JP2001320641A - プリセット制御装置、プリセット制御方法およびテレビジョン - Google Patents

プリセット制御装置、プリセット制御方法およびテレビジョン

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JP2001320641A
JP2001320641A JP2000136065A JP2000136065A JP2001320641A JP 2001320641 A JP2001320641 A JP 2001320641A JP 2000136065 A JP2000136065 A JP 2000136065A JP 2000136065 A JP2000136065 A JP 2000136065A JP 2001320641 A JP2001320641 A JP 2001320641A
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preset
reception
channel
tuner
determination method
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JP2000136065A
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Koji Nogami
耕治 野上
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリセットを行なうに際しては予め決められ
たプリセット手法によって為されており、このプリセッ
ト手法を適切なものに制御することができないという課
題があった。 【解決手段】 適宜チャンネルプリセット機能の判断手
法を選択可能にすることにより、時間的に余裕のない利
用者は簡易方式を選択して、初期設定処理に費やされる
時間を短縮することを可能にするとともに、テレビジョ
ン信号の出力が弱い地域に住んでいる利用者は詳細方式
を選択して、時間はかかるものの適切なチャンネルプリ
セットを実現することを可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリセット制御装
置、プリセット制御方法およびテレビジョンに関し、特
に、受信チャンネルでの受信状況を判断して上記プリセ
ットメモリに受信チャンネルを記憶させるプリセット制
御装置、プリセット制御方法およびテレビジョンに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリセット制御装置とし
て、特開昭62−15914号公報に開示されているも
のが知られている。同公報は、受信局を順次切換えて希
望局を選択するアップ/ダウン式プリセット回路におい
て、そのプリセット速度を任意に切換設定可能にした選
局回路のプリセット制御装置を開示している。かかるプ
リセット制御装置は、チャンネルアップまたはダウンキ
ーが押し下げられることによって発生するチャンネル切
換え速度設定用のデータを所定のプリセット信号で別の
データに切換えるようにしてチャンネルアップ/ダウン
速度を段階的に可変にしている。また、この種のプリセ
ット制御装置として、実開平5−21540号公報に開
示されているものも知られている。同公報においては、
プリセットするに際して周波数のスキャン動作中その動
作を停止することなく、スキャン速度、方向、ステップ
の変更をロータリエンコーダあるいはスケルチボリュー
ムの回転操作のみで行なえるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のプリセ
ット制御装置においては、プリセット速度等を制御して
適宜プリセット動作を実行することを可能にしているも
のの、プリセットを行なうに際しては予め決められたプ
リセット手法によって為されており、このプリセット手
法を適切なものに制御することができないという課題が
あった。
【0004】本発明は、上記課題にかんがみてなされた
もので、プリセットを行なうに際して、適宜所望のプリ
セットにかかる判断手法を選択することが可能なプリセ
ット制御装置、プリセット制御方法およびテレビジョン
の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、チューナと、上記チュー
ナでの受信周波数を設定するプリセットメモリと、上記
チューナにて各受信チャンネルでの受信状況を判断して
上記プリセットメモリに受信チャンネルを記憶させるに
際して複数の判断手法で受信状況を判断可能なプリセッ
ト制御手段と、このプリセット制御手段における判断手
法を選択する選択指示手段とを具備する構成としてあ
る。上記のように構成した請求項1にかかる発明におい
ては、プリセット制御装置をチューナと、プリセットメ
モリと、プリセット制御手段と、選択指示手段とにより
構成している。かかる構成にて、チューナは放送局から
のテレビジョン信号を受信する。そして、このチューナ
にて受信されたテレビジョン信号の受信周波数は、プリ
セット制御手段によってプリセットメモリに設定され
る。ここで、プリセット制御手段は、チューナにおける
各受信チャンネルの受信状況を判断して、当該プリセッ
トメモリに受信チャンネルを記憶させるに際して、複数
の判断手法のなかから選択指示手段にて選択された判断
手法に基づいて、当該受信状況を判断する。
【0006】選択指示手段にてプリセット制御手段にお
ける判断手法を選択する具体的な態様として、請求項2
にかかる発明は、上記請求項1に記載のプリセット制御
装置において、上記選択指示手段は、利用者に所定の判
断手法を選択させるとともに、同利用者が上記判断手法
を選択するに際して、所定の選択画面を表示して指示す
る選択指示画面表示手段を備える構成としてある。上記
のように構成した請求項2にかかる発明においては、判
断手法を選択させるに際し、利用者が選択指示手段にて
所定の判断手法を選択する。このとき、選択指示画面表
示手段にて利用者とのインターフェースとなる選択可能
な判断手法を画面に表示するとともに、表示した判断手
法のなかから所定の判断手法を選択可能にする。
【0007】利用者が選択指示手段にて判断手法を選択
する場合の選択基準として、請求項3にかかる発明は、
上記請求項2に記載のプリセット制御装置において、上
記判断手法は、プリセット時間およびプリセット精度を
パラメータとして個別に付与されるとともに、上記利用
者は、上記選択指示手段にて当該パラメータに基づき適
宜所望のパラメータを備える判断手法を選択する構成と
してある。上記のように構成した請求項3にかかる発明
においては、判断手法ごとにプリセット時間およびプリ
セット精度をパラメータとして個別に付与する。従っ
て、利用者は、選択指示手段にて当該パラメータに基づ
き適宜所望のパラメータを備える判断手法を選択する。
【0008】プリセット制御手段にてプリセットを実行
する際の具体的な動作の一例として、請求項4にかかる
発明は、上記請求項3に記載のプリセット制御装置にお
いて、上記判断手法は、上記受信周波数にて同期信号を
計測する周波数領域を指定するとともに、上記プリセッ
ト制御手段は、選択された判断手法によって、上記周波
数領域に含まれる同期信号の単位時間あたりの信号数
と、当該信号数の時間的な変動とに基づき、上記プリセ
ットメモリに受信チャンネルを記憶させる構成としてあ
る。上記のように構成した請求項4にかかる発明におい
ては、それぞれの判断手法における受信状況を判断可能
な基準として、受信周波数にて所定の周波数領域を指定
し、この領域での同期信号を計測することにより行われ
る態様を採用する。かかる態様において、プリセット制
御手段は、選択された判断手法の基準に採用されている
周波数領域での同期信号の単位時間あたりの信号数と、
当該信号数の時間的な変動とに基づき、受信状況を判断
してプリセットメモリに受信チャンネルを記憶する。
【0009】判断手法の具体的な態様として、請求項5
にかかる発明は、上記請求項4に記載のプリセット制御
装置において、上記判断手法は、上記周波数領域をセン
ター周波数領域に限定し、当該センター周波数領域に含
まれる同期信号に基づいて受信チャンネルを記憶させる
簡易型判断手法と、上記周波数領域をセンター周波数領
域およびその所定の周辺周波数領域に含まれる同期信号
に基づいて受信チャンネルを記憶させる詳細型判断手法
とを有する構成としてある。上記のように構成した請求
項5にかかる発明においては、判断手法の具体的な態様
として、簡易型判断手法と、詳細型判断手法とを採用す
る。この簡易型判断手法は、周波数領域をセンター周波
数領域に限定し、当該センター周波数領域に含まれる同
期信号に基づいて受信チャンネルを記憶させる。また、
詳細型判断手法は、周波数領域をセンター周波数領域お
よびその所定の周辺周波数領域に含まれる同期信号に基
づいて受信チャンネルを記憶させる。
【0010】また、所定のプリセットメモリに受信チャ
ンネルを記憶させる手法は必ずしも実体のある装置に限
られる必要はなく、その方法としても機能することは容
易に理解できる。このため、請求項6にかかる発明は、
所定のプリセットメモリに受信チャンネルを記憶させる
プリセット制御方法であって、放送局からの受信周波数
を受信するチューナ工程と、上記チューナ工程にて受信
した受信周波数を上記プリセットメモリに設定する設定
工程と、上記チューナにて各受信チャンネルでの受信状
況を判断して上記プリセットメモリに受信チャンネルを
記憶させるに際して複数の判断手法で受信状況を判断す
るプリセット制御工程と、このプリセット制御工程にお
ける判断手法を選択する選択指示工程とを具備する構成
としてある。すなわち、必ずしも実体のある装置に限ら
ず、その方法としても有効であることに相違はない。
【0011】ところで、当該プリセット制御装置は、テ
レビジョンに適用することによって、具体的な構成とし
て実現することが可能である。その一例として、請求項
7にかかる発明は、チューナと、上記チューナでの受信
周波数を設定するプリセットメモリと、上記チューナに
て各受信チャンネルでの受信状況を判断して上記プリセ
ットメモリに受信チャンネルを記憶させるに際して複数
の判断手法で受信状況を判断可能なCPUと、上記CP
Uにて判断手法を選択する指示を行なう選択画面が表示
されるディスプレイと、当該ディスプレイに表示された
選択画面から所望の判断手法を選択する操作パネルとを
具備する構成としてある。すなわち、上記具体的な構成
を有するテレビジョンとして実現しても有効であること
が分る。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、プリセッ
トを行なうに際して、適宜所望のプリセットにかかる判
断手法を選択することが可能なプリセット制御装置を提
供することができる。また、請求項2にかかる発明によ
れば、選択指示手段の具体的な方法を提示することがで
きる。さらに、請求項3にかかる発明によれば、利用者
が判断手法を選択する基準を示すことができる。さら
に、請求項4にかかる発明によれば、判断手法の動作お
よびその判断手法に基づくプリセット動作の具体的な態
様を示すことができる。さらに、請求項5にかかる発明
によれば、具体的な判断手法を提示することができる。
さらに、請求項6にかかる発明によれば、プリセットを
行なうに際して、適宜所望のプリセットにかかる判断手
法を選択することが可能なプリセット制御方法を提供す
ることができる。さらに、請求項7にかかる発明によれ
ば、プリセットを行なうに際して、適宜所望のプリセッ
トにかかる判断手法を選択することが可能なテレビジョ
ンを提供することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面にもとづいて本発明の
実施形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態にか
かるプリセット制御装置を概略ブロック図により示して
いる。同図において、チューナ10は、受信アンテナを
介して所望の周波数のテレビ放送信号を受信可能であ
り、受信した信号から所要の信号だけを選択して高周波
増幅し、中間周波信号に変換して出力する。本実施形態
におけるチューナ10は、いわゆるPLL方式を採用し
ており、所定の周波数データの入力に基づいて局部発振
周波数を直接的に制御することにより、受信周波数を制
御可能となっている。なお、本実施形態においては、テ
レビ電波放送に適用されることを前提としているが、む
ろん、ケーブル放送など他の放送形態に対しても適用可
能であり、適宜変更可能である。
【0014】チューナ10から出力された中間周波信号
は、VIF回路20にて映像中間周波増幅されてビデオ
IC30に出力される。また、音声中間周波信号は、映
像中間周波信号の周波数である58.75MHzよりも
4.5MHz低いFMされた信号として存在しており、
中間周波増幅後の信号を図示しないダイオードで振幅検
波すると4.5MHzの第二音声中間周波信号として取
り出される。そして、ここで取り出された第二音声中間
周波信号は、オーディオIC40にてFM検波された後
に適宜増幅されて出力される。
【0015】ビデオIC30は、入力された信号にて映
像検波した後、その検波出力に対して各種の信号処理を
施して映像信号を出力するとともに、同検波出力から水
平および垂直同期信号を分離して出力する。さらに、こ
のビデオIC30においては、実際の映像搬送波の周波
数と基準周波数とのずれに応じたAFC電圧を発生して
おり、上記の水平および垂直同期信号と同AFC電圧と
をマイコン50に供給している。
【0016】マイコン50は、周波数データをチューナ
10に対して供給可能であり、このマイコン50によっ
てチューナ10の受信周波数が制御されている。より具
体的には、リモコン60を用いて所望のチャンネルを受
信させるべく操作すると、対応する赤外線リモコン信号
が送出される。そして、マイコン50が図示しない赤外
線リモコン信号受光部を介して同赤外線リモコン信号を
受信し、対応するチャンネルを受信させるように周波数
データをチューナ10に送出する。
【0017】ところで、各チャンネルに現実にテレビ放
送信号が存在するとは限らないため、本実施形態におい
ては、予めテレビ放送信号の存在する局有りチャンネル
を記憶しておき、その記憶内容に基づいて選局させるい
わゆるチャンネルプリセット機能が備えられている。な
お、本実施形態におけるチャンネルプリセットとは、各
チャンネルについて局有りであればEEPROM70の
対応するチャンネルポジションにメモリチャンネルであ
ることを記憶し、局無しであれば対応するチャンネルポ
ジションにスキップチャンネルであることを記憶するも
のであり、次に、このチャンネルプリセット機能につい
て詳述する。
【0018】チャンネルプリセットを行うにあたって
は、リモコン60の図示しない操作ボタンを押し下げる
などしてチャンネルプリセットを指示する。すると、同
様にしてリモコン60から赤外線リモコン信号が送出さ
れ、マイコン50が検知して図2などに示すフローチャ
ートに従ってチャンネルプリセット処理を実行する。同
図において、まず、初期チャンネルを設定する(ステッ
プS110)。すなわち、通常のテレビ電波放送、CA
TV_NORMAL、CATV_HRCなどの放送形態
に応じたチャンネルプランに基づいて初期チャンネルを
設定する。このとき、プリセット方法を利用者の便宜に
合わせて適宜選択可能にし、選択されたプリセット方法
を初期設定する。また、チャンネルプリセット機能の実
施あるいは不実施も選択可能にしておく。
【0019】そして、所定の局有り判定処理を実行する
ことにより、設定されたチャンネルが局有りチャンネル
であるか、あるいは局無しチャンネルであるかを判定
し、その判定結果に応じてEEPROM70の対応する
チャンネルポジションに上記メモリチャンネルまたはス
キップチャンネルのいずれか一方であることを記憶させ
る(ステップS120)。その後、最後のチャンネルか
否かを判断するとともに、チャンネルプリセット機能の
実施を選択されているか否かを判別し(ステップS13
0)、最後等でなければ上記のチャンネルプランに基づ
いて次のチャンネルを設定した後に同様の処理を実行し
(ステップS140)、最後のチャンネルについての処
理を終了したところでチャンネルプリセットを終了す
る。
【0020】ここで、上述したステップS110の初期
チャンネル設定にて、プリセット方法を利用者の便宜に
合わせて適宜選択可能にし、選択されたプリセット方法
を初期設定する。また、チャンネルプリセット機能の実
施あるいは不実施も選択可能にする場合の一態様を図3
および図4の画面図に示す。図においては、リモコン6
0の図示しない操作ボタンの押し下げるなどしてチャン
ネルプリセットが指示されると、図示しないテレビジョ
ン受像機に「初期設定画面1」100を表示させる。そ
して、利用者は適宜リモコン60の操作ボタンを利用し
て「1.オートプリセット実施」101、「マニュア
ル」101、「プリセットしない」103を選択する。
ここで、「オートプリセット実施」101が選択される
と、次に、「初期設定画面2」200を表示する。そし
て、上記と同様に、利用者は適宜リモコン60の操作ボ
タンを利用して「1.簡易方式」201、「2.詳細方
式」202を選択する。この「2.詳細方式」を選択し
た場合は、「詳細レベル」202a〜202cを適宜選
択して、後述する複数の局有り判定処理(詳細方式)か
ら所望の処理内容を選択可能にする。
【0021】図5は、チャンネルプリセット機能の実行
が指示された場合に、図3および図4に示した「初期設
定画面1,2」100,200を表示して利用者に所定
の選択操作の実施を促しつつ実行される初期設定処理の
処理内容を示したフローチャートである。同図におい
て、図3に示す「初期設定画面1」100を図示しない
テレビジョン受像機に表示する(ステップS110
a)。
【0022】そして、「1.オートプリセット実施」1
01が選択されたか否かを判別し(ステップS110
b)、選択された場合は、「初期設定画面2」200を
表示する(ステップS110c)。そして、「1.簡易
方式」201が選択されたか否かを判別し(ステップS
110d)、選択された場合には簡易方式フラグをオン
にする(ステップS110e)。一方、「詳細方式」2
02が選択された場合は詳細方式フラグをオンにする
(ステップS110f)。また、「初期設定画面1」1
00にて「2.マニュアル」102や「3.プリセット
しない」103が選択されたとステップ110bにて判
別された場合にはオートプリセット不実施フラグをオン
にする(ステップS110g)。
【0023】図6は、ステップS120の局有り判定処
理の概略処理内容を示したフローチャートである。同図
において、最初に、ステップS110e,S110f,
S110gにて設定された各フラグを取得しその状態を
チェックする(ステップS120a)。簡易式フラグが
オンであるか否かを判別し(ステップS120b)、オ
ンであれば局有り判定処理(簡易方式)を実行する(ス
テップS120c)。一方、簡易式フラグがオフの場
合、詳細方式フラグの状態を判別し(ステップS120
d)、オンであれば局有り判定処理(詳細方式)を実行
する(ステップS120e)。
【0024】図7は、局有り判定処理(簡易方式)の処
理内容を示したフローチャートである。同図において、
ステップS110の初期チャンネル設定処理にて設定さ
れたチャンネルを受信させるための周波数データ(セン
ター周波数f0)をチューナ10に送出する(ステップ
S300)。すると、チューナ10は、局部発振周波数
を直接制御することによって同周波数データ(センター
周波数f0)に対する周波数に同調する。ここにおい
て、同周波数にテレビ放送信号が存在する場合、ビデオ
IC30がチューナ10の出力に基づく映像検波出力か
ら水平および垂直同期信号を分離してマイコン50に供
給するとともに、映像搬送波の周波数と基準周波数との
ずれに応じたAFC電圧を同マイコン50に供給する。
【0025】マイコン50はこの水平同期信号が供給さ
れるか否かを判断する(ステップS305)。ここで水
平同期信号が存在すると判断された場合には、対応する
チャンネルポジションにメモリチャンネルであることを
記憶させる(ステップS310)。他方、ステップS3
05において水平同期信号が存在しないと判断された場
合には、ステップS350で対応するチャンネルポジシ
ョンにスキップチャンネルであることを記憶させる(ス
テップS315)。
【0026】このように局有り判定処理(簡易方式)に
おいては、センター周波数f0についてのみ局有りを判
定するため、チャンネルプリセットに費やされる処理時
間を大幅に短縮することが可能である。一方、テレビ放
送信号がセンター周波数f0からずれていると、当該局
を検出することなくスキップチャンネルとしてしまうた
め、高精度のチャンネルプリセットは期待できない。
【0027】図8は、局有り判定処理(詳細方式)の処
理内容を示したフローチャートである。同図において、
ステップS110の初期チャンネル設定処理にて設定さ
れたチャンネルを受信させるための周波数データ(セン
ター周波数f0)をチューナ10に送出する(ステップ
S400)。すると、チューナ10は、局部発振周波数
を直接制御することによって同周波数データ(センター
周波数f0)に対する周波数に同調する。ここにおい
て、同周波数にテレビ放送信号が存在する場合、ビデオ
IC30がチューナ10の出力に基づく映像検波出力か
ら水平および垂直同期信号を分離してマイコン50に供
給するとともに、映像搬送波の周波数と基準周波数との
ずれに応じたAFC電圧を同マイコン50に供給する。
【0028】マイコン50はこの水平同期信号が供給さ
れるか否かを判断する(ステップS405)。水平同期
信号が存在しないと判断された場合には、センター周波
数f0に1.31MHzを加減した周波数に対応する周
波数データをチューナ10に送出する。すなわち、テレ
ビ放送信号が存在する場合、本来的にはセンター周波数
f0にテレビ放送信号が存在するはずではあるが、実際
の放送周波数がずれている可能性があるため、チューナ
10の受信周波数を遷移させる(ステップS410)。
さらに、水平同期信号が存在しないと判断された場合に
は(ステップS415)、上述したセンター周波数f0
に2.06MHzを加減した周波数に対応する周波数デ
ータをチューナ10に送出する(ステップS420)。
【0029】その後、同様にして水平同期信号信号が存
在するか否かを判断し(ステップS425)、水平同期
信号が存在しないと判断された場合には、対応するチャ
ンネルポジションにスキップチャンネルであることを記
憶させる(ステップS430)。他方、ステップS40
5,415,425にて水平同期信号が存在すると判断
された場合には、対応するチャンネルポジションにメモ
リチャンネルであることを記憶させる(ステップS43
5)。
【0030】上述した局有り判定処理(詳細方式)にお
いては単にセンター周波数f0の周辺の水平同期信号の
有無を検出し、水平同期信号があった場合にチャンネル
プリセットを行なう構成を採用したが、むろん、詳細方
式としては、このような態様に限定されるものではな
い。例えば、図9に示すフローチャートのように、ステ
ップS500〜S502にて待機時間を設け、水平同期
信号の有無を400msecの期間において判定するよ
うにしてもよい。かかる場合、ステップS400’〜S
435’の動作は、図8に示すステップS400〜S4
35の動作にそれぞれ対応している。これにより、チャ
ンネルプリセットに多時間がかかるものの弱電波環境に
て精度よくチャンネルプリセットを実施することを可能
にする。
【0031】一方、強電波環境においては、同一の局が
複数のチャンネルにプリセットされてしまう場合が発生
する。かかる場合は、図10に示すフローチャートに基
づく解除処理を実行することになる。本実施形態におい
ては6チャンネルの局を5チャンネルおよび7チャンネ
ルにてプリセットした場合を示す。同図において、最初
に、センター周波数f0を送出し(ステップS60
0)、水平同期信号の有無を判定する(ステップS60
5)。そして、当該センター周波数f0が5チャンネル
に該当する場合は5チャンネルをメモリする(ステップ
S610)。次に、センター周波数f0に±1.31M
Hzを加減した周波数に受信周波数を遷移させる(ステ
ップS615)。
【0032】そして、水平同期信号の有無を判定し(ス
テップS620)、水平同期信号があった場合は、6チ
ャンネルをメモリする(ステップS625)。さらに、
センター周波数f0に±2.06MHzを加減した周波
数に受信周波数を遷移させる(ステップS630)。そ
して、水平同期信号の有無を判定し(ステップS63
5)、水平同期信号があった場合は、7チャンネルをメ
モリする(ステップS640)。ここで、初期設定した
チャンネルを取得し(ステップS645)、6チャンネ
ルについて設定があり、一方、5チャンネルおよび7チ
ャンネルに設定がなければ、ステップS610およびS
640にてメモリした内容を解除する(ステップS65
5)。
【0033】このように、適宜チャンネルプリセット機
能の判断手法を選択可能にすることにより、時間的に余
裕のない利用者は簡易方式を選択して、初期設定処理に
費やされる時間を短縮することを可能にするとともに、
テレビジョン信号の出力が弱い地域に住んでいる利用者
は詳細方式を選択して、時間はかかるものの適切なチャ
ンネルプリセットを実現することを可能にする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかるプリセット制御装
置の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】チャンネルプリセット処理の処理内容を示した
フローチャートである。
【図3】初期設定画面1の表示画面を示した画面図であ
る。
【図4】初期設定画面2の表示画面を示した画面図であ
る。
【図5】初期設定処理の処理内容を示したフローチャー
トである。
【図6】局有り判定処理の概略処理内容を示したフロー
チャートである。
【図7】局有り判定処理(簡易方式)の処理内容を示し
たフローチャートである。
【図8】局有り判定処理(詳細方式)の処理内容を示し
たフローチャートである。
【図9】局有り判定処理(詳細方式)のさらに他の処理
内容を示したフローチャートである。
【図10】解除処理の処理内容を示したフローチャート
である。
【符号の説明】
10…チューナ 20…VIF回路 30…ビデオIC 40…オーディオIC 50…マイコン 60…リモコン 70…EEPROM

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューナと、 上記チューナでの受信周波数を設定するプリセットメモ
    リと、 上記チューナにて各受信チャンネルでの受信状況を判断
    して上記プリセットメモリに受信チャンネルを記憶させ
    るに際して複数の判断手法で受信状況を判断可能なプリ
    セット制御手段と、 このプリセット制御手段における判断手法を選択する選
    択指示手段とを具備することを特徴とするプリセット制
    御装置。
  2. 【請求項2】 上記請求項1に記載のプリセット制御装
    置において、 上記選択指示手段は、利用者に所定の判断手法を選択さ
    せるとともに、同利用者が上記判断手法を選択するに際
    して、所定の選択画面を表示して指示する選択指示画面
    表示手段を備えることを特徴とするプリセット制御装
    置。
  3. 【請求項3】 上記請求項2に記載のプリセット制御装
    置において、 上記判断手法は、プリセット時間およびプリセット精度
    をパラメータとして個別に付与されるとともに、上記利
    用者は、上記選択指示手段にて当該パラメータに基づき
    適宜所望のパラメータを備える判断手法を選択すること
    を特徴とするプリセット制御装置。
  4. 【請求項4】 上記請求項3に記載のプリセット制御装
    置において、 上記判断手法は、上記受信周波数にて同期信号を計測す
    る周波数領域を指定するとともに、上記プリセット制御
    手段は、選択された判断手法によって、上記周波数領域
    に含まれる同期信号の単位時間あたりの信号数と、当該
    信号数の時間的な変動とに基づき、上記プリセットメモ
    リに受信チャンネルを記憶させることを特徴とするプリ
    セット制御装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項4に記載のプリセット制御装
    置において、 上記判断手法は、 上記周波数領域をセンター周波数領域に限定し、当該セ
    ンター周波数領域に含まれる同期信号に基づいて受信チ
    ャンネルを記憶させる簡易型判断手法と、 上記周波数領域をセンター周波数領域およびその所定の
    周辺周波数領域に含まれる同期信号に基づいて受信チャ
    ンネルを記憶させる詳細型判断手法とを有することを特
    徴とするプリセット制御装置。
  6. 【請求項6】 所定のプリセットメモリに受信チャンネ
    ルを記憶させるプリセット制御方法であって、 放送局からの受信周波数を受信するチューナ工程と、 上記チューナ工程にて受信した受信周波数を上記プリセ
    ットメモリに設定する設定工程と、 上記チューナにて各受信チャンネルでの受信状況を判断
    して上記プリセットメモリに受信チャンネルを記憶させ
    るに際して複数の判断手法で受信状況を判断するプリセ
    ット制御工程と、 このプリセット制御工程における判断手法を選択する選
    択指示工程とを具備することを特徴とするプリセット制
    御方法。
  7. 【請求項7】 チューナと、 上記チューナでの受信周波数を設定するプリセットメモ
    リと、 上記チューナにて各受信チャンネルでの受信状況を判断
    して上記プリセットメモリに受信チャンネルを記憶させ
    るに際して複数の判断手法で受信状況を判断可能なCP
    Uと、 上記CPUにて判断手法を選択する指示を行なう選択画
    面が表示されるディスプレイと、 当該ディスプレイに表示された選択画面から所望の判断
    手法を選択する操作パネルとを具備することを特徴とす
    るテレビジョン。
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