JP2001314518A - 角質層処理器具及びイオントフォレーゼ用デバイス - Google Patents

角質層処理器具及びイオントフォレーゼ用デバイス

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JP2001314518A
JP2001314518A JP2000136965A JP2000136965A JP2001314518A JP 2001314518 A JP2001314518 A JP 2001314518A JP 2000136965 A JP2000136965 A JP 2000136965A JP 2000136965 A JP2000136965 A JP 2000136965A JP 2001314518 A JP2001314518 A JP 2001314518A
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JP
Japan
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iontophoresis
electrode
horny layer
damaged
injured
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Pending
Application number
JP2000136965A
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English (en)
Inventor
Keiichiro Okabe
敬一郎 岡部
Hiroshi Ishibashi
広 石橋
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Advance Co Ltd
Original Assignee
Advance Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】皮膚に対し、痛みのない、特定部位の角質層表
面に微細引っ掻き傷を角質層の厚さ相当の深さに限定し
て施すと共に、この損傷部への効果的なイオン導入(イ
オントフォレーゼ)を行うための装置を提供する。 【解決手段】 薄い硬質性シートの縁部、角部、又はス
トッパーを有する針状体の先端を振動させ、角質表面の
みを損傷させる。この損傷部と一体的に形成された電極
により、生体に通電し、経皮的な投薬を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、角質層に引っ掻き
傷を与えるような処理を施す器具及びこれを利用するイ
オントフォレーゼ用デバイスに関する。
【0002】
【従来の技術】角質層はごく薄い膜ではあるものの強力
なバリヤ層として非常に有益なものであるが、他方、経
皮からの投薬に対しては、障害であることが、指摘され
ており、この角質層を損傷させる機器が多数提案される
に至っている。例えば、特開昭62−270144号公
報、特開平2−224752号公報に示されるような角
質損傷手段が具体的に提案されてはいるが、生体への刺
激を抑えることを意図はしているものの、損傷部を形成
する針、紙ヤスリが過度に生体へ侵入する恐れがある。
又、比較的広範囲な損傷を生じさせるため、必要がない
部分まで、損傷させてしまう恐れがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、投与すべき
部位を特定でき、その程度を調整できる角質層を処理す
る器具及び、当該処理器具と一体性を容易に形成可能な
通電の為の装置を実現使用とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、柔軟性
を有する薄片の、縁部に適度な硬質性が備わっているこ
とに着目し、この縁部を振動させることで、角質層に対
し、痛みを伴わない角質層の厚さ相当の適度な微細な引
っ掻き傷を与えることを実現した。
【0005】更に当該処理部がその構成の一部とする電
極と、この電極に積層させる薬液等、投与すべき液体を
含浸した保持部との組み合わせ構成により、損傷部に対
する有効な薬液等の投与及び、合理的な構成を有するイ
オントフォレーゼデバイスを可能とした。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明に於ける損傷部とは、例え
ば、紙であっても、その角、縁部はその方向により、手
などが切れるほどの硬質度を有するが、この部分を皮膚
に当接する方向に備えたものを示すものである。その具
体的材質は、紙、木、プラスチック、金属、セラミック
ス等が示される。
【0007】この具体的材質により成形されたシートの
角、縁の部分が、この損傷部に少なくとも相当すればよ
い。好適には、80μ以下の厚さのPET等の硬質性を
有するプラスチックシートの角部、縁部が好ましい。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示し、(a)を正
面とすれば(b)は、側面を示す。(b)においては、
内部を説明するために一部断面化してある。本実施例で
は、損傷部とイオントフォレーゼの為の構成が一体的で
あるが、これを分離させて用いる場合もある。1は、損
傷部であり、電極2を構成するPETよりなる上述した
厚さのプラスチックシートの縁部である。この部分を拡
大した状態を図2に示す。図2の211の様にプラスチ
ックシートの180度以下の角部や、これを複数併設し
た212で示すような状態、更には、曲線的な縁部21
3、又はこれらを複数併設した状態214が例示され
る。併設した場合の角度の個数は、特に限定はなく、投
与する部位、電極の大きさなどにより適宜選択される。
2は、電極であり、プラスチックシート21に付設した
導電性部材である。その付設態様としては、プリント印
刷が好適である。これは、特開平7−222806号に
記載された銀、塩化銀による印刷手法が好適に利用され
るが、特にこの手法に限定するものではなく、金属泊の
付着等、その他相当する手段を用いる場合もある。電極
2と損傷部1は、1枚のプラスチックシートによって構
成され、損傷部1は、支持部5を貫通して対抗面に突出
している。この様な構成にすることにより、通電時の損
傷部1による不要な損傷を避ける事が可能である。3
は、把持部である。この部分を持って、損傷部1、電極
部2の生体への当接を行う。その際、適宜選択的に配置
される対極部4も把持される。この場合、電極2と対極
部4が生体を介して電気的に接続される状態が取り得る
ので、全体としての簡素化に寄与可能である。4は、対
極であり、少なくとも導電性部材により形成されてい
る。対極は、この部分になくても良い場合があるが、把
持部との組み合わせが、取り扱い上好適である。5は、
本体支持部であり、把持部3と一体的に形成されてい
る。材質は、ABS樹脂等の軽量化された、電気的絶縁
性を有する樹脂、プラスチック等が好適である。6は、
把持部3内部に組み込まれた振動手段である。振動手段
6は、例えば、モータ及びこの軸に装着した偏芯的な重
りの組み合わせにより容易に構成されるものが例示され
る。7は、電池である。単3電池等、少なくともモータ
の駆動を可能にする程度の大きさを有するものであれば
よい。8は、電極2と、イオントフォレーゼ用の出力装
置10とを電気的に接続するリード線であり、9は、対
極4とイオントフォレーゼ用の出力装置10とを電気的
に接続するリード線である。10は、出力装置であり、
直流パルス、直流等のイオントフォレーゼ用の電気出力
を行うためのものである。11は、薬液保持部であり、
不織布等の多孔質材よりなり、ビタミンC等、目的とす
る投与薬剤を含浸させるためのものである。12は、ス
イッチであり、電気的な閉回路が形成するためのもので
あって、プッシュスイッチ、スライドスイッチ等が使用
され、振動動作のオンオフが操作される。本実施例にお
いては、特に振動手段を駆動させる為の回路は、設けな
かったが、場合により、様々な電気的閉回路が形成され
ても良い。
【0009】次にこの実施例の動作について図3を参照
して説明する。まず振動手段6を振動させ、損傷部1を
振動させる。振動方向は、特に限定されておらず、縦
(A)横(B)で示すような振動が使用される。スイッ
チ12を押して、振動手段6の振動を開始させる。振動
している損傷部1を図3(a)に示すように皮膚Mに当
接する。皮膚表面の角質は、この損傷部1が振動して接
触し、短時間で引っ掻かれた状態で損傷する。その損傷
部分をCに示す。次に、(b)で示すように損傷部Cに
電極2及び薬液を保持した保持部材11を当接し、出力
装置10を駆動させ、通電する。損傷部Cにより、イン
ピーダンスの高い角質層が除去されているため、薬液の
投与が促進される。更に、通電時振動させることによ
り、物理的な浸透促進が期待される。投与時間は、その
薬剤の分子量等によって様々であるが、例えば、ビタミ
ンC等のようなものにあっては、5分から10分当接す
れば十分であり、又、角質の損傷が局所的であることか
ら、しみ、ニキビの部位への適用が効果的である。
【0010】
【発明の効果】以上詳述のごとく本発明は、所望の部位
に対し、過度な角質層の損傷を防ぎながら適度な角質の
損傷と、その後の通電への移行が容易に可能となるなど
の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を示す図。
【図2】 本発明の実施例を示す図。
【図3】 本発明の実施例の動作を説明するための図。
【符号の説明】
1 損傷部 2 電極 3 把持部 4 対極 5 支持部 6 振動手段 7 電池 8,9 電気リード線 10 出力手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート状の縁又は角の部位により形成され
    る損傷部及びこれを振動させる振動手段を有する角質層
    処理器具。
  2. 【請求項2】前記損傷部及び前記振動手段を具備し、前
    記振動手段の振動が伝達可能な部位に配置された電極、
    前記電極に積層し、生体に浸透させる為の液体を含浸す
    る投与液保持部よりなるイオントフォレーゼ用デバイ
    ス。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100794575B1 (ko) 2006-08-30 2008-01-30 주식회사 엘지생활건강 이온 도입 장치
JP2008512182A (ja) * 2004-09-10 2008-04-24 ダーマニュー・インコーポレーテッド 種々の数の頭部を有する酸素化美容機器
KR20190097880A (ko) * 2018-02-13 2019-08-21 (주)엠큐어 약액 동시 주입이 가능한 멀티홀 시술기
JP2021121621A (ja) * 2010-12-06 2021-08-26 フォリカ, インコーポレイテッドFollica, Inc. 禿頭症を治療するため、および毛髪の成長を促進するための方法

Cited By (5)

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KR20190097880A (ko) * 2018-02-13 2019-08-21 (주)엠큐어 약액 동시 주입이 가능한 멀티홀 시술기
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