JP2001314360A - ワイパー基布 - Google Patents

ワイパー基布

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JP2001314360A
JP2001314360A JP2000138212A JP2000138212A JP2001314360A JP 2001314360 A JP2001314360 A JP 2001314360A JP 2000138212 A JP2000138212 A JP 2000138212A JP 2000138212 A JP2000138212 A JP 2000138212A JP 2001314360 A JP2001314360 A JP 2001314360A
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JP
Japan
Prior art keywords
pulp
sheet
base fabric
wiper
wiper base
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000138212A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyuki Ishibashi
範之 石橋
Kenji Takahata
謙治 高畑
Nobumasa Hayashi
伸匡 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Cresia KK
Original Assignee
Cresia KK
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Publication date
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  • Laminated Bodies (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は吸水性に優れるワイパー基布を簡便か
つ安価に提供することを目的とする。 【解決手段】不織布とパルプ含有シートをヒートエンボ
スロールで貼り合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不織布とパルプ含有
シートを貼り合わせてなる吸水性ワイパー基布および吸
水性ワイパー基布の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】拭き取り作業等に供されるワイパー類に
はパルプ100%で構成されるシートによるワイパ
ー、不織布製ワイパー、不織布にパルプを組合せた
ワイパー等があるが、これらは以下のような問題点を持
っている。
【0003】パルプ100%で構成されたシートによ
るワイパー ワイパーとしてふき取り作業に供されるシートは、使用
上の要求からある程度の柔軟性が求められる。このため
単一のシートでは、坪量の上限があり高吸水量を確保す
ることは難しい。(最大50g/m程度) そこでこの問題点を解決する目的で、複数シートを積層
することが行われる。積層方法としては、接着剤による
接着とピンエンボスによる機械的な手段が、通常行われ
るが、前者では、拭き取り作業中の接着剤の溶出が問題
となり、後者では、シートに穴が開いているため湿潤時
の強度が大幅に低下する問題がある。また、ダブルリク
レープトマシンで抄造したシートや、エアレイドパルプ
不織布による崇高で高吸水量を持つワイパーが提案され
ている。しかし、これらは大量のバインダーを含んでお
り拭き取り作業中の溶出が問題となる。
【0004】不織布製ワイパー レーヨンステープルを水流交絡した基布では性能的な問
題は無いが、高吸水量を確保する目的で高坪量のワイパ
ーとした場合、コスト高となってしまい、ディスポーザ
ブルな製品としては問題がある。
【0005】不織布にパルプを組み合せたワイパー スパンボンド不織布とパルプ繊維を水流交絡させたワイ
パーも提案されている。しかし、この方法ではパルプ繊
維の脱落を防ぐ目的で高水圧下で高度な交絡処理が行わ
れる為、嵩が小さくなってしまい、充分な吸収容量を持
つとは言い難い。また、このような水流交絡処理は非常
にコスト高となるのが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれら従来の
ワイパー類の問題点を解消し、吸水性に優れるワイパー
基布を簡便かつ安価に製造することを目的としてなされ
たものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】不織布とパルプ含有シー
トをヒートエンボスロールで熱接着するか不織布間にパ
ルプ含有シートを挟み込みこれらをヒートエンボスロー
ルで熱接着することにより、本発明の目的を達すること
ができる。
【0008】本発明においては、パルプ含有シートを配
合することで、高吸水性と原材料費の低減とを実現し、
また不織布により高湿潤強度を実現する。また、不織布
とパルプ含有シートとはヒートエンボスロールによる熱
接着であるため拭き取り作業時にバインダー等の溶出に
よるトラブルが発生しない。
【0009】本発明の第1の実施態様は、パルプシート
と不織布を2層積層した2層構造で、パルプ含有シート
10〜90wt%および不織布90〜10wt%により
構成される。
【0010】本発明の好ましい第2の実施態様は不織布
/パルプ含有レート/不織布の3層積層した3層構造でパ
ルプ40〜80wt%および不織布60〜20wt%で
構成される。
【0011】本発明に用いられるパルプ含有シートはパ
ルプ単独シートまたはパルプと熱融着繊維および/また
は親水性繊維との混合シートであり、そのうちで好まし
くはパルプ単独シートであり、坪量10〜100g/m
のものが用いられる。またパルプの原料としては針葉
樹パルプ、広葉樹パルプ、麻、再生紙パルプ等が利用で
き、また熱接着をより強固とする目的でこれにポリエチ
レン、ポリプロピレン等の熱融着繊維および/またはレ
ーヨン、アクリル等の親水性繊維を配合してもよい。
【0012】本発明に用いられる不織布としては、通常
不織布と称されるものが利用可能であり、その中で吸水
性に優れるレーヨンスパンレースが適しており、坪量1
0〜100g/mのものが用いられる。またレーヨン
スパンレースの原料としてはレーヨンステープル、熱融
着繊維(ポリエチレンとポリプロピレンの混紡、複合
等)、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、オレフィン系
熱可塑性繊維等を適宜ブレンドしたものが用いられる。
【0013】本発明における接着方法は簡便、低コスト
でバインダー等を使用しないヒートエンボスロールによ
る熱接着を特徴としている。ヒートエンボスロールによ
る熱接着の加熱温度は50〜300℃好ましくは100
〜200℃、また加圧力(型押し圧力)は線圧で2〜20
0kg/cm好ましくは10〜50kg/cmの範囲で実施され
る。
【0014】上記の熱接着による融着部はシート表面に
対し2〜50%好ましくは5〜20%であり、2%より
低いと十分な接着強度が得られず、また50%より多い
と融着部による吸水性能の阻害が問題となり好ましくな
い。接着パターンとしては特に限定されるものではな
く、要は液体の透過を阻害しないものであればよい。
【0015】以下に本発明の実施例を示すが、これは例
示の目的で掲げたもので、これによって本発明を限定す
るものではない。
【0016】
【実施例】レーヨンスパンレース25g/m/パルプ
シート50g/m/レーヨンスパンレース25g/m
レーヨンスパンレース:レーヨン75%、PE/PP
熱融着繊維25% パルプシート:針葉樹晒パルプ100% これらのシートを積層し120℃、線圧30kg/cmの条
件下エンボスロールで熱接着する。
【0017】
【0018】
【発明の効果】不織布とパルプ含有シートをヒートエン
ボス加工で貼り合わせることにより、吸水性に優れるワ
イパー基布を簡便かつ安価に提供するものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) D04H 1/54 D04H 1/54 C (72)発明者 林 伸匡 東京都新宿区西新宿6−22−1 株式会社 クレシア内 Fターム(参考) 3B074 AA01 AA02 AA08 AB01 AC03 4F100 AJ04B AJ05A AJ05C AK03A AK03C AK41A AK41C AK48A AK48C BA02 BA03 BA06 BA10A BA10C DD01 DG01A DG01B DG01C DG15A DG15C DG18A DG18C EJ402 EJ422 GB71 JB05B JD15 JL12A JL12B JL12C 4L047 AA12 AA28 AB02 AB06 BA09 BB01 BB06 BB07 CA12 CB07 CC16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布とパルプ含有シートをヒートエン
    ボス加工により貼り合わせてなることを特徴とする吸水
    性ワイパー基布。
  2. 【請求項2】 パルプ含有シート10〜90wt%、不
    織布シート90〜10wt%により構成される請求項1
    記載のワイパー基布。
  3. 【請求項3】 不織布間にパルプ含有シートを挟み込み
    これらをヒートエンボス加工により貼り合わせてなるこ
    とを特徴とする吸水性ワイパー基布。
  4. 【請求項4】 パルプ含有シート40〜80wt%、不
    織布60〜20wt%で構成される請求項3記載のワイ
    パー基布。
  5. 【請求項5】 不織布がレーヨンステープルからなる請
    求項1ないし4までのいずれか1項記載のワイパー基
    布。
  6. 【請求項6】 不織布がレーヨンステープルに熱融着繊
    維、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、オレフィン系熱
    可塑性繊維から選ばれた1種または2種以上をブレンド
    したものである請求項1から5までのいずれか1項記載
    のワイパー基布。
  7. 【請求項7】 パルプ含有シートがパルプ単独シートま
    たはパルプと熱融着繊維および/または親水性繊維との
    混合シートである請求項1から6までのいずれか1項記
    載のワイパー基布。
  8. 【請求項8】 請求項1から7のいずれか1項に記載の
    ワイパー基布の製造方法。
JP2000138212A 2000-05-11 2000-05-11 ワイパー基布 Pending JP2001314360A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004067825A1 (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Kinsei Seishi Co., Ltd. 層状の構造が一体化された乾式パルプ不織布
JP2004262527A (ja) * 2003-03-03 2004-09-24 Kinsei Seishi Kk 真空パック用吸収プレート
JP2012167894A (ja) * 2011-02-16 2012-09-06 Fuji Corp ドレン排水装置用の蒸発シート

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WO2004067825A1 (ja) * 2003-01-20 2004-08-12 Kinsei Seishi Co., Ltd. 層状の構造が一体化された乾式パルプ不織布
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