JP2001321545A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001321545A JP2000146621A JP2000146621A JP2001321545A JP 2001321545 A JP2001321545 A JP 2001321545A JP 2000146621 A JP2000146621 A JP 2000146621A JP 2000146621 A JP2000146621 A JP 2000146621A JP 2001321545 A JP2001321545 A JP 2001321545A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主制御部と、主制御部から送信されたコマン
ドに基づいて電装装置を制御するサブ制御部を有する遊
技機において、電源投入時又は電源復帰時等において、
主制御部から送信されたコマンドを確実にサブ制御部に
おいて受信することができる遊技機を提供する。 【解決手段】 主制御部60のROM64にはサブ制御
部(70,80,90,100)へのコマンド送信を禁
止する時間が記憶される。そして、主制御部60による
処理が開始されたときは、ROM64に記憶された時間
だけサブ制御部(70,80,90,100)へのコマ
ンド送信が禁止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主制御部と、主制
御部から送信されたコマンドに基づいて電装装置を制御
するサブ制御部を備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、いわゆるパチンコ機等の遊技機に
おいては、遊技内容の複雑化に伴い、遊技機全体を制御
する主制御部はコマンド作成等の所定の処理のみを行
い、遊技機に備付けられた電装装置の制御は、装置毎に
設けられた制御部(以下、サブ制御部という)により行
われる。すなわち、主制御部はサブ制御部に送信するコ
マンドの作成・送信を行い、サブ制御部では送信されて
きたコマンドに基づいて電装装置の制御を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た主制御部と、サブ制御部により遊技機全体を制御する
ような制御システムでは、電源投入時や電源復帰時等に
おいて、主制御部から送信されたコマンドをサブ制御部
が受信できない場合が生じる。すなわち、各制御部で
は、電源投入時や電源復帰時等において行われる初期化
処理(準備処理)の内容の相違から、各制御部に電源が
供給されてから遊技可能な状態となるまでの立上げ時間
が異なる。このため、主制御部よりサブ制御部の方が立
上げ時間を多く必要とする場合等には、主制御部からコ
マンドを送信したときにサブ制御部が立上がっていない
ことがあり、このような場合サブ制御部がコマンドを受
信できないという事態となる。
【0004】本発明は上述した事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は電源投入時又は電源復帰時等にお
いて、主制御部から送信されたコマンドを確実にサブ制
御部において受信することができる遊技機を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段及び効果】上記課題を解決
するため請求項1に記載の遊技機は、主制御部と、主制
御部から送信されたコマンドに基づいて電装装置を制御
するサブ制御部を有する遊技機において、主制御部は、
サブ制御部へのコマンド送信を禁止する時間を記憶する
手段と、主制御部への電力の供給が開始されたときに処
理を起動する起動手段と、その起動手段により処理が開
始されたときから前記記憶手段に記憶した時間サブ制御
部へのコマンド送信を禁止する禁止手段とを備えた。上
記遊技機においては、電源投入時や電源復帰時等におい
て主制御部に電力が供給されると、主制御部による処理
が開始される。その際、記憶手段に記憶された時間だけ
サブ制御部へのコマンドの送信が禁止される。したがっ
て、記憶手段に記憶する時間を適宜設定することで、主
制御部からコマンドが送信されるときにサブ制御部をコ
マンド受信可能な状態とすることができる。したがっ
て、電源投入時や電源復帰時等において、主制御部から
送信されたコマンドはサブ制御部において確実に受信さ
れる。
【0006】また、請求項1に記載の遊技機において
は、前記遊技機には複数のサブ制御部が設けられてお
り、前記記憶手段にはサブ制御部毎にコマンド送信を禁
止する時間が記憶されており、前記禁止手段はサブ制御
部毎に前記記憶手段に記憶した時間コマンド送信を禁止
するようにしても良い(請求項2)。このような構成に
よればサブ制御部毎にコマンド送信を禁止する時間を変
えることができるので、コマンド受信が可能な状態とな
ったサブ制御部から順に、そのサブ制御部へのコマンド
送信を行うことができる。したがって、能率的に遊技機
を制御することができる。
【0007】なお、上記した本発明は、主制御部からサ
ブ制御部への一方向のみにデータ伝送されるように構成
されている遊技機において効果的に機能する。上記構成
によれば、サブ制御部から主制御部にデータが伝送でき
ず、主制御部はサブ制御部がいつ立上がったかを判断す
ることができないためである。
【0008】
【実施の形態】本発明を第1種パチンコ機に適用した一
実施の形態を図1乃至図5を用いて説明する。ここで、
図1は第1種パチンコ機の外観を示す正面図であり、図
2は図1に示すパチンコ機の制御システムを示すブロッ
ク図であり、図3はメイン制御部における処理のフロー
チャートであり、図4はコマンド送信処理のフローチャ
ートであり、図5は図柄表示部の処理を示すフローチャ
ートである。図1に示すようにパチンコ機10の遊技盤
面12には、図柄表示装置14、第1種始動口30、大
入賞口34等が適宜配置されている。第1種始動口30
は始動口センサ(図示しない)を有し、パチンコ球が入
賞すると通常の入賞口(後述する大入賞口34を含む)
と同様に、遊技盤の裏側に設けられた賞球装置54(図
示しない;ただし、図2のブロック図に表示)より賞球
(賞品球)を払い出す。また、大入賞口34は開閉蓋36
を有し、その開平蓋36はソレノイド(図示しない)に
より開閉駆動されるようになっている。開閉蓋36が開
放される期間は、例えば大入賞口34にパチンコ球が所
定個数(一般的には10個)入賞するか、開放してから
30秒間を経過するまでのいずれか早いほうで終了す
る。
【0009】遊技盤面12の略中央には、図1に示すよ
うに図柄表示装置14が組み付けられている。この図柄
表示装置14には、図柄表示器22と、特別図柄の変動
保留回数を表示する保留球ランプ28等が設けられてい
る。図柄表示器22は液晶表示器で構成され、その画面
上に3つの特別図柄が所定条件下で変動表示される。こ
の図柄表示器22に変動表示される特別図柄は、変動停
止時の図柄の組合せにより大当り遊技状態(大入賞口3
4が開放される状態)に移行するか否かを遊技者に認識
させる役割を果たす。ここで、特別図柄として用いる図
柄には、文字(英数字や漢字等)、記号、図形、絵柄等が
あるが、本実施の形態では数字(0〜9)を用いてい
る。なお、本実施の形態における図柄表示器22には液
晶表示器を用いたが、これ以外にもCRT表示器、LE
D表示器、プラズマ表示器等を使用することができる。
【0010】また、遊技機10には、図1に示すよう
に、上述した遊技盤面12以外にも、賞球や貸球を含む
パチンコ球を一時的に貯留する下血40、タバコの吸い
殻を入れる灰皿42、賞球の受皿である上皿46、上皿
46の内部に設けられて遊技状態に応じて効果音を発生
するスピーカ52等が設けられている。また、パチンコ
機10正面の適宜の位置には、パチンコ機10の遊技状
態に応じて発光するランプ類16等を備える。なお、こ
れら装置の機械的構造等については、公知のパチンコ機
に設けられたものと同一であり、その詳細な説明は省略
する。
【0011】次に、パチンコ機10によるパチンコ遊技
を実現するための制御システムの構成について、図2を
参照しながら説明する。図2に示すように、パチンコ機
10の制御システムは、パチンコ機10全体を制御する
メイン制御部60を中心に構成され、このメイン制御部
60と接続される各制御部(賞球制御部70,図柄制御
部80,音声制御部90,ランプ制御部100)から構
成される。なお、上記メイン制御部60、賞球制御部7
0、図柄制御部80、音声制御部90、ランプ制御部1
00には、ホールのAC電源から電源回路(図示しな
い)を介して同時に電力が供給されるように構成されて
いる。
【0012】メイン制御部60は、CPU62と、CP
U62とバス69を介して接続されるROM64、RA
M66、通信制御回路68等を有する。CPU62は、
ROM64に格納されている遊技制御プログラムを実行
してパチンコ機10を制御する。この遊技制御プログラ
ムには、賞球制御部70,図柄制御部80,音声制御部
90,ランプ制御部100に送信するコマンドを作成す
る処理、作成したコマンドを送信する処理等を実現する
ためのプログラムが含まれる。また、ROM64には、
賞球制御部70,図柄制御部80,音声制御部90,ラ
ンプ制御部100毎にコマンド送信が禁止される時間を
規定するコマンド送信禁止時間設定値(整数値)が記憶
されている。例えば、コマンド送信禁止時間設定値とし
てnを設定した場合、メイン制御部60の処理周期をt
とするとコマンド送信を禁止する時間はn×tとなる。
このコマンド送信を禁止する時間は、賞球制御部70,
図柄制御部80,音声制御部90,ランプ制御部100
における電源投入時(又は停電後の電源復帰時)からコ
マンド受信が可能となるまでの時間(立ち上がり時間)
よりも長くなるように、それぞれコマンド送信禁止時間
設定値が設定されている。したがって、制御部毎にコマ
ンド受信が可能となるまでの時間が相違する場合は、コ
マンド送信禁止時間設定値は制御部毎に異なる値に設定
される。RAM66は、CPU62が各処理を行うため
のデータ、入出力信号、CPU62で作成したコマンド
等が格納される。また、RAM66には、上述したコマ
ンド送信禁止時間設定値で規定された時間(n×t)を
カウントするためにコマンド送信禁止カウンタが設けら
れ、このコマンド送信禁止カウンタにカウント値が記憶
される。なお、コマンド送信禁止カウンタは、各制御部
(賞球制御部70,図柄制御部,音声制御部90,ラン
プ制御部100)毎にそれぞれ設けられる。通信制御回
路68は、各制御部(賞球制御部70,図柄制御部,音
声制御部90,ランプ制御部100)に所要のコマンド
を送信するための回路である。
【0013】上述したメイン制御部60に接続される賞
球制御部70は、CPU、ROM、RAMを備えたマイ
クロコンピュータ(以下、単にマイクロコンピュータと
いう)を中心に構成され、メイン制御部60から出力さ
れたコマンドに基づいて賞球装置54から賞球を払出す
制御を行う。同様に図柄制御部80も、マイクロコンピ
ュータを中心に構成され、メイン制御部60から出力さ
れたコマンドに基づいて図柄表示器22に画像(例え
ば、特別図柄、装飾図柄等)を表示する。また、音声制
御部90、ランプ制御部100も、マイクロコンピュー
タを中心に構成され、メイン制御部60から出力された
コマンドに基づいて、それぞれスピーカ52、ランプ1
6の駆動制御を行う。したがって、本実施の形態におい
ては、メイン制御部60が請求項にいう主制御部とな
り、賞球制御部70,図柄制御部80,音声制御部9
0,ランプ制御部100が請求項にいうサブ制御部とな
り、賞球装置54,図柄表示器22,スピーカ52,ラ
ンプ16が請求項にいう電装装置となる。また、メイン
制御部60と各賞球制御部70,図柄制御部80,音声
制御部90,ランプ制御部100との間のデータ通信
は、メイン制御部60からのみデータ送信可能な1方向
通信で行われる。これは、各制御部からメイン制御部6
0へのデータ送信を禁止することで、遊技機の主たる制
御を行うメイン制御部60のRAM66の書き換え等に
より不当な利益を得る不正行為を防止するためである。
なお、上述した賞球制御部70,図柄制御部80,音声
制御部90,ランプ制御部100の構成は、従来公知の
パチンコ機と同様であるので、ここではその詳細な説明
は省略する。
【0014】上記のように構成されるパチンコ機10に
おいて、電源投入時(又は停電後の電源復帰時)のパチ
ンコ機10の動作についてメイン制御部60の動作を中
心に図3,図4を参照して説明する。パチンコ機10に
電源投入されると、上述した各制御部(メイン制御部6
0,賞球制御部70,図柄制御部80,音声制御部9
0,ランプ制御部100)には電源回路を介して電源供
給が開始される。電源が供給された各制御部は、各制御
部に生じる電圧がその制御部の動作可能電圧となるとシ
ステムリセット回路が動作し、そのシステムリセット回
路から出力されるシステムリセット信号に基づいて所定
の処理(初期化処理)が開始される。
【0015】まず、メイン制御部60の動作について図
3、図4を用いて説明する。図3に示すように、メイン
制御部60はシステムリセット信号が入力されると、R
AM66の異常有無のチェックや入出力ポートの初期化
等の初期化処理を行う(S10)。初期化処理が行われ
ると、次に、ROM64に記憶した各サブ制御部毎に設
定したコマンド送信禁止時間設定値をRAM66内に読
み込み、その値をコマンド送信禁止カウンタに設定する
(S12)。したがって、ステップS12の段階では、
コマンド送信禁止カウンタに設定されるカウント値は、
ROM64に記憶したコマンド送信禁止時間設定値の値
そのものである。上述したステップS10、ステップS
12の処理が終了すると、メイン制御部60における準
備処理(立ち上げ処理)が終了し、メイン処理に移行す
る。
【0016】メイン処理に移行すると、まず、メイン制
御部60は入出力処理を行う(S14)。具体的には、
入力ポートに信号を受信したか否かの確認処理、受信し
ている場合に受信した信号をCPU62で取扱うことが
できる信号への変換処理、及び、必要に応じて駆動装置
への駆動信号の出力処理(例えば、大入賞口36を開放
するためのソレノイドへの駆動信号の出力等)等を行
う。次に、ステップS14で処理した入力信号等に基づ
いて、コマンドの作成処理を行う(S16)。例えば、
始動口センサから出力された検出信号を受信した場合に
は、図柄制御部80に送信するコマンド(変動パター
ン、左・中・右特別図柄の停止図柄を特定するためのコ
マンド等)や、音声制御部90に送信するコマンド(特
別図柄の変動表示に併せて効果音を発生させるためのコ
マンド)等が作成される。なお、電源投入時において
は、図柄表示器22にデモ画像(客待ち状態であること
を示す画像)を表示するためのコマンドを作成し、スピ
ーカ52からデモ効果音(客待ち状態であることを示す
効果音)を発生させるためのコマンドを作成し、ランプ
16にデモ効果光を発光するためのコマンドを作成す
る。また、停電からの電源復帰時においては、払出すべ
き賞球情報がバックアップされている場合には払出しコ
マンドを、また、特別図柄の変動表示の保留がバックア
ップされている場合には、図柄表示器22に特別図柄を
変動表示するためのコマンド、スピーカ52から効果音
を発生させるためのコマンド、ランプ16から効果光を
発光するためのコマンドを作成する。このステップS1
6の処理により作成されたコマンドは、RAM66の所
定のアドレスに格納される。
【0017】上述したステップS16で各制御部に送信
するコマンドが作成されると、次に、賞球制御部70,
図柄制御部80,音声制御部90,ランプ制御部100
にコマンドを送信する処理が行われる(S17、18、
19、20)。なお、本実施の形態では、コマンドを送
信する制御部が違ってもメイン制御部60におけるコマ
ンド送信処理の手順は相違しないため、メイン制御部6
0から図柄制御部80にコマンドを送信する場合のみ、
図4を参照して説明する。
【0018】コマンド送信処理では、図4に示すよう
に、RAM66に設けた図柄制御部80用のコマンド送
信禁止カウンタの値が0となっている否かを判定する
(S22)。なお、メイン処理に移行した最初の処理に
おいては、コマンド送信禁止カウンタの値はROM64
に設定したコマンド送信禁止時間設定値の値であるの
で、ROM64に設定した値が0でない限りステップS
22の判定はNOとなる。コマンド送信禁止カウンタの
値が0でない場合〔ステップS22でNOの場合〕に
は、コマンド送信禁止カウンタの値を1減算する処理を
行い(S34)、そのままコマンド送信処理を終了す
る。一方、コマンド送信禁止カウンタの値が0の場合
〔ステップS22でYESの場合〕には、ステップS2
4に進み、送信コマンドが有るか否かを判定する(S2
4)。具体的には、上述したステップS16で図柄制御
部80に送信するためのコマンドを作成しているかいな
か(RAM66の所定のアドレスにコマンドが格納され
ているか否か)で判定する(以上、コマンド送信禁止ス
テップ)。送信するコマンドが無い場合〔ステップS2
4でNOの場合〕には、そのままコマンド送信処理を終
了し、一方送信するコマンドが有る場合〔ステップS2
4でYESの場合〕には、次にステップS26に進み、
RAM66に格納されているコマンドをCPU62内に
読み込む(S26)。次に、通信制御回路68の所定の
出力ポートにステップS26で読み込んだコマンドをセ
ットし(S28)、セレクト信号を図柄制御部80に出
力する(S30)。しかる後、ライト信号を所定時間
〔図柄制御部80でコマンドを受信可能な時間〕だけ出
力する(S32)。これにより、図柄制御部80に通信
制御回路88の出力ポートにセットされたコマンドが送
信される。図柄制御部80へのコマンドの送信処理が終
了すると、図1に戻って、上述した手順と同様の手順
で、音声制御部90へのコマンド送信(S18)、ラン
プ制御部90へのコマンド送信(S19)、賞球制御部
70へのコマンド送信(S20)を行う。そして、メイ
ン制御部60は、所定の時間が経過するとステップS1
4に戻り、以後所定の周期でステップS14からステッ
プS20までの処理を繰り返す。
【0019】次に、各制御部(賞球制御部70,図柄制
御部80,音声制御部90,ランプ制御部100)の電
源投入時(又は電源復帰時)の動作を簡単に説明する。
なお、本実施の形態では、電源投入時(又は電源復帰
時)において各制御部で行われる処理は、基本的には同
一の処理が行われるため、以下の説明では図柄制御部8
0の処理のみを、図5を参照して説明する。図柄制御部
80に供給される電力により、図柄制御部80の電圧が
所定の電圧に達するとシステムリセット回路が作動し、
図柄制御部80は、RAMの異常有無のチェックや入出
力ポートの初期化等の初期化処理を行う(S36)。こ
の処理により、図柄制御部80はコマンド受信が可能な
状態となる。
【0020】このようなコマンド受信が可能な状態とな
った後、メイン制御部60から出力されたライト信号を
(図4のステップS32参照)割込み端子に受信する
と、図柄制御部80は、メイン制御部60から送信され
たコマンドの受信処理を行う(S38)。具体的には、
ライト信号の割り込み処理が入った場合、まず図柄制御
部80はセレクト信号が出力されているかどうかを判定
する。すなわち、図4のステップS30で示すようにメ
イン制御部60は、コマンド送信時にセレクト信号を出
力するため、セレクト信号の状態でメイン制御部60が
送信状態にあるかどうかを判断する。そして、セレクト
信号が出力されていない場合は、メイン制御部60がコ
マンド送信している状態ではないと判断し、図柄制御部
80の入力ポートに受信したコマンドデータを取り込ま
ず処理を終了する。逆に、セレクト信号が出力されてい
る場合は、メイン制御部60がコマンド送信している状
態であると判断し、図柄制御部80の入力ポートに受信
したコマンドデータを有効なコマンドデータとして、受
信バッファの記憶領域に書き込みを行う。そして、ステ
ップS38の受信処理が終わると、その受信したコマン
ドに基づいて所定の処理(特別図柄の変動表示処理等)
を行う(S40)。そして、コマンド受信する毎(ライ
ト信号を受信する毎)にステップS38に戻り、ステッ
プS38からの処理を繰り返す。なお、上述したメイン
制御部60から送信されたコマンドに基づくステップS
40の遊技処理は、各制御部でそれぞれ異なることとな
るが、他の処理、すなわち、ステップS36、S38の
初期化処理及びコマンド受信処理は各制御部で共通とな
る。
【0021】上述したことからも明らかなように、本実
施の形態のパチンコ機10においては、メイン制御部6
0はコマンド送信禁止カウンタの値が0となるまで各制
御部にコマンドを送信しない。したがって、電源投入時
(又は電源復帰時)にコマンド送信禁止カウンタに読み
込まれる値(コマンド送信禁止時間設定値)を適宜設定
してやることで、各制御部へのコマンドの送信を意図し
た時間だけ遅らせることができる。このため、本実施の
形態ではメイン制御部60からコマンドが送信されると
きには、各制御部がコマンド受信可能な状態となってい
る。また、本実施の形態のパチンコ機10では各サブ制
御部毎にコマンド送信禁止時間設定値が設定されるた
め、受信準備が完了した制御部(立ち上げ処理が完了し
た制御部)から順にコマンドが送信され効率的な制御が
行われる。特に、図柄表示器22、スピーカ52、ラン
プ16は、抽選の演出として用いるため比較的同期して
動作させる必要があるが、賞球装置54はこれらの装置
とは独立に動作するため、このような構成は効果的であ
る。さらに、コマンド送信禁止カウンタの値が0となる
前からコマンドが作成されているため、受信準備が整っ
た制御部には即座にコマンドを送信することができる。
また、本実施の形態のパチンコ機10では、電源投入時
や電源復帰時にメイン制御部60から送信されたコマン
ドが図柄制御部80,音声制御部90,ランプ制御部1
00により確実に受信されるため、図柄表示器22にデ
モ画面、スピーカ52からデモ効果音、及びランプ16
が発光され、客待ち状態であることが確実に表示され
る。したがって、パチンコ機10が故障であると誤って
判断されることはなく、逆に、このようなデモ画面等が
表示されないときはパチンコ機が故障であると即座に判
断することができる。
【0022】以上、本発明の好適な一実施の形態につい
て説明したが、本発明は上述した実施の形態に限られる
ことなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を
施した形態で実施することができ、例えば、次に示す各
形態で実施することも可能である。
【0023】(形態1) 前記遊技機には複数のサブ制
御部が設けられており、前記記憶手段には前記複数のサ
ブ制御部における立ち上げ時間のうち最も長い時間と同
一又はより長い時間が一つだけ記憶されていることを特
徴とする請求項1に記載の遊技機。このような構成によ
れば、記憶手段に記憶する時間を最も立上げ時間を要す
るサブ制御部に併せて一つだけ設定しておけば、サブ制
御部毎に時間を設定しなくても主制御部から送信された
コマンドを各サブ制御部において確実に受信することが
できる。したがって、上記構成によれば一つの時間だけ
設定すれば良いので、簡易に制御を行うことができる。
すなわち、上述した実施の形態においては、賞球制御部
70、図柄制御部80、音声制御部90、ランプ制御部
100毎にコマンド送信禁止時間設定値を設定したが、
形態1に記載するようにコマンド送信禁止時間設定値を
一つだけ設定するようにしても良い。この場合は、コマ
ンド送信禁止時間設定値は、最も立ち上げ処理に時間が
かかる制御部に応じて設定すれば良い。このような構成
によっても、各制御部においてメイン制御部60から送
信されたコマンドを確実に受信することができる。ま
た、このような構成を採用した場合には、RAM66に
設定するコマンド送信禁止カウンタが一つで済み、RA
M66のメモリを有効に活用することができる。さら
に、コマンド送信禁止カウンタが一つであるため、コマ
ンド送信禁止カウンタが0となったか否かの判定も1回
で済み、各制御部毎にカウンタ値を判断してコマンド送
信する必要が無い。
【0024】(形態2) 前記禁止手段は、主制御部に
よる処理が開始されたときに前記記憶手段に記憶された
時間だけ時間をカウントする手段と、そのカウント手段
でカウントが行われている間、サブ制御部へ送信するコ
マンドの作成を禁止する作成禁止手段により構成される
請求項1又は2に記載の遊技機。上記構成によれば、主
制御部における処理が開始されたとき、カウント手段に
より所定の時間だけ時間がカウントされ、そのカウント
されている間はサブ制御部に送信するコマンドの作成が
禁止される。したがって、コマンドの作成自体が行われ
ないため、主制御部からコマンドが送信されるときには
サブ制御部をコマンド受信可能な状態とすることができ
る。すなわち、上述した実施の形態においては、作成し
たコマンドの送信を禁止したが、形態2に記載するよう
にコマンドの作成自体を禁止するようにしても良い。
【0025】なお、上述した実施の形態においては、R
AM66に設けたコマンド送信禁止カウンタの値を減算
していき0となったか否かでコマンド送信可能か否かを
判断したが、このような構成に限られず、コマンド送信
禁止カウンタに処理毎に1を足していき(カウントアッ
プを行い)、この値がROM64に設定したコマンド送
信禁止時間設定値と一致したときにコマンド送信可能と
判断するようにしても良い。
【0026】また、上述した実施の形態においては、メ
イン制御部60からコマンドを送信された各制御部(賞
球制御部70、図柄制御部80、音声制御部90、ラン
プ制御部100)が直接電装装置(図柄表示器22、賞
球装置54、スピーカ52、ランプ16)を制御するよ
うに構成した。しかしながら、本発明はこのような構成
に限られず、メイン制御部から送信されたコマンドに基
づいてサブ制御部が更にコマンドを作成し、このサブ制
御部で作成・送信されるコマンドに基づいて各装置を制
御する制御部(いわゆる、孫制御部)を設けるように構
成しても良い。この場合には、孫制御部が受信可能状態
となるまで、メイン制御部がサブ制御部にコマンド送信
することを禁止するような構成としても良いし、又は、
サブ制御部が孫制御部にコマンド送信することを禁止す
るような構成としても良い。
【0027】さらに、上述した実施の形態は、本発明を
第1種パチンコ機に適用した例であったが、本発明はこ
の他にも、例えば、スロットマシン、アレンジホール
機、雀球遊技機、テレビゲーム機等の各種遊技機に適用
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1種パチンコ機の外観を示す正面図
【図2】図1に示すパチンコ機の制御システムを示すブ
ロック図
【図3】メイン制御部における全体の処理を示すフロー
チャート
【図4】コマンド送信処理を示すフローチャート
【図5】図柄表示部の処理を示すフローチャート
【符号の説明】
10・・パチンコ機 22・・図柄表示器 30・・第1種始動口 36・・大入賞口 100・・メイン制御部 130・・停電検出部 140・・電力供給部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主制御部と、主制御部から送信されたコ
    マンドに基づいて電装装置を制御するサブ制御部を有す
    る遊技機において、 サブ制御部へのコマンド送信を禁止する時間を記憶する
    手段と、 主制御部による処理が開始されたときに、前記記憶手段
    に記憶した時間サブ制御部へのコマンド送信を禁止する
    禁止手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記遊技機には複数のサブ制御部が設け
    られており、前記記憶手段にはサブ制御部毎にコマンド
    送信を禁止する時間が記憶されており、前記禁止手段は
    サブ制御部毎に前記記憶手段に記憶した時間コマンド送
    信を禁止することを特徴とする請求項1に記載の遊技
    機。
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