JP2001313192A - 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置 - Google Patents
電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置Info
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- JP2001313192A JP2001313192A JP2000131171A JP2000131171A JP2001313192A JP 2001313192 A JP2001313192 A JP 2001313192A JP 2000131171 A JP2000131171 A JP 2000131171A JP 2000131171 A JP2000131171 A JP 2000131171A JP 2001313192 A JP2001313192 A JP 2001313192A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】放電灯始動時にインバータ回路の出力が十分に
得られるようにすること。又、インバータ回路からの電
源側への高周波ノイズを効果的に低減すること。 【解決手段】部分平滑回路PSと1石式のインバータ回
路INVと出力変動制御回路CTLを組み合わせた電源
装置において、分圧抵抗R1´,R2´と平滑コンデンサ
C8´による入力電圧検出回路DETを、第1のダイオ
ードD1 のアノード側と基準電位点間に接続する。入力
電圧検出回路DETの直流検出電圧が所定値より上昇し
た時に、制御回路CTLはインバータ回路INVの出力
を下げて安定化させるように制御する。第1のダイオー
ドD1 のアノード側は高周波電位がないため、負荷であ
る放電灯の始動時でも上記直流検出電圧には高周波電位
変動に基づく影響がなく、従って始動時には、制御回路
CTLではインバータ出力を絞る制御が行なわれず、効
果的に負荷回路LDに対して十分な出力を供給すること
ができる。
得られるようにすること。又、インバータ回路からの電
源側への高周波ノイズを効果的に低減すること。 【解決手段】部分平滑回路PSと1石式のインバータ回
路INVと出力変動制御回路CTLを組み合わせた電源
装置において、分圧抵抗R1´,R2´と平滑コンデンサ
C8´による入力電圧検出回路DETを、第1のダイオ
ードD1 のアノード側と基準電位点間に接続する。入力
電圧検出回路DETの直流検出電圧が所定値より上昇し
た時に、制御回路CTLはインバータ回路INVの出力
を下げて安定化させるように制御する。第1のダイオー
ドD1 のアノード側は高周波電位がないため、負荷であ
る放電灯の始動時でも上記直流検出電圧には高周波電位
変動に基づく影響がなく、従って始動時には、制御回路
CTLではインバータ出力を絞る制御が行なわれず、効
果的に負荷回路LDに対して十分な出力を供給すること
ができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交流電源からの入
力電流の歪を改善可能な部分平滑回路と1石式のインバ
ータ回路と出力変動制御回路とを用いて構成される電源
装置、放電灯点灯装置及び照明装置に関する。
力電流の歪を改善可能な部分平滑回路と1石式のインバ
ータ回路と出力変動制御回路とを用いて構成される電源
装置、放電灯点灯装置及び照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、交流電源を整流し平滑して得た直
流電圧を、スイッチング素子をオン,オフさせることに
よって交流電圧に変換して負荷に供給するインバータ回
路を用いた電源装置が知られている。このような電源装
置では、交流電源からの入力電流の歪を改善することが
要求されている。
流電圧を、スイッチング素子をオン,オフさせることに
よって交流電圧に変換して負荷に供給するインバータ回
路を用いた電源装置が知られている。このような電源装
置では、交流電源からの入力電流の歪を改善することが
要求されている。
【0003】そこで、交流電源ACをダイオードブリッ
ジのような全波整流回路で整流し、該全波整流電圧(直
流出力電圧)を、高周波バイパス回路を介し、上記入力
電流の歪を改善する目的の部分平滑回路を通した後、イ
ンバータ回路により高周波交流電圧に変換して負荷回路
LDに供給する電源装置が開発されている。
ジのような全波整流回路で整流し、該全波整流電圧(直
流出力電圧)を、高周波バイパス回路を介し、上記入力
電流の歪を改善する目的の部分平滑回路を通した後、イ
ンバータ回路により高周波交流電圧に変換して負荷回路
LDに供給する電源装置が開発されている。
【0004】このような電源装置の公知例として、特開
平10−215582号公報に記載されているものがあ
る。該公報には、全波整流後の入力電圧を検出して入力
電圧が低いときに(即ち全波整流電圧における電源ゼロ
クロス付近を検出したときに)制御手段でインバータ回
路の出力を大きくし、第2のコンデンサC2 の電位を入
力電圧より低くして、入力電流を負荷に流し、入力電圧
が低いときでも入力電流に含まれる高調波を低減する、
ことが記載されている。
平10−215582号公報に記載されているものがあ
る。該公報には、全波整流後の入力電圧を検出して入力
電圧が低いときに(即ち全波整流電圧における電源ゼロ
クロス付近を検出したときに)制御手段でインバータ回
路の出力を大きくし、第2のコンデンサC2 の電位を入
力電圧より低くして、入力電流を負荷に流し、入力電圧
が低いときでも入力電流に含まれる高調波を低減する、
ことが記載されている。
【0005】しかしながら、上記の公知例では、全波整
流電圧における電源半周期での入力電圧の高低を検出す
るものであり、その入力電圧が高いときには、スイッチ
ング素子Q1 の発振周波数は高い状態を維持するので、
インバータ回路の出力はそのままである(上記公報の
流電圧における電源半周期での入力電圧の高低を検出す
るものであり、その入力電圧が高いときには、スイッチ
ング素子Q1 の発振周波数は高い状態を維持するので、
インバータ回路の出力はそのままである(上記公報の
【0027】参照)、と記載されている。つまり、公知
例では、入力電圧が低い部分即ち電源ゼロクロス付近を
検出するために入力電圧検出手段7が設けられており、
電源ゼロクロス付近を検出したときにのみ制御手段でイ
ンバータ回路の出力を増加させるものである。従って、
入力電圧(全波整流電圧)を平滑して得られる直流的な
電圧変動を検出し、その検出電圧が高いときに制御手段
でインバータ回路の出力を抑えるように補正することに
ついては記載されていない。換言すれば、公知例は、入
力電源電圧が上昇したときにインバータ回路の出力が過
剰に上昇するのを制限(防止)するよう制御するものでな
いことは明らかである。
例では、入力電圧が低い部分即ち電源ゼロクロス付近を
検出するために入力電圧検出手段7が設けられており、
電源ゼロクロス付近を検出したときにのみ制御手段でイ
ンバータ回路の出力を増加させるものである。従って、
入力電圧(全波整流電圧)を平滑して得られる直流的な
電圧変動を検出し、その検出電圧が高いときに制御手段
でインバータ回路の出力を抑えるように補正することに
ついては記載されていない。換言すれば、公知例は、入
力電源電圧が上昇したときにインバータ回路の出力が過
剰に上昇するのを制限(防止)するよう制御するものでな
いことは明らかである。
【0006】一方、他の従来例として、入力電圧(全波
整流電圧)を平滑して得られる直流電圧の変動に対して
制御手段でインバータ回路の出力が変動するのを抑える
(補正する)ことができるようにした電源装置が開発さ
れている。
整流電圧)を平滑して得られる直流電圧の変動に対して
制御手段でインバータ回路の出力が変動するのを抑える
(補正する)ことができるようにした電源装置が開発さ
れている。
【0007】図5は、部分平滑回路と1石式のインバー
タ回路と出力変動制御回路を組み合わせた従来の電源装
置の回路図を示している。ここでは、負荷回路LDとし
て放電灯FLを用いた放電灯点灯装置について説明す
る。
タ回路と出力変動制御回路を組み合わせた従来の電源装
置の回路図を示している。ここでは、負荷回路LDとし
て放電灯FLを用いた放電灯点灯装置について説明す
る。
【0008】図5において、電源装置は、交流電源AC
からの電圧をフィルタ回路FILを介してダイオードブ
リッジのような全波整流回路RECに供給し、該全波整
流回路RECで全波整流した後、第1のコンデンサC1
,第1のダイオードD1 ,第2のコンデンサC2 から
成る高周波バイパス回路を介し、さらに部分平滑回路P
Sを介して1石式の高周波インバータ回路INVの両端
に供給する構成となっている。前記高周波バイパス回路
は、全波整流回路RECの出力端間に並列的に接続され
て、入力電源電圧保持機能及び高周波バイパス機能を有
する第1,第2のコンデンサC1 ,C2 と、該第1,第
2のコンデンサC1 ,C2 の正極側端子間に接続され
て、インバータ回路INV側からAC電源側への高周波
パルスの流入を阻止する機能を有する第1のダイオード
D1 とから構成されている。前記第1,第2のコンデン
サC1 ,C2 はほぼ同容量か、第2のコンデンサC2 の
方が第1のコンデンサC1 に比べて小さい容量とされて
いる。
からの電圧をフィルタ回路FILを介してダイオードブ
リッジのような全波整流回路RECに供給し、該全波整
流回路RECで全波整流した後、第1のコンデンサC1
,第1のダイオードD1 ,第2のコンデンサC2 から
成る高周波バイパス回路を介し、さらに部分平滑回路P
Sを介して1石式の高周波インバータ回路INVの両端
に供給する構成となっている。前記高周波バイパス回路
は、全波整流回路RECの出力端間に並列的に接続され
て、入力電源電圧保持機能及び高周波バイパス機能を有
する第1,第2のコンデンサC1 ,C2 と、該第1,第
2のコンデンサC1 ,C2 の正極側端子間に接続され
て、インバータ回路INV側からAC電源側への高周波
パルスの流入を阻止する機能を有する第1のダイオード
D1 とから構成されている。前記第1,第2のコンデン
サC1 ,C2 はほぼ同容量か、第2のコンデンサC2 の
方が第1のコンデンサC1 に比べて小さい容量とされて
いる。
【0009】部分平滑回路PSは、前記第1のダイオー
ドD1 のカソードと前記第2のコンデンサC2 の接続点
と、基準電位ラインLref との間に充電用コンデンサC
3 とコイルL1 とダイオードD2 の直列回路を接続し、
コイルL1 とダイオードD2のカソードとの接続点にダ
イオードD3 のアノードを接続して構成されている。
ドD1 のカソードと前記第2のコンデンサC2 の接続点
と、基準電位ラインLref との間に充電用コンデンサC
3 とコイルL1 とダイオードD2 の直列回路を接続し、
コイルL1 とダイオードD2のカソードとの接続点にダ
イオードD3 のアノードを接続して構成されている。
【0010】インバータ回路INVは、1石式自励式の
高周波インバータ回路で構成され、前記充電用コンデン
サC3 の正極側出力端と前記基準電位ラインLref との
間に第1の共振コンデンサC4 とスイッチング素子Q1
のコレクタ・エミッタとを直列に接続し、共振コンデン
サC4 とスイッチング素子Q1 のコレクタとの接続点を
前記部分平滑回路PSのダイオードD3 のカソードに接
続する一方共振コイルL2 を介してインバータコイルL
10の中点に接続している。なお、トランジスタQ1 のコ
レクタ・エミッタに並列に第2の共振コンデンサC5 が
接続している。また、前記充電用コンデンサC3 の正極
側出力端はインバータコイルL10の一端に接続する一方
放電灯FLの一方のフィラメントに接続し、コイルL10
の他端はトランスT1 の1次側コイルを介して放電灯F
Lのもう一方のフィラメントに接続している。前記充電
用コンデンサC3 の正極側出力端と前記トランスT1 の
1次側コイルの一端との間には、放電灯FLの一方のフ
ィラメントと予熱用コンデンサC6 と放電灯FLのもう
一方のフィラメントとが直列に接続されている。放電灯
FLと予熱用コンデンサC6 とは、負荷回路LDを構成
している。前記トランスT1 の2次側コイルの一端は共
振コンデンサC7 を直列に介してトランジスタQ1 のエ
ミッタ即ち基準電位ラインLref に接続しており、2次
側コイルの他端はトランジスタQ1 のベースに接続して
いる。トランスT1 の2次側コイルとコンデンサC7 は
共振回路を構成している。
高周波インバータ回路で構成され、前記充電用コンデン
サC3 の正極側出力端と前記基準電位ラインLref との
間に第1の共振コンデンサC4 とスイッチング素子Q1
のコレクタ・エミッタとを直列に接続し、共振コンデン
サC4 とスイッチング素子Q1 のコレクタとの接続点を
前記部分平滑回路PSのダイオードD3 のカソードに接
続する一方共振コイルL2 を介してインバータコイルL
10の中点に接続している。なお、トランジスタQ1 のコ
レクタ・エミッタに並列に第2の共振コンデンサC5 が
接続している。また、前記充電用コンデンサC3 の正極
側出力端はインバータコイルL10の一端に接続する一方
放電灯FLの一方のフィラメントに接続し、コイルL10
の他端はトランスT1 の1次側コイルを介して放電灯F
Lのもう一方のフィラメントに接続している。前記充電
用コンデンサC3 の正極側出力端と前記トランスT1 の
1次側コイルの一端との間には、放電灯FLの一方のフ
ィラメントと予熱用コンデンサC6 と放電灯FLのもう
一方のフィラメントとが直列に接続されている。放電灯
FLと予熱用コンデンサC6 とは、負荷回路LDを構成
している。前記トランスT1 の2次側コイルの一端は共
振コンデンサC7 を直列に介してトランジスタQ1 のエ
ミッタ即ち基準電位ラインLref に接続しており、2次
側コイルの他端はトランジスタQ1 のベースに接続して
いる。トランスT1 の2次側コイルとコンデンサC7 は
共振回路を構成している。
【0011】なお、スイッチング素子Q1 としてバイポ
ーラトランジスタを用いた場合には、コレクタ・エミッ
タ間に並列に逆導通用のダイオードが必要になるが、図
4の従来例では、ダイオードD2 ,D3 の直列回路がQ
1 の逆導通用ダイオードの機能を果たしているので、逆
導通用のダイオードを別に接続していない。
ーラトランジスタを用いた場合には、コレクタ・エミッ
タ間に並列に逆導通用のダイオードが必要になるが、図
4の従来例では、ダイオードD2 ,D3 の直列回路がQ
1 の逆導通用ダイオードの機能を果たしているので、逆
導通用のダイオードを別に接続していない。
【0012】さらに、第1のダイオードD1 のカソード
と基準電位ラインLref との間には、抵抗R1 ,R2 を
直列接続した分圧回路と、抵抗R2 に並列に接続された
平滑コンデンサC8 とで構成された入力電圧検出回路D
ETが配設されている。
と基準電位ラインLref との間には、抵抗R1 ,R2 を
直列接続した分圧回路と、抵抗R2 に並列に接続された
平滑コンデンサC8 とで構成された入力電圧検出回路D
ETが配設されている。
【0013】入力電圧検出回路DETの抵抗R1 ,R2
の接続点に得られる検出電圧は、次段の制御回路CTL
に供給される。制御回路CTLでは、前記検出電圧に応
じた制御信号を発生して、インバータ回路INVの前記
スイッチング素子Q1 のオフ時間を制御することで、イ
ンバータ回路INVの出力を制御するようになってい
る。
の接続点に得られる検出電圧は、次段の制御回路CTL
に供給される。制御回路CTLでは、前記検出電圧に応
じた制御信号を発生して、インバータ回路INVの前記
スイッチング素子Q1 のオフ時間を制御することで、イ
ンバータ回路INVの出力を制御するようになってい
る。
【0014】制御回路CTLは、ベースに前記検出回路
DETの検出電圧が供給されエミッタに図示しない直流
電源からの直流電圧Vccが供給されコレクタ電流が前記
検出電圧に応じて制御されるPNPトランジスタQ2
と、PNPトランジスタQ2 のコレクタ電流をトランジ
スタQ3 のベースに導くための抵抗R3 及びコンデンサ
C9 から成る回路と、ベースに前記コンデンサC9 の電
圧が供給されコレクタが基準電位ラインLref に接続に
されエミッタ電流が前記検出電圧の大小に逆比例するよ
うに制御されるNPNトランジスタQ3 と、で構成され
る。なお、上記トランジスタQ2,Q3はそれぞれのベー
スに供給される電圧に応じて導通抵抗が変わる可変抵抗
として機能する。
DETの検出電圧が供給されエミッタに図示しない直流
電源からの直流電圧Vccが供給されコレクタ電流が前記
検出電圧に応じて制御されるPNPトランジスタQ2
と、PNPトランジスタQ2 のコレクタ電流をトランジ
スタQ3 のベースに導くための抵抗R3 及びコンデンサ
C9 から成る回路と、ベースに前記コンデンサC9 の電
圧が供給されコレクタが基準電位ラインLref に接続に
されエミッタ電流が前記検出電圧の大小に逆比例するよ
うに制御されるNPNトランジスタQ3 と、で構成され
る。なお、上記トランジスタQ2,Q3はそれぞれのベー
スに供給される電圧に応じて導通抵抗が変わる可変抵抗
として機能する。
【0015】そして、上記制御回路CTLのトランジス
タQ3 のエミッタが上記スイッチング用トランジスタQ
1 のベースとトランスT1 の2次側コイルとの接続点に
接続された構成となっている。
タQ3 のエミッタが上記スイッチング用トランジスタQ
1 のベースとトランスT1 の2次側コイルとの接続点に
接続された構成となっている。
【0016】上記の電源装置の構成では、交流電源AC
が投入されると、入力電源電圧は全波整流回路RECで
全波整流され、第1のコンデンサC1 ,第1のダイオー
ドD1 ,及び第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を経て部分平滑回路PSの充電用コンデンサC
3 を充電し、前記全波整流回路RECの電圧が高周波バ
イパス回路を経て共振コイルL2 ,L10及び共振コンデ
ンサC4,C5から成る共振回路に供給され、スイッチン
グ用トランジスタQ1 がオフのときは該共振回路が共振
し、その共振電圧がコイルL10及びトランスT1 を介し
て負荷である放電灯FL両端の予熱コンデンサC6 に供
給されて共振することで放電灯FLが点灯するととも
に、トランスT1 の2次側共振回路によって共振電圧
(例えば数十KHzの高周波振動)がスイッチング用ト
ランジスタQ1 のベースに供給されて、トランジスタQ
1 のスイッチング動作が持続される。これによってイン
バータ回路INVは発振動作を持続し、負荷である放電
灯FLを点灯し続ける。
が投入されると、入力電源電圧は全波整流回路RECで
全波整流され、第1のコンデンサC1 ,第1のダイオー
ドD1 ,及び第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を経て部分平滑回路PSの充電用コンデンサC
3 を充電し、前記全波整流回路RECの電圧が高周波バ
イパス回路を経て共振コイルL2 ,L10及び共振コンデ
ンサC4,C5から成る共振回路に供給され、スイッチン
グ用トランジスタQ1 がオフのときは該共振回路が共振
し、その共振電圧がコイルL10及びトランスT1 を介し
て負荷である放電灯FL両端の予熱コンデンサC6 に供
給されて共振することで放電灯FLが点灯するととも
に、トランスT1 の2次側共振回路によって共振電圧
(例えば数十KHzの高周波振動)がスイッチング用ト
ランジスタQ1 のベースに供給されて、トランジスタQ
1 のスイッチング動作が持続される。これによってイン
バータ回路INVは発振動作を持続し、負荷である放電
灯FLを点灯し続ける。
【0017】なお、スイッチング素子であるトランジス
タQ1 のベースに構成された高周波共振回路では、トラ
ンジスタQ1 がオンの時はトランスT1 の2次側コイル
からQ1 のベース,エミッタを通り基準電位ラインLre
f ,コンデンサC7 の順に電流が流れてコンデンサC7
の基準電位側がプラスにそのトランス側がマイナスとな
る方向に充電され、トランジスタQ1 のオフ時にはコン
デンサC7 の基準電位側から放電し、基準電位ラインL
ref ,トランジスタQ3 のコレクタ,エミッタを通りト
ランスT1 の2次側コイルからコンデンサC7 のトラン
ス側へと電流が流れコンデンサC7 のトランス側がプラ
スにその基準電位側がマイナスとなる方向に充電され
る。この充放電の繰り返しによってトランジスタQ1 の
スイッチング動作が行なわれる。
タQ1 のベースに構成された高周波共振回路では、トラ
ンジスタQ1 がオンの時はトランスT1 の2次側コイル
からQ1 のベース,エミッタを通り基準電位ラインLre
f ,コンデンサC7 の順に電流が流れてコンデンサC7
の基準電位側がプラスにそのトランス側がマイナスとな
る方向に充電され、トランジスタQ1 のオフ時にはコン
デンサC7 の基準電位側から放電し、基準電位ラインL
ref ,トランジスタQ3 のコレクタ,エミッタを通りト
ランスT1 の2次側コイルからコンデンサC7 のトラン
ス側へと電流が流れコンデンサC7 のトランス側がプラ
スにその基準電位側がマイナスとなる方向に充電され
る。この充放電の繰り返しによってトランジスタQ1 の
スイッチング動作が行なわれる。
【0018】放電灯FLの点灯後、入力電源電圧が変動
し、第1のダイオードD1 のアノード側の電圧Vinが上
がり、第1のダイオードD1 のカソード側の電圧VDCが
上昇すると、入力電圧検出回路DETの抵抗R1 ,R2
の接続点に得られる検出電圧V1 も上がり、トランジス
タQ2 のコレクタから出力されるコレクタ電流I1 は減
少し、その結果トランジスタQ3 のエミッタから出力さ
れるエミッタ電流I2も減少するように動作する。従っ
て、スイッチング用トランジスタQ1 のオフ時における
コンデンサC7 の基準電位側よりトランジスタQ3 のコ
レクタ・エミッタを通してコンデンサC7 のトランス側
へ放電する電流が減少し、Q1 のベース回路の共振周期
におけるトランジスタQ1 のオフする時間が長くなり、
インバータ回路INVの出力を抑える。つまり、制御回
路CTLは、入力電源電圧が上昇すると、インバータ回
路INVの出力が上昇してしまわないように減少させる
よう制御する。
し、第1のダイオードD1 のアノード側の電圧Vinが上
がり、第1のダイオードD1 のカソード側の電圧VDCが
上昇すると、入力電圧検出回路DETの抵抗R1 ,R2
の接続点に得られる検出電圧V1 も上がり、トランジス
タQ2 のコレクタから出力されるコレクタ電流I1 は減
少し、その結果トランジスタQ3 のエミッタから出力さ
れるエミッタ電流I2も減少するように動作する。従っ
て、スイッチング用トランジスタQ1 のオフ時における
コンデンサC7 の基準電位側よりトランジスタQ3 のコ
レクタ・エミッタを通してコンデンサC7 のトランス側
へ放電する電流が減少し、Q1 のベース回路の共振周期
におけるトランジスタQ1 のオフする時間が長くなり、
インバータ回路INVの出力を抑える。つまり、制御回
路CTLは、入力電源電圧が上昇すると、インバータ回
路INVの出力が上昇してしまわないように減少させる
よう制御する。
【0019】負荷である放電灯FLの点灯時において
は、第1のダイオードD1 のカソード側の電圧をVDC
(点)とし、入力電圧検出回路DETの抵抗R1 ,R2 の
接続点に得られる検出電圧をV1(点)とすると、 V1(点)={ R2 /(R1+R2)}×VDC(点) と表される。従って、第1のダイオードD1 のカソード
側の電圧VDCが変われば、これに比例して入力電圧検出
回路DETの検出電圧V1 も変動することになる。
は、第1のダイオードD1 のカソード側の電圧をVDC
(点)とし、入力電圧検出回路DETの抵抗R1 ,R2 の
接続点に得られる検出電圧をV1(点)とすると、 V1(点)={ R2 /(R1+R2)}×VDC(点) と表される。従って、第1のダイオードD1 のカソード
側の電圧VDCが変われば、これに比例して入力電圧検出
回路DETの検出電圧V1 も変動することになる。
【0020】一方、第1のダイオードD1 のカソード側
の電圧VDCは、放電灯点灯時と放電灯始動時とでは大き
く異なっている。これを図6の点灯時の波形と図7の始
動時の波形とを参照しながら説明する。
の電圧VDCは、放電灯点灯時と放電灯始動時とでは大き
く異なっている。これを図6の点灯時の波形と図7の始
動時の波形とを参照しながら説明する。
【0021】図6は、放電灯点灯時における、第1のダ
イオードD1 のアノード側の電圧Vinと、第1のダイオ
ードD1 のカソード側の電圧VDC(点)とを示している。
第1のダイオードD1 のカソード側の電圧VDC(点)は、
アノード側の電圧Vinに対してインバータ回路INVの
影響で高周波成分が重畳した状態となっている。
イオードD1 のアノード側の電圧Vinと、第1のダイオ
ードD1 のカソード側の電圧VDC(点)とを示している。
第1のダイオードD1 のカソード側の電圧VDC(点)は、
アノード側の電圧Vinに対してインバータ回路INVの
影響で高周波成分が重畳した状態となっている。
【0022】また、図7は、放電灯始動時における、第
1のダイオードD1 のアノード側の電圧Vinと、第1の
ダイオードD1 のカソード側の電圧VDC(始)とを示して
いる。第1のダイオードD1 のカソード側の始動時の電
圧VDC(始)についても、図6の場合と同様にインバータ
回路INVの影響で高周波成分が重畳している。そし
て、図7に示した始動時の電圧VDC(始)は、図6に示し
た点灯時の電圧VDC(点)に比べて高周波成分の振幅が非
常に大きくなっている。
1のダイオードD1 のアノード側の電圧Vinと、第1の
ダイオードD1 のカソード側の電圧VDC(始)とを示して
いる。第1のダイオードD1 のカソード側の始動時の電
圧VDC(始)についても、図6の場合と同様にインバータ
回路INVの影響で高周波成分が重畳している。そし
て、図7に示した始動時の電圧VDC(始)は、図6に示し
た点灯時の電圧VDC(点)に比べて高周波成分の振幅が非
常に大きくなっている。
【0023】図6及び図7から明らかなように、 始動
時の電圧VDC(始)と点灯時の電圧VDC(点) とでは、VD
C(始)>VDC(点) の関係があるので、入力電圧検出回
路DETの検出電圧V1 についても、始動時の電圧V1
(始) は点灯時の電圧V1(点)よりも大きい。つまり、
V1(始) >V1(点) の関係が成立する。
時の電圧VDC(始)と点灯時の電圧VDC(点) とでは、VD
C(始)>VDC(点) の関係があるので、入力電圧検出回
路DETの検出電圧V1 についても、始動時の電圧V1
(始) は点灯時の電圧V1(点)よりも大きい。つまり、
V1(始) >V1(点) の関係が成立する。
【0024】従って、図5のような入力電圧検出回路D
ET及び出力変動制御回路CTLを備えた電源装置にお
いては、放電灯始動時は図7に示したように第1のダイ
オードD1 のカソード側の電圧VDC(始)が上昇する結
果、制御回路CTLによってインバータ回路INVの出
力を絞った状態に制御され易く、放電灯FLを点灯する
ことができるに足るだけのインバータ出力が得られない
場合があった。
ET及び出力変動制御回路CTLを備えた電源装置にお
いては、放電灯始動時は図7に示したように第1のダイ
オードD1 のカソード側の電圧VDC(始)が上昇する結
果、制御回路CTLによってインバータ回路INVの出
力を絞った状態に制御され易く、放電灯FLを点灯する
ことができるに足るだけのインバータ出力が得られない
場合があった。
【0025】さらに、図5の電源装置では、インバータ
回路INVからの高周波ノイズが交流電源側に回り込む
のを防ぐために、高周波バイパス回路やノイズ低減用の
フィルタ回路FILが配設されているものの、さらに交
流電源側に高周波ノイズが回り込むことがないようにす
る工夫が求められている。
回路INVからの高周波ノイズが交流電源側に回り込む
のを防ぐために、高周波バイパス回路やノイズ低減用の
フィルタ回路FILが配設されているものの、さらに交
流電源側に高周波ノイズが回り込むことがないようにす
る工夫が求められている。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、前述の公
知例は、入力電圧(全波整流電圧)を平滑して得られる
直流電圧の変動を検出し、その検出電圧が高いときに制
御回路でインバータ回路の出力を抑える(補正する)よ
うに制御するものではなかった。
知例は、入力電圧(全波整流電圧)を平滑して得られる
直流電圧の変動を検出し、その検出電圧が高いときに制
御回路でインバータ回路の出力を抑える(補正する)よ
うに制御するものではなかった。
【0027】また、入力電圧検出回路DET及び出力変
動制御回路CTLを備えた図5の従来例の電源装置にお
いては、第1のダイオードD1 のカソード側は高周波の
電位で振動しており、特に放電灯始動時には大きく振れ
るため、入力電圧検出回路DETの検出電圧によって出
力変動制御回路CTLが動作し易い。このため、放電灯
始動時は、制御回路CTLの動作によってインバータ回
路INVの出力を絞った状態となり易く、放電灯FLを
点灯可能とするだけのインバータ出力が得られないとい
う問題があった。
動制御回路CTLを備えた図5の従来例の電源装置にお
いては、第1のダイオードD1 のカソード側は高周波の
電位で振動しており、特に放電灯始動時には大きく振れ
るため、入力電圧検出回路DETの検出電圧によって出
力変動制御回路CTLが動作し易い。このため、放電灯
始動時は、制御回路CTLの動作によってインバータ回
路INVの出力を絞った状態となり易く、放電灯FLを
点灯可能とするだけのインバータ出力が得られないとい
う問題があった。
【0028】さらに、インバータ回路INVから電源側
へ回り込む高周波ノイズを効果的に低減する工夫が求め
られている状況にある。
へ回り込む高周波ノイズを効果的に低減する工夫が求め
られている状況にある。
【0029】そこで、本発明は上記の問題に鑑み、入力
電流歪の改善機能を有すると共に、放電灯始動時のイン
バータ回路出力が十分に得られる電源装置、放電灯点灯
装置及び照明装置を提供することを目的とするものであ
る。
電流歪の改善機能を有すると共に、放電灯始動時のイン
バータ回路出力が十分に得られる電源装置、放電灯点灯
装置及び照明装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0030】また、本発明は、インバータ回路からの電
源側への高周波ノイズを効果的に低減することができる
電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置を提供すること
を目的とするものである。
源側への高周波ノイズを効果的に低減することができる
電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置を提供すること
を目的とするものである。
【0031】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明によ
る電源装置は、交流電源からの電圧を全波整流する整流
回路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される
第1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間
に接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回
路と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平
滑回路と;共振コンデンサ及び共振コイルを有する共振
回路と、この共振回路に直列に接続されたスイッチング
素子とを備え、このスイッチング素子のスイッチング動
作により前記整流回路からの直流電圧を所定の周波数の
高周波電圧に変換し、負荷回路を駆動する1石式のイン
バータ回路と;前記第1のダイオードのアノード側の入
力電圧を平滑して得られる直流電圧を検出する入力電圧
検出回路と;前記入力電圧検出回路で検出された直流電
圧が所定値よりも高いときに前記インバータ回路の出力
を抑えるように制御する制御回路と;を具備したもので
ある。
る電源装置は、交流電源からの電圧を全波整流する整流
回路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される
第1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間
に接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回
路と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平
滑回路と;共振コンデンサ及び共振コイルを有する共振
回路と、この共振回路に直列に接続されたスイッチング
素子とを備え、このスイッチング素子のスイッチング動
作により前記整流回路からの直流電圧を所定の周波数の
高周波電圧に変換し、負荷回路を駆動する1石式のイン
バータ回路と;前記第1のダイオードのアノード側の入
力電圧を平滑して得られる直流電圧を検出する入力電圧
検出回路と;前記入力電圧検出回路で検出された直流電
圧が所定値よりも高いときに前記インバータ回路の出力
を抑えるように制御する制御回路と;を具備したもので
ある。
【0032】請求項1の発明において、前記整流回路は
例えばダイオードブリッジによる全波整流回路で構成さ
れる。前記スイッチング素子としては、例えばバイポー
ラトランジスタを用いる。
例えばダイオードブリッジによる全波整流回路で構成さ
れる。前記スイッチング素子としては、例えばバイポー
ラトランジスタを用いる。
【0033】スイッチング素子のスイッチング周波数
は、整流回路の出力周波数より高く、数十kHz以上が
好ましく、40〜50kHz程度がより好ましい。(以
上は以下の説明についても同様である。) 請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源装置におい
て、前記入力電圧検出回路は、前記第1のダイオードの
アノード側と基準電位点間に直列接続された第1,第2
の抵抗からなる分圧回路と;前記第2の抵抗に並列に接
続された平滑コンデンサと;で構成されることを特徴と
する。
は、整流回路の出力周波数より高く、数十kHz以上が
好ましく、40〜50kHz程度がより好ましい。(以
上は以下の説明についても同様である。) 請求項2記載の発明は、請求項1記載の電源装置におい
て、前記入力電圧検出回路は、前記第1のダイオードの
アノード側と基準電位点間に直列接続された第1,第2
の抵抗からなる分圧回路と;前記第2の抵抗に並列に接
続された平滑コンデンサと;で構成されることを特徴と
する。
【0034】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において、前記1石式のインバータ回路は、共振
コンデンサ及び共振コイルを有する共振回路と;この共
振回路に直列に接続されたスイッチング素子と;前記負
荷回路に並列接続され中点に前記共振コイルの一端が接
続されたインバータコイルと;該インバータコイルに直
列に1次側コイルが接続されたトランスと;前記スイッ
チング素子のベースとエミッタ間に設けられ、前記トラ
ンスの2次側コイルに直列接続した共振コンデンサと該
2次側コイルとで構成したベース側共振回路と;を備え
た自励式のインバータ回路で構成され、前記制御回路
は、ベースに前記入力電圧検出回路の検出電圧が供給さ
れエミッタに直流電源からの直流電圧が供給されコレク
タ出力電流が前記検出電圧に応じて制御されるPNP形
の第1のトランジスタと;該第1のトランジスタのコレ
クタ電流を第2のトランジスタのベースに導くための抵
抗及び積分コンデンサから成る回路と;ベースに前記積
分コンデンサの電圧が供給されコレクタが基準電位点に
接続されエミッタ出力電流が前記検出電圧の大小に逆比
例するように制御されるNPN形の第2のトランジスタ
と;で構成され、前記第2のトランジスタのエミッタ出
力電流は、前記スイッチング素子のベースと前記トラン
スの2次側コイルとの接続点に供給されることを特徴と
する。
源装置において、前記1石式のインバータ回路は、共振
コンデンサ及び共振コイルを有する共振回路と;この共
振回路に直列に接続されたスイッチング素子と;前記負
荷回路に並列接続され中点に前記共振コイルの一端が接
続されたインバータコイルと;該インバータコイルに直
列に1次側コイルが接続されたトランスと;前記スイッ
チング素子のベースとエミッタ間に設けられ、前記トラ
ンスの2次側コイルに直列接続した共振コンデンサと該
2次側コイルとで構成したベース側共振回路と;を備え
た自励式のインバータ回路で構成され、前記制御回路
は、ベースに前記入力電圧検出回路の検出電圧が供給さ
れエミッタに直流電源からの直流電圧が供給されコレク
タ出力電流が前記検出電圧に応じて制御されるPNP形
の第1のトランジスタと;該第1のトランジスタのコレ
クタ電流を第2のトランジスタのベースに導くための抵
抗及び積分コンデンサから成る回路と;ベースに前記積
分コンデンサの電圧が供給されコレクタが基準電位点に
接続されエミッタ出力電流が前記検出電圧の大小に逆比
例するように制御されるNPN形の第2のトランジスタ
と;で構成され、前記第2のトランジスタのエミッタ出
力電流は、前記スイッチング素子のベースと前記トラン
スの2次側コイルとの接続点に供給されることを特徴と
する。
【0035】請求項4記載の発明による電源装置は、交
流電源からの電圧を全波整流する整流回路と;前記整流
回路の出力端間に並列的に接続される第1,第2のコン
デンサとこれらのコンデンサの正極間に接続される第1
のダイオードを含む高周波バイパス回路と;前記高周波
バイパス回路の出力を平滑する部分平滑回路と;共振コ
ンデンサ及び共振コイルを有する共振回路と、この共振
回路に直列に接続されたスイッチング素子を備え、この
スイッチング素子のスイッチング動作により前記整流回
路からの直流電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換
し、負荷回路を駆動する1石式のインバータ回路と;前
記第1のダイオードのアノード側の入力電圧を平滑して
得られる直流電圧を検出する入力電圧検出回路と;前記
入力電圧検出回路で検出された直流電圧が所定値よりも
高いときに前記インバータ回路の出力を抑えるように制
御する制御回路と;を具備し、さらに、前記整流回路の
整流前の交流電源ラインの一線をコンデンサを介して基
準電位点に接続する一方、前記整流回路の整流後の出力
ラインの一方をコンデンサを介して基準電位点に接続し
たことを特徴とする。
流電源からの電圧を全波整流する整流回路と;前記整流
回路の出力端間に並列的に接続される第1,第2のコン
デンサとこれらのコンデンサの正極間に接続される第1
のダイオードを含む高周波バイパス回路と;前記高周波
バイパス回路の出力を平滑する部分平滑回路と;共振コ
ンデンサ及び共振コイルを有する共振回路と、この共振
回路に直列に接続されたスイッチング素子を備え、この
スイッチング素子のスイッチング動作により前記整流回
路からの直流電圧を所定の周波数の高周波電圧に変換
し、負荷回路を駆動する1石式のインバータ回路と;前
記第1のダイオードのアノード側の入力電圧を平滑して
得られる直流電圧を検出する入力電圧検出回路と;前記
入力電圧検出回路で検出された直流電圧が所定値よりも
高いときに前記インバータ回路の出力を抑えるように制
御する制御回路と;を具備し、さらに、前記整流回路の
整流前の交流電源ラインの一線をコンデンサを介して基
準電位点に接続する一方、前記整流回路の整流後の出力
ラインの一方をコンデンサを介して基準電位点に接続し
たことを特徴とする。
【0036】請求項5記載の発明による放電灯点灯装置
は、前記負荷回路は放電灯回路で構成され、該放電灯回
路の電源装置として請求項1〜4のいずれか1つに記載
の電源装置を用いたことを特徴とする。
は、前記負荷回路は放電灯回路で構成され、該放電灯回
路の電源装置として請求項1〜4のいずれか1つに記載
の電源装置を用いたことを特徴とする。
【0037】この説明において、放電灯は、蛍光ラン
プ、高輝度放電灯等どのような放電灯であってもよい。
(以上は以下の説明についても同様である。) 請求項6記載の発明による照明装置は、請求項5記載の
放電灯点灯装置と;この放電灯点灯装置における放電灯
が装着される照明器具本体と;を具備したことを特徴と
する。
プ、高輝度放電灯等どのような放電灯であってもよい。
(以上は以下の説明についても同様である。) 請求項6記載の発明による照明装置は、請求項5記載の
放電灯点灯装置と;この放電灯点灯装置における放電灯
が装着される照明器具本体と;を具備したことを特徴と
する。
【0038】請求項1の発明においては、部分平滑回路
と1石式のインバータ回路と出力変動制御回路を組み合
わせた電源装置において、分圧抵抗とコンデンサによる
入力電圧検出回路を第1のダイオードのアノード側に接
続した。第1のダイオードのアノード側は高周波電位が
ないため、負荷回路始動時でも高周波による電位変動が
なく従って入力電圧検出回路の検出電圧は点灯時のそれ
と同じでほぼ一定である。このため、負荷回路の始動時
でも、インバータ出力を抑制する制御回路が過剰に動作
しなくなる。そのため、始動時に、入力電圧検出による
インバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に
負荷回路に対して十分な出力を供給することができる。
加えて、部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電
流に含まれる高調波を低減)することができる。また、
スイッチング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回
路を使用しているので、部品点数の少ない簡単な構成の
電源装置を実現することができる。
と1石式のインバータ回路と出力変動制御回路を組み合
わせた電源装置において、分圧抵抗とコンデンサによる
入力電圧検出回路を第1のダイオードのアノード側に接
続した。第1のダイオードのアノード側は高周波電位が
ないため、負荷回路始動時でも高周波による電位変動が
なく従って入力電圧検出回路の検出電圧は点灯時のそれ
と同じでほぼ一定である。このため、負荷回路の始動時
でも、インバータ出力を抑制する制御回路が過剰に動作
しなくなる。そのため、始動時に、入力電圧検出による
インバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に
負荷回路に対して十分な出力を供給することができる。
加えて、部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電
流に含まれる高調波を低減)することができる。また、
スイッチング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回
路を使用しているので、部品点数の少ない簡単な構成の
電源装置を実現することができる。
【0039】請求項2の発明においては、入力電圧検出
回路は、分圧抵抗に並列に平滑コンデンサを接続した構
成としているので、全波整流された入力電圧を平滑して
得られる直流電圧の変動に対して制御回路が制御動作し
て、インバータ回路の出力変動を抑える(補正する)こ
とができる。
回路は、分圧抵抗に並列に平滑コンデンサを接続した構
成としているので、全波整流された入力電圧を平滑して
得られる直流電圧の変動に対して制御回路が制御動作し
て、インバータ回路の出力変動を抑える(補正する)こ
とができる。
【0040】請求項3の発明においては、交流電源の変
動により、入力電圧検出回路で検出された直流電圧が上
昇すれば、制御回路は、自励式の1石式インバータ回路
のベース側共振回路を制御して、該インバータ回路の出
力を抑えるように制御することができる。しかも、制御
回路の構成が公知例などと比べて極めて簡単である。
動により、入力電圧検出回路で検出された直流電圧が上
昇すれば、制御回路は、自励式の1石式インバータ回路
のベース側共振回路を制御して、該インバータ回路の出
力を抑えるように制御することができる。しかも、制御
回路の構成が公知例などと比べて極めて簡単である。
【0041】請求項4の発明においては、記整流回路の
整流前の交流電源ラインの一線と整流回路の整流後の出
力ラインの一方の2箇所をそれぞれコンデンサを介して
基準電位点に接続する構成としたことで、請求項1の発
明におけるインバータ回路で発生する高周波ノイズが交
流電源側に流入するのを、極めて効果的に低減すること
ができる。しかも、各コンデンサとしては大形のものを
用いる必要がない。
整流前の交流電源ラインの一線と整流回路の整流後の出
力ラインの一方の2箇所をそれぞれコンデンサを介して
基準電位点に接続する構成としたことで、請求項1の発
明におけるインバータ回路で発生する高周波ノイズが交
流電源側に流入するのを、極めて効果的に低減すること
ができる。しかも、各コンデンサとしては大形のものを
用いる必要がない。
【0042】請求項5の発明においては、負荷として放
電灯回路を用いた電源装置を構成する。放電灯始動時
に、入力電圧検出によるインバータ出力を抑制する制御
が行なわれず、効果的に放電灯に対して十分な出力を供
給できる放電灯点灯装置を実現することができる。加え
て、部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に
含まれる高調波を低減)することができる。また、スイ
ッチング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回路を
使用しているので、部品点数の少ない簡単な構成の放電
灯点灯装置を実現することができる。
電灯回路を用いた電源装置を構成する。放電灯始動時
に、入力電圧検出によるインバータ出力を抑制する制御
が行なわれず、効果的に放電灯に対して十分な出力を供
給できる放電灯点灯装置を実現することができる。加え
て、部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に
含まれる高調波を低減)することができる。また、スイ
ッチング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回路を
使用しているので、部品点数の少ない簡単な構成の放電
灯点灯装置を実現することができる。
【0043】請求項6の発明においては、請求項5の放
電灯点灯装置を照明器具本体内に搭載した照明装置を構
成する。従って、放電灯始動時に、入力電圧検出による
インバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に
放電灯に対して十分な出力を供給できる照明装置を実現
することができる。加えて、部分平滑回路により入力電
流歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)するこ
とができる。また、スイッチング素子を1つだけ用いた
1石式インバータ回路を使用しているので、部品点数の
少ない簡単な構成の照明装置を実現することができる。
電灯点灯装置を照明器具本体内に搭載した照明装置を構
成する。従って、放電灯始動時に、入力電圧検出による
インバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に
放電灯に対して十分な出力を供給できる照明装置を実現
することができる。加えて、部分平滑回路により入力電
流歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)するこ
とができる。また、スイッチング素子を1つだけ用いた
1石式インバータ回路を使用しているので、部品点数の
少ない簡単な構成の照明装置を実現することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態について図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電源
装置を示す回路図である。ここでは、電源装置の一例と
して、負荷回路LDに放電灯回路を用いた放電灯点灯装
置の構成を示している。
参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態の電源
装置を示す回路図である。ここでは、電源装置の一例と
して、負荷回路LDに放電灯回路を用いた放電灯点灯装
置の構成を示している。
【0045】図1において図5の従来例と異なる点は、
分圧回路と平滑コンデンサで構成される入力電圧検出回
路DETを、第1のダイオードのアノード側と基準電位
ラインLref 間に接続する構成としたものである。この
ようにすることで、結果的に、公知例(特開平10-21558
2号公報)における入力電圧検出手段の場合と同様にな
るが、本実施の形態の回路は公知例と以下の点で異なっ
ている。
分圧回路と平滑コンデンサで構成される入力電圧検出回
路DETを、第1のダイオードのアノード側と基準電位
ラインLref 間に接続する構成としたものである。この
ようにすることで、結果的に、公知例(特開平10-21558
2号公報)における入力電圧検出手段の場合と同様にな
るが、本実施の形態の回路は公知例と以下の点で異なっ
ている。
【0046】即ち、公知例では、入力電圧検出手段は電
源半周期における電圧の高低を検出し、制御手段はその
検出電圧が低いとき(即ち電源ゼロクロス付近のとき)
にインバータ回路の出力を大きくすることで、第2のコ
ンデンサの電位を入力電圧より低くし、電源ゼロクロス
付近においても入力電流が常に負荷に供給されるように
するものである。これに対して、本発明の実施の形態で
は、(1)入力電圧検出回路DETは入力電圧(全波整流
電圧)を平滑して得られる直流電圧(平均的な電圧)を
検出するものであることと、(2)制御回路CTLは入力
電圧検出回路DETの直流検出電圧が所定値よりも高く
なったときにインバータ回路INVの出力が上昇しない
ように制御を行なうものであること、の2点で大きく異
なっている。
源半周期における電圧の高低を検出し、制御手段はその
検出電圧が低いとき(即ち電源ゼロクロス付近のとき)
にインバータ回路の出力を大きくすることで、第2のコ
ンデンサの電位を入力電圧より低くし、電源ゼロクロス
付近においても入力電流が常に負荷に供給されるように
するものである。これに対して、本発明の実施の形態で
は、(1)入力電圧検出回路DETは入力電圧(全波整流
電圧)を平滑して得られる直流電圧(平均的な電圧)を
検出するものであることと、(2)制御回路CTLは入力
電圧検出回路DETの直流検出電圧が所定値よりも高く
なったときにインバータ回路INVの出力が上昇しない
ように制御を行なうものであること、の2点で大きく異
なっている。
【0047】以下に、本発明実施の形態の構成を述べ
る。図1において、電源装置は、交流電源ACからの電
圧をフィルタ回路FILを介してダイオードブリッジの
ような全波整流回路RECに供給し、該全波整流回路R
ECで全波整流後、第1のコンデンサC1 ,第1のダイ
オードD1 ,第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を介し、さらに部分平滑回路PSを介して1石
式の高周波インバータ回路INVの両端に供給される構
成となっている。前記高周波バイパス回路は、全波整流
回路RECの出力端間に並列的に接続され、入力電源電
圧保持機能及び高周波バイパス機能を有していて、全波
整流回路RECの直流出力端間に並列的に接続される第
1,第2のコンデンサC1 ,C2と、該第1,第2のコ
ンデンサC1 ,C2 の正極側端子間に順方向に接続され
て、インバータ回路INVからAC電源側への高周波パ
ルスの流入を阻止する機能を有する第1のダイオードD
1 とから構成されている。なお、前記第1,第2のコン
デンサC1 ,C2 はほぼ同容量とされるか、第2のコン
デンサC2 の方が第1のコンデンサC1 に比べて小さい
容量とされる。
る。図1において、電源装置は、交流電源ACからの電
圧をフィルタ回路FILを介してダイオードブリッジの
ような全波整流回路RECに供給し、該全波整流回路R
ECで全波整流後、第1のコンデンサC1 ,第1のダイ
オードD1 ,第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を介し、さらに部分平滑回路PSを介して1石
式の高周波インバータ回路INVの両端に供給される構
成となっている。前記高周波バイパス回路は、全波整流
回路RECの出力端間に並列的に接続され、入力電源電
圧保持機能及び高周波バイパス機能を有していて、全波
整流回路RECの直流出力端間に並列的に接続される第
1,第2のコンデンサC1 ,C2と、該第1,第2のコ
ンデンサC1 ,C2 の正極側端子間に順方向に接続され
て、インバータ回路INVからAC電源側への高周波パ
ルスの流入を阻止する機能を有する第1のダイオードD
1 とから構成されている。なお、前記第1,第2のコン
デンサC1 ,C2 はほぼ同容量とされるか、第2のコン
デンサC2 の方が第1のコンデンサC1 に比べて小さい
容量とされる。
【0048】部分平滑回路PSは、充電用コンデンサC
3 ,コイルL1 ,及びダイオードD2 ,D3 から構成さ
れ、前記第1のダイオードD1 のカソードと前記第2の
コンデンサC2 の接続点と基準電位ラインLref との間
に、充電用コンデンサC3 とコイルL1 とダイオードD
2 の直列回路を接続し、コイルL1 とダイオードD2の
カソードとの接続点にダイオードD3 のアノードを接続
して構成されている。
3 ,コイルL1 ,及びダイオードD2 ,D3 から構成さ
れ、前記第1のダイオードD1 のカソードと前記第2の
コンデンサC2 の接続点と基準電位ラインLref との間
に、充電用コンデンサC3 とコイルL1 とダイオードD
2 の直列回路を接続し、コイルL1 とダイオードD2の
カソードとの接続点にダイオードD3 のアノードを接続
して構成されている。
【0049】インバータ回路INVは、1石式自励式の
高周波インバータ回路で構成され、前記充電用コンデン
サC3 の正極側出力端と前記基準電位ラインLref との
間に第1の共振コンデンサC4 とトランジスタで構成さ
れるスイッチング素子Q1 のコレクタ・エミッタとを直
列に接続し、共振コンデンサC4 とスイッチング素子Q
1 のコレクタとの接続点を前記部分平滑回路PSのダイ
オードD3 のカソードに接続する一方共振コイルL2 を
介してインバータコイルL10の中点に接続している。な
お、スイッチング素子Q1 のコレクタ・エミッタに並列
に第2の共振コンデンサC5 が接続されている。また、
前記充電用コンデンサC3 の正極側出力端はインバータ
コイルL10の一端に接続する一方放電灯FLの一方のフ
ィラメントに接続し、該コイルL10の他端はトランスT
1 の1次側コイルを介して放電灯FLのもう一方のフィ
ラメントに接続している。前記充電用コンデンサC3 の
正極側出力端と前記トランスT1 の1次側コイルの一端
との間には、放電灯FLの一方のフィラメントと予熱用
コンデンサC6 と放電灯FLのもう一方のフィラメント
とが直列に接続されている。放電灯FLと予熱用コンデ
ンサC6 とは、負荷回路LDを構成している。前記トラ
ンスT1 の2次側コイルの一端は共振用コンデンサC7
を直列に介してトランジスタQ1 のエミッタ即ち基準電
位ラインLref に接続しており、2次側コイルの他端は
トランジスタQ1 のベースに接続している。トランスT
1 の2次側コイルとコンデンサC7 は共振回路を構成し
ている。
高周波インバータ回路で構成され、前記充電用コンデン
サC3 の正極側出力端と前記基準電位ラインLref との
間に第1の共振コンデンサC4 とトランジスタで構成さ
れるスイッチング素子Q1 のコレクタ・エミッタとを直
列に接続し、共振コンデンサC4 とスイッチング素子Q
1 のコレクタとの接続点を前記部分平滑回路PSのダイ
オードD3 のカソードに接続する一方共振コイルL2 を
介してインバータコイルL10の中点に接続している。な
お、スイッチング素子Q1 のコレクタ・エミッタに並列
に第2の共振コンデンサC5 が接続されている。また、
前記充電用コンデンサC3 の正極側出力端はインバータ
コイルL10の一端に接続する一方放電灯FLの一方のフ
ィラメントに接続し、該コイルL10の他端はトランスT
1 の1次側コイルを介して放電灯FLのもう一方のフィ
ラメントに接続している。前記充電用コンデンサC3 の
正極側出力端と前記トランスT1 の1次側コイルの一端
との間には、放電灯FLの一方のフィラメントと予熱用
コンデンサC6 と放電灯FLのもう一方のフィラメント
とが直列に接続されている。放電灯FLと予熱用コンデ
ンサC6 とは、負荷回路LDを構成している。前記トラ
ンスT1 の2次側コイルの一端は共振用コンデンサC7
を直列に介してトランジスタQ1 のエミッタ即ち基準電
位ラインLref に接続しており、2次側コイルの他端は
トランジスタQ1 のベースに接続している。トランスT
1 の2次側コイルとコンデンサC7 は共振回路を構成し
ている。
【0050】なお、スイッチング素子Q1 としてバイポ
ーラトランジスタを用いた場合には、コレクタ・エミッ
タ間に並列に逆導通用のダイオードが必要になるが、ダ
イオードD2 ,D3 の直列回路がこの逆導通用ダイオー
ドの機能を果たしている。
ーラトランジスタを用いた場合には、コレクタ・エミッ
タ間に並列に逆導通用のダイオードが必要になるが、ダ
イオードD2 ,D3 の直列回路がこの逆導通用ダイオー
ドの機能を果たしている。
【0051】さらに、第1のダイオードD1 のアノード
と基準電位ラインLref との間には、抵抗R1´,R2´
を直列接続した分圧回路と、抵抗R2´に並列に接続さ
れた平滑コンデンサC8´とで構成された入力電圧検出
回路DETが配設されている。
と基準電位ラインLref との間には、抵抗R1´,R2´
を直列接続した分圧回路と、抵抗R2´に並列に接続さ
れた平滑コンデンサC8´とで構成された入力電圧検出
回路DETが配設されている。
【0052】ここで、図1で抵抗R1´,R2´,平滑コ
ンデンサC8´と(´)付きの符号を付しているのは、
図5の入力電圧検出回路DETにおける抵抗R1 ,R2
,及び平滑コンデンサC8 とは定数(抵抗値)を異な
らせて設定していることを示している。即ち、図5にお
ける点灯時の検出電圧V1(点)と、図1における点灯時
の検出電圧V1´(点)との間で、V1(点)=V1´(点)
となるようにR1 ,R2,C8 の値をR1´,R2´,C8
´に変更することにより、制御回路CTLに使用されて
いる回路素子の定数を図1と図5とで全く同じにする
(つまり、図5の従来例の制御回路CTLの回路定数を
変更することなく図1の回路に使用する)ことができ
る。
ンデンサC8´と(´)付きの符号を付しているのは、
図5の入力電圧検出回路DETにおける抵抗R1 ,R2
,及び平滑コンデンサC8 とは定数(抵抗値)を異な
らせて設定していることを示している。即ち、図5にお
ける点灯時の検出電圧V1(点)と、図1における点灯時
の検出電圧V1´(点)との間で、V1(点)=V1´(点)
となるようにR1 ,R2,C8 の値をR1´,R2´,C8
´に変更することにより、制御回路CTLに使用されて
いる回路素子の定数を図1と図5とで全く同じにする
(つまり、図5の従来例の制御回路CTLの回路定数を
変更することなく図1の回路に使用する)ことができ
る。
【0053】入力電圧検出回路DETの抵抗R1´,R2
´の接続点に得られる検出電圧V1´は、次段の制御回
路CTLに供給される。制御回路CTLでは、前記検出
電圧に応じた制御信号を発生して、インバータ回路IN
Vの前記スイッチング素子Q1 の発振周期におけるオフ
時間を制御することで、インバータ回路INVの出力を
制御するようになっている。つまり、制御回路CTLは
スイッチング素子Q1をPWM制御するようになってい
る。
´の接続点に得られる検出電圧V1´は、次段の制御回
路CTLに供給される。制御回路CTLでは、前記検出
電圧に応じた制御信号を発生して、インバータ回路IN
Vの前記スイッチング素子Q1 の発振周期におけるオフ
時間を制御することで、インバータ回路INVの出力を
制御するようになっている。つまり、制御回路CTLは
スイッチング素子Q1をPWM制御するようになってい
る。
【0054】制御回路CTLは、ベースに前記入力検出
回路DETの検出電圧が供給されエミッタに図示しない
直流電源からの直流電圧Vccが供給されコレクタ電流が
前記検出電圧に応じて制御されるPNP形の第1のトラ
ンジスタQ2 と、該第1のトランジスタQ2 のコレクタ
電流を第2のトランジスタQ3 のベースに導くための抵
抗R3 及び積分コンデンサC9 から成る回路と、ベース
に前記積分コンデンサC9 の電圧が供給されコレクタが
基準電位ラインLref に接続されエミッタ電流が前記検
出電圧の大小に逆比例するように制御されるNPN形の
第2のトランジスタQ3 と、で構成される。なお、上記
第1,第2のトランジスタQ2,Q3はそれぞれのベース
に供給される電圧に応じて導通抵抗値が変わる可変抵抗
として機能する。
回路DETの検出電圧が供給されエミッタに図示しない
直流電源からの直流電圧Vccが供給されコレクタ電流が
前記検出電圧に応じて制御されるPNP形の第1のトラ
ンジスタQ2 と、該第1のトランジスタQ2 のコレクタ
電流を第2のトランジスタQ3 のベースに導くための抵
抗R3 及び積分コンデンサC9 から成る回路と、ベース
に前記積分コンデンサC9 の電圧が供給されコレクタが
基準電位ラインLref に接続されエミッタ電流が前記検
出電圧の大小に逆比例するように制御されるNPN形の
第2のトランジスタQ3 と、で構成される。なお、上記
第1,第2のトランジスタQ2,Q3はそれぞれのベース
に供給される電圧に応じて導通抵抗値が変わる可変抵抗
として機能する。
【0055】そして、上記制御回路CTLの第2のトラ
ンジスタQ3 のエミッタ出力電流が制御信号として、上
記スイッチング素子Q1 のベースとトランスT1 の2次
側コイルとの接続点に供給される構成となっている。
ンジスタQ3 のエミッタ出力電流が制御信号として、上
記スイッチング素子Q1 のベースとトランスT1 の2次
側コイルとの接続点に供給される構成となっている。
【0056】上記の電源装置の構成では、交流電源AC
が投入されると、入力電源電圧は全波整流回路RECで
全波整流され、第1のコンデンサC1 ,第1のダイオー
ドD1 ,及び第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を経て部分平滑回路PSの充電用コンデンサC
3 を充電し、前記全波整流回路RECの電圧が高周波バ
イパス回路を経て共振コイルL2 ,インバータトランス
L10及び共振コンデンサC4 ,C5 から成る共振回路に
供給され、スイッチング用トランジスタQ1 がオフのと
きは該共振回路が共振し、その共振電圧がインバータコ
イルL10及びトランスT1 を介して負荷である放電灯F
L両端の予熱コンデンサC6 に供給されて共振すること
で放電灯FLが点灯するとともに、トランスT1 の2次
側共振回路によって発生する共振振動電圧(例えば数十
KHzの高周波振動)がスイッチング用トランジスタQ
1 のベースに供給されて、トランジスタQ1 のスイッチ
ング動作が持続される。これによってインバータ回路I
NVは発振動作を持続し、負荷である放電灯FLに電力
を供給して点灯を持続する。
が投入されると、入力電源電圧は全波整流回路RECで
全波整流され、第1のコンデンサC1 ,第1のダイオー
ドD1 ,及び第2のコンデンサC2 から成る高周波バイ
パス回路を経て部分平滑回路PSの充電用コンデンサC
3 を充電し、前記全波整流回路RECの電圧が高周波バ
イパス回路を経て共振コイルL2 ,インバータトランス
L10及び共振コンデンサC4 ,C5 から成る共振回路に
供給され、スイッチング用トランジスタQ1 がオフのと
きは該共振回路が共振し、その共振電圧がインバータコ
イルL10及びトランスT1 を介して負荷である放電灯F
L両端の予熱コンデンサC6 に供給されて共振すること
で放電灯FLが点灯するとともに、トランスT1 の2次
側共振回路によって発生する共振振動電圧(例えば数十
KHzの高周波振動)がスイッチング用トランジスタQ
1 のベースに供給されて、トランジスタQ1 のスイッチ
ング動作が持続される。これによってインバータ回路I
NVは発振動作を持続し、負荷である放電灯FLに電力
を供給して点灯を持続する。
【0057】ここで、スイッチング素子であるトランジ
スタQ1 のベースに構成されたベース側共振回路では、
トランジスタQ1 がオンの時はトランスT1 の2次側コ
イルからQ1 のベース,エミッタを通り基準電位ライン
Lref ,コンデンサC7 の順に電流が流れてコンデンサ
C7 の基準電位側がプラスにそのトランス側がマイナス
となる方向に充電され、トランジスタQ1 のオフ時には
コンデンサC7 の基準電位側から放電し、基準電位ライ
ンLref ,トランジスタQ3 のコレクタ,エミッタを通
りトランスT1 の2次側コイルからコンデンサC7 のト
ランス側へと電流が流れコンデンサC7 のトランス側が
プラスにその基準電位側がマイナスとなる方向に充電さ
れる。このような充放電の繰り返しによってトランジス
タQ1 の高周波スイッチング動作が行なわれ、そのスイ
ッチング周期(共振周期)におけるオン期間とオフ期間
のデューティ比の値に応じて、インバータ回路INVは
その出力が制御されて負荷回路LDに電力を供給するこ
とができる。このスイッチング素子Q1 のデューティ比
は、制御回路CTLからの制御電流I2 の大小に応じて
制御することができる。この制御回路CTLからの制御
電流I2 は、入力電圧検出回路DETからの直流検出電
圧V1´の高低に応じて制御することができる。結局、
制御回路CTLは、入力電圧検出回路DETからの直流
検出電圧V1´の変動(高低)に逆比例するようにスイ
ッチング素子Q1 のデューティ比を制御してインバータ
回路INVの出力を安定となるように制御することが可
能である。
スタQ1 のベースに構成されたベース側共振回路では、
トランジスタQ1 がオンの時はトランスT1 の2次側コ
イルからQ1 のベース,エミッタを通り基準電位ライン
Lref ,コンデンサC7 の順に電流が流れてコンデンサ
C7 の基準電位側がプラスにそのトランス側がマイナス
となる方向に充電され、トランジスタQ1 のオフ時には
コンデンサC7 の基準電位側から放電し、基準電位ライ
ンLref ,トランジスタQ3 のコレクタ,エミッタを通
りトランスT1 の2次側コイルからコンデンサC7 のト
ランス側へと電流が流れコンデンサC7 のトランス側が
プラスにその基準電位側がマイナスとなる方向に充電さ
れる。このような充放電の繰り返しによってトランジス
タQ1 の高周波スイッチング動作が行なわれ、そのスイ
ッチング周期(共振周期)におけるオン期間とオフ期間
のデューティ比の値に応じて、インバータ回路INVは
その出力が制御されて負荷回路LDに電力を供給するこ
とができる。このスイッチング素子Q1 のデューティ比
は、制御回路CTLからの制御電流I2 の大小に応じて
制御することができる。この制御回路CTLからの制御
電流I2 は、入力電圧検出回路DETからの直流検出電
圧V1´の高低に応じて制御することができる。結局、
制御回路CTLは、入力電圧検出回路DETからの直流
検出電圧V1´の変動(高低)に逆比例するようにスイ
ッチング素子Q1 のデューティ比を制御してインバータ
回路INVの出力を安定となるように制御することが可
能である。
【0058】なお、入力電圧検出回路DETからの直流
検出電圧V1´が所定値になっているときには、インバ
ータ回路INVの出力を所定値として負荷回路LDに最
適な電力を供給することが可能である。入力電圧検出回
路DETからの直流検出電圧V1´が前記所定値よりも
高くなったときには、整流回路RECからインバータ回
路INVに供給される整流電圧も高くなってインバータ
回路INVの出力は上昇しようとするが、制御回路CT
Lの制御動作によりスイッチング素子Q1 のデューティ
制御が行なわれて、インバータ回路INVの出力は抑え
られて、一定出力が得られるようになる。
検出電圧V1´が所定値になっているときには、インバ
ータ回路INVの出力を所定値として負荷回路LDに最
適な電力を供給することが可能である。入力電圧検出回
路DETからの直流検出電圧V1´が前記所定値よりも
高くなったときには、整流回路RECからインバータ回
路INVに供給される整流電圧も高くなってインバータ
回路INVの出力は上昇しようとするが、制御回路CT
Lの制御動作によりスイッチング素子Q1 のデューティ
制御が行なわれて、インバータ回路INVの出力は抑え
られて、一定出力が得られるようになる。
【0059】さらに具体的に説明すると、制御回路CT
Lは、入力検出電圧V1´が所定値の時即ち第1のトラ
ンジスタQ1 のコレクタ出力電流I1 が所定値の時にス
イッチング素子Q1 のオン期間とオフ期間のデューティ
比が所定の値(例えば1)となり、インバータ回路IN
Vの出力が負荷回路LDに最適な電力を供給できるよう
に設計される。
Lは、入力検出電圧V1´が所定値の時即ち第1のトラ
ンジスタQ1 のコレクタ出力電流I1 が所定値の時にス
イッチング素子Q1 のオン期間とオフ期間のデューティ
比が所定の値(例えば1)となり、インバータ回路IN
Vの出力が負荷回路LDに最適な電力を供給できるよう
に設計される。
【0060】次に、放電灯FLの点灯後、入力電源電圧
が変動し、第1のダイオードD1 のアノード側の電圧V
inが上昇すると、入力電圧検出回路DETの抵抗R1
´,R2´の接続点に得られる検出電圧V1´も上がり、
トランジスタQ2 のコレクタから出力されるコレクタ電
流I1 は減少し、その結果トランジスタQ3 のエミッタ
から出力されるエミッタ電流I2 も減少するように動作
する。従って、スイッチング用トランジスタQ1 のオフ
時にはコンデンサC7 の基準電位側よりトランジスタQ
3 のコレクタ・エミッタを通してコンデンサC7 のトラ
ンス側へ放電する電流が減少し、Q1 のベース側共振回
路の共振周期における、トランジスタQ1のオフする時
間が長くなり、つまりC7 のトランス側がプラスに充電
されて所定値(Q1 がオンするに必要な電圧)に達する
までの時間が長くなる結果、インバータ回路INVの出
力は低くなるように制御される。つまり、制御回路CT
Lは、入力電源電圧が所定値より上昇すると、インバー
タ回路INVの出力を減少させるように制御する。勿
論、制御回路CTLは、入力電源電圧が所定値より下降
すると、インバータ回路INVの出力を上昇させるよう
にも制御できる。
が変動し、第1のダイオードD1 のアノード側の電圧V
inが上昇すると、入力電圧検出回路DETの抵抗R1
´,R2´の接続点に得られる検出電圧V1´も上がり、
トランジスタQ2 のコレクタから出力されるコレクタ電
流I1 は減少し、その結果トランジスタQ3 のエミッタ
から出力されるエミッタ電流I2 も減少するように動作
する。従って、スイッチング用トランジスタQ1 のオフ
時にはコンデンサC7 の基準電位側よりトランジスタQ
3 のコレクタ・エミッタを通してコンデンサC7 のトラ
ンス側へ放電する電流が減少し、Q1 のベース側共振回
路の共振周期における、トランジスタQ1のオフする時
間が長くなり、つまりC7 のトランス側がプラスに充電
されて所定値(Q1 がオンするに必要な電圧)に達する
までの時間が長くなる結果、インバータ回路INVの出
力は低くなるように制御される。つまり、制御回路CT
Lは、入力電源電圧が所定値より上昇すると、インバー
タ回路INVの出力を減少させるように制御する。勿
論、制御回路CTLは、入力電源電圧が所定値より下降
すると、インバータ回路INVの出力を上昇させるよう
にも制御できる。
【0061】ここで、図1の装置で、第1のダイオード
D1 のアノード側電圧Vinの平均値がVin(avg)である
とすると、点灯時の入力検出電圧V1´(点)は、 V1´(点)={R2´/(R1´+R2´)}×Vin(avg) と表される。電圧Vin(avg)はダイオードD1 のアノー
ド側電圧であるために点灯時も始動時も変わらないの
で、始動時の入力検出電圧V1´をV1´(始)とすると、 V1´(点)=V1´(始) と表される。
D1 のアノード側電圧Vinの平均値がVin(avg)である
とすると、点灯時の入力検出電圧V1´(点)は、 V1´(点)={R2´/(R1´+R2´)}×Vin(avg) と表される。電圧Vin(avg)はダイオードD1 のアノー
ド側電圧であるために点灯時も始動時も変わらないの
で、始動時の入力検出電圧V1´をV1´(始)とすると、 V1´(点)=V1´(始) と表される。
【0062】従って、本実施の形態によれば、負荷であ
る放電灯の始動時に、入力検出電圧V1´がインバータ
回路INV側高周波の電位の影響を受けて上昇すること
がないので、制御回路CTLが過剰に動作してインバー
タ回路出力を抑制する制御が行なわれる虞(図5の装置
の動作)がなくなり、始動時に負荷回路LDに対し放電
灯FLを点灯するに足るだけの十分なインバータ出力を
効果的に供給することができる。
る放電灯の始動時に、入力検出電圧V1´がインバータ
回路INV側高周波の電位の影響を受けて上昇すること
がないので、制御回路CTLが過剰に動作してインバー
タ回路出力を抑制する制御が行なわれる虞(図5の装置
の動作)がなくなり、始動時に負荷回路LDに対し放電
灯FLを点灯するに足るだけの十分なインバータ出力を
効果的に供給することができる。
【0063】図2は本発明の他の実施の形態の電源装置
における入力電圧検出回路を示す回路図である。
における入力電圧検出回路を示す回路図である。
【0064】図2において図1と異なる点は、図1では
入力電圧検出回路DETの電圧検出点が全波整流回路R
ECの整流後の第1のダイオードD1 のアノード側であ
ったのを、図2では全波整流回路RECを構成するダイ
オードブリッジの4つのダイオードD11〜D14のそれぞ
れに、インバータ回路INVからの高周波カット機能及
び整流機能がある点に注目して(を利用して)、入力電
圧検出回路(分圧抵抗R1″,R2″の直列回路と該抵抗
R2″に並列接続した平滑コンデンサC8″とで構成され
ている)DETを上記ダイオードブリッジのダイオード
D12とD14の接続点と基準電位ラインLref との間に接
続する構成としたものである。その他の構成は、図1と
同様である。
入力電圧検出回路DETの電圧検出点が全波整流回路R
ECの整流後の第1のダイオードD1 のアノード側であ
ったのを、図2では全波整流回路RECを構成するダイ
オードブリッジの4つのダイオードD11〜D14のそれぞ
れに、インバータ回路INVからの高周波カット機能及
び整流機能がある点に注目して(を利用して)、入力電
圧検出回路(分圧抵抗R1″,R2″の直列回路と該抵抗
R2″に並列接続した平滑コンデンサC8″とで構成され
ている)DETを上記ダイオードブリッジのダイオード
D12とD14の接続点と基準電位ラインLref との間に接
続する構成としたものである。その他の構成は、図1と
同様である。
【0065】このように構成すると、交流電源ACから
ノイズ用フィルタ回路FILを経て入力される交流電源
電圧は、全波整流回路REC内におけるダイオードD1
2,D14の接続点とダイオードD11,D13の接続点との
間に供給され、図示しない後段の第1のダイオードC1
(図1参照)以降の回路に供給される。同時に、交流電
源ACからノイズ用フィルタ回路FILを経て入力され
る交流電源電圧は、入力電圧検出回路DETの分圧抵抗
R1″,R2″の直列回路とダイオードD3 とを直列接続
した回路の両端にも供給されており、入力電圧検出回路
DETの電圧入力点即ちダイオードD12とD14の接続点
に交流電源電圧の半周期の正極側電圧が入力されたとき
のみ、分圧抵抗R1″,R2″とダイオードD3 の直列回
路に電流が流れるので、結局、分圧抵抗R1″,R2″の
直列回路の両端(即ちダイオードD14の両端)には交流
電源電圧を半波整流した電圧が生成することになる。こ
の半波整流電圧は抵抗R1″,R2″で分圧され、更に平
滑コンデンサC8″で平滑されて、図示しない制御回路
CTL(図1参照)の第1のトランジスタQ2 のベース
に供給される。従って、入力電圧検出回路DETから
は、交流電源電圧を半波整流した電圧の平滑電圧が検出
電圧として出力されることになり、図1の場合(全波整
流した電圧の平滑電圧)とは半波整流電圧の平滑電圧で
ある点で異なるが、分圧抵抗R1″,R2″及び平滑コン
デンサC8″のそれぞれの定数を適宜に設定することに
より、平滑コンデンサC8″両端の検出電圧V1″を図1
或いは図5における検出電圧V1´或いはV1 に対応さ
せることが可能である。即ち、図1或いは図5における
点灯時の検出電圧V1´(点)或いはV1(点)と、図2にお
ける点灯時の検出電圧V1″(点)との間で、V1´(点)
(或いはV1(点))=V1″(点)となるようにR1´,R2
´,C8´の値或いはR1 ,R2 ,C8 の値をR1 ″,
R2 ″,C8″に変更することにより、制御回路CTL
に使用されている回路素子の定数を図1と図5とで全く
同じにする(つまり、図5の従来例の制御回路CTLの
回路定数を変更することなく図1の回路に使用する)こ
とが可能である。
ノイズ用フィルタ回路FILを経て入力される交流電源
電圧は、全波整流回路REC内におけるダイオードD1
2,D14の接続点とダイオードD11,D13の接続点との
間に供給され、図示しない後段の第1のダイオードC1
(図1参照)以降の回路に供給される。同時に、交流電
源ACからノイズ用フィルタ回路FILを経て入力され
る交流電源電圧は、入力電圧検出回路DETの分圧抵抗
R1″,R2″の直列回路とダイオードD3 とを直列接続
した回路の両端にも供給されており、入力電圧検出回路
DETの電圧入力点即ちダイオードD12とD14の接続点
に交流電源電圧の半周期の正極側電圧が入力されたとき
のみ、分圧抵抗R1″,R2″とダイオードD3 の直列回
路に電流が流れるので、結局、分圧抵抗R1″,R2″の
直列回路の両端(即ちダイオードD14の両端)には交流
電源電圧を半波整流した電圧が生成することになる。こ
の半波整流電圧は抵抗R1″,R2″で分圧され、更に平
滑コンデンサC8″で平滑されて、図示しない制御回路
CTL(図1参照)の第1のトランジスタQ2 のベース
に供給される。従って、入力電圧検出回路DETから
は、交流電源電圧を半波整流した電圧の平滑電圧が検出
電圧として出力されることになり、図1の場合(全波整
流した電圧の平滑電圧)とは半波整流電圧の平滑電圧で
ある点で異なるが、分圧抵抗R1″,R2″及び平滑コン
デンサC8″のそれぞれの定数を適宜に設定することに
より、平滑コンデンサC8″両端の検出電圧V1″を図1
或いは図5における検出電圧V1´或いはV1 に対応さ
せることが可能である。即ち、図1或いは図5における
点灯時の検出電圧V1´(点)或いはV1(点)と、図2にお
ける点灯時の検出電圧V1″(点)との間で、V1´(点)
(或いはV1(点))=V1″(点)となるようにR1´,R2
´,C8´の値或いはR1 ,R2 ,C8 の値をR1 ″,
R2 ″,C8″に変更することにより、制御回路CTL
に使用されている回路素子の定数を図1と図5とで全く
同じにする(つまり、図5の従来例の制御回路CTLの
回路定数を変更することなく図1の回路に使用する)こ
とが可能である。
【0066】図3は、図1又は図2の装置において、イ
ンバータ回路INVから交流電源AC側に流入する高周
波ノイズの低減を図った回路構成を示すものである。
ンバータ回路INVから交流電源AC側に流入する高周
波ノイズの低減を図った回路構成を示すものである。
【0067】図3において、フィルタ回路FILは、交
流電源ACからの2つの電源ライン間に接続されたコン
デンサC11と、このコンデンサC11の後段で2つの電源
ラインにそれぞれ接続した2つのチョークコイルで構成
されるコモンモードチョークL20と、このコモンモード
チョークL20の第1の出力ラインに挿入されたチョーク
コイルL21と、このチョークコイルL21の出力端と前記
コモンモードチョークL20の第2の出力ラインとの間に
接続されたコンデンサC12と、で構成されている。
流電源ACからの2つの電源ライン間に接続されたコン
デンサC11と、このコンデンサC11の後段で2つの電源
ラインにそれぞれ接続した2つのチョークコイルで構成
されるコモンモードチョークL20と、このコモンモード
チョークL20の第1の出力ラインに挿入されたチョーク
コイルL21と、このチョークコイルL21の出力端と前記
コモンモードチョークL20の第2の出力ラインとの間に
接続されたコンデンサC12と、で構成されている。
【0068】そして、フィルタ回路FILからの2本の
ACラインは全波整流回路RECの2つのAC入力端に
それぞれ接続され、全波整流回路RECの2つのDC出
力端間には図1で述べたように高周波バイパス回路の第
1のコンデンサC1 が接続している。以降の接続回路は
図1と同様であるので省略する。
ACラインは全波整流回路RECの2つのAC入力端に
それぞれ接続され、全波整流回路RECの2つのDC出
力端間には図1で述べたように高周波バイパス回路の第
1のコンデンサC1 が接続している。以降の接続回路は
図1と同様であるので省略する。
【0069】そして、前記フィルタ回路FIL内のコモ
ンモードチョークL20の前記第2の出力ラインをコンデ
ンサC13を介して基準電位点に接続すると共に、前記全
波整流回路RECのマイナス出力端をコンデンサC14を
介して基準電位点に接続している。
ンモードチョークL20の前記第2の出力ラインをコンデ
ンサC13を介して基準電位点に接続すると共に、前記全
波整流回路RECのマイナス出力端をコンデンサC14を
介して基準電位点に接続している。
【0070】上記2つのコンデンサC13,C14は、イン
バータ回路INVからAC電源側に流入する高周波ノイ
ズの低減効果を高めるために挿入されたものであり、整
流回路RECの整流前と整流後の2箇所をそれぞれコン
デンサを介して基準電位点に接続する構成としたことに
より、極めて効果的にノイズの低減ができるものであ
る。しかも、各コンデンサとしては大形のものを用いる
必要がない。
バータ回路INVからAC電源側に流入する高周波ノイ
ズの低減効果を高めるために挿入されたものであり、整
流回路RECの整流前と整流後の2箇所をそれぞれコン
デンサを介して基準電位点に接続する構成としたことに
より、極めて効果的にノイズの低減ができるものであ
る。しかも、各コンデンサとしては大形のものを用いる
必要がない。
【0071】なお、上記コンデンサC13は、整流回路R
ECの整流前の2つのACラインのどちらか1つのライ
ンと基準電位点との間に接続されていればよく、また上
記コンデンサC14は、整流回路RECの整流後の2つの
出力ラインのどちらか一方の出力ラインと基準電位点と
の間に接続されていればよい。
ECの整流前の2つのACラインのどちらか1つのライ
ンと基準電位点との間に接続されていればよく、また上
記コンデンサC14は、整流回路RECの整流後の2つの
出力ラインのどちらか一方の出力ラインと基準電位点と
の間に接続されていればよい。
【0072】図4は、図1〜図3のいずれかに説明した
電源装置における、負荷回路LDを放電灯回路とした場
合の放電灯点灯装置を搭載した照明装置を示す斜視図で
ある。
電源装置における、負荷回路LDを放電灯回路とした場
合の放電灯点灯装置を搭載した照明装置を示す斜視図で
ある。
【0073】図4において、照明装置20は、天井等に
取り付けられた照明器具本体21と、この照明器具本体
21の内部に配設した放電灯点灯装置22とで構成され
ている。放電灯点灯装置22は部分平滑回路と1石式イ
ンバータ回路と出力変動制御回路を備えた放電灯点灯装
置であって、放電灯点灯装置22における放電灯FL
は、照明器具本体21の外面に装着されている。この放
電灯点灯装置22として図1〜図3のいずれかに示した
電源装置が用いられるので、放電灯始動時に、効果的に
放電灯に対して十分な出力を供給できる放電灯点灯装置
及び照明装置を実現することができる。さらに、部分平
滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に含まれる高
調波を低減)できると共に、1石式インバータ回路によ
り部品点数の少ない簡単な構成の放電灯点灯装置及び照
明装置を実現することができる。加えて、図3の構成を
用いれば、インバータ回路から交流電源側に流入する高
周波ノイズを効果的に低減することも可能な放電灯点灯
装置及び照明装置を実現することができる。
取り付けられた照明器具本体21と、この照明器具本体
21の内部に配設した放電灯点灯装置22とで構成され
ている。放電灯点灯装置22は部分平滑回路と1石式イ
ンバータ回路と出力変動制御回路を備えた放電灯点灯装
置であって、放電灯点灯装置22における放電灯FL
は、照明器具本体21の外面に装着されている。この放
電灯点灯装置22として図1〜図3のいずれかに示した
電源装置が用いられるので、放電灯始動時に、効果的に
放電灯に対して十分な出力を供給できる放電灯点灯装置
及び照明装置を実現することができる。さらに、部分平
滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に含まれる高
調波を低減)できると共に、1石式インバータ回路によ
り部品点数の少ない簡単な構成の放電灯点灯装置及び照
明装置を実現することができる。加えて、図3の構成を
用いれば、インバータ回路から交流電源側に流入する高
周波ノイズを効果的に低減することも可能な放電灯点灯
装置及び照明装置を実現することができる。
【0074】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、部分平滑回路
と1石式のインバータ回路と出力変動制御回路を組み合
わせた電源装置において、分圧抵抗とコンデンサによる
入力電圧検出回路を高周波電位の影響を受けない第1の
ダイオードのアノード側に接続したため、負荷回路の始
動時には、インバータ出力を抑制する制御回路が過剰に
動作しなくなり、効果的に負荷回路に対して十分な出力
を得ることができる。加えて、部分平滑回路により入力
電流歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)する
ことができる。また、スイッチング素子を1つだけ用い
た1石式インバータ回路を使用しているので、部品点数
の少ない簡単な構成の電源装置を実現することができ
る。
と1石式のインバータ回路と出力変動制御回路を組み合
わせた電源装置において、分圧抵抗とコンデンサによる
入力電圧検出回路を高周波電位の影響を受けない第1の
ダイオードのアノード側に接続したため、負荷回路の始
動時には、インバータ出力を抑制する制御回路が過剰に
動作しなくなり、効果的に負荷回路に対して十分な出力
を得ることができる。加えて、部分平滑回路により入力
電流歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)する
ことができる。また、スイッチング素子を1つだけ用い
た1石式インバータ回路を使用しているので、部品点数
の少ない簡単な構成の電源装置を実現することができ
る。
【0075】請求項2の発明によれば、入力電圧検出回
路は、分圧抵抗に並列に平滑コンデンサを接続した構成
としているので、全波整流された入力電圧を平滑して得
られる直流電圧の変動に対して制御回路が制御動作し
て、インバータ回路の出力変動を抑える(補正する)こ
とができる。
路は、分圧抵抗に並列に平滑コンデンサを接続した構成
としているので、全波整流された入力電圧を平滑して得
られる直流電圧の変動に対して制御回路が制御動作し
て、インバータ回路の出力変動を抑える(補正する)こ
とができる。
【0076】請求項3の発明によれば、交流電源の変動
により、入力電圧検出回路で検出された直流電圧が上昇
すれば、制御回路は、自励式の1石式インバータ回路の
ベース側共振回路を制御して、該インバータ回路の出力
を抑えるように制御することができる。しかも、制御回
路の構成が公知例などと比べて極めて簡単である。
により、入力電圧検出回路で検出された直流電圧が上昇
すれば、制御回路は、自励式の1石式インバータ回路の
ベース側共振回路を制御して、該インバータ回路の出力
を抑えるように制御することができる。しかも、制御回
路の構成が公知例などと比べて極めて簡単である。
【0077】請求項4の発明によれば、記整流回路の整
流前の交流電源ラインの一線と整流回路の整流後の出力
ラインの一方の2箇所をそれぞれコンデンサを介して基
準電位点に接続する構成としたことで、請求項1の発明
におけるインバータ回路で発生する高周波ノイズが交流
電源側に流入するのを、極めて効果的に低減することが
できる。しかも、各コンデンサとしては大形のものを用
いる必要がない。
流前の交流電源ラインの一線と整流回路の整流後の出力
ラインの一方の2箇所をそれぞれコンデンサを介して基
準電位点に接続する構成としたことで、請求項1の発明
におけるインバータ回路で発生する高周波ノイズが交流
電源側に流入するのを、極めて効果的に低減することが
できる。しかも、各コンデンサとしては大形のものを用
いる必要がない。
【0078】請求項5の発明によれば、負荷として放電
灯回路を用いた電源装置を構成する。放電灯始動時に、
入力電圧検出によるインバータ出力を抑制する制御が行
なわれず、効果的に放電灯に対して十分な出力を供給で
きる放電灯点灯装置を実現することができる。加えて、
部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に含ま
れる高調波を低減)することができる。また、スイッチ
ング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回路を使用
しているので、部品点数の少ない簡単な構成の放電灯点
灯装置を実現することができる。
灯回路を用いた電源装置を構成する。放電灯始動時に、
入力電圧検出によるインバータ出力を抑制する制御が行
なわれず、効果的に放電灯に対して十分な出力を供給で
きる放電灯点灯装置を実現することができる。加えて、
部分平滑回路により入力電流歪を改善(入力電流に含ま
れる高調波を低減)することができる。また、スイッチ
ング素子を1つだけ用いた1石式インバータ回路を使用
しているので、部品点数の少ない簡単な構成の放電灯点
灯装置を実現することができる。
【0079】請求項6の発明によれば、請求項5の放電
灯点灯装置を照明器具本体内に搭載した照明装置を構成
する。従って、放電灯始動時に、入力電圧検出によるイ
ンバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に放
電灯に対して十分な出力を供給できる照明装置を実現す
ることができる。加えて、部分平滑回路により入力電流
歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)すること
ができる。また、スイッチング素子を1つだけ用いた1
石式インバータ回路を使用しているので、部品点数の少
ない簡単な構成の照明装置を実現することができる。
灯点灯装置を照明器具本体内に搭載した照明装置を構成
する。従って、放電灯始動時に、入力電圧検出によるイ
ンバータ出力を抑制する制御が行なわれず、効果的に放
電灯に対して十分な出力を供給できる照明装置を実現す
ることができる。加えて、部分平滑回路により入力電流
歪を改善(入力電流に含まれる高調波を低減)すること
ができる。また、スイッチング素子を1つだけ用いた1
石式インバータ回路を使用しているので、部品点数の少
ない簡単な構成の照明装置を実現することができる。
【図1】本発明の一実施の形態の電源装置を示す回路
図。
図。
【図2】本発明の他の実施の形態の電源装置における入
力電圧検出回路を示す回路図。
力電圧検出回路を示す回路図。
【図3】図1又は図2の装置においてインバータ回路か
ら交流電源側に流入する高周波ノイズの低減を図った回
路構成例を示す回路図。
ら交流電源側に流入する高周波ノイズの低減を図った回
路構成例を示す回路図。
【図4】本発明に係る照明装置を示す斜視図。
【図5】従来例の電源装置を示す回路図。
【図6】図1及び図5の装置における各部の点灯時の波
形図。
形図。
【図7】図1及び図5の装置における各部の始動時の波
形図。
形図。
AC…交流電源 REC…整流回路 INV…1石式のインバータ回路 PS…部分平滑回路 C1 …第1のコンデンサ C2 …第2のコンデンサ C3 …充電用コンデンサ D1 …第1のダイオード Q1 …スイッチング素子(スイッチング用トランジス
タ) Q2 …第1のトランジスタ Q3 …第2のトランジスタ LD…負荷回路 FL…放電灯 C4 ,C5 …共振コンデンサ L1 …共振コイル L2 …共振コイル L10…インバータコイル C7 …共振コンデンサ R1´…分圧抵抗 R2´…分圧抵抗 C8´…平滑コンデンサ
タ) Q2 …第1のトランジスタ Q3 …第2のトランジスタ LD…負荷回路 FL…放電灯 C4 ,C5 …共振コンデンサ L1 …共振コイル L2 …共振コイル L10…インバータコイル C7 …共振コンデンサ R1´…分圧抵抗 R2´…分圧抵抗 C8´…平滑コンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K072 AA02 BB03 CA16 DB03 DD04 DE05 EB05 FA05 GA01 GB04 GC02 HA10 HB03 5H007 AA01 AA04 BB03 CA01 CB07 CB23 CC12 DB01 DB05 DC05
Claims (6)
- 【請求項1】交流電源からの電圧を全波整流する整流回
路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される第
1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間に
接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回路
と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平滑
回路と;共振コンデンサ及び共振コイルを有する共振回
路と、この共振回路に直列に接続されたスイッチング素
子とを備え、このスイッチング素子のスイッチング動作
により前記整流回路からの直流電圧を所定の周波数の高
周波電圧に変換し、負荷回路を駆動する1石式のインバ
ータ回路と;前記第1のダイオードのアノード側の入力
電圧を平滑して得られる直流電圧を検出する入力電圧検
出回路と;前記入力電圧検出回路で検出された直流電圧
が所定値よりも高いときに前記インバータ回路の出力を
抑えるように制御する制御回路と;を具備したことを特
徴とする電源装置。 - 【請求項2】前記入力電圧検出回路は、前記第1のダイ
オードのアノード側と基準電位点間に直列接続された第
1,第2の抵抗からなる分圧回路と;前記第2の抵抗に
並列に接続された平滑コンデンサと;で構成されること
を特徴とする請求項1記載の電源装置。 - 【請求項3】前記1石式のインバータ回路は、共振コン
デンサ及び共振コイルを有する共振回路と;この共振回
路に直列に接続されたスイッチング素子と;前記負荷回
路に並列接続され中点に前記共振コイルの一端が接続さ
れたインバータコイルと;該インバータコイルに直列に
1次側コイルが接続されたトランスと;前記スイッチン
グ素子のベースとエミッタ間に設けられ、前記トランス
の2次側コイルに直列接続した共振コンデンサと該2次
側コイルとで構成したベース側共振回路と;を備えた自
励式のインバータ回路で構成され、 前記制御回路は、ベースに前記入力電圧検出回路の検出
電圧が供給されエミッタに直流電源からの直流電圧が供
給されコレクタ出力電流が前記検出電圧に応じて制御さ
れるPNP形の第1のトランジスタと;該第1のトラン
ジスタのコレクタ電流を第2のトランジスタのベースに
導くための抵抗及び積分コンデンサから成る回路と;ベ
ースに前記積分コンデンサの電圧が供給されコレクタが
基準電位点に接続されエミッタ出力電流が前記検出電圧
の大小に逆比例するように制御されるNPN形の第2の
トランジスタと;で構成され、 前記第2のトランジスタのエミッタ出力電流は、前記ス
イッチング素子のベースと前記トランスの2次側コイル
との接続点に供給されることを特徴とする請求項1記載
の電源装置。 - 【請求項4】交流電源からの電圧を全波整流する整流回
路と;前記整流回路の出力端間に並列的に接続される第
1,第2のコンデンサとこれらのコンデンサの正極間に
接続される第1のダイオードを含む高周波バイパス回路
と;前記高周波バイパス回路の出力を平滑する部分平滑
回路と;共振コンデンサ及び共振コイルを有する共振回
路と、この共振回路に直列に接続されたスイッチング素
子を備え、このスイッチング素子のスイッチング動作に
より前記整流回路からの直流電圧を所定の周波数の高周
波電圧に変換し、負荷回路を駆動する1石式のインバー
タ回路と;前記第1のダイオードのアノード側の入力電
圧を平滑して得られる直流電圧を検出する入力電圧検出
回路と;前記入力電圧検出回路で検出された直流電圧が
所定値よりも高いときに前記インバータ回路の出力を抑
えるように制御する制御回路と;を具備し、 さらに、前記整流回路の整流前の交流電源ラインの一線
をコンデンサを介して基準電位点に接続する一方、前記
整流回路の整流後の出力ラインの一方をコンデンサを介
して基準電位点に接続したことを特徴とする電源装置。 - 【請求項5】前記負荷回路は、放電灯回路で構成され、
該負荷回路の電源装置として請求項1〜4のいずれか1
つに記載の電源装置を用いたことを特徴とする放電灯点
灯装置。 - 【請求項6】請求項5記載の放電灯点灯装置と;この放
電灯点灯装置における放電灯が装着される照明器具本体
と;を具備したことを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000131171A JP2001313192A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000131171A JP2001313192A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001313192A true JP2001313192A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18640119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000131171A Pending JP2001313192A (ja) | 2000-04-28 | 2000-04-28 | 電源装置、放電灯点灯装置及び照明装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001313192A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020127275A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置、及びその脱調判定方法 |
-
2000
- 2000-04-28 JP JP2000131171A patent/JP2001313192A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020127275A (ja) * | 2019-02-04 | 2020-08-20 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置、及びその脱調判定方法 |
JP7194033B2 (ja) | 2019-02-04 | 2022-12-21 | 株式会社日立産機システム | 電力変換装置、及びその脱調判定方法 |
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