JP2001317304A - 複数のボイラと蒸気タービンとの組合せシステム、および発電プラント - Google Patents
複数のボイラと蒸気タービンとの組合せシステム、および発電プラントInfo
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Abstract
くし、起動損失の低減と起動時間の短縮、及び複数ボイ
ラの異なる圧力でも運用可能な特性改善を図る。 【解決手段】 ボイラ2缶/タービン一台、4ノズル室
/4加減弁の構成例で、2缶のドラムボイラ10の発生
蒸気を一台の蒸気タービン13に通気し、その復水を再
循環する発電プラントにおいて、高圧タービン13の第
一段ノズルが偶数個のノズル室に分割され、各ノズル室
に対応する加減弁12(複数のノズル室を集合させて加
減弁を設置する場合も含む)を設けた構造で、各ボイラ
10からの主蒸気管を加減弁員数の半分ずつに接続し
た。ボイラ主蒸気管に接続する加減弁(ノズル室)系統
を別々にしたので、システム構成の自由度の増加、運用
性能向上、発電効率向上、起動時間短縮、起動損失低減
等を図ることができる。
Description
気タービンとの組合せシステムおよび発電プラントに係
り、事業用あるいはIPP用などの火力発電プラントに
おいて、複数台のボイラと単一のタービンシステムを組
み合わせたプラントの系統構成と運転制御方法に関す
る。
復水は、脱気器、給水ヒータ等を通過した後、各ボイラ
に給水調整弁で分配される。分配された給水はドラムに
入り、ドラム内の缶水と混合される。
過熱された後、タービン入口で混合され、蒸気タービン
に通気される。また、高圧蒸気タービンの排気蒸気は、
各ボイラに配分された後、ボイラの再熱器に流される。
再熱器で加熱された蒸気は、中低圧タービン入口で混合
され、インターセプト弁を介して中低圧タービンに導入
される。
タービンの入口で、各ボイラからの発生蒸気は、蒸気タ
ービンの入口で必ず混合された後、蒸気タービンに送ら
れることが特徴となっていた。
確保するため、蒸気の混合点でのボイラ圧力を必ず一致
させる必要があった。
動する場合、蒸気混合を行うためには、起動ボイラの圧
力を、運転中のボイラ圧力まで高める必要がある。ボイ
ラを昇圧する場合には、過熱器、あるいは、再熱器の焼
損防止の為に相当量の蒸気の流れを確保するため、必然
的に起動時の発生蒸気をタービンに通気しない無駄な運
用が必要であった。
力は、共通のタービン加減弁で制御されるため、ボイラ
圧力が同一であっても、ボイラ負荷が異なればボイラに
対する影響度合いが異なる。そのため、極力ボイラ負荷
を一致させて運転する必要があった。
弁までの主蒸気管の圧力損失で少し減圧されて加減弁入
口圧力となり、加減弁にて減圧された蒸気はノズル入口
に到達する。加減弁は蒸気の流れを制御するために適当
な差圧を持っており、定圧プラントにおいては、部分負
荷で高差圧、高負荷において低差圧、変圧プラントにお
いてはほぼ一定の差圧を持つように運用される。
転エネルギィーに変換されるが、ノズルでの圧力損失は
比較的大きい。このような特性でN段減圧された後、高
圧タービン排気として排出される。この排気蒸気はボイ
ラの再熱系に流され、蒸気は再度過熱される。過熱蒸気
はインターセプト弁を経て高圧タービンと同様にノズル
での減圧をM段繰り返して復水器に排出される。
は、複数のボイラの主蒸気は、ボイラ出口より加減弁入
口までの配管で合流されていた。また、再熱蒸気は、ボ
イラ再熱器出口配管で合流接続されていた。このため、
合流点の圧力は完全に一致することが必要条件で有り、
個々のボイラ圧力を変えて運用することは不可能であっ
た。
ン一台の組み合わせの定圧プラントを例にして説明す
る。ボイラ負荷がいずれも定格(100%負荷)である
ときは、圧力のバランスはタービン負荷100%のポイ
ントでバランスをしている。ボイラ負荷がいずれも50
%、あるいは一台停止で残りのボイラが100%負荷で
運転している場合は、いずれの場合もタービビン負荷5
0%の状態で安定する。
ボイラを追加投入してプラントとして75%負荷で運用
しようとした場合には、ボイラ定格圧力で運転できる最
低負荷がそのボイラの25%とすると、まずその負荷ま
で蒸気を捨てながらボイラを起動した後、定格運転中の
ボイラ蒸気と混合してタービンに蒸気を送る必要があっ
た。
るように負荷調整を行った後に、初めて負荷要求に基づ
く運用に移行できる。それぞれのボイラ負荷を100
%、25%のままとしておくと、負荷降下は100%負
荷のボイラのみ対応が可能で、負荷上昇は25%負荷の
ボイラのみ対応が可能となり、運用が難しくなるという
問題がある。
より75%への負荷増加が必要であり、定格負荷であっ
たボイラは75%負荷に負荷降下が必要となる。そし
て、これらの変化は、負荷変動を抑えるために同時に行
う必要がある。こうしてタービン第一段圧力はタービン
75%負荷相当の圧力にバランスする。
時のエネルギ損失の低減、部分負荷の効率向上、あるい
は運用性能の向上に関しては何も考慮されていなかった
ために、上述のような運用上の制限が存在した。
極力少なくするために、起動過程にあるボイラのタービ
ンへの通気を極力早くして、起動損失の低減と起動時間
の短縮を行い、ボイラ圧力が異なっていても運用できる
ような運用特性の改善と、プラント効率の向上とを図る
ことである。
に、本発明は、蒸気タービンのノズルがノズル室に分割
され(代表的な例では4分割)、それぞれのノズルがノ
ズル室を介して加減弁に接続された蒸気タービンの構造
において、加減弁とノズルの合計差圧が比較的大きいこ
と、および、第一段動翼の圧力はタービンの負荷に比例
して決まる特性を利用し、ボイラと加減弁またはインタ
ーセプト弁の接続をボイラ毎に単独で行うことにより、
ボイラの運転の制約を少なくして運転のフレキシビリテ
ィを増加させ、同時に、起動損失の低減およびプラント
効率の向上を図ったものである。
らなり、蒸気タービンの第一段ノズルが偶数個のノズル
室に分割され、各ノズル室に対応して上流側に加減弁が
設置されてなる組合せシステムにおいて、各ボイラの主
蒸気管ごとに、前記加減弁員数を均等に割り振って、各
主蒸気管と割り振られた加減弁とを直接接続する構成を
採用した。
じて順次開閉動作をされるのが一般的である。その場
合、全開の加減弁と中間開度の加減弁が存在するが、こ
のことは、ノズル入口圧力は異なって運転すること、お
よび、ノズル通過蒸気温度がノズル室間で異なっても
(加減弁通過蒸気の等エンタルピ変化による減温量が異
なる)運転できることを示しており、圧力、温度が異な
るボイラ蒸気をタービンに取り込んでも、制約条件には
ならないことを示している。
面を参照して説明する。図1の系統図に、本発明になる
再熱蒸気系を有しない場合の代表的な例として、ボイラ
2缶とタービン一台で、かつ、4ノズル室/4加減弁の
構成を示す。
ム10)を二缶設置し、その発生蒸気を一台の蒸気ター
ビン13に通気し、その復水を再循環してボイラ給水と
して使用する発電プラントにおいて、高圧タービン13
の第一段ノズル(静翼)が偶数個のノズル室に分割さ
れ、各ノズル室に対応する加減弁12(複数のノズル室
を集合させて加減弁を設置する場合も含む)を上流側に
有する構造で、各ボイラ10からの主蒸気管を直接加減
弁員数の半分ずつに接続したことを特徴とする。
らの排気蒸気は、復水器1、復水ポンプ2、脱気器4、
ボイラ給水ポンプ5、高圧給水加熱器6を経て、給水調
節弁7で2缶に分配され、それぞれ、節炭器8、蒸発器
9、ドラム10、過熱器11から過熱蒸気となって加減
弁12に供給される。符号の21は発電機である。
を有する場合の代表的な例として、ボイラ2缶とタービ
ン一台、高圧側4ノズル室/4加減弁、中低圧側2ノズ
ル室/2インターセプト弁の構成を示す。本例において
も、各ボイラ10からの主蒸気管を、高圧タービン14
の加減弁12の半分ずつに接続するとともに、中低圧タ
ービン20のインターセプト弁18の半分ずつに接続し
ている。
て、インターセプト弁18に代えて、調整弁(中低圧タ
ービン加減弁)19を用いた例である。インターセプト
弁18のように、単なる開閉動作のみでは無く、加減弁
12のように、中間開度での調整機能を有した弁であ
る。図3の例では、再熱蒸気止め弁15を省略できる。
と蒸気タービンとの組合せシステムにおいて、加減弁員
数/ノズル室数/ボイラ員数の代表的な組合わせのバリ
エーションを示した図である。
2缶の例で、個々の加減弁12にボイラ蒸気管が接続さ
れている。図5は、加減弁4台/ノズル4室/ボイラ2
缶の例で、対向するノズル室毎に同一ボイラの蒸気管が
接続されている。図6は、加減弁2台/ノズル4室/ボ
イラ2缶の例で、図5において、同一ボイラ系統の加減
弁12を1台にまとめたものである。
2缶の例で、一つおきのノズル室にそれぞれ加減弁12
を介して、同一ボイラの蒸気管が接続されている。図8
は、加減弁2台/ノズル6室/ボイラ2缶の例で、図7
において、同一ボイラ系統の加減弁12を1台にまとめ
たものである。
3缶の例で、対向するノズル室にそれぞれ加減弁12を
介して、同一ボイラの蒸気管が接続されている。図10
は、加減弁3台/ノズル6室/ボイラ3缶の例で、図9
において、同一ボイラ系統の加減弁12を1台にまとめ
たものである。
タービン一台;高圧側4ノズル室/4加減弁・中低圧側
2ノズル室2インターセプト弁構成)の場合を代表とし
て、ボイラ負荷100%と50%で運用した場合の、各
部圧力特性を図11に示す。
荷、ボイラ一缶50%負荷で、合計タービン出力75%
の場合の特性を例に取り説明する。 タービン第一段圧力はタービン負荷で決まるので、
従前どおり75%タービン負荷と同一となる
差圧は、蒸気流量が同じなので100%時と同様である
が、第一段圧力が低下しているのでノズル入口圧力は低
下する。加減弁入口圧力は100%負荷であるので、結
果的に、加減弁差圧が第一段圧力の低下分上昇してバラ
ンスする。
ービン第一段圧力は同一であるが、ノズルを通過する蒸
気量が半分ですむので、スロットル差圧は約25〜50
%に低下する。また、加減弁差圧も蒸気量が少ないため
に低下させることができる。この場合、弁開度を大きく
とることになる。
も、タービン第一段圧力が同一である限り運用上の制限
にはならない特性となり、絞り損失低減による効率向上
運転が可能であること、必ずしも主蒸気圧力を一致させ
ること無く運用ができること、動特性の異なるボイラの
組み合わせにおいても構成が可能であること、蒸気条件
の異なるボイラの組み合わせにおいても運用が可能であ
ることを示している。
も同様に、運転中のボイラ圧力まで圧力を上げなくても
タービンへの通気が可能であることを示しており、起動
時間の短縮、起動損失の低減に寄与することを示してい
る。
なく加減弁入口圧力を一定に運転する定圧運転プラン
ト、あるいは、負荷に応じて加減弁圧力を変えて運転す
る変圧プラントのいずれにも適用できるものである。
5により説明する。図12は、再熱蒸気系の無い場合、
図13は、ドラムボイラ2缶とタービン一台の場合を示
す図である。以下、図13の系統構成をもとに説明す
る。タービン20の復水は、脱気器4、給水ヒータ6等
を通過した後、各ドラムボイラ10に給水調整弁7で分
配される。
ム内の缶水と混合される。一方、ドラム発生蒸気は過熱
器11を通して過熱された後、2缶の蒸気がタービン入
口で混合され、タービンに通気される。一方、高圧ター
ビン14の排気蒸気は、各ボイラに配分された後、ボイ
ラの再熱器17に流される。再熱器17で加熱された蒸
気は、中低圧タービン20の入口で混合され、インター
セプト弁18を介してタービンに導入される。
に拘らず、タービン入口で必ず各ボイラからの発生蒸気
は一度混合されてタービンに送られている。図14は、
その一例を示す図で、ボイラ2缶/ノズル4室で、ボイ
ラ2缶の混合蒸気が、各ノズル室毎に加減弁12を介し
て供給されている。
ン入口主蒸気圧力と、タービン各部の圧力分布との、定
格負荷時の関係を示す。ボイラを出た蒸気は、過熱器出
口から加減弁までの主蒸気管の圧力損失で、少し減圧さ
れて加減弁入口圧力となる。加減弁は、蒸気の流れを制
御するために適当な差圧を持っており、定圧プラントに
おいては部分負荷で高差圧、高負荷において低差圧、ま
た、変圧プラントにおいてはほぼ一定の差圧を持つよう
に運用される。
ノズル入口に到達する。ノズルで増速された蒸気は、動
翼に当たり回転エネルギに変換されるが、ノズルでの圧
力損失は比較的大きい。このような特性でN段減圧され
た後、高圧タービン排気として排出される。この排気蒸
気はボイラの再熱系に流され、蒸気は再度加熱される。
加熱蒸気はインターセプト弁を経て高圧タービンと同様
にノズルでの減圧をM段繰り返して復水器に排出され
る。
15のA点で示されるボイラ出口より加減弁入口までの
配管、および、再熱蒸気は、B点で示されるボイラ再熱
器出口配管上で合流接続されている。そのため、合流点
の圧力は完全に一致することが必要条件で有り、個々の
ボイラ圧力を変えて運用することは不可能であった。
圧力との関係を示す。タービンは参考例と同様であるの
で、ノズル出口圧力32(第一段圧力)は、図18に示す
圧力特性と同一である。また、図17に、本発明による
ボイラ2缶100%負荷運転時の加減弁入口圧力30
と、ノズル入口圧力31、第一段圧力32の関係、およ
び、ボイラ1缶100%負荷運用時(タービン負荷50
%)の特性を示す。
8の参考例方式に比較して、同一のタービン50%負荷
のポイントでは、本発明になるシステムの方が、加減弁
差圧が減少して、ノズル差圧が上昇していることがわか
る。また、ボイラ2缶を定格で運用した場合には、図3
の100%負荷時と加減弁差圧・ノズル差圧とも同一の
特性となることが理解できる。
せることにより、発電プラントの複数ボイラと蒸気ター
ビンとの組合せシステムにおいて、複数のボイラの出力
あるいは圧力が異なる場合に、特徴的な特性を発揮する
ことが可能となる。
ボイラ主蒸気管に接続する加減弁(ノズル室)系統を、
別々に接続することにより、システム構成の自由度の増
加、運用性能の向上、発電効率の向上、起動時間の短
縮、起動損失の低減等を図ることができる。
しない場合の一実施形態を示す系統図である。
する場合の一実施形態を示す系統図である。
する場合の他の実施形態を示す系統図である。
ラ2缶の組合せ例を示す構成図である。
ラ2缶の組合せ例を示す構成図である。
ラ2缶の組合せ例を示す構成図である。
ラ2缶の組合せ例を示す構成図である。
ラ2缶の組合せ例を示す構成図である。
ラ3缶の組合せ例を示す構成図である。
イラ3缶の組合せ例を示す構成図である。
00%と50%で運用した場合の各部圧力特性を示した
図である。
/4ノズル室の例を示す構成図である。
した図である。
示す。
圧力/ノズル入口圧力/第一段圧力との関係を示す図で
ある。
減弁入口圧力/ノズル入口圧力/第一段圧力との関係を
示す図である。
Claims (13)
- 【請求項1】 複数のボイラと単一の蒸気タービンとを
組合せ、前記蒸気タービンの第一段ノズルが偶数個のノ
ズル室に分割され、各ノズル室に対応して上流側に加減
弁が設置されてなり、前記複数のボイラのそれぞれの主
蒸気管ごとに、前記加減弁の員数が均等に割り振られて
直接接続されてなる複数のボイラと蒸気タービンとの組
合せシステム。 - 【請求項2】 2台のボイラの発生蒸気を1台の蒸気タ
ービンに通気し、前記蒸気タービンからの復水を再循環
してボイラ給水として使用するとともに、前記蒸気ター
ビンの第一段ノズルが偶数個のノズル室に分割され、か
つ、各ノズル室に対応する加減弁を上流側に有する発電
プラントのシステムにおいて、前記2台のボイラからの
それぞれの主蒸気管を、前記加減弁の員数の半分ずつに
直接接続することを特徴とする複数のボイラと蒸気ター
ビンとの組合せシステム。 - 【請求項3】 前記ノズル室が2個で構成され、それぞ
れに対応する加減弁に、2台のボイラの主蒸気管を個別
に接続してなる請求項2に記載のシステム。 - 【請求項4】 前記ノズル室が4の倍数個で構成され、
対向するノズル室に対応する加減弁に、同一ボイラの主
蒸気管を接続してなる請求項2に記載のシステム。 - 【請求項5】 前記ノズル室が6個で構成され、一つ置
きに配置されたノズル室に対応する加減弁に、同一ボイ
ラの主蒸気管に接続してなる請求項2に記載のシステ
ム。 - 【請求項6】 複数のボイラの発生蒸気を、1台の高圧
蒸気タービンおよび1台の中低圧蒸気タービンに通気
し、それぞれの蒸気タービンからの復水を再循環してボ
イラ給水として使用するとともに、それぞれの蒸気ター
ビンの第一段ノズルが偶数個のノズル室に分割され、か
つ、各ノズル室に対応する加減弁を上流側に有するシス
テムを備えた発電プラントにおいて、前記システムは、
前記それぞれの蒸気タービンごとに、前記複数のボイラ
からの各主蒸気管を、前記加減弁の員数を均等に割り振
って直接接続したことを特徴とする発電プラント。 - 【請求項7】 請求項6に記載の発電プラントの運転中
ボイラの再熱蒸気量を、それぞれのボイラ負荷の比率に
応じて発生させるために、前記高圧蒸気タービンからの
排気蒸気の再熱器蒸気流量配分を、インターセプト弁を
制御することにより行う複数ボイラと蒸気タービンとの
組合せシステムの制御方法。 - 【請求項8】 前記ボイラの蒸気発生量あるいは蒸気圧
力が、ボイラごとに異なる場合に、同一ノズル差圧とな
るように、加減弁組合わせ員数を変更することにより、
または、加減弁員数を奇数構成にすることにより、また
は、ノズルの蒸気通過面積配分および加減弁容量を、組
合わせるボイラ毎に変更することにより、ノズル差圧の
バランスを取るようにした請求項7に記載の制御方法。 - 【請求項9】 前記蒸気タービンの出力を、蒸気圧力ま
たは主蒸気流量の最も高いボイラに接続されている加減
弁で制御する請求項7に記載の制御方法。 - 【請求項10】 前記タービンの出力を、前記ボイラの
負荷あるいは蒸気圧力に応じて、各ボイラに接続される
加減弁により比例的に制御する請求項7に記載の制御方
法。 - 【請求項11】 前記加減弁により、それぞれのボイラ
の圧力を単独に制御する請求項7に記載の制御方法。 - 【請求項12】 複数のボイラの発生蒸気を、1台の高
圧蒸気タービンおよび1台の中低圧蒸気タービンに通気
し、それぞれの蒸気タービンからの復水を再循環してボ
イラ給水として使用するとともに、それぞれの蒸気ター
ビンの第一段ノズルが偶数個のノズル室に分割され、か
つ、各ノズル室に対応する加減弁を上流側に有する発電
プラントの制御方法において、前記ボイラの起動または
停止状況に応じて、あるいは、プラント運用状況に応じ
て、請求項7ないし11のうちいずれかに記載の制御方
法を組み合わせて実施するプラント運転方法。 - 【請求項13】 前記ボイラが運転中にトリップした場
合、前記ボイラと同一系統の加減弁を急速閉し、蒸気タ
ービンの運転はその他のボイラにより継続する請求項1
2に記載のプラント運転方法。
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