JP3107404U - 冷熱両用パッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 体積が小さく、携帯できる冷熱両用パッド装置を提供する。
【解決手段】 パッド部10は内部に水を流す水管11を有し、水管11が入水口12と出水口13とを有する。水タンク部20は水タンク21と循環ポンプ22とを有し、水タンク21に入水口23と出水口24とを有し、入水口23が出水口13に連接され、循環ポンプ22により水タンク21内の水を水管11に輸送する。熱交換部30は電熱半導体チップ32と、放熱ユニット33と、ファン24と、導熱ユニット310とを有する。導熱ユニット310が直接に水タンク21内の冷却水に接触し、または、導熱ユニット310が水タンク21内の水を水管11に輸送する送水路に装着されることで、冷却水と導熱ユニット310の熱交換を進行させることが可能である。
【選択図】 図1
【解決手段】 パッド部10は内部に水を流す水管11を有し、水管11が入水口12と出水口13とを有する。水タンク部20は水タンク21と循環ポンプ22とを有し、水タンク21に入水口23と出水口24とを有し、入水口23が出水口13に連接され、循環ポンプ22により水タンク21内の水を水管11に輸送する。熱交換部30は電熱半導体チップ32と、放熱ユニット33と、ファン24と、導熱ユニット310とを有する。導熱ユニット310が直接に水タンク21内の冷却水に接触し、または、導熱ユニット310が水タンク21内の水を水管11に輸送する送水路に装着されることで、冷却水と導熱ユニット310の熱交換を進行させることが可能である。
【選択図】 図1
Description
本考案は、局部的冷却または加熱保温の両用パッド装置に関し、詳しく言えば、ベッド、椅子または服に使用可能な携帯式冷熱両用パッド装置に関するものである。かつ夏場に冷却パッドとして、冬場に湯たんぽとして使用しても可能である。
運転手、オフィスで仕事する人および長期療養患者などの長期間坐るか、横になる姿勢をとり続ける人は、長時間同じ姿勢を取り続けるため、身体の特定の位置が放熱困難になり、汗が蒸散し難くなり、不快な感じがするという問題がある。この問題を解決するために、シートの下に装着されることで放熱通風という効果を達成する循環冷却ファン装置の構造が提出されている。しかし、このような製品は、通風口が人体の体重に圧迫され、塞がれるため、通風性があまりよくなく、放熱に影響を与え、かつファンの騒音が大きいという欠点がある。
長期寝たきり患者の場合、褥瘡および皮膚病の発生を防止するために、ベッドの体が当たる部位に充填液体を含有するパッドを敷き、電熱器または冷媒圧縮式冷凍機を設置することにより、パッドを加熱するか、冷却する効果を達成する方法を取ることが多い。しかし、このようなパッドは、体積が厖大で、操作の際に騒音が発生し、かつ携帯し難いという欠点がある。
また、室外で活動する人、警察官または軍人は、衣服に制限があるため、寒さまたは熱さに耐えなければならないことがよくある。
また、室外で活動する人、警察官または軍人は、衣服に制限があるため、寒さまたは熱さに耐えなければならないことがよくある。
中華民国特許公報第361249号により掲示された冷熱両用カバーシーツおよびその装置は、図7に示すように構成される。そのうちの電気式冷却モジュール10は、電気式冷却モジュールに直流電源が通った後、吸熱および放熱の現象(Peltier effect)が生じ、熱吸収可能な冷面部101および放熱可能な熱面部102が形成され、かつ流れる電流位相が逆である場合、冷面部が放熱に変わり、熱面部が吸熱に変わる。集熱器11は比較的よい伝導材質から構成され、かつ電気式冷却モジュールの冷面部に装着され、集熱器の内部に湾曲する孔道111および集熱器の外部に出水口112と入水口113とを有し、そのうちの出水口および入水口がそれぞれの導管20に連接される。カバーシーツ30は導管20により集熱器11に連接され、カバーシーツ内に複数の分割面31により湾曲する曲道32が形成されることで、集熱器、導管およびカバーシーツから密封の空間が形成され、その中に適量の凍結防止およびさび防止の導熱液体40が分布する。ポンプ14は、集熱器の出水口の導管の上に装着され、導熱液体40を集熱器11からカバーシーツ30内へ抽出し、導熱液体を集熱器と導管とカバーシーツとの間で循環させる。放熱器12は、電気式冷却モジュールの熱面部102に装着され、ファン15により熱風を排出する。この先行技術による装置は、体積が厖大であり、騒音が大きく、携帯し難いという欠点を改善するものであったが、液体40の大部分がカバーシーツ30内に集中するため、カバーシーツ30が所定の温度まで加熱または冷却されずに使用者に接触し、使用者に不快な感覚を与えるという問題がある。また、カバーシーツ30の重さが重いため、カバーシーツ30と衣服を結合する可能性が制限され、集熱器11および導管20の中の液体の量があまり少ないと、ポンプ14の働きが正常に維持され難くなり、損壊するという問題もある。
本考案の主な目的は、先行技術の欠点を克服可能である冷熱両用パッド装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本考案による冷熱両用パッド装置は、パッド部と、水タンク部と、熱交換部とを備える。パッド部は、折り畳み可能な二枚のシートからなる袋構造から構成され、その内部が熱圧または超音波溶接により接合され、パッド部の中に複数個の接合部位が形成され、かつ接合部位の間に水を流す水管(channel)が形成され、そのうちの水管が入水口と出水口とを有する。水タンク部は、水タンクと循環ポンプとを有し、水タンクの上には入水口と出水口とを有し、そのうちの水タンクの入水口が水管の出水口に連接され、かつ循環ポンプにより水タンク内の水を水タンクの出水口から水管の入水口に輸送する。熱交換部は、電熱半導体チップと、電熱半導体チップの一側に装着される放熱ユニットと、放熱ユニットの外側に装着されるファンと、電熱半導体チップの他側に装着される導熱ユニットとを有し、そのうちの導熱ユニットが直接に水タンク内の冷却水に接触し、または、導熱ユニットが循環ポンプの水タンク内の水を水タンクの出水口から水管の入水口に輸送する送水路(path)に装着されることで、冷却水と導熱ユニットの熱交換を進行させることが可能である。
そして、水タンクは、冷却水容量がパッド部内の水管の冷却水容量の1.5倍から4倍であり、2倍から3倍であればもっとも好ましい。したがって、水タンク内に冷却水量が十分であれば、ポンプの働きを正常に維持し、熱エネルギーを保持し、冷却水を含有するパッド部の重さを減少させることが可能である。本考案に使用される冷却水は、周知の冷却水である。
上述の構造により、本考案は、パッド部の構造を縮小し、パッド部を折り畳むことが可能である。また、本考案は、パッド部の水管の入水口および出水口の上に水管連接部を装着することで、パッド部を単独で使用し、そして、必要に応じて水タンク部と熱交換部の水管を水管連接部に連接し、パッド部を加熱または冷却させることが可能である。
図1に示すように、本考案の一実施例による冷熱両用パッド装置は、パッド部10と、水タンク部20と、熱交換部30とを備える。パッド部10は、周縁が密封状を呈し、かつ折り畳み可能な二枚のシートからなる袋構造から構成され、その内部に水を流す水管11を有し、水管11は入水口12と出水口13とを有する。
水タンク部20は、水タンク21と循環ポンプ22とを有し、水タンク21の上には入水口23と出水口24とを有し、そのうちの入水口24が循環ポンプ22の出口に連接される。
熱交換部30は、冷却水槽31と、冷却水槽31に装着される電熱半導体チップ32と、電熱半導体チップ32上に装着される放熱ユニット33と、放熱ユニット33の外側に装着されるファン34とを有し、冷却水槽31の内部には導熱ユニット310と入水口35と出水口36とを有する。冷却水槽31内部を流動する水を冷却させる場合、冷却水槽31内の導熱ユニット310により流動する水の熱を冷却水槽31の電熱半導体チップ21へ伝導し、そののち、ファン34と放熱ユニット33により放熱を進行させる。また、電熱半導体チップ32により冷却水槽31の内部を流動する水を加熱することで、良好な伝熱効果を達成することが可能である。また、パッド部10と水タンク部20の水タンク21と熱交換部30の冷却水槽31とが循環水管40により連接されることで、冷却水をパッド部10と水タンク部20および熱交換部30との間に流すことが可能である。
本実施例による冷熱両用パッド装置を使用する場合、水タンク内の水は水タンクの出水口から水管の入水口へ輸送する送水路(path)において導熱ユニットと熱交換する。まず水タンク20の循環ポンプ22により水は循環水管40から冷却水槽31へ流れ、必要に応じて冷却水槽31内部の水は冷却または加熱され、循環水管40を経由してパッド部10へ流れ、そして、パッド部10から流出した水は循環水管40を経由して水タンク部20の水タンク21の中に流れる。
図2と図3に示すように、本実施例によるパッド部10は、内部に複数の水管11を有し、水管11の分布により、水がパッド部10の任意の部位を均質に流れるものである。水管11の形成方法は、熱圧または超音波による接合方法で、二枚のシーツからなるパッド部10の中に複数の接合部位110を形成し、接合部位110の間に水管11を形成する。
図4に示すように、本実施例によるパッド部10は、複数個直列して使用してもよいため、大面積を使用する必要に対応できる。
図4に示すように、本実施例によるパッド部10は、複数個直列して使用してもよいため、大面積を使用する必要に対応できる。
図5に示すように、本考案のもう一つの実施例による冷熱両用パッド装置では、冷却水槽と水タンクとは、一体成形である。本実施例では、冷熱両用パッド装置は、パッド部50と、循環ポンプ51と、熱交換部52とを備える。パッド部50は、前述の実施例の構造と同じであり、パッド部50と循環ポンプ51と熱交換部52との間は循環水管60により連接される。本実施例による熱交換部52は、入水口53と出水口54とを有する冷却水タンク55と、冷却水タンク55内の一側に装着される導熱ユニット56と、冷却水タンク55の外部に装着される電熱半導体チップ57と、電熱半導体チップ57に接着される放熱ユニット58と、放熱ユニット58の外側に装着されるファン59とを備える。冷却水タンク55の入水口53には水を導熱ユニット56へ噴出する導管530を増設してもよい。また、伝熱効果を増加するために、電熱半導体チップ57と導熱ユニット56との間にパッド61を挟んでもよい。
本実施例を使用する場合、循環ポンプ51により冷却水タンク51の水をパッド部50へ抽出し、そして、循環水管60によりパッド部50の水を冷却水タンク55へ回流させ、熱交換部52の作用により循環水を加熱または冷却させる効果を達成する。
本実施例による冷熱両用パッド装置は、シートおよびマットに使用しても、衣服に使用してもよい。図6に示すように、本実施例による水タンク部と熱交換部とは外箱70内に装着され、パッド部はベスト80に結合され、そのうちのパッド部内の水は循環水管60を経由して外箱70内で加熱または冷却された水と循環する。
10 パッド部、11 水管、12 入水口、13 出水口、20 水タンク部、21 水タンク、22 循環ポンプ、23 入水口、24 出水口、30 熱交換部、31 冷却水槽、32 電熱半導体チップ、33 放熱ユニット、34 ファン、35 入水口、36 出水口、40 循環水管、50 パッド部、51 循環ポンプ、52 熱交換部、53 入水口、54 出水口、55 冷却水タンク、56 導熱ユニット、57 電熱半導体チップ、58 放熱ユニット、59 ファン、60 循環水管、61 パッド、70 外箱、80 ベスト、110 接合部位、310 導熱ユニット、530 導管
Claims (7)
- パッド部と、水タンク部と、熱交換部とを備え、
パッド部は内部に水を流す水管を有し、水管が入水口と出水口とを有し、
水タンク部は水タンクと循環ポンプとを有し、水タンクの上には入水口と出水口とを有し、水タンクの入水口が水管の出水口に連接され、循環ポンプにより水タンク内の水を水タンクの出水口から水管の入水口に輸送し、
熱交換部は電熱半導体チップと、電熱半導体チップの一側に装着される放熱ユニットと、放熱ユニットの外側に装着されるファンと、電熱半導体チップの他側に装着される導熱ユニットとを有し、導熱ユニットが直接に水タンク内の冷却水に接触し、または、導熱ユニットが循環ポンプの水タンク内の水を水タンクの出水口から水管の入水口に輸送する送水路に装着されることで、冷却水と導熱ユニットの熱交換を進行させることが可能であることを特徴とする冷熱両用パッド装置。 - パッド部は、折り畳み可能な二枚のシートからなる袋構造であることを特徴とする請求項1に記載の冷熱両用パッド装置。
- 二枚のシートからなる袋構造は、熱圧または超音波溶接により接合され、その中に複数個の接合部位が形成され、接合部位の間に水管が形成されることを特徴とする請求項2に記載の冷熱両用パッド装置。
- 導熱ユニットは、循環ポンプの水タンク内の水を水タンクの出水口から水管の入水口に輸送する送水路に装着されることを特徴とする請求項1に記載の冷熱両用パッド装置。
- 導熱ユニットは、直接に水タンク内の冷却水に接触することを特徴とする請求項1に記載の冷熱両用パッド装置。
- 水タンクは、冷却水容量がパッド部内の水管の冷却水容量の1.5倍から4倍であることを特徴とする請求項1に記載の冷熱両用パッド装置。
- 水タンクは、冷却水容量がパッド部内の水管の冷却水容量の2倍から3倍であることを特徴とする請求項6に記載の冷熱両用パッド装置。
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JP2004005120U JP3107404U (ja) | 2004-08-26 | 2004-08-26 | 冷熱両用パッド装置 |
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---|---|---|---|---|
JP2018105612A (ja) * | 2016-12-22 | 2018-07-05 | 雄三 中西 | 液体循環型温度調整装置 |
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