部材が設けられ、 前記キャリッジには、前記固定刃を挟んで、前記フレー
ム側に当該キャリッジを移送させる送り機構に関わる移
送体部が、また前記フレームと反対側に前記可動刃を有
するホルダー部が形成されているとともに、当該キャリ
ッジの移動時に前記収納スペース側に移動した前記印字
用紙が侵入可能な収納凹部が形成されていることを特徴
とする用紙切断装置。 - 【請求項2】 前記用紙落込み防止部材は、前記キャリ
ッジの移動を妨げない程度の柔軟性を備える弾性材料で
構成されていることを特徴とする請求項1記載の用紙切
断装置。 - 【請求項3】 前記用紙落込み防止部材は、弾性体によ
り前記収納スペース内に突出するように付勢された剛性
薄板であることを特徴とする請求項1に記載の用紙切断
装置。 - 【請求項4】 前記用紙落込み防止部材の上記収納スペ
ースに突出する片の数は、少なくとも2以上であること
を特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の用
紙切断装置。 - 【請求項5】 前記可動刃は円板状の丸刃で構成され、
前記キャリッジのホルダー部に回転可能に軸支されると
共に、前記丸刃を軸支する軸には前記固定刃の側面に当
接する摩擦ローラが取り付けられ、前記キャリッジが移
動された際に前記摩擦ローラが転動して前記可動刃が回
転しながら前記固定刃の刃先に沿って移動して用紙を切
断するように構成されていることを特徴とする請求項1
から請求項4の何れかに記載の用紙切断装置。 - 【請求項6】 装置の使用時に、前記固定刃は垂直状態
となり、前記可動刃は該固定刃に対して略直角な水平面
で回転可能に軸支された状態となることを特徴とする請
求項5に記載の用紙切断装置。
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