JP2001312675A - 電子商取引における決済方法 - Google Patents
電子商取引における決済方法Info
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- JP2001312675A JP2001312675A JP2000132014A JP2000132014A JP2001312675A JP 2001312675 A JP2001312675 A JP 2001312675A JP 2000132014 A JP2000132014 A JP 2000132014A JP 2000132014 A JP2000132014 A JP 2000132014A JP 2001312675 A JP2001312675 A JP 2001312675A
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- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 51
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 125000002066 L-histidyl group Chemical group [H]N1C([H])=NC(C([H])([H])[C@](C(=O)[*])([H])N([H])[H])=C1[H] 0.000 description 1
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Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電子商取引においては、決済の信頼性を
高めること 【解決手段】 電子商取引における決済方法は、電子商
取引の決済に関する信用枠を利用者に決済資金の少なく
とも一部として与えておき、商取引に関する決済依頼が
利用者から決済処理装置に入力したことに基づいて、前
記商取引の買掛金が前記商取引の買い主の決済資金の枠
内であるか否かを判定し、枠内であるとき決済を承認す
ることを少なくとも前記利用者に電気通信路を介して通
知することを含む。
高めること 【解決手段】 電子商取引における決済方法は、電子商
取引の決済に関する信用枠を利用者に決済資金の少なく
とも一部として与えておき、商取引に関する決済依頼が
利用者から決済処理装置に入力したことに基づいて、前
記商取引の買掛金が前記商取引の買い主の決済資金の枠
内であるか否かを判定し、枠内であるとき決済を承認す
ることを少なくとも前記利用者に電気通信路を介して通
知することを含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネットの
ような電気通信路を利用する電子商取引における決済の
方法に関する。
ような電気通信路を利用する電子商取引における決済の
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットのような電気通信路を利
用した電子商取引においては、一般に、売り主と買い主
との間で商品の売買契約を行っている。また、そのよう
な商取引における代金の支払いのような決済は、銀行口
座への振り込み、銀行口座からの自動引き落とし、クレ
ジットカードによる支払い等、種々の手法で行われてい
る。
用した電子商取引においては、一般に、売り主と買い主
との間で商品の売買契約を行っている。また、そのよう
な商取引における代金の支払いのような決済は、銀行口
座への振り込み、銀行口座からの自動引き落とし、クレ
ジットカードによる支払い等、種々の手法で行われてい
る。
【0003】
【解決しようとする課題】しかし、そのような決済方法
は、個人を買い主とする商取引においては十分機能する
が、取引金額が高額になる可能性のある企業間の商取引
には、十分機能しているとはいえず、代金の支払いを含
む決済に関する信頼性は低い。
は、個人を買い主とする商取引においては十分機能する
が、取引金額が高額になる可能性のある企業間の商取引
には、十分機能しているとはいえず、代金の支払いを含
む決済に関する信頼性は低い。
【0004】それゆえに、電子商取引においては、決済
の信頼性を高めることが今後の企業間商取引の拡大を図
る上で重要である。
の信頼性を高めることが今後の企業間商取引の拡大を図
る上で重要である。
【0005】
【解決手段、作用および効果】本発明に係る電子商取引
における決済方法は、電子商取引の決済に関する信用枠
を利用者に決済資金の少なくとも一部として与えてお
き、商取引に関する決済依頼が利用者から決済処理装置
に入力したことに基づいて、前記商取引の買掛金が前記
商取引の買い主の決済資金の枠内であるか否かを判定
し、枠内であるとき決済を承認することを少なくとも前
記利用者に電気通信路を介して通知することを含む。
における決済方法は、電子商取引の決済に関する信用枠
を利用者に決済資金の少なくとも一部として与えてお
き、商取引に関する決済依頼が利用者から決済処理装置
に入力したことに基づいて、前記商取引の買掛金が前記
商取引の買い主の決済資金の枠内であるか否かを判定
し、枠内であるとき決済を承認することを少なくとも前
記利用者に電気通信路を介して通知することを含む。
【0006】決済依頼は、インターネットのような電気
通信路上で商取引が成立したことにより、その商取引の
買い主又は売り主若しくは電子商取引の運営者(運営機
関)のような利用者から決済処理装置に入力される。決
済依頼が入力すると、決済処理装置は、その商取引の買
掛金がその商取引の買い主の決済資金の枠内であるか否
かを判定し、枠内であると、決済を承認することを利用
者に通知し、枠外であると、決済を承認しないことを利
用者に通知する。決済資金は、利用者に予め与えられた
信用枠を少なくとも一部として含む。
通信路上で商取引が成立したことにより、その商取引の
買い主又は売り主若しくは電子商取引の運営者(運営機
関)のような利用者から決済処理装置に入力される。決
済依頼が入力すると、決済処理装置は、その商取引の買
掛金がその商取引の買い主の決済資金の枠内であるか否
かを判定し、枠内であると、決済を承認することを利用
者に通知し、枠外であると、決済を承認しないことを利
用者に通知する。決済資金は、利用者に予め与えられた
信用枠を少なくとも一部として含む。
【0007】上記のように、電子商取引の決済に関する
信用枠を利用者に決済資金の少なくとも一部として予め
与えておき、商取引の買掛金がその商取引の買い主の決
済資金の枠内であるとき決済を承認すると、買い主は自
身の決済資金の枠内であればいつでも商取引を行うこと
ができ、また売り主は売掛金を確実に回収することがで
きるから、支払いを含む決済に関する信頼性が高くな
り、企業間取引のような高額の電子商取引が可能にな
る。
信用枠を利用者に決済資金の少なくとも一部として予め
与えておき、商取引の買掛金がその商取引の買い主の決
済資金の枠内であるとき決済を承認すると、買い主は自
身の決済資金の枠内であればいつでも商取引を行うこと
ができ、また売り主は売掛金を確実に回収することがで
きるから、支払いを含む決済に関する信頼性が高くな
り、企業間取引のような高額の電子商取引が可能にな
る。
【0008】前記決済資金は、前記利用者に与えられた
信用枠と、前記利用者の売掛金とを含むことができる。
そのようにすれば、利用者は、自身の売掛金をも電子商
取引の決済資金に利用することができるから、決済に関
する利用者の信用枠が増えたかたちとなり、より高額の
電子商取引が可能になる。
信用枠と、前記利用者の売掛金とを含むことができる。
そのようにすれば、利用者は、自身の売掛金をも電子商
取引の決済資金に利用することができるから、決済に関
する利用者の信用枠が増えたかたちとなり、より高額の
電子商取引が可能になる。
【0009】電子商取引方法は、さらに、前記買掛金を
前記買い主の決済資金から減じることを含むことができ
る。その結果、次の商取引時には、減額された決済資金
を基に決済を承認するか否かを判定することになる。
前記買い主の決済資金から減じることを含むことができ
る。その結果、次の商取引時には、減額された決済資金
を基に決済を承認するか否かを判定することになる。
【0010】電子商取引方法は、さらに、前記買掛金が
前記決済資金の枠内であるとき、対象商品の配送指示を
運送会社に通知することを含むことができる。そのよう
にすれば、商取引の当事者以外の第三者が商品の配送を
することになるから、商取引の信頼性がより高くなる。
前記決済資金の枠内であるとき、対象商品の配送指示を
運送会社に通知することを含むことができる。そのよう
にすれば、商取引の当事者以外の第三者が商品の配送を
することになるから、商取引の信頼性がより高くなる。
【0011】電子商取引方法は、さらに、前記商取引の
売掛金を前記商取引の売り主の決済資金に加算すること
を含むことができる。そのようにすれば、その売り主の
決済資金が多くなるから、その売り主は次回以後に高額
商品を購入することができ、商取引の機会が拡大する。
売掛金を前記商取引の売り主の決済資金に加算すること
を含むことができる。そのようにすれば、その売り主の
決済資金が多くなるから、その売り主は次回以後に高額
商品を購入することができ、商取引の機会が拡大する。
【0012】電子商取引方法は、さらに、前記商取引に
ついて商品の受け渡しを確認した後、前記商取引の売掛
金を前記商取引の売り主の決済資金に加えることを含む
ことができる。そのようにすれば、その売り主の決済資
金が商品の受け渡しを確認した後に多くなるから、決済
の信頼性がより高くなる。
ついて商品の受け渡しを確認した後、前記商取引の売掛
金を前記商取引の売り主の決済資金に加えることを含む
ことができる。そのようにすれば、その売り主の決済資
金が商品の受け渡しを確認した後に多くなるから、決済
の信頼性がより高くなる。
【0013】前記決済依頼は、少なくとも売り主、買い
主、商品名、商品の単価及び取引数量を通知すること含
むことができる。この場合、電子商取引方法は、さら
に、前記買掛金が前記決済資金の枠内であるとき、少な
くとも前記利用者名、取引相手、取引商品名、取引商品
数及び単価を顧客マスターに書き込むことを含むことが
できる。そのようにすれば、同じ商品の単価又は取引数
の異常な増大をチェックすることにより、不正な取り引
きを容易に排除することができる。売り主、買い主、商
品名は、それらを特定するコードとすることができる。
主、商品名、商品の単価及び取引数量を通知すること含
むことができる。この場合、電子商取引方法は、さら
に、前記買掛金が前記決済資金の枠内であるとき、少な
くとも前記利用者名、取引相手、取引商品名、取引商品
数及び単価を顧客マスターに書き込むことを含むことが
できる。そのようにすれば、同じ商品の単価又は取引数
の異常な増大をチェックすることにより、不正な取り引
きを容易に排除することができる。売り主、買い主、商
品名は、それらを特定するコードとすることができる。
【0014】電子商取引方法は、さらに、一定期間毎
に、前記利用者の売掛金及び買掛金を基に、前記利用者
に支払うべき金額又は前記利用者に請求すべき金額を算
出することを含むことができる。そのようにすれば、金
銭の受け渡しを商取引毎に行う場合に比べ、実際に受け
渡す金額が著しく小さくなり、その結果、利用者の信用
枠の使用高が小さくなって、利用者の商取引の機会が増
すことになる。
に、前記利用者の売掛金及び買掛金を基に、前記利用者
に支払うべき金額又は前記利用者に請求すべき金額を算
出することを含むことができる。そのようにすれば、金
銭の受け渡しを商取引毎に行う場合に比べ、実際に受け
渡す金額が著しく小さくなり、その結果、利用者の信用
枠の使用高が小さくなって、利用者の商取引の機会が増
すことになる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、決済処理装置
10は、インターネットのような電気通信路を利用する
電子商取引市場12において売り主と買い主との間で商
取引が成立した場合に、その商取引に係る決済を引き受
ける。決済処理装置10は、電子商取引の決済をする決
済機関に設置されており、また商品を配送する運送会社
(実際には、その会社のコンピュータ)14と、金銭を
実際に取り扱う金融機関(実際には、その機関のコンピ
ュータ)16とに通信路を利用して接続可能である。
10は、インターネットのような電気通信路を利用する
電子商取引市場12において売り主と買い主との間で商
取引が成立した場合に、その商取引に係る決済を引き受
ける。決済処理装置10は、電子商取引の決済をする決
済機関に設置されており、また商品を配送する運送会社
(実際には、その会社のコンピュータ)14と、金銭を
実際に取り扱う金融機関(実際には、その機関のコンピ
ュータ)16とに通信路を利用して接続可能である。
【0016】決済処理装置10の利用者には、パスワー
ド、識別番号等、利用者を特定する利用者コードが予め
与えられている。取引可能の商品には、それを特定する
商品コードが付されている。商品コードは、電子商取引
で使用されるものと同じとすることができるが、異なっ
ていてもよい。買い主の決済に必要な資金(決済資金)
は、買い主毎に予め与えられた所定の信用枠と、決済処
理装置10に残存する買い主の売掛金とを含む。信用枠
は、利用者の信用度に応じて利用者毎に異なる。利用者
は、個人であってもよいし、企業であってもよい。
ド、識別番号等、利用者を特定する利用者コードが予め
与えられている。取引可能の商品には、それを特定する
商品コードが付されている。商品コードは、電子商取引
で使用されるものと同じとすることができるが、異なっ
ていてもよい。買い主の決済に必要な資金(決済資金)
は、買い主毎に予め与えられた所定の信用枠と、決済処
理装置10に残存する買い主の売掛金とを含む。信用枠
は、利用者の信用度に応じて利用者毎に異なる。利用者
は、個人であってもよいし、企業であってもよい。
【0017】決済処理装置10は、決済を承認するか否
かを決定する決済承認決定部20と、商品の受け渡しが
完了したことを確認する受渡確認部22と、決済を実行
する決済実行部24と、決済金額が回収されたことを確
認する回収確認部26とを含む。このような決済処理装
置10は、サーバーのようなコンピュータで構成するこ
とができる。
かを決定する決済承認決定部20と、商品の受け渡しが
完了したことを確認する受渡確認部22と、決済を実行
する決済実行部24と、決済金額が回収されたことを確
認する回収確認部26とを含む。このような決済処理装
置10は、サーバーのようなコンピュータで構成するこ
とができる。
【0018】決済承認部20は、電子商取引市場12に
おける商取引の決済依頼A1を決済承認システム部30
に受ける。決済承認システム部30は、受けた決済依頼
A1を基に、決済を承認するか否かの判断及びその通知
A2を利用者に行い、承認する場合に商品の配送指示A3
等、各種の処理を行い、取り引きの履歴(取り引きの内
容)を顧客マスター32に書き込むと共に、取り引きの
内容を決済実行部24に受渡確認部22を介して送る。
おける商取引の決済依頼A1を決済承認システム部30
に受ける。決済承認システム部30は、受けた決済依頼
A1を基に、決済を承認するか否かの判断及びその通知
A2を利用者に行い、承認する場合に商品の配送指示A3
等、各種の処理を行い、取り引きの履歴(取り引きの内
容)を顧客マスター32に書き込むと共に、取り引きの
内容を決済実行部24に受渡確認部22を介して送る。
【0019】決済承認部20は、また、決済処理装置1
0で取り扱い可能の商品名を電子商取引で使用されるも
のと同一の商品コードとして記憶している商品マスター
34を備えている。商品マスター34内の商品名は、決
済承認システム部20において、決済依頼のあった取引
商品が当該決済処理装置10で取り扱い可能であるか否
かの確認に用いられるが、そのように用いなくてもよ
い。
0で取り扱い可能の商品名を電子商取引で使用されるも
のと同一の商品コードとして記憶している商品マスター
34を備えている。商品マスター34内の商品名は、決
済承認システム部20において、決済依頼のあった取引
商品が当該決済処理装置10で取り扱い可能であるか否
かの確認に用いられるが、そのように用いなくてもよ
い。
【0020】決済依頼A1は、売り主、買い主、商品
名、商品の単価、取引数量、納期、商品の納入方法(配
送機関)等と共に、利用者(買い主、売り主、電子商取
引の運営者(運営機関)等)からインターネットのよう
な電気通信路を介して決済承認部20に入力される。売
り主、買い主、商品名は、それらに割り当てられたコー
ドで入力される。
名、商品の単価、取引数量、納期、商品の納入方法(配
送機関)等と共に、利用者(買い主、売り主、電子商取
引の運営者(運営機関)等)からインターネットのよう
な電気通信路を介して決済承認部20に入力される。売
り主、買い主、商品名は、それらに割り当てられたコー
ドで入力される。
【0021】決済の承認は、入力された商品とその数量
とを確認し、その商取引の買掛金がその買い主の決済資
金(繰り越し与信額)の枠内であるか否かを判定するこ
とにより行われ、枠内であれば承認され、枠外であれば
承認されない。承認及び未承認の通知A2は、決済承認
システム部30からインターネットのような電気通信路
を介して利用者に送られる。
とを確認し、その商取引の買掛金がその買い主の決済資
金(繰り越し与信額)の枠内であるか否かを判定するこ
とにより行われ、枠内であれば承認され、枠外であれば
承認されない。承認及び未承認の通知A2は、決済承認
システム部30からインターネットのような電気通信路
を介して利用者に送られる。
【0022】商品の発送指示A3は、決済の承認をする
場合に、決済承認システム部30からインターネットの
ような電気通信路を介して運送会社14に送られる。配
送指示A3は、商品の発送元、商品の配送先、発送年月
日、発送する商品名、発送すべき数量等を含む。
場合に、決済承認システム部30からインターネットの
ような電気通信路を介して運送会社14に送られる。配
送指示A3は、商品の発送元、商品の配送先、発送年月
日、発送する商品名、発送すべき数量等を含む。
【0023】取引履歴は、取引年月日、商品の単価及び
その取り引きにおける取引数量に関する、商品毎、買い
主毎及び売り主毎の取引データであり、一回の取り引き
のたびに顧客マスター32に書き込まれる。これによ
り、商取引のデータベースが利用者毎に作成される。
その取り引きにおける取引数量に関する、商品毎、買い
主毎及び売り主毎の取引データであり、一回の取り引き
のたびに顧客マスター32に書き込まれる。これによ
り、商取引のデータベースが利用者毎に作成される。
【0024】顧客マスター32には、また、決済資金枠
(決済資金額)が利用者毎に記憶される。この決済資金
枠は、その利用者が買い主又は売り主となって商取引を
行うたびに修正される。顧客マスター32内の決済資金
枠は、決済承認システム部において、決済を承認するか
否かの判定に用いられる。
(決済資金額)が利用者毎に記憶される。この決済資金
枠は、その利用者が買い主又は売り主となって商取引を
行うたびに修正される。顧客マスター32内の決済資金
枠は、決済承認システム部において、決済を承認するか
否かの判定に用いられる。
【0025】顧客マスター32内の決済資金枠は、ま
た、利用者がインターネットのような電気通信路を利用
して確認A5することができる。このため、利用者は、
電子商取引を行うに先立って、自身の決済資金枠を確認
することができる。
た、利用者がインターネットのような電気通信路を利用
して確認A5することができる。このため、利用者は、
電子商取引を行うに先立って、自身の決済資金枠を確認
することができる。
【0026】運送会社14は、また、決済を承認された
利用者から商品の配送依頼A4を受ける。この配送依頼
A4も、配送指示A3と同じ内容とすることができる。運
送会社14は、配送指示A3及び配送依頼A4を受けたこ
とにより、商品を売り主から集荷(36)して、買い主
に配達(38)し、検収報告A6を決済処理装置10に
送る。
利用者から商品の配送依頼A4を受ける。この配送依頼
A4も、配送指示A3と同じ内容とすることができる。運
送会社14は、配送指示A3及び配送依頼A4を受けたこ
とにより、商品を売り主から集荷(36)して、買い主
に配達(38)し、検収報告A6を決済処理装置10に
送る。
【0027】受渡確認部22は、検収報告A6が運送会
社14から入力したことにより、商品の受け渡しが完了
したことを確認し、その旨を意味する受渡確認通知を決
済実行部24に出力する。検収報告は、運送会社の作業
員が配送先から受けた商品の受領書、検収修了書等を基
に、運送会社14のコンピュータに入力することによ
り、発生することができる。商品の受け渡しの確認は、
所定期間経過後に行われる。受渡確認部22の処理を、
決済承認部20又は決済実行部24に担わせてもよい。
社14から入力したことにより、商品の受け渡しが完了
したことを確認し、その旨を意味する受渡確認通知を決
済実行部24に出力する。検収報告は、運送会社の作業
員が配送先から受けた商品の受領書、検収修了書等を基
に、運送会社14のコンピュータに入力することによ
り、発生することができる。商品の受け渡しの確認は、
所定期間経過後に行われる。受渡確認部22の処理を、
決済承認部20又は決済実行部24に担わせてもよい。
【0028】図示の例では、運送会社14が検収報告A
6を送るようにしているが、運送会社14は商品の配送
を完了したことだけを決済処理装置10に送り、検収報
告A6は買い主又は売り主若しくは電子商取引の運営者
の側から決済処理装置10に送るようにしてもよい。
6を送るようにしているが、運送会社14は商品の配送
を完了したことだけを決済処理装置10に送り、検収報
告A6は買い主又は売り主若しくは電子商取引の運営者
の側から決済処理装置10に送るようにしてもよい。
【0029】決済実行システム部24は、決済承認シス
テム部30から入力された取引内容を基に、取引金額を
その商取引の買い主の買掛金40に加算する。これによ
り、利用者毎の買掛金40が蓄積される。
テム部30から入力された取引内容を基に、取引金額を
その商取引の買い主の買掛金40に加算する。これによ
り、利用者毎の買掛金40が蓄積される。
【0030】決済実行システム部24は、上記の加算処
理を終了すると、その商取引の買い主の買掛金40と決
済資金とをネッティング(相殺)44し、その結果得た
金額を含む相殺データ46を決済承認システム30に送
る。
理を終了すると、その商取引の買い主の買掛金40と決
済資金とをネッティング(相殺)44し、その結果得た
金額を含む相殺データ46を決済承認システム30に送
る。
【0031】この買い主に関する相殺データ46は、決
済承認システム部30において、その買い主の新たな
(修正された)決済資金として、顧客マスター32に書
き込まれる。これにより、その買い主の決済資金は、元
の決済資金から今回の買掛金を減額した値に更新され
る。
済承認システム部30において、その買い主の新たな
(修正された)決済資金として、顧客マスター32に書
き込まれる。これにより、その買い主の決済資金は、元
の決済資金から今回の買掛金を減額した値に更新され
る。
【0032】決済実行システム部24は、また、入力さ
れた取引内容を基に、その商取引の売り主の仮の売掛金
として一時記憶する。仮の売掛金は、受渡確認通知が受
渡確認部22から入力したことにより、その売り主の正
規の売掛金42に加算される。これにより、利用者毎の
売掛金42が蓄積される。
れた取引内容を基に、その商取引の売り主の仮の売掛金
として一時記憶する。仮の売掛金は、受渡確認通知が受
渡確認部22から入力したことにより、その売り主の正
規の売掛金42に加算される。これにより、利用者毎の
売掛金42が蓄積される。
【0033】決済実行システム部24は、受渡確認通知
が入力したことにより、その売り主の売掛金42と決済
資金とをネッティング44し、その結果得た金額を含む
相殺データ46を決済承認システム30に送る。
が入力したことにより、その売り主の売掛金42と決済
資金とをネッティング44し、その結果得た金額を含む
相殺データ46を決済承認システム30に送る。
【0034】この売り主に関する相殺データ42は、決
済承認システム部30において、その売り主の新たな決
済資金として、顧客マスター32に書き込まれる。これ
により、その売り主の決済資金は、元の決済資金から今
回の売掛金を加算した値に更新される。
済承認システム部30において、その売り主の新たな決
済資金として、顧客マスター32に書き込まれる。これ
により、その売り主の決済資金は、元の決済資金から今
回の売掛金を加算した値に更新される。
【0035】決済実行システム部24は、さらに、商取
引の決済48を定期的に実行する。図示の例では、一月
ごとに行われる(月次決済)。決済48は、未決済の買
掛金40及び売掛金40を用いて利用者毎に行われる。
引の決済48を定期的に実行する。図示の例では、一月
ごとに行われる(月次決済)。決済48は、未決済の買
掛金40及び売掛金40を用いて利用者毎に行われる。
【0036】買掛金40が売掛金42より大であると、
その差に相当する金額をその利用者から回収することを
指示する請求・回収指示50が金融機関16に送られ
る。これに対し、売掛金42が買掛金40より大である
と、その差に相当する金額をその利用者に支払うことを
指示する支払い指示52が金融機関16に送られる。
その差に相当する金額をその利用者から回収することを
指示する請求・回収指示50が金融機関16に送られ
る。これに対し、売掛金42が買掛金40より大である
と、その差に相当する金額をその利用者に支払うことを
指示する支払い指示52が金融機関16に送られる。
【0037】決済48の結果得られた決済データ54
は、その利用者の新たな決済資金枠を含み、また決済承
認部20に送られると共に、インターネットのような電
気通信路を利用して利用者に報告される。決済承認部2
0は、受けた決済データを顧客マスター32に書き込む
と共に、新たな決済資金枠を利用者毎に更新する。新た
な決済資金枠は、その利用者の信用枠を含む。
は、その利用者の新たな決済資金枠を含み、また決済承
認部20に送られると共に、インターネットのような電
気通信路を利用して利用者に報告される。決済承認部2
0は、受けた決済データを顧客マスター32に書き込む
と共に、新たな決済資金枠を利用者毎に更新する。新た
な決済資金枠は、その利用者の信用枠を含む。
【0038】金融機関16は、決済実行部24から送ら
れた請求・回収指示50及び支払い指示52を基に、所
定の利用者に請求書を送って金銭を回収し(56)、所
定の利用者に金銭を支払う(58)。金融機関16は、
また、金銭が利用者から回収されるたびに、利用者と回
収金額とを含む回収報告A7を利用者毎に決済処理装置
10に送る。
れた請求・回収指示50及び支払い指示52を基に、所
定の利用者に請求書を送って金銭を回収し(56)、所
定の利用者に金銭を支払う(58)。金融機関16は、
また、金銭が利用者から回収されるたびに、利用者と回
収金額とを含む回収報告A7を利用者毎に決済処理装置
10に送る。
【0039】回収確認部26は、回収報告A7を受ける
たびに、新たな回収報告を決済実行部24に送る。新た
な回収報告は、回収報告A7と同じとすることができ
る。したがって、回収確認部26の処理を決済実行部2
4に担わせてもよい。
たびに、新たな回収報告を決済実行部24に送る。新た
な回収報告は、回収報告A7と同じとすることができ
る。したがって、回収確認部26の処理を決済実行部2
4に担わせてもよい。
【0040】上記決済処理装置10は、単一のコンピュ
ータで構成してもよいし、決済承認部20用のコンピュ
ータと、他の処理部22,24,26用のコンピュータ
のように、複数のコンピュータで構成してもよい。
ータで構成してもよいし、決済承認部20用のコンピュ
ータと、他の処理部22,24,26用のコンピュータ
のように、複数のコンピュータで構成してもよい。
【0041】次に、決済処理装置10の上記処理動作
を、図2を参照して、説明する。
を、図2を参照して、説明する。
【0042】決済処理装置10は、決済依頼が入力する
ことにより動作を開始する(ステップ101)。決済依
頼は、商取引の買い主又は売り主若しくは電子商取引の
運営者が電気通信路を利用して決済処理装置10に入力
する。
ことにより動作を開始する(ステップ101)。決済依
頼は、商取引の買い主又は売り主若しくは電子商取引の
運営者が電気通信路を利用して決済処理装置10に入力
する。
【0043】決済依頼が入力すると、決済処理装置10
は、その商取引の売り主及び買い主を確認する(ステッ
プ102)。
は、その商取引の売り主及び買い主を確認する(ステッ
プ102)。
【0044】買い主を確認すると、決済処理装置10
は、その商取引の総額がその買い主の決済資金の枠内で
あるか否かを確認する(ステップ103)。決済資金
は、利用者の信用枠と、その利用者のそれまでの売掛金
とを含む。このように、信用枠と売掛金とを利用者の決
済資金枠に含めると、利用者は自身の売掛金をも決済資
金に利用することができ、高額の電子商取引が可能にな
る。
は、その商取引の総額がその買い主の決済資金の枠内で
あるか否かを確認する(ステップ103)。決済資金
は、利用者の信用枠と、その利用者のそれまでの売掛金
とを含む。このように、信用枠と売掛金とを利用者の決
済資金枠に含めると、利用者は自身の売掛金をも決済資
金に利用することができ、高額の電子商取引が可能にな
る。
【0045】枠内であると、決済処理装置10は、決済
することを承認する旨の決済承認を利用者に通知し、商
品の配送指示A3を運送会社14に指示し、その商取引の
内容を顧客マスター32に記録し、その買い主の新たな
決済資金枠を算出する。
することを承認する旨の決済承認を利用者に通知し、商
品の配送指示A3を運送会社14に指示し、その商取引の
内容を顧客マスター32に記録し、その買い主の新たな
決済資金枠を算出する。
【0046】決済承認は、取り引きする商品が商品マス
ター34に登録されているか否か、取り引きの数量及び
単価が過去の取引数量及び単価に比べ極端に大きく変化
していないか否かの判定結果をも考慮することが好まし
い。後者は、入力された取引内容と顧客マスター32に
記録されている過去の取引履歴とを比較することにより
行うことができ、それにより架空の取り引きのような不
正を防止することができる。
ター34に登録されているか否か、取り引きの数量及び
単価が過去の取引数量及び単価に比べ極端に大きく変化
していないか否かの判定結果をも考慮することが好まし
い。後者は、入力された取引内容と顧客マスター32に
記録されている過去の取引履歴とを比較することにより
行うことができ、それにより架空の取り引きのような不
正を防止することができる。
【0047】買い主の新たな決済資金は、元の決済資金
から今回の買掛金を減額することにより、算出すること
ができ、また顧客マスター32の更新に用いられる。元
の決済資金は、前回のネッティング時の値であり、その
買い主に割り当てられた信用枠を含む。このようにすれ
ば、その次の商取引時には、減額された決済資金を基に
決済を承認するか否かを判定することになるから、決済
に関する安全性が高くなる。
から今回の買掛金を減額することにより、算出すること
ができ、また顧客マスター32の更新に用いられる。元
の決済資金は、前回のネッティング時の値であり、その
買い主に割り当てられた信用枠を含む。このようにすれ
ば、その次の商取引時には、減額された決済資金を基に
決済を承認するか否かを判定することになるから、決済
に関する安全性が高くなる。
【0048】配送指示A3を受ける運送会社14は、今
回の商取引の売り主及び買い主のいずれでもない機関で
ある。このため、商取引の当事者以外の第三者が商品の
配送をすることになるから、商取引の安全性及び信頼性
がより高くなる。
回の商取引の売り主及び買い主のいずれでもない機関で
ある。このため、商取引の当事者以外の第三者が商品の
配送をすることになるから、商取引の安全性及び信頼性
がより高くなる。
【0049】次いで、決済処理装置10は、所定期間経
過後に、受渡が確認されたか否かを判定する(ステップ
104)。この判定は、検収報告が所定期間の間に入力
しているか否かを判定することにより、行うことができ
る。この判定の時期は、例えば、配送指示A3を行った
日から商品により定まる所定の期間とすることができ
る。
過後に、受渡が確認されたか否かを判定する(ステップ
104)。この判定は、検収報告が所定期間の間に入力
しているか否かを判定することにより、行うことができ
る。この判定の時期は、例えば、配送指示A3を行った
日から商品により定まる所定の期間とすることができ
る。
【0050】ステップ104における判定の結果、受け
渡しが完了していると、決済処理装置110は、今回の
商取引の売掛金を売り主の決済資金に加算した後(ステ
ップ105)、処理を終了する。そのようにすれば、売
り主の決済資金が商品の受け渡しを確認した後に多くな
るから、商取引の安全性及び信頼性がより高くなる。
渡しが完了していると、決済処理装置110は、今回の
商取引の売掛金を売り主の決済資金に加算した後(ステ
ップ105)、処理を終了する。そのようにすれば、売
り主の決済資金が商品の受け渡しを確認した後に多くな
るから、商取引の安全性及び信頼性がより高くなる。
【0051】売り主の新たな決済資金は、その売り主の
決済資金として顧客マスター32に書き込まれる。これ
により、次回からのその売り主の決済資金がその分多く
なるから、その売り主は次回以後に高額商品を購入する
ことができ、商取引の機会が拡大する。
決済資金として顧客マスター32に書き込まれる。これ
により、次回からのその売り主の決済資金がその分多く
なるから、その売り主は次回以後に高額商品を購入する
ことができ、商取引の機会が拡大する。
【0052】ステップ104において、受け渡しが確認
されないと、決済処理装置10は、その旨を利用者に電
気通信路を介して通知すると共に、顧客マスター32の
今回の商取引に関する全てのデーターを元に戻し、取引
は成立したが、商品の受渡が確認されなかったことを記
録した後(ステップ106)、処理を終了する。
されないと、決済処理装置10は、その旨を利用者に電
気通信路を介して通知すると共に、顧客マスター32の
今回の商取引に関する全てのデーターを元に戻し、取引
は成立したが、商品の受渡が確認されなかったことを記
録した後(ステップ106)、処理を終了する。
【0053】ステップ102において、今回の買掛金が
決済資金の枠外であると、決済処理装置10は、決済す
ることを承認しない決済不承認を電気通信路を介して利
用者に通知した後(ステップ107)、処理を終了す
る。
決済資金の枠外であると、決済処理装置10は、決済す
ることを承認しない決済不承認を電気通信路を介して利
用者に通知した後(ステップ107)、処理を終了す
る。
【0054】ステップ101における判定結果が売り主
を確認すると、決済処理装置10は、今回の商取引の売
掛金が売り先(買い手)の決済金額の枠(与信枠)内で
あるか否かを判定する(ステップ108)。
を確認すると、決済処理装置10は、今回の商取引の売
掛金が売り先(買い手)の決済金額の枠(与信枠)内で
あるか否かを判定する(ステップ108)。
【0055】ステップ108における判定の結果が枠内
であると、決済処理装置10は、ステップ103に移行
する。しかし、ステップ108における判定の結果が枠
外であると、決済処理装置10は、ステップ107を実
行した後、処理を終了する。
であると、決済処理装置10は、ステップ103に移行
する。しかし、ステップ108における判定の結果が枠
外であると、決済処理装置10は、ステップ107を実
行した後、処理を終了する。
【0056】決済処理装置10は、一定期間毎に、利用
者の売掛金及び買掛金を基に、利用者に支払うべき金額
又は利用者に請求すべき金額を算出し、算出したデータ
を利用者に通知し、その利用者の決済資金を更新し、請
求・回収指示及び支払い指示を金融機関に通知する。こ
れにより、金銭の受け渡しを商取引毎に行う場合に比
べ、実際に受け渡す金額が著しく小さくなり、その結
果、利用者の信用枠の使用高が小さくなって、利用者の
商取引の機会が増すことになる。
者の売掛金及び買掛金を基に、利用者に支払うべき金額
又は利用者に請求すべき金額を算出し、算出したデータ
を利用者に通知し、その利用者の決済資金を更新し、請
求・回収指示及び支払い指示を金融機関に通知する。こ
れにより、金銭の受け渡しを商取引毎に行う場合に比
べ、実際に受け渡す金額が著しく小さくなり、その結
果、利用者の信用枠の使用高が小さくなって、利用者の
商取引の機会が増すことになる。
【0057】上記のように、信用枠を利用者に決済資金
の少なくとも一部として予め与えておき、買掛金が買い
主の決済資金の枠内であるときに決済を承認するように
すると、買い主はいつでも決済資金の枠内で商取引を行
うことができるから、支払いを含む決済に関する安全性
及び信頼性が高くなり、企業間取引のような高額の電子
商取引が可能になる。
の少なくとも一部として予め与えておき、買掛金が買い
主の決済資金の枠内であるときに決済を承認するように
すると、買い主はいつでも決済資金の枠内で商取引を行
うことができるから、支払いを含む決済に関する安全性
及び信頼性が高くなり、企業間取引のような高額の電子
商取引が可能になる。
【0058】図3は、A社とB社との間で双方向取り引
きの場合におけるA,B両者の月次決済の一例を示す。
決済処理装置10は、A社の売り金額(B社の買い金
額)とB社の売り金額(A社の買い金額)とをネッティ
ングし、両者の差を得ることにより、月次決済をする。
その結果、A社の売りがB社の売りより多いと、決済処
理装置10は、A社への支払い指示をその金額と共に金
融機関に通知すると共に、B社への請求・回収指示をそ
の金額と共に金融機関に通知する。
きの場合におけるA,B両者の月次決済の一例を示す。
決済処理装置10は、A社の売り金額(B社の買い金
額)とB社の売り金額(A社の買い金額)とをネッティ
ングし、両者の差を得ることにより、月次決済をする。
その結果、A社の売りがB社の売りより多いと、決済処
理装置10は、A社への支払い指示をその金額と共に金
融機関に通知すると共に、B社への請求・回収指示をそ
の金額と共に金融機関に通知する。
【0059】図4は、B社が、A社に対しては売りだけ
を発生し,C社に対しては買いだけを発生する商取引に
おけるB社の月次決済の一例を示す。決済処理装置10
は、B社の売り金額(A社の買い金額)とB社の買い金
額(C社の売り金額)とをネッティングし、両者の差を
得ることにより、月次決済をする。その結果、決済処理
装置10は、A社への請求・回収指示及びC社への支払
い指示をそれらの金額と共に金融機関に通知する以外
に、B社が売り越した場合はB社への支払い指示をその
金額と共に金融機関に通知し、またB社が買い越した場
合はB社への請求・回収指示をその金額と共に金融機関
に通知する。
を発生し,C社に対しては買いだけを発生する商取引に
おけるB社の月次決済の一例を示す。決済処理装置10
は、B社の売り金額(A社の買い金額)とB社の買い金
額(C社の売り金額)とをネッティングし、両者の差を
得ることにより、月次決済をする。その結果、決済処理
装置10は、A社への請求・回収指示及びC社への支払
い指示をそれらの金額と共に金融機関に通知する以外
に、B社が売り越した場合はB社への支払い指示をその
金額と共に金融機関に通知し、またB社が買い越した場
合はB社への請求・回収指示をその金額と共に金融機関
に通知する。
【0060】図5は、A,B,C,Dの4社間での売買
が一方向に行われる商取引におけるB社及びC社の月次
決済の一例を示す。決済処理装置10は、先ず、B社の
売り金額(A社の買い金額)とB社の買い金額(C社の
売り金額)とをネッティングし、両者の差を得ることに
より、B社の月次決済をする。次いで、決済処理装置1
0は、B社の買い金額(C社の売り金額)とC社の買い
金額(D社の売り金額)とをネッティングし、両者の差
を得ることにより、C社の月次決済をする。
が一方向に行われる商取引におけるB社及びC社の月次
決済の一例を示す。決済処理装置10は、先ず、B社の
売り金額(A社の買い金額)とB社の買い金額(C社の
売り金額)とをネッティングし、両者の差を得ることに
より、B社の月次決済をする。次いで、決済処理装置1
0は、B社の買い金額(C社の売り金額)とC社の買い
金額(D社の売り金額)とをネッティングし、両者の差
を得ることにより、C社の月次決済をする。
【0061】図5において、月次決済の結果、決済処理
装置10は、A社への請求・回収指示及びD社への支払
い指示をそれらの金額と共に金融機関に通知する。ま
た、決済処理装置10は、B社に対し、B社が売り越し
ているとB社への支払い指示をその金額と共に金融機関
に通知し、B社が買い越しているとB社への請求・回収
指示をその金額と共に金融機関に通知する。さらに、決
済処理装置10は、C社に対し、C社が売り越している
とC社への支払い指示をその金額と共に金融機関に通知
し、C社が買い越しているとC社への請求・回収指示を
その金額と共に金融機関に通知する。
装置10は、A社への請求・回収指示及びD社への支払
い指示をそれらの金額と共に金融機関に通知する。ま
た、決済処理装置10は、B社に対し、B社が売り越し
ているとB社への支払い指示をその金額と共に金融機関
に通知し、B社が買い越しているとB社への請求・回収
指示をその金額と共に金融機関に通知する。さらに、決
済処理装置10は、C社に対し、C社が売り越している
とC社への支払い指示をその金額と共に金融機関に通知
し、C社が買い越しているとC社への請求・回収指示を
その金額と共に金融機関に通知する。
【0062】しかし、実際の商取引は、一方向への売買
や、双方向への売買のみならず、二次元的な方向(十字
状に交差する方向)への売買や、三次元的な方向への売
買等、複雑であるから、実際の決済は、上記実施例を参
考にして、種々変更することができる。また、決済は売
掛金、買掛金等を、決済機関、金融機関、電子商取引市
場の運営機関等に買い取ることにより行ってもよいし、
売り主、買い主からの委託により行ってもよい。
や、双方向への売買のみならず、二次元的な方向(十字
状に交差する方向)への売買や、三次元的な方向への売
買等、複雑であるから、実際の決済は、上記実施例を参
考にして、種々変更することができる。また、決済は売
掛金、買掛金等を、決済機関、金融機関、電子商取引市
場の運営機関等に買い取ることにより行ってもよいし、
売り主、買い主からの委託により行ってもよい。
【0063】本発明は、インターネットを利用する電子
商取引の決済のみならず、EDIのように一般的な通信
路を利用した企業間電子商取引等、他の電子商取引にも
適用することができる。
商取引の決済のみならず、EDIのように一般的な通信
路を利用した企業間電子商取引等、他の電子商取引にも
適用することができる。
【0064】また、上記実施例では、運送会社のような
第三者を介在させて、第三者からの受渡確認通知を基に
売り主の売掛金を計上して、その売り主の売掛金と決済
資金とをネッティング44しているが、その変わりに商
品の発送又は受領を確認することにより、その売り主の
売掛金を計上して、その売り主の売掛金と決済資金とを
ネッティング44するようにしてもよい。
第三者を介在させて、第三者からの受渡確認通知を基に
売り主の売掛金を計上して、その売り主の売掛金と決済
資金とをネッティング44しているが、その変わりに商
品の発送又は受領を確認することにより、その売り主の
売掛金を計上して、その売り主の売掛金と決済資金とを
ネッティング44するようにしてもよい。
【0065】本発明は、上記実施例に限定されない。本
発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更すること
ができる。
発明は、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更すること
ができる。
【図1】本発明を実行する決済処理装置の一実施例を示
す図
す図
【図2】図1に示す決済処理装置の動作を説明するため
の図
の図
【図3】A及びB社間の双方向取引における決済方法の
一実施例を説明するための図
一実施例を説明するための図
【図4】A,B,Cの3社間の一方向取引におけるB社
の決済方法の一実施例を説明するための図
の決済方法の一実施例を説明するための図
【図5】A,B,C,Dの4社間の一方向取引における
B及びC社の決済方法の一実施例を説明するための図
B及びC社の決済方法の一実施例を説明するための図
10 決済処理装置 12 電子商取引市場 20 決済承認部 22 受渡確認部 24 決済実行部 26 回収確認部
Claims (9)
- 【請求項1】 電子商取引の決済に関する信用枠を利用
者に決済資金の少なくとも一部として与えておき、商取
引に関する決済依頼が利用者から決済処理装置に入力し
たことに基づいて、前記商取引の買掛金が前記商取引の
買い主の決済資金の枠内であるか否かを判定し、枠内で
あるとき決済を承認することを少なくとも前記利用者に
電気通信路を介して通知することを含む、電子商取引に
おける決済方法。 - 【請求項2】 前記決済資金は、前記利用者に与えられ
た信用枠と、前記利用者の売掛金とを含む、請求項1に
記載の決済方法。 - 【請求項3】 さらに、前記買掛金を前記買い主の決済
資金から減じることを含む、請求項1又は2に記載の決
済方法。 - 【請求項4】 さらに、前記買掛金が前記決済資金の枠
内であるとき、対象商品の配送指示を運送会社に与える
ことを含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の決
済方法。 - 【請求項5】 さらに、前記商取引の売掛金を前記商取
引の売り主の決済資金に組み入れることを含む、請求項
1から5のいずれか1項に記載の決済方法。 - 【請求項6】 さらに、前記商取引について商品の受け
渡しを確認した後、前記商取引の売掛金を前記商取引の
売り主の決済資金に組み入れることを含む、請求項1か
ら6のいずれか1項に記載の決済方法。 - 【請求項7】 前記決済依頼は、少なくとも売り主、買
い主、商品名、商品の単価及び取引数量を通知すること
含む、請求項1から7のいずれか1項に記載の決済方
法。 - 【請求項8】 さらに、前記買掛金が前記決済資金の枠
内であるとき、少なくとも前記利用者名、取引相手、取
引商品名、取引商品数及び単価を顧客マスターに書き込
むことを含む、請求項8に記載の決済方法。 - 【請求項9】 さらに、一定期間毎に、前記利用者の売
掛金及び買掛金を基に、前記利用者に支払うべき金額又
は前記利用者に請求すべき金額を算出することを含む、
請求項1から9のいずれか1項に記載の決済方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132014A JP2001312675A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 電子商取引における決済方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000132014A JP2001312675A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 電子商取引における決済方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001312675A true JP2001312675A (ja) | 2001-11-09 |
Family
ID=18640797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000132014A Pending JP2001312675A (ja) | 2000-05-01 | 2000-05-01 | 電子商取引における決済方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001312675A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006277375A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ricoh Co Ltd | 会社間電子取引システム、会社間電子取引方法及び会社間電子取引プログラム |
JP2006331254A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Chuo Joho System:Kk | 企業間商取引の決済システム |
JP2010525478A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | ホン,スン ナン | 金融取引方法及び金融取引システム |
JP7563336B2 (ja) | 2021-08-26 | 2024-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 市場サーバ、および電力取引システム |
-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000132014A patent/JP2001312675A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006277375A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Ricoh Co Ltd | 会社間電子取引システム、会社間電子取引方法及び会社間電子取引プログラム |
JP2006331254A (ja) * | 2005-05-30 | 2006-12-07 | Chuo Joho System:Kk | 企業間商取引の決済システム |
JP2010525478A (ja) * | 2007-04-25 | 2010-07-22 | ホン,スン ナン | 金融取引方法及び金融取引システム |
JP7563336B2 (ja) | 2021-08-26 | 2024-10-08 | トヨタ自動車株式会社 | 市場サーバ、および電力取引システム |
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