JP2001320398A - 電子コミュニティ用装置および記録媒体 - Google Patents

電子コミュニティ用装置および記録媒体

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JP2001320398A
JP2001320398A JP2000134075A JP2000134075A JP2001320398A JP 2001320398 A JP2001320398 A JP 2001320398A JP 2000134075 A JP2000134075 A JP 2000134075A JP 2000134075 A JP2000134075 A JP 2000134075A JP 2001320398 A JP2001320398 A JP 2001320398A
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Masayoshi Miyoshi
正義 三好
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メーリングリストと電子掲示板の利便性を損な
うことなく、ユーザーが記事情報を得る際のサービス方
法を選択可能な電子コミュニティを提供する。 【解決手段】記事情報が電子メールにて送信されてきた
場合(201)、および、記事情報がサイトを用いて送
信されてきた場合(207,208)のいずれの場合で
あっても、送信されてきた記事情報をメーリングリスト
に登録されている送信先に電子メールで送信し(20
3)、サイトを用いて閲覧可能に記憶する(204)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子コミュニティ
を実現するための電子コミュニティ用装置およびそのた
めの記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネット上で情報交換、意見交
換、討論等を行うための電子コミュニティとして、メー
リング・リストや電子掲示板(BBS)などが一般的に
普及して利用されている。メーリング・リストとは、メ
ーリングリストサーバー上に設定してある特定のアドレ
ス(以下、メーリングリストアドレス)宛にメールを送
信すると、メーリングリストサーバーに参加登録してい
る複数のメンバーのアドレス宛にメールを送信するサー
ビスであり、メールの送信を受けるためには、予めメー
リングリストサーバーに対して、メール送信先の希望ア
ドレスを登録しておく必要がある。
【0003】メーリング・リストを用いて電子メール送
信によれば、メーリングリストアドレス宛に記事情報を
電子メールで送信すると、登録済のメンバー全員のメー
ルアドレス宛にメールが配信されるため、メンバーは、
個人のメールボックスを確認するだけで、随時記事情報
を受け取ることが可能である。そのため、ユーザーは、
自分のメールBOXを確認をするだけで、新しい記事情
報が送信されたことを確認できる点に特徴がある。
【0004】また、現在、家庭で個人的にインターネッ
トに接続する場合には、電話回線を使い端末装置をイン
ターネットに接続する、いわゆるダイアルアップ接続が
主流となっているが、ダイアルアップ接続サービスは、
接続時間に応じて従量的に課金が行なわれている場合が
ほとんどである。
【0005】電子コミュニティとしてメーリングリスト
サービスを利用する場合には、電子メールソフトにより
記事情報の読み込みや投稿が可能であり、データ量が少
なく、また、記事情報の閲覧や投稿のための記事情報を
作成している間は、インターネットに接続する必要がな
いために、従量課金制でインターネットに接続している
ユーザーにとっては経済的であるという特徴もある。ま
た、一部の携帯端末装置や低機能の端末装置等のよう
な、WWWブラウジング機能がない端末装置からでも、
電子メールを送受信できる機能を備えている端末装置で
ありさえすれば、メーリングリストによる電子コミュニ
ティに参加することが可能である。
【0006】しかしながら、メーリングリストは、参加
登録が必要であることから、より多くのユーザーが参加
するための障壁になっている場合が少なくないといった
問題がある。また、メーリングリストは、投稿された記
事情報すべてが送信されるために、参加者は不要な記事
情報の受信をも強いられることになり、このことは、興
味がない記事情報にも目を通す機会が増えるためメリッ
トであるとも言えるが、また、不要な記事情報が送信さ
れる頻度が多いメーリングリストに参加したユーザーの
中には、例え有用な記事情報の送信があっても、メーリ
ングリストによる電子コミュニティへの参加を断念し退
会してしまう者も多かった。
【0007】また、メーリングリストを用いて記事情報
の送信にあっては、実際に参加してみないと記事情報が
配信される流量などを正確に把握できない場合や記事情
報の内容が分からない場合、更にはどのようなメンバー
が参加しているか分からないこと等も、メーリングリス
トに参加するための障壁になってしまうことがある。
【0008】したがって、特開平9−062595号公
報などにおいては、図5の流れ図に示すように、メーリ
ングリストサーバーは、メンバーから送信された記事情
報を、登録済みのメンバーに電子メールにて送信すると
共に、その記事情報をWWWブラウザにより容易に閲覧
できる機能を提供するものが提案されている。
【0009】一方、図6に示す流れ図のように、電子掲
示板(BBS)とは、WWWサーバー上に入力フォーム
が用意されており、このWWWブラウザを用いて記事情
報の入力を行ない、入力された記事情報はWWWサーバ
ー上に記録されてWWWブラウザを用いて閲覧できるサ
ービスである。
【0010】電子掲示板は、インターネットに接続され
たWWWブラウザが動作するコンピュータであれば、ど
こからでも記事情報の書き込み、閲覧ができるという特
徴があり、一般に公開された電子掲示板の場合、メーリ
ングリストのような参加登録の手続きを行うことなく、
誰でも過去の記事情報(過去ログ、アーカイブなどと称
する)を閲覧でき、このため、過去の記事情報を参照し
てから、自分の記事情報を書き込むことも可能であり、
メーリングリストよりも、より間口が開かれた電子コミ
ュニティであるといえる。
【0011】しかしながら、電子掲示板は、WWWブラ
ウザにより記事情報の書き込み・閲覧を行なうためにデ
ータ量が多くなり、メーリングリストと同様の情報量の
記事情報を送受信しようとした場合には、より多くの接
続時間を要し、このため従量課金制でンターネットに接
続しているユーザにとっては、経済的負担が大きくな
る。また、携帯端末や低機能の端末装置等にあっては、
電子メールの送受信は可能であっても、WWW閲覧機能
を備えていない場合やこの機能を備えていても動作速度
が遅く、現実的にはWWW閲覧が困難な場合があり、こ
のような端末装置にあっては電子掲示板への書き込み、
閲覧が不可能である。
【0012】また、電子掲示板は、自ら情報を読みに行
かないと情報が更新されている(新しい記事が書き込ま
れている)ことを知ることができず、逆に、情報を読み
に行っても記事情報がまったく更新されていない場合も
あるために、電子掲示板毎の書き込み頻度に合わせて、
情報を読みに行くスケジュールを自ら決める必要があ
り、特に、複数の電子掲示板に参加しているユーザーに
とっては、複数の電子掲示板の記事情報の更新を確認す
ることが煩わしかった。
【発明が解決しようとする課題】このように、メーリン
グリストを用いた情報通信は、情報が配信されてくる、
いわゆるプッシュ型の情報サービスであり、一方、電子
掲示板は、自ら必要な時に情報をとりに行く、いわゆる
プル型の情報サービスである。どちらもインターネット
上の電子コミュニティであるが、全く異なるサービスで
あり、それぞれのサービスには長所・短所があるため、
結果として、ユーザーは、それぞれのインターネットの
接続環境や端末装置の性能等を考慮して利便性のよい方
を選択して利用することになり、同じテーマを話会う電
子コミュニティであっても、メーリングリストサービス
と電子掲示板サービスで情報交換、意見交換、討論の場
が分裂してしまういう問題があった。
【0013】本発明は、かかる従来の課題を解決するた
めになされたもので、メーリングリストと電子掲示板の
利便性を損なうことなく、ユーザーが記事情報を得る際
のサービス方法を選択可能な電子コミュニティを提供す
ることにある。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の内の請求項1に係る発明は、電子コミュニ
ティを実現するための装置であって、記事情報が電子メ
ールにて送信されてきた場合、および、記事情報がサイ
トを用いて送信されてきた場合のいずれの場合であって
も、送信されてきた記事情報をメーリングリストに登録
されている送信先に電子メールで送信する処理と、前記
送信されてきた記事情報をサイトを用いて閲覧可能に記
事情報記憶手段に記憶する処理とを実行する処理手段を
備えたことを特徴とするようにした。
【0014】この請求項1に係る発明においては、記事
情報が電子メールにて送信されてきた場合、および、記
事情報がサイトを用いて送信されてきた場合のいずれの
場合であっても、送信されてきた記事情報をメーリング
リストに登録されている送信先に電子メールで送信し、
また、サイトを用いて閲覧可能に記事情報記憶手段に記
憶する。したがって、メーリングリストと電子掲示板の
利便性を損なうことなく、ユーザーが記事情報を得る際
には、サイトを用いるか電子メールを用いるかを選択可
能になる。
【0015】また、請求項2に係る発明は、請求項1に
記載の装置において、前記処理手段は、前記送信されて
きた記事情報をメーリングリストに登録されている送信
先に電子メールで送信する場合、記事情報全体の内容が
分かるような記事情報簡素化情報を送信する手段である
ことを特徴とする。
【0016】この請求項2に係る発明においては、記事
情報全体の内容が分かるような記事情報簡素化情報が送
信されるので、記事情報全体の内容が容易に把握され
る。
【0017】また、請求項3に係る発明は、請求項2に
記載の装置において、前記記事情報簡素化情報は、記事
情報の最初から所定量の情報、出願頻度の高い語句、お
よび記事情報の内の少なくとも1つであることを特徴と
する。
【0018】この請求項3に係る発明においては、記事
情報の最初から所定量の情報、出願頻度の高い語句、お
よび記事情報の内の少なくとも1つを記事情報簡素化情
報としたので、容易に記事情報簡素化情報を作成でき
る。
【0019】また、請求項4に係る発明は、請求項1、
2および3の内のいずれか一項に記載の装置において、
前記処理手段は、前記メーリングリストに登録されてい
る送信先に電子メールを送信する際に、前記記事情報に
広告情報を付加する、および/または、前記サイトを用
いた動作が行われる場合にはその画面に広告情報を付加
する手段であることを特徴とする。
【0020】この請求項4に係る発明においては、メー
リングリストに登録されている送信先に電子メールを送
信する際に、記事情報に広告情報を付加したり、サイト
を用いた動作が行われる場合にはその画面に広告情報を
付加したりするので、広告情報で収入を得ることが可能
となる。
【0021】また、請求項5に係る発明は、請求項1、
2、3および4の内のいずれか一項に記載の装置におい
て、前記処理手段は、前記メーリングリストに登録され
ている送信先に電子メールを送信する際に、記事情報を
閲覧可能なサイトのアドレスを付加して送信する手段で
あることを特徴とする。
【0022】この請求項5に係る発明においては、メー
リングリストに登録されている送信先に電子メールを送
信する際に、記事情報を閲覧可能なサイトのアドレスを
付加して送信するので、記事全文を閲覧したい場合の利
便性に富む。
【0023】そして、請求項6に係る発明は、電子コミ
ュニティを実現するためのプログラムを記録したコンピ
ュータ読み取り可能な記録媒体であって、記事情報が電
子メールにて送信されてきた場合、および、記事情報が
サイトを用いて送信されてきた場合のいずれの場合であ
っても、送信されてきた記事情報をメーリングリストに
登録されている送信先に電子メールで送信すると共に、
サイトを用いて閲覧可能に記事情報記憶手段に記憶する
処理、を含む処理を実行させるためのプログラムを記録
した記録媒体である。
【0024】このプログラムがコンピュータによって実
行されると、記事情報が電子メールにて送信されてきた
場合、および、記事情報がサイトを用いて送信されてき
た場合のいずれの場合であっても、送信されてきた記事
情報をメーリングリストに登録されている送信先に電子
メールで送信すると共に、サイトを用いて閲覧可能に記
事情報記憶手段に記憶する。したがって、メーリングリ
ストと電子掲示板の利便性を損なうことなく、ユーザー
が記事情報を得る際には、サイトを用いるか電子メール
を用いるかを選択可能になる。
【0025】このような記録媒体としては、ROM、半
導体IC等の半導体記録媒体、DVDROM、CDRO
M等の光記録媒体、フレキシブルディスク等の磁気記録
媒体、MO等の光磁気記録媒体等のデジタルコンテンツ
の記録、読み出しが可能な記録媒体が挙げられる
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は、本発明の実施の形態で
ある電子コミュニティシステムのブロック構成図であ
る。このシステムは、メンバーA、B、C、D用の端末
装置200a、200b、200c、200dと、電子
コミュニティ用装置100とを備え、この電子コミュニ
ティ用装置100と4台の端末装置200a〜200b
とは所要の情報を通信可能にインターネットや専用線等
で接続されている。なお、説明の都合上、端末装置20
0の台数を4台としたが台数はこれに限定されないこと
は言うまでもない。
【0026】電子コミュニティ用装置100は、メンバ
ーA、B、C、Dのメールアドレスa、b、c、dを登
録したメーリングリスト20と、記事情報を記憶するた
めの記事情報記憶部30と、処理部10とを有して構成
される。処理部10は、電子メールやWWWブラウザで
送信されてくる記事情報を受信して記事情報記憶部30
に記憶する処理、記事情報記憶部30に記憶された記事
情報をWWWブラウザで閲覧可能とする処理、メーリン
グリストを用いての記事情報の電子メールでの送信処理
等を行う。
【0027】(動作例1)まず、図2を参照して動作例
1を説明する。説明の都合上、メンバーBが電子メール
で記事情報を送信し、また、メンバーAがWWWブラウ
ザを用いて換言すればサイトを用いて記事情報を送信す
る場合を想定する。
【0028】メンバーB(201)が端末装置200b
を用いて記事情報を電子メールによって送信すると、処
理部10がこれを受信する。次いで、処理部10は、メ
ーリングリスト20を参照して、リストの登録メンバー
のメールボックスに対して電子メールを送信する(20
2、203)。次いで、処理部10は、記事情報をWW
Wブラウザで閲覧可能に記事情報記憶部30に記憶する
(204)。
【0029】すると、メンバーDは端末装置200dを
使用して電子メールにて記事情報を得ることができ(2
05)、一方、メンバーCは、端末装置200cを操作
してWWWブラウザを使用して記事情報を閲覧すること
ができる(206)。
【0030】次に、メンバーA(207)が端末装置2
00aを用いてWWWブラウザを使用して記事情報を送
信すると、処理部10がこれを受信する。次いで、処理
部10は、メーリングリスト20を参照して、リストの
登録メンバーのメールボックスに対して電子メールを送
信する(202、203)。次いで処理部10は、記事
情報をWWWブラウザで閲覧可能に記事情報記憶部30
に記憶する(204)。
【0031】すると、メンバーDは端末装置200dを
使用して電子メールにて記事情報を得ることができ(2
05)、一方、メンバーCは、端末装置200cを操作
してWWWブラウザを使用して記事情報を得ることがで
きる(206)。
【0032】したがって、記事情報が電子メールにて送
信されてきた場合、および、記事情報がサイトを用いて
送信されてきた場合のいずれの場合であっても、処理部
10は、送信されてきた記事情報をメーリングリスト2
0に登録されている送信先に電子メールで送信し、ま
た、上記送信されてきた記事情報をサイトを用いて閲覧
可能に記事情報記憶部20に記憶するので、メーリング
リストと電子掲示板の利便性を損なうことなく、ユーザ
ーが記事情報を得る際には、サイトを用いるか電子メー
ルを用いるかを選択可能になる。
【0033】(動作例2)図3に動作例2を示す。この
動作例は、受信した記事情報は、先に記事記憶部30に
記憶される点が動作例1と異なり、他に異なる点はな
い。メンバーB(201)が端末装置200bを用いて
記事情報を電子メールによって送信すると、処理部10
がこれを受信する。次いで、処理部10は、記事情報を
WWWブラウザで閲覧可能に記事情報記憶部30に記憶
する(204)。次いで処理部10は、メーリングリス
ト20を参照して、リストの登録メンバーのメールボッ
クスに対して電子メールを送信する(202、20
3)。
【0034】すると、メンバーDは端末装置200dを
使用して電子メールにて記事情報を得ることができ(2
05)、一方、メンバーCは、端末装置200cを操作
してWWWブラウザを使用して記事情報を閲覧すること
ができる(206)。なお、メンバーA(207)がW
WWブラウザを使用して記事情報を入力した場合にも同
様にして、記事情報の記事情報記憶部30への記憶、メ
ーリングリストを用いて処理が行われて、メンバーDは
端末装置200dを使用して電子メールにて記事情報を
得ることができ(205)、一方、メンバーCは、端末
装置200cを操作してWWWブラウザを使用して記事
情報を閲覧することができる(206)。
【0035】したがって、この動作例によっても、メー
リングリストと電子掲示板の利便性を損なうことなく、
ユーザーが記事情報を得る際には、サイトを用いるか電
子メールを用いるかを選択可能になる。
【0036】また、動作例1や動作例2において、電子
コミュニティでの情報交換、意見交換、討論等の記事内
容を不特定多数に公開したくない場合には、記事入力フ
ォーム及び過去記事の閲覧はパスワード等でアクセス制
限をかけることも可能である。
【0037】さらに、処理部10が、メーリングリスト
20を用いて電子メールを送信する際に、その電子メー
ルに広告情報を付加すること、WWWブラウザでの記事
情報入力や記事情報閲覧時に表示画面に広告情報を付加
するようにしても良い。これによれば、広告収入が得ら
れる。なお、入力フォーム、記事閲覧画面のWWW上の
バーナー広告から得られる広告収入だけでシステムを維
持・運営を行ない、また利潤を得ることで、ユーザーか
ら費用を徴収することなく、メーリングリストを用いた
電子メールの送信には広告を一切付与しないことも可能
である。また、逆に、メーリングリストを使用して送信
される電子メールにだけ広告を付与することで、ユーザ
ーから費用を徴収することなく、WWW上の入力フォー
ムや閲覧画面に広告を付加しないサービスも可能であ
る。
【0038】(動作例3)この動作例は、図4に示すよ
うに、動作例2において、記事情報の加工(400)を
する点に特徴がある。処理部10は、メーリングリスト
20に登録されたアドレスに記事情報を電子メールにて
送信する場合、記事情報全部を送信するのではなく、記
事情報の内容が分かるような記事情報簡素化情報を送信
する。
【0039】したがって、記事情報全体の内容が分かる
ような記事情報簡素化情報が送信されるので、記事情報
全体の内容が容易に把握される。なお、この記事情報簡
素化情報は、例えば、記事情報の最初から100文字の
情報や記事情報の表題や出現頻度の高い語句とすれば、
容易にこの記事情報簡素化情報を作成できる。
【0040】そして、記事情報の更新を知ったメンバー
は記事全文を読みたい場合にのみ、電子掲示板を閲覧し
にいくことになり、この場合、電子メールによって記事
全文を受け取る必要がなくなるため、興味のない記事が
占める割合が多い場合などに有効である。また、メーリ
ングリストを用いて記事情報を送信する際に、記事情報
中に電子掲示板の該当記事のURL情報を付加すること
で、記事全文を閲覧する場合に容易にアクセス可能とな
る。
【0041】このように本発明の実施形態によれば、電
子コミュニティへの参加者は、各自のインターネットの
接続環境や端末装置の性能によって、従来のメーリング
リストよる記事情報の投稿、配信と、電子掲示板による
記事情報の書き込み、閲覧の機能を自由に選択し組合せ
て受けることができ、利用しない他方のサービスをまっ
たく意識する必要がなく、ひとつの電子コミュニティの
情報を共有できるようになることである。
【0042】そのため、従来のメーリング・リストだけ
のサービス、電子掲示板だけのサービスによる電子コミ
ュニティの場合と比較して、同様のテーマによる電子コ
ミュニティでも、より多くの参加者が集まる電子コミュ
ニティとなる。また、従来の電子掲示板と同様に電子掲
示板の記事を読み興味ある情報交換、意見交換、討論が
されていることを確認してから、本発明の電子コミュニ
ティに参加することが可能であり、従来の電子掲示板と
同程度に間口の広い電子コミュニティを構築できる。
【0043】また、サービス提供者はメーリングリスト
を使用してメンバーに送信される記事情報に数行の広告
を付加したり、電子掲示板の入力フォームや記事閲覧画
面にバーナー広告を付加することで、システムを運営・
維持するための費用をユーザーから徴収することなく収
入を得ている場合には、従来のメーリングリストだけ、
または電子掲示板だけの電子コミュニティよりもより多
くの広告手段を提供できるため、広告収入の増加に寄与
できる。
【0044】また、図1に示す装置は、その動作手順を
プログラム化したものをROM等の記録媒体に記憶して
おいて、これをCPUが実行するようにして実現するこ
とができる。
【0045】以上、本発明の実施の形態について説明し
たきたが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、
本発明の実施の形態に対して種々の変形や変更を施すこ
とができ、例えば、端末装置の台数を図1に示す台数よ
り減少させたり増加させたりすること、WWWサーバ部
とメール送信部とを別個の装置とすること、等の種々の
変形や変更が挙げられる。
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、記事情報が電子メールにて送信されてきた場合、お
よび、記事情報がサイトを用いて送信されてきた場合の
いずれの場合であっても、送信されてきた記事情報をメ
ーリングリストに登録されている送信先に電子メールで
送信すると共に、サイトを用いて閲覧可能に記事情報記
憶手段に記憶するので、メーリングリストと電子掲示板
の利便性を損なうことなく、ユーザーが記事情報を得る
際には、サイトを用いるか電子メールを用いるかを選択
可能になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の電子コミュニティシステ
ムのブロック構成図である。
【図2】第1の動作例の説明図である。
【図3】第2の動作例の説明図である。
【図4】第3の動作例の説明図である。
【図5】従来技術の説明図である。
【図6】従来技術の説明図である。
【符号の説明】
10 処理部 20 メーリングリスト 30 記事情報記憶部 100 電子コミュニティ用装置 200a、200b、200c、200d 端末装置

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子コミュニティを実現するための装置
    であって、 記事情報が電子メールにて送信されてきた場合、およ
    び、記事情報がサイトを用いて送信されてきた場合のい
    ずれの場合であっても、 送信されてきた記事情報をメーリングリストに登録され
    ている送信先に電子メールで送信する処理と、前記送信
    されてきた記事情報をサイトを用いて閲覧可能に記事情
    報記憶手段に記憶する処理とを実行する処理手段を備え
    たことを特徴とする電子コミュニティ用装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置において、 前記処理手段は、 前記送信されてきた記事情報をメーリングリストに登録
    されている送信先に電子メールで送信する場合、記事情
    報全体の内容が分かるような記事情報簡素化情報を送信
    する手段であることを特徴とする電子コミュニティ用装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の装置において、 前記記事情報簡素化情報は、記事情報の最初から所定量
    の情報、出願頻度の高い語句、および記事情報の内の少
    なくとも1つであることを特徴とする電子コミュニティ
    用装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3の内のいずれか一
    項に記載の装置において、 前記処理手段は、 前記メーリングリストに登録されている送信先に電子メ
    ールを送信する際に、前記記事情報に広告情報を付加す
    る、および/または、前記サイトを用いた動作が行われ
    る場合にはその画面に広告情報を付加する手段であるこ
    とを特徴とする電子コミュニティ用装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3および4の内のいずれ
    か一項に記載の装置において、 前記処理手段は、 前記メーリングリストに登録されている送信先に電子メ
    ールを送信する際に、記事情報を閲覧可能なサイトのア
    ドレスを付加して送信する手段であることを特徴とする
    電子コミュニティ用装置。
  6. 【請求項6】 電子コミュニティを実現するためのプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
    であって、 記事情報が電子メールにて送信されてきた場合、およ
    び、記事情報がサイトを用いて送信されてきた場合のい
    ずれの場合であっても、送信されてきた記事情報をメー
    リングリストに登録されている送信先に電子メールで送
    信すると共に、サイトを用いて閲覧可能に記事情報記憶
    手段に記憶する処理、を含む処理を実行させるためのプ
    ログラムを記録した記録媒体。
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