JP2001318665A - 表示制御装置および表示制御方法 - Google Patents

表示制御装置および表示制御方法

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JP2001318665A
JP2001318665A JP2000138339A JP2000138339A JP2001318665A JP 2001318665 A JP2001318665 A JP 2001318665A JP 2000138339 A JP2000138339 A JP 2000138339A JP 2000138339 A JP2000138339 A JP 2000138339A JP 2001318665 A JP2001318665 A JP 2001318665A
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Keiichi Sakano
恵市 阪野
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーソル位置などユーザが注目する操作対象
位置の表示の制御に工夫をこらして、ユーザの視線の移
動を極力抑制し、目の疲労を軽減する。 【解決手段】 現在位置検出部101によってドキュメ
ント領域10での現在のカーソル30の位置を検出し、
ユーザ入力検出部102によってユーザからのカーソル
30の位置の変更の入力を検出する。移動先決定部10
3は、上記の処理結果に基づいてカーソル30の移動先
を決定する。さらに、表示内容決定部104は、上記の
処理結果に基づいて表示エリア20および表示エリア内
でのカーソル30の位置の表示位置を決定する。そし
て、表示更新部105は、表示内容決定部に従って表示
エリア20および表示エリア内でのカーソル30の位置
の表示位置を更新する。この場合において、表示内容決
定部104は、原則として、カーソル30の変位を表示
エリア20と一体の状態で行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パーソナルコンピ
ュータやワードプロセッサなどにおいて、テキストドキ
ュメントやイメージデータを表示するときの制御装置お
よび制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワードプロセッサなどのドキュメ
ント編集アプリケーションでは、ユーザの操作対象位置
であるキー入力位置を示すカーソルが表示エリアの上下
左右の境界線を越えようとした場合に、表示エリア全体
が上下左右方向へ移動するようになっている。
【0003】例えば、図15に示すように、太枠で囲ま
れる表示エリア20の最上位行にカーソル30があると
きに、カーソル30を1行上に移動すると、表示エリア
20自身が1行分上に移動する。なお、符号の10は表
示内容情報領域としてのドキュメント領域である。
【0004】また、図16に示すように、表示エリア2
0の最下位行にカーソル30があるときに、カーソル3
0を1行下に移動すると、表示エリア20自身が1行分
下に移動する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の編集ア
プリケーションソフトウェアでは、表示エリアの上下左
右の境界線を越えるのではなしに、表示エリア20の内
部のみに限った状態でカーソル30が移動する場合に
は、カーソル30だけが移動し、表示エリア20自体は
移動しないようになっている。
【0006】例えば、図17に示すように、カーソル3
0が表示エリア20の中程にある場合において、カーソ
ル30をm行分上に移動した場合や、n行分下に移動し
た場合、カーソル30そのものの表示位置がm行上、あ
るいはn行下に移動するだけで、表示エリア20そのも
のの移動は起こらない。上下方向だけでなく、左右方向
についても同様である。
【0007】しかしながら、そのような制御形態のため
に、表示画面内での操作対象位置すなわちカーソル30
の位置がランダムに変動することとなって(図17の破
線の連続した矢印がランダム変位を表している)、その
操作対象位置を視認しなければならないユーザは、その
ようなランダムな変動に追随して視線を移動しなければ
ならず、目の疲労が大きいものとなっている。
【0008】また、テキストドキュメント内で文字列の
検索を行い、該当する文字列を順次表示していくとき
も、該当文字列が表示エリア20のあらゆる位置に表示
される可能性があり、やはり視線の移動が頻繁に発生す
るため、目の疲れを助長することになっている。
【0009】表示内容情報がテキストドキュメントの場
合に限らず、イメージデータの場合にも、上記と同様の
問題が生じている。
【0010】本発明は上記した課題の解決を図るべく創
作したものであって、カーソル位置などユーザが注目す
る操作対象位置の表示の制御に工夫をこらすことによ
り、視線の移動を極力抑制し、目の疲労を軽減すること
のできる表示制御装置および表示制御方法を提供するこ
とを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】表示制御装置または表示
制御方法についての本発明は、次のような手段を講じる
ことにより、上記の課題を解決するものである。
【0012】すなわち、本発明は、ドキュメント領域な
どの表示内容情報領域の内部においてカーソル位置など
の操作対象位置を変位せんとするときに、原則として、
前記の操作対象位置を表示エリアと一体とする状態で、
前記表示内容情報領域に対して相対的に変位させること
としたものである。
【0013】より詳しくは、操作対象位置を表示内容情
報領域の内部において現在位置から希望位置へ変位せん
とするときに、その希望位置での操作対象位置の表示に
際して、操作対象位置を表示内容情報領域内で変位させ
る方向と同じ方向でかつ操作対象位置を表示内容情報領
域内で変位させる移動距離と同じ移動距離で、表示エリ
アも表示内容情報領域に対して変位させる。その結果と
して、操作対象位置も表示エリアも表示内容情報領域に
対しては変位するものの、その操作対象位置の変位方向
および移動距離が表示エリアの変位方向および移動距離
と等価であるため、これら両者すなわち操作対象位置と
表示エリアとの間には相対的な変位が生じることがな
く、操作対象位置と表示エリアとの相対的位置関係は、
変位前と変位後とで同一の関係を保持したままとなる。
【0014】したがって、表示内容情報領域内での操作
対象位置の変位にかかわらず、表示画面内での操作対象
位置の相対的な位置関係は、原則として常に一定に保た
れることとなる。
【0015】ユーザが注目する操作対象位置の表示の制
御について上記のような工夫をこらすことにより、視線
の移動を極力抑制し、目の疲労を軽減することができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を総括
的に説明する。
【0017】本願第1の発明の表示制御装置は、表示内
容情報領域内で操作対象位置を変位するときに、前記操
作対象位置を表示エリアと一体の状態で前記表示内容情
報領域に対して相対的に変位させるように構成してある
ことを特徴としている。
【0018】この第1の発明による作用については、上
記の〔課題を解決するための手段〕の項で説明したのと
実質的に同様のものとなる。すなわち、操作対象位置と
表示エリアとの相対的位置関係について変位前と変位後
とで同一状態に保持したまま表示内容情報領域内で操作
対象位置を変位させるので、表示画面内での操作対象位
置の相対的な位置関係が原則的に常に一定に保たれるこ
ととなり、ユーザの視線の移動が抑制され、目の疲労が
軽減されることとなる。
【0019】本願第2の発明の表示制御装置は、上記の
第1の発明において、前記表示エリアの端辺が前記表示
内容情報領域の端辺に重畳することで前記操作対象位置
と前記表示エリアとの一体状態での変位が限界を越える
ことになるときには、変位後の表示エリアに対して操作
対象位置を相対的に変位させるように構成してあるとい
うものである。
【0020】操作対象位置と表示エリアとの一体状態で
の変位を原則としているが、操作対象位置の移動距離が
大きくなると、表示エリアの端辺が表示内容情報領域の
端辺と重畳するようになり、このような限界に達したと
きには、それ以上の操作対象位置の変位については、操
作対象位置と表示エリアとの一体状態での変位が不可と
なる。そこで、表示エリアの変位については、その端辺
が表示内容情報領域の端辺と重畳するのを限度となし、
操作対象位置の変位について不足する部分は、操作対象
位置を表示エリアに対して相対的に変位させることで補
い、結果として、操作対象位置を表示内容情報領域内で
希望位置まで移動させるのである。
【0021】この第2の発明による作用は次のとおりで
ある。上記の限度内であれば、上記の第1の発明と同様
に、操作対象位置と表示エリアとの相対的位置関係につ
いて変位前と変位後とで同一状態に保持したまま表示内
容情報領域内で操作対象位置を変位させるので、表示画
面内での操作対象位置の相対的な位置関係が原則的に常
に一定に保たれることとなる。そして、上記の限度を越
えたときには、表示エリアに対して操作対象位置を相対
的に変位させるので、上記の一体的な変位の形態は崩れ
はするものの、その表示エリアに対する操作対象位置の
相対的な移動距離は、従来技術の場合に比べると、統計
的・確率的に随分と小さなものとなり、全体としては、
ユーザ視線の移動抑制が果たされ、目の疲労の軽減の効
果が期待されることとなる。
【0022】本願第3の発明の表示制御装置は、上記の
第1の発明において、前記操作対象位置の移動距離が前
記表示エリアの端辺と前記表示内容情報領域の端辺との
重畳状態を越えるものに相当するときを含めて、常に、
前記操作対象位置と前記表示エリアとの一体状態での変
位を行うように構成してあるというものである。
【0023】操作対象位置と表示エリアとの一体状態で
の変位を、条件のいかんにかかわらず、常に保持せんと
するのが、この第3の発明である。すなわち、操作対象
位置の移動距離が大きくなって、表示エリアの端辺が表
示内容情報領域の端辺と重畳することとなる限界を越え
てさらに操作対象位置の変位が行われるような状況とな
っても、上記の一体的な変位の形態を保持するものであ
る。
【0024】この第3の発明によると、表示画面内での
操作対象位置の相対的な位置関係が原則的に常に一定に
保たれることとなり、ユーザ視線の移動抑制とそれに伴
う目の疲労の軽減の効果を十分に発揮させることが可能
となる。
【0025】本願第4の発明の表示制御装置は、上記の
第3の発明において、前記変位後の表示エリアにおいて
前記表示内容情報領域を越えるエリア部分に対しては、
その越えている状態を示す特殊表示を行うように構成し
てあるというものである。
【0026】この第4の発明による作用は次のとおりで
ある。表示画面において、表示内容情報の表示は表示画
面の全体ではなく、一部におけるものとなる。残りの部
分は表示内容情報のない状態である。その部分に対して
特殊表示を行うことにより、ユーザにその状況を的確に
知らせるのである。なお、特殊表示としては、グレイ表
示としたり、特定の色で表示したり、特定の模様や絵柄
で表示したり、要するに、表示内容情報とは明らかに区
別がつく状態での表示であれば、どのような表示形態の
ものであってもよい。画面焼き付きを防止するためのス
クリーンセーバのようなものでもよい。
【0027】本願第5の発明の表示制御装置は、表示内
容情報領域内での現在の操作対象位置を検出する現在位
置検出部と、ユーザからの操作対象位置の変更の入力を
検出するユーザ入力検出部と、前記現在位置検出部と前
記ユーザ入力検出部から操作対象位置の移動先を決定す
る移動先決定部と、前記現在位置検出部と前記移動先決
定部に従って表示エリアおよび表示エリア内での操作対
象位置の表示位置を決定する表示内容決定部と、前記表
示内容決定部に従って表示エリアおよび表示エリア内で
の操作対象位置の表示位置を更新する表示更新部とを備
えていることを特徴としている。
【0028】この第5の発明による作用は次のとおりで
ある。現在位置検出部によって表示内容情報領域内での
現在の操作対象位置を検出し、ユーザ入力検出部によっ
てユーザからの操作対象位置の変更の入力を検出する。
移動先決定部は、現在位置検出部とユーザ入力検出部の
処理結果に基づいて操作対象位置の移動先を決定する。
さらに、表示内容決定部は、現在位置検出部と移動先決
定部の処理結果に基づいて表示エリアおよび表示エリア
内での操作対象位置の表示位置を決定する。そして、表
示更新部は、表示内容決定部に従って表示エリアおよび
表示エリア内での操作対象位置の表示位置を更新する。
この場合において、表示エリアおよび表示エリア内での
操作対象位置の表示位置の決定に際しては、上記の第1
・第2の発明の手段を利用することができる。
【0029】したがって、表示エリアの端辺と表示内容
情報領域の端辺とが重畳するという限度に対して、その
限度内であれば、操作対象位置と表示エリアとの相対的
位置関係について変位前と変位後とで同一状態に保持し
たままとなし、限度を越えたときには、不足を補うため
に、表示エリアに対して操作対象位置を相対的に変位さ
せることとなるが、統計的・確率的にみると、全体とし
て、従来技術の場合に比べて、操作対象位置の移動距離
を随分小さなものとなし得、ユーザ視線の移動抑制を有
効なものとなし、目の疲労の軽減効果を達成することが
できる。
【0030】本願第6の発明の表示制御装置は、上記の
第5の発明において、さらに、表示エリアおよび表示エ
リア内での操作対象位置の更新方法を設定する更新方法
設定部を備え、前記表示内容決定部が前記更新方法設定
部と前記現在位置検出部と前記移動先決定部に従って表
示エリアおよび表示エリア内での操作対象位置の表示位
置を決定するように構成されているというものである。
【0031】この第6の発明による作用は次のとおりで
ある。更新方法設定部は、表示エリアおよび表示エリア
内での操作対象位置の更新方法を設定する。したがっ
て、表示内容決定部は、その設定された更新方法のもと
で、表示エリアおよび表示エリア内での操作対象位置の
表示位置を決定することになる。この場合において、上
記の第3・第4の発明の手段を利用することができる。
【0032】したがって、表示画面内での操作対象位置
の相対的な位置関係を原則的に常に一定に保つことが可
能となり、ユーザ視線の移動抑制とそれに伴う目の疲労
の軽減の効果を十分に発揮させることが可能となる。
【0033】また、変位後の表示エリアにおいて表示内
容情報領域を越えるエリア部分を特殊表示することで、
ユーザにそのことを明確に知らせることが可能となる。
【0034】本願第7以降の発明は、表示制御方法につ
いてのものであり、それは、上記の表示制御装置に対し
てカテゴリーを変えて記述したものに相当している。
【0035】本願第7の発明の表示制御方法は、表示内
容情報領域内で操作対象位置を変位するときに、前記操
作対象位置を表示エリアと一体の状態で前記表示内容情
報領域に対して相対的に変位させることを特徴とするも
のである。この第7の発明によると、表示画面内での操
作対象位置の相対的な位置関係を原則的に常に一定に保
つこととなり、ユーザの視線の移動を抑制し、目の疲労
を軽減することとなる。
【0036】本願第8の発明の表示制御方法は、上記の
第7の発明において、前記表示エリアの端辺が前記表示
内容情報領域の端辺に重畳することで前記操作対象位置
と前記表示エリアとの一体状態での変位が限界を越える
ことになるときには、変位後の表示エリアに対して操作
対象位置を相対的に変位させることを特徴とするもので
ある。この第8の発明によると、限度を越えたときには
表示エリアと操作対象位置の一体的な変位の形態は崩れ
はするものの、限度までは一体的変位を保持するので、
操作対象位置の相対的な移動距離は、統計的・確率的に
みて従来技術の場合より随分と小さなものとなし得、全
体としては、ユーザ視線の移動抑制を果たし、目の疲労
の軽減の効果を発揮する。
【0037】本願第9の発明の表示制御方法は、上記の
第7の発明において、前記操作対象位置の移動距離が前
記表示エリアの端辺と前記表示内容情報領域の端辺との
重畳状態を越えるものに相当するときを含めて、常に、
前記操作対象位置と前記表示エリアとの一体状態での変
位を行うことを特徴とするものである。この第9の発明
によると、限度を越えて操作対象位置の移動距離が大き
くなっても、表示画面内での操作対象位置の相対的な位
置関係を原則的に常に一定に保つこととなり、ユーザ視
線の移動抑制とそれに伴う目の疲労の軽減の効果を十分
に発揮させることが可能となる。
【0038】本願第10の発明の表示制御方法は、上記
の第9の発明において、前記変位後の表示エリアにおい
て前記表示内容情報領域を越えるエリア部分に対して
は、その越えている状態を示す特殊表示を行うことを特
徴とするものである。この第10の発明によると、ユー
ザに対して、表示内容情報のない領域であることを的確
に知らせることが可能となる。
【0039】本願第11の発明の表示制御方法は、表示
内容情報領域内での現在の操作対象位置を検出する現在
位置検出工程と、ユーザからの操作対象位置の変更の入
力を検出するユーザ入力検出工程と、前記現在位置検出
工程と前記ユーザ入力検出工程から操作対象位置の移動
先を決定する移動先決定工程と、前記現在位置検出工程
と前記移動先決定工程に従って表示エリアおよび表示エ
リア内での操作対象位置の表示位置を決定する表示内容
決定工程と、前記表示内容決定工程に従って表示エリア
および表示エリア内での操作対象位置の表示位置を更新
する表示更新工程とを含んでいることを特徴とするもの
である。この第11の発明によると、上記の第5の発明
の表示制御装置によるのと同様な作用を発揮する。
【0040】本願第12の発明の表示制御方法は、上記
の第11の発明において、さらに、表示エリアおよび表
示エリア内での操作対象位置の更新方法を設定する更新
方法設定工程を含み、前記表示内容決定工程が前記更新
方法設定工程と前記現在位置検出工程と前記移動先決定
工程に従って表示エリアおよび表示エリア内での操作対
象位置の表示位置を決定することを特徴とするものであ
る。この第12の発明によると、上記の第6の発明の表
示制御装置による場合と実質的に同様な作用を発揮す
る。
【0041】(具体的な実施の形態)以下、本発明にか
かわる表示制御装置(自動スクロールエディタ)の具体
的な実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
【0042】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1の表示制御装置のモジュール構成を示すブロック図
である。この表示制御装置は、その主要な構成要素とし
て、現在位置検出部101と、ユーザ入力検出部102
と、移動先決定部103と、表示内容決定部104と、
表示更新部105とを備えている。
【0043】現在位置検出部101は現在のカーソル位
置を検出するものであり、ユーザ入力検出部102はキ
ーボードなどの入力デバイスからのユーザ入力、特にカ
ーソル移動入力を検出するものであり、移動先決定部1
03は現在のカーソル位置とユーザからの入力をもとに
してカーソル30の移動先を決定するものである。すな
わち、ユーザによって上矢印キーが入力されたときには
カーソルの移動先を1行上となし、下矢印キーが入力さ
れたときにはカーソルの移動先を1行下となし、左矢印
キーが入力されたときにはカーソルの移動先を1桁左と
なし、右矢印キーが入力されたときにはカーソルの移動
先を1桁右となすように移動先決定部103は構成され
ている。表示内容決定部104は、現在のカーソル位置
とその移動先から、図3に示される表示エリア更新アル
ゴリズムに従って、新しい表示エリア20およびカーソ
ル30の表示位置を決定するものであり、表示更新部1
05は、表示内容決定部104に従って表示エリア20
および表示エリア20内でのカーソル30の位置の更新
を行うものである。
【0044】図2はドキュメント領域と表示エリアと現
在の操作対象位置すなわちカーソル位置との関係を示
す。ドキュメント領域10の上端辺、下端辺、左端辺、
右端辺とカーソル30との距離をそれぞれDu,Dd,
Dl,Drとし、表示エリア20の上端辺、下端辺、左
端辺、右端辺とカーソル30との距離をそれぞれWu,
Wd,Wl,Wrとする。また、表示エリア20とドキ
ュメント領域10との上端辺間距離、下端辺間距離、左
端辺間距離、右端辺間距離をそれぞれΔu,Δd,Δ
l,Δrとする。
【0045】Δu=Du−Wu Δd=Dd−Wd Δl=Dl−Wl Δr=Dr−Wr である。
【0046】次に、表示エリア更新アルゴリズムについ
て図3を用いて説明する。
【0047】まず、現在位置検出部101、ユーザ入力
検出部102、移動先決定部103により、カーソル3
0の現在位置と移動先を確定する。次に、図3に示すよ
うに、カーソル30の現在位置から移動先への変位が上
下方向の移動を伴うものかどうかのチェックを行う。そ
して、上方向への移動があるときには、処理1の上方向
移動表示エリア更新処理を実行する。この処理1のアル
ゴリズムの詳細は図4に示してある。また、下方向への
移動があるときには、処理2の下方向移動表示エリア更
新処理を実行する。この処理2のアルゴリズムの詳細は
図5に示してある。
【0048】次いで、カーソル30の現在位置から移動
先への変位が左右方向の移動を伴うものかどうかのチェ
ックを行う。そして、左方向への移動があるときには、
処理3の左方向移動表示エリア更新処理を実行する。こ
の処理3のアルゴリズムの詳細は図6に示してある。ま
た、右方向への移動があるときには、処理4の右方向移
動表示エリア更新処理を実行する。この処理4のアルゴ
リズムの詳細は図7に示してある。
【0049】処理1と処理2とは同様の考え方に基づく
ため、ここでは処理1について詳しく説明することとす
る。処理1の上方向移動表示エリア更新処理を図4およ
び図8〜図10を用いて説明する。
【0050】操作対象位置としてのカーソル30の変位
である現在位置から移動先への上方向への変位におい
て、その上方向への移動距離をmovとする。
【0051】まず、移動距離movが、 mov≦Δu(=Du−Wu) ……………………………………(1) の条件を満たすかどうかをチェックする。(1)の条件
を満たすときは、パターン1の処理を行う。すなわち、
図8(a)から図8(b)にかけて示すように、ドキュ
メント領域10に対して表示エリア20およびカーソル
30を一体として上方向にmovだけ移動させる。表示
エリア20をmovだけ上方向に移動させても、その移
動距離movは上端辺間距離Δu以下であるため、表示
エリア20の上端辺はドキュメント領域10の上端辺よ
り下方位置にくるか、たかだかドキュメント領域10の
上端辺に重畳するかであり、そのような表示エリア20
の移動は可能である。そして、表示エリア20と一体に
カーソル30が移動するので、表示エリア20に対する
カーソル30の相対的位置関係は、移動前と移動後とで
等価なものとなっている。
【0052】(1)の条件を満たさないとき、すなわ
ち、mov>Δuとなっているときは、移動距離mov
が、 Δu<mov≦Du …………………………………………………(2) の条件を満たすかどうかをチェックする。(2)の条件
を満たすときは、パターン2の処理を行う。この(2)
の条件のうち、mov<Duの場合を図9によって説明
し、mov=Duの場合を図10によって説明する。
【0053】まず、mov<Duの場合であるが、図9
(a)から図9(b)にかけて示すように、考え方の第
1段階として、まず、ドキュメント領域10に対して表
示エリア20およびカーソル30を一体として上方向に
移動させる。その移動の最大限は表示エリア20の上端
辺がドキュメント領域10の上端辺に重畳するまでであ
るから、とりあえずの上方向への移動距離を上端辺間距
離Δuとする。
【0054】カーソル30について要求されている移動
距離はmov(>Δu)であるから、上記のみでは、m
ov−Δuだけ移動距離が不足する。そこで、今度は、
カーソル30のみについて、調整距離δu(=mov−
Δu)を上方向に移動させる。カーソル30についての
合計の移動距離Yuは、 Yu=Δu+δu=Δu+(mov−Δu)=mov …………(3) であり、要求されている移動距離movだけ、ドキュメ
ント領域10に対してカーソル30を移動させることに
なる。この場合、表示エリア20に対するカーソル30
の相対的位置関係は、移動前と移動後とで調整距離δu
だけ変化している。このときの移動後のカーソル30の
位置は表示エリア20における2行目以下の位置とな
る。
【0055】次に、mov=Duの場合であるが、図1
0に示すように、上記と同様の考えに基づいて、まず、
ドキュメント領域10に対して表示エリア20およびカ
ーソル30を一体として上方向に移動させる。その移動
の最大限は表示エリア20の上端辺がドキュメント領域
10の上端辺に重畳するまでであるから、移動距離を上
端辺間距離Δuとする。カーソル30について要求され
ている移動距離はmov(=Du>Δu)であるから、
上記のみでは、mov−Δuだけ移動距離が不足する。
そこで、今度は、カーソル30のみについて、調整距離
δu(=mov−Δu)を上方向に移動させる。カーソ
ル30についての合計の移動距離Yuは、上記の(3)
と同様になり、要求されている移動距離movだけ、ド
キュメント領域10に対してカーソル30を移動させる
ことになる。この場合も、表示エリア20に対するカー
ソル30の相対的位置関係は、移動前と移動後とで調整
距離δuだけ変化している。そして、カーソル30の合
計の移動距離Yu=mov=Duであるから、移動後の
カーソル30の位置はドキュメント領域10における最
上位行の位置となり、これは移動後の表示エリア20に
おける最上位行の位置となる。
【0056】なお、図9の場合のアルゴリズムと図10
の場合のアルゴリズムとは等価なものである。図10の
状況は、図9の特殊な場合となっているにすぎない。
【0057】次に、上記の(2)の条件〔Δu<mov
≦Du〕を満たさないとき、つまり、 mov>Du …………………………………………………………(4) となっているときは、そのようなカーソル30の移動の
要求は起こり得ないので、カーソル30の移動を禁止す
る。もちろん、表示エリア20の移動も禁止する。
【0058】以上のように、カーソル30の移動距離m
ovが上端辺間距離Δu以下のときには、ドキュメント
領域10に対するカーソル30の移動については、移動
距離movだけの表示エリア20と一体の移動のみです
むので、表示エリア20に対するカーソル30の相対的
位置関係は、移動前と移動後とで不変であり、ドキュメ
ント領域10での操作対象位置を上方向に変化させたと
きに、表示画面上ではユーザの視線は上下方向では動か
す必要がなくなっており、目の疲れを軽減することがで
きる。
【0059】そして、カーソル30の移動距離movが
上端辺間距離Δuを超えるときには、ドキュメント領域
10に対するカーソル30の移動については、上端辺間
距離Δuの表示エリア20と一体の移動と、不足分(m
ov−Δu)に等しい調整距離δuのカーソル30の移
動との合成となる。そのときの表示エリア20に対する
カーソル30の相対的移動距離は、調整距離δu=mo
v−Δuである。これを従来技術の場合と比べると、従
来技術の場合には、表示エリア20を移動させずにカー
ソル30をmovだけ移動させるので、表示エリア20
に対するカーソル30の相対的移動距離は、movとな
る。両者の差分は、mov−δu=Δuであり、本実施
の形態によれば、表示エリア20に対してカーソル30
を相対的に移動させるにしても、従来技術の場合よりも
Δuだけ少ない移動距離ですむ。したがって、ユーザが
表示画面上で視線を動かす必要な距離は、統計的・確率
的により短くてすみ、目の疲れの軽減に寄与することと
なる。
【0060】次に、図3における処理3つまりは図6の
左方向移動表示エリア更新処理について、その概要を説
明する。
【0061】操作対象位置としてのカーソル30の変位
である現在位置から移動先への左方向への変位におい
て、その左方向への移動距離をmovとする。
【0062】まず、移動距離movが、 mov≦Δl(=Dl−Wl) ……………………………………(5) の条件を満たすかどうかをチェックする。(5)の条件
を満たすときは、パターン1の処理を行う。すなわち、
ドキュメント領域10に対して表示エリア20およびカ
ーソル30を一体として左方向にmovだけ移動させ
る。表示エリア20をmovだけ左方向に移動させて
も、その移動距離movは左端辺間距離Δl以下である
ため、表示エリア20の左端辺はドキュメント領域10
の左端辺より右方位置にくるか、たかだかドキュメント
領域10の左端辺に重畳するかであり、そのような表示
エリア20の移動は可能である。そして、表示エリア2
0と一体にカーソル30が移動するので、表示エリア2
0に対するカーソル30の相対的位置関係は、移動前と
移動後とで等価なものとなっている。
【0063】(5)の条件を満たさないとき、すなわ
ち、mov>Δlとなっているときは、移動距離mov
が、 Δl<mov≦Dl …………………………………………………(6) の条件を満たすかどうかをチェックする。(6)の条件
を満たすときは、パターン2の処理を行う。考え方の第
1段階として、まず、ドキュメント領域10に対して表
示エリア20およびカーソル30を一体として左方向に
移動させる。その移動の最大限は表示エリア20の左端
辺がドキュメント領域10の左端辺に重畳するまでであ
るから、移動距離を左端辺間距離Δlとする。カーソル
30について要求されている移動距離はmov(>Δ
l)であるから、上記のみでは、mov−Δlだけ移動
距離が不足する。そこで、今度は、カーソル30のみに
ついて、調整距離δl(=mov−Δl)を左方向に移
動させる。カーソル30についての合計の移動距離Xl
は、 Xl=Δl+δl=Δl+(mov−Δl)=mov …………(7) であり、要求されている移動距離movだけ、ドキュメ
ント領域10に対してカーソル30を移動させることに
なる。この場合、表示エリア20に対するカーソル30
の相対的位置関係は、移動前と移動後とで調整距離δl
だけ変化している。
【0064】なお、mov=Dlの場合、移動後のカー
ソル30の位置はドキュメント領域10における最左位
桁の位置となり、これは移動後の表示エリア20におけ
る最左位桁の位置となる。
【0065】次に、上記の(6)の条件〔Δl<mov
≦Dl〕を満たさないとき、つまり、 mov>Dl …………………………………………………………(8) となっているときは、そのようなカーソル30の移動の
要求は起こり得ないので、カーソル30の移動を禁止す
る。もちろん、表示エリア20の移動も禁止する。な
お、カーソル30については、表示エリア20の最右位
桁に飛ばしてもよい。
【0066】以上のように、カーソル30の移動距離m
ovが左端辺間距離Δl以下のときには、ドキュメント
領域10に対するカーソル30の移動については、移動
距離movだけの表示エリア20と一体の移動のみです
むので、表示エリア20に対するカーソル30の相対的
位置関係は、移動前と移動後とで不変であり、ドキュメ
ント領域10での操作対象位置を左方向に変化させたと
きに、表示画面上ではユーザの視線は左右方向では動か
す必要がなくなっており、目の疲れを軽減することがで
きる。
【0067】そして、カーソル30の移動距離movが
左端辺間距離Δlを超えるときには、ドキュメント領域
10に対するカーソル30の移動については、左端辺間
距離Δlの表示エリア20と一体の移動と、不足分(m
ov−Δl)に等しい調整距離δlのカーソル30の移
動との合成となる。そのときの表示エリア20に対する
カーソル30の相対的移動距離は、調整距離δl=mo
v−Δlである。これを従来技術の場合と比べると、従
来技術の場合には、表示エリア20を移動させずにカー
ソル30をmovだけ移動させるので、表示エリア20
に対するカーソル30の相対的移動距離は、movとな
る。両者の差分は、mov−δl=Δlであり、本実施
の形態によれば、表示エリア20に対してカーソル30
を相対的に移動させるにしても、従来技術の場合よりも
Δlだけ少ない移動距離ですむ。したがって、ユーザが
表示画面上で視線を動かす必要な距離は統計的・確率的
により短くてすみ、目の疲れの軽減に寄与することとな
る。
【0068】なお、図3における処理2,4つまり図5
の下方向表示エリア更新処理および図7の右方向表示エ
リア更新処理についての説明は省略するが、原則的には
上記の上方向表示エリア更新処理や左方向表示エリア更
新処理と同様の処理となっている。
【0069】なお、下方向や右方向については、上方向
や左方向と違ってカーソル移動に制限がない場合が多
い。したがって、このことに鑑みると、下方向や右方向
の移動については、無条件でパターン1の処理を行うよ
うにしてもよい。すなわち、常に表示エリア20と一体
にしてカーソル30を移動させるようにしてもよい。
【0070】(実施の形態2)上記の実施の形態1の場
合においては、(1),(5),(9),(10)の条件
を満たさないときには、表示エリア20に対してのカー
ソル30の相対的な移動を行うこととなっているが、本
実施の形態2は、表示エリア20に対してのカーソル3
0の相対的な移動は行わないようにし、表示エリア20
に対するカーソル30の相対的な位置関係を常に一定に
保つようにしたものである。
【0071】図11は本発明の実施の形態2の表示制御
装置(自動スクロールエディタ)のモジュール構成を示
すブロック図である。この表示制御装置は、その主要な
構成要素として、実施の形態1の場合と同様に、現在位
置検出部101と、ユーザ入力検出部102と、移動先
決定部103と、表示内容決定部104と、表示更新部
105とを備えており、さらに、更新方法設定部106
を備えている。
【0072】更新方法設定部106は、表示エリア20
および表示エリア20内でのカーソル30の表示位置の
更新のアルゴリズムについて、ユーザサイドでカスタマ
イズすることを可能とするものである。
【0073】この更新方法設定部106におけるモード
としては、例えば図12〜図14に示すものがある。
【0074】図12に示すモードの場合は、条件(1)
や(2)の判断を行うことなく、常に、表示エリア20
と一体の状態でカーソル30をドキュメント領域10に
対して移動させるようにしたものである。この方式によ
ると、条件のいかんにかかわりなく、常に、表示エリア
20に対するカーソル30の位置を一定に保つことがで
きる。したがって、目の疲れを大幅に軽減することがで
きる。
【0075】ただし、ドキュメント領域10を越えての
表示となるため、その越えた部分を明示する必要があ
り、ドキュメントが存在しない領域である非ドキュメン
トエリア21をグレイ表示(網点表記参照)するなどの
方策をとるものとする。
【0076】図13に示すモードの場合は、表示エリア
20に対するカーソル30の上下方向の位置は一定位置
に固定しておき、左右方向への移動は任意となすという
設定を行うものである。また、図14に示すモードの場
合は、表示エリア20に対するカーソル30の左右方向
の位置は一定位置に固定しておき、上下方向への移動は
任意となすという設定を行うものである。
【0077】なお、更新方法設定部106については、
表示エリア20内におけるカーソル30の固定位置を、
編集前あるいは編集中において随時に任意位置に変更設
定できるものとなっている。これもユーザサイドカスタ
マイズである。
【0078】また、これまでの説明では、ユーザの注目
する操作対象位置をカーソル30の位置として説明を行
ったが、文字列の検索など該当する文字列の表示位置な
どであっても同様である。
【0079】また、上記の実施の形態においては、テキ
ストドキュメントを対象とした説明を行ったが、画像な
どのイメージデータを対象としても、操作対象が文字に
代わってイメージなどのオブジェクトとなるだけで、同
様に可能である。
【0080】
【発明の効果】表示制御装置または表示制御方法につい
ての本発明によれば、操作対象位置を表示内容情報領域
の内部において現在位置から希望位置へ変位せんとする
ときに、表示内容情報領域内での操作対象位置の変位に
かかわらず、表示画面内での操作対象位置の相対的な位
置関係を原則として常に一定に保っての表示制御を行う
ことにより、ユーザの視線の移動をできるだけ抑制し、
目の疲労を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1の表示制御装置(自動
スクロールエディタ)のモジュール構成を示すブロック
【図2】 本発明の実施の形態の表示制御装置における
ドキュメント領域と表示エリアと現在の操作対象位置す
なわちカーソル位置との関係を示す図
【図3】 本発明の実施の形態1の表示制御装置の表示
エリア更新アルゴリズムを示すフローチャート
【図4】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図3での処理1すなわち上方向移動表示エリア
更新処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャート
【図5】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図3での処理2すなわち下方向移動表示エリア
更新処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャート
【図6】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図3での処理3すなわち左方向移動表示エリア
更新処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャート
【図7】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図3での処理4すなわち右方向移動表示エリア
更新処理のアルゴリズムの詳細を示すフローチャート
【図8】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図4でのパターン1の場合の表示動作を示す表
示状態図
【図9】 本発明の実施の形態1の表示制御装置におい
て上記の図4でのパターン2の場合の表示動作を示す表
示状態図
【図10】 本発明の実施の形態1の表示制御装置にお
いて上記の図4でのパターン2の場合の別の表示動作を
示す表示状態図
【図11】 本発明の実施の形態2の表示制御装置(自
動スクロールエディタ)のモジュール構成を示すブロッ
ク図
【図12】 本発明の実施の形態2の表示制御装置にお
いて非ドキュメントエリアについてのグレイ表示の様子
を示す表示状態図
【図13】 本発明の実施の形態2の表示制御装置にお
いて別の設定での表示の様子を示す表示状態図
【図14】 本発明の実施の形態2の表示制御装置にお
いてさらに別の設定での表示の様子を示す表示状態図
【図15】 従来の技術のドキュメント編集アプリケー
ションによる動作の一例を示す図(カーソル位置が最上
位行)
【図16】 従来の技術のドキュメント編集アプリケー
ションによる動作の一例を示す図(カーソル位置が最下
位行)
【図17】 従来の技術のドキュメント編集アプリケー
ションによる動作の一例を示す図(カーソル位置が中間
位行)
【符号の説明】
10 ・・・ドキュメント領域(表示内容情報領域) 20 ・・・表示エリア 30 ・・・カーソル(操作対象位置) 101 ・・・現在位置検出部 102 ・・・ユーザ入力検出部 103 ・・・移動先決定部 104 ・・・表示内容決定部 105 ・・・表示更新部 106 ・・・更新方法設定部

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示内容情報領域内で操作対象位置を変
    位するときに、前記操作対象位置を表示エリアと一体の
    状態で前記表示内容情報領域に対して相対的に変位させ
    るように構成してあることを特徴とする表示制御装置。
  2. 【請求項2】 前記表示エリアの端辺が前記表示内容情
    報領域の端辺に重畳することで前記操作対象位置と前記
    表示エリアとの一体状態での変位が限界を越えることに
    なるときには、変位後の表示エリアに対して操作対象位
    置を相対的に変位させるように構成してあることを特徴
    とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 【請求項3】 前記操作対象位置の移動距離が前記表示
    エリアの端辺と前記表示内容情報領域の端辺との重畳状
    態を越えるものに相当するときを含めて、常に、前記操
    作対象位置と前記表示エリアとの一体状態での変位を行
    うように構成してあることを特徴とする請求項1に記載
    の表示制御装置。
  4. 【請求項4】 前記変位後の表示エリアにおいて前記表
    示内容情報領域を越えるエリア部分に対しては、その越
    えている状態を示す特殊表示を行うように構成してある
    ことを特徴とする請求項3に記載の表示制御装置。
  5. 【請求項5】 表示内容情報領域内での現在の操作対象
    位置を検出する現在位置検出部と、ユーザからの操作対
    象位置の変更の入力を検出するユーザ入力検出部と、前
    記現在位置検出部と前記ユーザ入力検出部から操作対象
    位置の移動先を決定する移動先決定部と、前記現在位置
    検出部と前記移動先決定部に従って表示エリアおよび表
    示エリア内での操作対象位置の表示位置を決定する表示
    内容決定部と、前記表示内容決定部に従って表示エリア
    および表示エリア内での操作対象位置の表示位置を更新
    する表示更新部とを備えていることを特徴とする表示制
    御装置。
  6. 【請求項6】 さらに、表示エリアおよび表示エリア内
    での操作対象位置の更新方法を設定する更新方法設定部
    を備え、前記表示内容決定部が前記更新方法設定部と前
    記現在位置検出部と前記移動先決定部に従って表示エリ
    アおよび表示エリア内での操作対象位置の表示位置を決
    定するように構成されていることを特徴とする請求項5
    に記載の表示制御装置。
  7. 【請求項7】 表示内容情報領域内で操作対象位置を変
    位するときに、前記操作対象位置を表示エリアと一体の
    状態で前記表示内容情報領域に対して相対的に変位させ
    ることを特徴とする表示制御方法。
  8. 【請求項8】 前記表示エリアの端辺が前記表示内容情
    報領域の端辺に重畳することで前記操作対象位置と前記
    表示エリアとの一体状態での変位が限界を越えることに
    なるときには、変位後の表示エリアに対して操作対象位
    置を相対的に変位させることを特徴とする請求項7に記
    載の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 前記操作対象位置の移動距離が前記表示
    エリアの端辺と前記表示内容情報領域の端辺との重畳状
    態を越えるものに相当するときを含めて、常に、前記操
    作対象位置と前記表示エリアとの一体状態での変位を行
    うことを特徴とする請求項7に記載の表示制御方法。
  10. 【請求項10】 前記変位後の表示エリアにおいて前記
    表示内容情報領域を越えるエリア部分に対しては、その
    越えている状態を示す特殊表示を行うことを特徴とする
    請求項9に記載の表示制御方法。
  11. 【請求項11】 表示内容情報領域内での現在の操作対
    象位置を検出する現在位置検出工程と、ユーザからの操
    作対象位置の変更の入力を検出するユーザ入力検出工程
    と、前記現在位置検出工程と前記ユーザ入力検出工程か
    ら操作対象位置の移動先を決定する移動先決定工程と、
    前記現在位置検出工程と前記移動先決定工程に従って表
    示エリアおよび表示エリア内での操作対象位置の表示位
    置を決定する表示内容決定工程と、前記表示内容決定工
    程に従って表示エリアおよび表示エリア内での操作対象
    位置の表示位置を更新する表示更新工程とを含んでいる
    ことを特徴とする表示制御方法。
  12. 【請求項12】 さらに、表示エリアおよび表示エリア
    内での操作対象位置の更新方法を設定する更新方法設定
    工程を含み、前記表示内容決定工程が前記更新方法設定
    工程と前記現在位置検出工程と前記移動先決定工程に従
    って表示エリアおよび表示エリア内での操作対象位置の
    表示位置を決定することを特徴とする請求項11に記載
    の表示制御方法。
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