JP2001314134A - 魚 礁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 魚礁への網の絡みを防ぎ、魚礁機能を高める
事にある。 【解決手段】型枠底面に、砂、石を全面に敷き、モルタ
ルを塗り、保護パイプ２、ウツボパイプ５を設置、角柱
部６を設け、基盤７間に自然石柱８を植え込み、柱間に
玉石等を敷き、海藻育成ロープ１０を植え込み、無機質
培養液による、海藻の芽だしを図る、基盤間に粒体１２
を敷き、モルタルを塗る、順次繰り返す事で、多段基盤
魚礁となる、半円状基盤梁２５を、イゲタ状に組立、保
護パイプを設置、礁に網が絡まなく、斜面で湧昇流が起
き、洗掘が少なく、生産性の低い、砂地の海底に設置す
れば、アワビ、サザエ等のカイ類、イセエビ、アラ、カ
レイ等の根付魚、タイ、アジ等の回遊魚等、幅広い、魚
種に適応する、礁を保全する、魚礁となる、

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】本発明は、コンクリート基盤間、表裏面
に、軽石、砕石等の自然石、自然石柱を設置、パイプ、
海藻育成ロープ、取付金具を植え込み固定、アワビ等の
餌のワカメ等海藻の増殖を図り、砂地海底用は、基礎基
盤、基盤間に竹、樹木丸太、パイプ等を配置、軽量化を
図り、腐蝕進行中は、プランクトンが発生、イセエビの
餌場となり、消滅後は、イセエビ、アワビの隠れ場、パ
イプ状穴となりアワビ、イセエビの天敵である、ウツボ
の棲処となり、アワビ、イセエビを守り基盤中央開口
部、穴に天然木を固定、魚礁保護具を取付、ロープを張
り巡らし、擬似コンブを取付、基盤礁斜面との相乗効果
で湧昇流を起こし、プランクトンが繁殖、小魚の餌場と
なり、回遊魚の集魚効果が上がり、イカ類の産卵場とな
り、網が魚礁外に着底、網の絡まない、魚礁となる。

【０００２】従来は、透水性コンクリートで、多段式の
魚礁があるが、海藻の繁殖に日数が掛かり、微生物の発
生が少なく、泥が被る、網が絡む等の欠点があった、

【０００３】図について、説明すれば、
、台形型枠底面に、
砂、砂利等を、中央部を高く、全面に敷き詰め形成、中
央に開口部１型枠を設置、生コン等を塗り、魚礁保護具
２、取付用Ｌ型金具３、吊り上げ鉄筋４、ウツボ用パイ
プ５、鉄筋、鉄網を設置、角柱部６に中空ブロック、又
は、型枠を設置、要所に基盤７間を連結、支える、自然
石柱８、コンクリート柱、孟宗竹柱を多数設置、植え込
み、隠れ場を創り、柱間に玉石、砕石を全面に敷き詰
め、自然石９の機能で、珪藻、海藻の着生を促し、着生
面増大を図り、海藻育成ロープ１０、取付金具を基盤
面、基盤間に植え込み、イセエビ用基盤は、柱間に軽
石、気泡石等の微細な穴を有した、自然石を敷く硬化
後、基盤間に、砂、砂利軽石、ビー玉、プラスチック
玉、籾殻等の小粒の粒体１１を混合、所定の厚さに敷き
詰め、柱頂点を露出させ、基礎基盤より、大きい開口部
を設け、自然石を全面に敷詰め、その上に、二段目の基
盤となる、モルタル等を吹きつけ、塗れば、斜面基盤と
なり、砂泥等の堆積が少なく、モルタルを塗る、石柱、
自然石を植え込む、粒体を敷込む事を、順次繰り返す事
で、多段の基盤が出来、石柱を多用する事で、基盤間の
強化が図られ、軽量化出来、アワビ、伊勢エビの隠れ
場、着生面が増大する、最上部基盤は、対角線上に魚礁
保護具取付穴１２を設け、天然木差し込み穴１３を付
設、固定用ロープ１４を植え込み、玉石等、自然石を全
面に植え込む、硬化後、型枠を離し、片面で吊り上げれ
ば、砂、軽石等の小粒の粒体は、基盤間より排出され、
基盤間は、角柱、自然石柱で連結した空間となり、表裏
面が自然石で覆われた、台形の魚礁となる、砂地海底用
には、基礎基盤に中央開口部を設け、生コンを薄く敷、
間伐丸太、竹等１５、パイプ等を隙間をとり並べ、開口
部に砂等の粒体を入れ、隙間にモルタル等を詰めなが
ら、薄く塗り、角柱部用の丸太、竹を短くし、交差状に
並べ、モルタルを塗る、その上は、基盤斜面外に端が出
る様、交差状に並べ、基礎基盤を形成、基礎基盤上に
も、基盤を支える、丸太、竹パイプを交差する形で積み
重ね、交差部に型板、自然石を配置、モルタルを詰め、
石柱、角柱と共に上基盤を支える柱となり、基盤面全体
を支える、青竹は珪藻が付着しやすく、増殖し、アワビ
種苗の餌場となり、竹、丸太は腐蝕する段階で、プラン
クトンが発生、繁殖し、イセエビの餌場となり、腐蝕消
滅後は、斜面、交差部柱が、パイプ状の穴となり、軽
く、高強度のコンクリート基盤礁となり、イセエビ等の
隠れ場となり、基盤斜面角度を高く出来、砂、泥の被覆
が少なく、斜面基盤に当った栄養豊富な、底層流は、中
央開口部より、上昇流に転じ、プランクトンが繁殖、底
に自然石の足を付設すれば、潮流による移動が無く、砂
地の海底に設置が可能となり、基盤魚礁を、等間隔に設
置、海面より、切り身等餌を投入すれば、側面開口部、
中央開口部より、基盤面内に流入し、種苗から、親エビ
まで、育成出来、砂地の海底では、棲息出来なかった、
岩礁地帯に棲む、イセエビ、アワビ等を、基盤面が自然
岩礁面と、同様の機能を備える事で、棲息出来、アワビ
等魚礁投入は、側面開口部、中央開口部に植え込んだ、
海藻育成ロープに無機質培養法による、培養液付糸を取
付れば、一年中芽だしが可能で、投入後、ロープ、自然
石で繁殖し、アワビ等の餌場となり、側面開口部、中央
開口部よりの、潜水採捕が容易になる、アワビ、イセエ
ビの天敵である、タコは、天敵ウツボがパイプに棲息、
アワビ、イセエビを守る、イセエビ用等魚礁投入は、中
央開口部に雑木等のイカシバや、人工産卵藻を、植え込
みロープに取付、微生物、小魚の繁殖を図り、イセエビ
の餌場とし、最上部基盤穴に、天然樹木、孟宗竹穂先を
取付、ロープで固定すれば、イカ類等の産卵場となる、
保護具パイプ、鉄筋に、取付鉄筋１６、ロープ取付金具
１７、連結金具１８を溶接、基盤礁に取付、組立後、ロ
ープを取付金具、基盤礁間に張り巡らし、保護具を強
化、人工産卵藻、擬似コンブ１９を取付れば、ロープ魚
礁となる、５、６、７図は、自然石を表裏面に植えた、
半円状基盤梁２０端を、半円状柱板２１孔部に差し込み
組立、生コンを詰め楕円柱とし、表裏面を石で植えた、
半円状間仕切り板２２、補強板２３で梁、梁間の強度を
図り、スパンの長い梁は、開口部を設けた、半円パイプ
状二重基盤梁２４とし、波の影響を受る、浅海で、湧昇
流を起こし、アラ、伊勢エビ等の住処となり、アワビ、
ウニ等の着生面が増大する、保護具支持パイプを柱に設
置、保護パイプを熔接する、８、９、１０図は、半円状
基盤梁２５を、イゲタ状に組立るもので、梁は側面型枠
底面に砂、石を、両端を緩やかな半円、中央を斜面半円
状とした、砂、石型とし、柱穴２６、排出孔２７、補強
板取付孔２８、自然石魚道２９を設け、モルタルを塗
り、端を固定したポリ繊維３０を植え込む事で、イセエ
ビ幼生が着生、小エビ、プランクトンの増殖場となる、
半円部排出孔上に、玉石等の石を積めば、表面積が増
大、栄養豊富な底層水で、珪藻が増殖、ウニ、アワビの
餌場、イセエビ等種苗の隠ればとなる、組立は、柱穴溝
３１に支持パイプを設置、イセエビ、アワビ等の狭い空
間を好む、生物は疏のまま積み重ね、アラ等の広い空間
が必要なのは、間柱台３２、補強板を取付組立、柱穴に
生コン注入後、保護支持パイプを設置、弓状パイプ３
３、ロープで固定、操業時の、網の投入が保護具の作用
で、魚礁外に着底、網上げ時に、保護具をガイドとし
て、網が上がり、網の破損が少なく、基盤礁に網が絡む
等の被害が無くなり、魚礁機能を保全する、魚礁とな
る。

【０００４】この様にすれば、砂、砂利等の粒体を型と
する事で、表裏面が自然石で覆われた、高強度のコンク
リート多段魚礁となり、低コスト大量生産が可能で、自
然石は海藻の付着が早く、着生面、隠れ場が増大、全体
重量が軽くなり、生産性の低い、砂地の海底に設置出
来、棲息しなかった、イセエビ、アワビ等が棲息、繁殖
し、斜面梁効果で、湧昇流が発生、洗掘が少なく、プラ
ンクトンが繁殖、アラ、カレイ等の根付魚、タイ、アジ
等の回遊魚、ウニ、アワビ等の高級魚貝類が棲息、繁殖
し、生産性の高い、海底、魚礁となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】台形多段基盤魚礁に、礁保護パイプを組立た実
施例を示す、斜視図である、

【図２】台形多段基盤魚礁の、実施例を示す、側面図で
ある、

【図３】台形多段基盤魚礁の実施例を示す、側面構成断
面図と平面図である、

【図４】樹木基礎台形多段基盤魚礁の、実施例を示す、
構成図である、

【図５】半円柱、梁多段魚礁の、実施例を示す、斜視図
である、

【図６】半円柱、梁多段魚礁の、実施例を示す、側面図
である、

【図７】半円柱、梁多段魚礁の、実施例を示す、構成図
である、

【図８】半円状基盤梁を組立た、実施例を示す、斜視図
である、

【図９】半円状基盤梁、製造過程の、実施例を示す、断
面構成図である、

【図１０】半円状基盤梁組立の、実施例を示す、構成図
である、

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】コンクリート基盤間、表裏面に、自然石、
   自然石柱を設置した、多段魚礁、
2. 【請求項２】側面に、魚礁保護パイプ、保護鉄筋を取付
   た、コンクリート多段魚礁、
3. 【請求項３】半円基盤面に、石を植え込み、組立た、多
   段魚礁、、