JP2007104284A - ダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法 - Google Patents

ダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】映像情報中に出現するテロップのパターンが未知の場合でも、テロップを用いて重要なシーンを判別し、ダイジェスト映像の自動生成を可能にするダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法を提供する。
【解決手段】テロップ検出・分類手段101により映像情報からテロップを検出し、検出したテロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類し、テロップ出現回数計数手段102により分類ごとに、映像情報におけるテロップの出現回数を数え、テロップ重要度判定手段103により数えられたテロップの出現回数に応じて、分類ごとにテロップの重要度を判定し、判定された重要度に応じて、ダイジェスト情報生成手段104により映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、テレビ放送などによる映像情報のダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法に関し、特に一連の映像情報から、その映像情報中に出現するテロップを用いてダイジェスト情報を自動生成するダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法に関する。
近年、ハードディスクドライブ(HDD)などの大容量ストレージの普及により、個人で大量のテレビ番組コンテンツを保存することが可能になった。また、これらのストレージではランダムアクセスが可能なため、見たい番組の見たいシーンのみを視聴してコンテンツを消去する、といった視聴形態が容易に実現できるようになった。このような背景から、短時間でコンテンツの重要シーンのみを視聴できるように、ダイジェストを自動生成する技術への要望が高まっていた。
従来、映像情報中に出現するテロップ(telop:テレビ画面にテレビカメラを通さずに文字、図形、写真などを写しだすこと)を検出し、これを検索キーとしてシーンを検索する技術が開発されている(例えば下記の特許文献1参照)。このような技術は、出現するテロップのパターンが既知である場合、所望のシーンを高精度に検索することができる。また、テロップのパターンと該テロップが出現するシーンの関係が既知である場合、テロップを検出することによって、映像データからダイジェストを自動生成することも可能であった。
また、映像に同期して付加されている音情報をテロップ情報と併せて利用することによって、ダイジェスト映像を効率的に生成する技術も開発されている(例えば下記の特許文献2参照)。
特開平10−112834号公報 特開2000−23062号公報
上記の先行技術によれば、映像中に出現するテロップのパターンと該テロップが出現するシーンとの関係が既知の場合や、あらかじめ想定したテロップのパターンが重要なシーンと関連を持っている場合は、映像中のテロップ情報を用いて映像のダイジェストを自動的に生成することが可能である。しかし、ダイジェストの自動生成は、まだ見ていない映像を短時間で視聴できるようにするための技術であり、一般的にはどのようなパターンのテロップが出現するかは未知である。重要なシーンに関連して出現するテロップのパターンをあらかじめ想定することは可能であるが、想定が当たるかどうかは偶然的である。したがって、映像中に出現するテロップを用いて自動的にダイジェスト映像を作成することは未だ困難であった。
本発明は上記の課題を解決し、映像情報中に出現するテロップのパターンが未知の場合でも、テロップを用いて重要なシーンを判別し、ダイジェスト映像の自動生成を可能にすることを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、映像情報からテロップを検出し、検出したテロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類し、分類ごとに、映像情報におけるテロップの出現回数を数え、数えられたテロップの出現回数に応じて、分類ごとにテロップの重要度を判定し、判定された重要度に応じて、映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するようにしたものである。
すなわち本発明によれば、映像情報からダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成装置において、
前記映像情報からテロップを検出し、検出した前記テロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類するテロップ検出・分類手段と、
前記テロップ検出・分類手段による分類ごとに、前記映像情報におけるテロップの出現回数を数える計数手段と、
前記計数手段によって数えられた前記テロップの出現回数に応じて、前記テロップ検出・分類手段による分類ごとに前記テロップの重要度を判定する判定手段と、
前記判定手段によって判定された重要度に応じて、前記映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、前記選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成手段とを、
有することを特徴とするダイジェスト情報生成装置が提供される。
また、本発明によれば、映像情報からダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成方法において、
前記映像情報からテロップを検出し、検出した前記テロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類するテロップ検出・分類ステップと、
前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに、前記映像情報におけるテロップの出現回数を数える計数ステップと、
前記計数ステップによって数えられた前記テロップの出現回数に応じて、前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに前記テロップの重要度を判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって判定された重要度に応じて、前記映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、前記選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成ステップとを、
有することを特徴とするダイジェスト情報生成方法が提供される。
本発明のダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法によれば、映像中に出現するテロップのパターンが未知である映像データに対して、ダイジェスト情報を自動生成することが可能になる。
また、本発明をディジタルビデオレコーダに適用した場合、映像データを受信しながらダイジェスト情報の生成に必要な処理を行うことができるため、受信終了後わずかな時間でダイジェスト情報を生成することができ、ユーザは直ぐにダイジェスト映像を視聴することができるようになる。
本発明の実施の形態を説明する前に、本発明の原理について説明する。テレビ番組では、スポーツ中継番組やニュース番組などで、テロップが多く活用されている。これらの番組では、ある特定のテロップのパターンが番組中の特定のシーンに対応している場合が多い。例として、ニュース番組においてニュースの項目が新たに変わった際に画面下段に出るタイトルのテロップや、サッカーの試合を中継した番組でゴールシーンに出現する得点表示のテロップなどが挙げられる。ここで、シーンとは一連の映像中で文脈的に連続する区間を指す。一方、ショットとは、カメラの切り替えなどで区切られる物理的に連続した区間のことであり、シーンとは区別される。
このような番組中の重要なシーンと対応するテロップだけを、精度よく検出することができれば、その検出結果を元にして番組中から重要なシーンを選択し、ダイジェスト映像を自動生成することが可能になる。
一方、これらのテロップは番組や放送局ごとに異なるため、どのようなテロップが重要なシーンに対応するのかをあらかじめ知っておくことは難しい。この問題に対処するには二つの方法が考えられる。一つは、番組のジャンルや放送局からある程度重要テロップの出現パターンを予測する方法であり、もう一つは、番組中での様々なテロップパターンの出現回数や出現間隔などの情報を元に、重要シーンとの関連性の高いテロップパターンを予測する方法である。本発明は後者の方法に基づく。
図1は、本発明のダイジェスト情報生成装置の好ましい実施の形態を示すブロック図である。図1中、ダイジェスト情報生成装置002は、点線で囲まれたブロックで示されていて、それ以外の部分は、映像記録・再生装置あるいは映像再生装置に含まれているものとする。また、映像データ保持手段001に所定の映像コンテンツの映像データが保持されているものとする。この映像データ保持手段001としては、例えば映像記録・再生装置のハードディスクドライブ(HDD)を用いることができる。テロップ検出・分類手段101は映像データ保持手段001にアクセスし、ダイジェスト情報生成の対象とする映像データ全体にわたってテロップ検出を行う。検出結果はテロップ出現パターンとテロップが出現した時刻の組で表され、テロップ出現回数計数手段102に入力される。テロップ出現回数計数手段102は、テロップ出現パターンごとに出現回数を数える。
テロップ重要度判定手段103は、テロップ出現回数計数手段102で数えたテロップ出現パターンごとの出現回数に応じて、テロップの重要度を判定する。最後にダイジェスト情報生成手段104で、テロップ重要度判定手段103で判定されたテロップの重要度に応じてダイジェストに必要なシーンの取捨選択を行い、ダイジェスト情報を生成する。ダイジェスト情報保持手段003はダイジェスト情報生成手段104で生成されたダイジェスト情報を保持する。ダイジェスト情報保持手段003としては、例えば記録・再生装置あるいは再生装置の記録装置を用いることができる。例えば映像データ保持手段001としてハードディスクドライブが使用されている場合、その所定アドレス部分をダイジェスト情報保持手段003として割り振ることもできるし、映像データ保持手段001用のハードディスクドライブとは、別異の記録装置を用いることもできる。
再生制御手段004は、リモコン装置などの操作手段006から入力されるユーザからの指示に従い、映像データ保持手段001に保持されている通常のコンテンツとダイジェスト情報保持手段003に保持されているダイジェスト情報のいずれかを表示装置005に出力する。表示装置005は、画像を表示するディスプレーと音声を出力するスピーカを有していて、再生制御手段004を介して供給される映像信号と音声信号をそれぞれ映像として表示し、音声として出力する。
図2にテロップ検出・分類手段101で行われる処理の詳細の一例をフローチャートにして示す。ステップ201では、処理量を削減するために不要な処理をスキップする。本実施の形態では1秒当たり2フレーム分の画像処理のみでテロップを検出する。したがって、1秒当たり30フレームの映像を扱う場合には15フレームに1フレームのみを後段の画像処理ステップで処理し、他のフレームは処理を打ち切る。
ステップ202では、映像データ保持手段001にアクセスして新しいフレームを1フレーム読み込む。ステップ203では入力フレームに対してエッジ抽出処理を行い、適当な閾値で2値化を行う。エッジ抽出処理は、例えば図3に示すオペレータを画面全体に作用させることによって得られる。すなわち、図3に示すラプラシアン処理(フィルタ)のためのオペレータを、画面中の各画素ごとに適用する。続いて、得られたエッジ画像をステップ204でバッファに格納する。バッファは2値画像4枚分を格納できるリングバッファになっている。5枚目以降のエッジ画像はバッファ内の最も古い画像を上書きする形で格納される。これをバッファリングと言う。
ステップ205では、空のバッファがないか、すなわち全てのバッファが埋まっているかの判断を行う。処理を開始した直後の2秒間はリングバッファが埋まっていないため、以降の処理はスキップされる。ステップ206ではリングバッファに格納されている4枚の2値画像の、同じ座標に格納されている4つの値の論理積を取る。この操作を画面全体に施すことによって、2秒間(1秒当たり2フレームの画像4枚分)にわたって閾値以上の強度のエッジが連続的に存在した位置を求めることができる。この処理によって得られた領域を静止エッジ領域と呼ぶ。通常テロップが表示されている領域は、白抜きの文字に黒の縁取りなどエッジ強度が高くなる箇所が多く、また自然画像と異なりエッジが同じ位置に静止し続ける特徴がある。したがって、テロップが表示されている領域は静止エッジ領域として検出することができる。
ステップ207では、静止エッジ領域に対して孤立点除去などのノイズ処理を行った後、静止エッジ領域を囲む矩形を設定する。ステップ208では、ステップ207で設定した矩形と、あらかじめ設定しておいたテロップ出現パターンとの間でパターンマッチングを行う。テロップ出現パターンは、様々なジャンルの番組で予想される典型的なテロップ出現領域を、あらかじめ数十種類想定しておいたものである。テロップ出現パターンの例を図4に示す。図中のテロップ出現パターン1は、サッカーの試合において得点が入ったときなどに出現するパターンであり、テロップ出現パターン2はサッカーの試合において試合の経過時間などが表示されるパターンである。その時刻におけるテロップを、パターンマッチングの結果最も一致度が高かったテロップ出現パターンに分類する。パターンマッチングの結果はいったんメモリなどの保持手段に蓄積され、全てのフレームに対する処理が終了した後、後続のテロップ出現回数計数手段への入力となる。
ステップ209では、入力されたフレーム全ての処理を終えたかを判断し、終えていないようであれば次のフレームの処理を開始する。テロップ検出の手法は特開2004−318256号公報などですでに提案されており、テロップ検出・分類手段101ではこれらの方法を用いてもよい。
テロップ出現回数計数手段102とテロップ重要度判定手段103では、テロップ出現パターンごとの重要度を判定する。テロップ出現回数計数手段102では、テロップ検出・分類手段101のステップ208で分類されたテロップ出現パターンごとに、映像データ全体での出現回数を数える。次いでテロップ重要度判定手段103で、テロップ出現パターンごとに重要度を決定する。
テロップ出現パターンごとの出現回数によって、そのテロップ出現パターンの重要度が決定できるのは、以下の理由からである。番組中の重要シーンの出現頻度は、番組のジャンルごとに大まかには一定である。例えば、サッカーの試合であれば、1時間半の試合で得点シーンと得点はしなかったが惜しかったシーンを合わせて10箇所から20箇所程度の重要シーンがあるのが一般的である。またニュース番組であれば数分ごとにニュースの項目が新しく変わる。これらのシーンには、シーンに対応した特徴的なテロップが表示されることが多い。サッカーの試合ではゴールが決まると得点経過を表示するテロップが大写しになり、また惜しくもゴールに至らなかったシーンでは、チャンスを作り出した選手が大写しになって選手名のテロップが表示されるなどの演出が行なわれる。また、ニュース番組であれば、ニュースの項目が新たになると、そのタイトルのテロップが表示されるなどする。したがって、番組中に該当する番組ジャンルに対して適度と思われる回数出現するテロップを検出することで、番組中から重要なシーンを抽出することが可能になる。
一般的には、1時間あたり数回から10数回出現するテロップが、番組の重要シーンとの関連性が高く、したがってこのようなテロップ出現パターンに対して高い重要度を割り当てるとよい。また、テロップの出現回数だけではなく、テロップの出現間隔の分散などの指標を併せて重要度の決定に用いてもよい。
最後にダイジェスト情報生成手段104について説明する。図5にダイジェスト情報生成手段104の処理の例を、フローチャートにして示す。ステップ301では、テロップ検出・分類手段101で検出され、テロップ重要度判定手段103で重要度を求めた各テロップを、重要度の高いものから降順にソートする。同一のテロップ出現パターンであれば当然重要度は同じであるが、その場合は例えば映像のより後半に出現するテロップを上位にするなどすればよい。これは、スポーツ番組であれば試合の後半のシーンの方がより勝敗を左右する可能性が高いからで、ニュース番組であれば逆に、映像の前半のテロップを上位にする方がよい。
特許文献2に示されているように、映像データに同期して付加されている音声信号を併せて用いてもよい。スポーツ中継番組では、番組中のハイライトで観客の歓声が大きくなり、音声信号の音量が大きくなる。したがって、このような音声信号による条件を本発明によるダイジェスト情報生成方法と組み合わせて用いることにより、ダイジェストの品質を向上させることが可能になる。これは、ステップ301でソートを行う際に、テロップが出現する付近の音量が大きいものを優先的に上位にすることで実現できる。また逆に、番組中の音量の大きい区間に音量に応じた得点を与え、この区間の近辺に出現するテロップの重要度を上記得点に加算して合計得点とした後、該合計得点を降順にソートする処理をステップ301に代えて行う方法も考えられる。重要シーンの指標としてテロップの寄与度がより高いと考えられるニュース番組などに対しては前者の手法を、音量の寄与度がより高いと考えられるスポーツ中継番組などでは後者の方法を用いるとよい。
次いで、ステップ302からステップ305でダイジェストに用いるシーンを選択する。ステップ302からステップ305は、ソートの上位から指定したシーン数に達するまで繰り返されるものとする。まずステップ303でテロップを検出した時刻からさかのぼってシーンの開始点を設定し、次いでステップ304でテロップを検出した時刻から下ってシーンの終了点を設定する。開始点から終了点までの間の映像を重要シーンとし、複数の重要シーンをつなぎ合わせた映像をダイジェストとする。選択する重要シーンの数、すなわちステップ302からステップ305を繰り返す回数は、例えば、1時間につき10シーンなどと決めてもよいし、選択したシーンの合計時間が1時間につき10分以下に収まる数、などとしてもよい。
ステップ303とステップ304においてシーンの開始点と終了点を決定する際にも複数の方法が考えられる。最も単純な方法は、テロップが出現する時刻の前30秒間と後ろ30秒間、というように時間で指定する方法である。しかし、このように時間の指定のみで選択された重要シーンは、開始点と終了点が中途半端になってしまい、番組のジャンルによっては視聴に違和感を生じる可能性がある。この問題は、例えば次のような方法で回避することができる。
図6にステップ303で示した、シーンの開始点の決定方法の詳細な処理内容の一例を示す。まず、ステップ310でテロップの出現時点にシーンの開始点を初期設定する。続いてステップ311で、現在のシーン開始点から映像をさかのぼって、最も近いショットチェンジ点を検索する。ショットとは、前述のように区間的に連続した映像のことであり、ショットチェンジ点とは、連続する2フレームが違うショットに属するような2フレームの間の点を指す。
検索したショットチェンジ点に続くフレーム、すなわち新しいショットの最初のフレームをシーンの開始点に設定する。続いてステップ312で、現在のシーン開始点とテロップが出現する時点の時間間隔を求める。時間間隔が指定した任意の閾値を上回っていた場合、現在のシーン開始点を、最終的なシーンの開始点として設定し、処理を終了する。時間間隔が閾値を上回っていなかった場合、ステップ313において、ショットチェンジ点の前後のフレームを比較する。ショットチェンジ点を境に望ましくないショットから望ましいショットに変化していた場合、現在のシーン開始点を、最終的なシーンの開始点として設定し、処理を終了する。そうでない場合は、ステップ311から繰り返す。
ここで、上記の望ましいショットについて、野球中継番組を例にとって説明する。野球では、シーンは投手がボールを投げる場面から始まる。一般的にこの場面は、センタースタンドに設置したカメラから撮影され、投手の背中とバッターが同時にフレームに納まる構図のショットとなる。以降これをセンターショットと呼ぶ。したがって、センターショット以外のショットから、センターショットに切り替わったショットチェンジ点を検出することができれば、その点をシーンの開始点とするのが適当である。センターショットは、画面内の色相の分布のヒストグラムを求め、あらかじめ用意したプロトタイプパターンとパターンマッチングを行うことで検出することができる。ステップ313における望ましいショットが、野球中継番組の場合はセンターショットであることを述べた。同様に、サッカーなどの他のスポーツ中継番組や、ニュース番組などにおいても、望ましいシーンを設定することによってシーンの開始点を適当なものにすることが可能となる。また、ステップ304において、シーンの終了点を設定するときも、同様の処理の適用が可能である。
次に本発明の適用例について説明する。図7は本発明をディジタルビデオレコーダ(以下DVR)に適用した適用例を示すブロック図である。録画時は、DVR400はアンテナ420から放送信号を取り込むと、チューナ401によって所定の選局を行って映像信号に変換し、エンコード・デコード回路404によってデータ形式の変換を行い、HDD403に格納する。それと同時にCPU402内で動作するダイジェスト情報生成プログラムによって映像の解析を行い、ダイジェスト情報を生成し、HDD403に格納する。
再生時は、ユーザインターフェース405によってダイジェスト再生が指定されると、CPU402内で動作するダイジェスト再生制御プログラムがHDD403からダイジェスト情報を読み出し、ダイジェストに用いるシーンのみを指定する。エンコード・デコード回路404は指定されたシーンをHDD403から読み出し、データ形式の変換を行い、インターフェース406から映像を出力する。出力された映像はテレビモニター410に表示される。
図8は本発明をビデオオンデマンド(VOD)配信システムに適用した適用例である。映像配信サーバ500内のストレージ501には映像データが格納されている。ダイジェスト情報生成プログラム502が上記映像データからダイジェスト情報を生成し、ストレージ501に格納する。
映像表示端末510は、ネットワーク520を介して映像配信サーバ500内のストレージ501に格納されている映像データとダイジェスト情報にアクセスする。再生プログラム511が、上記ダイジェスト情報を用いて再生制御を行い、ダイジェスト映像を再生する。
上記実施の形態では、映像の記録にハードディスクドライブを用いているが、本発明はこれに限らず、MOやDVDなどの可搬型メモリや、コンパクトフラッシュ(登録商標)
メモリ、SDカード、USBメモリなどの可搬型半導体メモリあるいは半導体の固定メモリ、さらにはその他の形式の記録装置、記録媒体を用いることができる。また、本発明は、ダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法として説明したが、このダイジェスト情報生成方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとしてとらえることもできる。すなわち、映像情報からダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成方法において、
前記映像情報からテロップを検出し、検出した前記テロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類するテロップ検出・分類ステップと、
前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに、前記映像情報におけるテロップの出現回数を数える計数ステップと、
前記計数ステップによって数えられた前記テロップの出現回数に応じて、前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに前記テロップの重要度を判定する判定ステップと、
前記判定ステップによって判定された重要度に応じて、前記映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、前記選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成ステップとを、
有することを特徴とするダイジェスト情報生成方法をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとしてとらえることもできる。
以上説明したように、本発明のダイジェスト情報生成装置及びダイジェスト情報生成方法によれば、映像中に出現するテロップのパターンが未知である映像データに対して、ダイジェスト情報を自動生成することが可能になるので、本発明のダイジェスト情報生成装置はテレビ放送信号を記録・再生する映像記録・再生装置、映像再生装置などに組み込んで、あるいはこれらの装置の外部装置として有用である。
本発明のダイジェスト情報生成装置の好ましい実施の形態を示すブロック図である。 図1の構成中のテロップ検出・分類手段の処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 図2中のエッジ抽出処理で用いるフィルタのオペレータの例である。 本発明の好ましい実施の形態でのテロップ出現パターンの例を図示したものである。 図1の構成中のダイジェスト情報生成手段の処理の詳細の一例を示すフローチャートである。 図5中のステップ303に示した、シーンの開始点の決定方法の詳細を示すフローチャートである。 本発明のダイジェスト情報生成方法をDVRに適用した適用例を示すブロック図である。 本発明のダイジェスト情報生成方法をVOD配信システムに適用した適用例を示すブロック図である。
符号の説明
001 映像データ保持手段
002 ダイジェスト情報生成装置
003 ダイジェスト情報保持手段
004 再生制御手段
005 表示装置
006 操作手段
101 テロップ検出・分類手段
102 テロップ出現回数計数手段
103 テロップ重要度判定手段
104 ダイジェスト情報生成手段
400 ディジタルビデオレコーダ(DVR)
401 チューナ
402 CPU
403 ハードディスクドライブ(HDD)
404 エンコード・デコード回路
405 ユーザインターフェース
406 インターフェース
410 テレビモニター
420 アンテナ
500 映像配信サーバ
501 ストレージ
502 ダイジェスト情報生成プログラム
510 映像表示端末
511 再生プログラム
520 ネットワーク

Claims (2)

  1. 映像情報からダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成装置において、
    前記映像情報からテロップを検出し、検出した前記テロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類するテロップ検出・分類手段と、
    前記テロップ検出・分類手段による分類ごとに、前記映像情報におけるテロップの出現回数を数える計数手段と、
    前記計数手段によって数えられた前記テロップの出現回数に応じて、前記テロップ検出・分類手段による分類ごとに前記テロップの重要度を判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された重要度に応じて、前記映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、前記選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成手段とを、
    有することを特徴とするダイジェスト情報生成装置。
  2. 映像情報からダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成方法において、
    前記映像情報からテロップを検出し、検出した前記テロップを、その表示画面上での位置と形状によって分類するテロップ検出・分類ステップと、
    前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに、前記映像情報におけるテロップの出現回数を数える計数ステップと、
    前記計数ステップによって数えられた前記テロップの出現回数に応じて、前記テロップ検出・分類ステップによる分類ごとに前記テロップの重要度を判定する判定ステップと、
    前記判定ステップによって判定された重要度に応じて、前記映像情報から重要箇所に関係するテロップを選択し、前記選択したテロップを有する映像情報に基づいてダイジェスト情報を生成するダイジェスト情報生成ステップとを、
    有することを特徴とするダイジェスト情報生成方法。
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