JP2001313908A - 映像ディスク再生システム、映像ディスク再生方法及び記録媒体 - Google Patents

映像ディスク再生システム、映像ディスク再生方法及び記録媒体

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JP2001313908A
JP2001313908A JP2000129744A JP2000129744A JP2001313908A JP 2001313908 A JP2001313908 A JP 2001313908A JP 2000129744 A JP2000129744 A JP 2000129744A JP 2000129744 A JP2000129744 A JP 2000129744A JP 2001313908 A JP2001313908 A JP 2001313908A
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JP2000129744A
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Soichi Honma
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 逆方向再生等の特殊再生機能を向上する。 【解決手段】 信号再生部10とMPEG2復号部22
との間に、メモリコントローラ21及び第1のメモリ2
1を備えている。第1のメモリ21は、グループ化され
たMPEG2データ41を、1つのグループに相当する
分量以上記録することができる記録容量を有する。メモ
リコントローラ20は、アンプ/信号処理部14から受
けたMPEG2データ41を、第1のメモリ21に記録
し、再生方向に応じた順序で読み出してMPEG2復号
部22に供給する。MPEG2復号部22は、メモリコ
ントローラ20から供給されたMPEGデータ42を復
号してビデオエンコーダ24に送る。ビデオエンコーダ
24は、MPEG2復号部22から受けた信号をビデオ
データ43に変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD−Vid
eo(ディジタルビデオディスク)に代表される映像デ
ィスク媒体を再生する映像ディスク再生システムに係
り、特に、映像ディスク媒体の特殊再生機能を向上した
映像ディスク再生システムに関する。
【0002】
【従来の技術】DVD(Digital Versatile Disc)のう
ちのDVD−Videoは、いわゆるディジタルビデオ
ディスクとして知られている。この種のDVDは、原映
像を構成する画像データを、MPEG2(Moving Pictu
re Experts Group phase 2)フォーマットに従って圧縮
符号化して記録する。特許第2524044号公報に
は、こうした画像データを圧縮符号化するための技術が
開示されている。
【0003】このような画像データを記録したDVDと
いった映像ディスク媒体を再生する映像ディスク再生シ
ステムは、図7(a)に示すような、順方向再生に適し
た順序で配列された画像データI,P,B(x,
y,z=i,i+1,…;iは任意の整数)を映像ディ
スク媒体から読み出して復元する。ここで、画像データ
は、MPEG2データにおけるIピクチャ(I-pict
ure;Intra-coded Picture)に相当するフレーム内符号
化画像データである。また、画像データPは、MPE
G2データにおけるPピクチャ(P-picture;Predictiv
e-coded Picture)に相当するフレーム間順方向予測符
号化画像データである。また、画像データBは、MP
EG2データにおけるBピクチャ(B-Picture;Bidirec
tionally predictionary-coded Picture)に相当する双
方向予測符号化画像データである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、映
像ディスク媒体から読み出した画像データI,P
が、順方向再生に適した順序で配列されるため、逆
方向への再生が困難であった。
【0005】例えば図7(b)に示すように、画像デー
タBi+4以降で逆方向に再生する場合、映像ディスク
再生システムは、映像ディスク媒体から図7(c)に示
す順序で画像データI,P,Bを読み出して復号
する必要がある。しかし、従来の映像ディスク再生シス
テムは、一画面分のデータごとに映像ディスク媒体をサ
ーチするため、こうした逆順のデータを取り出すには、
非常に高速なサーチ性能が要求される。特に、逆方向に
一倍速つまり標準速で再生することは、きわめて困難で
ある。
【0006】また、高速再生等のため、Iピクチャ、P
ピクチャ、Pピクチャ…というように、GOP(Group
Of Picture)の後方に位置する画像データPを復号す
るために、GOPの先頭に位置する画像データIに遡
って画像データPをサーチする場合にも、サーチ処理
に時間を要する。さらに、IピクチャやPピクチャは、
Bピクチャに比べてデータ量が多いことから、各画像デ
ータI,Pの読取にも高速性が要求される。
【0007】この発明は、上記実状に鑑みてなされたも
のであり、逆方向再生等の特殊再生機能を向上すること
ができる映像ディスク再生システムを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべ
く、この発明の第1の観点に係る映像ディスク再生シス
テムは、映像ディスク媒体に記録されているグループ化
された符号化画像データを読み取るデータ読取手段と、
少なくとも1つのグループ分の符号化画像データに相当
する記録容量を有するデータ記録手段と、前記データ読
取手段が読み取った符号化画像データを前記データ記録
手段に記録し、再生方向に応じた順序で、前記データ記
録手段に記録されている符号化画像データを読み出す記
録制御手段と、前記記録制御手段が前記データ記録手段
から読み出した符号化画像データを画像データに復号す
る復号手段と、前記復号手段により復号された画像デー
タをビデオ信号に変換するビデオエンコード手段とを備
える、ことを特徴とする。
【0009】この発明によれば、データ読取手段が映像
ディスク媒体から読み取った符号化画像データを、記録
制御手段がデータ記録手段に記録し、再生方向に応じた
順序で読み出して復号手段に供給する。また、データ記
録手段は、少なくとも1つのグループ分の符号化画像デ
ータに相当する記録容量を有している。これにより、再
生方向に従った順序で適切に画像データを復号すること
ができ、逆方向再生等の特殊再生機能を向上することが
できる。
【0010】前記記録制御手段は、前記データ読取手段
が読み取った符号化画像データを前記データ記録手段に
記録する際の記録位置を特定するための情報を生成し、
前記データ記録手段に記録してもよい。
【0011】前記記録制御手段は、順方向で再生する際
に、前記データ読取手段が読み取った符号化画像データ
を順次前記復号手段に供給してもよい。
【0012】前記データ読取手段は、逆方向で再生する
際に、映像ディスク媒体に記録されている符号化画像デ
ータをグループ単位で遡って読み取り、前記記録制御手
段は、前記データ読取手段がグループ単位で遡って読み
取った符号化画像データを前記データ記録手段に記録
し、逆方向の再生に応じた順序で、前記データ記録手段
に記録されている符号化画像データを読み出して前記復
号手段に供給してもよい。
【0013】また、前記データ読取手段は、予測符号化
によりグループ化された符号化画像データを読み取るこ
とが望ましい。
【0014】前記復号手段は、前記記録制御手段から供
給される予測符号化された符号化画像データを復号する
ための参照画像を記録する画像記録手段を備え、前記記
録制御手段は、前記データ記録手段に記録されている符
号化画像データを、前記復号手段が予測符号化された符
号化画像データを復号可能となる順序で読み出して、前
記復号手段に供給してもよい。
【0015】前記記録制御手段は、前記データ読取手段
が読み取った符号化画像データに該当するピクチャを特
定するための情報を生成し、前記データ記録手段に記録
してもよい。
【0016】この発明の第2の観点に係る映像ディスク
再生方法は、映像ディスク媒体に記録されているグルー
プ化された符号化画像データを読み取り、読み取った符
号化画像データを少なくとも1つのグループ分の符号化
画像データに相当する記録容量を有するメモリに記録
し、再生方向に応じた順序で、前記メモリに記録されて
いる符号化画像データを読み出して復号し、ビデオ信号
に変換して出力する、ことを特徴とする。
【0017】この発明によれば、映像ディスク媒体から
読み取った符号化画像データをメモリに記録し、再生方
向に応じた順序で読み出して復号することができる。こ
れにより、逆方向再生等の特殊再生機能を向上すること
ができる。
【0018】映像ディスク媒体から読み取った符号化画
像データを前記メモリに記録する際の記録位置を特定す
るための情報を生成し、前記メモリに記録してもよい。
これにより、ランダムアクセスを容易とし、再生方向に
応じて容易に符号化画像データを読み出すことができ
る。
【0019】逆方向で再生する際に、映像ディスク媒体
に記録されている符号化画像データをグループ単位で遡
って読み取り、読み取った符号化画像データを前記メモ
リに記録し、逆方向の再生に応じた順序で、前記メモリ
に記録されている符号化画像データを読み出して復号し
てもよい。
【0020】この発明の第3の観点に係る記録媒体は、
コンピュータを、映像ディスク媒体に記録されているグ
ループ化された符号化画像データを読み取るデータ読取
手段と、少なくとも1つのグループ分の符号化画像デー
タに相当する記録容量を有するデータ記録手段と、前記
データ読取手段が読み取った符号化画像データを前記デ
ータ記録手段に記録し、再生方向に応じた順序で前記デ
ータ記録手段に記録されている符号化画像データを読み
出す記録制御手段と、前記記録制御手段が前記データ記
録手段から読み出した符号化画像データを画像データに
復号する復号手段と、前記復号手段により復号された画
像データをビデオ信号に変換するビデオエンコード手
段、として機能させるためのプログラムを記録し、コン
ピュータ読み取り可能であることを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の実施の形態に係る映像ディスク再生システムについ
て詳細に説明する。この映像ディスク再生システムは、
例えばDVD−Videoを再生するDVD再生装置と
いった映像ディスク媒体を再生するためのものであり、
例えば図1に示す光ディスク1に記録されている画像デ
ータを読み出し、ビデオデータ43を復元して出力す
る。
【0022】図1は、この発明の映像ディスク再生シス
テムの構成を示す図である。図示するように、この映像
ディスク再生システムは、信号再生部10と、メモリコ
ントローラ20と、第1のメモリ21と、MPEG2
(Moving Picture Experts Group phase 2)復号部22
と、第2のメモリ23と、ビデオエンコーダ24と、コ
ントローラ25とを備えている。
【0023】信号再生部10は、光ディスク1に記録さ
れている画像データを読み出すためのものであり、サー
ボ処理部11と、光ピックアップ12と、ディスクモー
タ13と、アンプ/信号処理部14と、スピンドル15
とを備えている。
【0024】サーボ処理部11は、光ピックアップ12
及びディスクモータ13の動作をサーボ制御するための
ものである。
【0025】光ピックアップ12は、例えば半導体レー
ザ、フォトディテクタ等から構成され、光ビーム16を
光ディスク1に照射して反射光を検出することにより、
光ディスク1に記録されている画像データを読み取るた
めのものである。光ピックアップ12は、読み取った画
像データをアンプ/信号処理部14に送る。
【0026】ディスクモータ13は、スピンドル15に
セットされた光ディスク1を回転駆動するためのもので
ある。
【0027】アンプ/信号処理部14は、光ピックアッ
プ12が読み取った画像データの増幅や波形成形等とい
った信号処理を施すためのものである。アンプ/信号処
理部14は、信号処理を施した画像データをMPEG2
データ41としてメモリコントローラ20に送る。
【0028】メモリコントローラ20は、アンプ/信号
処理部14から受けたMPEG2データ41を第1のメ
モリ21に記録し、所要の再生フォーマット、すなわ
ち、順方向や逆方向等の再生方向、標準速再生や高速再
生等の再生方式に従った所定の順序で読み出して、MP
EG2データ42としてMPEG2復号部22に供給す
る。
【0029】第1のメモリ21は、例えばリングバッフ
ァを含んだRAM(Random AccessMemory)等から構成
され、メモリコントローラ20の制御に従って、MPE
G2データ41を記録する。ここで、第1のメモリ21
は、GOP(Group Of Picture)といった形式でグルー
プ化されたMPEG2データ41を、1つのグループに
相当する分量以上記録することができる記録容量を有す
る。
【0030】MPEG2復号部22は、メモリコントロ
ーラ20から供給されたデータを復号して、ビデオエン
コーダ24に送る。第2のメモリ23は、MPEG2復
号部22がデータを復号する際に発生する各種データを
一時的に記録するためのものである。
【0031】ビデオエンコーダ24は、MPEG2復号
部22が復号したデータをビデオデータ43に変換して
出力するためのものである。
【0032】コントローラ25は、例えばマイクロプロ
セッサを用いたCPU(Central Processing Unit)等
から構成され、サーボ処理部11、アンプ/信号処理部
14、MPEG2復号部22及びメモリコントローラ2
0の動作を制御するためのものである。
【0033】以下に、この発明の実施の形態に係る映像
ディスク再生システムの動作を説明する。この映像ディ
スク再生システムは、信号再生部10と、MPEG2復
号部22との間に、メモリコントローラ20及び第1の
メモリ21を備え、光ディスク1から読み取ったMPE
G2データ41を記録して、復号する順序を調整する。
【0034】図2(a)〜(f)は、第1のメモリ21
がMPEG2データ41を記録する際のデータ配置を示
すメモリマップを例示する図である。ここで、信号再生
部10は、光ディスク1に記録されている画像データを
読み取り、アンプ/信号処理部14が図3(a)に示す
ような順方向再生に従った順序で画像データI
,B(x,y,z=i,i+1,…;iは任意の
整数)からなるMPEG2データ41をメモリコントロ
ーラ20に送るものとする。
【0035】なお、画像データIは、MPEG2デー
タにおけるIピクチャ(I-picture;Intra-coded Pictu
re)に相当するフレーム内符号化画像データである。ま
た、画像データPは、MPEG2データにおけるPピ
クチャ(P-picture;Predictive-coded Picture)に相
当するフレーム間順方向予測符号化画像データである。
また、画像データBは、MPEG2データにおけるB
ピクチャ(B-Picture;Bidirectionally predictionary
-coded Picture)に相当する双方向予測符号化画像デー
タである。
【0036】メモリコントローラ20は、アンプ/信号
処理部14から受けたMPEG2データ41を、図2
(a)に示すメモリマップに従った順序で、例えば第1
のメモリ21が備えるリングバッファに記録する。この
際、メモリコントローラ20は、各画像データI,P
,Bの先頭アドレス等を示す記録制御情報pI
pP,pBを、図2(b)に示すメモリマップに従
った順序で、第1のメモリ21のリングバッファ以外の
領域に記録する。
【0037】ここで、記録制御情報pI,pP,p
は、図4に示すように、ピクチャの種類を示す情報
PCTと、先頭アドレスを示す情報ADRと、ピクチャ
の長さを示す情報LENとを備えている。ピクチャの種
類を示す情報PCTは、例えば”001”がIピクチ
ャ、”010”がPピクチャ、”011”がBピクチャ
を示す。これにより、メモリコントローラ20は、第1
のメモリ21に記録されている画像データI,P
へのランダムアクセスを容易にすることができる。
【0038】次に、メモリコントローラ20は、順方向
再生の場合、第1のメモリ21に記録されている画像デ
ータI,P,Bを、正順、つまり第1のメモリ2
1に記録した順序に従って読み出し、MPEG2データ
42としてMPEG2復号部22に供給する。あるい
は、メモリコントローラ20は、順方向再生の場合、M
PEG2データ41を、第1のメモリ21に記録するこ
となく直接MPEG2データ42としてMPEG2復号
部22に供給する。
【0039】この後、メモリコントローラ20は、図2
(c)及び(d)に示すように、第1のメモリ21に順
次MPEG2データ41を記録し、記録制御情報p
,pP,pBを更新する。この際、メモリコン
トローラ20からMPEG2復号部22に供給されるM
PEG2データ42は、図3(a)に示すような順方向
再生に適合した順序となり、また、ビデオエンコーダ2
4によりエンコードされたビデオデータ43は、図
(b)に示すような順序となる。
【0040】MPEG2復号部22は、メモリコントロ
ーラ20から順方向再生に適合した順序でMPEG2デ
ータ42を受けると、図5のフローチャートに示す順方
向デコード処理を実行する。ここで、MPEG2復号部
22は、MPEG2データ42が予測符号化を施されて
いることから、参照画像Ref1,Ref2を用いて復
号を行う。すなわち、MPEG2復号部22は、Pピク
チャに相当する画像データPを復号する際に、参照画
像Ref1を参照する。また、Bピクチャに相当する画
像データBを復号する際には、MPEG2復号部22
は、前方参照画像として参照画像Ref1を参照し、後
方参照画像として参照画像Ref2を参照する。
【0041】順方向デコード処理を開始すると、MPE
G2復号部22は、Iピクチャに相当する画像データI
を検出するまで待機し(ステップS11にてNO)、
Iピクチャを検出すると(ステップS11にてYE
S)、デコードしたIピクチャを参照画像Ref1とし
て、第2のメモリ23に記録する(ステップS12)。
【0042】MPEG2復号部22は、次のIピクチャ
に相当する画像データI又はPピクチャに相当する画
像データPを検出するまで待機し(ステップS13に
てNO)、検出すると(ステップS13にてYES)、
デコードしたIピクチャ又はPピクチャを参照画像Re
f2として第2のメモリ23に記録し、参照画像Ref
1を出力する(ステップS14)。
【0043】MPEG2復号部22は、次に供給された
MPEG2データ42がBピクチャに相当する画像デー
タBであるか否かを判別し(ステップS15)、Bピ
クチャであると判別すると(ステップS15にてYE
S)、デコードしたBピクチャを出力する(ステップS
16)。この後、MPEG2復号部22は、MPEG2
データ42の供給が停止してデコードが終了したか否か
を判別し(ステップS17)、終了したと判別すると
(ステップS17にてYES)、順方向デコード処理を
終了する。
【0044】一方、MPEG2復号部22は、デコード
が終了していないと判別すると(ステップS17にてN
O)、処理を上記ステップS15にリターンして、メモ
リコントローラ20から供給されたMPEG2データ4
2がBピクチャに相当する画像データBであるか否か
を判別する。
【0045】ここで、MPEG2復号部22は、Bピク
チャでないと判別すると(ステップS15にてNO)、
MPEG2データ42がIピクチャに相当する画像デー
タI 又はPピクチャに相当する画像データPである
か否かを判別する(ステップS18)。
【0046】MPEG2復号部22は、Iピクチャに相
当する画像データI又はPピクチャに相当する画像デ
ータPであると判別すると(ステップS18にてYE
S)、第2のメモリ23に記録されている参照画像Re
f1を出力する。この際、MPEG2復号部22は、参
照画像Ref2を参照画像Ref1に書き換え、デコー
ドしたIピクチャ又はPピクチャを参照画像Ref2と
して第2のメモリ23に記録する(ステップS19)。
【0047】一方、MPEG2復号部22は、Iピクチ
ャに相当する画像データI又はPピクチャに相当する
画像データPでないと判別すると(ステップS18に
てNO)、処理を上記ステップS17に進め、デコード
が終了したか否かを判別する。このようにして、MPE
G2復号部22は、メモリコントローラ20から供給さ
れるMPEG2データ42を復号することにより、順方
向再生に従った画像データを復元することができる。
【0048】次に、メモリコントローラ20は、逆方向
再生の場合、第1のメモリ21が備えるリングバッファ
に順方向再生に従った順序で記録されている最後のデー
タ、すなわちMPEG2データ42として読み出される
画像データI,P,Bの最後のデータの次のアド
レスに、グループ化されたMPEG2データ41におけ
る1グループ分だけ前方のMPEG2データ41を順次
書き込む。
【0049】例えば、図3(c)に示すように、画像デ
ータBi+4まで順方向で再生し、画像データBi+4
のMPEG2データ42を出力中に、逆方向再生に切り
替わったものとする。
【0050】この際、コントローラ25は、サーボ処理
部11を制御して、光ディスク1に記録されている画像
データを、GOPといったグループ単位で順次遡って光
ピックアップ12に読み取らせる。
【0051】メモリコントローラ20は、第1のメモリ
21にアンプ/信号処理部14から受けたMPEG2デ
ータ41を、図2(e)のメモリマップに示す順序で第
1のメモリ21が備えるリングバッファに記録する。こ
の際、メモリコントローラ20は、各画像データI
,Bの先頭アドレス等を示す記録制御情報p
,pP,pBを、図2(f)に示すメモリマッ
プに従った順序で、第1のメモリ21のリングバッファ
以外の領域に記録する。すなわち、メモリコントローラ
20は、画像データBi+4の次から、画像データIi
−6、画像データBi−5〜画像データBi−1、…と
いった順序で、1グループ前のMPEG2データ41を
順次第1のメモリ21に記録する。
【0052】メモリコントローラ20は、第1のメモリ
21のリングバッファに記録されているデータを、図3
(c)に示すように、画像データIi−6、画像データ
Pi−3、…という順序で読み出して、MPEG2デー
タ42としてMPEG2復号部22に供給する。このと
き、ビデオエンコーダ24が出力するビデオデータ43
は、図3(d)に示すような順序となり、参照画像Re
f1及びRef2は、それぞれ図3(e)及び図3
(f)に示すような順序となる。
【0053】ここで、MPEG2復号部22は、逆方向
再生の際、メモリコントローラ20からMPEG2デー
タ42を受けると、図6のフローチャートに示す逆方向
デコード処理を実行する。
【0054】逆方向デコード処理を開始すると、MPE
G2復号部22は、メモリコントローラ20から受けた
MPEG2データ42がIピクチャに相当する画像デー
タI であるか否かを判別する(ステップS21)。
【0055】MPEG2復号部22は、MPEG2デー
タ41がIピクチャに相当すると判別すると(ステップ
S21にてYES)、第2のメモリ23に記録されてい
る参照画像Ref2を参照画像Ref1に書き換え、デ
コードしたIピクチャを参照画像Ref1として第2の
メモリ23に記録する(ステップS22)。
【0056】この後、MPEG2復号部22は、次に供
給されたMPEG2データ42がIピクチャに相当する
画像データI又はPピクチャに相当する画像データP
であるか否かを判別する(ステップS23)。MPE
G2復号部22は、Iピクチャに相当する画像データI
又はPピクチャに相当する画像データPであると判
別すると(ステップS23にてYES)、デコードした
Iピクチャ又はPピクチャを参照画像Ref1として第
2のメモリ23に記録する(ステップS24)。さら
に、MPEG2復号部22は、次に供給されるMPEG
2データ42がBピクチャに相当する画像データB
あるか否かを判別し(ステップS25)、Bピクチャに
相当する画像データBであると判別すると(ステップ
S25にてYES)、第2のメモリ23に記録されてい
る参照画像Ref2を出力する(ステップS26)。
【0057】さらに、MPEG2復号部22は、次に供
給されたMPEG2データ42がBピクチャに相当する
画像データBであるか否かを判別し(ステップS2
7)、Bピクチャに相当する画像データBであると判
別すると(ステップS27にてYES)、デコードした
Bピクチャを出力した後(ステップS28)、処理をス
テップS27にリターンする。
【0058】なお、MPEG2復号部22は、上記ステ
ップS21にてMPEG2データ42がIピクチャに相
当する画像データIでないと判別すると(ステップS
21にてNO)、処理をステップS27に進める。ま
た、MPEG2復号部22は、上記ステップS23に
て、MPEG2データ42がIピクチャに相当する画像
データI又はPピクチャに相当する画像データP
ないと判別すると(ステップS23にてNO)、処理を
ステップS27に進める。また、MPEG2復号部22
は、上記ステップS25にてMPEG2データ42がB
ピクチャに相当する画像データBでないと判別すると
(ステップS25にてNO)、処理をステップS23に
リターンする。
【0059】さらに、MPEG2復号部2は、上記ステ
ップS27にてMPEG2データ42がBピクチャに相
当する画像データBでないと判別すると(ステップS
27にてNO)、MPEG2データ42の供給が停止し
てデコードが終了したか否かを判別し(ステップS2
9)、終了したと判別すると(ステップS29にてYE
S)、逆方向デコード処理を終了する。
【0060】一方、MPEG2復号部22は、デコード
が終了していないと判別すると(ステップS29にてN
O)、処理を上記ステップS21にリターンして、メモ
リコントローラ20から供給されたMPEG2データ4
2がIピクチャに相当する画像データIであるか否か
を判別する。
【0061】なお、DVDでは、ビデオデータのビット
レートは、9.8Mbps以下であり、整数個のGOP
を含む1VOBU(Video Object Unit)の再生時間が
0.4〜1.0秒と規定されていることから、第1のメ
モリ21が備えるバッファメモリとして必要な記録容量
は、平均で9.8Mビット=1.225Mバイトとな
る。
【0062】以上説明したように、この発明によれば、
信号再生部10とMPEG2復号部22の間に、メモリ
コントローラ20及び第1のメモリ21を備え、順方向
又は逆方向に再生するための画像データを適切な順序で
復号することができる。これにより、逆方向再生のよう
な特殊再生のための処理を軽減することができ、特殊再
生機能を向上することができる。
【0063】この発明は、上記実施の形態に限定され
ず、様々な変形及び応用が可能である。例えば、上記実
施の形態では、光ディスク1を再生して画像データ
,P,BからなるMPEG2データを復元する
ものとして説明したが、これに限定されず、光ディスク
1を再生してオーディオデータ等を同時に復元してもよ
い。また、MPEG2のビデオデータに限らず、ビデオ
CD等で用いられるMPEG1のビデオデータを復元す
る場合にも適用可能である。
【0064】また、この発明の映像ディスク再生システ
ムは、専用のシステムとして構成することなく、映像デ
ィスク媒体を再生可能な通常のコンピュータシステムを
用いて実現することができる。例えば、コンピュータシ
ステムに上述の動作を実行するためのプログラムを記録
した媒体(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−R
OM、MO等)から該プログラムをインストールするこ
とにより、上述の処理を実行する映像ディスク再生シス
テムを構築することができる。インストールによって、
当該プログラムは、コンピュータシステム内のハードデ
ィスク等の媒体に記録され、映像ディスク再生システム
を構成し、実行に供される。
【0065】また、インターネット等の通信ネットワー
ク上に設けたFTP(File Transfer Protocol)サーバ
に当該プログラムを登録し、FTPクライアントにネッ
トワークを介して配信してもよく、通信ネットワークの
電子掲示板(BBS;Bulletin Board System)等に該
プログラムを登録し、これをネットワークを介して配信
してもよい。そして、このプログラムを起動し、OS
(Operating System)の制御下において実行することに
より、上述の処理を達成することができる。さらに、通
信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動
実行することによっても、上述の処理を達成することが
できる。
【0066】
【発明の効果】以上の説明のように、この発明によれ
ば、映像ディスク媒体から所定のグループ単位で読み取
った画像データをメモリに記録し、再生方向に従った順
序で読み出して復号することにより、逆方向再生等の特
殊再生機能を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る映像ディスク再生
システムの構成を示す図である。
【図2】第1のメモリがMPEG2データを記録する際
のデータ配置を示すメモリマップである。
【図3】画像データを再生する順序を説明するための図
である。
【図4】記録制御情報の構成を示す図である。
【図5】順方向デコード処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図6】逆方向デコード処理を説明するためのフローチ
ャートである。
【図7】従来の映像ディスク再生システムが画像データ
を再生する際の動作を説明するための図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 10 信号再生部 11 サーボ処理部 12 光ピックアップ 13 ディスクモータ 14 アンプ/信号処理部 15 スピンドル 20 メモリコントローラ 21、23 メモリ 22 MPEG2復号部 24 ビデオエンコーダ 25 コントローラ 41、42 MPEG2データ 43 ビデオデータ Ref1、Ref2 参照画像 I、P、B 画像データ pI、pP、pB 記録制御情報

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像ディスク媒体に記録されているグルー
    プ化された符号化画像データを読み取るデータ読取手段
    と、 少なくとも1つのグループ分の符号化画像データに相当
    する記録容量を有するデータ記録手段と、 前記データ読取手段が読み取った符号化画像データを前
    記データ記録手段に記録し、再生方向に応じた順序で、
    前記データ記録手段に記録されている符号化画像データ
    を読み出す記録制御手段と、 前記記録制御手段が前記データ記録手段から読み出した
    符号化画像データを画像データに復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された画像データをビデオ信号
    に変換するビデオエンコード手段とを備える、 ことを特徴とする映像ディスク再生システム。
  2. 【請求項2】前記記録制御手段は、前記データ読取手段
    が読み取った符号化画像データを前記データ記録手段に
    記録する際の記録位置を特定するための情報を生成し、
    前記データ記録手段に記録する、 ことを特徴とする請求項1に記載の映像ディスク再生シ
    ステム。
  3. 【請求項3】前記記録制御手段は、順方向で再生する際
    に、前記データ読取手段が読み取った符号化画像データ
    を順次前記復号手段に供給する、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の映像ディスク
    再生システム。
  4. 【請求項4】前記データ読取手段は、逆方向で再生する
    際に、映像ディスク媒体に記録されている符号化画像デ
    ータをグループ単位で遡って読み取り、 前記記録制御手段は、前記データ読取手段がグループ単
    位で遡って読み取った符号化画像データを前記データ記
    録手段に記録し、逆方向の再生に応じた順序で、前記デ
    ータ記録手段に記録されている符号化画像データを読み
    出して前記復号手段に供給する、 ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の映像ディ
    スク再生システム。
  5. 【請求項5】前記データ読取手段は、予測符号化により
    グループ化された符号化画像データを読み取る、 ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載
    の映像ディスク再生システム。
  6. 【請求項6】前記復号手段は、前記記録制御手段から供
    給される予測符号化された符号化画像データを復号する
    ための参照画像を記録する画像記録手段を備え、 前記記録制御手段は、前記データ記録手段に記録されて
    いる符号化画像データを、前記復号手段が予測符号化さ
    れた符号化画像データを復号可能となる順序で読み出し
    て、前記復号手段に供給する、 ことを特徴とする請求項5に記載の映像ディスク再生シ
    ステム。
  7. 【請求項7】前記記録制御手段は、前記データ読取手段
    が読み取った符号化画像データに該当するピクチャを特
    定するための情報を生成し、前記データ記録手段に記録
    する、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載の映像ディスク
    再生システム。
  8. 【請求項8】映像ディスク媒体に記録されているグルー
    プ化された符号化画像データを読み取り、読み取った符
    号化画像データを少なくとも1つのグループ分の符号化
    画像データに相当する記録容量を有するメモリに記録
    し、再生方向に応じた順序で、前記メモリに記録されて
    いる符号化画像データを読み出して復号し、ビデオ信号
    に変換して出力する、 ことを特徴とする映像ディスク再生方法。
  9. 【請求項9】映像ディスク媒体から読み取った符号化画
    像データを前記メモリに記録する際の記録位置を特定す
    るための情報を生成し、前記メモリに記録する、 ことを特徴とする請求項8に記載の映像ディスク再生方
    法。
  10. 【請求項10】逆方向で再生する際に、映像ディスク媒
    体に記録されている符号化画像データをグループ単位で
    遡って読み取り、読み取った符号化画像データを前記メ
    モリに記録し、逆方向の再生に応じた順序で、前記メモ
    リに記録されている符号化画像データを読み出して復号
    する、 ことを特徴とする請求項8又は9に記載の映像ディスク
    再生方法。
  11. 【請求項11】コンピュータを、 映像ディスク媒体に記録されているグループ化された符
    号化画像データを読み取るデータ読取手段と、 少なくとも1つのグループ分の符号化画像データに相当
    する記録容量を有するデータ記録手段と、 前記データ読取手段が読み取った符号化画像データを前
    記データ記録手段に記録し、再生方向に応じた順序で前
    記データ記録手段に記録されている符号化画像データを
    読み出す記録制御手段と、 前記記録制御手段が前記データ記録手段から読み出した
    符号化画像データを画像データに復号する復号手段と、 前記復号手段により復号された画像データをビデオ信号
    に変換するビデオエンコード手段、 として機能させるためのプログラムを記録したコンピュ
    ータ読み取り可能な記録媒体。
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WO2021090608A1 (ja) * 2019-11-05 2021-05-14 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置およびファイル生成方法

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