JP2001317589A - 滑り支承体の構造 - Google Patents
滑り支承体の構造Info
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- JP2001317589A JP2001317589A JP2000135467A JP2000135467A JP2001317589A JP 2001317589 A JP2001317589 A JP 2001317589A JP 2000135467 A JP2000135467 A JP 2000135467A JP 2000135467 A JP2000135467 A JP 2000135467A JP 2001317589 A JP2001317589 A JP 2001317589A
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- Japan
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- sliding
- ceramic
- slide support
- rubber
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- Pending
Links
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造が簡単で、滑り性の高い安価な滑り支承
体とすることが出来る滑り支承体の構造を提供する。 【解決手段】 滑り支承体は、図１に示すように、シー
ト状のゴム状弾性体（ゴム板）１と鋼板２とを交互に積
層させて一体的に構成した支承本体３の上下面に、金属
製の上下面板４ａ，４ｂを一体的に固定し、上下面板４
ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂには、硬質多孔性炭素材料
により板状に形成したセラミック摺動板６がボルト等の
締結部材７により一体的に固定してある。セラミック摺
動板６は、上述したように脱脂ぬかと熱硬化性樹脂、水
等を混合して成型加工した後、焼成した材料で、ＲＢセ
ラミックス（Rice Bran Ceramics) と呼称されてもの
で、厚さや大きさ及び形状は任意の形態に成型できるも
のである。
体とすることが出来る滑り支承体の構造を提供する。 【解決手段】 滑り支承体は、図１に示すように、シー
ト状のゴム状弾性体（ゴム板）１と鋼板２とを交互に積
層させて一体的に構成した支承本体３の上下面に、金属
製の上下面板４ａ，４ｂを一体的に固定し、上下面板４
ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂには、硬質多孔性炭素材料
により板状に形成したセラミック摺動板６がボルト等の
締結部材７により一体的に固定してある。セラミック摺
動板６は、上述したように脱脂ぬかと熱硬化性樹脂、水
等を混合して成型加工した後、焼成した材料で、ＲＢセ
ラミックス（Rice Bran Ceramics) と呼称されてもの
で、厚さや大きさ及び形状は任意の形態に成型できるも
のである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、コンクリート構
造物の基礎部分に免震支承として設置する滑り支承体の
構造の構造にかかわり、更に詳しくは支承体の上下面板
の摺動面に、滑り性の高い硬質多孔性炭素材料により板
状に形成したセラミック摺動板を配設した滑り支承体の
構造に関するものである。
造物の基礎部分に免震支承として設置する滑り支承体の
構造の構造にかかわり、更に詳しくは支承体の上下面板
の摺動面に、滑り性の高い硬質多孔性炭素材料により板
状に形成したセラミック摺動板を配設した滑り支承体の
構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、コンクリート構造物の基礎部分に
免震支承として設置する滑り支承体の構造としては、シ
ート状のゴム状弾性体と鋼板とを交互に積層させて一体
的に構成した支承本体の上下面に金属製の上下面板を一
体的に固定したものが一般的に使用されている。
免震支承として設置する滑り支承体の構造としては、シ
ート状のゴム状弾性体と鋼板とを交互に積層させて一体
的に構成した支承本体の上下面に金属製の上下面板を一
体的に固定したものが一般的に使用されている。
【０００３】そして、上記のような滑り支承体は、滑り
性を確保するために、上下面板の表面に高価なテフロン
（登録商標）シートを貼付けたり、オイル等で摺動面を
潤滑させ、オイルを常時潤滑させる装置を併設している
ものが提案されている。
性を確保するために、上下面板の表面に高価なテフロン
（登録商標）シートを貼付けたり、オイル等で摺動面を
潤滑させ、オイルを常時潤滑させる装置を併設している
ものが提案されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、テフロン
シートを貼付けた構造のものは、高価となる上に、耐久
性において問題があり、またオイルを潤滑させるもの
は、装置を併設させる等、設備が大がかりで、複雑にな
ると言う問題があった。
シートを貼付けた構造のものは、高価となる上に、耐久
性において問題があり、またオイルを潤滑させるもの
は、装置を併設させる等、設備が大がかりで、複雑にな
ると言う問題があった。
【０００５】この発明の目的は、構造が簡単で、滑り性
の高い安価な滑り支承体とすることが出来る滑り支承体
の構造を提供することにある。
の高い安価な滑り支承体とすることが出来る滑り支承体
の構造を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するため、支承本体の上下面に設けた上下面板の摺
動面に、硬質多孔性炭素材料により板状に形成したセラ
ミック摺動板を固定したことを要旨とするものである。
なお、セラミック摺動板は、上下面板の摺動面の全面ま
たは一部に設けても良い。
達成するため、支承本体の上下面に設けた上下面板の摺
動面に、硬質多孔性炭素材料により板状に形成したセラ
ミック摺動板を固定したことを要旨とするものである。
なお、セラミック摺動板は、上下面板の摺動面の全面ま
たは一部に設けても良い。
【０００７】この発明は、上記のように構成され、支承
本体の上下面に設けた上下面板の摺動面に、硬質多孔性
炭素材料により板状に形成したセラミック摺動板（脱脂
ぬかと熱硬化性樹脂、水等を混合して成型加工した後、
焼成した材料で、ＲＢセラミックス（Rice Bran Cerami
cs) と呼称されている。) をボルト等の締結部材により
固定することで、従来のような高価で複雑な構造となら
ず、滑り性の高い安価な滑り支承体とすることが出来る
ものである。
本体の上下面に設けた上下面板の摺動面に、硬質多孔性
炭素材料により板状に形成したセラミック摺動板（脱脂
ぬかと熱硬化性樹脂、水等を混合して成型加工した後、
焼成した材料で、ＲＢセラミックス（Rice Bran Cerami
cs) と呼称されている。) をボルト等の締結部材により
固定することで、従来のような高価で複雑な構造となら
ず、滑り性の高い安価な滑り支承体とすることが出来る
ものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づきこの発明
の実施の形態を説明する。
の実施の形態を説明する。
【０００９】図１は、この発明を実施した滑り支承体の
断面図、図２は平面図、図３はセラミック摺動板の取付
け構造の断面図を示し、前記滑り支承体は、図１に示す
ように、シート状のゴム状弾性体（ゴム板）１と鋼板２
とを交互に積層させて一体的に構成した支承本体３の上
下面に、金属製の上下面板４ａ，４ｂを一体的に固定
し、上下面板４ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂには、硬質
多孔性炭素材料により板状に形成したセラミック摺動板
６がボルト等の締結部材７により一体的に固定してあ
る。
断面図、図２は平面図、図３はセラミック摺動板の取付
け構造の断面図を示し、前記滑り支承体は、図１に示す
ように、シート状のゴム状弾性体（ゴム板）１と鋼板２
とを交互に積層させて一体的に構成した支承本体３の上
下面に、金属製の上下面板４ａ，４ｂを一体的に固定
し、上下面板４ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂには、硬質
多孔性炭素材料により板状に形成したセラミック摺動板
６がボルト等の締結部材７により一体的に固定してあ
る。
【００１０】即ち、セラミック摺動板６は、上述したよ
うに脱脂ぬかと熱硬化性樹脂、水等を混合して成型加工
した後、焼成した材料で、ＲＢセラミックス（Rice Bra
n Ceramics) と呼称されてもので、厚さや大きさ及び形
状は任意の形態に成型できるものである。
うに脱脂ぬかと熱硬化性樹脂、水等を混合して成型加工
した後、焼成した材料で、ＲＢセラミックス（Rice Bra
n Ceramics) と呼称されてもので、厚さや大きさ及び形
状は任意の形態に成型できるものである。
【００１１】このセラミック摺動板６の特性は、焼き入
れ鋼なみの著しい硬さを有し、低密度（軽量）で、数〜
数十ミクロンの気孔が形成された多孔質のものであり、
耐摩擦性（無潤滑下の摩擦係数が、0.13程度) ，耐摩耗
性に優れている。
れ鋼なみの著しい硬さを有し、低密度（軽量）で、数〜
数十ミクロンの気孔が形成された多孔質のものであり、
耐摩擦性（無潤滑下の摩擦係数が、0.13程度) ，耐摩耗
性に優れている。
【００１２】更に、高い強度（圧縮強度は、70〜80MPa)
で、ヤング率は低く、焼成前の成形・加工が極めて容易
であるため、任意の形態とすることが出来る。
で、ヤング率は低く、焼成前の成形・加工が極めて容易
であるため、任意の形態とすることが出来る。
【００１３】また、上下面板４ａ，４ｂの摺動面５ａ，
５ｂにセラミック摺動板６を固定する手段としては、図
３に示すように、セラミック摺動板６が割れ易いと言う
性質があるため、予め締結部材７の取付け部に凹部８と
取付け穴８ａとを形成しておき、そして取付け時には、
取付けカラー９を介在させて取付けるものである。
５ｂにセラミック摺動板６を固定する手段としては、図
３に示すように、セラミック摺動板６が割れ易いと言う
性質があるため、予め締結部材７の取付け部に凹部８と
取付け穴８ａとを形成しておき、そして取付け時には、
取付けカラー９を介在させて取付けるものである。
【００１４】また、セラミック摺動板６の取付け配置と
しては、上下面板４ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂの全面
または一部に取付けるものである。
しては、上下面板４ａ，４ｂの摺動面５ａ，５ｂの全面
または一部に取付けるものである。
【００１５】以上のように、セラミック摺動板６は上記
のような種々の特性を備えているので、滑り支承体の摺
動面５ａ，５ｂに用いた場合には、従来のように高価で
複雑な構造とならず、滑り性の高い安価な滑り支承体と
することが出来るのである。
のような種々の特性を備えているので、滑り支承体の摺
動面５ａ，５ｂに用いた場合には、従来のように高価で
複雑な構造とならず、滑り性の高い安価な滑り支承体と
することが出来るのである。
【００１６】
【発明の効果】この発明は、上記のように上下面板の摺
動面に、硬質多孔性炭素材料により板状に形成したセラ
ミック摺動板を固定したので，以下のような優れた効果
を奏するものである。 (a).滑り性の高い安価な滑り支承体とすることが出来
る。 (b).セラミック摺動板は、動摩擦と静摩擦の値が略同じ
で、静止状態から滑り状態へ移る場合と、滑っている場
合の性能を近い値にすることが出来る。 (c).ＲＢセラミックスから成るセラミック摺動板は、オ
イル等との親和性が高いので、オイル状の潤滑剤等を更
に混ぜ込むことで、摩耗係数を調整することが出来る。 (d).任意の形態に成型できるので、複雑な箇所にも有効
に利用できる。
動面に、硬質多孔性炭素材料により板状に形成したセラ
ミック摺動板を固定したので，以下のような優れた効果
を奏するものである。 (a).滑り性の高い安価な滑り支承体とすることが出来
る。 (b).セラミック摺動板は、動摩擦と静摩擦の値が略同じ
で、静止状態から滑り状態へ移る場合と、滑っている場
合の性能を近い値にすることが出来る。 (c).ＲＢセラミックスから成るセラミック摺動板は、オ
イル等との親和性が高いので、オイル状の潤滑剤等を更
に混ぜ込むことで、摩耗係数を調整することが出来る。 (d).任意の形態に成型できるので、複雑な箇所にも有効
に利用できる。
【図１】この発明を実施した滑り支承体の断面図であ
る。
る。
【図２】図１のＡ−Ａ矢視平面図である。
【図３】セラミック摺動板の取付け構造の断面図であ
る。
る。
１ シート状のゴム状弾性体（ゴム板） ２ 鋼板 ３ 支承本体 ４ａ 上面板 ４ｂ 下面板 ５ａ，５ｂ 摺動面 ６ セラミック摺動板 ７ 締結部材 ８ 凹部 ８ａ 取付け穴 ９ 取付けカラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｅ０４Ｈ 9/02 ３３１ Ｅ０４Ｈ 9/02 ３３１Ｅ Ｆ１６Ｃ 33/24 Ｆ１６Ｃ 33/24 Ａ Ｆ１６Ｆ 1/40 Ｆ１６Ｆ 1/40 Ｚ Ｆターム(参考） 2D059 AA37 GG01 3J011 KA07 LA01 MA02 SD10 SE10 3J048 AA02 AC03 BA08 BD04 BE12 DA01 EA38 3J059 AE05 BA43 GA42
Claims (2)
- 【請求項１】 ゴム状弾性体と鋼板とを交互に積層させ
て一体的に構成した支承本体の上下面に、金属製の上下
面板を一体的に固定して成る滑り支承体の構造におい
て、 前記上下面板の摺動面に、硬質多孔性炭素材料により板
状に形成したセラミック摺動板を固定して成る滑り支承
体の構造。 - 【請求項２】 前記上下面板の摺動面の全面または一部
にセラミック摺動板を一体的に固定した請求項１に記載
の滑り支承体の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000135467A JP2001317589A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 滑り支承体の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000135467A JP2001317589A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 滑り支承体の構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001317589A true JP2001317589A (ja) | 2001-11-16 |
Family
ID=18643538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000135467A Pending JP2001317589A (ja) | 2000-05-09 | 2000-05-09 | 滑り支承体の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2001317589A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1880371B (zh) * | 2005-06-03 | 2011-03-23 | 重机公司 | 低碱性滑动材以及低碱性滑动材含有组成物 |
| JP2011252516A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Tokyo Institute Of Technology | 免震構造 |
| KR101205907B1 (ko) | 2012-06-13 | 2012-11-28 | 주식회사 큐빅스 | 교량용 완충 받침장치 |
| CN105421224A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-23 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 智能型支座 |
| CN105421250A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-23 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 独柱墩桥梁抗倾覆结构 |
| CN106638284A (zh) * | 2016-11-29 | 2017-05-10 | 洛阳双瑞特种装备有限公司 | 一种具有新型摩擦副的桥梁支座 |
-
2000
- 2000-05-09 JP JP2000135467A patent/JP2001317589A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1880371B (zh) * | 2005-06-03 | 2011-03-23 | 重机公司 | 低碱性滑动材以及低碱性滑动材含有组成物 |
| JP2011252516A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Tokyo Institute Of Technology | 免震構造 |
| KR101205907B1 (ko) | 2012-06-13 | 2012-11-28 | 주식회사 큐빅스 | 교량용 완충 받침장치 |
| CN105421224A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-23 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 智能型支座 |
| CN105421250A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-03-23 | 上海市政工程设计研究总院（集团）有限公司 | 独柱墩桥梁抗倾覆结构 |
| CN106638284A (zh) * | 2016-11-29 | 2017-05-10 | 洛阳双瑞特种装备有限公司 | 一种具有新型摩擦副的桥梁支座 |
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