JP2002087602A - 給紙装置 - Google Patents

給紙装置

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JP2002087602A
JP2002087602A JP2000278170A JP2000278170A JP2002087602A JP 2002087602 A JP2002087602 A JP 2002087602A JP 2000278170 A JP2000278170 A JP 2000278170A JP 2000278170 A JP2000278170 A JP 2000278170A JP 2002087602 A JP2002087602 A JP 2002087602A
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printing
sheet
sheet feeding
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JP2000278170A
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Yasuyoshi Kurokawa
泰良 黒川
Takateru Yamamoto
隆照 山本
Michiyo Toyoda
三千代 豊田
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷装置を設置する空間に応じて、印刷装置
への取付角度および取付位置を自由に設定できる給紙装
置を提供する。 【解決手段】 印刷装置に取付けられる給紙装置1Aに
おいて、給紙装置1Aは給紙トレイ8と、給紙トレイ8
を印刷装置に対して角変位可能に、かつ任意の角度位置
に保持する角度保持手段17Aとを有する。これによっ
て、給紙トレイ8は印刷装置に対して任意の角度位置に
保持されるので、給紙トレイ8の角度位置を印刷装置の
設置場所に対応して設定することができ、印刷装置を所
望の場所に設置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写装置、プリン
タ装置およびファクシミリ装置等の印刷装置に装備され
る給紙装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタなどの印刷装置
を小形化するために、様々な技術が開発されている。た
とえば、通常の印刷装置には、印刷用のシートを乗載す
る給紙トレイが、本体の側面または上部から突き出るよ
うにして設けられている。印刷装置をさらに小形化する
ために、給紙トレイの構造改良が求められている。
【0003】たとえば、特開平8−231107号公報
に開示されている印刷装置では、印刷時に背面から突き
出ている給紙トレイを、使わないときには折り畳めるよ
うになっている。これによって、印刷装置を使わないと
きに、印刷装置が占有する空間の大きさを小さくするこ
とができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来技術で
は、給紙トレイの角度位置が固定された構造であり、印
刷時における給紙トレイの印刷装置への取付状態を、印
刷装置の周囲の空間などの印刷装置の設置環境に応じた
状態に設定できなかった。このために、所望の場所に印
刷装置を設置できないという問題があった。
【0005】したがって本発明の目的は、印刷装置を設
置する空間に応じて、印刷装置への取付角度および取付
位置を自由に設定できる給紙装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、印刷装置に取
付けられる、印刷用のシートを1枚ずつ給紙する給紙装
置において、印刷用シートを乗載する給紙トレイと、給
紙トレイを印刷装置に対して角度変位可能に、かつ任意
の角度位置に保持する角度保持手段とを含むことを特徴
とする給紙装置である。
【0007】本発明に従えば、給紙トレイは印刷装置に
対して取付角度を一定にすることなく、角度保持手段に
よって印刷装置に任意の角度位置で保持されるので、給
紙トレイの角度位置を印刷装置の設置場所に対応して設
定することができ、印刷装置を所望の場所に設置するこ
とができる。
【0008】また本発明は、前記角度保持手段は、給紙
トレイと印刷装置との間に設けられ、ラチェット機構を
有することを特徴とする。
【0009】本発明に従えば、ラチェット機構によって
給紙トレイの印刷装置への取付角度を任意に設定するこ
とができ、設定した取付角度を保持できるので、印刷装
置を所望の場所に設置することができる。
【0010】また本発明は、前記角度保持手段は、給紙
トレイに取付けられる第1係止部材と、給紙トレイの変
位方向に間隔をあけて設けられ、前記第1係止部材に係
合可能な複数の第2係止部材とを有し、給紙トレイの第
1係止部材を、いずれかの第2係止部材に係止させるこ
とによって任意の角度位置に保持することを特徴とす
る。
【0011】本発明に従えば、給紙トレイの第1係止部
材を給紙装置の第2係止部材に係止させることによっ
て、給紙トレイを任意の角度位置に設定し保持すること
ができるので、印刷装置を所望の場所に設置することが
できる。
【0012】また本発明は、給紙トレイに取付けられ、
給紙トレイに乗載された印刷用シートの給紙方向上流側
端部を給紙トレイに保持する保持手段が設けられること
を特徴とする。
【0013】本発明に従えば、保持手段によって、給紙
トレイに乗載された印刷用シートの給紙方向上流側端部
が給紙トレイに保持されるので、給紙トレイの角度を急
な傾斜とした場合であっても、シートの給紙方向上流側
端部が垂れ下がることがなく、印刷用シートの給紙を良
好に行うことができる。
【0014】また本発明は、印刷装置に固定される固定
トレイと、固定トレイに取付けられる可動トレイとを有
し、前記角度保持手段は、可動トレイを固定トレイに対
して任意の角度位置に保持可能とすることを特徴とす
る。
【0015】本発明に従えば、給紙トレイを構成する可
動トレイは、印刷装置に固定される固定トレイに任意の
角度位置で保持され、給紙トレイの形状を印刷装置の設
置場所に対応して変形させることができるので、印刷装
置を所望の場所に設置することができる。
【0016】また本発明は、前記角度保持手段は、摩擦
力によって任意の角度位置に保持することを特徴とす
る。
【0017】本発明に従えば、摩擦力によって、印刷用
シートの重さによって可動トレイの固定トレイに対する
角度位置が変化することなく、可動トレイを任意の角度
位置で保持することができる。
【0018】また本発明は、印刷装置に固定される固定
トレイと、固定トレイに対して着脱可能に設けられる補
助トレイと、印刷装置に設けられ、固定トレイから離脱
した補助トレイを所定の位置に取付けるトレイ取付部材
とを含み、固定トレイに取付けられた補助トレイから固
定トレイにわたって、印刷用シートを延ばして乗載する
か、または印刷装置に取付けられた補助トレイから固定
トレイにわたって、印刷用シートを湾曲させて乗載して
給紙することを特徴とする。
【0019】本発明に従えば、補助トレイが固定トレイ
に取付けられている状態で、印刷用シートを固定トレイ
および補助トレイに乗載したとき、印刷用シートの上部
が補助トレイの上端から垂れ下がるような長いシートで
ある場合、補助トレイを印刷装置のトレイ取付部材に取
付け、印刷用シートを湾曲させて補助トレイに乗載する
ことができる。これによって、印刷用シートの給紙方向
上流側端部が、印刷装置に覆いかぶさったり、給紙装置
から垂れ下がったりすることなく、印刷シートの給紙を
良好に行うことができる。また、補助トレイを固定トレ
イに取付けたり、印刷装置に取付けることができるの
で、印刷装置の設置場所に対応して給紙トレイの取付位
置を設定することができ、印刷装置を所望の場所に設置
することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の一形態の
給紙装置1を搭載する印刷装置2の全体を示す斜視図で
ある。図2は、印刷装置2の内部構造を示す模式図であ
る。印刷装置2は、たとえばインクジェットプリンタで
ある。印刷装置2は、給紙装置1、PSローラ3a,3
b、搬送経路4、記録ヘッド5、排紙装置6および制御
部(図示せず)を含んで構成される。給紙装置1は、給
紙トレイ8およびピックアップローラ9から成る。給紙
トレイ8は複数の印刷用シート13を乗載する。ピック
アップローラ9は、制御部によって制御される図示しな
いモータによって回転駆動し、給紙トレイ8に乗載され
ている印刷用シート13を1枚ずつ給紙方向A1に送り
搬送経路4に送り込む。
【0021】搬送経路4は、印刷装置2の中央部を水平
方向に伸びるように形成され、この搬送経路4に沿って
印刷用シート13が搬送される。給紙装置1は、印刷装
置2の背面側である搬送経路4の最上流部に設けられ
る。給紙装置1の搬送方向Aの下流側に、PSローラ3
aが搬送経路4の下側から搬送経路4に臨み、PSロー
ラ3bが搬送経路4の上側から搬送経路4に臨んで配置
される。PSローラ3a,3bは、円筒形状で、制御部
によって制御されるモータによって回転駆動する。PS
ローラ3a,3bは、印刷用シート13を挟持可能であ
り、印刷用シート13を搬送方向Aに搬送したり、印刷
用シート13を位置決めして所定の位置に配置したり、
所定の送り量で印刷用シート13を搬送したりする。
【0022】PSローラ3a,3bの搬送方向Aの下流
側に、記録ヘッド5が搬送経路4に臨んで配置される。
記録ヘッド5は、インクキャリッジ15および保持シャ
フト16を有する。記録ヘッド5は、制御部の制御によ
って、印刷用シート13の印刷面に記録剤を吐出して画
像を印刷する。インクキャリッジ15は、インクを吐出
するインクヘッドと、インクヘッドにインクを供給する
インクタンクとを有する。印刷装置2がフルカラー印刷
対応であるとすると、インクキャリッジ15には、フル
カラー画像を形成するために必要な色数分のインクヘッ
ドおよびインクタンクが設けられる。保持シャフト16
は、インクキャリッジ15を保持して、インクキャリッ
ジ15が搬送方向Aに垂直で印刷用シート13の印刷面
の幅方向B(図2の紙面に垂直な方向)に平滑に駆動す
るためものである。印刷用シート13に画像を印刷する
ときに、保持シャフト16は、インクキャリッジ15
を、所定の開始位置に配置させた後、印刷面の幅方向B
に沿って移動させる。移動させているときに、インクキ
ャリッジ15が印刷用シート13の印刷面にインクを吐
出し、1行分の画像を形成する。
【0023】記録ヘッド5の搬送方向Aの下流側の搬送
経路4の最下流部に、排紙装置6が配置される。排紙装
置6は、スターホイール10、排出ローラ11および排
紙トレイ12から成る。排出ローラ11は、円筒形状
で、制御部によって制御されるモータによって回転駆動
する。スターホイール10および排出ローラ11は、印
刷用シート13を挟持可能であり、印刷用シート13を
搬送方向Aに搬送して、排出トレイ12に排出する。排
出トレイ12は、スターホイール10および排出ローラ
11によって排出された印刷済みの印刷用シートを乗載
する。
【0024】給紙トレイ8に乗載されている印刷用シー
ト13は、ピックアップローラ9によって搬送経路4に
送り込まれる。搬送経路4に送り込まれた印刷用シート
13は、PSローラ3a,3bによって搬送され、印刷
用シート13の所定の位置が記録ヘッド5に臨む位置に
配置された後、記録ヘッド5が印刷面にインクを吐出
し、1行分の画像を形成する。1行分の画像が形成し終
わると、PSローラ3a,3bは、印刷用シート13を
所定の送り量で搬送する。1行分の画像の形成と所定の
送り量の搬送を繰り返すことによって、印刷用シート1
3の表面に画像が形成される。印刷が終了すると、印刷
用シート13は、スターホイール10および排出ローラ
11によって排紙トレイ12に排出される。
【0025】図3は、本発明の第1の実施形態である給
紙装置1Aを搭載する印刷装置2Aにおいて、給紙装置
1Aの取付位置付近の構成を示す断面図である。印刷装
置2Aの給紙装置1Aを除いた構成は、印刷装置2と同
様である。給紙装置1Aは、角度保持手段17Aを介し
て印刷装置2Aに取付けられる。
【0026】図4は、角度保持手段17Aを示す側面図
である。角度保持手段17Aは、一対のラチェットアー
ム18、ラチェットホイール19およびリリースボタン
20を含んで構成される。図5は、給紙装置1Aの印刷
装置2Aに対する取付位置の付近の構成を示す斜視図で
ある。ラチェットアーム18は、一端部が給紙トレイ8
の幅方向両側部に固定され、他端部にはラチェットホイ
ール19のラチェットギア19aに噛合する噛合部18
aが設けられる。ラチェットホイール19は、印刷装置
2の後方の両側部に固定されており、ラチェットホイー
ル19のラチェットギア19aは、給紙トレイ8をラチ
ェットホイール19の軸線L1を中心にしてB1方向
(給紙トレイ8を立てる方向)にだけ回転させるように
形成される。
【0027】図6はラチェットホイール19の内部構造
を示す断面図である。リリースボタン20は、ラチェッ
トアーム18の噛合部18aとラチェットギア19aと
の噛合状態を制御する。ラチェットホイール19は、外
周面にラチェットギア19aが形成されている。ラチェ
ットホイール19は、軸線L1方向外方(図6の右方)
に開口する凹所25が形成される。
【0028】リリースボタン20は略円柱形状で、ラチ
ェットホイール19の凹所25に、軸線L1に沿って出
没可能に挿入される。リリースボタン20の外周部に
は、全周にわたって凹溝30が形成され、この凹溝30
は、挿入方向(図6の左方)に進むにつれて半径方向内
方に傾斜する第1傾斜面20aと、第1傾斜面20aに
連通し、挿入方向に進むにつれて半径方向外方に傾斜す
る傾斜面20bとを有する。リリースボタン20の挿入
方向側端面と、ラチェットホイール19の凹所25の底
壁との間には、圧縮コイルばねから成るばね部材23が
介在され、これによって、リリースボタン20は、挿入
方向とは逆の突出方向(図6の右方)にばね付勢され
る。
【0029】リリースボタン20の凹溝30に臨む、凹
所25の内周面から半径方向外方に向かって、ラチェッ
トギア19aの各歯元まで貫通する孔21が設けられ
る。この孔21は、軸線L1を中心とし、ラチェットホ
イール19に放射状に形成され、ラチェットギア19a
の各歯元で開口する。各孔21には、ピン部材22が、
出没可能に挿入される。ピン部材22は、軸線L1側一
端部が球面状に形成され、この一端部とリリースボタン
20の凹溝30の底部とは、ばね部材24によって連結
され、各ピン部材22は、軸線L1側にばね付勢され、
図6(1)に示すように、ピン部材22の一端部が、リ
リースボタン20の凹溝30に挿入される。この状態で
は、ピン部材22の他端部はラチェットギア19aの歯
元から突出しない。なお、この図6(1)に示す状態を
初期状態とする。
【0030】図6(1)に示す初期状態において、ラチ
ェットアーム18とラチェットギア19aとが噛合して
いる。このとき、給紙トレイ8はラチェットアーム18
とともに、ラチェットホイール19の軸線L1を中心に
してB1方向に回転するがB2方向(B1方向と逆の方
向)には回転せず、所望の角度位置において係止でき
る。
【0031】図6(2)に示すように、リリースボタン
20が、ばね部材23のばね力に抗して押圧されて凹所
25にリリースボタン20が挿入されると、ピン部材2
2の一端部が、リリースボタン20の第1傾斜面20a
によって案内されて、半径方向外方に移動する。する
と、ピン部材22の他端部がラチェットギア19aの歯
元から突出し、ラチェットアーム18の噛合部18aを
半径方向外方に押圧して、ラチェットアーム18とラチ
ェットギア19aとの噛合を解除する。これによって、
給紙トレイ8はラチェットホイール19の軸線L1を中
心にしてB2方向に回転することができる。つまり、リ
リースボタン19を押圧した状態で、給紙トレイの角度
位置を任意の位置に変更することができる。
【0032】リリースボタン20の押圧を解除すると、
ばね部材23のばね力によってリリースボタン20は初
期位置に押し戻される。リリースボタン20が初期位置
に戻ると、ばね部材24の弾性回復力によって各ピン部
材22は、他端部が歯元から突出しない初期位置に引き
戻される。これによって、ラチェットアーム18がラチ
ェットホイール19に係止され、給紙トレイ8の角度位
置が、変更された位置に保持される。
【0033】このように本実施の形態の給紙装置1Aを
搭載する印刷装置2Aによれば、操作者が給紙トレイ8
の角度位置を任意に設定することができる。これによっ
て、印刷装置2Aを設置する場所に応じて、給紙トレイ
8の取付角度を自由に設定することができる。
【0034】図7は、本発明の第2の実施形態である給
紙装置1Bを搭載する印刷装置2Bにおいて、給紙装置
1Bの取付け位置付近の構成を示す断面図である。印刷
装置2Bの給紙装置1Bを除いた構成は、印刷装置2と
同様であるが、PSローラ3a,3bの搬送方向A上流
側の搬送経路4は、給紙装置1Bの取付角度位置に応じ
て、搬送方向A上流側に向かうにつれて上方に広がるよ
うに形成される。給紙装置1Bは、角度保持手段17B
を介して印刷装置2Bに取付けられる。印刷装置2Bに
おいて、給紙装置1Bの印刷装置2Bへの取付角度位置
を、給紙装置1Bを上方および下方に移動させて設定す
る。
【0035】図8は、印刷装置2Bにおける給紙装置1
Bの取付位置における構成を示す断面図である。給紙ト
レイ8の幅方向両側面には、外方に突出する第1係止部
材である2組の突起片32が設けられる。支持板31
は、給紙トレイ8の幅より少し大きな間隔で、互いに平
行に直立している。各支持板31の内面には、給紙トレ
イ8の突起片32に対応して突起片32が嵌まり込む第
2係止部材であるガイド孔33が4個を1組として4組
設けられる。角度保持手段17Bは、突起片32および
ガイド孔33によって構成される。
【0036】図9は、図8のセクションIXを拡大した
断面図である。突起片32は、図9(1)に示すよう
な、給紙トレイ8の側面に設けられた孔から、ばね部材
34の弾性回復力によって外方に突出する位置、および
図9(2)に示すような突起片32の先端が給紙トレイ
8の側面と同じ位置に出没可能である。図9(1)に示
されるような、突起片32がガイド孔33に嵌入してい
る状態では、給紙装置1Bは支持板31に固定される。
図9(2)に示されるような、突起片32がガイド孔3
3に嵌入していない状態では、給紙装置1Bは固定され
ず、変位可能である。図10は、各ガイド孔33におけ
る取付位置および取付角度を示す側面図である。ガイド
孔33の各組は、給紙トレイ8の予め定める複数の角度
位置に対応する位置に形成され、給紙トレイ8の各突起
片32を、いずれかの組のガイド孔33に嵌入させて取
り付けることによって、給紙トレイ8が、その角度位置
に保持される。
【0037】本実施の形態の給紙装置1Bを搭載する印
刷装置2Bによれば、操作者が図10に示されるような
給紙トレイ8の取付位置および取付角度を任意の値に設
定することができる。これによって、印刷装置2Bを設
置する場所に応じて、給紙トレイ8の取付位置および取
付角度を自由に設定することができる。
【0038】本実施の形態の給紙装置1Bを搭載する印
刷装置2Bにおいて、給紙トレイ8の取付角度を変更す
るときに、取付位置を上下方向にも移動させるようにな
っているが、ガイド孔33の位置を調整することによっ
て、取付角度だけを変更させるような構成にしてもよ
い。
【0039】本実施の形態の給紙装置1Bを搭載する印
刷装置2Bにおいて、突起片32は2組、ガイド孔33
は4組としているが、給紙装置1Bを安定して固定する
ことができるならば、取付角度および取付位置に応じて
それぞれの組数を変更してもよい。
【0040】図11は、本発明の第2の実施形態である
給紙装置1Bを搭載する印刷装置2Bにおいて、角度保
持手段17Bの構成を変更した給紙装置1Cを搭載す
る、印刷装置2Cの構成を示す側面図である。印刷装置
2Cの給紙装置1Cを除いた構成は、印刷装置2と同様
である。図12は、印刷装置2Cにおける給紙装置1C
の取付位置付近の構成を示す断面図である。給紙装置1
Cに用いられる角度保持手段17Cは、角度保持手段1
7Bにおける給紙トレイ8の両側面の突起片32を、給
紙トレイ8の側面から外方に突出して給紙方向A1にわ
たって延びるリブ35に変更し、支持板31のガイド孔
33を、同数のガイド突起片36に変更した構成を有す
る。ガイド突起片36は、角度保持手段17Bの突起片
32と同様の構成であって、ガイド突起片36は支持板
31の側面に設けられた孔から、ばね部材37の弾性回
復力によって突出する位置、およびガイド突起片36の
先端が支持板31の側面と同じ位置に没入する位置に変
位可能である。
【0041】図11に示すように、給紙トレイ8のリブ
35をガイド突起片36の上に乗せることによって、給
紙装置1Cの角度位置が所定の位置に保持される。ガイ
ド突起片36は、給紙装置1Cの予め定める複数の角度
位置に対応して支持板31に配置される。傾斜して給紙
トレイ8が支持されたとき、給紙方向A1の位置決めの
ために、4組のトレイストッパリブ38が印刷装置2C
に設けられる。給紙トレイ8のリブ35の給紙方向A1
側の端部がトレイストッパリブ38に当接支持されて位
置決めされる。
【0042】本実施の形態の給紙装置1Cを搭載する印
刷装置2Cによれば、操作者が図11に示されるような
給紙トレイ8の取付け角度を任意に設定することができ
る。これによって、印刷装置2Cを設置する場所に応じ
て、給紙トレイ8の取付け角度を自由に設定することが
できる。
【0043】本実施の形態の給紙装置1Cを搭載する印
刷装置2Cにおいて、ガイド突起片36は4組としてい
るが、給紙装置1Cを安定して固定することができるな
らば、取付角度に応じて組数を変更してもよい。
【0044】図13は、本実施の形態の給紙装置1A,
1B,1Cを搭載する印刷装置2A,2B,2Cにおい
て、給紙トレイ8に設けられる保持手段であるシート保
持部材101を示す図である。シート保持部材101
は、給紙トレイ8の上端部に、給紙トレイ8に乗載され
た印刷用シート13を保持する。シート抑え部材101
は、一箇所を折り曲げた板ばねで、シート保持部材10
1の一端部が給紙トレイ8の給紙方向A1上流側の端部
に設けられる。シート保持部材101は、板ばねのばね
力によって給紙トレイ8に乗載される印刷用シート13
の給紙方向A1上流側の端部を給紙トレイ8の乗載面側
に押圧し、印刷用シート13を保持する。
【0045】本実施の形態のシート保持部材101を設
ける給紙装置1A,1B,1Cを搭載する印刷装置2
A,2B,2Cによれば、給紙トレイ8に乗載されてい
る印刷用シート13の給紙方向A1上流側の端部が垂れ
下がるのを防ぐことができる。これによって、印刷用シ
ート13の給紙を良好に行うことができる。また、この
シート保持部材101のばね力は、ピックアップローラ
9によって給紙する力よりも小さく設定されており、給
紙動作を妨げることはない。
【0046】図14は、本発明の第3の実施形態である
給紙装置1Dを搭載する印刷装置2Dにおいて、給紙装
置1Dの取付位置付近の構成を示す断面図である。印刷
装置2Dの給紙装置1Dを除いた構成は、印刷装置2と
同様である。給紙装置1Dにおける給紙トレイ8Dは、
固定トレイ41、可動トレイ42および角度保持手段で
あるヒンジ部43から構成されている。固定トレイ41
は、搬送経路4の最上流部に固定されている。可動トレ
イ42は、ヒンジ部43によって可動トレイ42の一端
部と固定トレイ41の固定されていない端部とが接続さ
れ、ヒンジ部43の軸線L2まわりにC1,C2方向に
回転可能である。
【0047】図15は、固定トレイ41、可動トレイ4
2およびヒンジ部43の構成を示す斜視図である。図1
6は、固定トレイ41、可動トレイ42およびヒンジ部
43の構成を示す断面図である。ヒンジ部43は、固定
トレイ41に設けられる一対の第1回動板41a、可動
トレイ42に設けられる一対の第2回動板42a、回動
軸44およびラバー45から構成されている。
【0048】第1回動板41aは、固定トレイ41の固
定されていない側の端部の幅方向両端側に、固定トレイ
41に対して垂直で、互いに対向して固定される円板状
の板であり、中央に回動軸44が挿通する挿通孔が形成
される。第2回動板42aは、可動トレイ42の一端部
の幅方向両端側に、可動トレイ42に対して垂直で、互
いに対向して固定される円板状の板であり、中央に回動
軸44が挿通する挿通孔が形成される。ラバー45は、
略円筒形状のゴムからなり、軸線に沿って回動軸44が
挿通する挿通孔が形成され、摩擦係数の大きい弾性体で
ある。
【0049】第1回動板41aは、第2回動板42aよ
りも外側に配置される。回動軸44が、回動板41a、
ラバー45、および回動板42aに挿通され、各回動板
41a,42aがラバー45を挟持するように回動軸4
4に連結されることによって、ラバー45と回動板41
a,42aとの間に大きな摩擦力が作用する。この摩擦
力によって、可動トレイ42が所定の角度位置に保持さ
れる。ラバー45の弾性回復力によって第1回動板41
aを軸線L2方向外方側に、第2回動板42aを軸線L
2方向中央側に押圧する。ラバー45による摩擦力は、
給紙トレイ8Dに印刷用シート13を乗載したときに、
可動トレイ42が印刷用シート13の重みによって回動
せず、かつ操作者によって、回動軸44の軸線L2を中
心に、可動トレイ42がC1,C2方向に回動できるよ
うに設定される。
【0050】本実施の形態の給紙装置1Dを搭載する印
刷装置2Dによれば、操作者が可動トレイ42を回動さ
せて固定トレイ41に対する取付角度を任意に設定する
ことができる。これによって、印刷装置2Dを設置する
場所に応じて、給紙トレイ8Dを所望の形態に変形する
ことができる。
【0051】図17は、本発明の第4の実施形態である
給紙装置1Eを搭載する印刷装置2Eにおいて、給紙装
置1Eの取付位置付近の構成を示す断面図である。印刷
装置2Eの給紙装置1Eを除いた構成は、印刷装置2と
同様である。給紙装置1Eにおける給紙トレイ8Eは、
固定トレイ51および補助トレイ52から構成されてい
る。固定トレイ51は、搬送経路4の最上流部に固定さ
れている。図18は、固定トレイ51および補助トレイ
52を示す側面図である。図19は、固定トレイ51お
よび補助トレイ52を示す斜視図である。固定トレイ5
1の幅方向両端部に、給紙方向A1にわたって延びる案
内部51aが設けられる。補助トレイ52は、固定トレ
イ51の案内部51aによって摺動可能に支持されて、
固定トレイ51に取付けられる。補助トレイ52は、固
定トレイ51に着脱可能である。
【0052】図20は、固定トレイ51の上端部を示す
斜視図である。各案内部51aの上端部の内方に向かう
面に、ばね部材53が設けられる。ばね部材53は、中
央部が湾曲している板ばねである。ばね部材53の上端
部53aにおいて案内部51aに接続される。ばね部材
53の湾曲部が補助トレイ52によって押圧され、ばね
部材53の弾性回復力によって補助トレイ52の幅方向
両側部を弾発的に押圧する。
【0053】印刷装置2Eの両側面には、補助トレイ5
2を支持する一対の支持板54が設けられる。図21
は、支持板54および補助トレイ52を示す斜視図であ
る。図22は、支持板54および補助トレイ52を示す
側面図である。各支持板54の互いに臨む面には、トレ
イ取付部材である3組の補助トレイガイド55が設けら
れる。補助トレイガイド55は、上面ガイド55aおよ
び下面ガイド55bから成る。補助トレイ52は、ガイ
ド55a,55bによって支持される。
【0054】本実施の形態の給紙装置1Eを搭載する印
刷装置2Eによれば、補助トレイ52が固定トレイ51
に支持されているとき、補助トレイ52を摺動させて位
置を変えることによって、給紙トレイ8Eの給紙方向A
1の長さを任意に設定することができる。これによっ
て、印刷用シート13の長さに応じて、給紙トレイ8E
の長さを設定し、印刷用シート13を延ばして乗載する
ことができる。
【0055】給紙方向A1に非常に長い印刷用シート1
3を給紙トレイ8Eに乗載するときには、補助トレイ5
2を固定トレイ51から離脱して、補助トレイ52を補
助トレイガイド55に支持させて、補助トレイ52から
固定トレイ51にわたって、印刷用シート13を湾曲さ
せることによって乗載することができる。
【0056】これによって、印刷用シート13の給紙方
向A1上流部が印刷装置2Eに覆いかぶさったり、印刷
用シート13の給紙方向A1上流部が給紙トレイの背面
側に垂れ下がることを防止できるので、給紙方向A1に
長い印刷用シートを用いる場合でも、給紙を良好に行う
ことができる。さらに、補助トレイ52を固定トレイ5
1に取付けたり、印刷装置2Eに取付けることができる
ので、印刷装置2Eの設置場所に対応して給紙トレイ8
Eの取付位置を設定することができ、印刷装置2Eを所
望の場所に設置することができる。
【0057】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、給紙トレ
イの取付角度位置を印刷装置の設置場所に対応して設定
することができ、印刷装置を所望の場所に設置すること
ができる。
【0058】また本発明によれば、ラチェット機構によ
って給紙トレイの印刷装置への取付角度を任意に設定す
ることができ、設定した取付角度を保持できるので、印
刷装置を所望の場所に設置することができる。
【0059】また本発明によれば、給紙トレイの第1係
止部材を給紙装置の第2係止部材に係止させることによ
って、給紙トレイを任意の角度位置に設定し保持するこ
とができるので、印刷装置を所望の場所に設置すること
ができる。
【0060】また本発明によれば、保持手段によって、
給紙トレイに乗載された印刷用シートの給紙方向上流側
端部がトレイに保持されるので、給紙トレイの角度を急
な傾斜とした場合であっても、シートの給紙方向上流側
端部が垂れ下がることがなく、印刷用シートの給紙を良
好に行うことができる。
【0061】また本発明によれば、給紙トレイの形状を
印刷装置の設置場所に対応して変形させることができる
ので、印刷装置を所望の場所に設置することができる。
【0062】また本発明によれば、摩擦力によって、印
刷用シートの重さによって可動トレイの固定トレイに対
する角度位置が変化することなく、任意の角度位置で保
持することができる。
【0063】また本発明によれば、印刷用シートの給紙
方向上流側端部が、印刷装置に覆いかぶさったり、給紙
装置から垂れ下がったりすることなく、印刷用シートの
給紙を良好に行うことができる。また、印刷装置の設置
場所に対応して給紙トレイの取付位置を設定して、印刷
装置を所望の場所に設置することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の一形態の給紙装置1を搭載する印刷装
置2の全体を示す斜視図である。
【図2】印刷装置2の内部構造を示す模式図である。
【図3】本発明の第1の実施形態である給紙装置1Aを
搭載する印刷装置2Aにおいて、給紙装置1Aの取付位
置付近の構成を示す断面図である。
【図4】給紙装置1Aにおける角度保持手段17Aを示
す斜視図である。
【図5】給紙装置1Aの印刷装置2Aに対する取付位置
の付近の構成を示す斜視図である。
【図6】ラチェットホイール19の内部構造を示す断面
図である。
【図7】本発明の第2の実施形態である給紙装置1Bを
搭載する印刷装置2Bにおいて、給紙装置1Bの取付位
置付近の構成を示す断面図である。
【図8】印刷装置2Bにおける給紙装置1Bの取付位置
における構成を示す断面図である。
【図9】図8のセクションIXを拡大した断面図であ
る。
【図10】各ガイド孔33における取付位置および取付
角度を示す側面図である。
【図11】本発明の第2の実施形態である給紙装置1B
を搭載する印刷装置2Bにおいて、角度保持手段17B
の構成を変更した、印刷装置2Cの構成を示す側面図で
ある。
【図12】印刷装置2Cにおける給紙装置1Cの取付位
置付近の構成を示す断面図である。
【図13】本実施の形態の給紙装置1A,1B,1Cを
搭載する印刷装置2A,2B,2Cにおいて、給紙トレ
イ8に設けられる保持手段であるシート保持部材101
を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施形態である給紙装置1D
を搭載する印刷装置2Dにおいて、給紙装置1Dの取付
位置付近の構成を示す断面図である。
【図15】固定トレイ41、可動トレイ42およびヒン
ジ部43の構成を示す斜視図である。
【図16】固定トレイ41、可動トレイ42およびヒン
ジ部43の構成を示す断面図である。
【図17】本発明の第4の実施形態である給紙装置1E
を搭載する印刷装置2Eにおいて、給紙装置1Eの取付
位置付近の構成を示す断面図である。
【図18】固定トレイ51および補助トレイ52を示す
側面図である。
【図19】固定トレイ51および補助トレイ52を示す
斜視図である。
【図20】固定トレイ51の上端部を示す斜視図であ
る。
【図21】支持板54および補助トレイ52を示す斜視
図である。
【図22】支持板54および補助トレイ52を示す側面
図である。
【符号の説明】
1A〜1E 給紙装置 2A〜2E 印刷装置 8,8D,8E 給紙トレイ 9 ピックアップローラ 13 印刷用シート 17A〜17C 角度保持手段 18 ラチェットアーム 19 ラチェットホイール 20 リリースボタン 32 突起片 33 ガイド孔 35 リブ 36 ガイド突起片 41 固定トレイ 42 可動トレイ 43 ヒンジ部 45 ラバー 51 固定トレイ 52 補助トレイ 55 補助トレイガイド 101 シート保持部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 豊田 三千代 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 GA03 GA06 GA08 GB01 GC01 GD01 HA22 HA27 HB03 HC05 HC23 HC24 HC25 HD06 JA01 LA04 LA15 LB01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷装置に取付けられる、印刷用のシー
    トを1枚ずつ給紙する給紙装置において、 印刷用シートを乗載する給紙トレイと、 給紙トレイを印刷装置に対して角度変位可能に、かつ任
    意の角度位置に保持する角度保持手段とを含むことを特
    徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記角度保持手段は、給紙トレイと印刷
    装置との間に設けられ、ラチェット機構を有することを
    特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記角度保持手段は、給紙トレイに取付
    けられる第1係止部材と、 給紙トレイの変位方向に間隔をあけて設けられ、前記第
    1係止部材に係合可能な複数の第2係止部材とを有し、 給紙トレイの第1係止部材を、いずれかの第2係止部材
    に係止させることによって任意の角度位置に保持するこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
  4. 【請求項4】 給紙トレイに取付けられ、給紙トレイに
    乗載された印刷用シートの給紙方向上流側端部を給紙ト
    レイに保持する保持手段が設けられることを特徴とする
    請求項1〜3のいずれか一つに記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 印刷装置に固定される固定トレイと、 固定トレイに取付けられる可動トレイとを有し、 前記角度保持手段は、可動トレイを固定トレイに対して
    任意の角度位置に保持可能とすることを特徴とする請求
    項1記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 前記角度保持手段は、摩擦力によって任
    意の角度位置に保持することを特徴とする請求項5記載
    の給紙装置。
  7. 【請求項7】 印刷装置に固定される固定トレイと、 固定トレイに対して着脱可能に設けられる補助トレイ
    と、 印刷装置に設けられ、固定トレイから離脱した補助トレ
    イを所定の位置に取付けるトレイ取付部材とを含み、 固定トレイに取付けられた補助トレイから固定トレイに
    わたって、印刷用シートを延ばして乗載するか、または
    印刷装置に取付けられた補助トレイから固定トレイにわ
    たって、印刷用シートを湾曲させて乗載して給紙するこ
    とを特徴とする請求項1記載の給紙装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521988A (ja) * 2004-01-21 2007-08-09 シルバーブルック リサーチ ピーティワイ リミテッド 高速デジタルプリンタ装置
JP2008195511A (ja) * 2007-02-15 2008-08-28 Ricoh Co Ltd 自動原稿搬送装置
US7540493B2 (en) * 2005-06-30 2009-06-02 Murata Kikai Kabushiki Kaisha Image forming device
US7841792B2 (en) * 2007-08-21 2010-11-30 Lexmark International, Inc. Peripheral with adjustable input and output trays

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