JP2001320776A - 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体

Info

Publication number
JP2001320776A
JP2001320776A JP2000140045A JP2000140045A JP2001320776A JP 2001320776 A JP2001320776 A JP 2001320776A JP 2000140045 A JP2000140045 A JP 2000140045A JP 2000140045 A JP2000140045 A JP 2000140045A JP 2001320776 A JP2001320776 A JP 2001320776A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless terminal
password
area
base station
predetermined area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000140045A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Horie
淳一 堀江
Kazunori Kamo
和徳 加茂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AKESESU KK
Axess Corp
Original Assignee
AKESESU KK
Axess Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by AKESESU KK, Axess Corp filed Critical AKESESU KK
Priority to JP2000140045A priority Critical patent/JP2001320776A/ja
Publication of JP2001320776A publication Critical patent/JP2001320776A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】無線端末機が盗難にあったような場合でも、無
線端末機の不正な使用を防止して、セキュリティを確保
する。 【解決手段】無線端末機1はGPS衛星10により現在
位置を検出し、通信開始時に現在位置データを無線基地
局2a〜2cへ送信する。この現在位置から無線端末機
1が所定のエリア内にあるか否かを判別し、所定エリア
の外にある場合はパスワードの入力を要求する。パスワ
ードが正しければエリアの再設定により無線端末機1を
使用可能とし、パスワードが正しくなければ無線端末機
1の内部データを消去して使用を禁止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯型無線端末機
の不正使用を防止するためのセキュリティシステムに関
し、また当該システムにおいて用いられる無線端末機お
よびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワークの整備により、携帯電
話機、モバイルコンピュータ、GPS端末、業務用ハン
ディターミナルなど、多種の携帯型無線端末機が各方面
で普及している。特に携帯電話機は、従来の電話機のよ
うに音声を送るだけでなく、文字や画像も送ることがで
き、またインターネット等を通して各種の情報配信が可
能であることから、近年爆発的な普及をみせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな携帯型の無線端末機は、持ち運びや移動が自由なだ
けに、重要なデータ処理を行なうものや、海外電話など
の高額な取引ができるものでは、盗難された場合の被害
が大きい。現に、盗んだ端末機から顧客データを抜き取
って悪用したり、海外に電話したい者に盗んだ携帯電話
を貸与するような犯罪が発生しており、社会問題化して
いる。
【0004】そこで本発明の課題は、携帯型無線端末機
が盗難にあったような場合でも、無線端末機の不正な使
用を防止して、セキュリティを確保することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、無線基地局が無線端末機から受信した
情報に基づいて、当該無線端末機が所定のエリア内にあ
るか否かを判別し、所定エリアの外にあると判別された
場合に、無線端末機の内部データを変更して使用不能状
態とする。
【0006】このようにしたことで、無線端末機が盗難
されて所定のエリアから持ち出された場合には、端末機
の内部データが強制的に変更されるため、端末機は通常
の使用ができなくなり、これによって盗難者による不正
使用が防止される。データを強制的に変更する最も簡単
な方法は、データを消去することである。しかし、これ
に限らず、たとえば無効なデータに置き換えるような方
法でもよい。
【0007】また、本発明では、所定エリアの外にある
無線端末機に対してパスワードの入力を要求し、入力さ
れたパスワードが正しい場合に新たなエリアの設定を受
け付け、設定された新たなエリア内で無線端末機を使用
可能としている。
【0008】これによると、正規の所有者が無線端末機
を所定エリアから外に持ち出した場合は、所有者がパス
ワードを入力してエリアを再設定することで、無線端末
機を使用できるようになる。一方、盗難によって無線端
末機が所定エリアから外に持ち出された場合は、正しい
パスワードを入力しない限り、無線端末機は使用可能状
態とはならない。このため、盗難と正規の所有者による
持ち出しとを区別して処理することができる。
【0009】無線端末機が所定エリア内にあるか否かを
判別するには、たとえばGPSを用いる方法がある。す
なわち、無線端末機にGPSセンサを設け、このGPS
センサで測位した現在位置の情報を無線基地局へ送信し
てエリア内外の判別を行なえばよい。これによると、G
PSによって無線端末機の正確な現在位置がわかるの
で、精度のよいシステムが実現できる。
【0010】また、上記に代えて、無線端末機と無線基
地局との間の通信を利用して、無線端末機の位置を検索
し、その結果から現在位置を算出してもよい。これによ
ると、無線端末機にGPSセンサが不要となって、シス
テムが簡略化される。
【0011】次に、本発明に係る記録媒体は、エリア外
にある無線端末機において入力されたパスワードが正し
い場合に新たなエリアを設定し、この新たなエリア内で
無線端末機を使用可能にするとともに、入力されたパス
ワードが不正な場合に無線端末機を使用不能とするため
のセキュリティ用プログラムを記録したものである。記
録媒体の形態としては、CD−ROM、FD、ICカー
ド、半導体メモリなど種々の形態がある。本発明のシス
テムでは、上記プログラムをサーバのファイルに格納し
ておき、これを無線端末機に配信するような運用も可能
である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につき、
図を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る携帯
型無線端末機のセキュリティシステムの一例を示す構成
図である。図において、1は携帯型の無線端末機、2a
は無線端末機1との間で通信を行なう無線基地局、3は
専用回線、4は専用回線3を介して無線基地局2aが受
信したデータを受け取り、また専用回線3を介して無線
基地局2aからデータを送信する中継機関、5は中継機
関4に設置されたサーバ、6は回線網、7〜9は無線端
末機1からデータを受け取って処理するデータ処理機関
である。なお、2bおよび2cも無線基地局であって、
図示は省略しているが、無線基地局2aと同様に専用回
線を介して中継機関4と結ばれている。したがって、中
継機関4はネットワークによって各無線基地局2a〜2
cとつながっており、これらの基地局を通して各無線端
末機1の位置情報を統括管理する。
【0013】10は地球の自転周期と等しい公転周期を
もつGPS(Global PositioningSystem)衛星であっ
て、無線端末機1に対して現在位置に関する情報を送信
する静止衛星である。図1ではGPS衛星10は1つし
か図示されていないが、実際には3つもしくは4つの衛
星が用いられ、それぞれ2次元測位、3次元測位を行な
うようになっている。
【0014】図2は、無線端末機1の外観を示す斜視図
である。ここでは、無線端末機1は携帯型のカード決済
用端末として構成されている。ただし、これは一例であ
って、携帯電話機やモバイルコンピュータ等であっても
よい。図2において、21は無線端末機の本体を構成す
る筐体、22はテンキーや各種キーを含む入力部、23
は取引データ等が表示される表示部、24は上述したG
PS衛星10からの位置データを受信するGPSセン
サ、25は無線基地局2a〜2cとの間で通信を行なう
ための無線アンテナ、26はクレジットカードや銀行キ
ャッシュカードなどのカード27が挿入されてハンドス
キャンされるスリット、28はエリアを設定するための
エリア設定キー、29は項目を選択する場合等に操作す
る決定キーである。
【0015】図3は、無線端末機1の電気的構成を示す
ブロック図である。22は入力部、23は表示部、24
はGPSセンサで、これらは図2に示したものと同じも
のである。30はカード27の情報を読み取るカード読
取部、31は取引明細票などを印字する印字部、32は
無線基地局2a〜2cとの間で通信を行なう無線通信
部、33はROM・RAM等のメモリからなる記憶部、
34はマイクロコンピュータからなる制御部、35は電
源を供給する電源部である。入力部22やカード読取部
30からの入力に基づいて生成された取引データは、無
線通信部32から図2のアンテナ25を介して送信され
る。この取引データは、たとえばパケット形式からな
り、機密保持のために暗号化されている。
【0016】図1において、無線端末機1から送信され
た取引データは無線基地局2aで受信され、専用回線3
を通して中継機関4へ送られる。中継機関4は、受信し
たデータをその内容に応じて回線網6を介してデータ処
理機関7〜9へ振分ける。データ処理機関7〜9は、こ
こでは銀行やカード会社などである。このとき、中継機
関4では受信したデータをそのまま各機関に振分けても
よいし、必要な加工(たとえば電文やフォーマットの変
換、データの集計および分析など)を施してから各機関
に振分けてもよい。データ処理機関7〜9では、中継機
関4から送られてきた取引データに基づいて、取引決済
等の処理を行なう。他の無線基地局2b,2cが受信し
たデータについても、上記と同様の処理が行なわれる。
【0017】以上のようなシステムにおいて、無線端末
機1は特定のエリアにおいてのみ使用が可能となってい
る。図4はエリアを示しており、エリアA,B,Cはそ
れぞれ無線基地局2a,2b,2cからの電波の届く範
囲である。ここでは、無線端末機1はエリアA内におい
て使用できるように、あらかじめ設定がされている。こ
の設定は、図3の記憶部33の有効エリア設定テーブル
33aにおいて行なわれ、テーブル33aには有効エリ
アとしてエリアAが設定されている。また、中継機関4
にも、各無線端末機ごとにその有効エリアが登録されて
いる。エリアA内では、無線端末機1は主として無線基
地局2aと通信を行なうが、エリアAはその一部がエリ
アB,Cと重複しており、この重複領域では無線基地局
2b,2cとも通信が可能となっている。
【0018】こうして、無線端末機1はエリアA内にお
いてのみ使用可能とされ、無線端末機1がエリアB(エ
リアAとの重複領域は除く)あるいはエリアC(同前)
へ移動した場合には、後述するように、パスワードを入
力してエリアを再設定しないと使用ができないようにな
っている。また、パスワードを入力しても、それが正し
いパスワードでない場合には、無線端末機1が不正に使
用されているとみなして、端末機1の内部データを消去
し、使用ができないようにしている。一方、入力された
パスワードが正しい場合には、無線端末機1の正規の所
有者がエリアA外へ持ち出したとみなして、エリアBあ
るいはエリアCを新たなエリアとして設定し、設定され
たエリア内での使用を許可する。これらの詳細につき、
以下、図5および図6のフローチャートを参照しながら
説明する。
【0019】図5は、図1のシステムにおける全体の動
作を示すフローチャートである。無線端末機1では、常
時、GPSセンサ24がGPS衛星10から位置データ
を受信していて、端末機1の現在位置が検出されている
(ステップS1)。無線端末機1が取引データを送信す
るために通信を開始すると(ステップS2)、まず無線
端末機1の現在位置データ(緯度と経度)が送信される
(ステップS3)。このとき、無線端末機1の有効エリ
ア設定テーブル33aに記憶された設定エリアの情報も
同時に送信される。無線基地局2a〜2cのうち、無線
端末機1と交信可能な基地局が現在位置データを受信す
ると、各基地局では、このデータに基づき当該基地局と
無線端末機1との距離を演算して求める(ステップS
4)。
【0020】次に、求めた距離から無線端末機1がエリ
アA内にあるか否かを判別する(ステップS5)。無線
端末機1がエリアA内にあれば、ステップS1へ戻って
上述した動作を反復する。一方、無線端末機1がエリア
A内になければ、ステップS6以下の処理を行なう。た
とえば、無線端末機1が図4のようにエリアB内にある
とする。このとき無線基地局2bは、無線端末機1から
の送信信号を受信して、端末機1の識別番号や、端末機
1の所在位置がエリアB内であることの情報を、中継機
関4へ送信する。中継機関4では、この情報に基づい
て、無線端末機1の登録エリアがあらかじめ登録されて
いるエリアAであるかを判定し、エリアA外にある無線端
末機1に対して、端末機内部の情報を消去するためのデ
ータを、無線基地局2bを介して送信する(ステップS
6)。
【0021】無線端末機1がこの消去用データを受信す
ると(ステップS7)、端末機1の表示部23にはアラ
ームが表示される(ステップS8)。このアラームは、
たとえば図7に示すような警報メッセージとして表示さ
れ、操作者に対してパスワードの入力を要求する。パス
ワードが入力されると(ステップS9)、入力されたパ
スワードが正しいかどうかが判定され(ステップS1
0)、パスワードが正しければ、無線端末機1をエリア
再設定モードにしてエリアの再設定を行い(ステップS
11)、端末機の使用を可能とする。一方、パスワード
が正しくなければ、無線端末機1の内部データを消去
し、端末機を使用不能状態にする(ステップS12)。
【0022】図6は、エリア再設定時の無線端末機1の
動作を示すフローチャートである。図7の警報メッセー
ジが表示部23に表示された後(ステップS21)、パ
スワードの入力を受け付け(ステップS22)、入力さ
れたパスワードの正否を判定する(ステップS23)。
以上の各ステップは、図5のステップS8〜S10に対
応する。パスワードが正しければ、無線端末機1の表示
部23に、たとえば図8に示すようなエリア再設定を案
内するメッセージが表示され(ステップS24)、エリ
ア設定キー28(図2参照)の操作を促す。
【0023】エリア設定キー28が押されると(ステッ
プS25)、表示部23に、たとえば図9に示すような
エリア一覧画面が表示され(ステップS26)、エリア
の選択を促す。図9の40はカーソルを表しており、入
力部22のキー操作でカーソル40を上下に移動させ、
希望のエリアにカーソル40が来たときに決定キー29
を押すことで、エリアの選択が行なわれる(ステップS
27)。エリアが選択されると、そのエリアが記憶部3
3の有効エリア設定テーブル33aに設定される(ステ
ップS28)。上例では、エリアAに加えてエリアBが
新たに設定されることになる。また、この設定情報は無
線基地局2bへ送信され、ここから中継機関4に送られ
てデータとして登録・記憶される。こうしてエリアの再
設定を行なった後、無線端末機1は新たなエリア内にお
いて使用が可能となる(ステップS29)。以上のステ
ップS24〜S29は、図5のステップS11の詳細な
手順を示している。
【0024】なお、無線端末機1は、最初に電源を投入
した時点でパスワードを入力して、パスワードが正しけ
ればエリアの設定が行なえるようになっており、このと
きもエリア設定キー28を押すと図9で示したエリア一
覧画面が表示され、以後は上述した再設定の場合と同様
の動作が行なわれる。
【0025】一方、ステップS23において、入力され
たパスワードが正しくないと判定された場合は、無線端
末機1の表示部23に、たとえば図10のような使用不
可のメッセージを表示するとともに(ステップS3
0)、無線端末機1の内部データを消去する(ステップ
S31)。これによって、無線端末機1は使用不能の状
態となる。以上のステップS30,S31は、図5のス
テップS12に対応する。
【0026】上記の例では、パスワードが正しくない場
合に、直ちに無線端末機1の内部データを消去するよう
にしたが、正当な所持者であってもパスワードを間違っ
て入力する場合があるので、パスワードが正しくない場
合には、たとえば図11のような再度のパスワード入力
を求めるメッセージを表示し、再入力したパスワードも
間違っていた場合に内部データを消去するようにしても
よい。また、内部データを消去するのに代えて、内部デ
ータを無効なデータに置き換えてもよい。
【0027】図6のフローチャートで示される一連の処
理は、無線端末機1の制御部34を構成するマイクロコ
ンピュータによって実行され、これを実行するためのセ
キュリティ用プログラムは、記憶部33のROMにあら
かじめ格納されている。あるいは、このプログラムをた
とえばICカードに記録しておき、カード読取部30で
読み取って記憶部33へ格納するようにしてもよい。そ
の他、無線端末機1の種類によっては、上記プログラム
を記録したCD−ROMもしくはFD等から記憶部33
にインストールすることもできる。さらに、上記セキュ
リティ用プログラムを、中継機関4のサーバ5(図1参
照)のファイルに格納しておき、このサーバ5から無線
基地局2aを介して無線端末機1へ配信することもでき
る。以上のようなROM、ICカード、CD−ROM、
FD、ファイル等は、本発明の記録媒体を構成する。
【0028】図12は、記憶部33の記憶内容をテーブ
ルで示したものであり、(a)はROM、(b)はRA
Mの記憶内容の一部をそれぞれ表している。ROM33
1には、上述のセキュリティ用プログラムPが格納され
ている。また、RAM332には、有効エリア設定テー
ブル33aや各種データ33bが格納されている。デー
タ33bは、たとえば無線端末機1の加盟店番号、端末
機識別番号、操作者パスワード、設定エリアコード、ダ
イアル先電話番号などである。これらのデータ33b
は、前述のように、パスワードが不正な場合に、消去さ
れたり無効なデータに書き換えられたりする。
【0029】以上のようなシステムによれば、無線端末
機1が盗難されて所定のエリアから持ち出された場合に
は、パスワードを入力しない限り端末機1は使用可能と
ならず、また、パスワードを入力してもそれが正しいも
のでなければ、内部データが消去されて端末機1は使用
できなくなるから、盗難者による不正使用を有効に防止
することができる。また、正規の所有者によるエリア外
への持ち出しの場合は、パスワードを入力してエリアを
再設定すれば無線端末機は使用可能となるから、盗難と
正規の所有者による持ち出しの双方に対応することがで
きる。さらに、GPSによって無線端末機1の位置を求
めているので、正確な現在位置を算出でき、システムの
精度が向上する。
【0030】図13は、本発明の他の実施形態を示すシ
ステム構成図である。図13において、図1と同一部分
には同一符号を付してある。本実施形態は、図1のGP
S衛星10により無線端末機1の現在位置を求める代わ
りに、無線基地局2a〜2cと無線端末機1間の通信を
利用して、端末機1の現在位置を検索し、当該現在位置
に基づいて無線端末機1が所定エリア内にあるか否かを
判別するようにしたものである。この場合は、無線端末
機1と複数の無線基地局間の電波到達時間を計測するこ
とにより、端末機1の位置を計算によって求めることが
できる。このような無線端末機の位置検索は、すでにP
HS(Personal Handy-phone System)などにおいても
実用化されており、この原理をそのまま利用することが
できる。
【0031】図14は、図13の実施形態における無線
端末機1の外観を示す斜視図であり、図2と同一部分に
は同一符号を付してある。また、図15は図14の無線
端末機1の電気的構成を示すブロック図であり、図3と
同一部分には同一符号を付してある。図2および図3と
対比すれば明らかなように、図14および図15におい
ては、GPSセンサ24が省略されている。その他の構
成は図2および図3と同一であり、また動作も図6と同
一である。この実施形態によると、無線端末機1にGP
Sセンサ24を設ける必要がないので、端末機1を小型
にすることができ、全体のシステムも簡略化される。
【0032】なお、以上の実施形態においては、無線端
末機1が所定のエリア外にある場合にまずパスワードを
入力し、これが不正なときに無線端末機1の内部データ
33bを消去や置換により変更するようにしたが、所定
のエリアから外へ持ち出された場合には、無条件に内部
データ33bを変更して使用を禁止するようにしてもよ
い。これは、無線端末機1が決まったエリアでしか使用
されない場合に有効な方法である。
【0033】また、上記実施形態では、パスワードが正
しい場合に、エリア設定キー28を押して、エリア一覧
画面から新たなエリアを選択するようにしたが、エリア
設定キー28を省略して、無線端末機1の現在位置から
新たなエリアを検出することにより、自動的にエリアを
再設定するようにしてもよい。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、無線端末機が所定のエ
リアから持ち出された場合に、内部データが強制的に変
更されて端末機が使用できなくなるので、盗難による不
正使用や悪用を有効に防止することができる。
【0035】また、パスワードを入力してこれが正しい
場合には、新たなエリアを設定することにより無線端末
機が使用可能となるので、正規の所有者の持ち出しに対
して支障が生じることがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すシステム構成図であ
る。
【図2】無線端末機の外観を示す斜視図である。
【図3】無線端末機の電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図4】エリアを示す図である。
【図5】送信データの一例を示す図である。
【図6】システムの全体動作を示すフローチャートであ
る。
【図7】無線端末機の動作を示すフローチャートであ
る。
【図8】表示部の表示例である。
【図9】表示部の表示例である。
【図10】表示部の表示例である。
【図11】表示部の表示例である。
【図12】記憶部の記憶内容をテーブルで示した図であ
る。
【図13】本発明の他の実施形態を示すシステム構成図
である。
【図14】他の実施形態における無線端末機の斜視図で
ある。
【図15】他の実施形態における無線端末機のブロック
図である。
【符号の説明】
1 無線端末機 2a,2b,2c 無線基地局 4 中継機関 5 サーバ 7,8,9 データ処理機関 10 GPS衛星 22 入力部 23 表示部 24 GPSセンサ 28 エリア設定キー 33 記憶部 33a 有効エリア設定テーブル 33b データ 34 制御部 A,B、C エリア P セキュリティ用プログラム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J104 AA07 EA03 KA01 NA01 NA05 NA27 NA38 NA41 NA42 NA43 PA02 5K067 AA32 BB04 DD17 EE02 EE10 HH12 HH24 JJ52 JJ56

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無線基地局と、この無線基地局との間で通
    信を行なう携帯型の無線端末機とからなるシステムであ
    って、 前記無線基地局が無線端末機から受信した情報に基づい
    て、当該無線端末機が所定のエリア内にあるか否かを判
    別し、所定エリアの外にあると判別された場合に、無線
    端末機の内部データを変更して使用不能状態にすること
    を特徴とする携帯型無線端末機のセキュリティシステ
    ム。
  2. 【請求項2】所定エリアの外にある無線端末機に対して
    パスワードの入力を要求し、入力されたパスワードが正
    しい場合に新たなエリアの設定を受け付け、設定された
    新たなエリア内で無線端末機の使用を可能とし、入力さ
    れたパスワードが正しくない場合に、無線端末機の内部
    データを変更して使用不能状態にする請求項1に記載の
    携帯型無線端末機のセキュリティシステム。
  3. 【請求項3】入力されたパスワードが正しくない場合
    に、無線端末機の内部データを消去する請求項2に記載
    の携帯型無線端末機のセキュリティシステム。
  4. 【請求項4】無線端末機の現在位置をGPSにより測位
    し、当該現在位置に基づいて無線端末機が所定のエリア
    内にあるか否かを判別する請求項1、2または3に記載
    の携帯型無線端末機のセキュリティシステム。
  5. 【請求項5】無線端末機と無線基地局との間の通信を利
    用して無線端末機の現在位置を検索し、当該現在位置に
    基づいて無線端末機が所定のエリア内にあるか否かを判
    別する請求項1、2または3に記載の携帯型無線端末機
    のセキュリティシステム。
  6. 【請求項6】無線基地局との間で通信を行なう携帯型の
    無線端末機であって、あらかじめ設定された所定のエリ
    ア内にある場合に使用が許可され、所定エリアの外にあ
    る場合に内部データが変更されて使用不能状態となるこ
    とを特徴とする携帯型無線端末機。
  7. 【請求項7】所定エリアの外にある場合にパスワードの
    入力を受け付け、入力されたパスワードが正しい場合に
    新たなエリアの設定を受け付け、設定された新たなエリ
    ア内で使用が可能となり、入力されたパスワードが正し
    くない場合に内部データが変更されて使用不能状態とな
    る請求項6に記載の携帯型無線端末機。
  8. 【請求項8】入力されたパスワードが正しくない場合に
    内部データが消去される請求項7に記載の携帯型無線端
    末機。
  9. 【請求項9】無線端末機の現在位置を測位するためのG
    PSセンサを設け、このGPSセンサで測位された現在
    位置の情報を無線基地局へ送信する請求項6、7または
    8に記載の携帯型無線端末機。
  10. 【請求項10】所定エリアの外にある場合に、無線基地
    局から警報メッセージを受信してこれを表示部に表示す
    る請求項6ないし9のいずれかに記載の携帯型無線端末
    機。
  11. 【請求項11】携帯型無線端末機が所定エリアの外にあ
    る場合に、当該無線端末機の不正使用を禁止するための
    セキュリティ用プログラムを記録した記録媒体であっ
    て、 無線基地局から送信されてきた警報メッセージを当該無
    線端末機の表示部に表示する処理と、 パスワードの入力を受け付ける処理と、 入力されたパスワードの正否を判定する処理と、 入力されたパスワードが不正な場合に無線端末機を使用
    不能状態にする処理と、 入力されたパスワードが正しい場合に、新たなエリアの
    設定を受け付ける処理と、 設定された新たなエリア内において無線端末機の使用を
    許可する処理と、をコンピュータに実行させるセキュリ
    ティ用プログラムを記録した記録媒体。
JP2000140045A 2000-05-12 2000-05-12 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体 Pending JP2001320776A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140045A JP2001320776A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000140045A JP2001320776A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001320776A true JP2001320776A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18647399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000140045A Pending JP2001320776A (ja) 2000-05-12 2000-05-12 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001320776A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102408A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Secom Co Ltd 情報端末管理システム
KR100530532B1 (ko) * 2002-11-04 2005-11-23 에스케이 텔레콤주식회사 이동통신 단말기의 사용 가능 지역 등록 서비스 방법 및 시스템
WO2006018994A1 (ja) * 2004-08-20 2006-02-23 Canon Kabushiki Kaisha グループ管理装置及び情報処理装置及び方法
JP2006279770A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 携帯通信端末、その制御方法及び端末不正使用防止システム
WO2006115048A1 (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. セキュリティ機能付き情報処理装置
JP2006309395A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Global Friendship Inc 情報漏洩防止システム
JP2008097203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Ntt Docomo Inc ロック制御システム、管理サーバ装置、情報処理装置制御プログラム
US7429930B2 (en) 2005-01-25 2008-09-30 Nec Viewtechnology, Ltd. Projector device with theft prevention function and theft preventing method
KR100886142B1 (ko) 2006-09-08 2009-02-27 삼성전자주식회사 위치확인시스템을 이용한 휴대 인터넷 서비스 지역 확인방법 및 시스템
JP2009109940A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Seiko Epson Corp プロジェクタ及びその制御方法
CN101047961B (zh) * 2006-03-31 2012-10-10 联想(北京)有限公司 一种无线网络系统以及移动终端
US9361484B2 (en) 2013-09-30 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Security processing apparatus and security processing method

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004102408A (ja) * 2002-09-05 2004-04-02 Secom Co Ltd 情報端末管理システム
KR100530532B1 (ko) * 2002-11-04 2005-11-23 에스케이 텔레콤주식회사 이동통신 단말기의 사용 가능 지역 등록 서비스 방법 및 시스템
WO2006018994A1 (ja) * 2004-08-20 2006-02-23 Canon Kabushiki Kaisha グループ管理装置及び情報処理装置及び方法
JP2006060589A (ja) * 2004-08-20 2006-03-02 Canon Inc グループ管理装置及び情報処理装置及び情報通信システム
US8208631B2 (en) 2004-08-20 2012-06-26 Canon Kabushiki Kaisha Group management apparatus, and information processing apparatus and method
JP4612817B2 (ja) * 2004-08-20 2011-01-12 キヤノン株式会社 グループ管理装置及び情報処理方法、ならびにコンピュータプログラム及び記録媒体
US7429930B2 (en) 2005-01-25 2008-09-30 Nec Viewtechnology, Ltd. Projector device with theft prevention function and theft preventing method
JP2006279770A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Nec Corp 携帯通信端末、その制御方法及び端末不正使用防止システム
JP4736505B2 (ja) * 2005-03-30 2011-07-27 日本電気株式会社 携帯通信端末、その制御方法及び端末不正使用防止システム
WO2006115048A1 (ja) * 2005-04-25 2006-11-02 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. セキュリティ機能付き情報処理装置
WO2006118122A1 (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Global Friendship Inc. 情報漏洩防止システム
JP4756902B2 (ja) * 2005-04-27 2011-08-24 グローバルフレンドシップ株式会社 情報漏洩防止システム
JP2006309395A (ja) * 2005-04-27 2006-11-09 Global Friendship Inc 情報漏洩防止システム
CN101047961B (zh) * 2006-03-31 2012-10-10 联想(北京)有限公司 一种无线网络系统以及移动终端
KR100886142B1 (ko) 2006-09-08 2009-02-27 삼성전자주식회사 위치확인시스템을 이용한 휴대 인터넷 서비스 지역 확인방법 및 시스템
US7894829B2 (en) 2006-09-08 2011-02-22 Samsung Electronics Co., Ltd Wireless communication terminal and method for checking wireless broadband internet service area using position detection system
JP2008097203A (ja) * 2006-10-10 2008-04-24 Ntt Docomo Inc ロック制御システム、管理サーバ装置、情報処理装置制御プログラム
JP4695049B2 (ja) * 2006-10-10 2011-06-08 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ ロック制御システム、管理サーバ装置、情報処理装置制御プログラム
JP2009109940A (ja) * 2007-11-01 2009-05-21 Seiko Epson Corp プロジェクタ及びその制御方法
US9361484B2 (en) 2013-09-30 2016-06-07 Kyocera Document Solutions Inc. Security processing apparatus and security processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6362736B1 (en) Method and apparatus for automatic recovery of a stolen object
KR100447292B1 (ko) 이동 기기가 법적 요구 사항에 부합되도록 하는 방법
US8695080B2 (en) Information terminal apparatus, information processing apparatus and information communication system
JP5003020B2 (ja) 携帯通信端末
JP3634506B2 (ja) 情報処理装置、情報提供システム、情報管理方法および記録媒体
JP2001320776A (ja) 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体
JP2007122457A (ja) 携帯端末装置
JP2006350450A (ja) 決済システム、決済端末、ユーザ端末及び決済方法
US20040022422A1 (en) Authentication apparatus and authentication method
JP2003242428A (ja) カード機能付携帯電話機及び決済機能付携帯電話機
EP3528523A1 (en) Method and system for managing a multiplicity of credentials
JP3754363B2 (ja) 盗難通知システムとその携帯通信機器及び通信装置
JP2003150883A (ja) Gps機能付き携帯電話によるクレジットカード認証システム
JP4103465B2 (ja) 情報端末装置、情報処理装置、及び情報送受信システム
JP2000092567A (ja) 端末装置の認証装置
US7984510B2 (en) Terminal device and computer readable medium
JPH10198636A (ja) 個人認証システムおよび個人認証方法
JP4381446B2 (ja) 電子マネーシステム、情報記憶媒体、及び携帯端末装置
JP2000002029A (ja) 電子ロックシステム
JP2001309431A (ja) 移動端末に記録されたデータを保護する方法および移動端末データ保護システム
JP2006244381A (ja) 電子商取引システム、電子商取引サーバ、及び電子商取引管理プログラム
JP2002189966A (ja) 電子情報担体の不正使用防止システム及び不正使用防止方法
JP2001346257A (ja) 携帯型無線端末機のセキュリティシステム、携帯型無線端末機、およびセキュリティ用プログラムを記録した記録媒体
JP2002140302A (ja) 認証方法及び認証装置並びに端末装置
JP4462545B2 (ja) 非接触icカード機能付き携帯電話端末およびその動作方法