JPH0715006U - ワックスペン - Google Patents
ワックスペンInfo
- Publication number
- JPH0715006U JPH0715006U JP5079793U JP5079793U JPH0715006U JP H0715006 U JPH0715006 U JP H0715006U JP 5079793 U JP5079793 U JP 5079793U JP 5079793 U JP5079793 U JP 5079793U JP H0715006 U JPH0715006 U JP H0715006U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wax
- heating element
- pen
- grip portion
- resistance value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ワックスを溶融する金属杆の尖端部のみを電
気加熱することにより上記従来技術の問題点を解決する
ようにしたワックスペンを提供すること。 【構成】 握り部内に電源を内蔵し、該電源に接続さ
れ、握り部から延びる二本の電極の先端部に電極の電気
抵抗値より高い金属製の発熱体を介在させたことを特徴
とする。
気加熱することにより上記従来技術の問題点を解決する
ようにしたワックスペンを提供すること。 【構成】 握り部内に電源を内蔵し、該電源に接続さ
れ、握り部から延びる二本の電極の先端部に電極の電気
抵抗値より高い金属製の発熱体を介在させたことを特徴
とする。
Description
【0001】
本考案は、ワックスパターンを製作するのに便利なワックスペンに関するもの である。
【0002】
従来から歯科鋳造用のワックスパターンを製作するためにワックスペンが使用 されている。 従来公知のワックスペンは、握り部に先端が尖った金属杆を取着した構造のも ので、金属杆の尖端部をガスバーナー等の炎で炙って加熱し、この尖端部で固形 のワックスを溶かして掬い取り、このワックスで所望のワックスパターンを製作 するものであった。
【0003】 然しながら、ワックスを掬い取る毎に一々金属杆の尖端部を炎で炙ることは面 倒であり、一個のワックスパターンを製作するのに長時間を要し、きわめて非能 率であった。
【0004】 そのため、電気ゴテの原理を利用して電熱線で金属杆を加熱するようにしたも のが考案されたが、通電から金属杆の尖端部が加熱される迄に時間がかかり、冷 める迄にも時間がかかるため、スイッチのオン、オフによる温度調節が極めて難 しいだけでなく、適当な温度となるまで作業を中断して待たねばならず、金属杆 を直接炎で加熱する方法よりも面倒であって、ワックスの塗着作業全般に迄利用 されるに至らなかった。
【0005】
本考案は、ワックスを溶融する金属杆の尖端部のみを電気加熱することにより 上記従来技術の問題点を解決するようにしたワックスペンを提供することを目的 とするものである。
【0006】
本考案に係るワックスペンは、握り部内に電源を内蔵し、該電源に接続され、 握り部から延びる二本の電極の先端部に電極の電気抵抗値より高い金属製の発熱 体を介在させたことを特徴とするものである。
【0007】
金属杆たる電極に通電すると、電気抵抗値の高い尖端部の発熱体のみが瞬時に 加熱され、通電を断つと、瞬時に冷める。
【0008】
図1は、本案ワックスペンの内部透視状態の側面図、図2は、同ワックスペン に給電するための電磁誘導コイルを内蔵したワックスペンを立てるためのスタン ドの斜視図、図3は、同ワックスペン及びスタンドの電気回路図、図4は、同ワ ックスペンの電極先端部の拡大斜視図、図5は、図4の別の実施例の拡大斜視図 である。 1は、ワックスペン本体、2は、内部が空洞となっている同本体の握り部で、 この空洞の大径部内に電源たるカドミウム電池等の可充電電池3と後述のスタン ドの電磁誘導コイルと対をなす電磁誘導コイルC1及び同誘導コイルからの交流 電流を直流電流に変換する整流器Dが収納されている。4、4は、握り部2の先 細部の尖端から延び、前記電池3に接続される金属杆たる電極で、電極間は短絡 しないように絶縁物41が介在されている。5は、前記電極4、4の先端部に電 極間が短絡するように介在させた発熱体で、図4の場合は鉄或いは銅等の金属か ら成る電極4、4の電気抵抗値よりも高いニッケル−クロム合金の金属片で構成 されており、図5の場合は前記合金を板状または線状にして絶縁物41をその隙 間に埋めて構成したもので、電極の断面積よりも小さくして更に電気抵抗値を高 くしたものである。6は、ワックスペンをその凹部61に立てて保管すると共に 、前記電池3を充電するための電流を供給するための電磁誘導コイルC2を内蔵 したスタンドである。 図中、S1は、ワックスペンをスタンド6に立てたときに発熱体5への通電回 路を開路する握り部2の下端部に設けられたブレーク接点のマイクロスイッチ、 S2は、押しボタンPBを押したときに発熱体5への通電回路を開路するブレー ク接点の手元スイッチである。
【0009】 ワックスペンをスタンド6に立てた状態にあっては、握り部2の下端部に設け られたマイクロスイッチS1がスタンド6の凹部61の底壁に設けられた突起6 2に押されて開路し、発熱体5への通電を遮断しており、商用の交流電流が通電 されている電磁誘導コイルC2により握り部内の電磁誘導コイルC1に誘導電流 が発生し、この交流電流が整流器Dで直流に変換され、可充電電池3が充電され ている。
【0010】 ワックスパターン製作時、スタンド6からワックスペン1を抜き取ると、マイ クロスイッチS1は閉路するから、電極4、4を介して発熱体5に電池3の直流 電流が印加され、電極に比べ電気抵抗値の高い発熱体5のみが加熱される。技工 士は、この発熱体5部分つまりワックスペン1の尖端部で固形のワックスを溶か して掬い取り、押しボタンPBを押して手元スイッチS2を回路すると、発熱体 5への通電が断たれて冷めるので、製作作業に最適な軟度のワックスとなり、こ れを石膏模型(支台歯)に塗着して盛り上げ、所望のワックスパターンを製作す るものである。
【0011】
本考案に係るワックスペンは、握り部内に電源を内蔵し、該電源に接続され、 握り部から延びる二本の電極の先端部に電極の電気抵抗値より高い金属製の発熱 体を介在させたものであるから、金属杆たる電極に通電すると、電気抵抗値の高 い尖端部の発熱体のみが瞬時に加熱され、通電を断つと、瞬時に冷めるもので、 従来の金属杆の尖端部をガスバーナー等の炎で炙って加熱し、この尖端部で固形 のワックスを溶かして掬い取り、このワックスで所望のワックスパターンを製作 する非能率な方法と異なり、握り部に設けられた手元スイッチを操作するだけで 連続して作業をすることができて便利であり、短時間にして能率的にワックスパ ターンを製作するすることができるものである。
【図1】本案ワックスペンの内部透視状態の側面図であ
る。
る。
【図2】同ワックスペンに給電するための電磁誘導コイ
ルを内蔵したワックスペンを立てるためのスタンドの斜
視図である。
ルを内蔵したワックスペンを立てるためのスタンドの斜
視図である。
【図3】同ワックスペン及びスタンドの電気回路図であ
る。
る。
【図4】同ワックスペンの電極先端部の拡大平面図であ
る。
る。
【図5】図4の別の実施例の拡大平面図である。
1 ワックスペン本体 2 握り部 3 可充電電池 4 電極 5 発熱体 6 スタンド C1 電磁誘導コイル C2 電磁誘導コイル D 整流器 S1 マイクロスイッチ S2 手元スイッチ PB 押しボタン
Claims (3)
- 【請求項1】 握り部内に電源を内蔵し、該電源に接続
され、握り部から延びる二本の電極の先端部に電極の電
気抵抗値より高い金属製の発熱体を介在させたことを特
徴とするワックスペン。 - 【請求項2】 請求項1の発熱体を、電極の電気抵抗値
よりも高い異種金属で構成したことを特徴とする請求項
1記載のワックスペン。 - 【請求項3】 請求項1の発熱体を、電極と同種または
異種金属で構成し、電気抵抗値を高くするために電極の
断面積よりも小さい断面積としたことを特徴とする請求
項1記載のワックスペン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079793U JPH0715006U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ワックスペン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5079793U JPH0715006U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ワックスペン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0715006U true JPH0715006U (ja) | 1995-03-14 |
Family
ID=12868790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5079793U Pending JPH0715006U (ja) | 1993-08-25 | 1993-08-25 | ワックスペン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715006U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10122890B4 (de) * | 2000-05-12 | 2012-10-18 | Denken Co., Ltd. | Wachsspachtelvorrichtung |
-
1993
- 1993-08-25 JP JP5079793U patent/JPH0715006U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10122890B4 (de) * | 2000-05-12 | 2012-10-18 | Denken Co., Ltd. | Wachsspachtelvorrichtung |
DE10122890B9 (de) * | 2000-05-12 | 2013-01-17 | Denken Co., Ltd. | Wachsspachtelvorrichtung |
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