JP2001317006A - 縁石代用部材 - Google Patents

縁石代用部材

Info

Publication number
JP2001317006A
JP2001317006A JP2000134532A JP2000134532A JP2001317006A JP 2001317006 A JP2001317006 A JP 2001317006A JP 2000134532 A JP2000134532 A JP 2000134532A JP 2000134532 A JP2000134532 A JP 2000134532A JP 2001317006 A JP2001317006 A JP 2001317006A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
curb
rubber
granular
substitute member
substitute
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000134532A
Other languages
English (en)
Inventor
Masashi Furukawa
将士 古川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MATSUO NOBUHARU
Original Assignee
MATSUO NOBUHARU
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MATSUO NOBUHARU filed Critical MATSUO NOBUHARU
Priority to JP2000134532A priority Critical patent/JP2001317006A/ja
Publication of JP2001317006A publication Critical patent/JP2001317006A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 再利用するに際して使用済みゴム製品の種類
が限定されず、再利用後に再び使用済みゴム製品の発生
となることが少ない道路用の縁石代用部材を提供する。 【解決手段】 使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用
済みパッキン、使用済み防舷材、その他のゴム製品の1
又は2以上からなる古ゴムを破砕した粒状ゴム10を主
体とし、粒状ゴム10を用途に合わせて成形し固めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種使用済みゴム
製品(使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用済みパッ
キン、使用済み防舷材、その他の使用済みゴム製品を含
む)を再利用した道路用の縁石代用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用済みの各種ゴム製品の再利用
においては、例えば、使用済みタイヤが防舷材、漁礁、
セメント製造用ロータリーキルンの燃料等として再利用
されているが、大半の使用済み各種ゴム製品は再利用の
目的がないまま野積みにされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
防舷材、漁礁としての再利用では利用できる使用済みゴ
ム製品の形状に制約があり、セメント製造用ロータリー
キルンの燃料としての再利用では使用済みのゴム製品の
材質に制約が存在するため、発生する使用済みの各種ゴ
ム製品に対する有効な利用方法とは言えず、現状では野
積みにされる使用済みの各種ゴム製品は急増しているの
が実情である。しかし、野積みされている使用済みの各
種ゴム製品を最終処分として焼却する場合は、焼却によ
り硫化水素ガス等の有害物質が発生するため、各種公害
防止設備を備えた特定の焼却場でしか処分することがで
きず、輸送等を含めて処分において経済的負担が増加す
る。また、資源の有効利用という観点からは、使用済み
の各種ゴム製品を焼却処分するということは推奨できる
方法ではない。更に、使用済み品の形状としての特徴が
再利用において重要となる、例えば、防舷材の場合で
は、損傷等により形状が変化すると、使用できなくなり
廃棄処分されるため、新たな使用済みゴム製品の発生と
いう問題となる。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、再利用するに際して使用済みゴム製品の種類が
限定されず、再利用後に再び使用済みゴム製品の発生と
なることが少ない道路用の縁石代用部材を提供すること
を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う第1の発
明に係る縁石代用部材は、弾力性を有する縁石代用部材
であって、使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用済み
パッキン、使用済み防舷材、その他のゴム製品の1又は
2以上からなる古ゴムを破砕した粒状ゴムを主体とし、
該粒状ゴムを用途に合わせて成形し固めた構成としてい
る。古ゴムを破砕して粒状ゴムとしたものを成形して形
状を付与するため、多種多様な形状を有した使用済みゴ
ム製品を再利用の対象とすることができ、成形型枠を選
択することにより任意の形状に成形することが可能とな
る。また、粒状ゴムとしたものを成形し固めて製造する
ので組織内に連通気孔が形成され、雨天時には雨水が浸
入することになる。しかし、粒状ゴム自体が撥水性を有
しているため、、雨水浸入の影響を受けることはない。
【0005】前記目的に沿う第2の発明に係る縁石代用
部材は、第1の発明に係る縁石代用部材において、角を
丸めて粉砕したガラス玉を全体に均一に又は表層部に分
散させた構成とすることができる。ゴムとガラスはいず
れも粒形状を有しているため、ガラス玉と粒状ゴムとを
混合することにより、両者を均一に混合し分散させるこ
とができる。また、粒状ゴムが光を殆ど反射しないのに
対して、ガラス玉は光をよく反射する特性を有するた
め、縁石代用部材の表面にガラス玉が存在すると、縁石
代用部材の表面の色相、光反射状態を変化させることが
できる。ここで、角を丸めたガラス玉を使用するのは、
縁石代用部材の製造時、設置時における作業者の安全、
及び設置後の道路利用者の安全を確保するためである。
【0006】前記目的に沿う第3の発明に係る縁石代用
部材は、応力減衰特性を有する縁石代用部材であって、
使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用済みパッキン、
及び使用済み防舷材、その他のゴム製品の1又は2以上
からなる古ゴムを破砕した粒状ゴムをコンクリート素
材、又はモルタル素材に対して所定量配合して用途に合
わせて成形し固めた構成としている。粒形状をしたゴム
を使用するので、コンクリート素材、モルタル素材を調
整するときに容易に均一分散させることができる。ま
た、ゴムとセメントとの間には化学的な結合が形成され
ないため、多様な使用済みゴム製品の粒状ゴムを単独あ
るいは組み合わせて使用しても、セメントの硬化収縮に
より粒状ゴムとコンクリート素材、又はモルタル素材と
の界面に微細間隙を形成させることができる。
【0007】形成される微細間隙の形態は粒状ゴムの形
態に依存するため、コンクリート素材、又はモルタル素
材中に分散させる粒状ゴムのサイズと分散量を調整する
ことにより、縁石代用部材の組織中に形成させる微細間
隙の存在割合、連通状態等の微細間隙の特性を制御する
ことができる。微細間隙が組織内に複雑に形成される結
果、コンクリート素材、又はモルタル素材は微細間隙に
より分断されることになり、縁石代用部材中に発生した
応力が微細間隙部分を伝播する際に減衰することにな
る。
【0008】前記目的に沿う第4の発明に係る縁石代用
部材は、第1〜第3の発明のいずれかに係る縁石代用部
材を、道路の側部に使用する路肩用縁石として用いてい
る。また、前記目的に沿う第5の発明に係る縁石代用部
材は、第1〜第3の発明のいずれかに係る縁石代用部材
を、道路用の中央分離帯縁石として用いている。更に、
前記目的に沿う第6の発明に係る縁石代用部材は、第1
〜第3の発明のいずれかに係る縁石代用部材を、道路用
の排水溝として用いている。第1、第2の発明に係る縁
石代用部材では、構成が粒状ゴムを主体としているた
め、車輛が接触しても破損しにくく、且つ、車輛に対す
る損傷程度も少なくすることができる。また、第3の発
明に係る縁石代用部材では、粒状ゴムをコンクリート素
材、又はモルタル素材中に分散させた構成としているた
め応力減衰特性が大きく、車輛が接触しても破損個所が
局在化されて、広範囲の破損を防止できる。更に、第3
の発明に係る縁石代用部材では、形成されている微細間
隙は毛細管現象における毛細管と同様の作用を有するた
め、縁石代用部材上の水は微細間隙により吸引される。
従って、連通している微細間隙が縁石代用部材内に存在
させると、縁石代用部材に透水性を付与することができ
る。
【0009】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1〜図3は本発明の第1
〜第3の実施の形態に係る縁石代用部材を適用した路肩
用縁石の斜視図、図4〜図6は本発明の第1〜第3の実
施の形態に係る縁石代用部材を適用した中央分離帯縁石
の斜視図、図7〜図9は本発明の第1〜第3の実施の形
態に係る縁石代用部材を適用した排水溝の斜視図であ
る。
【0010】先ず、本発明の第1の実施の形態に係る縁
石代用部材について具体的に説明する。第1の実施の形
態に係る縁石代用部材は、使用済みタイヤ、使用済みベ
ルト、使用済みパッキン、使用済み防舷材、その他ゴム
製品の1又は2以上からなる古ゴムを破砕した粒状ゴム
を主体とし、粒状ゴムを用途に合わせて成形し固めたも
のである。一旦、粒状ゴムとしたものを再利用するた
め、多種多様な形状を有した使用済みゴム製品を再利用
の対象とすることができ、成形型枠を選択することによ
り任意の形状に成形することが可能となる。
【0011】古ゴムを破砕し粒状ゴムとしたものを、目
的とする縁石代用部材の形状に加圧成形し、各粒状ゴム
同士を相互に結合させて、個々の粒状ゴム同士が全体と
して一体化した縁石代用部材を形成する。相互に結合し
ている個々の粒状ゴムの周囲には空隙が存在しているの
で、これらの空隙は相互に3次元的に結び付いて縁石代
用部材中に連通した空隙経路を構成することになる。雨
天時にはこの空隙経路を雨水が通過することになるが、
粒状ゴム自体が撥水性を有しているため、形成された組
織内に連通気孔が存在しても影響を受けることはない。
【0012】次に、本発明の第1の実施の形態に係る縁
石代用部材の製造方法について説明する。使用済みタイ
ヤ、使用済みベルト、使用済みパッキン、使用済み防舷
材、その他ゴム製品の1又は2以上からなる古ゴムを、
例えば、粉砕機の一例であるチョッパーを用いて、例え
ば0.1〜5mm、好ましくは1〜5mmの粒状に破砕
する。得られた粒状ゴムを所定の縁石代用部材形状が得
られる成形型枠内に投入して所定の圧力を負荷して成形
することにより縁石代用部材を製造することができる。
使用する粒状ゴムのサイズが0.1mm未満では、形成
される空隙のサイズが小さくなり過ぎて、ゴミ等により
容易に空隙が閉塞してしまう。このため、粒状ゴムのサ
イズを0.1mm以上、好ましくは1mm以上とした。
また、使用する粒状ゴムのサイズが5mmを超えると、
粒状ゴムの充填状態が悪くなり、粒状ゴム同士の相互保
持力が低下して縁石代用部材の強度が低下するので好ま
しくない。
【0013】ここで、成形に際して、成形型枠に加熱機
構が設けられている場合は、例えば110〜170℃の
温度に加熱しながら所定圧力で所定時間にわたって加熱
成形することにより、個々の粒状ゴムを相互に融着させ
て一体化させることができる。また、成形型枠に加熱機
構が設けられていない場合は、例えば、ポリウレタン
系、ラテックス系等の弾性変形特性が大きな樹脂系接着
剤と粒状ゴムとを十分に混合し、粒状ゴムの表面に接着
剤をコーティングして成形用の調合物を作製し、この調
合物を成形型枠内に投入して、常温で所定圧力まで所定
時間にわたって加圧成形する。成形後、成形体を加熱し
ながら乾燥させることにより接着剤を固化させることに
より、個々の粒状ゴムが相互に接着剤により接着されて
一体化した組織を有する縁石代用部材となる。なお、使
用する接着剤の量が多過ぎると粒状ゴム間に形成された
空隙が接着剤により閉塞してしまうので、例えば、接着
剤の使用量は粒状ゴムに対して2〜40体積%、好まし
くは3〜15体積%とするのが好ましい。
【0014】本発明の第2の実施の形態に係る縁石代用
部材について具体的に説明する。第2の実施の形態に係
る縁石代用部材は、第1の実施の形態に係る縁石代用部
材に、角を丸めて粉砕したガラス玉を全体に均一に又は
表層部に分散させたものである。ゴムとガラスはいずれ
も粒形状を有しているため、ガラス玉と粒状ゴムとを混
合することにより、両者を均一に混合分散させることが
できる。ガラスを分散させる目的は、粒状ゴムとガラス
玉の光に対する反射特性の差を利用して縁石代用部材の
表面の色相、光反射状態を調整することであるため、ガ
ラス玉を得るために粉砕するガラスには、ガラス瓶、板
ガラス等の種々の材質のガラスを使用することができ、
更に、無色ガラスでも色付きガラスでも使用することが
できる。ここで、角を丸めたガラス玉を使用するのは、
粒状ゴムとガラス玉とを混合する場合、粒状ゴムとガラ
ス玉との混合物を縁石代用部材の形状に成形する場合等
の製造時、及び製造した縁石代用部材を道路上に設置す
る場合等における作業者の安全、並びに縁石代用部材設
置後における道路利用者の安全を確保するためである。
【0015】次に、本発明の第2の実施の形態に係る縁
石代用部材の製造方法について説明する。ここで、第2
の実施の形態に係る縁石代用部材の製造方法において
は、第1の実施の形態に係る縁石代用部材の製造方法と
一部重複する部分があるため、第2の実施の形態に係る
縁石代用部材特有の製造方法に関係する箇所のみ説明す
る。使用するガラス玉の大きさは、例えば、0.5〜3
mmとすることが好ましい。ガラス玉は周囲を粒状ゴム
に取り囲まれて保持されるので、ガラス玉のサイズが
0.5mm未満では粒状ゴムが形成する空隙に対して小
さ過ぎて粒状ゴムによる保持が不可能となるからであ
る。また、ガラス玉のサイズが3mmを超えるとガラス
玉のサイズが粒状ゴムが形成する空隙に対して大き過ぎ
て粒状ゴムによる保持力が低下して脱落してしまうから
である。ガラス玉の製造は、例えば、ジョークラッシャ
ー等の粉砕機で所定サイズに粉砕したものを、混合機の
中に投入し撹拌することにより粉砕粒同士を共擦りさせ
て破面に現れた鋭角部分を摩耗除去することにより行な
うことができる。
【0016】ガラスは加熱成型時における耐熱性、粒状
ゴム用の接着剤に対する耐食性を有しているため、縁石
代用部材の製造において第1の実施の形態に係る縁石代
用部材の場合と同様の製造方法を採用することができ
る。粒状ゴムに対して加えるガラス玉の配合量は、例え
ば、5〜20体積%が好ましい。これは、5体積%未満
の使用ではガラス玉による光反射の程度に大きな変化が
見られず、20体積%を超えて使用するとガラス玉同士
の接触が顕著となり縁石代用部材からのガラス玉の脱落
が生じ易くなるためである。また、成形型枠において縁
石代用部材の表層側となる側にガラス玉を均一に分散さ
せた成形用の調合物を投入し、それ以外の部分にはガラ
ス玉を含まない成形用の調合物を投入して成形すること
により、表層部にガラス玉が分散した縁石代用部材を製
造することができる。
【0017】続いて、本発明の第3の実施の形態に係る
縁石代用部材について具体的に説明する。第3の実施の
形態に係る縁石代用部材は、使用済みタイヤ、使用済み
ベルト、使用済みパッキン、使用済み防舷材、その他の
ゴム製品の1又は2以上からなる古ゴムを破砕した粒状
ゴムをコンクリート素材、又はモルタル素材に対して所
定量配合して用途に合わせて成形し固めたものである。
ここで、コンクリート素材とはセメント、砂、砂利の調
合物であり、モルタル素材とはセメント、砂の調合物で
ある。粒形状をしたゴムを使用するので、コンクリート
素材又はモルタル素材を調整するときに同時に粒状ゴム
をコンクリート素材又はモルタル素材中に均一に分散さ
せることができる。また、一旦、粒状ゴムとしたものを
再利用するため、多種多様な形状を有した使用済みゴム
製品を再利用の対象とすることができる。また、粒状ゴ
ムをコンクリート素材又はモルタル素材中に分散させて
使用するので、成形型枠を選択することにより任意の形
状に成形することが可能となる。
【0018】ゴムとセメントとの間には化学的な結合は
形成されないため、多種多様な使用済みゴム製品の粒状
ゴムを単独あるいは組み合わせて使用しても、セメント
の硬化収縮により粒状ゴムとコンクリート素材、又はモ
ルタル素材中との界面に微細な間隙を形成させることが
できる。また、形成される微細間隙の形態は粒状ゴムの
形態に依存するため、コンクリート素材、又はモルタル
素材中に分散させる粒状ゴムのサイズと分散量を調整す
ることにより、縁石代用部材の組織中に形成させる微細
間隙の存在割合、連通状態等の微細間隙特性を制御する
ことができる。
【0019】コンクリート素材、又はモルタル素材中に
おける粒状ゴムの分散状態を反映した微細間隙が組織内
に形成される結果、硬化したコンクリート素材、又はモ
ルタル素材は微細間隙により複雑に分断されることにな
る。このため、縁石代用部材中に発生した応力は微細間
隙部分を伝播する際に大きく減衰(応力減衰特性)する
ことになり、発生した応力は縁石代用部材中を伝播しに
くくなる。なお、形成される微細間隙には毛細管と同様
の毛細管現象が発現するため、例えば、縁石代用部材上
に存在する水は微細間隙により吸引され縁石代用部材中
に浸入することになる。従って、連通している微細間隙
が縁石代用部材内に存在すると、縁石代用部材の一方の
側から他方の側に水を輸送することができる。
【0020】次に、本発明の第3の実施の形態に係る縁
石代用部材の製造方法について説明する。使用済みタイ
ヤ、使用済みベルト、使用済みパッキン、使用済み防舷
材、その他のゴム製品の1又は2以上からなる古ゴム
を、第1の実施の形態に係る縁石代用部材の場合と同様
の方法により、例えば0.1〜5mmの粒状ゴムが得ら
れるように破砕する。コンクリート素材、又はモルタル
素材に対して粒状ゴムを、例えば、5〜80体積%、よ
り好ましくは10〜50体積%の割合で加えて、コンク
リートミキサーなどの混合機を使用して水と共に十分に
混合し、粒状ゴムが均一に分散したコンクリート素材、
又はモルタル素材の成形用の調合物を作製する。成形用
の調合物を、例えば、鉄板を用いて構成した縁石代用部
材の成形用型枠内に流し込んで硬化させることにより縁
石代用部材を製造することができる。粒状ゴムのサイズ
が0.1mm未満では形成される微細間隙の長さが小さ
過ぎて、多量に粒状ゴムを使用しないと微細間隙として
の効果が十分に発揮されない。また、5mmを超える粒
状ゴムを使用すると形成される微細間隙の長さが大きく
なり過ぎ、微細間隙による分断の複雑性が低下して微細
間隙を存在させる効果が十分に発揮されない。このた
め、使用する粒状ゴムのサイズを0.1〜5mm、より
好ましくは1〜5mmとした。粒状ゴムの使用量が5体
積%未満の使用では、形成される微細間隙量が少な過ぎ
て十分な効果が発揮できず、80体積%を超えて使用す
ると粒状ゴム同士の接触が顕著となり縁石代用部材から
の粒状ゴムの脱落が生じ易くなる。このため、使用する
粒状ゴムの量は5〜80体積%、より好ましくは10〜
50体積%とした。
【0021】次に、図1〜図3を参照して、本発明の上
述した第1〜第3の実施の形態に係る縁石代用部材を用
いた路肩用縁石11、16、18について説明する。道
路の側部に使用する路肩用縁石11、16、18は、道
路12と路肩13との境界部に設置され、路肩13を保
護すると共に雨天時には道路12の路面上の雨水が路肩
13に流れ落ちないようにする働きをしている。 (1)粒状ゴムを主体とした場合 図1に示すように、粒状ゴム10を成形し固めた路肩用
縁石11を道路12と路肩13との境界部に設置した場
合、雨天時では路肩13側に流れてきた雨水は路肩用縁
石11で堰止められると共に、路肩用縁石11の組織内
に連通気孔14を有しているため透水性を備えており、
雨水は路肩用縁石11内の連通気孔14を通過して下層
に浸透することができる。このため、雨天時の路面の排
水が効率よく行なわれるため、車輛走行時の安全性が向
上する。更に、路肩用縁石11がゴムを主体とする構成
であるため変形量が大きくなり、車輛が接触しても路肩
用縁石11が破損しにくく、また車輛の破損程度も軽微
になる。粒状ゴム10を成形し固めて得られる路肩用縁
石11の製造は、例えば、以下の方法で行なった。先
ず、古タイヤをチョッパーを用いて1〜5mmのサイズ
に破砕して粒状ゴム10とした。次いで、得られた粒状
ゴム10を、高さ12cm、幅23〜26cm、長さ1
00〜200cmの路肩用縁石成形用の加熱可能な型枠
内に投入し温度150℃で所定時間加圧成形し個々の粒
状ゴムを相互に融着させ一体化させ、型枠より取り出し
表面を白色塗料で塗装して路肩用縁石11を製造した。
なお、破砕して得られた粒状ゴムを白色顔料を用いて事
前に着色し、着色した粒状ゴム10a(図2参照)を用
いて路肩用縁石11を製造することも可能である。
【0022】(2)ガラス玉を分散させた場合 図2に示すように、角を丸めて粉砕したガラス玉15と
白色に着色した粒状ゴム10aとを均一に分散させた調
合物を成形し固めた路肩用縁石16を道路12と路肩1
3との境界部に設置した場合、粒状ゴム10を成形し固
めた路肩用縁石11の有する特性に加えて、路肩用縁石
16の表面にガラス玉15が分散しているため、夜間走
行時ヘッドライト光が路肩用縁石16に当たるとガラス
玉15により光が反射され、路肩用縁石16は夜間時の
走行マークとして機能する。このため、夜間走行時の安
全性が向上する。ガラス玉15が分散した路肩用縁石1
6の製造は、例えば以下の方法で行なった。先ず、古タ
イヤをチョッパーを用いて1〜5mmに破砕し、白色に
着色して粒状ゴム10aに形成した。また、ジョークラ
ッシャーで粉砕したガラス粒子を混合機の中に投入し撹
拌することによりガラス粒子同士を共擦りさせて、角を
丸めた1〜2mmのサイズのガラス玉15を得た。1〜
5mmの粒状ゴム10aと、粒状ゴム10aに対して2
0体積%の割合となるようにガラス玉15とを加えて混
合機で粒状ゴム10aとガラス玉15とが均一に分散す
るまで混合して成形用の調合物を作製した。得られた調
合物を、例えば、高さ12cm、幅23〜26cm、長
さ100〜200cmの路肩用縁石成形用の加熱可能な
型枠内に投入し、温度150℃で加圧成形し個々の粒状
ゴムを相互に融着させ一体化させて粒状ゴム10aの間
隙内にガラス玉15が保持された路肩用縁石16を製造
した。
【0023】(3)粒状ゴムをコンクリート素材、又は
モルタル素材中に分散させた場合 図3に示すように、例えば、コンクリート素材17中に
粒状ゴム10が所定量分散した路肩用縁石18を道路1
2と路肩13との境界部に設置した場合、この材料には
組織内に3次元的に連通した微細間隙19が存在するた
め、通常のコンクリート製の縁石と比較して応力の減衰
特性に優れ、車輛が接触しても破損しにくく、破損して
も破損個所が局在化され広範囲の破損が発生しない。ま
た、この材料では組織内に連通した微細間隙19が存在
するため、通常のコンクリート製の縁石と比較して透水
性に優れ、雨天時の路面の排水性が向上してスリップが
発生しにくくなり、運転時の安全走行性が高まる。コン
クリート素材17中に粒状ゴム10が分散している路肩
用縁石18の製造は以下の方法で行なった。先ず、セメ
ント、砂、及び砂利を所定量ずつ配合したコンクリート
素材17の原料とコンクリート素材17に対して、例え
ば、1〜5mmに破砕した粒状ゴム10を20体積%の
割合で加えて、所定量の水と共にコンクリートミキサー
を用いて十分に混合して、粒状ゴム10が均一に分散し
た成形用の調合物を製造した。得られた調合物を、例え
ば、高さ12cm、幅23〜26cm、長さ100〜2
00cmの路肩用縁石成形用の型枠内に流し込み硬化さ
せ、型枠より取り出し表面を白色塗料で塗装してコンク
リート素材17中に粒状ゴム10が分散している路肩用
縁石18を製造した。
【0024】次に、図4〜図6を参照して、本発明の上
述した第1〜第3の実施の形態に係る縁石代用部材を用
いた中央分離帯縁石22、23、24について説明す
る。中央分離帯縁石22、23、24は走行方向の互い
に異なる道路20、21の境界部に設置されている。 (1)粒状ゴムを主体とした場合 図4に示すように、粒状ゴム10を成形し固めた中央分
離帯縁石22は、ゴムを主体とする構成であるため変形
量が大きくなり、車輛が接触しても中央分離帯縁石22
が破損しにくく、また車輛の破損程度も軽微となる特徴
を有する。粒状ゴム10を成形し固めた中央分離帯縁石
22の製造は、例えば、粒状ゴム10を主体とした路肩
用縁石11の製造方法と同様に、古タイヤを破砕して1
〜5mmの粒状ゴム10とし、次いで、この粒状ゴム1
0を、例えば、幅26cm、高さ12cm、長さ100
cmの中央分離帯成形用の加熱可能な型枠内に投入し温
度150℃で所定時間加圧成形して個々の粒状ゴム10
を相互に融着させ一体化させ、型枠より取り出し表面を
白色塗料で塗装して中央分離帯縁石22を製造した。な
お、破砕して得られた粒状ゴムを白色顔料を用いて事前
に着色し、着色した粒状ゴム10aを用いて中央分離帯
縁石22を製造することも可能である。
【0025】(2)ガラス玉を分散させた場合 図5に示すように、角を丸めて粉砕したガラス玉15を
均一に分散させた白色に着色した粒状ゴム10aを成形
し固めて製造した中央分離帯縁石23を設置した場合、
粒状ゴム10を成形し固めた中央分離帯縁石22の有す
る特徴に加えて、中央分離帯縁石23の表面にガラス玉
15が分散しているため、夜間走行時ヘッドライト光が
中央分離帯縁石23に当たるとガラス玉15により光が
反射され、中央分離帯縁石23は夜間時の走行マークと
して機能する。このため、夜間走行時の安全性が向上す
る。ガラス玉15が分散した中央分離帯縁石23の製造
は、例えば、ガラス玉15が分散した路肩用縁石16の
製造方法と同様の方法で行なった。先ず、古タイヤを破
砕し白色に着色して1〜5mmの粒状ゴム10aとし、
また使用済みガラスを粉砕し共擦りして角を丸めた1〜
2mmのガラス玉15として、1〜5mmの粒状ゴム1
0aと、粒状ゴム10aに対して20体積%の割合とな
るようにガラス玉15とを加えて混合機で混合して成形
用の調合物を作製した。得られた調合物を、例えば、幅
26cm、高さ12cm、長さ100cmの中央分離帯
縁石成形用の加熱可能な型枠内に投入し、温度150℃
で所定時間加圧成形して個々の粒状ゴム10aを相互に
融着させ一体化させて中央分離帯縁石23を製造した。
【0026】(3)粒状ゴムをコンクリート素材、又は
モルタル素材中に分散させた場合 図6に示すように、コンクリート素材17中に粒状ゴム
10が所定量分散した中央分離帯縁石24を道路20、
21に設置すると、この材料には組織内に3次元的に連
通した微細間隙19が存在するため、通常のコンクリー
ト製の中央分離帯縁石と比較して応力の減衰特性に優
れ、車輛が接触しても破損しにくく、破損しても破損個
所が局在化され広範囲の破損が発生しない特徴を有す
る。コンクリート素材17中に粒状ゴム10が所定量分
散した中央分離帯縁石24の製造は、コンクリート素材
17中に粒状ゴム10が所定量分散した路肩用縁石18
の製造方法と同様の方法で行なった。先ず、コンクリー
ト素材17の原料とコンクリート素材17に対して、例
えば、1〜5mmに破砕した粒状ゴム10を20体積%
の割合で加えて、所定量の水と共にコンクリートミキサ
ーを用いて十分に混合して、粒状ゴム10が均一に分散
した成形用の調合物を製造した。得られた調合物を、例
えば、幅26cm、高さ12cm、長さ100cmの中
央分離帯成形用の型枠内に流し込み硬化させてコンクリ
ート素材17中に粒状ゴム10が分散している中央分離
帯縁石24を製造した。
【0027】図7〜図9を参照して、本発明の上述した
第1〜第3の実施の形態に係る縁石代用部材を用いた排
水溝25、29、30について説明する。排水溝25、
29、30は道路26上の走行車線27、28の間に設
置される、例えば、ロールドガッタ等の排水溝である。 (1)粒状ゴムを主体とした場合 図7に示すように、粒状ゴム10を成形し固めて製造し
た排水溝25を道路26の走行車線27、28の間に設
置した場合、排水溝25は組織内に連通気孔を有してい
るため透水性を備えており、雨水は排水溝25内を通過
して下層に浸透することができる。このため、雨天時の
路面の排水が効率よく行なわれるため、車輛走行時の安
全性が向上する。粒状ゴム10を成形し固めて得られる
排水溝25の製造は、例えば、粒状ゴム10を主体とし
た路肩用縁石11の製造方法と同様に、古タイヤを破砕
して1〜5mmの粒状ゴム10とし、次いで、この粒状
ゴム10を、例えば、幅30cm、高さ10cm、長さ
50cmの排水溝成形用の加熱可能な型枠内に投入し、
温度150℃で所定時間加圧成形して個々の粒状ゴム1
0を相互に融着させ一体化させ、型枠より取り出し表面
を白色塗料で塗装して排水溝25を製造した。なお、破
砕して得られた粒状ゴムを白色顔料を用いて事前に着色
し、着色した粒状ゴム10aを用いて排水溝25を製造
することも可能である。
【0028】(2)ガラス玉を分散させた場合 図8に示すように、角を丸めて粉砕したガラス玉15を
均一に分散させた白色に着色した粒状ゴム10aを成形
し固めて製造した排水溝29を道路26の走行車線2
7、28の間に設置した場合、粒状ゴム10を成形し固
めた排水溝25の有する透水性に加えて、排水溝29の
表面にガラス玉15が分散しているため、夜間走行時ヘ
ッドライト光が排水溝29に当たるとガラス玉15によ
り光が反射され、排水溝29は夜間時の走行マークとし
て機能する。このため、夜間走行時の安全性が向上す
る。ガラス玉15が分散した排水溝29の製造方法は、
例えば、ガラス玉15が分散した路肩用縁石16の製造
方法と同様の方法で行なった。先ず、古タイヤを破砕し
白色に着色して1〜5mmの粒状ゴム10aとし、使用
済みガラスを粉砕し共擦りして角を丸めた1〜2mmの
ガラス玉15として、1〜5mmの粒状ゴム10aと、
粒状ゴム10aに対して20体積%の割合となるように
ガラス玉15とを加えて混合機で混合して成形用の調合
物を作製した。得られた調合物を、例えば、幅30c
m、高さ10cm、長さ50cmの排水溝成形用の加熱
可能な型枠内に投入し、温度150℃で所定時間加圧成
形して個々の粒状ゴム10aを相互に融着させ一体化さ
せて排水溝29を製造した。
【0029】(3)粒状ゴムをコンクリート素材、又は
モルタル素材中に分散させた場合 図9に示すように、コンクリート素材17中に粒状ゴム
10が所定量分散した排水溝30を道路26の走行車線
27、28の間に設置した場合、この材料には組織内に
3次元的に連通した微細間隙が存在するため、通常のコ
ンクリート製の排水溝と比較して透水性に優れ、雨天時
の路面の排水性が向上してスリップが発生しにくくな
り、運転時の安全走行性が高まる。コンクリート素材1
7中に粒状ゴム10が分散している排水溝30の製造は
以下の方法で行なった。先ず、セメント、砂、及び砂利
を所定量ずつ配合したコンクリート素材17の原料とコ
ンクリート素材17に対して、例えば、1〜5mmに破
砕した粒状ゴム10を20体積%の割合で加えて、所定
量の水と共にコンクリートミキサーを用いて十分に混合
して、粒状ゴム10が均一に分散した成形用の調合物を
製造した。得られた調合物を、例えば、幅60cm、高
さ10cm、長さ100〜200cmの排水溝成形用の
型枠内に流し込み硬化させてコンクリート素材17中に
粒状ゴム10が分散している排水溝30を製造した。
【0030】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。
例えば、粒状ゴムの形態はアスペクト比が小さい(球状
に近い形状)場合でも、アスペクト比が大きい(棒状に
近い形状)場合でも使用できる。更に、粒状ゴムを主体
とする縁石代用部材の場合では、成形時に複数の粒径の
異なる粒状ゴムを組み合わせて成形型枠内に投入するこ
とにより、表層部分が緻密で内部に向かうにしたがって
多孔質となる、又は表層部分が多孔質で内部に向かうに
したがって緻密になるというように組織を傾斜組織とす
ることも可能である。また、破砕した粒状ゴムを分級し
て粒径範囲の異なる複数の粒状ゴムを組み合わせて(粒
度調整して)使用することにより、連通気孔量、連通気
孔径、連通気孔形態等を調整するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1及びこれに従属する請求項2、
4〜6記載の縁石代用部材においては、使用済みタイ
ヤ、使用済みベルト、使用済みパッキン、使用済み防舷
材、その他のゴム製品の1又は2以上からなる古ゴムを
破砕した粒状ゴムを主体とし、該粒状ゴムを用途に合わ
せて成形し固めたので、使用済みゴム製品の再利用に際
して使用済みゴム製品の形状、材質に制約が存在せず多
種多様な使用済みゴム製品の再利用に対応することがで
きる。特に、請求項2記載の縁石代用部材においては、
角を丸めて粉砕したガラス玉を全体に均一に又は表層部
に分散させたので、縁石代用部材の表面の色相、光反射
状態を調整することができて付加価値の向上、利用の多
様性を向上させることができる。特に、光反射特性が向
上することは、夜間時の車輛のヘッドライト光に対する
応答性が向上することになり、夜間運転時の安全走行性
が高まることになる。
【0032】請求項3及びこれに従属する請求項4〜6
記載の縁石代用部材においては、使用済みタイヤ、使用
済みベルト、使用済みパッキン、及び使用済み防舷材、
その他のゴム製品の1又は2以上からなる古ゴムを破砕
した粒状ゴムをコンクリート素材、又はモルタル素材に
対して所定量配合して用途に合わせて成形し固めたの
で、多種多様な使用済みゴム製品の再利用に対応でき、
粒状ゴムの配合量を調整することによりコンクリート製
品、モルタル製品の応力減衰特性、透水特性の向上と共
に、軽量化、吸音性等の諸特性を改良することができ
る。特に、応力減衰特性の向上は、衝撃力に弱いコンク
リート製品、モルタル製品の破損抵抗を向上させる有効
な手段となる。
【0033】請求項4記載の縁石代用部材においては、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の縁石代用部材を、
道路の側部に使用する路肩用縁石として用い、請求項5
記載の縁石代用部材においては、請求項1〜3のいずれ
か1項に記載の縁石代用部材を、道路用の中央分離帯縁
石として用い、請求項6記載の縁石代用部材において
は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の縁石代用部材
を、道路用の排水溝として用いるので、従来のアスファ
ルト製、コンクリート製の縁石と比較して軽量であり設
置が容易となる。粒状ゴムを主体とする縁石代用部材は
弾力性を有するため、車輛が接触しても破損しにくく、
破損しても再び破砕し成形して路肩用縁石、中央分離帯
縁石として再々利用することができる。また、粒状ゴム
とコンクリート素材、又はモルタル素材とを組み合わせ
た縁石代用部材は、応力減衰特性に優れるため、車輛が
接触しても破損しにくく、破損しても破損個所が局在化
され広範囲の破損が防止でき、使用済み縁石代用部材の
発生量を低減させることができる。更に、縁石代用部材
を道路用の排水溝として用いる場合は、透水性を有する
ため、雨天時の路面の排水性が向上してスリップが発生
しにくくなり、運転時の安全走行性が高まる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた路肩用縁石の斜視図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた路肩用縁石の斜視図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた路肩用縁石の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた中央分離帯縁石の斜視図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた中央分離帯縁石の斜視図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた中央分離帯縁石の斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた排水溝の斜視図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた排水溝の斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態に係る縁石代用部材
を用いた排水溝の斜視図である。
【符号の説明】
10、10a:粒状ゴム、11:路肩用縁石、12:道
路、13:路肩、14:連通気孔、15:ガラス玉、1
6:路肩用縁石、17:コンクリート素材、18:路肩
用縁石、19:微細間隙、20、21:道路、22、2
3、24:中央分離帯縁石、25:排水溝、26:道
路、27、28:走行車線、29、30:排水溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾力性を有する縁石代用部材であって、
    使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用済みパッキン、
    使用済み防舷材、その他のゴム製品の1又は2以上から
    なる古ゴムを破砕した粒状ゴムを主体とし、該粒状ゴム
    を用途に合わせて成形し固めたことを特徴とする縁石代
    用部材。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の縁石代用部材において、
    角を丸めて粉砕したガラス玉を全体に均一に又は表層部
    に分散させたことを特徴とする縁石代用部材。
  3. 【請求項3】 応力減衰特性を有する縁石代用部材であ
    って、使用済みタイヤ、使用済みベルト、使用済みパッ
    キン、及び使用済み防舷材、その他のゴム製品の1又は
    2以上からなる古ゴムを破砕した粒状ゴムをコンクリー
    ト素材、又はモルタル素材に対して所定量配合して用途
    に合わせて成形し固めたことを特徴とする縁石代用部
    材。
  4. 【請求項4】 道路の側部に使用する路肩用縁石として
    用いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に
    記載の縁石代用部材。
  5. 【請求項5】 道路用の中央分離帯縁石として用いるこ
    とを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の縁
    石代用部材。
  6. 【請求項6】 道路用の排水溝として用いることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の縁石代用部
    材。
JP2000134532A 2000-05-08 2000-05-08 縁石代用部材 Pending JP2001317006A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134532A JP2001317006A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 縁石代用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000134532A JP2001317006A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 縁石代用部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001317006A true JP2001317006A (ja) 2001-11-16

Family

ID=18642795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000134532A Pending JP2001317006A (ja) 2000-05-08 2000-05-08 縁石代用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001317006A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024476A (ja) * 2007-06-19 2009-02-05 Wonder Giken Kk ユニバーサルデザイン縁石
KR101066027B1 (ko) 2010-09-17 2011-09-20 영남산업 주식회사 도로 경계블록

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009024476A (ja) * 2007-06-19 2009-02-05 Wonder Giken Kk ユニバーサルデザイン縁石
KR101066027B1 (ko) 2010-09-17 2011-09-20 영남산업 주식회사 도로 경계블록

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3188789B2 (ja) アスファルト舗装構造
CN102431246B (zh) 防滑透水路垫及其制作工艺
KR20060085406A (ko) 포장도로의 미끄럼방지층 구조 및 그 시공방법
CN111411556A (zh) 一种多层次精表处预防性养护方法
KR101167279B1 (ko) 슬래그볼 및 우레탄 바인더 혼합 조성물 및 이를 이용한 인보도 및 자전거도로 포장시공방법
KR100526414B1 (ko) 칼라 논슬립 바닥 포장재
KR100242911B1 (ko) 잔 입도 아스팔트 콘크리트 및 그 제조방법
JPH07279106A (ja) 複合舗設材およびその製法
JP2001317006A (ja) 縁石代用部材
US20090196690A1 (en) Anti-slip composition and method of forming anti-slip layer using the same
KR100394092B1 (ko) 분쇄폐타이어를 이용한 다공성 저소음 도로포장방법
CN202208874U (zh) 防滑透水路垫
CN108467231A (zh) 一种自发光路面材料的配制方法及发光路面
KR200401214Y1 (ko) 도로 경계석
JP2006342582A (ja) 弾性透水性舗装材
JP4204424B2 (ja) 多孔質弾性舗装材及びその多孔質弾性舗装材を用いた多孔質弾性舗装用パネルの作製方法
KR100402098B1 (ko) 미끄럼 저항성 포장재 및 이를 이용한 시공방법
JP2005015319A (ja) 常温保存可能アスファルト混合物及びその製造方法
CN111302716B (zh) 一种彩色混凝土设计方法
KR100612486B1 (ko) 폐골재에 폐타이어 고무분말을 이용한 표면처리 코팅방법 및 그 제품
KR101155385B1 (ko) 폐유리 및 폐타이어를 이용한 자전거 도로의 시공방법
KR910008264B1 (ko) 횡단보도의 미끄럼방지를 위한 골재 포장방법
CN219410385U (zh) 排水沥青路面结构及具有该路面结构的路面
KR20150075153A (ko) 보도블럭 대체용 도로포장 시공방법
KR102445878B1 (ko) 천연광물을 활용한 칼라 아스팔트 포장도로 시스템 및 칼라 아스팔트 포장도로의 시공방법