JP2001317753A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JP2001317753A
JP2001317753A JP2000136873A JP2000136873A JP2001317753A JP 2001317753 A JP2001317753 A JP 2001317753A JP 2000136873 A JP2000136873 A JP 2000136873A JP 2000136873 A JP2000136873 A JP 2000136873A JP 2001317753 A JP2001317753 A JP 2001317753A
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JP
Japan
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heating
heat medium
heat
medium passage
heating device
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JP2000136873A
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English (en)
Inventor
Tomoaki Kitano
智章 北野
清信 ▲吉▼田
Kiyonobu Yoshida
Hiroshi Uno
浩 宇野
Kenjiro Tomita
謙治郎 富田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体を暖める暖房用放熱部に設けた熱媒通路
内を循環する熱媒が、熱媒通路から流出したときに人体
が濡れるのを防止する。 【解決手段】 触媒燃焼加熱装置4によって加熱した熱
媒を暖房用放熱部1に設けた熱媒通路2内で循環させる
とともに、暖房用放熱部1を防水性を有する袋状のカバ
ー12で包囲したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃焼熱で熱交換さ
れた熱媒を暖房用放熱部に循環させて採暖を行う暖房装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の暖房装置は、燃焼部の熱
量を温水に熱交換し、この温水をポンプで熱媒通路内を
循環させて暖房などに利用するものが考えられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、熱媒通路が損傷して熱媒通路内
を循環している熱媒が流出しても、熱媒が人体に触れる
前に発見することが困難で、未然に熱媒通路の損傷に気
付くのは難しく、安全で快適に人体を暖めることができ
ないという問題があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するもので、不
測の事態により熱媒通路から熱媒が流出した場合でも、
人体が濡れることのない暖房装置を提供することを目的
としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、触媒燃焼加熱装置によって加熱した熱媒を
暖房用放熱部に設けた熱媒通路内で循環させるととも
に、暖房用放熱部を防水性を有する袋状のカバーで包囲
したものである。
【0006】これにより、熱媒が熱媒通路から流出した
場合でも、熱媒によって人体が濡れることを防止するこ
とができる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、熱媒通路を設けた暖房用放熱部と、前記熱媒通路内
に収容した熱媒と、前記熱媒を加熱する触媒燃焼加熱装
置と、前記熱媒を熱媒通路内で循環させる循環装置とを
具備し、前記暖房用放熱部を防水性を有する袋状のカバ
ーで包囲したものであり、熱媒通路から熱媒が流出した
場合でも、熱媒によって人体が濡れることを防止するこ
とができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、上記請求項1に
記載の発明において、カバーを透明または半透明にした
ものであり、熱媒通路からの熱媒の流出を容易に知るこ
とができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、上記請求項1ま
たは2に記載の発明において、熱媒を有色液体により構
成したものであり、熱媒通路からの熱媒の流出を容易に
知ることができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、上記請求項1〜
3に記載の発明において、熱媒通路を可撓性を有するチ
ューブで構成したものであり、暖房用放熱部を人体の暖
める部位に沿わせることができ、快適に暖めることがで
きるとともに、コンパクトに収納することができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、上記請求項1〜
4に記載の発明において、循環装置は、触媒燃焼加熱装
置の熱から熱電気変換装置を介して発生した電力で駆動
するようにしたものであり、経済的で携帯性のよい電源
を得ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0013】(実施例1)図1〜図3に示すように、1
は人体の任意の部位を暖める暖房用放熱部で、略長方形
に形成するとともに、例えばゴム等の可撓性を有するチ
ューブで構成した熱媒通路2が設けられている。この熱
媒通路2は、屈曲し任意の形状に蛇行させて暖房用放熱
部1の広い範囲を効果的に暖められるように配置してい
る。
【0014】3は熱媒通路2内に収容した熱媒を熱媒通
路2内で循環させる循環装置で、ポンプ装置により構成
し熱媒通路2の一端に連通している。上記熱媒は、例え
ば、エチレングリコールと水の混合液、或いは、プロピ
レングリコールと水の混合液等が用いられ、有色液体に
よって構成している。
【0015】触媒燃焼加熱装置4は、燃料ガスを貯蔵す
る着脱自在な燃料タンク5と、この燃料タンク5から供
給管6を介して供給される燃料ガスと空気を酸化反応さ
せて熱を発生させる触媒燃焼部7を有し、循環装置3と
ともに装置本体8に収容するとともに、触媒燃焼加熱装
置4に熱媒通路2の他端を連通している。
【0016】9は触媒燃焼加熱装置4で発生する熱で熱
媒通路2内の熱媒を加熱する熱交換器で、触媒燃焼加熱
装置4とともに装置本体8内に収容されており、熱媒通
路2に近接して設けられている。上記熱交換器9は、そ
の出口側と連通する熱媒通路2の一端が、暖房用放熱部
1の一方の短辺部の近傍に位置するようにしている。
【0017】暖房用放熱部1と装置本体8は、所定の長
さを有する第二の熱媒通路10で連結してあり、装置本
体8を暖房用放熱部1から任意の距離だけ離して配置で
きるようにしている。
【0018】暖房用放熱部1は、例えば毛布、フェルト
等の保温性に優れた素材で保温部11を二層に重合して
構成し、この保温部11間に熱媒通路2を配設してい
る。保温部11の外側は、例えばビニルシート、或いは
樹脂製のフィルム等で形成した防水性を有するカバー1
2を袋状に形成し、暖房用放熱部1の表面を覆うように
構成している。
【0019】上記構成において、暖房用放熱部1を暖め
るときは、燃料ガスを充填した燃料タンク5から触媒燃
焼部7に燃料ガスを気化して供給し、着火して触媒燃焼
を開始する。熱媒は触媒燃焼加熱装置4により熱交換器
9を介して暖められ、循環装置3によって暖房用放熱部
1に設けられた熱媒通路2内を循環し、暖房用放熱部1
の広い範囲を効率よく暖めることができ、低温環境下に
おいても快適な採暖を得ることができる。
【0020】また、熱源が燃料タンク5内に貯蔵した液
化燃料ガスであるため、商用電源に接続することなく、
任意の場所で人体を暖めることができ、屋内で使用する
場合であっても、不特定の部屋間の移動用として使用す
る移動式寝具にも適する。
【0021】また、暖房用放熱部1は、熱媒通路2を配
設した保温部11の外側に防水性を有する袋状のカバー
12が設けてあり、上記カバー12によって暖房用放熱
部1の表面を覆うように構成しているため、熱媒通路2
が損傷等、不測の事態により使用中に熱媒通路2から熱
媒が流出した場合でも、上記カバー12によって暖房用
放熱部1から外部に流出することがなく、人体が濡れる
ことを防止することができる。
【0022】そして、上記カバー12を透明または半透
明にすることにより、熱媒通路2からの熱媒の流出を容
易に知ることができるとともに、熱媒を有色液体により
構成することによっても熱媒通路2からの熱媒の流出を
容易に知ることができる。
【0023】なお、暖房用放熱部1は、図4に示すよう
に保温部13に溝14を形成し、この溝14内に熱媒通
路2を収容して構成してもよい。この保温部13をカバ
ー12で覆う構成は上記実施例1と同じである。
【0024】(実施例2)図5および図6に示すよう
に、循環装置3は、触媒燃焼加熱装置4で発生する熱を
熱電気変換装置15を介して発生する電力で駆動するよ
うに構成したものである。熱電気変換装置15は、高温
側面16と低温側面17の間にゼーベック効果を起こす
ゼーベック金属体18を有し、触媒燃焼加熱装置4で発
生した熱を高温側面16で受熱し、その熱を低温側面1
7から熱交換器9へ伝熱する。
【0025】そして、この伝熱により高温側面16と低
温側面17との間に温度差が生じ、この温度差に応じた
電力を発生する。この熱電気変換装置15で発生した電
力により循環装置3を駆動して熱媒を熱交換器9へ搬送
し、熱電気変換装置15を介して伝わった触媒燃焼加熱
装置4の熱を熱媒と熱交換させるようにしたものであ
る。他の構成は上記実施例1と同じである。
【0026】上記構成によれば、熱電気変換装置15
は、触媒燃焼加熱装置4から与えられた熱を熱媒に伝え
ることで生じる温度差に応じて電力を発生し、この電力
で循環装置3を駆動する。
【0027】したがって、電池などの交換を必要とする
電源を用いることなく循環装置3を駆動することができ
るため、電池交換の煩わしさから開放されるとともに、
電池の費用が発生せず経済的で、電池の消耗により循環
装置3が停止することもなく、装置の小型、軽量化が図
られ、携帯性の良い暖房装置を得ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載の発明によれ
ば、熱媒通路から熱媒が流出した場合でも、熱媒によっ
て人体が濡れることを防止することができる。
【0029】また、請求項2、3に記載の発明によれ
ば、熱媒通路からの熱媒の流出を容易に知ることができ
る。
【0030】また、請求項4に記載の発明によれば、暖
房用放熱部を人体の暖める部位に沿わせて使用すること
ができ、人体を快適に暖めることができるとともに、コ
ンパクトに収納することができる。
【0031】また、請求項5に記載の発明によれば、電
池交換等の煩わしさがなく、小型で経済的な電源を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の暖房装置の上面図
【図2】同暖房装置の触媒燃焼加熱装置の一部切欠側面
【図3】同暖房装置の暖房用放熱部の要部断面図
【図4】同暖房装置の暖房用放熱部の他の実施例の要部
断面図
【図5】本発明の実施例2の暖房装置の機器本体の要部
断面図
【図6】同暖房装置の熱電気変換装置の斜視図
【符号の説明】
1 暖房用放熱部 2 熱媒通路 3 循環装置 4 触媒燃焼加熱装置 12 カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇野 浩 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 富田 謙治郎 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 3K065 TC02 TD04 TK02 3L070 AA01 BB03 DD01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱媒通路を設けた暖房用放熱部と、前記
    熱媒通路内に収容した熱媒と、前記熱媒を加熱する触媒
    燃焼加熱装置と、前記熱媒を熱媒通路内で循環させる循
    環装置とを具備し、前記暖房用放熱部を防水性を有する
    袋状のカバーで包囲した暖房装置。
  2. 【請求項2】 カバーを透明または半透明にした請求項
    1記載の暖房装置。
  3. 【請求項3】 熱媒を有色液体により構成した請求項1
    または2記載の暖房装置。
  4. 【請求項4】 熱媒通路を可撓性を有するチューブで構
    成した請求項1〜3のいずれか1項に記載の暖房装置。
  5. 【請求項5】 循環装置は、触媒燃焼加熱装置の熱から
    熱電気変換装置を介して発生した電力で駆動するように
    した請求項1〜4のいずれか1項に記載の暖房装置。
JP2000136873A 2000-05-10 2000-05-10 暖房装置 Pending JP2001317753A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012527062A (ja) * 2009-05-14 2012-11-01 コスモス ソーラー ピーティーワイ エルティーディー 流体を加熱する改善された方法
CN111306605A (zh) * 2020-03-23 2020-06-19 嘉兴智云智能科技有限公司 一种水循环室内加热器

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