JP2001320655A - ダイジェスト映像蓄積方法およびダイジェスト映像蓄積装置 - Google Patents

ダイジェスト映像蓄積方法およびダイジェスト映像蓄積装置

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JP2001320655A
JP2001320655A JP2000135230A JP2000135230A JP2001320655A JP 2001320655 A JP2001320655 A JP 2001320655A JP 2000135230 A JP2000135230 A JP 2000135230A JP 2000135230 A JP2000135230 A JP 2000135230A JP 2001320655 A JP2001320655 A JP 2001320655A
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隆子 橋本
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由香利 白田
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篤志 飯沢
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信端末の記憶容量の残量が多い場合でも少
ない場合でも同様に受信端末のHDの蓄積可能な記憶容
量を十分に活用し、かつ、配信された映像シーンをでき
るだけ蓄積可能とすること。 【解決手段】 映像をHD103に蓄積する際に、候補
シーン判定部102が候補閾値と重要度判定パラメータ
の値とを比較して、候補閾値より高い重要度判定パラメ
ータが付加されている映像シーンを候補映像シーンとし
て蓄積し、閾値再計算部104がHD103の残量また
は映像上の区切りの良いタイミングで候補閾値を再設定
し、再設定されると、候補シーン判定部102が既に蓄
積されている候補映像シーンを対象として、変更した候
補閾値と候補映像シーンの重要度判定パラメータの値と
を比較して、候補閾値より低い重要度判定パラメータが
付加されている映像シーンを候補映像シーンから除外し
て再蓄積を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放送、通信などに
よって配信される映像を受信端末に蓄積し、蓄積した映
像を視聴するダイジェスト映像蓄積方法およびダイジェ
スト映像蓄積装置に関し、より詳細には、受信端末の蓄
積可能残量(記憶残容量)に従って、視聴者の要望に最
大限に応えたダイジェスト映像の蓄積を行うダイジェス
ト映像蓄積方法およびダイジェスト映像蓄積装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近時、映像を放送、通信などを利用して
配信し、受信端末に蓄積し、視聴する方法が各種検討さ
れている。このとき、受信した映像番組を蓄積する場
合、以下の不具合が発生する。
【0003】受信端末側で、配信されたきた映像をその
まま蓄積すると、ほどなくして受信端末のHD(ハード
ディスク)がフル(残量ゼロ)になってしまう。一般
に、配信される映像はMPEG2などのデータ形式が主
であり、1時間で2Gほどの大きさになる。現状におい
て、想定されている受信端末のHD(ハードディスク)
の容量は10G程度である。したがって、野球映像のよ
うに3時間を越すようなコンテンツを全て蓄積すると、
すぐに容量が不足してしまう。
【0004】また、映像を蓄積して後で視聴する場合、
蓄積される映像は、視聴者にとってそれ程重要でない映
像であったり、冗長な映像シーンが多い映像であること
がある。このような場合には、HDの負荷を減らすため
に、映像上の重要な部分のみを解析して、重要な部分の
みを蓄積するフィルタリング方式が有効である。
【0005】従来、配信されてきた映像を受信端末でフ
ィルタリングして蓄積する方式についての研究は、各種
なされている。この際、フィルタリングの条件として
は、あるルール(検索条件)を設定しておき、そのルー
ルに合致するものだけを受信端末のHDに蓄積する方式
が主である。
【0006】このようなフィルタリング方式を用いて、
ダイジェスト映像を蓄積することにより、例えば、視聴
者が、『野球映像のように冗長な映像シーンが多いコン
テンツの場合、全ての映像シーンを蓄積しておくのは無
駄である』と判断した場合には、フィルタリングして、
ルールに合致するものだけを受信端末のHDに蓄積する
ことにより、蓄積量の低減を図ることができる。
【0007】なお、本出願人は、ダイジェスト映像の蓄
積方法として、映像を受信し、端末のHDに蓄積する際
に、予め各映像シーンに付与されている重要度判定パラ
メータを用いて、映像シーンの重要度を判定し、重要度
の高い映像シーンから順に映像シーンを選択してダイジ
ェスト映像を作成し、蓄積する方法を提案している。こ
の方法では、例えば、野球映像の場合、重要度判定パラ
メータとして攻撃レベル、投手レベル、興奮レベル、ユ
ーザプロファイルレベルの4つのパラメータを採用し、
その集計値が高い映像シーンから順に選択するものであ
る。すなわち、ダイジェスト映像の候補となる映像シー
ン(重要度の高い映像シーン)を判定するために、映像
シーン毎に重要度レベル値を計算し、その値が大きい順
に選択する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしならが、従来の
フィルタリング方式では、蓄積のための条件を設定し、
その条件に合致した映像シーンのみを蓄積するため、合
致した映像シーンが少ない場合には、受信端末側のHD
に十分な残量があっても必要以上に短い時間の映像とし
て蓄積されたり、合致した映像シーンが多いと受信端末
側のHDの残量がなくなって蓄積できなくなるという問
題点があった。換言すれば、受信端末の残量が多い場合
でも少ない場合でも同様に受信端末のHDの蓄積可能な
記憶容量を十分に活用し、かつ、配信された映像シーン
をできるだけ蓄積する方法は提供されていなかった。
【0009】なお、将来的には、受信端末側のHDの記
憶容量が飛躍的に高まることが想定されるが、容量が幾
ら増えても、蓄積する映像の数またはデータ量が増える
と、同様に受信端末側の残量がなくなり、映像の蓄積が
できなくなるという問題点は依然として発生する。
【0010】また、上記従来の技術によれば、フィルタ
リング方式の条件は、映像の補足情報の属性値に対する
条件(Condition)を指定するものであるた
め、映像を受信中に、受信端末におけるHDの残量に応
じて蓄積量の調整を行ったり、映像上の事象(イベン
ト)の変化による蓄積シーン(蓄積する映像シーン)の
調整を行うことはできなかった。
【0011】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、受信端末の記憶容量の残量が多い場合でも少ない場
合でも同様に受信端末のHDの蓄積可能な記憶容量を十
分に活用し、かつ、配信された映像シーンをできるだけ
蓄積可能なダイジェスト映像蓄積方法およびダイジェス
ト映像蓄積方法を提供することを目的とする。
【0012】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、映像を受信中に、受信端末におけるHDの残
量に応じて蓄積量の調整を行ったり、映像上の事象(イ
ベント)の変化による蓄積シーン(蓄積する映像シー
ン)の調整を行えるようにすることを目的とする
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るダイジェスト映像蓄積方法は、放
送、通信などによって配信される映像を、受信端末に蓄
積する際に、蓄積する映像シーンと破棄する映像シーン
とを区別して、ダイジェスト映像を生成して蓄積するダ
イジェスト映像蓄積方法において、少なくとも映像上の
特徴量を示す重要度判定パラメータを含む映像付加情報
が付加された映像シーンから成る映像を対象として、配
信された映像を受信端末に蓄積する際に、予め設定され
ている前記ダイジェスト映像の候補となる候補映像シー
ンを抽出するための候補閾値と前記重要度判定パラメー
タの値とを比較して、前記候補閾値より高い重要度判定
パラメータが付加されている映像シーンを候補映像シー
ンとして蓄積し、映像の受信中に、受信端末の蓄積可能
な残量が所定の判定値より小さくなった場合に、前記候
補閾値を大きな値に変更して、前記候補映像シーンの蓄
積と同時に、既に蓄積されている前記候補映像シーンを
対象として、前記変更した候補閾値と前記候補映像シー
ンの重要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補
閾値より低い重要度判定パラメータが付加されている映
像シーンを候補映像シーンから除外して再蓄積を行うも
のである。
【0014】また、請求項2に係るダイジェスト映像蓄
積方法は、放送、通信などによって配信される映像を、
受信端末に蓄積する際に、蓄積する映像シーンと破棄す
る映像シーンとを区別して、ダイジェスト映像を生成し
て蓄積するダイジェスト映像蓄積方法において、少なく
とも映像上の特徴量を示す重要度判定パラメータを含む
映像付加情報が付加された映像シーンから成る映像を対
象として、配信された映像を受信端末に蓄積する際に、
予め設定されている前記ダイジェスト映像の候補となる
候補映像シーンを抽出するための候補閾値と前記重要度
判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾値より高
い重要度判定パラメータが付加されている映像シーンを
候補映像シーンとして蓄積し、映像上の区切りの良いタ
イミングで前記候補閾値を再設定して大きな値に変更し
て、前記候補映像シーンの蓄積と同時に、既に蓄積され
ている前記候補映像シーンを対象として、前記変更した
候補閾値と前記候補映像シーンの重要度判定パラメータ
の値とを比較して、前記候補閾値より低い重要度判定パ
ラメータが付加されている映像シーンを候補映像シーン
から除外して再蓄積を行うものである。
【0015】また、請求項3に係るダイジェスト映像蓄
積方法は、請求項1または2に記載のダイジェスト映像
蓄積方法において、最初に使用する候補閾値は、デフォ
ルト値として設定されているか、または、利用者が受信
端末に設定するものである。
【0016】また、請求項4に係るダイジェスト映像蓄
積方法は、請求項1に記載のダイジェスト映像蓄積方法
において、前記所定の判定値として異なる値の複数の判
定値を有し、受信端末の蓄積可能な残量が、1つの判定
値より小さくなる度に、前記候補閾値を大きな値に変更
するものである。
【0017】また、請求項5に係るダイジェスト映像蓄
積方法は、請求項1〜4のいずれか一つに記載のダイジ
ェスト映像蓄積方法において、前記候補閾値を大きな値
に変更する場合、前記受信端末の蓄積可能な残量に応じ
て、残量が大きいほど前記候補閾値を小さい値に設定
し、残量が小さいほど前記候補閾値を大きい値に設定す
るものである。
【0018】また、請求項6に係るダイジェスト映像蓄
積装置は、送信機から放送、通信などによって配信され
る映像を、受信端末に蓄積する際に、蓄積する映像シー
ンと破棄する映像シーンとを区別して、ダイジェスト映
像を生成して蓄積するダイジェスト映像蓄積装置におい
て、少なくとも映像上の特徴量を示す重要度判定パラメ
ータを含む映像付加情報が付加された映像シーンから成
る映像を受信して一時記憶する一時記憶手段と、前記一
時記憶手段から映像シーンを読み出して、予め設定され
ている前記ダイジェスト映像の候補となる候補映像シー
ンを抽出するための候補閾値と、前記映像シーンの重要
度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾値より
高い重要度判定パラメータが付加されている映像シーン
を候補映像シーンとして判定する候補映像シーン判定手
段と、前記候補映像シーン判定手段で候補映像シーンと
判定された映像シーンを蓄積する主記憶手段と、前記主
記憶手段の蓄積可能な残量が所定の判定値より小さくな
った場合に、前記候補閾値を大きな値に変更して設定す
る再設定手段と、前記再設定手段で候補閾値が変更され
た場合に、前記主記憶手段に蓄積されている前記候補映
像シーンを対象として、前記変更した候補閾値と前記候
補映像シーンの重要度判定パラメータの値とを比較し
て、前記候補閾値より低い重要度判定パラメータが付加
されている映像シーンを候補映像シーンから除外する候
補映像シーン除外手段と、を備えたものである。
【0019】また、請求項7に係るダイジェスト映像蓄
積装置は、請求項6に記載のダイジェスト映像蓄積装置
において、前記再設定手段が、前記判定値に基づいて候
補閾値を変更することに代えて、映像上の区切りの良い
タイミングで前記候補閾値を再設定するものである。
【0020】また、請求項8に係るダイジェスト映像蓄
積装置は、請求項6に記載のダイジェスト映像蓄積装置
において、前記再設定手段が、前記所定の判定値として
異なる値の複数の判定値を有し、前記主記憶手段の蓄積
可能な残量が、1つの判定値より小さくなる度に、前記
候補閾値を大きな値に変更するものである。
【0021】また、請求項9に係るダイジェスト映像蓄
積装置は、請求項6〜8のいずれか一つに記載のダイジ
ェスト映像蓄積装置において、前記再設定手段が、前記
候補閾値を大きな値に変更する場合、前記主記憶手段の
蓄積可能な残量に応じて、残量が大きいほど前記候補閾
値を小さい値に設定し、残量が小さいほど前記候補閾値
を大きい値に設定するものである。
【0022】また、請求項10に係るダイジェスト映像
蓄積装置は、請求項6〜9のいずれか一つに記載のダイ
ジェスト映像蓄積装置において、前記一時記憶手段に一
時記憶する映像の蓄積量は、システムのデフォルト値と
して設定されているか、または/および、利用者が設定
可能であるものである。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明のダイジェスト映像
蓄積方法およびダイジェスト映像蓄積装置の一実施の形
態について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
【0024】〔本発明のダイジェスト映像蓄積方法の概
略〕本発明のダイジェスト映像蓄積方法は、映像シーン
に付加される映像付加情報に、少なくとも映像上の特徴
量を示す値(重要度判定パラメータ)が含まれているこ
とを前提とし、この重要度判定パラメータを有する映像
シーンの集合から成る映像を対象として、ダイジェスト
映像を生成し、蓄積する。
【0025】先ず、配信された映像を受信端末に蓄積す
る際に、予め設定されているダイジェスト映像の候補と
なる候補映像シーンを抽出するための候補閾値と重要度
判定パラメータの値とを比較して、候補閾値より高い重
要度判定パラメータが付加されている映像シーンを候補
映像シーンとして蓄積する。
【0026】次に、映像の受信中に、受信端末の蓄積可
能な残量が所定の判定値より小さくなった場合に、候補
閾値を大きな値に変更するか、または、映像上の区切り
の良いタイミングで候補閾値を再設定して大きな値に変
更して、候補映像シーンの蓄積と同時に、既に蓄積され
ている候補映像シーンを対象として、変更した候補閾値
と候補映像シーンの重要度判定パラメータの値とを比較
して、候補閾値より低い重要度判定パラメータが付加さ
れている映像シーンを候補映像シーンから除外して再蓄
積する。
【0027】すなわち、本発明のダイジェスト映像蓄積
方法は、映像を受信し、受信端末のHD(ハードディス
ク)に蓄積する際に、ダイジェスト映像の候補となる映
像シーンを判定し、候補映像シーンのみを蓄積する方法
である。具体的には、重要度判定パラメータに対し、低
く設定した閾値を用いて、蓄積するか否かの判定を行
う。閾値が低めに設定されているため、実際のダイジェ
ストでは採用されない映像シーンも蓄積されるが、映像
全体を蓄積するよりは、はるかに効率的な蓄積ができ
る。
【0028】なお、本発明も受信端末におけるフィルタ
リング方式の1つであるが、通常のフィルタリング方式
が、蓄積のための条件を設定し、その条件に合致した映
像シーンのみを蓄積するのに対し、本発明のダイジェス
ト映像蓄積方法では、ダイジェスト映像の候補となる候
補映像シーンを推定し、その部分の蓄積を行い、映像上
の区切りのいいタイミングにおいて、映像上の事象の結
果などを受け、候補閾値を調整し、再設定(または再計
算)を行い、再設定の結果、重要度の低い映像シーンか
ら除去していく点が異なる。
【0029】これにより、例えば、受信端末のHD残量
が少ない場合、閾値をあげるなどして、その蓄積量を調
整することも可能となる。閾値を再設定し、最終的に蓄
積する映像シーンを決定し、ダイジェスト映像として再
構成するという点に特徴がある。
【0030】また、予め、視聴者(利用者)に「ダイジ
ェスト蓄積」をするといった指定をさせておき、指定が
あった場合には候補映像シーンのみを蓄積し、HDの負
荷を減らす、という仕組みを提供するものである。
【0031】配信される映像が視聴者にとって重要な番
組であれば、冗長な場面を含んだ全体の映像を視聴した
いと考えると予想されるし、それほど重要でない番組な
らばダイジェスト視聴(ダイジェスト映像の視聴)だけ
で十分であると考えると予想される。
【0032】なお、本発明は、映像シーンを切り出す
「場所」を決定するための方法であり、映像シーンの
「切り方」については特に限定するものではない。換言
すれば、映像シーンの「切り方」は、映像ファイルの形
式や、映像上のイベントのタイミング等に依存し、映像
上のある点(開始点)から他の点(終了点)を切り出す
時に、実際にどのように切っていくかは、対象となる映
像によって最適なものを選択できるようにすることが望
ましい。
【0033】〔本実施の形態〕図1(a)、(b)は、
本実施の形態のダイジェスト映像蓄積装置100の概略
構成を示す説明図である。ダイジェスト映像蓄積装置1
00は、送信機10から放送、通信などによって配信さ
れる映像を、受信端末20に蓄積する際に、蓄積する映
像シーンと破棄する映像シーンとを区別して、ダイジェ
スト映像を生成して蓄積する装置であり、同図(a)に
示すように、基本的には受信端末10の一部装置として
組み込まれる。
【0034】同図(b)に示すように、ダイジェスト映
像蓄積装置100は、少なくとも映像上の特徴量を示す
重要度判定パラメータを含む映像付加情報が付加された
映像シーンから成る映像を受信して一時記憶する一時記
憶部101と、一時記憶部101から映像シーンを読み
出して、予め設定されている候補閾値と重要度判定パラ
メータの値とを比較して、候補閾値より高い重要度判定
パラメータが付加されている映像シーンを候補映像シー
ンとして判定する候補シーン判定部102と、候補シー
ン判定部102で候補映像シーンと判定された映像シー
ンを蓄積する主記憶手段としてのHD(ハードディス
ク)103と、所定のタイミングで候補閾値を再計算し
て変更し、再設定する閾値再計算部104と、から構成
される。
【0035】なお、本実施の形態では、候補シーン判定
部102が本発明の候補映像シーン判定手段の役割に加
えて、本発明の候補映像シーン除外手段の役割を果た
す。すなわち、候補シーン判定部102は、閾値再計算
部104によって候補閾値が変更されると、HD103
に既に蓄積されている候補映像シーンを対象として、変
更された候補閾値と候補映像シーンの重要度判定パラメ
ータの値とを比較して、候補閾値より低い重要度判定パ
ラメータが付加されている映像シーンを候補映像シーン
から除外する。
【0036】以上の構成において、その動作を説明す
る。衛星、通信などから配信された映像は、受信端末2
0(ダイジェスト映像蓄積装置100)の一時記憶部1
01に蓄積される。一時記憶部101に蓄積された映像
に対して、候補シーン判定部102が重要度判定パラメ
ータの値を計算し、設定されている候補閾値よりも値が
高い映像シーンを候補映像シーンとしてHD103に蓄
積する。
【0037】閾値再計算部104が、映像上の区切りの
よりタイミングおいて、候補閾値を再計算し、候補シー
ン判定部102に反映させる。候補シーン判定部102
は、HD103に既に蓄積されている映像(すなわち、
候補映像シーン)に対して、新しい候補閾値に基づい
て、再判定を行い、不要な映像シーンを廃棄する。
【0038】例えば、デジタル放送で配信される映像デ
ータ形式であるMPEG2は、1時間に2Gほどの大き
さになり、HD103に与える負荷が大きいが、本実施
の形態のダイジェスト映像蓄積装置100では、受信し
た全ての映像を蓄積するのではなく、ダイジェスト映像
の候補となる候補映像シーンのみを蓄積するので、HD
103に蓄積する映像量を減らすことが可能であり、H
D103に与える負荷を減らすことができる。
【0039】また、閾値再計算部104は、映像上の区
切りの良いタイミングで候補閾値を再設定することに代
えて、所定の判定値に基づいて候補閾値を変更するがで
きる。このとき、所定の判定値として異なる値の複数の
判定値を準備しておき、HD103の蓄積可能な残量
が、1つの判定値より小さくなる度に、候補閾値を大き
な値に変更する。例えば、所定値として、「6G」、
「3G」、「1G」の3つの値を準備しておき、HD1
03の残量が6Gより小さくなると、候補閾値「2」か
ら「3」に変更し、次にHD103の残量が3Gより小
さくなると、候補閾値「3」から「4」に変更し、さら
にHD103の残量が1Gより小さくなると、候補閾値
「4」から「5」に変更するようにする。
【0040】このようにHD103の蓄積可能な残量に
応じて、残量が大きいほど候補閾値を小さい値に設定
し、残量が小さいほど候補閾値を大きい値に設定するこ
とにより、HD103の記憶容量の残量が多い場合でも
少ない場合でも同様にHD103蓄積可能な記憶容量を
十分に活用し、かつ、配信された映像シーンをできるだ
け蓄積することが可能となる。
【0041】換言すれば、HD103の残量が多い程、
候補映像シーンを多く蓄積するので、候補映像シーンは
元の映像の映像シーンの量(時間)に近くなり、HD1
03の残量が少なくなる程、候補映像シーンの蓄積量が
減るのでHD103の負荷を軽減すると共に、効率的に
蓄積する。したがって、映像を受信中に、受信端末にお
けるHD103の残量などから、蓄積量の調整を行うこ
とも可能である。
【0042】また、HD103の残量が十分にある場合
に、候補閾値を「0」に設定するようにすれば、ダイジ
ェスト映像蓄積処理が指定されていても、完全な形で元
の映像を蓄積するようにできる。
【0043】また、一時記憶部101に一時記憶する映
像の蓄積量は、システムのデフォルト値として設定され
ているか、または/および、利用者が設定可能である。
【0044】次に、図2の受信端末20の設定画面を参
照して、ダイジェスト映像蓄積装置100でダイジェス
ト映像蓄積処理を行うか、通常の蓄積(標準)を行うか
の指定の仕方について説明する。受信端末20におい
て、受信した映像を蓄積するにあたり、HD103の負
荷を減らすために、ダイジェスト映像蓄積装置100で
候補映像シーンのみを蓄積するダイジェスト映像蓄積処
理を指定できる。換言すれば、指定しない場合には受信
端末20は、配信された映像をそのまま蓄積することが
可能である。
【0045】このダイジェスト映像蓄積処理の指定は、
システムのデフォルトとして設定されている場合と、受
信端末20上で視聴者が明示的に設定する場合があり、
番組単位での指定も可能である。具体例として、図2の
システム設定画面21で、蓄積方法として、『標準』ま
たは『ダイジェスト』の何れかを指定する。
【0046】また、本実施の形態では、一例として、野
球映像に対する重要度判定パラメータとして、攻撃レベ
ル、投手レベル、興奮レベル、ユーザプロファイルレベ
ル(ユーザの嗜好レベル)の4つのパラメータが存在
し、この4つのパラメータのいずれかを指定すると、指
定されたパラメータと、対応する候補閾値とを比較し、
候補映像シーンを判定する場合を例とする。
【0047】したがって、重要度判定パラメータの値と
比較する候補閾値も、図2の画面21で示すように、上
記重要度判定パラメータの4つのパラメータに対応させ
て、4つの閾値が設定される。図2の例では、重要度判
定パラメータ(攻撃レベル)に対応する候補閾値が
『3』に設定されており、重要度判定パラメータ(投手
レベル)に対応する候補閾値が『3』に設定されてお
り、重要度判定パラメータ(興奮レベル)に対応する候
補閾値が『3』に設定されており、重要度判定パラメー
タ(ユーザレベル)に対応する候補閾値が『2』に設定
されている。
【0048】設定されている候補閾値よりも重要度判定
パラメータの値が高い映像シーンのみが候補映像シーン
としてHD103に蓄積される。
【0049】候補閾値は、システムのデフォルト値とし
て設定しても良いし、または/および視聴者によって指
定できるようにしても良い。なお、通常、このデフォル
ト値は、低めの値に設定される。
【0050】また、本実施の形態では、HD103の残
容量によって閾値再計算部104が候補閾値を自動的に
決定する。蓄積開始時に、残量が少ない場合は、『候補
閾値=デフォルト値+α』となる。また、候補閾値は、
映像上の区切りの良いタイミングによって再計算され
る。例えば、蓄積処理中に、残量が少なくなってきた場
合は、『候補閾値=その時の候補閾値+β』となる。こ
こで、α、βはHD103の残量によって算出される。
【0051】図3は、野球映像を例として、候補閾値を
再計算(変更)しながら候補映像シーンを判定するアル
ゴリズムを示す。
【0052】次に、図4〜図7を参照して、重要度判定
パラメータと候補閾値とを用いてダイジェスト映像蓄積
処理を実行した場合に、HD103に蓄積される候補映
像シーンの数の変化について説明する。なお、処理の対
象となる野球映像の試合の総時間は「3時間09分」で
ある。
【0053】図4は、重要度判定パラメータ(攻撃レベ
ル)と候補閾値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処
理を実行した例を示す説明図である。4つある重要度判
定パラメータのうち、攻撃レベルを指定してダイジェス
ト映像蓄積処理を実行すると、符号401の候補閾値=
2のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:22、
蓄積時間:約25分」であり、符号402の候補閾値=
3のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:11、
蓄積時間:約15分」である。候補映像シーンの数は概
算であるが、候補映像シーンとして切り出すに当たり、
十分なオフセットをとった長さを設定している。
【0054】攻撃レベルパラメータの場合、各打者の最
終的投球シーンを中心として、候補映像シーンが選定さ
れるため、ダイジェスト映像蓄積処理の効果が高い。H
D103の残量が厳しい状態で、かつ試合経過が投手戦
である場合は、攻撃レベルパラメータに対応する候補閾
値の値を上げることにより、目立った攻撃シーンのみを
候補映像シーンとして蓄積し、後は破棄するように調整
できる。
【0055】図5は、重要度判定パラメータ(投手レベ
ル)と候補閾値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処
理を実行した例を示す説明図である。4つある重要度判
定パラメータのうち、投手レベルを指定してダイジェス
ト映像蓄積処理を実行すると、符号501の候補閾値=
2のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:44、
蓄積時間:約40分」であり、符号502の候補閾値=
3のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:33、
蓄積時間:約30分」であり、符号503の候補閾値=
4のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:24、
蓄積時間:約20分」である。
【0056】投手レベルパラメータの場合、候補閾値が
2であると、三振や、3アウトの時以外に、2ストライ
クや2アウトをとったとき等も、候補映像シーンとして
蓄積されるため、全体を通してみると、攻撃レベルを用
いた場合よりも蓄積時間が長くなる。
【0057】図3で示すアルゴリズムに従い、候補閾値
=2程度の低めに設定しておき、HD103の蓄積残量
が少なくなったときに、候補閾値を3、あるいは4等に
あげて、蓄積量の調整を行うと効果的である。HD10
3残量が厳しい状況で、かつ、試合経過が攻撃戦である
場合は、投手レベルパラメータに対応する候補閾値の値
を上げることにより、目立った好投シーンのみを候補映
像シーンとして蓄積し、後は破棄するように調整でき
る。
【0058】図6は、重要度判定パラメータ(興奮レベ
ル)と候補閾値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処
理を実行した例を示す説明図である。4つある重要度判
定パラメータのうち、興奮レベルを指定してダイジェス
ト映像蓄積処理を実行すると、符号601の候補閾値=
2のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:10、
蓄積時間:約1時間」であり、符号602の候補閾値=
3のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:5、蓄
積時間:約30分」であり、符号603の候補閾値=4
のときに、蓄積された候補映像シーンは「数:5、蓄積
時間:約20分」である。
【0059】興奮レベルパラメータの場合、クリーンナ
ップの打席であったり、2、3塁にランナーがいるとい
う状態に対して値が上がるため、候補映像シーンが少な
い割に蓄積時間が長くなる。興奮レベルのように、重要
度判定パラメータの値が高い映像シーンでも、内容とし
て冗長な場面が含まれていることが予想されるパラメー
タの場合は、各イニングの終了のタイミングで、他の重
要度判定パラメータ(例えば、投手レベル、攻撃レベ
ル)との論理積を算出し、該当する候補映像シーンのみ
をHD103に蓄積するという処理が有効である。
【0060】図7は、重要度判定パラメータ(ユーザプ
ロファイルレベル)と候補閾値とに基づいて、ダイジェ
スト映像蓄積処理を実行した例を示す説明図である。4
つある重要度判定パラメータのうち、ユーザプロファイ
ルレベルを指定してダイジェスト映像蓄積処理を実行す
ると、符号701の候補閾値=3のときに、蓄積された
候補映像シーンは「数:5、蓄積時間:約20分」であ
り、候補閾値=4のときに、蓄積された候補映像シーン
は「数:5、蓄積時間:約20分」である。
【0061】ユーザプロファイルレベルパラメータの場
合、好みの選手が打席時に値が上がるため、候補映像シ
ーンの数が少ない割に蓄積時間が長くなる。好みの選手
が多い場合には、蓄積量が増えることが予想される。ユ
ーザプロファイルレベルも、興奮レベルのように、各イ
ニングの終了のタイミングで、他の重要度判定パラメー
タ(例えば、投手レベル、攻撃レベル)の値が高い映像
シーンとの論理積を算出し、該当する候補映像シーンの
みをHD103に蓄積するという処理が有効である。こ
のとき、好みの選手の打席シーンの蓄積優先度は嗜好の
度合いによって調整される。すなわち、好きな度合いの
高い選手の場合は、HD残量が厳しくなっても優先して
蓄積しておき、他の候補映像シーンを破棄して、HD1
03の容量の調整を行うなどの処理を行う。
【0062】以上の説明のように、重要度判定パラメー
タに対応させて候補閾値を指定し、映像上の区切りのタ
イミングで閾値の見直しを行い、蓄積量(候補映像シー
ンの数または時間)を調整する。これにより効率的なH
D103への蓄積が実現できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のダイジェ
スト映像蓄積方法およびダイジェスト映像蓄積装置(請
求項1〜請求項10)は、配信された映像を受信端末に
蓄積する際に、候補閾値と重要度判定パラメータの値と
を比較して、候補閾値より高い重要度判定パラメータが
付加されている映像シーンを候補映像シーンとして蓄積
し、映像の受信中に、受信端末の蓄積可能な残量が所定
の判定値より小さくなった場合、または映像上の区切り
の良いタイミングで候補閾値を再設定して大きな値に変
更して、候補映像シーンの蓄積と同時に、既に蓄積され
ている候補映像シーンを対象として、変更した候補閾値
と候補映像シーンの重要度判定パラメータの値とを比較
して、候補閾値より低い重要度判定パラメータが付加さ
れている映像シーンを候補映像シーンから除外して再蓄
積を行うため、受信端末の記憶容量の残量が多い場合で
も少ない場合でも同様に受信端末のHDの蓄積可能な記
憶容量を十分に活用し、かつ、配信された映像シーンを
できるだけ蓄積可能なダイジェスト映像蓄積方法および
ダイジェスト映像蓄積方法を提供することができる。ま
た、映像を受信中に、受信端末におけるHDの残量に応
じて蓄積量の調整を行ったり、映像上の事象(イベン
ト)の変化による蓄積シーン(蓄積する映像シーン)の
調整を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態のダイジェスト映像蓄積装置の概
略構成を示す説明図である。
【図2】本実施の形態のダイジェスト映像蓄積装置でダ
イジェスト映像蓄積処理を行うか、通常の蓄積を行うか
の指定の仕方を示す説明図である。
【図3】野球映像を例として、候補閾値を再計算(変
更)しながら候補映像シーンを判定するアルゴリズムを
示す説明図である。
【図4】重要度判定パラメータ(攻撃レベル)と候補閾
値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処理を実行した
例を示す説明図である。
【図5】重要度判定パラメータ(投手レベル)と候補閾
値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処理を実行した
例を示す説明図である。
【図6】重要度判定パラメータ(興奮レベル)と候補閾
値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処理を実行した
例を示す説明図である。
【図7】重要度判定パラメータ(ユーザプロファイルベ
ル)と候補閾値とに基づいて、ダイジェスト映像蓄積処
理を実行した例を示す説明図である。
【符号の説明】
10 送信機 20 受信端末 100 ダイジェスト映像蓄積装置 101 一時記憶部 102 候補シーン判定部 103 HD(ハードディスク) 104 閾値再計算部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年2月20日(2001.2.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
フィルタリング方式では、蓄積のための条件を設定し、
その条件に合致した映像シーンのみを蓄積するため、合
致した映像シーンが少ない場合には、受信端末側のHD
に十分な残量があっても必要以上に短い時間の映像とし
て蓄積されたり、合致した映像シーンが多いと受信端末
側のHDの残量がなくなって蓄積できなくなるという問
題点があった。換言すれば、受信端末の残量が多い場合
でも少ない場合でも同様に受信端末のHDの蓄積可能な
記憶容量を十分に活用し、かつ、配信された映像シーン
をできるだけ蓄積する方法は提供されていなかった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】また、本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、映像を受信中に、受信端末におけるHDの残
量に応じて蓄積量の調整を行ったり、映像上の事象(イ
ベント)の変化による蓄積シーン(蓄積する映像シー
ン)の調整を行えるようにすることを目的とする。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】また、閾値再計算部104は、映像上の区
切りの良いタイミングで候補閾値を再設定することに代
えて、所定の判定値に基づいて候補閾値を変更すること
できる。このとき、所定の判定値として異なる値の複
数の判定値を準備しておき、HD103の蓄積可能な残
量が、1つの判定値より小さくなる度に、候補閾値を大
きな値に変更する。例えば、所定値として、「6G」、
「3G」、「1G」の3つの値を準備しておき、HD1
03の残量が6Gより小さくなると、候補閾値「2」か
ら「3」に変更し、次にHD103の残量が3Gより小
さくなると、候補閾値「3」から「4」に変更し、さら
にHD103の残量が1Gより小さくなると、候補閾値
「4」から「5」に変更するようにする。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/781 H04N 7/08 Z 7/08 G11B 27/02 K 7/081 7/16 (72)発明者 白田 由香利 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 飯沢 篤志 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5C025 AA28 BA14 BA27 BA28 BA30 CA09 CB10 DA01 DA04 5C052 AA01 AB03 AB04 CC11 DD04 DD10 EE02 EE03 5C063 AB03 AC01 AC05 AC10 CA23 CA36 DA07 DA13 5C064 BA01 BC25 5D110 AA13 AA27 AA29 CA05 CA06 CA21 CB06 DD07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送、通信などによって配信される映像
    を、受信端末に蓄積する際に、蓄積する映像シーンと破
    棄する映像シーンとを区別して、ダイジェスト映像を生
    成して蓄積するダイジェスト映像蓄積方法において、 少なくとも映像上の特徴量を示す重要度判定パラメータ
    を含む映像付加情報が付加された映像シーンから成る映
    像を対象として、配信された映像を受信端末に蓄積する
    際に、予め設定されている前記ダイジェスト映像の候補
    となる候補映像シーンを抽出するための候補閾値と前記
    重要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾値
    より高い重要度判定パラメータが付加されている映像シ
    ーンを候補映像シーンとして蓄積し、 映像の受信中に、受信端末の蓄積可能な残量が所定の判
    定値より小さくなった場合に、前記候補閾値を大きな値
    に変更して、前記候補映像シーンの蓄積と同時に、既に
    蓄積されている前記候補映像シーンを対象として、前記
    変更した候補閾値と前記候補映像シーンの重要度判定パ
    ラメータの値とを比較して、前記候補閾値より低い重要
    度判定パラメータが付加されている映像シーンを候補映
    像シーンから除外して再蓄積を行うことを特徴とするダ
    イジェスト映像蓄積方法。
  2. 【請求項2】 放送、通信などによって配信される映像
    を、受信端末に蓄積する際に、蓄積する映像シーンと破
    棄する映像シーンとを区別して、ダイジェスト映像を生
    成して蓄積するダイジェスト映像蓄積方法において、 少なくとも映像上の特徴量を示す重要度判定パラメータ
    を含む映像付加情報が付加された映像シーンから成る映
    像を対象として、配信された映像を受信端末に蓄積する
    際に、予め設定されている前記ダイジェスト映像の候補
    となる候補映像シーンを抽出するための候補閾値と前記
    重要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾値
    より高い重要度判定パラメータが付加されている映像シ
    ーンを候補映像シーンとして蓄積し、 映像上の区切りの良いタイミングで前記候補閾値を再設
    定して大きな値に変更して、前記候補映像シーンの蓄積
    と同時に、既に蓄積されている前記候補映像シーンを対
    象として、前記変更した候補閾値と前記候補映像シーン
    の重要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾
    値より低い重要度判定パラメータが付加されている映像
    シーンを候補映像シーンから除外して再蓄積を行うこと
    を特徴とするダイジェスト映像蓄積方法。
  3. 【請求項3】 最初に使用する候補閾値は、デフォルト
    値として設定されているか、または、利用者が受信端末
    に設定することを特徴とする請求項1または2に記載の
    ダイジェスト映像蓄積方法。
  4. 【請求項4】 前記所定の判定値として異なる値の複数
    の判定値を有し、受信端末の蓄積可能な残量が、1つの
    判定値より小さくなる度に、前記候補閾値を大きな値に
    変更することを特徴とする請求項1に記載のダイジェス
    ト映像蓄積方法。
  5. 【請求項5】 前記候補閾値を大きな値に変更する場
    合、前記受信端末の蓄積可能な残量に応じて、残量が大
    きいほど前記候補閾値を小さい値に設定し、残量が小さ
    いほど前記候補閾値を大きい値に設定すること特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一つに記載のダイジェスト映
    像蓄積方法。
  6. 【請求項6】 送信機から放送、通信などによって配信
    される映像を、受信端末に蓄積する際に、蓄積する映像
    シーンと破棄する映像シーンとを区別して、ダイジェス
    ト映像を生成して蓄積するダイジェスト映像蓄積装置に
    おいて、 少なくとも映像上の特徴量を示す重要度判定パラメータ
    を含む映像付加情報が付加された映像シーンから成る映
    像を受信して一時記憶する一時記憶手段と、 前記一時記憶手段から映像シーンを読み出して、予め設
    定されている前記ダイジェスト映像の候補となる候補映
    像シーンを抽出するための候補閾値と、前記映像シーン
    の重要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾
    値より高い重要度判定パラメータが付加されている映像
    シーンを候補映像シーンとして判定する候補映像シーン
    判定手段と、 前記候補映像シーン判定手段で候補映像シーンと判定さ
    れた映像シーンを蓄積する主記憶手段と、 前記主記憶手段の蓄積可能な残量が所定の判定値より小
    さくなった場合に、前記候補閾値を大きな値に変更して
    設定する再設定手段と、 前記再設定手段で候補閾値が変更された場合に、前記主
    記憶手段に蓄積されている前記候補映像シーンを対象と
    して、前記変更した候補閾値と前記候補映像シーンの重
    要度判定パラメータの値とを比較して、前記候補閾値よ
    り低い重要度判定パラメータが付加されている映像シー
    ンを候補映像シーンから除外する候補映像シーン除外手
    段と、 を備えたことを特徴とするダイジェスト映像蓄積装置。
  7. 【請求項7】 前記再設定手段は、前記判定値に基づい
    て候補閾値を変更することに代えて、映像上の区切りの
    良いタイミングで前記候補閾値を再設定することを特徴
    とする請求項6に記載のダイジェスト映像蓄積装置。
  8. 【請求項8】 前記再設定手段は、前記所定の判定値と
    して異なる値の複数の判定値を有し、前記主記憶手段の
    蓄積可能な残量が、1つの判定値より小さくなる度に、
    前記候補閾値を大きな値に変更することを特徴とする請
    求項6に記載のダイジェスト映像蓄積装置。
  9. 【請求項9】 前記再設定手段は、前記候補閾値を大き
    な値に変更する場合、前記主記憶手段の蓄積可能な残量
    に応じて、残量が大きいほど前記候補閾値を小さい値に
    設定し、残量が小さいほど前記候補閾値を大きい値に設
    定すること特徴とする請求項6〜8のいずれか一つに記
    載のダイジェスト映像蓄積装置。
  10. 【請求項10】 前記一時記憶手段に一時記憶する映像
    の蓄積量は、システムのデフォルト値として設定されて
    いるか、または/および、利用者が設定可能であること
    を特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載のダイ
    ジェスト映像蓄積装置。
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