JP2001318403A - レンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置 - Google Patents
レンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レンズキャップを取り付けたまま撮影する事
故や紛失を防止する。 【解決手段】 カメラ本体1の背面の裏蓋2に、サイズ
の異なる雌ねじ部を有するレンズキャップの格納部5,
6を設け、大口径のレンズキャップの格納部5の雌ねじ
部5aの内径より内側に接片端部7aが小口径のレンズ
キャップ4のねじ部4aに当接しない範囲に突出した検
出スイッチ7を配設する。また、小口径のレンズキャッ
プ4の格納部6の雌ねじ部6aの内径より内側に接片端
部8aを突出した他の検出スイッチ8を配設する。各検
出スイッチ7,8をカメラ本体のCPUに並列に接続
し、格納部5,6のレンズキャップの格納状態を電気的
に検知し、格納部5,6のいずれか一方にレンズキャッ
プが格納されていればその検出信号によりレリ−ズロッ
クを解除する。
故や紛失を防止する。 【解決手段】 カメラ本体1の背面の裏蓋2に、サイズ
の異なる雌ねじ部を有するレンズキャップの格納部5,
6を設け、大口径のレンズキャップの格納部5の雌ねじ
部5aの内径より内側に接片端部7aが小口径のレンズ
キャップ4のねじ部4aに当接しない範囲に突出した検
出スイッチ7を配設する。また、小口径のレンズキャッ
プ4の格納部6の雌ねじ部6aの内径より内側に接片端
部8aを突出した他の検出スイッチ8を配設する。各検
出スイッチ7,8をカメラ本体のCPUに並列に接続
し、格納部5,6のレンズキャップの格納状態を電気的
に検知し、格納部5,6のいずれか一方にレンズキャッ
プが格納されていればその検出信号によりレリ−ズロッ
クを解除する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、撮影光学系とフ
ァインダ光学系が異なるカメラのレンズキャップ取り忘
れ防止兼紛失防止装置に関する。
ァインダ光学系が異なるカメラのレンズキャップ取り忘
れ防止兼紛失防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラには、一般に、レンズを保護する
ため、レンズ前部の鏡枠に着脱可能なレンズキャップが
用意されている。従来のカメラでは、このレンズキャッ
プを被せた状態でもシャッタが切れるものが多く、その
ため撮影結果が不露光となる操作ミスをフィルムを現像
するまで気付かないことが生ずる不具合があった。
ため、レンズ前部の鏡枠に着脱可能なレンズキャップが
用意されている。従来のカメラでは、このレンズキャッ
プを被せた状態でもシャッタが切れるものが多く、その
ため撮影結果が不露光となる操作ミスをフィルムを現像
するまで気付かないことが生ずる不具合があった。
【0003】このようなミスを防止するため、ファイン
ダ視野でレンズキャップの装着が認識可能な1眼レフカ
メラ以外の撮影光学系とファインダ光学系が異なるカメ
ラでは、レンズキャップの一部を延設してファインダ前
面に配設しファインダ視界をレンズと同時にカバーする
形状のレンズキャップもあるが、その形状では操作性が
悪く特にレンズ交換式カメラなどには向いていなかっ
た。
ダ視野でレンズキャップの装着が認識可能な1眼レフカ
メラ以外の撮影光学系とファインダ光学系が異なるカメ
ラでは、レンズキャップの一部を延設してファインダ前
面に配設しファインダ視界をレンズと同時にカバーする
形状のレンズキャップもあるが、その形状では操作性が
悪く特にレンズ交換式カメラなどには向いていなかっ
た。
【0004】また、従来から、電子制御カメラの測光制
御素子を利用して、レンズキャップ装着時にシャッタレ
リーズをロックする装置(特開昭54−47645号公
報参照)、ファインダ光路上に液晶等の電子光学効果素
子を配設しファインダ視界を見えなくする装置(特開昭
54−138430号公報参照)、ファインダ表示文字
列に警告を表示した後電源をオフする装置(特開平6−
22198号公報参照)、レンズ鏡筒内とカメラ本体に
測光用センサを備え一定以上の輝度差があるとき警告す
る装置(特開平11−231374号公報参照)などが
提案されている。
御素子を利用して、レンズキャップ装着時にシャッタレ
リーズをロックする装置(特開昭54−47645号公
報参照)、ファインダ光路上に液晶等の電子光学効果素
子を配設しファインダ視界を見えなくする装置(特開昭
54−138430号公報参照)、ファインダ表示文字
列に警告を表示した後電源をオフする装置(特開平6−
22198号公報参照)、レンズ鏡筒内とカメラ本体に
測光用センサを備え一定以上の輝度差があるとき警告す
る装置(特開平11−231374号公報参照)などが
提案されている。
【0005】さらに、取り外したレンズキャップを格納
する所定の格納場所がなく、長時間にわたる撮影や、取
り急いで撮影を開始したときなどに格納した場所を忘却
し、撮影後の整理に手間取るだけでなく,時にはレンズ
キャップを紛失してしまう不具合もあった。このような
不具合を防止するため、レンズキャップに連結用のひも
を付けカメラ本体に結合する方法を使用しているものも
ある。
する所定の格納場所がなく、長時間にわたる撮影や、取
り急いで撮影を開始したときなどに格納した場所を忘却
し、撮影後の整理に手間取るだけでなく,時にはレンズ
キャップを紛失してしまう不具合もあった。このような
不具合を防止するため、レンズキャップに連結用のひも
を付けカメラ本体に結合する方法を使用しているものも
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の装置で、測光素子を利用して輝度差を読みと
りまたは発生させ測光回路で処理して警告するものは測
光回路を持たないカメラには適応できない。また、ひも
による紛失防止方法は、カメラの手動操作時に、ひもが
絡んで操作性を低下させおそれもある。
うな従来の装置で、測光素子を利用して輝度差を読みと
りまたは発生させ測光回路で処理して警告するものは測
光回路を持たないカメラには適応できない。また、ひも
による紛失防止方法は、カメラの手動操作時に、ひもが
絡んで操作性を低下させおそれもある。
【0007】この発明は、上記の点に鑑みてなされたも
のであり、一眼レフカメラ以外のカメラで、撮影終了後
現像段階まで気付かないようなレンズキャップ取り忘れ
による撮影ミスを未然に防止するとともに、取り外した
レンズキャップの紛失も防止し得るレンズキャップ取り
忘れ防止兼紛失防止装置を提供することを目標とする。
のであり、一眼レフカメラ以外のカメラで、撮影終了後
現像段階まで気付かないようなレンズキャップ取り忘れ
による撮影ミスを未然に防止するとともに、取り外した
レンズキャップの紛失も防止し得るレンズキャップ取り
忘れ防止兼紛失防止装置を提供することを目標とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、カメラ本体に、レンズキャップ格納部
と、この格納部へのレンズキャップ格納状態を検出する
検知手段と、レリーズ操作を阻止し得るレリーズロック
手段と、このレリーズロック手段を制御する制御手段と
を設け、上記検知手段が上記格納部に上記レンズキャッ
プが格納された状態を検知したときには、その検知信号
によりレリーズロックを解除するようにしたレンズキャ
ップ取り忘れ防止兼紛失防止装置を提供するものであ
る。
達成するため、カメラ本体に、レンズキャップ格納部
と、この格納部へのレンズキャップ格納状態を検出する
検知手段と、レリーズ操作を阻止し得るレリーズロック
手段と、このレリーズロック手段を制御する制御手段と
を設け、上記検知手段が上記格納部に上記レンズキャッ
プが格納された状態を検知したときには、その検知信号
によりレリーズロックを解除するようにしたレンズキャ
ップ取り忘れ防止兼紛失防止装置を提供するものであ
る。
【0009】そして、上記のレンズキャップ取り忘れ防
止兼紛失防止装置において、レンズキャップの格納部を
カメラ本体の裏蓋に設けるとよく、格納部を複数個数設
ければさらによく、上記格納部はレンズキャップのねじ
部に対応する雌ねじ部を有するのが好ましい。
止兼紛失防止装置において、レンズキャップの格納部を
カメラ本体の裏蓋に設けるとよく、格納部を複数個数設
ければさらによく、上記格納部はレンズキャップのねじ
部に対応する雌ねじ部を有するのが好ましい。
【0010】また、検知手段は、格納部の雌ねじ部の内
径より内側に突出し、レンズキャップが当接することに
より閉成される常開の検出スイッチであるとよく、検出
スイッチは、並列にレリーズロックを解除する常開の手
動ボタンスイッチを設ければさらによい。
径より内側に突出し、レンズキャップが当接することに
より閉成される常開の検出スイッチであるとよく、検出
スイッチは、並列にレリーズロックを解除する常開の手
動ボタンスイッチを設ければさらによい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す斜視図、図2は、同じくそのカメラ本体の
レンズキャップ格納部を示す平面図、図3は、図2のX
−X断面を示す断面図、図4は、そのレンズキャップ格
納検知手段と制御回路の構成を示すブロック図、図5
(a)及び(b)は、口径の異なるレンズキャップを格
納部に格納した状態を示す組付断面図、図6乃至図9は
それぞれレンズキャップの形態を示す背面斜視図、背面
図、平面図及び拡大断面図である。
に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一実
施形態を示す斜視図、図2は、同じくそのカメラ本体の
レンズキャップ格納部を示す平面図、図3は、図2のX
−X断面を示す断面図、図4は、そのレンズキャップ格
納検知手段と制御回路の構成を示すブロック図、図5
(a)及び(b)は、口径の異なるレンズキャップを格
納部に格納した状態を示す組付断面図、図6乃至図9は
それぞれレンズキャップの形態を示す背面斜視図、背面
図、平面図及び拡大断面図である。
【0012】まず、この発明を実施したレンズキャップ
取り忘れ防止兼紛失防止装置の一実施形態の構成を説明
する。なお、図面に記載したカメラ本体1のレリーズロ
ック回路100,上カバー101,巻上レバー102,
シャッタダイヤル103,レリ−ズボタン104,下カ
バー105,フィルム種別枠106及びファインダ接眼
枠107はカメラの一般構成部材であるのでその説明は
省略する。
取り忘れ防止兼紛失防止装置の一実施形態の構成を説明
する。なお、図面に記載したカメラ本体1のレリーズロ
ック回路100,上カバー101,巻上レバー102,
シャッタダイヤル103,レリ−ズボタン104,下カ
バー105,フィルム種別枠106及びファインダ接眼
枠107はカメラの一般構成部材であるのでその説明は
省略する。
【0013】カメラ本体1の背面の裏蓋2に、口径の異
なる大小2種類のレンズキャップ3,4のねじ部3a,
4aに対応する雌ねじ部5a,6aを備えた格納部5,
6を設ける。
なる大小2種類のレンズキャップ3,4のねじ部3a,
4aに対応する雌ねじ部5a,6aを備えた格納部5,
6を設ける。
【0014】大口径のレンズキャップ3の格納部5の雌
ねじ部5aの内径より内側に接片端部7aを突出した常
開の検出スイッチ7を配設し、その接片端部7aが小口
径のレンズキャップ4のねじ部4aの外径に当接せず、
且つ、格納部5に格納した大口径のレンズキャップ3の
内端面3bに当接して検出スイッチ7をオンにし得るよ
うにする。また、小口径のレンズキャップ4の格納部6
の雌ねじ部6aの内径より内側に接片端部8aを突出し
た常開の検出スイッチ8を配設し、その接片端部8aが
格納部6に格納した小口径のレンズキャップ4の内端面
4bに当接して検出スイッチ8をオンにし得るようにす
る。
ねじ部5aの内径より内側に接片端部7aを突出した常
開の検出スイッチ7を配設し、その接片端部7aが小口
径のレンズキャップ4のねじ部4aの外径に当接せず、
且つ、格納部5に格納した大口径のレンズキャップ3の
内端面3bに当接して検出スイッチ7をオンにし得るよ
うにする。また、小口径のレンズキャップ4の格納部6
の雌ねじ部6aの内径より内側に接片端部8aを突出し
た常開の検出スイッチ8を配設し、その接片端部8aが
格納部6に格納した小口径のレンズキャップ4の内端面
4bに当接して検出スイッチ8をオンにし得るようにす
る。
【0015】そして、図4に示すように、上記検出スイ
ッチ7,8をカメラ本体のCPU9(中央制御回路)に
並列に接続し、格納部5,6のレンズキャップの格納状
態を検知する電気的な検知手段を構成し、制御手段であ
るCPU9の出力側レリーズロック回路100によりレ
リ−ズロックの作動を制御する。
ッチ7,8をカメラ本体のCPU9(中央制御回路)に
並列に接続し、格納部5,6のレンズキャップの格納状
態を検知する電気的な検知手段を構成し、制御手段であ
るCPU9の出力側レリーズロック回路100によりレ
リ−ズロックの作動を制御する。
【0016】カメラ本体1の巻上信号108は、上記検
出スイッチ7,8と並列にCPU9に入力するよう構成
する。また、レンズキャップ紛失等の不測の事態に対応
するレリ−ズロックの解除ボタンスイッチ109を設け
る。
出スイッチ7,8と並列にCPU9に入力するよう構成
する。また、レンズキャップ紛失等の不測の事態に対応
するレリ−ズロックの解除ボタンスイッチ109を設け
る。
【0017】レンズキャップの格納部は、中判カメラの
ように、フィルムの繰り出し軸と巻き取り軸を近接させ
フィルムをΩ形状に給送する形式の光軸方向に胴長なカ
メラでは、カメラ本体の側面に配設してもよく、フイル
ムホルダの裏蓋に設けてもよい。
ように、フィルムの繰り出し軸と巻き取り軸を近接させ
フィルムをΩ形状に給送する形式の光軸方向に胴長なカ
メラでは、カメラ本体の側面に配設してもよく、フイル
ムホルダの裏蓋に設けてもよい。
【0018】レンズキャップ3は、例えば図6及び図7
に示すように、第1本体41と第2本体51の2部材で
構成され、第1本体41に、図9に示すレンズ鏡筒31
前面のねじ径φのフィルタねじ32に螺合する第1本体
ねじ部3a’,軸溝部43,突出部44,45,規制爪
46及びばね状部47を設けている。
に示すように、第1本体41と第2本体51の2部材で
構成され、第1本体41に、図9に示すレンズ鏡筒31
前面のねじ径φのフィルタねじ32に螺合する第1本体
ねじ部3a’,軸溝部43,突出部44,45,規制爪
46及びばね状部47を設けている。
【0019】そして、第2本体51に上記フィルタねじ
32に螺合する第2本体ねじ部3a”を設けるととも
に、第1本体41の軸溝部43に嵌合して回動可能な軸
部53,規制爪46に当接して回転角を規制する規制爪
54,第1本体41の突出部44,45を摺動可能に挿
入する嵌合部55,56とその前面の開口部55a,5
6a及び開口部57aを有するばね受け部57を設けて
いる。
32に螺合する第2本体ねじ部3a”を設けるととも
に、第1本体41の軸溝部43に嵌合して回動可能な軸
部53,規制爪46に当接して回転角を規制する規制爪
54,第1本体41の突出部44,45を摺動可能に挿
入する嵌合部55,56とその前面の開口部55a,5
6a及び開口部57aを有するばね受け部57を設けて
いる。
【0020】第1,第2本体41,51は軸部53と軸
溝部43とによって連結され、規制爪46,54によっ
て回動を規制し、ばね状部47とばね受け部57とによ
って相対的に離間する方向に付勢されている。なお、第
1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ部3a”が連続した
1条のねじの一部であるようにしてレンズキャップ3の
ねじ部3aを構成している。
溝部43とによって連結され、規制爪46,54によっ
て回動を規制し、ばね状部47とばね受け部57とによ
って相対的に離間する方向に付勢されている。なお、第
1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ部3a”が連続した
1条のねじの一部であるようにしてレンズキャップ3の
ねじ部3aを構成している。
【0021】そして、図7に示すように、第2本体51
を第1本体41に挿着した状態では、ばね状部47の付
勢力により、第2本体51は規制爪54が第1本体41
の規制爪46に当接する位置まで回動して停止する。こ
の状態では、第1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ部3
a”との距離は装着しようとするレンズ鏡筒31のフィ
ルタねじ32のねじ径φより△φだけ大きくなつてい
る。
を第1本体41に挿着した状態では、ばね状部47の付
勢力により、第2本体51は規制爪54が第1本体41
の規制爪46に当接する位置まで回動して停止する。こ
の状態では、第1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ部3
a”との距離は装着しようとするレンズ鏡筒31のフィ
ルタねじ32のねじ径φより△φだけ大きくなつてい
る。
【0022】一方、上記のレンズキヤップ3をばね状部
47の付勢力に抗してレンズ鏡筒31に装着した図7及
び図8に示す状態では、第1本体ねじ部3a’と第2本
体ねじ部3a”の径(距離)がレンズ鏡筒31のフィル
タねじ32の径φと等しくなる位置まで回動する。
47の付勢力に抗してレンズ鏡筒31に装着した図7及
び図8に示す状態では、第1本体ねじ部3a’と第2本
体ねじ部3a”の径(距離)がレンズ鏡筒31のフィル
タねじ32の径φと等しくなる位置まで回動する。
【0023】このようなレンズキャップ3の第1本体4
1,第2本体51をばね状部47の付勢力に抗して互い
に接近する方向に押圧しながらレンズ鏡筒前面に押しつ
けて釈放すると、第1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ
部3a”がフィルタねじに螺合して装着される。裏蓋2
の格納部5に装着するときも同様に格納部5の前面に押
しつけて釈放すると、第1本体ねじ部3a’と第2本体
ねじ部3a”が格納部5の雌ねじ部5aに螺合して装着
される。なお、レンズキャップ4もねじ部の径が異なる
だけでその構成は同様である。
1,第2本体51をばね状部47の付勢力に抗して互い
に接近する方向に押圧しながらレンズ鏡筒前面に押しつ
けて釈放すると、第1本体ねじ部3a’と第2本体ねじ
部3a”がフィルタねじに螺合して装着される。裏蓋2
の格納部5に装着するときも同様に格納部5の前面に押
しつけて釈放すると、第1本体ねじ部3a’と第2本体
ねじ部3a”が格納部5の雌ねじ部5aに螺合して装着
される。なお、レンズキャップ4もねじ部の径が異なる
だけでその構成は同様である。
【0024】交換レンズの種類の多いカメラにおいて
は、標準以外のレンズキャップに市販のフィルタ径を変
換するステップアップリングのようなアダプタに装着し
た後に格納部に螺着するようにすれば、一箇所の格納部
で多様なフィルタ径のレンズキャップに安価に対応する
ことができる。
は、標準以外のレンズキャップに市販のフィルタ径を変
換するステップアップリングのようなアダプタに装着し
た後に格納部に螺着するようにすれば、一箇所の格納部
で多様なフィルタ径のレンズキャップに安価に対応する
ことができる。
【0025】次に、上記のような構成からなる2種類の
サイズの異なるレンズキャップの格納部を有するレンズ
交換式カメラのレンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止
装置の作用を、図1,図4及び図5により説明する。
サイズの異なるレンズキャップの格納部を有するレンズ
交換式カメラのレンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止
装置の作用を、図1,図4及び図5により説明する。
【0026】図1に示すように、小口径のレンズキャッ
プ4がレンズ10から取り外されて裏蓋2の格納部6に
装着されていない状態、あるいはレンズキャップ4がレ
ンズ10に取り付いた状態では、対応する検出スイッチ
8および他の検出スイッチ7はオフでCPU9の出力で
あるレリーズロック回路100はオンとなりレリ−ズは
ロックされる。
プ4がレンズ10から取り外されて裏蓋2の格納部6に
装着されていない状態、あるいはレンズキャップ4がレ
ンズ10に取り付いた状態では、対応する検出スイッチ
8および他の検出スイッチ7はオフでCPU9の出力で
あるレリーズロック回路100はオンとなりレリ−ズは
ロックされる。
【0027】図5(a)に示すように、小口径のレンズ
キャップ4のねじ部4aを裏蓋2の雌ねじ部6aに螺合
して格納部6に装着すると検出スイッチ8がオンとな
る。
キャップ4のねじ部4aを裏蓋2の雌ねじ部6aに螺合
して格納部6に装着すると検出スイッチ8がオンとな
る。
【0028】また、図5(b)に示すように、レンズ交
換を行い大口径のレンズを使用するときは、その大口径
のレンズキャップ3のねじ部3aを裏蓋2の雌ねじ部5
aに螺入して格納部6に装着した場合は検出スイッチ7
がオンとなる。
換を行い大口径のレンズを使用するときは、その大口径
のレンズキャップ3のねじ部3aを裏蓋2の雌ねじ部5
aに螺入して格納部6に装着した場合は検出スイッチ7
がオンとなる。
【0029】検出スイッチ7がオン状態のときは、レリ
ーズロック回路100はカメラ本体1の巻上信号108
により制御され、巻き上げ操作未了時はレリーズロック
回路100はオンでレリ−ズはロックされ、巻き上げ完
了時はレリーズロック回路100はオフとなりレリ−ズ
操作が可能となる。
ーズロック回路100はカメラ本体1の巻上信号108
により制御され、巻き上げ操作未了時はレリーズロック
回路100はオンでレリ−ズはロックされ、巻き上げ完
了時はレリーズロック回路100はオフとなりレリ−ズ
操作が可能となる。
【0030】レンズキャップ3または4を裏蓋2の格納
部5または6から取り外すと、対応する検出スイッチ7
または8はオフとなり、レリーズロック回路100はオ
ンとなってレリ−ズはロックされる。
部5または6から取り外すと、対応する検出スイッチ7
または8はオフとなり、レリーズロック回路100はオ
ンとなってレリ−ズはロックされる。
【0031】レンズキャップをレンズに装着せずに保管
し紛失したような場合には、レリーズがロックされ撮影
不能になる等の事態が発生するが、検出スイッチ7,8
と並列に接続した解除ボタンスイッチ109をオンにす
ることによりレリ−ズロックを解除して撮影することが
できる。
し紛失したような場合には、レリーズがロックされ撮影
不能になる等の事態が発生するが、検出スイッチ7,8
と並列に接続した解除ボタンスイッチ109をオンにす
ることによりレリ−ズロックを解除して撮影することが
できる。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によるレン
ズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置によれば、レン
ズキャップを裏蓋に設けた格納部に装着しない限りレリ
ーズがロックされるので、レンズキャップ取り忘れによ
る撮影の失敗を未然に防止することができる。また、レ
ンズキャップを裏蓋に設けた格納部に装着しない限り撮
影できないので、レンズキャップを放置して紛失するよ
うな過失も防止することができる。
ズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置によれば、レン
ズキャップを裏蓋に設けた格納部に装着しない限りレリ
ーズがロックされるので、レンズキャップ取り忘れによ
る撮影の失敗を未然に防止することができる。また、レ
ンズキャップを裏蓋に設けた格納部に装着しない限り撮
影できないので、レンズキャップを放置して紛失するよ
うな過失も防止することができる。
【0033】格納部を複数個設けたものは、レンズ交換
式カメラに実施した場合、前枠の口径の異なるレンズと
交換しても、その口径の裏蓋の格納部にレンズキャップ
を装着すればレリーズロックを解除するので、レンズキ
ャップ取り忘れによる撮影の失敗を防止することがで
き、同時に、レンズキャップを裏蓋の格納部に装着しな
い限り撮影できないので、レンズキャップを放置して紛
失するような過失も防止することができる。
式カメラに実施した場合、前枠の口径の異なるレンズと
交換しても、その口径の裏蓋の格納部にレンズキャップ
を装着すればレリーズロックを解除するので、レンズキ
ャップ取り忘れによる撮影の失敗を防止することがで
き、同時に、レンズキャップを裏蓋の格納部に装着しな
い限り撮影できないので、レンズキャップを放置して紛
失するような過失も防止することができる。
【0034】さらに、レンズ前枠にはレンズキャップの
着脱を検出するセンサ等を設けなくてすむので、市販の
各種フィルタを自在に選択して何ら支障無く使用するこ
とができ、カメラ本体の一部をレンズキャップの格納部
としているので、検知スイッチ等の部品点数も少なくコ
ストを低く抑えることができる。
着脱を検出するセンサ等を設けなくてすむので、市販の
各種フィルタを自在に選択して何ら支障無く使用するこ
とができ、カメラ本体の一部をレンズキャップの格納部
としているので、検知スイッチ等の部品点数も少なくコ
ストを低く抑えることができる。
【0035】上記の装置において、格納部をカメラ本体
の裏蓋に設けるようにすると、カメラ本体の内部機構に
関係なく設けられ、レンズキャップ着脱の操作性も良好
であり、格納部を複数個数設けるようにすれば、アダプ
タ等を介することなく複数種のレンズキャップを装着す
ることができ、格納部にレンズキャップのねじ部に対応
する雌ねじ部を設けるようにすると、レンズキャップの
着脱をレンズ鏡筒への着脱と同様にワンタッチで行うこ
とができる。
の裏蓋に設けるようにすると、カメラ本体の内部機構に
関係なく設けられ、レンズキャップ着脱の操作性も良好
であり、格納部を複数個数設けるようにすれば、アダプ
タ等を介することなく複数種のレンズキャップを装着す
ることができ、格納部にレンズキャップのねじ部に対応
する雌ねじ部を設けるようにすると、レンズキャップの
着脱をレンズ鏡筒への着脱と同様にワンタッチで行うこ
とができる。
【0036】さらに上記の装置において、検知手段をレ
ンズキャップに当接することにより閉成される検出スイ
ッチとすると、検知手段を簡単な構成で設けることがで
き、この検知スイッチと並列にレリーズロックを解除す
る手動ボタンスイッチを設けたものは、万一、レンズキ
ャップを紛失した場合でも撮影を続行することが可能に
なる。
ンズキャップに当接することにより閉成される検出スイ
ッチとすると、検知手段を簡単な構成で設けることがで
き、この検知スイッチと並列にレリーズロックを解除す
る手動ボタンスイッチを設けたものは、万一、レンズキ
ャップを紛失した場合でも撮影を続行することが可能に
なる。
【図1】この発明の一実施形態を示す斜視図である。
【図2】同じく、そのカメラ本体を示す背面図である。
【図3】同じく、図2のX−X断面をレンズキャップと
ともに示す断面図である。
ともに示す断面図である。
【図4】同じく、そのレンズキャップ格納検知手段と制
御回路の構成を示すブロック図である。
御回路の構成を示すブロック図である。
【図5】同じく、口径の異なるレンズキャップを格納部
に格納した状態を示す組付図である。
に格納した状態を示す組付図である。
【図6】レンズキャップの形態を示す背面斜視図であ
る。
る。
【図7】同じく、その背面図である。
【図8】同じく、レンズ鏡筒前面に取り付けた状態を示
す平面図である。
す平面図である。
【図9】同じく、図8のY一Y線に沿う拡大断面図であ
る。
る。
1:カメラ本体 2:裏蓋 3,4:レンズキャップ 3a,4a:ねじ部 3a’:第1本体ねじ部 3a”:第2本体ねじ部 3b,4b:内端面 5,6:格納部 5a,6a:雌ねじ部 7,8:検出スイッチ 7a,8a:接片端部 9:CPU 10:レンズ 31:レンズ鏡筒 32:フイルタねじ 41:第1本体 43:軸溝部 44,45:突出部 46,54:規制爪 47:ばね状部 51:第2本体 53:軸部 55,56:嵌合部 55a,56a:開口部 57:ばね受け部 57a:開口部 100:レリーズロック回路 101:上カバー 102:巻上レバー 103:シャッタダイヤル 104:レリ−ズボタン 105:下カバー 106:フィルム種別枠 107:ファインダ接眼枠 108:巻上信号 109:解除ボタンスイッチ
Claims (6)
- 【請求項1】 カメラ本体に、レンズキャップ格納部
と、該格納部へのレンズキャップ格納状態を検出する検
知手段と、レリーズ操作を阻止し得るレリーズロック手
段と、該レリーズロック手段を制御する制御手段とを設
け、上記検知手段が上記格納部に上記レンズキャップが
格納された状態を検知したときには、その検知信号によ
りレリーズロックを解除するようにしたことを特徴とす
るレンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置。 - 【請求項2】 格納部をカメラ本体の裏蓋に設けたこと
を特徴とする請求項1記載のレンズキャップ取り忘れ防
止兼紛失防止装置。 - 【請求項3】 格納部を複数個数設けたことを特徴とす
る請求項1又は2記載のレンズキャップ取り忘れ防止兼
紛失防止装置。 - 【請求項4】 格納部は、レンズキャップのねじ部に対
応する雌ねじ部を有することを特徴とする請求項1乃至
3のいずれか1項記載のレンズキャップ取り忘れ防止兼
紛失防止装置。 - 【請求項5】 検知手段は、格納部の雌ねじ部の内径よ
り内側に突出し、レンズキャップが当接することにより
閉成される常開の検出スイッチであることを特徴とする
請求項4記載のレンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止
装置。 - 【請求項6】 検出スイッチは、並列にレリーズロック
を解除する常開の手動ボタンスイッチを設けたことを特
徴とする請求項5記載のレンズキャップ取り忘れ防止兼
紛失防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140380A JP2001318403A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | レンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000140380A JP2001318403A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | レンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001318403A true JP2001318403A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18647686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000140380A Withdrawn JP2001318403A (ja) | 2000-05-12 | 2000-05-12 | レンズキャップ取り忘れ防止兼紛失防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001318403A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6971754B2 (en) * | 2003-11-13 | 2005-12-06 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Lens cap retention arrangement |
JP2006023629A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Funai Electric Co Ltd | プロジェクタ |
JP2009047931A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Sony Corp | 撮像装置 |
US20110170854A1 (en) * | 2010-01-12 | 2011-07-14 | Tse Jr Kenneth K | Camera lens accessory holder |
-
2000
- 2000-05-12 JP JP2000140380A patent/JP2001318403A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6971754B2 (en) * | 2003-11-13 | 2005-12-06 | Itt Manufacturing Enterprises, Inc. | Lens cap retention arrangement |
JP2006023629A (ja) * | 2004-07-09 | 2006-01-26 | Funai Electric Co Ltd | プロジェクタ |
JP4608973B2 (ja) * | 2004-07-09 | 2011-01-12 | 船井電機株式会社 | プロジェクタ |
JP2009047931A (ja) * | 2007-08-20 | 2009-03-05 | Sony Corp | 撮像装置 |
US20110170854A1 (en) * | 2010-01-12 | 2011-07-14 | Tse Jr Kenneth K | Camera lens accessory holder |
US8270827B2 (en) * | 2010-01-12 | 2012-09-18 | Tse Jr Kenneth K | Camera lens accessory holder |
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Legal Events
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RD05 | Notification of revocation of power of attorney |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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