JP2001321699A - 遠心機 - Google Patents
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- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B7/00—Elements of centrifuges
- B04B7/02—Casings; Lids
- B04B7/06—Safety devices ; Regulating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B13/00—Control arrangements specially designed for centrifuges; Programme control of centrifuges
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B04—CENTRIFUGAL APPARATUS OR MACHINES FOR CARRYING-OUT PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES
- B04B—CENTRIFUGES
- B04B15/00—Other accessories for centrifuges
- B04B15/08—Other accessories for centrifuges for ventilating or producing a vacuum in the centrifuge
Abstract
で充満されていることを確認することで、試料への引火
を防げる安全性に優れた遠心機を提供することである。 【解決手段】 ロータ室3内の酸素濃度を測定し、更に
測定値が予め定められた一定値をオバーした場合には制
御部5によって駆動装置2を停止させるよう制御する。
Description
料を取り扱う遠心機の安全性に関するものである。
置によって高速回転され且つ試料を収容可能なロータを
具備して成る遠心機が使用されている。収容される試料
は種々あるが作業内容によっては引火性を有する有機溶
媒を取り扱う場合がある。この場合、作業者は引火しな
いよう細心の注意をはらいながら作業を行っているが、
何らかの原因によって試料に引火し爆発してしまう危険
性はゼロとは言えなかった。例えば回転するロータのカ
バが離脱して試料の入ったチューブから引火性の試料が
漏れ出た状態で、更に金属性の上記カバとロータとの高
速衝突時に火花が発生すると、この火花が試料に引火し
てしまう場合などが上げられる。そこでロータを真空中
または減圧状態中にて回転させることにより空気量(酸
素量)を下げ引火しにくくすることが考えられるが、こ
の場合には上述したようロータを真空状態で回転させる
ため、遠心機のロータ室内やロータ自体を耐真空構成に
する必要があると共に、取り扱い及び遠心機構成が複雑
化してしまうという問題が生じる。なお、真空引きする
そもそもの目的は、回転するロータの風損低減にある。
ータを不活性ガス雰囲気下で回転させる装置が開示され
ており、これにより引火の危険性を抑えている。しか
し、不活性ガスをロータ室に封入しても何らかの要因で
ロータ回転時に外部から空気が侵入してしまい酸素の濃
度が上昇してしまうと引火の可能性が出てくる。更に不
活性ガスの充填度合いを作業者の目や耳でチェックして
いるため、仮に不活性ガスの充填度合いが少なくなって
いるにも係らず人的ミスにより見落してしまった場合な
どには引火の危険性が生じてしまう。
を有する有機溶媒を取り扱う場合には、ロータを不活性
ガス雰囲気下で回転させており、更に不活性ガスの充填
度合いを視覚或いは聴覚によりチェックしているため、
仮に不活性ガスの充填度合いが少なくなっているにも係
らず見落してしまうと引火の危険性が生じてしまうとい
う問題があった。
タ室内の雰囲気が不活性ガスに置換されていることを確
認し、この置換状態が定められた初期条件より低下した
場合には、引火の恐れがあるため自動停止させること
で、引火を未然に防ぐ安全性に優れた遠心機を提供する
ことである。
たロータを回転させるロータ室内を不活性ガスで充満さ
せ引火しないようにすることと、常にロータ室内が一定
の不活性ガスで充満されていることを監視し、万一一定
値を超え引火の可能性が生じた場合には遠心機の運転を
停止させることにより達成される。
つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、ロー
タを収納するロータ室と、ロータ室内に不活性ガスを充
満させるための供給手段とを備えた遠心機において、ロ
ータ室内の酸素濃度を測定し、更に測定値が予め定めら
れた一定値をオバーした場合に駆動装置を停止させるた
めの制御部を設けることにより達成される。
つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、ロー
タを収納するロータ室と、ロータ室内に不活性ガスを充
満させるための供給手段とを備えた遠心機において、ロ
ータ室内の不活性ガス濃度を測定し、更に測定値が予め
定められた一定値を下回る場合に駆動装置を停止させる
ための制御部を設けることにより達成される。
つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、ロー
タを収納するロータ室と、ロータ室内に不活性ガスを充
満させるための供給手段とを備えた遠心機において、ロ
ータ室内に漏れ出た試料濃度を測定し、更に測定値が予
め定められた一定値をオバーした場合に駆動装置を停止
させるための制御部を設けることにより達成される。
説明する。図1は本実施例における遠心機を示す一部縦
断側面図、図2は本遠心機における気体濃度検出後の処
理方法を示すフローチャートである。遠心機本体は遠心
分離する試料を保持し且つ高速回転するロータ1を回転
駆動させる駆動装置である駆動モータ2、該ロータ1を
収納するロータ室3、該ロータ室を閉塞可能なドア4、
駆動モータ2等の遠心機本体を制御する制御部5、本体
の操作・入力を行う操作部6、ロータ室3内に不活性ガ
スを入れる供給口7、不活性ガスを排出する排出口8、
不活性ガスを供給するガスボンベ9、ロータ室3内の酸
素濃度を測定する酸素濃度計10、酸素濃度を安定して
測定するためのバッファタンク11、ロータ室3とバッ
ファタンク11を接続連通する連通路12から構成され
ている。このような構成を有する遠心機の操作手順とし
ては、まず作業者がガスボンベ9のバルブを開き回転室
3内に不活性ガスを流す。回転室3内或いはバッファタ
ンク11内の酸素濃度或いは不活性ガス濃度を濃度計で
測定し、問題のない濃度であると判断すれば起動スイッ
チを操作することで遠心機の駆動モータ2を起動して分
離作業を開始することができる。無論、濃度的に問題が
ある場合には、作業者が起動スイッチを押しても駆動モ
ータ2は起動しないよう制御されている。また、所定の
濃度に達する前に作業者が起動スイッチを一度押してい
れば、問題のない濃度に達した時、自動的に駆動モータ
2を起動させるよう制御しても良い。また、別の方法と
して、濃度測定を行っているあいだ駆動モータ2を問題
のない一定回転数で整定させておき、濃度上問題がなけ
ればそこから加速制御させる方法でも良い。なお、ガス
ボンベ9のバルブ開閉は作業者が手動操作しているが、
必要に応じて自動開閉されるよう制御しても良い。
遠心力によって分離される。通常試料を出し入れするた
めロータ1は試料を保持するロータボディ13部と高速
回転時の風損低減と試料の外部への漏れ防止のためロー
タカバ14より構成されているのが一般的である。時と
してロータカバ14の取りつけが不充分のため高速回転
時にローターカバ14がロータボディ13より離脱して
しまうことがある。この場合、ロータカバ14がロータ
室3内を離脱移動する際に試料の入ったチューブを破損
させ、当該試料がロータ室3内に飛散し且つロータカバ
14とロータボディ13等の接触により発生する火花に
より、引火性のある試料であれば引火爆発の恐れがあ
る。よって、引火防止策として、ロータ室3内に窒素ガ
ス、アルゴンガス、ヘリウムガスなどの不活性ガスを収
容するガスボンベ9から供給口7を介してロータ室3に
不活性ガスを充満させた状態で、ロータ1を回転させる
方法がある。なお、ロータ室3内の機密性が良ければ一
度不活性ガスを充満させるだけで良いのだが、不活性ガ
スが経時的にロータ室3内から漏れ出てしまうことがあ
るため、できればロータ室3内に不活性ガスを連続的に
流した方が効果的である。ロータ室3に入った不活性ガ
スは、バッファタンク11に連通している排出口8より
遠心機本体外に排出されるが、ロータ室3内が不活性ガ
スに置換されている確証がないため、本実施例では安全
性を高めるため、つまりロータ室3内に不活性ガスが問
題なく充満されていることを確証するため、ロータ室3
と排出口8との間に連通路12を介してバッファタンク
11を設けている。そして該バッファタンク11内の酸
素濃度を酸素濃度計10で測定し、この測定値が予め定
められた一定値をオバーした場合には、制御部5によっ
て駆動モータ2を停止させるよう制御する。言いかえれ
ば不活性ガスに置換されているか否かを判断し、定めら
れた一定の酸素濃度に置換されていない限り遠心機本体
の運転を続行するよう制御されている。なお、不活性ガ
スへの置換状態の確証を酸素濃度測定で得ることとした
のは、試料への引火の度合いが雰囲気の酸素濃度によっ
て大きな影響を受けていることと、不活性ガス濃度を測
定するよりも酸素濃度を測定することの方が容易である
ことからである。無論不活性ガス濃度を直接測定し、こ
の測定値が予め定められた一定値以下の場合に制御部5
によって駆動モータ2を停止させるよう制御しても良
く、またロータ1から漏れ出た引火性試料の濃度を測定
し、この測定値が予め定められた一定値をオバーした場
合に制御部5によって駆動モータ2を停止させるよう制
御しても良い。
内ではなくバッファタンク11内に設けているが、この
方がより安定した濃度測定を行えるからである。回転室
3内であると空気がロータ1の回転によって掻き乱され
るため圧力が安定せず測定に難があると共に、回転室3
は冷却装置によって冷却されることから水分が存在する
ため濃度計10に何らかの影響を与えてしまうという不
具合が生じるが、バッファタンク11内の上方に濃度計
10を設けると水分は下方に溜まるので問題なく安定し
た濃度測定を行える。更に回転室3内に濃度計10を設
ける場合には濃度計10の配置箇所及び組立構成上難し
い面があるが、バッファタンク11内に濃度計10を設
ける場合には圧力差に関係なく組立構成上容易に設ける
ことができる。つまり、上述したように回転室3内や細
い配管内等の気体濃度を測定するよりもバッファタンク
11内の安定した気体濃度を測定した方がより安定した
環境が作れ、正確に測定することが可能なためである。
なお、排出口8から排出される不活性ガスは、屋外に排
出されているが、場合によってはバイオハザード対策と
してフィルタ等を介して回収しても良い。
不活性ガスに置換されていることを確認し、この置換状
態が定められた初期条件より低下した場合には、引火の
恐れがあるため遠心機を自動停止させるよう制御するこ
とで、未然に引火事故を防げる安全性に優れた遠心機を
提供することができる。
不活性ガスで充満されていることを確認することで、試
料への引火を防げる安全性に優れた遠心機を提供するこ
とができる。
ある。
る処理方法を示すフローチャートである。
ア、5は制御部、6は操作部、7は供給口、8は排出
口、9はガスボンベ、10は酸素濃度計、11はバッフ
ァタンク、12は連通路、13はロータボディ、14は
ロータカバ、15は試料の入ったチューブである。
Claims (7)
- 【請求項1】 駆動装置と、該駆動装置によって回転さ
れ且つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、
該ロータを収納するロータ室と、該ロータ室内に不活性
ガスを充満させるための供給手段とを備えた遠心機にお
いて、前記ロータ室内の酸素濃度を測定し、更に測定値
が予め定められた一定値をオバーした場合に前記駆動装
置を停止させるための制御部を設けることを特徴とした
遠心機。 - 【請求項2】 前記ロータ室と連通するバッファタンク
内の酸素濃度を測定する濃度計を設けることを特徴とし
た請求項1記載の遠心分離機。 - 【請求項3】 前記不活性ガスは、窒素ガスであること
を特徴とした請求項1記載の遠心分離機。 - 【請求項4】 駆動装置と、該駆動装置によって回転さ
れ且つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、
該ロータを収納するロータ室と、該ロータ室内に不活性
ガスを充満させるための供給手段とを備えた遠心機にお
いて、前記ロータ室内の不活性ガス濃度を測定し、更に
測定値が予め定められた一定値以下の場合に前記駆動装
置を停止させるための制御部を設けることを特徴とした
遠心機。 - 【請求項5】 前記ロータ室と連通するバッファタンク
内の不活性ガス濃度を測定する濃度計を設けることを特
徴とした請求項4記載の遠心分離機。 - 【請求項6】 駆動装置と、該駆動装置によって回転さ
れ且つ引火性を有する有機溶媒を収容可能なロータと、
該ロータを収納するロータ室と、該ロータ室内に不活性
ガスを充満させるための供給手段とを備えた遠心機にお
いて、前記ロータ室内に漏れ出た前記試料濃度を測定
し、更に測定値が予め定められた一定値をオバーした場
合に前記駆動装置を停止させるための制御部を設けるこ
とを特徴とした遠心機。 - 【請求項7】 前記ロータ室と連通するバッファタンク
内の前記試料濃度を測定する濃度計を設けることを特徴
とした請求項6記載の遠心分離機。
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- 2000-05-19 JP JP2000147668A patent/JP3772640B2/ja not_active Expired - Fee Related
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