JP2001317662A - 多層チューブ - Google Patents

多層チューブ

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JP2001317662A
JP2001317662A JP2000138007A JP2000138007A JP2001317662A JP 2001317662 A JP2001317662 A JP 2001317662A JP 2000138007 A JP2000138007 A JP 2000138007A JP 2000138007 A JP2000138007 A JP 2000138007A JP 2001317662 A JP2001317662 A JP 2001317662A
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Hirotaka Miyazawa
廣孝 宮沢
Susumu Hoshino
進 星野
Akio Wakui
明男 涌井
Toshiyuki Okaya
利幸 岡谷
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NAGANO SANYO KASEI KK
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
NAGANO SANYO KASEI KK
Orion Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 抗酸化剤等の材料成分の溶出を抑え、しか
も、柔軟性および透明性が良好で、耐閉塞性に優れた作
業性のきわめて良好な多層チューブを提供する。 【解決手段】 多層チューブは、チューブの内側から外
側に、第1層:100%モジュラス10〜12N/mm
2のリニア低密度ポリエチレン層、第2層:100%モ
ジュラス3〜7N/mm2のリニア低密度ポリエチレン
層、第3層:100%モジュラス1〜2N/mm2のポ
リオレフィン系エラストマー層、第4層:100%モジ
ュラス3〜7N/mm2のリニア低密度ポリエチレン層
を備える。第1層〜第4層の層厚は、それぞれ第1層:
0.1〜0.5mm、第2層:0.2〜0.5mm、第
3層:3.0〜5.0mm、第4層:0.5〜1.0m
mであるとよい。第3層は、ポリエチレン系エラストマ
ーであるとよい。図1において符号1〜4はそれぞれ第
1層〜第4層を示す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、搾乳用チューブと
して用いるのに適した多層チューブに関するものであ
る。また、本発明は、搾乳用チューブの他、清涼飲料等
の輸送用チューブ、医療用チューブ等に適用することが
できる。
【0002】
【従来の技術】酪農産業において、乳牛の乳房に取り付
けた吸引用容器と搾乳機本体を接続して牛乳を採集する
目的で、プラスチック製の搾乳用チューブが知られる。
この種のチューブには、可塑剤等の材料成分が溶出しな
いこと、適度な柔軟性を有すること等が要求されてお
り、これらの条件を満たすものとして、従来、ポリ塩化
ビニル製のチューブが用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のポリ塩化ビニル製の搾乳用チューブは、焼却
時にダイオキシンが発生する問題があり、環境に負担を
かける。また、チューブ自体の重量が大きくなるため、
取り扱い作業が重労働になる。
【0004】これに対し、牛乳に接触する内側層に、材
料成分の溶出を抑えたリニア低密度ポリエチレンを使用
し、外側層に柔軟性の良好なスチレン系エラストマーを
使用した多層チューブが提案されているが、その実用に
際しては、次のような問題を生じている。 内側層(リニア低密度ポリエチレン)と外側層(ス
チレン系エラストマー)の引張応力の差が大きいため、
搾乳作業時にチューブの折れ曲がった部分で閉塞しやす
く、牛乳搬送が停止してしまうことが多い。 チューブの透明性が不十分で、チューブ内の汚れや
搬送状況を確認しにくい。 内側層と外側層に異なる系統の樹脂(ポリエチレン
とスチレン系エラストマー)を使用するため、チューブ
の再利用を図る際、材料の分離回収に手間がかかる。
【0005】なお、搾乳用チューブの内側層の材質につ
いては、乳または乳製品の成分規格等に関する省令で定
められており、エチレン−1−アルケン共重合樹脂およ
びポリエチレンは上記規格に適合する材料として認めら
れている。
【0006】そこで、本発明は、このような現状に鑑み
なされたもので、可塑剤等の材料成分の溶出を抑え、し
かも、柔軟性および透明性が良好で、耐閉塞性に優れた
作業性のきわめて良好な多層チューブを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明の多層チューブは、チューブ壁の内側から外側
に、下記の第1層〜第4層からなる多層構造を備えたこ
とを特徴とする。 第1層:100%モジュラス10〜12N/mm2のリ
ニア低密度ポリエチレン層、 第2層:100%モジュラス3〜7N/mm2のリニア
低密度ポリエチレン層、 第3層:100%モジュラス1〜2N/mm2のポリオ
レフィン系エラストマー層、 第4層:100%モジュラス3〜7N/mm2のリニア
低密度ポリエチレン層。
【0008】また、本発明の多層チューブは、前記第1
層〜第4層の層厚がそれぞれ第1層:0.1〜0.5m
m、第2層:0.2〜0.5mm、第3層:3.0〜
5.0mm、第4層:0.5〜1.0mmに設定される
ことを特徴とする。さらに、前記第3層がポリエチレン
系エラストマーであることを特徴とする。
【0009】本発明の多層チューブによれば、引張応力
の最も大きい第1層と、最も小さい第3層との間に、こ
れらの中間の引張応力をもつ第2層を設け、かつ、最外
層には、第3層よりも引張応力の大きい第4層を設け
る。すなわち、第1層(最内層)から第3層にかけてチ
ューブ壁が次第に剛性が低下し、第4層(最外層)で逆
にチューブ壁の剛性が高まる。このような第1層から第
4層の引張応力の差によって、チューブ使用時の折曲げ
時および減圧時の閉塞が効果的に抑制され、作業性を大
幅に向上させることができる。
【0010】前記第1層、第2層および第4層にリニア
低密度ポリエチレンを採用したのは、透明性が良好で、
比重が比較的小さく、しかも、環境に負担をかけやすい
物質を含まないためである。また、第3層にポリオレフ
ィン系エラストマーを採用したのは、柔軟性が良好で、
透明性を高めやすいためである。
【0011】前記第1層、第2層および第4層のリニア
低密度ポリエチレンは、以下の理由により、メタロセン
ポリエチレン(重合反応にメタロセン触媒を使用するポ
リエチレン)を用いるのが望ましい。 メタロセンポリエチレンによれば、チューブの透明
性がきわめて良好になる。 分子鎖にバラツキが少なくなるため、低分子ポリエ
チレンの溶出を抑えることができる。 中和剤等を使用しなくても済むため、溶出の安全性
が向上する。
【0012】また、前記第1層のリニア低密度ポリエチ
レンは、チューブ内への材料成分の溶出をより少なくす
るために抗酸化剤、触媒中和剤等の添加量を制限するの
が望ましい。特に、搾乳用チューブに適用する場合に
は、乳または乳製品の成分規格等に関する省令(別表4
の(2))で定める条件を満たすように、各種物質の添加
量および重合反応の条件を設定する。具体的には、上記
省令に基づく溶出試験において、重金属1ppm未満、
過マンガン酸カリウム5.0ppm未満、n−ヘプタン
15ppm未満とし、同省令に基づく材質試験において
は、n−ヘキサン抽出物2.6%以下、キシレン可溶物
11.3%以下、ヒ素2ppm以下、重金属20ppm
以下とするとよい。
【0013】前記第3層のポリオレフィン系エラストマ
ーとしては、ポリエチレン系エラストマー、ポリプロピ
レン系エラストマー等を用いることができる。また、単
独のポリオレフィンと、他のポリオレフィンとのブレン
ド組成物を用いてもよい。また、ポリオレフィン系エラ
ストマーに代えて、ポリスチレン系エラストマーを用い
ることも可能である。
【0014】前記第3層のポリオレフィン系エラストマ
ーは、望ましくは、ポリエチレン系エラストマーを使用
する。ポリエチレン系エラストマーを使用すると、前記
第1層〜4層のすべてがポリエチレン系樹脂になり、チ
ューブ廃棄後のリサイクルが容易になるからである。
【0015】本発明においては、チューブの各層の柔軟
性を示すために、弾性係数として、試験片に2倍の伸び
を与えたときの引張応力を示す100%モジュラスを使
用した。
【0016】前記第1層について、100%モジュラス
10N/mm2以上としたのは、この値よりも小さくす
ると、分子鎖にバラツキが多くなって、低分子ポリエチ
レンが溶出しやすくなるためである。また、100%モ
ジュラス12N/mm2以下としたのは、この値を超え
ると、チューブが硬くなり過ぎて作業性が低下するから
である。
【0017】前記第2層について、100%モジュラス
3N/mm2以上としたのは、この値よりも小さくする
と、第2層の剛性が不十分でチューブの折曲げ時の閉塞
が生じやすくなり、かつ、第2層の結晶性部分が少なく
なるため第3層(エラストマー層)から第2層へ低分子
ポリエチレンまたは抗酸化剤等の添加剤が移行しやすく
なるためである。また、100%モジュラス7N/mm
2以下としたのは、この値を超えると、第2層と第3層
(エラストマー層)との引張応力の差が大きくなり、チ
ューブの折曲げ閉塞が生じやすくなるためである。
【0018】なお、前記第2層の引張応力については、
チューブの折曲げ閉塞の防止効果を高めるために、前記
第1層よりも、100%モジュラスで5.0〜7.0N
/mm2小さくなるように設定するとよい。
【0019】前記第3層について、100%モジュラス
1N/mm2以上としたのは、この値よりも小さくなる
と、チューブの強度が不十分になるためである。また、
2N/mm2以下としたのは、この値を超えると、チュ
ーブに良好な柔軟性が得られず、作業性が悪くなるため
である。特に、本発明を搾乳用チューブに適用する場
合、第3層の100%モジュラスを1〜2N/mm2
範囲に設定すると、搾乳機器への装着時の密着性が良好
になる。
【0020】前記第4層について、100%モジュラス
3N/mm2以上としたのは、減圧時のチューブの閉塞
を防止する目的で、第3層よりも適度に引張応力を大き
くする必要があるためである。すなわち、この第4層を
備えることにより、チューブ全体の剛性が上がり、折曲
げ時および減圧時の耐閉塞性を高めることが可能にな
る。また、100%モジュラス7N/mm2以下とした
のは、第4層(最外層)の引張応力が大きすぎると、チ
ューブの柔軟性が低下し、作業性が悪くなるためであ
る。
【0021】搾乳用チューブに適用する場合には、チュ
ーブ内径を15〜20mm、望ましくは16mmとし、
各層の層厚をそれぞれ第1層:0.1〜0.5mm、好
ましくは0.3〜0.5mm、第2層:0.2〜0.5
mm、第3層の層厚:3〜5mm、第4層:0.5〜
1.0mmに設定するのが望ましい。チューブの柔軟
性、透明性および耐閉塞性がきわめて良好で、しかも、
搾乳機器への取付け作業が容易になり、搾乳量が安定す
るためである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。 [実施例1] (1) 成形材料の選定 表1に示すように、多層チューブの成形材料には、第1
層(最内層)に100%モジュラス10.8N/mm2
のリニア低密度ポリエチレン、第2層に100%モジュ
ラス5.1N/mm2のリニア低密度ポリエチレン、第
3層に100%モジュラス1.7N/mm2の水素添加
スチレンブチレンポリエチレン系エラストマー、第4層
(最外層)に100%モジュラス3.4N/mm2のリ
ニア低密度ポリエチレンをそれぞれ使用した。
【表1】
【0023】第1層、第2層および第4層のリニア低密
度ポリエチレンの製造には、メタロセン触媒を使用し、
これらの層のうち、第1層のリニア低密度ポリエチレン
については、乳または乳製品の成分規格等に関する省令
の別表4の(2)の条件に適合する材料とした。また、第
3層の水素添加スチレンブチレンポリエチレン系エラス
トマーには、2軸混練押出造粒機で調整した材料を使用
した。
【0024】(2) 多層チューブの成形 第1層〜第4層の成形材料を小型押出成形機の複合押出
成形ダイにより押出成形し、図1に示すような4層構造
の多層チューブ(実施例1)を製造した。なお、図1に
おいて、符号1〜4は、それぞれ第1層〜第4層を示
す。多層チューブ(実施例1)は、内径16mm、外径
25mm、チューブ厚4.5mmとし(表2参照)、各
層の層厚は、第1層:0.3mm、第2層:0.5m
m、第3層:1.7mm、第4層:0.7mmとした
(表1参照)。
【0025】表1中、層全体のモジュラス荷重は、各層
の100%モジュラス×チューブ断面積の計算式により
求めた。表2中、チューブ全体のモジュラス荷重は、第
1層〜第4層について、層全体のモジュラス荷重の和を
計算することにより求めた。多層チューブ(実施例1)
の比重は0.90であった。
【0026】[比較例1〜3] (1) 成形材料の選定 比較例1は、第1実施例の第3層と第4層を入れ替えて
4層構造の多層チューブとした。すなわち、第1層およ
び第2層に実施例1と同様のリニア低密度ポリエチレン
を使用し、第3層に100%モジュラス3.4N/mm
2のリニア低密度ポリエチレン、第4層(最外層)に1
00%モジュラス1.7N/mm2の水素添加スチレン
ブチレンポリエチレン系エラストマーをそれぞれ採用し
た。
【0027】比較例2は、従来例による2層構造の搾乳
用多層チューブと同様の構成とした。すなわち、第1層
(最内層)に実施例1と同様のリニア低密度ポリエチレ
ン、第2層(最外層)には、100%モジュラス1.6
N/mm2のスチレンイソプレンスチレン系エラストマ
ーをそれぞれ使用した。
【0028】比較例3は、3層構造とし、第1層および
第2層に実施例1と同様のリニア低密度ポリエチレンを
使用し、第3層(最外層)に100%モジュラス1.6
N/mm2のスチレンイソプレンスチレン系エラストマ
ーをそれぞれ使用した。
【0029】(2) 多層チューブの成形 比較例1〜3について、各層の成形材料を小型押出成形
機の複合押出成形ダイにより押出成形し、多層チューブ
を製造した。比較例1〜3は、ともに実施例1と同様
に、内径16mm、外径25mm、チューブ厚4.5m
mとした(表2参照)。
【表2】 比較例1の層厚は第1層:0.3mm、第2層:0.5
mm、第3層:1.7mm、第4層:0.7mm、比較
例2の層厚は第1層:0.3mm、第2層:4.2m
m、比較例3の層厚は第1層:0.3mm、第2層:
1.0mm、第3層:3.2mmとした(表1参照)。
【0030】比較例1〜3の層全体のモジュラス荷重、
およびチューブ全体のモジュラス荷重を表1および表2
に示す。比較例1〜3の比重については、実施例1と同
様に0.90であった。
【0031】次に、実施例1および比較例1〜3の多層
チューブについて、各種試験を行い、性能を評価した。 [柔軟性試験]図2に示すように、長さ200mmの多
層チューブを水平な台の上に置き、台の端から100m
mの長さだけ外側へ出るようにセットし、その先端に2
Nの荷重を与えたときの撓み量Lを測定した。撓み量L
は台面の高さからチューブ先端までの長さを測ることに
より求めた。結果を表3に示す。
【表3】
【0032】表3に示すように、実施例1および比較例
1および比較例2については、撓み量Lが40mm以上
になり、良好な柔軟性を示した。これに対して、比較例
3は、撓み量Lが18mmで、比較的硬いチューブとな
った。
【0033】[折曲げ閉塞性試験]図3(A)に示すよ
うに、長さ1mの多層チューブでループを形成し、最小
曲げ半径を求めた。最小曲げ半径の測定は、曲げ半径R
=チューブ外径(25mm)×5を基準値とし、基準値
から次第に曲げ半径Rを小さくして図3(B)に示すよ
うな閉塞状態になるときの曲げ半径Rを最小曲げ半径と
した。
【0034】表3に示すように、比較例1〜3について
は、曲げ半径Rが基準値(125mm)のときに既に閉
塞状態になるのに対し、実施例1は、曲げ半径Rが70
mmに達するまで、閉塞しなかった。これにより、実施
例1の折曲げ閉塞性が比較例1〜3よりも優れることが
判る。
【0035】[減圧閉塞性試験]図4に示すように、長
さ1mの多層チューブの一端に栓Cを取り付け、他端か
ら真空ポンプPで吸引してチューブが閉塞するか否かを
試験した。試験減圧値は、45mmHg(60kPa)
とした。
【0036】表3に示すように、実施例1、比較例1お
よび比較例3は、チューブが閉塞しなかったのに対し、
比較例2では閉塞する結果となった。
【0037】[透明性試験]多層チューブを縦半分に切
断し、DENSITOMETER(konica製PDA−85)にて光学
濃度Dを測定し、光学濃度Dから透過率Tを算出した。
結果を表3に示す。
【0038】表3に示すように、実施例1および比較例
1は、比較例2および3よりも優れた透過率を示した。
特に、実施例1は透過率90%以上を示し、最も優れた
透明性であった。
【0039】上記試験結果より、実施例1は、柔軟性、
折曲げ閉塞性、減圧閉塞性および透明性ともに優れた結
果を示し、比較例1〜3のチューブよりも高い性能をも
つことが判る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の多層チュ
ーブによれば、次のような優れた効果を奏する。 (a) 柔軟性に優れ、折曲げ時および減圧時にチューブ
が閉塞しにくいため、搾乳等の作業性が大幅に向上す
る。 (b) 透明性が良好で、チューブ内の汚れや流れの状況
を容易に確認することができる。 (c) ポリエチレン系樹脂により各層を形成することが
できるので、廃棄時の樹脂材料の分別回収が容易にな
り、再利用が容易になる。 (d) 各層の材料の比重が比較的小さく軽量化を図りや
すいため、チューブの取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による多層チューブを示す部分
拡大斜視図である。
【図2】柔軟性試験の試験方法を説明するための模式図
である。
【図3】折曲げ閉塞性試験の試験方法を説明するための
模式図である。
【図4】減圧閉塞性試験の試験方法を説明するための模
式図である。
【符号の説明】
1 第1層 2 第2層 3 第3層 4 第4層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 涌井 明男 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 (72)発明者 岡谷 利幸 長野県須坂市大字幸高246番地 オリオン 機械株式会社内 Fターム(参考) 3H111 AA02 BA15 BA34 CB05 DA26 DB02 4F100 AK06A AK06B AK06D AL09C BA04 BA07 BA10A BA10D BA26 DD31 EH20 GB23 GB66 JK07A JK07B JK07C JK07D JK17 JL01 JN01 YY00A YY00B YY00C

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チューブ壁の内側から外側に、下記の第
    1層〜第4層からなる多層構造を備えたことを特徴とす
    る多層チューブ。 第1層:100%モジュラス10〜12N/mm2のリ
    ニア低密度ポリエチレン層、 第2層:100%モジュラス3〜7N/mm2のリニア
    低密度ポリエチレン層、 第3層:100%モジュラス1〜2N/mm2のポリオ
    レフィン系エラストマー層、 第4層:100%モジュラス3〜7N/mm2のリニア
    低密度ポリエチレン層。
  2. 【請求項2】 前記第1層〜第4層の層厚がそれぞれ第
    1層:0.1〜0.5mm、第2層:0.2〜0.5m
    m、第3層:3.0〜5.0mm、第4層:0.5〜
    1.0mmに設定される請求項1記載の多層チューブ。
  3. 【請求項3】 前記第3層がポリエチレン系エラストマ
    ーである請求項1または2記載の多層チューブ。
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