JP2001314421A - ワックススパチュラー装置 - Google Patents
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Abstract
野において、精密鋳造用のワックス模型の成形と調製に
使用される電熱型のワックススパチュラーであって、特
に、ワックスの成形のためのへら部の加熱温度を使用中
に即時切替えできるワックススパチュラー装置を提供す
る。 【解決手段】 ワックススパチュラー装置は、握持部の
先側に電熱体及び温度センサーを内装した加熱部と該加
熱部に装着されるワックス成形用のへら部とを具備した
スパチュラー本体と、該発熱部の温度センサーからの温
度信号により該へら部の温度制御を行う温度制御装置
と、から成るものであって、上記温度制御装置が、別個
に複数水準の温度に設定の可能な温度設定手段と、該温
度設定手段による設定温度を切り換える設定温度選択手
段と、を備えて、該温度設定手段が、握持部の先側に指
操作可能に配置して温度設定スイッチであって、ワック
ス作業中に指先でスイッチ操作することにより、上記へ
ら部の温度を即時に変更調整する。
Description
び精密鋳造による金属細工の分野において、精密鋳造用
のワックス模型の成形と調製に使用される電熱型のワッ
クススパチュラーであって、特に、ワックスの成形のた
めのへら部の加熱温度を使用中に即時調節できるワック
ススパチュラー装置に関する。
用合金材料から歯冠部や義歯床をロストワックス法など
の精密鋳造法により同時に形成する工程において、ワッ
クスで義歯床や歯冠部等の鋳造用模型を成形したり、調
整したりするのに使用されるワックス成形用の治具であ
る。ワックススパチュラーは、金属細工品の遠心鋳造の
ためのワックス模型の成形にも、しばしば使用されてい
る。
の成形段階には、原料ワックスに加熱したへら部を差し
入れて溶融し一定量を切り取って後所定の基台に盛り付
ける操作があり、盛り付けたワックスを軟化させて部分
的に削除したり、移動させたり、これに付け加えたりし
て所要の形状に作り上げる操作がある。さらに、成形し
たワックスの表面を平滑にしたり、あるいは表面の微細
な模様を刻む操作があり、これらの操作ごとにへら部に
最適な温度があって、ワックスの溶融温度から軟化温度
までの温度範囲を微妙に変更調節する必要がある。
が、温度制御には必ずしも十分に満足できるものではな
かった。また、ワックススパチュラーはこれらの操作毎
に適した形状のへら部を備えたものに取り替える必要が
あるが、ワックススパチュラーの交換によって温度調節
のやり直しが困難であった。
て、金属導電性のへら部には、へら部を幅方向に二分す
る絶縁ギャップを形成し、そのへら部先端のギャップ間
を発熱抵抗体で短絡したへら部に通電して、抵抗体を発
熱させる方式のものが知られている(例えば、特開平7
−15006公報)。この方式のものは、発熱部がスパ
チュラー先端に設けた短絡部であるので、発熱応答が早
い利点があるが、他方では、正確な温度検出が困難で、
使用の都度、電流なり通電時間なりを手動調整し、ワッ
クス成形に適当な温度に大体合わせていた。
人による特開平10−108872号において開示して
おり、これは、握持用軸の先端部にへら状、ナイフ状、
槍状、針状などの形状の金属製のへら部を設け、へら部
を固定する握持部の先側に小さな発熱用の電熱体と温度
検出用のセンサーとをセラミックス成形体を介して固定
し、2水準以上の設定温度に温度制御された電熱体から
伝熱によりへら部を所望の温度に加熱して、この加熱制
御されたへら部を用いてワックス成形するものである。
部温度を測定しながら電熱体への供給電力を制御して、
へら部の加熱温度を少なくとも2水準以上に設定可能と
する温度制御装置と、温度を設定する別体の温度選択手
段、例えば、フットスイッチ又はハンドスイッチを備え
ていた。
段的に温度設定をすることにより、ワックス作業を容易
にすることができる利点があった。2つ以上の温度水準
を設定できることは、上記のようにスパチュラー操作ご
とにへら部に最適な温度に調整できる利点がある。例え
ば、へら部をワックスの溶融温度以上の高温に設定し
て、ワックス塊から、順次、少量のワックスを掬い取
り、対象のワックス模型に盛り付ける作業に利用した
り、他方では、ワックスの溶融温度以下でその軟化温度
より高い低温に設定して、ワックス模型の表面を精密に
造形仕上げを行なうように利用されていた。
のは、へら部の温度設定のための操作を、フットスイッ
チやハンドスイッチを利用するものであった。上記のワ
ックスアップ作業では、設定温度を変更する必要があ
り、その都度、これらのフットスイッチやハンドスイッ
チを操作していたのでは、温度設定の対応が遅くなり、
必ずしもワックスアップ作業能率には充分でないところ
があり、使い勝手には不満があった。さらに、技工士の
作業環境は、フットスイッチが多用されるので、他の機
械との誤操作の惧れもあった。
コーンテクニックと称する技術が利用されているが、こ
れは、前歯の成形や臼歯の咬頭部の成形の際に、溶融し
たワックスに息を微妙に吹きかけて冷却しながら固化さ
せて、角のように立ちあがらせる技術である。このため
の操作には、従来のバーナ式のスパチュラーが、使用中
に自然に冷却されるので、適しているが、電熱式のスパ
チュラーでは、意図的に温度を低下させるために、作業
者が、その作業中に、手や足を動かして、装置のパネル
や上記のフットスイッチにより電熱線の供給電力を切る
ほかなく、微妙な作業しているときだけに、この動作は
煩わしかった。
ワックス成形操作に必要な微妙なへら部温度の調節と共
に同時に冷却昇温を迅速に、正確に且つ簡単な動作で実
施できるワックススパチュラー装置を提供しようとする
ものである。
の設定とそのための電熱体への電力の制御を、スパチュ
ラーを握持している手の指先だけでの操作により実現し
て、上記のような手や足動作による操作の煩わしさを解
消しようとするものである。即ち、スパチュラー本体の
握持部に温度設定手段の温度設定スイッチを配置し、設
定温度の昇温又は下降を、指先で上記のスイッチ操作で
行なうのである。
ー本体に、握持部の先側に電熱体及び温度センサーを内
装した加熱部と該加熱部に装着されるワックス成形用の
へら部とを具備しており、温度制御装置が、発熱部の温
度センサーからの温度信号により電熱体に制御電力を供
給制御してへら部の温度制御を行うものである。そし
て、上記温度制御装置は、別個に複数水準の温度に切り
替え可能な設定温度選択手段と、選択された温度水準に
おいてへら部温度を設定の可能な温度設定手段と、を備
えている。該温度設定手段は、上記温度設定スイッチを
含んでおり、スイッチ操作により、上記へら部の設定温
度を上昇又は下降させて設定し直し、温度制御装置は、
新たに設定された温度にへら部の加熱又は放冷して、迅
速に調節する。本発明においては、温度設定スイッチ
が、スパチュラー本体の握持部に指先操作可能に固定さ
れており、これにより、ワックス作業中に簡単に即座に
操作して、へら部の温度を変更することができる。
し3水準以上の温度水準の何れかを選択するのである
が、設定温度選択手段には、温度制御装置に選択スイッ
チを設けるのがよい。これにより、選択スイッチで設定
温度の切替え操作を行い、へら部温度をある水準温度か
ら他の水準温度へ即時に切替えるのを実現し、さらに、
上記の握持部に固定した温度設定スイッチによりその選
択されている水準温度での設定温度を設定し直して、へ
ら部の温度を調整するのである。これにより、術者は、
スイッチの切り換え操作だけでへら部を所要範囲の温度
調整ができ、作業能率が上がるのである。
置は、基本的には、スパチュラー本体と温度制御装置と
から成っており、ワックススパチュラー本体は、握持部
と、該握持部の先側に電熱体と温度検出用センサーとを
内装した加熱部と、該加熱部に着脱可能に装着されるワ
ックス成形用のへら部とから成っている。
は、加熱部は、先端が突出するように握持部に固定され
た金属套管と、該套管の先端内側に嵌挿されたセラミッ
ク絶縁体とから成り、セラミック絶縁体は、電熱体と温
度センサとを支持するために、貫通した複数の細孔を有
し、何れかの細孔には、電熱体を、好ましくは電熱線を
挿通し、他の細孔には線条の温度センサーを挿通して構
成するのがよい。電熱線のリード線及び温度センサーの
リード線は、金属套管内を通してワックススパチュラー
本体内を後部側に挿通し、後述のように、温度制御装置
に接続する。
絶縁性のセラミック、例えば、アルミナ、窒化アルミニ
ウム、シリカ等の成形体が使用される。好ましくは、予
めセラミック絶縁体を柱状に、特に、円柱状に、成形さ
れ、上記貫通細孔が、長手方向に平行に開設されてい
る。セラミック絶縁体は、金属套管の先端の内部に内挿
固定されている。
として昇温時の発熱量は、10〜15W程度でよく、ま
た、通常、ワックスの溶融温度が150℃程度であるの
で、発熱温度は200℃以下とされるので、従って、ニ
クロム線その他の線状ないしリボン状の抵抗線で良い。
アルメル−クロメル熱電対(K熱電対)が使用でき、白
金抵抗線を利用することもできる。
能に取着されるが、このへら部は、金属製であって、筒
状の受口と該受口の先側に一体に形成した所望形状のワ
ックス成形部とを有している。筒状の受口を、上記のス
パチュラー本体の先端の金属套管に差し込んで、へら部
をスパチュラー本体に接続する。そして、へら部は、ワ
ックス成形部の形状や作業に合わせて、針状、棒状、鏝
状、へら状、ナイフ状など種々のものが準備され、これ
らのへら部は、ワックス作業に際して、へら部の受口を
金属套管に抜き差しして交換することができる。
に容易な程度の外径と長さを備えておれば、棒状、軸状
ないしはパイプ状何れでもよく、好ましくは、断熱性の
点からプラスチックないしゴムにより形成される。握持
部には、上述の如く、先端に突出するように先端に加熱
部を備えた金属套管が固定されており、さらに、後述の
如く、握持部の先端側には、温度設定手段に使用する温
度設定スイッチが指先操作可能に配置される。
の電熱線の導線と温度センサーの導線、及び温度設定用
スイッチ用導線が、握持部内部を挿通して、その後端部
で、コードに接続されて、温度制御装置に接続される。
操作中に設定し、電熱体に電力供給して加熱部を加熱す
ると共に、上記温度センサーからの検出温度信号により
電力を調節して上記発熱体の発熱温度を設定温度に制御
するためのものである。
水準ごとに設定するための温度設定手段と、該温度設定
手段からの設定温度信号を切り換える設定温度選択手段
とを含み、さらに、該選択手段からの選択温度データと
上記温度センサーからの実測温度データとを対比して比
較信号を出力する比較手段と、該比較手段により上記電
熱線に供給する電力を制御する電力制御部と、から成る
ものが利用される。
温度を少なくとも2水準、好ましくは、3水準ないし4
水準に設定することができる。設定温度選択手段は、い
ずれかの温度水準を選択し、温度制御装置が、選定した
温度水準の設定された温度にへら部温度を調整する。こ
うして、ワックス操作に通常必要な温度のいくつかの水
準に区分して、随時、設定温度選択手段を操作すること
により、その水準の設定温度を温度センサにより実測さ
れたへら部温度と比較して、へら部温度をその水準の温
度に変更することができる。
によって選択された温度水準における設定温度を再設定
するもので、温度設定手段により設定温度が変更され
て、再設定されるたびに、実測されたへら部温度と比較
して、その再設定された設定温度に達するように温度制
御され、へら部温度は、設定された任意の温度に制御す
ることができる。
を利用するもの、デジタル回路を利用するもの、マイク
ロコンピュータを利用して数値制御の可能なものなど種
々のものが構成できる。
は、比較手段としマイクロコンピュータを利用して、温
度設定手段としては、マイクロコンピュータに設定温度
の数値入力できるデジタル入力装置を使用し、選択され
た設定温度データは、メモリーに記憶させ、温度センサ
ーから実測温度出力信号は、A/D変換後にマイクロコ
ンピュータに入力して随時設定温度データと対比し、そ
の比較出力信号でもって電力制御部に出力し、電力制御
部により電熱線に供給する電力を制御して、加熱部の温
度を、選択した設定温度の近傍に保持するのである。
メモリーに設定記録され、各水準ごとに設定温度が予め
適当に決めてある。設定温度選択手段がいずれかの温度
水準を選択すると、コンピュータの中央処理部(CP
U)では、選択された水準の設定温度を参照して、実測
温度のデータと比較して、比較データから、電力制御部
を制御する。設定温度選択手段は、通常は温度制御装置
の操作面の選択スイッチ(パネルスイッチ)が利用され
る。
み、選択された各温度水準の設定温度を温度設定スイッ
チで再設定するごとに、設定温度のデータを、コンピュ
ーターに入力されてメモリーに記憶される。同時に、上
記のように参照されて、温度センサーから実測温度電圧
出力のデータと比較して、加熱部への電力制御がなさ
れ、即座に、加熱部、即ちへら部の温度を設定温度に近
づけることができる。これによって、術者は、微妙な温
度制御を自在に行なうことができる。従って、術者は、
設定温度選択手段により異なる温度水準を選択すれば、
加熱部を、その水準の設定温度に変更することができ、
さらに、温度設定手段によりその水準の設定温度を任意
に随時設定することもでき、これによって、その水準の
設定温度を微調整することもできる。このようにして、
ワックス操作に必要な又は最適の微妙な温度に、逐次変
更することができるのである。温度設定手段による設定
温度は連続的に設定可能としてもよく、或いは、1℃単
位でもよく、3℃〜5℃単位で設定するようにすること
もできる。
設定スイッチを握持部に指先で操作可能に配置される。
指先で温度設定スイッチを操作により、温度設定手段の
温度設定データを変更して、逐次設定温度として記録さ
れる。これにより、術者は、握持部を握持したままでそ
の手の指先で、例えば、人差し指で、温度設定スイッチ
を切り替え操作して、上記の如く、微調整することがで
きる。
ることができるが、例として、2水準とする場合、2水
準温度には、例えば、スパチュラー使用時におけるワッ
クス盛りつけ時のへら部の高い水準の温度(通常は、ワ
ックス融点より僅かに高い温度)と、ワックス表面成形
時の低い水準の温度(通常は、ワックス融点より低い軟
化温度)に定めることができる。これにより、使用中
に、設定温度選択手段の操作によりワックス成形に都合
のよい温度調整をすることができる。さらに、温度設定
手段を利用して、高温水準の設定温度を逐次細かく設定
し直すことにより、微妙な温度に調整することができ
る。
ーンテクニックは、本発明のスパチュラー装置によっ
て、極めて簡単に実現することができる。立ちあがらせ
たワックスホーンに接触成型するへら部は、ひとさし指
による温度設定スイッチの操作だけで、簡単に降温させ
て冷やすことができ、この技術には本発明の装置が適し
ている。
チュラー装置の外観図であるが、この装置は、握持部1
の先端部13の先側に固定した加熱部12の外周にへら
部3の受口30が外嵌めされたスパチュラー本体10
と、温度制御装置70とから構成してある。この例は、
温度制御装置70には、2個のスパチュラー本体10
a、10bが接続されて、利用可能にされている。
観であるが、本体の握持部1が、軸状であり、その先端
には、金属套管2がほぼ同軸状に突出し、後端側には、
リード専用のコード15が接続され、握持部1の先端側
に、温度設定スイッチ8の押圧操作部80(810、8
20、830)が配列されている。この配列位置は、握
持した手によってその握持のまま、温度設定スイッチ8
の押圧操作が可能な位置である。
(C、D)に示すように、中心位置には先端20を封止
し後端21開口の金属套管2が貫通配置され、加熱部1
2が金属套管2の先端位置に挿入されている。加熱部1
2には、電熱体と温度センサーとを内包した含むセラミ
ック絶縁体4を含み、それらのリード線が、剛直な可撓
性の保護チューブ44に内挿されて、保護されている。
保護チューブ44は、耐熱性合成樹脂、例えばフッ素樹
脂が利用できる。
握持部1の本体11に嵌挿されて固定されており、握持
部本体11は、円柱状をなして、外周には、温度設定ス
イッチ8が配置され、先端部に拡径部13を有する。本
体11の外周は、図1(A)に示すように、管状の軟質
ゴム製の保護カバー14に拡径部13より後方が覆われ
ている。
は、軟質可撓性の狭幅の配線基板85に、小型スイッチ
88を、この例では3個装着し、印刷された配線によ
り、図3に後述するスイッチ回路が構成されており、こ
のように基板化された温度設定スイッチ8は、握持部本
体11の外周の一部が平面状に形成されて成る外相平面
部11cに固定されている。温度設定スイッチ8からの
リード印刷線は、配線基板85の導出部851上を経
て、基板接合部852において、コード15のリード線
に接続されている。
を含めて被せるように、上記の軟質ゴム製の保護カバー
14に覆われているが、温度設定スイッチ8の各小型ス
イッチ(81、82、83)の直上の保護カバーの操作
部80(810、820、830)を押圧することによ
り、小型スイッチ88を押圧して作動させることができ
る。保護カバーの押圧部操作部80(810、820、
830)には、小型スイッチ88の機能に対応してマー
クを施すのが便利である。
部分の断面図を示すが、スパチュラー本体10の合成樹
脂製の筒状の握持部1の先端には、上述のように金属套
管2が突設されて加熱部12を形成するが、金属套管2
は、例えば、銅、黄銅、アルミニウム、又はステンレス
鋼の管から形成され、套管2の先端内部には、円柱状の
セラミックスの絶縁体4が嵌挿されている。
する4つの細孔41・・・が形成されている。セラミッ
ク絶縁体4は、アルミナ焼結体で形成され、このセラミ
ック絶縁体4の4つの細孔41・・・のなかの2つの細
孔41、41に電熱線5としての螺旋コイル状のニクロ
ム線が挿通されて、残り2つの細孔41、41には、温
度センサーの熱電対6としてのアルメル−クロメル線が
挿通されている。
体4の外観図を示し、図2(C)は、2つの細孔41、
41の中心軸を含む平面で切断した縦断面図とを示す。
電熱線5は、握持部1側から絶縁体4の2つの細孔4
1、41に挿通されて絶縁体4の先端の端面40で折り
返されている。他の2つの細孔41、41に挿通された
上記熱電対6も、同様に、絶縁体4の先端の端部40で
折り返えされている。この例では、熱電対の接合点60
(即ち、測温点)が、細孔41内のほぼ中央部に位置す
るように、配置されている。
3が接続されるが、へら部3は、套管2を受け入れて係
合する筒状の受口30とへら状のその他の形状のワック
ス形成部32とから、金属、例えば、黄銅から一体に形
成されている。受口30には、縦方向にスロット31が
切欠き形成されて、受口30は套管2の外面に対し拡張
可能で弾性付勢をするようにして挿入と係合とを確保し
ている。
1、61は、握持部1の中空部に挿通されて握持部1の
後端部よりコード15内を通り、温度制御装置7に接続
されている(図2(A)と図4)。
度制御方式のブロックダイヤグラムを示すが、温度制御
装置は、2本のスパチュラー本体を制御する例であり、
各スパチュラー本体10a、10bの加熱部12の電熱
体5は、直流電源V1と電流制御装置77(この例は、
トランジスター77)とに直列接続され、CPUが電流
制御装置77を制御する。
の操作面に、設定温度選択手段のための選択スイッチ7
4と、設定温度を表示する制定温度表示部75を含み、
それぞれ、CPUと接続されている。温度設定手段は、
複数水準の設定温度を設定することができるが、この実
施例は、加熱部12の温度制御を4水準で行なう温度制
御装置を示している。図4において、設定温度選択手段
のための選択スイッチ74は、温度水準を切りかえるた
めであり、一方のスパチュラー本体10aについて、各
水準に対応する4つの水準選択スイッチ741a、74
2a、743a、744aを設けている。同様にして、
他方のスパチュラー本体10bについて、各水準に対応
する水準選択スイッチ741a、742a、743a、
744aを設けている。
bについて、設定温度表示部75a、75bを配置し
て、設定温度を表示する。設定温度は、温度を直接表示
してもよく、常温と最高温度とを100等分して相対温
度で表示してもよい。
熱電対)が増幅器76を介して、中央制御部CPU71
に接続され、握持部1に固定された温度設定スイッチ8
が、CPU内部の温度設定部に接続されるが、温度セン
サー6の増幅器76の出力側と温度設定スイッチ8と
は、マルチプレクサ72とAD変換器73とを介して、
CPU71に接続されている。
ているが、温度設定スイッチ8の各小型スイッチ81、
82、83は、一端が接地線にアースされ、小型スイッ
チの各他端は、抵抗R1、R2を介して接続されて、さ
らに接地されたR3と電源V2に接続された抵抗R4と
の接合点に接続されて、マルチプレクサ72を介してA
/D変換器に接続される。小型スイッチ81、82、8
3いずれかを閉じれば、V2が、R4と他の抵抗のスイ
ッチに依存した組み合わせ抵抗とにより分割された電位
が、A/D変換器に入力され、デジタル化した信号が、
CPU に入力され、閉じたスイッチが識別される。こ
の回路は、リード線が2本でよいので、この例のように
スパチュラー本体内に内装すへき細長の基板上に抵抗と
ともにスイッチを搭載して組み込むのに便利である。こ
の例では、小型スイッチ81は、昇温用に、小型スイッ
チ82は、電熱遮断用に、小型スイッチ83は、降温用
に設定されており、従って、小型スイッチ81又は小型
スイッチ83の操作により、今よりも高温又は低温の温
度に温度設定をしなおすことができる。
イッチ74を入れると、その水準の設定温度に到達する
ように、CPUが、電流制御装置77を制御して(電流
制御用のトランジスタ77を導通させて)加熱部12の
電熱体5を通電して昇温する。加熱部12内の電熱体5
近傍に配置した温度センサー6からの出力(サーモカッ
プルの起電力)が、増幅器76で増幅され、デジタル化
されて、CPUに入力されて、温度信号に変換され、次
いで、CPU内で、予め設定された温度のうちの選択し
た特定の水準の温度の値と、比較し、比較信号により電
流制御装置77を制御して、設定数値温度近傍に保持す
る。選択スイッチ74をを別の設定温度の選択スイッチ
を押せば、加熱部12は、その選択スイッチの制定温度
に調整される。
その水準の選択スイッチを保持したままで、スパチュラ
ー本体の握持部に設けた温度設定スイッチ8を昇温スイ
ッチ81又は降温スイッチ83を押すことにより、設定
温度を上昇又は下降させ、その設定温度は、上記の表示
部75に表示させる。表示部の温度表示を見ながら、術
者は、温度設定スイッチ8の昇温用スイッチ81又は高
温用スイッチ83を押圧操作して、所望の温度に昇温又
は降温するように設定し、このように設定温度を設定し
なおせば、CPUは、加熱部12の実際の温度を温度セ
ンサー6によって実測した温度と比較して、直ちに変更
された設定温度に向うように電流制御装置77を制御し
て温度制御を行なう。設定温度の調整可能な間隔は1℃
単位とすることも、また、3℃ないし5℃の間隔で行な
うように適宜調整することが好ましい。
クス作業中においても、スパチュラーを握っている手の
指先で温度設定スイッチ8の昇温用スイッチ81又は高
温用スイッチ83の操作だけで簡単に行なうことがで
き、設定完了後、加熱部12の実際の温度は、直ちにそ
の設定温度に保持されるので、スパチュラーの作業をほ
とんど休めることなく継続し、前述のような微妙な操作
を続けながら、次の操作に好適な温度に速やかに微調整
することができる。
するために、各選択スイッには、表示ランプを備えるも
のがよい。
へら部の設定加熱温度を2以上の水準温度に即時変更可
能としたので、ワックス成形時の温度調整が容易で、ワ
ックス成形各工程で必要な複数水準温度に即時に変更す
ることが容易となり、特に、各温度水準における設定温
度を温度設定手段により自由に設定することができ。ま
た使用時温度と不使用時温度の変更と保持調整が容易と
なり、ワックス成形作業の効率化を図ることができる。
パチュラー本体の握持部に温度設定スイッチを配置した
ので、緻密なワックス成形作業中での即時切り換えが容
易となり、作業の成形効率を高めることができる。
本体の構造を示す斜視図で、(A)は外観図、(B)
は、握持部本体の構造を示す図、(C)は該套管を示
し、(D)は、加熱部を示している。
面図(A)、セラミック絶縁体の斜視図(B)その切欠
き断面図(C)を示す。
装置の温度制御装置のブロックダイヤグラムを示す。
装置の外観図を示す。
Claims (5)
- 【請求項1】 握持部の先側に電熱体及び温度センサー
を内装した加熱部と該加熱部に装着されるワックス成形
用のへら部とを具備したスパチュラー本体と、該発熱部
の温度センサーからの温度信号により電熱体に電力を供
給して該へら部の温度制御を行う温度制御装置と、から
成るワックススパチュラー装置において、 上記温度制御装置が、別個に複数水準の温度に設定の可
能な温度設定手段と、該温度設定手段による設定温度水
準を切り換える設定温度選択手段と、を備え、 該設定温度選択手段の選択操作により、上記へら部の温
度を複数水準温度に即時切換え可能とし、 上記の温度設定手段が、温度制御装置に設定温度を設定
させるための温度設定スイッチを含み、該温度設定スイ
ッチが、スパチュラー本体の握持部に指先操作可能に固
定されたことを特徴とするワックススパチュラー装置。 - 【請求項2】 温度設定スイッチには、設定温度を昇温
する昇温スイッチと設定温度を降温する降温スイッチと
を含むことを特徴とする請求項1に記載のワックススパ
チュラー装置。 - 【請求項3】 設定温度選択手段が、温度制御装置の操
作面に選択スイッチを含み、選択スイッチの操作によっ
て上記設定温度水準を即時切り換えるようにした請求項
1記載のワックススパチュラー装置。 - 【請求項4】 上記加熱部が、握持部に一端が固定され
て先端外面に別体のへら部の受口が着脱可能に嵌合され
る金属套管と、該套管の先端内側に嵌挿されて複数の細
孔を有するセラミック絶縁体とを含み、セラミック絶縁
体の何れか一の細孔に電熱線を挿通固定し、他の細孔に
温度センサーを挿通固定して成り、 上記の電熱線の導線及びセンサーの導線を、握持部内部
に挿通して、温度制御装置に接続するようにした請求項
1ないし3のいずれかに記載のワックススパチュラー装
置。 - 【請求項5】 上記線条の温度センサーが熱電対であ
り、その測温点が、上記一の細孔内の電熱線の近傍でセ
ラミック絶縁体内の位置に配置された請求項4記載のワ
ックススパチュラー装置。
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