JP2001312604A - 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法 - Google Patents

自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法

Info

Publication number
JP2001312604A
JP2001312604A JP2001035818A JP2001035818A JP2001312604A JP 2001312604 A JP2001312604 A JP 2001312604A JP 2001035818 A JP2001035818 A JP 2001035818A JP 2001035818 A JP2001035818 A JP 2001035818A JP 2001312604 A JP2001312604 A JP 2001312604A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
attribute
action
predetermined
robot
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001035818A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetaro Matsuoka
恒太郎 松岡
Tadashi Otsuki
正 大槻
Tetsuya Konishi
哲也 小西
Tomoaki Kasuga
知昭 春日
Kunio Takemoto
国夫 竹本
Fumiko Okita
文子 沖田
Toshiya Ogura
稔也 小倉
Yaeko Fujita
八重子 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001035818A priority Critical patent/JP2001312604A/ja
Publication of JP2001312604A publication Critical patent/JP2001312604A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボット装置の行動を多様化させるととも
に、ユーザの物の購入意欲を増加させること。 【解決手段】 自律的に行動をするロボット装置1が、
ジュースの缶100aに付されているバーコードBCを
認識して、所定の行動を発現するようにする。その前提
として、商品を製造する商品製造メーカーと、ロボット
装置を製造するロボット製造メーカーとの間で所定の契
約が結ばれている。契約内容は、商品製造メーカーで
は、特定商品にバーコードBC等を付し、ロボット製造
メーカーでは、ロボット装置1がバーコードBC等を認
識したとき所定を行動を発現する、といった内容であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動的に行動をす
る自動装置及びそのような自動装置を動作を生成する自
動装置の動作生成方法、情報が蓄積されて各種情報を提
供するための情報提供装置及び情報提供方法、自律的に
行動をするロボット装置及びそのようなロボット装置の
行動を生成する行動生成方法、並びにそのようなロボッ
ト装置を利用した商取引システム及び商取引方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、周囲の状況や内部の状況に応じ
て、自主的に行動を決定する自律型のロボット装置が提
案されている。例えば、周囲の状況や内部の状況に応じ
て感情や本能の状態を変化させて、その変化の状態に応
じて行動を出現させる、すなわち、感情や本能を行動に
表出させるロボット装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ロボット装
置の行動は、ユーザが当該ロボット装置を鑑賞する楽し
さを増加させる。よって、ロボット装置の行動の多様化
というユーザの要望は多い。
【0004】一方、このような多様化したロボット装置
の行動を鑑賞したいというユーザの要望を、他の方面、
例えばある商品の購入意欲に繋げることができれば、産
業の興隆を図ることができる。例えば、ロボット装置が
特定の物(商品)に対して反応し、行動を発現するよう
になれば、多様化したロボット装置の行動を鑑賞するユ
ーザの楽しさが増大することに加え、ユーザのそのよう
な特定の商品の購入が、その特定の商品を販売等するメ
ーカーの売上げの増大をもたらす。
【0005】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みてな
されたものであり、ロボット装置の行動を多様化させる
とともに、物の購入意欲を増加させることを可能にする
自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及
び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動
生成方法、並びに商取引システム及び商取引方法の提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動装置
は、上述の課題を解決するために、物の属性に係る情報
を記録する属性記録部と、物の属性に関する少なくとも
2つの情報が記録されている物から、少なくとも一つの
情報を読み取る物情報読み取り部と、属性記録部に記録
されている情報と物情報読み取り部から読み取られた情
報との比較を行う情報比較部とを備え、情報比較部で比
較した情報が一致する結果が得られた際に、所定の動作
を生成する。
【0007】このような構成を備えた自動装置は、物の
属性に関する少なくとも2つの情報が記録されている物
から、少なくとも一つの情報を物情報読み取り部により
読み取り、属性記録部に記録されている情報と物情報読
み取り部から読み取られた情報との比較を情報比較部に
より行い、情報比較部で比較した情報が一致する結果が
得られた際に、所定の動作を生成する。
【0008】これにより、自動装置は、例えばロボット
装置として、物に記録されている当該物の属性に関する
情報に基づいて、所定の動作を生成する。
【0009】また、本発明に係る自動装置の動作生成方
法は、上述の課題を解決するために、物の属性に関する
少なくとも2つの情報が記録されている物から、少なく
とも一つの情報を読み取る物情報読み取り工程と、属性
記録部に予め記録されている情報と物情報読み取り工程
にて読み取られた情報との比較を行う情報比較工程と、
情報比較工程にて比較した情報が一致する結果が得られ
た際に、自動装置に所定の動作を生成させる動作生成工
程とを有する。
【0010】このような自動装置の動作生成方法によ
り、ロボット装置等の自動装置は、物に記録されている
当該物の属性に関する情報に基づいて、所定の動作を生
成する。
【0011】また、本発明に係る情報提供装置は、上述
の課題を解決するために、物の属性に関する情報を記録
する属性記録部と、物の属性に関する少なくとも2つの
情報が記録されている物から少なくとも一つの情報を読
み取る物情報読み取り部と、属性記録部に記録されてい
る情報と物情報読み取り部から読み取られた情報との比
較を行う情報比較部と、属性記録部に情報を記録する通
信部とを備えた自動装置の、通信部に対し、情報記録部
に蓄積されている物の属性に関する属性情報を送出する
送出部を備える。
【0012】このような情報提供装置は、送信部によ
り、自動装置の通信部に物の属性に関する属性情報を送
信し、自動装置では、送信されてきた属性情報を通信部
により受信して、これを属性記録部に記録する。
【0013】また、本発明に係る情報提供方法は、上述
の課題を解決するために、物の属性に関する情報を記録
する属性記録部と、物の属性に関する少なくとも2つの
情報が記録されている物から少なくとも一つの情報を読
み取る物情報読み取り部と、属性記録部に記録されてい
る情報と物情報読み取り部から読み取られた情報との比
較を行う情報比較部と、属性記録部に情報を記録する通
信部とを備えたロボット装置の、通信部に対し、物の属
性に関する属性情報を送出する。
【0014】このような情報提供方法により、自動装置
の通信部に物の属性に関する属性情報が送信され、自動
装置では、送信されてきた属性情報を通信部により受信
して、これを属性記録部に記録する。
【0015】また、本発明に係る情報提供装置は、上述
の課題を解決するために、物の属性に関する少なくとも
2つの属性情報が記録されている物から少なくとも一つ
の情報を読み取る物情報読み取り部と、行動を生成する
制御部と、制御部に対し行動を生成するための情報を与
え、かつ、情報読み取り部で読み取られた属性情報を取
得するとともに、取得した属性情報を送出する通信部と
を備えた自動装置の、通信部から送出された属性情報を
読み取り、読み取った属性情報が予め決められた情報と
一致したときに、所定の行動を生成する行動生成情報を
通信部に送出する。
【0016】このような構成を備えた情報提供装置は、
自動装置の通信部から送出された属性情報を読み取り、
読み取った属性情報が予め決められた情報と一致したと
きに、所定の行動を生成する行動生成情報を自動装置の
通信部に送出する。そして、自動装置では、そのような
行動生成情報に基づいて制御部により行動を生成する。
【0017】また、本発明に係る情報提供方法は、上述
の課題を解決するために、物の属性に関する少なくとも
2つの属性情報が記録されている物から少なくとも一つ
の情報を読み取る物情報読み取り部と、行動を生成する
制御部と、制御部に対し行動を生成するための情報を与
え、かつ、情報読み取り部で読み取られた属性情報を取
得するとともに、取得した属性情報を送出する通信部と
を備えた自動装置の、通信部から送出された属性情報を
読み取り、読み取った属性情報が予め決められた情報と
一致したときに、所定の行動を生成する行動生成情報を
通信部に送出する。
【0018】このような情報提供方法により、自動装置
の通信部から送出された属性情報を読み取り、読み取っ
た属性情報が予め決められた情報と一致したときに、所
定の行動を生成する行動生成情報を自動装置の通信部に
送出する。そして、自動装置では、そのような行動生成
情報に基づいて制御部により行動を生成する。
【0019】また、本発明に係るロボット装置は、上述
の課題を解決するために、外的要因及び/又は内的要因
に基づいて自律的に行動をする自律型のロボット装置で
あって、当該装置の製造会社又は販売会社と第三者との
契約関連情報が記憶された記憶部を有し、少なくとも物
の出所に係る情報が記録されている当該物からの情報を
読み取り、当該出所が、契約関連情報に基づき、製造会
社又は販売会社と所定の契約を結んでいる場合は、所定
の行動又は反応を生成する。
【0020】このようなロボット装置は、出所が、記憶
部に記憶されている契約関連情報に基づき、製造会社又
は販売会社と所定の契約を結んでいる場合は、所定の行
動又は反応を生成する。
【0021】また、本発明に係るロボット装置の行動生
成方法は、上述の課題を解決するために、外的要因及び
/又は内的要因に基づいて自律的に行動をする自律型の
ロボット装置の動作を生成するロボット装置の動作生成
方法であって、ロボット装置が当該ロボット装置の製造
会社又は販売会社と第三者との契約関連情報が記憶され
た記憶部を有し、少なくとも物の出所に係る情報が記録
されている当該物からの情報を読み取り、当該出所が、
記憶部に記憶されている契約関連情報に基づき、ロボッ
ト装置の製造会社又は販売会社と所定の契約を結んでい
るときは、所定の行動又は反応を生成する。
【0022】このようなロボット装置の動作生成方法に
より、ロボット装置は、出所が、記憶部に記憶されてい
る契約関連情報に基づき、製造会社又は販売会社と所定
の契約を結んでいる場合は、所定の行動又は反応を生成
する。
【0023】また、本発明に係る商取引システムは、上
述の課題を解決するために、所定の情報の検出に基づい
てロボット装置が行動又は反応をするようにロボット装
置の管理をするロボット装置の管理者と、ロボット装置
の管理者との間で契約をして得た所定の情報を、商品に
付して需要者に販売する商品販売者と、需要者が購入し
た商品に付された所定の情報を検出し、この検出情報に
基づいて所定の行動又は反応をするロボット装置とを有
する。
【0024】このような構成を有する商取引システム
は、所定の情報の検出に基づいてロボット装置が行動又
は反応をするようにロボット装置の管理者によるロボッ
ト装置の管理をし、そのロボット装置の管理者との間で
契約をして得た所定の情報を、商品に付して需要者に商
品販売者より販売し、ロボット装置が、需要者が購入し
た商品に付された所定の情報を検出し、この検出情報に
基づいて所定の行動又は反応をする。すなわち、ロボッ
ト装置は、契約に基づく商品に対して、所定の情報に基
づいて、所定の行動をし又は反応をする。一方で、その
ような行動等をさせるために需要者による商品の購入が
なされる。
【0025】また、本発明に係る商取引方法は、上述の
課題を解決するために、商品の販売をする商品販売者
が、所定の情報の検出に基づいてロボット装置が行動又
は反応をするようにロボット装置の管理をするロボット
装置の管理者との間で契約をし、商品販売者が、契約を
して得た所定の情報を付して商品の販売をし、ロボット
装置が、購入された商品に付された所定の情報を検出
し、この検出情報に基づいて所定の行動又は反応をす
る。このような商取引方法により、ロボット装置は、契
約に基づく商品に対して、所定の情報に基づいて、所定
の行動をし又は反応をする。一方で、そのような行動等
をさせるために需要者による商品の購入がなされる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。この実施の形態は、本発明
を、外的要因及び/又は内的要因に応じて自律的に行動
をする自律型のロボット装置に適用したものである。ロ
ボット装置の構成は以下のようになる。
【0027】(1)ロボット装置の構成 (1−1)本実施の形態によるロボット装置の構成 図1に示すように、ロボット装置1は、胴体部ユニット
2の前後左右にそれぞれ脚部ユニット3A〜3Dが連結
されると共に、胴体部ユニット2の前端部及び後端部に
それぞれ頭部ユニット4及び尻尾部ユニット5が連結さ
れることにより構成されている。
【0028】胴体部ユニット2には、図2に示すよう
に、このロボット装置1全体の動作を制御するコントロ
ーラ10と、このロボット装置1の動力源となるバッテ
リ11と、バッテリセンサl2及び熱センサ13からな
る内部センサ部14となどが収納されている。
【0029】頭部ユニット4には、このロボット装置1
の「耳」に相当するマイクロホン15と、「目」に相当
するCCD(Charge Coupled Device)カメラ16と、
タッチセンサ17と、「口」に相当するスピーカ18と
などがそれぞれ所定位置に配設されている。
【0030】各脚部ユニット3A〜3Dの関節部分や、
各脚部ユニット3A〜3D及び胴体部ユニット2の各連
結部分、頭部ユニット4及び胴体部ユニット2の連結部
分、並びに尻尾部ユニット5及び胴体部ユニット2の連
結部分などにはそれぞれアクチュエータ19〜19
が配設されている。
【0031】頭部ユニット4のマイクロホン15は、ユ
ーザから図示しないサウンドコマンダを介して音階とし
て与えられる「歩け」、「伏せ」又は「ボールを追いか
けろ」等の指令音を集音し、得られた音声信号S1をコ
ントローラ10に送出する。またCCDカメラ16は、
周囲の状況を撮像し、得られた画像信号S2をコントロ
ーラ10に送出する。
【0032】タッチセンサ17は、図1に示すように、
頭部ユニット4の上部に設けられており、ユーザからの
「撫でる」や「叩く」といった物理的な働きかけにより
受けた圧力を検出し、検出結果を圧力検出信号S3とし
てコントローラ10に送出する。
【0033】胴体部ユニット2のバッテリセンサ12
は、バッテリ11のエネルギー残量を検出し、検出結果
をバッテリ残量検出信号S4としてコントローラ10に
送出し、熱センサ13は、ロボット装置1内部の熱を検
出して検出結果を熱検出信号S5としてコントローラ1
0に送出する。
【0034】コントローラ10は、マイクロホンl5、
CCDカメラ16、タッチセンサ17、バッテリセンサ
12及び熱センサ13から与えられる音声信号S1、画
像信号S2、圧力検出信号S3、バッテリ残量検出信号
S4及び熱検出信号S5などに基づいて、周囲の状況
や、ユーザからの指令及びユーザからの働きかけの有無
などを判断する。
【0035】そして、コントローラ10は、この判断結
果及び予めメモリ10Aに格納されている各種制御パラ
メータを含む制御プログラムに基づいて続く行動や動作
を決定し、決定結果に基づいて必要なアクチュエータ1
〜19を駆動させることにより、頭部ユニット4
を上下左右に振らせたり、尻尾部ユニット5の尻尾5A
を動かせたり、各脚部ユニット3A〜3Dを駆動して歩
行させるなどの行動や動作を行わせる。なお以下におい
ては、動作の集合を行動と定義して使用するものとす
る。
【0036】また、この際コントローラ10は、必要に
応じて所定の音声信号S6をスピーカ18に与えること
により当該音声信号S6に基づく音声を外部に出力させ
たり、このロボット装置1の「目」の位置に設けられた
図示しないLED(Light Emitting Diode)を点滅させ
る。
【0037】このようにしてこのロボット装置1におい
ては、周囲の状況や、メモリ10Aに格納された制御プ
ログラム等に基づいて自律的に行動し得るようになされ
ている。
【0038】(1−2)制御プログラムのソフトウェア
構成 ここでロボット装置1における上述の制御プログラムの
ソフトウェア構成を図3に示す。制御プログラムは、こ
の図3に示すように、意味変換オブジェクト20、感情
・本能生成オブジェクト21、行動決定オブジェクト2
2及び行動生成オブジェクト23から構成されている。
【0039】このような構成において、意味変換オブジ
ェクト20は、ロボット装置1の外的状態及び内的状態
を認識する部分をなす。意味変化オブジェクト20は、
各種センサによる検出に基づいて、外部状態及び内部状
態を認識する。そして、意味変化オブジェクト20は、
認識結果を感情・本能生成オブジェクト21及び行動決
定オブジェクト22に通知する。
【0040】感情・本能生成オブジェクト21は、ロボ
ット装置1の行動に感情や本能を表出させるための情報
を生成する部分をなす。この感情・本能生成オブジェク
ト21は、意味変換オブジェクト20から与えられて認
識結果や他の各種情報に基づいて、感情及び本能の状態
を決定する。そして、感情・本能生成オブジェクト21
は、感情又は本能の状態がある所定レベルを超えた場合
に、これを行動決定オブジェクト22に通知する。
【0041】行動決定オブジェクト22は、ロボット装
置1の行動を決定する部分をなす。この行動決定オブジ
ェクト22は、意味変換オブジェクト22から与えられ
る認識結果と、感情・本能生成オブジェクト21からの
通知等に基づいて、次の行動を決定する。そして、行動
決定オブジェクト22は、その決定結果を行動生成オブ
ジェクト23に通知する。
【0042】行動生成オブジェクト23は、ロボット装
置1を制御して実際に行動や動作を発現する部部をな
す。この行動生成オブジェクト23は、行動決定オブジ
ェクト22からの通知(決定結果)に基づいて、デバイ
スを制御して通知により指定された行動や動作を発現さ
せる。
【0043】このように制御プログラムは、複数のオブ
ジェクトによって構成されており、ロボット装置1の動
作を制御するように構成されている。以下に各オブジェ
クトについて詳しく説明する。
【0044】意味変換オブジェクト20は、マイクロホ
ン15、CCDカメラ16、タッチセンサ17、バッテ
リセンサ12及び熱センサ13から与えられる音声信号
S1、画像信号S2、圧力検出信号S3、バッテリ残量
検出信号S4及び熱検出信号S5を入力し、これらに基
づいて「叩かれた」、「撫でられた」、「ボールを検出
した」、「バッテリ残量が少なくなった」、「内部温度
が高くなった」等の特定の外部状態及び内部状態を認識
し、認識結果を感情・本能生成オブジェクト21及び行
動決定オブジェクト22に通知する。
【0045】感情・本能生成オブジェクト21は、意味
変換オブジェクト20から与えられる認識結果と、メモ
リ10Aに格納された制御パラメータの一つである個人
情報24と、後述のように行動決定オブジェクト22か
ら与えられる実行した行動を表す通知とに基づいてロボ
ット装置1の感情及び本能の状態を決定し、当該感情及
び本能の状態が所定レベルを越えた場合には、これを行
動決定オブジェクト22に通知する。
【0046】すなわち、感情・本能生成オブジェクト2
1は、「喜び」、「悲しみ」、「怒り」、「驚き」、
「恐怖」及び「嫌悪」の各情動の強さをそれぞれ表す合
計6つのパラメータを保持する感情モデルと、「愛情
欲」、「探索欲(好奇心)」、「運動欲」及び「食欲」
の各欲求の強さをそれぞれ表す合計4つのパラメータを
保持する本能モデルとを有している。
【0047】また、メモリ10Aには、個人情報24と
して、例えば「叩かれた」ときには「怒り」のパラメー
タを上げると共に「喜び」のパラメータを下げ、「撫で
られた」ときには「喜び」のパラメータを上げると共に
「怒り」のパラメータを下げ、ある行動を発現したとき
には「運動欲」のパラメータを上げると共に「喜び」の
パラメータを上げるといったような、意味変換オブジェ
クト20の認識結果と、後述の行動決定オブジェクト2
2からの行動を行ったという通知とに対してどの情動又
は欲求のパラメータの値を増加又は減少させるかといっ
たデータが格納されている。
【0048】そして、感情・本能生成オブジェクト21
は、意味変換オブジェクト20から与えられる認識結果
や、行動決定オブジェクト22からの通知などに基づい
て周期的に感情モデル又は本能モデルの対応する情動又
は欲求のパラメータの値を個人情報に基づいて変更す
る。
【0049】感情・本能生成オブジェクト21は、この
ような各パラメータ値の変更(更新)処理の結果として
何れかの情動又は欲求のパラメータのパラメータ値がそ
の情動又は本能に対して予め設定された値を越えたとき
に、これを行動決定オブジェクト22に通知する。
【0050】行動決定オブジェクト22は、意味変換オ
ブジェクト20から与えられる認識結果と、感情・本能
生成オブジェクト21からの通知と、メモリ10Aに格
納された制御パラメータの一つのである行動モデル25
とに基づいて続く行動を決定し、決定結果を行動生成オ
ブジェクト23に通知する。
【0051】なお、本実施の形態の場合、行動決定オブ
ジェクト22は、次の行動を決定する手法として、図4
に示すような一つのノード(状態)NODE〜NOD
から他のどのノードNODE〜NODEに遷移
するかを各ノードNODE〜NODE間を接続する
アークARC〜ARCn+1に対してそれぞれ設定さ
れた遷移確率P〜Pn+1に基づいて確率的に決定す
る確率オートマトンと呼ばれるアルゴリズムを用いる。
【0052】より具体的には、メモリ10Aには行動モ
デル25として各ノードNODE〜NODEごとの
図5に示すような状態遷移表26が格納されており、行
動決定オブジェクト22がこれら状態遷移表26に基づ
いて続く行動を設定するようになされている。
【0053】すなわち状態遷移表26においては、その
ノードNODE〜NODEにおいて遷移条件とする
入力イベント(認識結果)が「入力イベント」の行に優
先順に列記され、その遷移条件についてのさらなる条件
が「データ名」及び「データ範囲」の行における対応す
る列に記述されている。
【0054】従って図5の状態遷移表で表されるノード
NODE100では、「ボールを検出 (BALL)」
という認識結果が与えられた場合に、当該認識結果と共
に与えられるそのボールの「大きさ(SIZE)」が
「0から1000の範囲(0,1000)」であることや、「障害
物を検出(OBSTACLE)」という認識結果が与え
られた場合に、当該認識結果と共に与えられるその障害
物までの「距離(DISTANCE)」が「0〜100の範
囲(0,100)」であることが他のノードに遷移するため
の条件となっている。
【0055】また、このノードNODE100では、認
識結果の入力がない場合においても、行動決定オブジェ
クトが周期的に参照する感情・本能生成オブジェクト2
1内の感情モデル及び本能モデルの各情動及び各欲求の
パラメータ値のうち、「喜び(JOY)」、「驚き(S
UPRISE)」若しくは「悲しみ(SUDNES
S)」の何れかのパラメータ値が「50〜100の範囲(5
0,100)」であるときには他のノードに遷移することが
できるようになっている。
【0056】また、状態遷移表26においては、「他の
ノードヘの遷移確率」の欄における「遷移先ノード」の
列にそのノードNODE〜NODEから遷移できる
ノード名が列記されると共に、「入力イベント名」、
「データ値」及び「データの範囲」の各行に記述された
全ての条件が揃ったときに遷移できる他の各ノードNO
DE〜NODEへの遷移確率が「他のノードヘの遷
移確率」の欄における「出力行動」の行に記述されてい
る。なお「他のノードヘの遷移確率」の欄における各行
の遷移確率の和は100〔%〕となっている。
【0057】従って、図5の状態遷移表26で表される
ノートNODE100では、例えば「ボールを検出(B
ALL)」し、そのボールの「大きさ(SIZE)」が
「0〜1000の範囲(0,1000)」であるという認識結果が
与えられた場合には、「30〔%〕」の遷移確率で「ノー
ドNODE120(node 120)」に遷移でき、そのとき
「ACTION 1」の行動が出力されることとなる。
【0058】そして行動モデル25は、このような状態
遷移表26として記述されたノードNODE〜NOD
がいくつも繋がるようにして構成されている。そし
て、行動決定オブジェクト22は、意味変換オブジェク
ト20から認識結果が与えられたときや、感情・本能生
成オブジェクト21から通知が与えられたときなどに、
メモリ10Aに格納されている対応するノードNODE
〜NODEの状態遷移表26を利用して次の行動や
動作を確率的に決定し、決定結果を行動生成オブジェク
ト23に通知するようになされている。
【0059】行動生成オブジェクト23は、行動決定オ
ブジェクト22からの通知に基づいて、ロボット装置1
が指定された行動や動作を発現するように、必要に応じ
て対応するアクチュエータ19〜19を駆動制御し
たり、メモリ10Aに格納された制御パラメータの一つ
であるサウンドデータファイル内の対応するサウンドデ
ータに基づいて、対応する音声信号S6(図2)を生成
してスピーカ18に送出したり、又はメモリ10Aに格
納された制御パラメータの一つである発光データファイ
ル内の対応する発光データに基づいて、「目」の位置の
LEDを対応する発光パターンで点滅させる。
【0060】このようにしてロボット装置1において
は、制御プログラムに基づいて、自己及び周囲の状況
や、ユーザからの指示及び働きかけに応じた自律的な行
動を行うことができるようになされている。
【0061】次に、成長度合いに応じた行動をするため
にロボット装置1が有する成長モデルについて説明す
る。
【0062】成長モデルは、ロボット装置1があたかも
本物の動物が「成長」するかのごとく行動を変化させる
ようなモデルである。
【0063】ロボット装置1は、この成長モデルによ
り、成長レベル(成長度合い)に応じた行動を発現する
ようになされている。具体的には、ロボット装置1は、
成長モデルにより、「幼年期」、「少年期」、「青年
期」及び「成人期」の4つの「成長段階」に応じた行動
をするようになされている。
【0064】成長モデルは、具体的には、「幼年期」、
「少年期」、「青年期」及び「成人期」の成長段階ごと
に上述したような行動モデル(行動決定オブジェクト)
を備えるものであって、各成長段階に応じた行動モデル
が選択されることにより成長に応じた行動を行うように
なされている。例えば、行動モデルの「成長段階」によ
る違いは、行動や動作の難易度や煩雑さなどによって表
現している。具体的には以下のようになる。
【0065】「幼年期」の行動モデルは、例えば「歩行
状態」については歩幅を小さくするなどして「よちよち
歩き」となるように、「モーション」については単に
「歩く」、「立つ」、「寝る」程度の「単純」な動きと
なるように、また、「行動」については同じ行動を繰り
返し行うようにするなどして「単調」な行動となるよう
に、さらに、「サウンド」については音声信号の増幅率
を低下させるなどして「小さく短い」鳴き声となるよう
になされている。
【0066】そして、このような成長段階の遷移につい
ては、所定の行動及び動作などの予め決められた「成
長」に関与する複数の要素(以下、これらを成長要素と
いう。)について、その発生を常時監視してカウントす
ることにより行っている。具体的には、この成長要素の
累積度数(カウント値)を成長度合いを示す情報とし
て、各成長要素の累積度数の合計値(以下、成長要素の
総合経験値という。)が予め設定された閾値を越えたと
きに、使用する行動モデルを変更して、すなわち例え
ば、「幼年期」の行動モデルよりも成長レベル(行動や
動作の難易度や煩雑さなどのレベル)が高い「少年期」
の行動モデルに変更して、成長段階を遷移させている。
【0067】ここで、成長要素とは、例えば、サウンド
コマンダ(リモートコントローラ)を用いた音階による
指令入力や、「なでる」及び「たたく」に該当するタッ
チセンサ17を介してのセンサ入力及び決められた行動
及び動作の成功回数などでなる強化学習や、「なでる」
及び「たたく」に該当しないタッチセンサ17を介して
のセンサ入力や、「ボールで遊ぶ」等の所定の行動や動
作である。
【0068】そして、このように成長段階を遷移させた
後、遷移された成長モデルである「少年期」の行動モデ
ルに従って、例えば「歩行状態」については各アクチュ
エータ19〜19の回転速度を速くするなどして
「少しはしっかり」と歩くように、「モーション」につ
いては動きの数を増加させるなどして「少しは高度かつ
複雑」な動きとなるように、「行動」については前の行
動を参照して次の行動を決定するようにするなどして
「少しは目的」をもった行動となるように、また「サウ
ンド」については音声信号の長さを延ばしかつ増幅率を
上げるなどして「少しは長く大きい」鳴き声となるよう
に、各アクチュエータ19〜19やスピーカ18か
らの音声出力を制御する。
【0069】これと同様にして、この後、成長要素の総
合経験値が「青年期」や「成人期」にそれぞれ対応させ
て予め設定された各閾値を越えるごとに、行動モデルを
より「成長段階」の高い「青年期」又は「成人期」の行
動モデルに順次変更し、当該行動モデルに従って各アク
チュエータ19〜19の回転速度やスピーカ18に
与える音声信号の長さや増幅率を徐々に上げたりする。
【0070】以上述べたような成長モデルにより、ロボ
ット装置1は、「成長段階」が上がる(すなわち「幼年
期」から「少年期」、「少年期」から「青年期」、「青
年期」から「成人期」に変化する。)に従って、「歩行
状態」が「よちよち歩き」から「しっかりした歩き」
に、「モーション」が「単純」から「高度・複雑」に、
「行動」が「単調」から「目的をもって行動」に、かつ
「サウンド」が「小さく短い」から「長く大きい」に段
階的に変化するように行動を表出させるようになる。
【0071】このような成長モデルにより、ロボット装
置1は、自己及び周囲の状況や、ユーザからの指示及び
働きかけに基づいて、成長段階に応じた自律的な行動を
行うことができるようになされている。
【0072】(2)ロボット装置1により実現される種
々の効果 上述のロボット装置1により実現される本発明による種
々の効果について以下に説明する。大別して(1)商品
製造メーカーとロボット製造メーカーとの間で結ぶ契約
と契約の実施、(2)契約の実施結果として得られるバ
ーコードを使用したロボット装置1による行動の発現、
といった手続きにおいて種々の効果を得ることができ
る。
【0073】ここで、物の属性に係る情報としては、例
えば、少なくとも商品製造会社のコード(当該商品の出
所を示す情報)及びその商品製造会社の製造する商品の
コードを含む情報からなるバーコードや、当該バーコー
ドに対応され、所定の反応を発生させるための反応情報
とされるいわゆるサイバーコードが挙げられる。また、
商品は、商品製造会社(以下、商品製造メーカー)によ
って製造されるものである。例えば、衣・食・住に関し
た消費財である。
【0074】(2−1)商品製造メーカーとロボット製
造メーカーの間で結ぶ契約 図6に示すように、商品製造会社(商品製造メーカー)
が販売する特定商品について、ロボット装置1を製造す
る会社(ロボット製造メーカー)との間で契約を結ぶ
(図7に示すステップS1)。この契約の内容は、商品
製造メーカー201側では、契約に係る特定商品に所定
のバーコードやサイバーコードを付し、ロボット製造メ
ーカー202側では、特定商品に付されたバーコードや
サイバーコードを見たロボット装置1に所定の行動をさ
せる、といったものである。
【0075】すなわち、契約内容の実施により、図8中
(A)に示すように、商品製造メーカーにより商品10
0に付されたバーコードBCをロボット装置1が見る
と、当該ロボット装置1は、ロボット製造メーカーによ
り契約内容としての所定の行動をするようになる。ま
た、図8中(B)に示すように、商品製造メーカーによ
り商品100に付されたバーコードBC及びサイバーコ
ードCCをロボット装置1が見ると、当該ロボット装置
1は、ロボット製造メーカーにより契約内容としての所
定の行動をするようになる。本実施の形態では、サイバ
ーコードCCは、この図8中(B)に示すように、図形
部CCと数字部CCとから構成されている。
【0076】また、商品にバーコードBC及びサイバー
コードCCを付する場合においては、サイバーコードC
Cを複数パターン(複数種類)用意して、同一の商品内
において何れかのパターンを付すようにする。これによ
り、同一の商品内において、バーコードBCとサイバー
コードCCとの組合せが異なるものとして付されるよう
になる。
【0077】なお、図8中(A)に示すように、特定商
品にバーコードBCのみを付す場合と、図8中(B)に
示すように、特定商品にバーコードBC及びサイバーコ
ードCCを付す場合とがあるが、このような違いを設け
た理由等については後で詳述する。以下、図面において
は、実施例として商品にバーコードBC及びサイバーコ
ードCCを付した場合を示すが、商品にバーコードBC
のみを付している場合も当然に考えるものとする。
【0078】以下具体的に説明すると、契約に基づい
て、商品製造メーカーでは、図7に示すように、ステッ
プS2において、特定商品にバーコードBC或いはバー
コードBC及びサイバーコードCCを付して販売する。
【0079】例えば、食品を製造する商品製造メーカー
であれば、図9中(A)に示すようにジュースの缶10
0aにバーコードBC及びサイバーコードCCを付し、
或いは図9中(B)に示すように菓子の袋100bにバ
ーコードBC及びサイバーコードCCを付し、これを販
売する。契約の内容によっては、バーコードBCのみを
付す。また、食品を製造する商品製造メーカーは、一般
的には、多種の食品を製造しているのであるが、契約内
容としては、そのうちの一部食品を特定商品として、当
該特定商品にバーコードBC或いはバーコードBC及び
サイバーコードCCを付すようなものであってもよい。
【0080】また、特定商品は、食品に限定されない。
すなわち、コンパクトディスク(いわゆるCD)を製造
する商品製造メーカーは、図9中(C)に示すように、
コンパクトディスクのケース100cにバーコードBC
及びサイバーコードCC或いはバーコードBCを付し
て、これを販売する。
【0081】また、商品製造メーカーでは、いわゆる自
己が開設しているWebページにバーコードBC或いは
バーコードBC及びサイバーコードCCを表示させるこ
ともできる。例えば、Webページにおいて、特定商品
に対応させて、バーコードBC或いはバーコードBC及
びサイバーコードCCを表示させる。これにより、ユー
ザがパーソナルコンピュータ等の通信個人装置(端末)
を操作して、Webページにアクセスすることにより、
図10に示すように、パーソナルコンピュータ110の
モニター111の画面111aにバーコードBC及びサ
イバーコードCCが表示される。或いは、契約内容によ
っては、バーコードBCのみが表示される。
【0082】一方、ロボット製造メーカーでは、契約の
内容に基づいて、図7に示すように、ステップS3にお
いて、バーコードBC或いはバーコードBC及びサイバ
ーコードCCを見たロボット装置1が所定の動作をする
ように当該ロボット装置1に処理を施す。具体的には以
下のようにする。
【0083】ロボット装置1は、上述したように外的要
因及び/又は内的要因に応じて所定の行動をするように
構成されている。そして、ロボット装置1は、そのよう
な行動を行動情報(行動生成情報)に決定している。さ
らに、ロボット装置1は、そのような行動情報を着脱自
在とされる情報記録媒体に記録して保持している。例え
ば、情報記録媒体としては、いわゆる「メモリースティ
ック」(ソニー株式会社が提供するメモリカード(商
品)の商標名)等のメモリカードが挙げられる。
【0084】このようなことから、ロボット製造メーカ
ーでは、バーコードBC或いはバーコードBC及びサイ
バーコードCCを見たロボット装置1が所定の行動をす
るような処理として、バーコードBC或いはバーコード
BC及びサイバーコードCCを外的要因として検出した
とき、すなわち、ロボット装置1が図2に示すCCDカ
メラ16等の撮像手段によりバーコードBC或いはバー
コードBC及びサイバーコードCCが撮像されたときに
所定の行動をするような行動生成情報を当該ロボット装
置1のメモリカードに記録させる。
【0085】ここで、所定の行動とは、上述したような
感情、本能、成長の状態(パラメータ等)が変化しても
普段においては発現させることのない行動パターンの情
報である。
【0086】例えば、所定の行動を、バーコードBC或
いはバーコードBC及びサイバーコードCCが付される
商品に対応して動物が通常とる行動にする。具体的は、
犬は牛乳を通常「ペロペロ」と飲むが、特定商品が「牛
乳」である場合には、所定の行動を、「ペロペロ」とい
った音を出力する動作にする。また、特定商品が上述し
たようにコンパクトディスクの場合には、所定の行動
を、そのコンパクトディスクに記録されているメロディ
の出力を伴った動作(ダンス)にする。
【0087】なお、メモリカードに予め行動生成情報を
記録しておくことに限定されるものではない。無線又は
有線による構築されている情報通信ネットワークを介し
て、情報提供装置(情報管理装置)とされるサーバーか
ら行動生成情報をロボット装置1に取り込ませて、これ
を、バーコードBC或いはバーコードBC及びサイバー
コードCCを見たロボット装置1が所定の動作をするよ
うなロボット製造メーカーにおける処理とすることもで
きる。これについては、後で詳述する。
【0088】(2−2)契約の実施結果として得られる
バーコードを使用したロボット装置1による行動の発現 ロボット装置1のユーザ側では、図7に示すステップS
4において、ロボット装置1の認識/育成(新たな行動
の発現)を目的として、バーコードBC或いはバーコー
ドBC及びサイバーコードCCが付されている特定商品
を購入し、図9中(A)乃至(C)に示すように、特定
商品であるジュースの缶100a、菓子の袋100b或
いはコンパクトディスクのケース100cに付されてい
るバーコードBC及びサイバーコードCCを見せる。
【0089】これにより、ロボット装置1は、図11中
(A)に示すように、そのようなバーコードBC及びサ
イバーコードCCを図2に示すCCDカメラ16により
直接認識する。また、図11中(B)に示すように、ロ
ボット装置1は、読み取り装置120を介して認識する
こともできる。この場合、読み取り装置120により商
品に付されているバーコードBC及びサイバーコードC
Cが読み取られて、ロボット装置1は、読み取り装置1
20から送られてくる音階情報等や赤外線から、バーコ
ードBC及びサイバーコードCCの情報を間接的に認識
する。
【0090】ロボット装置1によるバーコードBC或い
はバーコードBC及びサイバーコードCCの認識につい
ては、具体的には、ロボット製造メーカーと第三者とさ
れる商品製造メーカーとの間で締結された内容である契
約関連情報(例えば、バーコードの画像情報等)をロボ
ット装置1がメモリ等に保持し、CCDカメラ16によ
り検出されたバーコードBC或いはバーコードBC及び
サイバーコードCCと比較して認識するようにする。
【0091】このようにしてバーコードBC或いはバー
コードBC及びサイバーコードCCを契約内容のものと
して認識したロボット装置1は、図7に示すステップS
5において、そのバーコードBC或いはバーコードBC
及びサイバーコードCCに応じて作成された行動生成情
報に基づく行動を発現する。
【0092】なお、前述の場合、図2に示すロボット装
置1において、メモリ10A又は図示しない情報記録部
が、商品の属性に係るバーコードBC若しくはバーコー
ドBC及びサイバーコードCCを記録する属性記録部と
して機能し、図2に示すCCDカメラ16がバーコード
BC若しくはバーコードBC及びサイバーコードCCが
記録されている商品から、少なくともバーコードBC又
はバーコードBCを読み取る物情報読み取り部として機
能し、コントローラ10の一機能が、メモリ10A等に
記録されている情報とCCDカメラ16から読み取られ
たバーコードBC等との比較を行う情報比較機能として
働く。そして、ロボット装置1は、コントローラ10の
情報比較機能で比較した情報が一致する結果が得られた
際に、所定の動作(行動)を生成(発現)する。すなわ
ち、ロボット装置1は、予め保持しているバーコード等
の情報と、CCDカメラ16により読み取ったバーコー
ドとが一致した場合に、所定の行動を発現するようにな
されている。
【0093】例えば、発現する行動については、特定商
品が牛乳である場合には、バーコードBC或いはバーコ
ードBC及びサイバーコードCCを認識したロボット装
置1は、「ペロペロ」といった音を出力する。また、特
定商品がコンパクトディスクの場合には、バーコードB
C或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを認識
したロボット装置1は、そのコンパクトディスクに記録
されているメロディの出力し、そしてメロディに合わせ
てダンスをする。
【0094】なお、発現する行動として、バーコードB
C或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを認識
した場合に、成長レベルを上げた動作を発現することも
できる。上述したようにロボット装置1は、成長モデル
により成長段階に応じた行動をするようになされている
が、バーコードBC或いはバーコードBC及びサイバー
コードCCの認識により、ロボット装置1は、例えば
「少年期」から「青年期」に成長段階を遷移させて、行
動を発現することもできる。これによれば、バーコード
BC或いはバーコードBC及びサイバーコードCCのロ
ボット装置1による認識を、ロボット装置1の育成に結
びつけることができたことになる。
【0095】また、発現する行動としては、単純な行動
ではなく、「芸」、「パフォーマンス」等の複雑なもの
とすることもできる。
【0096】ここで、特定商品にバーコードBCのみを
付している場合と、バーコードBC及びサイバーコード
CCを付している場合の違いについて説明する。
【0097】商品製造メーカーとロボット製造メーカー
との間で交わされた契約が、特定商品の所定のバーコー
ドBCのみについてのものであれば、ユーザは、同一商
品を購入する限りにおいてはロボット装置1により同一
の行動しか見られない。
【0098】一方、商品製造メーカーとロボット製造メ
ーカーとの間で交わされた契約が、特定商品に付された
バーコードBC及びサイバーコードCCについてのもの
であれば、ユーザは、同一商品を購入しても、付されて
いるサイバーコードCCが異なればロボット装置1によ
り異なる行動を見ることができるようになる。これによ
り、ユーザは、同一の商品を購入してもロボット装置1
の異なる行動を見ることができ、ロボット装置1の行動
を鑑賞する楽しさが増える。
【0099】なお、ロボット装置1がバーコードBCと
サイバーコードCCとをCCDカメラ16により同時に
認識できない場合には、バーコードBCとサイバーコー
ドCCとを別々に見せるようにする。この場合、ロボッ
ト装置1に見せる順番は、バーコードBCを見せてサイ
バーコードCCを見せるといったものでもよく、サイバ
ーコードCCを見せてバーコードBCを見せるといった
ものものでもよく、ロボット装置1は、別々に入力され
てくるバーコードBC及びサイバーコードCCとを一組
の情報として認識して、記録されている行動生成情報に
基づいて所定の行動を発現する。
【0100】また、ロボット装置1は、バーコードBC
或いはバーコードBCとサイバーコードCCを見た回数
を記憶しておくこともできる。そして、ロボット装置1
は、そのような回数が所定の回数になったときには、所
定の行動を発現しないようにする。これにより、ロボッ
ト装置1は、同一のバーコードBC或いは同一の組合せ
とされるバーコードBC及びサイバーコードCCを一定
回数認識した場合には、行動を発現しなくなる。これに
より、行動を発現させてロボット装置1を鑑賞したい場
合には、他のバーコードBC或いはバーコードBC及び
サイバーコードCCの他の組合せが付された商品を購入
する必要がある。
【0101】また、サイバーコードCCは、上述したよ
うに図形部CCと数字部CCとから構成されている
が、図形部CCと数字部CCとの組合せを複数用意
しておくことにより、ロボット装置1が生成する行動の
拡張性を無限のものとすることができるようになる。ま
た、バーコードBCや、バーコードBC及びサイバーコ
ードCCによってロボット装置1が発現する行動につい
ては、ユーザに事前に知られないようにしておくことと
することがユーザが鑑賞する楽しさを増加させるという
意味においてはより効果的になる。すなわち、ユーザ
は、商品を購入して、商品に付されているバーコードB
C或いはバーコードBC及びサイバーコードCCをロボ
ット装置1を見せない限りは、事前にロボット装置1が
発現する行動を予測することができず、ロボット装置1
にみせて初めて行動を鑑賞することができるので、ユー
ザがロボット装置1を鑑賞する楽しさを増加させること
ができる。
【0102】また、ロボット製造メーカーでは、バーコ
ードBC、或いはバーコードBC及びサイバーコードC
Cに対応する行動生成情報を、変更することもできる。
例えば、定期的に行動生成情報を変更する。これによ
り、同一のバーコードBC或いはバーコードBC及びサ
イバーコードCCをロボット装置1に認識させた場合で
もロボット装置1は、違った行動を発現するようにな
る。
【0103】さらに、このような変更された行動情報の
提供は、そのような変更した行動情報をメモリーカード
に記憶させて、ユーザに提供することにより行うことに
する。これにより、ユーザは、メモリーカードを購入し
ない限りは、同一のバーコードBC或いはバーコードB
C及びサイバーコードCCについて異なる動作を鑑賞す
ることはできない。
【0104】また、ユーザは、図7に示すステップS4
において、ロボット装置1の認識/育成を目的として、
バーコードBC或いはバーコードBC及びサイバーコー
ドCCが表示される商品製造メーカーのWebサイトに
アクセスしてモニターにWebページを表示させる。
【0105】そして、ユーザは、図10に示すように、
モニター111の画面111aに表示されるWebペー
ジのバーコードBC及びサイバーコードCCをロボット
装置1に見せる。
【0106】これにより、図7に示すステップS5にお
いて、CCDカメラ16によりバーコードBC或いはバ
ーコードBC及びサイバーコードCCを認識したロボッ
ト装置1は、そのバーコードBC或いはバーコードBC
及びサイバーコードCCに応じて作成された行動情報に
基づく行動を発現する。
【0107】以上述べたように、ロボット装置1により
種々の効果を得ることができる。また、図7に示すステ
ップS4及び図12に示すように、商品製造メーカー2
01とユーザ200との間では、ユーザ200への商品
の提供により商品製造メーカーで商品の販売による利益
(商品代金)M2が発生する。
【0108】また、商品製造メーカー201とロボット
製造メーカー202との間では、図7に示すステップS
2及び図12に示すように、契約料とユーザ200がロ
ボット装置1に認識/育成を目的として商品を購入した
ことにより、ロボット製造メーカー202では、商品製
造メーカー201からの取扱手数料M1を得ることがで
きる。
【0109】具体的には、取扱手数料は、商品の場合に
ついては商品売上げの一部が商品製造メーカー201か
らロボット製造メーカー202に支払われ、また、We
bサイトへの表示分については、そのアクセス数から算
出された費用が商品製造メーカー201からロボット製
造メーカー202に支払われる。
【0110】さらに、ロボット製造メーカー202とユ
ーザ200との間では、図7に示すステップS5及び図
12に示すように、所定の行動を発現させようとしてユ
ーザ200がメモリーカードを購入することによりロボ
ット製造メーカー202には、その利益が発生する。例
えば、一定期間後に、ユーザにロボット装置を使った新
しい楽しみ方、行動、機能を入れたメモリカードを新規
販売することにより、利益を得ることができ、一方、ユ
ーザは新たに提供されたメモリカードにより商品に反応
するロボット装置の行動を鑑賞することができる。
【0111】なお、上述の実施の形態では、行動生成情
報が予めメモリカードに記録されている場合について説
明したがこれに限定されるものではない。無線又は有線
による構築されている情報通信ネットワークを介して、
情報提供装置とされるサーバーから行動生成情報をロボ
ット装置1に取り込ませて、これを、バーコードBC或
いはバーコードBC及びサイバーコードCCを見たロボ
ット装置1が所定の動作をするようなロボット製造メー
カーにおける処理とすることもできる。具体的には図1
3を用いて説明する。
【0112】図13に示すように、ロボット装置1は、
読み取ったバーコードBC或いはバーコードBC及びサ
イバーコードCCをロボットメーカーサーバー38に或
いはホームサーバー40に送る。
【0113】ロボットメーカーサーバー38は、ロボッ
ト製造メーカー202が有するサーバーである。このロ
ボットメーカーサーバー38には、ロボット製造メーカ
ー202が商品製造メーカー201との間で締結した契
約の内容が記録されている。例えば、商品名、当該商品
に付されるバーコードBC或いはバーコードBC及びサ
イバーコードCC、当該バーコードBC或いはバーコー
ドBC及びサイバーコードCCに対応される行動生成情
報等が、データベースとして登録されている。
【0114】このロボットメーカーサーバー38は、そ
のようなデータベースとして登録されている情報に基づ
いて、ロボット装置1から送られてきたバーコードBC
或いはバーコードBC及びサイバーコードCCに対応さ
れる行動生成情報を選択して、これを当該ロボット装置
1に送信する。すなわち、ロボットメーカーサーバー3
8は、ロボット装置1から送られてきたバーコードBC
或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを受信し
て、当該バーコードBC或いはバーコードBC及びサイ
バーコードCCが契約の内容としての情報に一致してい
るときには、行動生成情報をロボット装置1に送信す
る。
【0115】例えば、ロボットメーカーサーバー38と
ロボット装置1との間で行うデータ通信は、図14に示
すような情報通信ネットワーク30上において行われて
いる。
【0116】情報通信ネットワーク30上には、個人端
末31A,31B,31C,31Dと、各種電気通信回
線32,33,34,39により接続されているサーバ
ー38とが存在している。そして、個人端末31A〜3
1Dは、一般家庭等に設置された通常のパーソナルコン
ピュータであり、インターネット36又は一般公衆回線
39を介してサーバー38と通信して当該サーバー38
との間で必要なデータを送受信したり、ロボット装置1
との間で通信するようになされている。
【0117】このような情報通信ネットワーク30にお
いて、ロボット装置1は、個人端末31を介すことで、
サーバー38との間でデータの通信を行うことができる
ようになされている。具体的には、ロボット装置1から
個人端末31を介して、バーコードBC或いはバーコー
ドBC及びサイバーコードCCがロボットメーカーサー
バー38に送信され、ロボットメーカーサーバー38か
らは、個人端末31を介して、これに対応される行動生
成情報が送られてくる。一方、ホームサーバー40は、
個人的、家庭的に設置されているサーバーである。この
ホームサーバー40には、ロボット製造メーカー202
が商品製造メーカー201との間で締結した契約の内容
が記録されている。例えば、商品名、当該商品に付され
るバーコードBC或いはバーコードBC及びサイバーコ
ードCC、当該バーコードBC或いはバーコードBC及
びサイバーコードCCに対応される行動生成情報等が、
データベースとして登録されている。
【0118】例えば、上述したような商品製造メーカー
201とロボット製造メーカー202との間で締結され
た契約の内容については、基本的には、ロボットメーカ
ーサーバー38において管理されていることから、ホー
ムサーバー40にて記録されている情報は、ロボットメ
ーカーサーバー38とユーザ(ホームサーバー40)と
の契約等に基づいてロボットメーカーサーバー38から
送られてきたものである。
【0119】このホームサーバー40は、ロボットメー
カーサーバー38と同様に、そのようなデータベースと
して登録されている情報に基づいて、ロボット装置1か
ら送られてきたバーコードBC或いはバーコードBC及
びサイバーコードCCに対応される行動生成情報を、当
該ロボット装置1に送信する。すなわち、ホームサーバ
ー40は、ロボット装置1から送られてきたバーコード
BC或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを受
信して、当該バーコードBC或いはバーコードBC及び
サイバーコードCCが契約の内容としての情報に一致し
ているときには、行動生成情報をロボット装置1に送信
する。
【0120】ロボット装置1は、このようにロボットメ
ーカーサーバー38又はホームサーバー40から送られ
てくる行動生成情報に基づいて、例えば、商品としての
菓子100を見たことに対応し、所定の行動を発現する
ようになる。
【0121】また、上述の実施の形態では、ロボット装
置1は、所定のサーバーとの間でデータの通信を行い、
所定の行動を発現するようになされているが、これに限
定されるものではない。例えば、情報通信ネットワーク
上のいわゆるサード・パーティからの情報を受信してこ
れに基づいて、ロボット装置1は、行動を発現するよう
にすることもできる。具体的には、ユーザは、情報通信
ネットワーク上においてサード・パーティが用意してい
る属性情報としてバーコード等を、ロボット装置1に取
り込む。ロボット装置1では、これにより、その取り込
まれたバーコードと予め保持しているバーコード等の情
報と比較して、一致する場合により所定の行動を発現す
る。
【0122】また、上述した実施の形態では、商品にバ
ーコードBC或いはバーコードBC及びサイバーコード
CCが付されている場合や、Webページにアクセスし
てモニターの画面にバーコードBC或いはバーコードB
C及びサイバーコードCCを表示する場合について説明
したが、これに限定されるものではない。例えば、いわ
ゆる携帯電話の表示画面にバーコードBC或いはバーコ
ードBC及びサイバーコードCCを表示させることもで
きる。これを以下に具体的に説明する。
【0123】先ず、図15に示すように、電話通信会社
の画像配信サービスについて、ロボット製造メーカーと
契約を結ぶ。この契約の内容は、電話通信会社側では、
所定のバーコードBC或いはバーコードBC及びサイバ
ーコードCCの画像を配信して、ロボット製造メーカー
202側では、バーコードBC或いはバーコードBC及
びサイバーコードCCを見たロボット装置1に所定の行
動をさせる、といったものである。例えば、上述したよ
うに、ロボット製造メーカーが商品製造メーカーとの間
で特定商品にバーコードBC或いはバーコードBC及び
サイバーコードCCを付すことについて契約を結んでい
る場合には、当該特定商品の画像に加えてバーコードB
C或いはバーコードBC及びサイバーコードCCの画像
を配信することにより、ロボット製造メーカーは、商品
製造メーカーから契約料等を得ることができるようにな
る。
【0124】上述のような契約に基づいて、商品製造メ
ーカーでは、ステップS12において、携帯電話へのバ
ーコードBC或いはバーコードBC及びサイバーコード
CCの配信サービスを開始する。
【0125】一方、ロボット製造メーカーでは、契約の
内容に基づいて、ステップS13において、バーコード
BC或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを見
たロボット装置1が所定の動作をするような処理とし
て、上述したように、バーコードBC或いはバーコード
BC及びサイバーコードCCを外的要因として検出した
とき、すなわち、ロボット装置1が図2に示すCCDカ
メラ16等の撮像手段によりバーコードBC或いはバー
コードBC及びサイバーコードCCが撮像されたときに
所定の行動をするような行動生成情報を当該ロボット装
置1のメモリカードに記録させる。
【0126】ロボット装置1のユーザ側では、ステップ
S14において、ロボット装置1の認識/育成を目的と
して、バーコードBC或いはバーコードBC及びサイバ
ーコードCCの画像データを受信する。このようなユー
ザにより受信により、図15のステップS14及び図1
2に示すように、電話通信会社では、通信料及び情報料
M4を得ることができる。また、契約の内容として、ロ
ボット製造メーカーは、電話通信会社から情報料M5を
得ることができるようになる。
【0127】そして、ロボット装置1では、図16に示
すように、携帯電話130の表示画面131に表示され
るバーコードBC及びサイバーコードCCを図2に示す
CCDカメラ16により直接認識する。
【0128】これにより、CCDカメラ16によりバー
コードBC或いはバーコードBC及びサイバーコードC
Cを認識したロボット装置1は、図15に示すステップ
S15において、そのバーコードBC或いはバーコード
BC及びサイバーコードCCに応じて作成された行動生
成情報に基づく行動を発現する。
【0129】以上述べたように、電話通信会社とロボッ
ト製造メーカーとの間でバーコードBC或いはバーコー
ドBC及びサイバーコードCCの画像データを配信する
ことについて契約を結ぶことにより、ユーザは、携帯電
話によりバーコードBC或いはバーコードBC及びサイ
バーコードCCの画像を受信して、これをロボット装置
1にみせて、所定の行動を発現させることができるよう
になる。
【0130】また、上述の実施の形態では、バーコード
BC或いはバーコードBC及びサイバーコードCCの読
み取りを、ロボット装置1固有の部分とされるCCDカ
メラ16によって行う場合について説明した。すなわ
ち、図17中(A)に示すように、ロボット装置1が目
に対応されるCCDカメラ16によって、パーソナルコ
ンピュータ110や携帯電話130等の消費財(消費財
群A)やジュース(缶)110a、菓子(袋)110b
やCD(ケース)100c等の消費財(消費財群B)に
付されているバーコードBC及びサイバーコードCC
(或いはバーコードBCのみ)を読み取っている。
【0131】しかし、これに限定されるものではなく、
外部接続される専用の読み取り装置によってバーコード
BC或いはバーコードBC及びサイバーコードCCを読
み取るようにすることもできる。例えば、専用の読み取
り装置としては、図17中(B)に示すように、ロボッ
ト装置1に外部接続可能とされるバーコードリーダー1
40や撮像装置(例えば、外付け用CCDカメラ)14
1等が挙げられる。また、そのような外部接続機器を接
続するためにロボット装置1が備えるインターフェース
としては、いわゆるPC(personal Computer)カード
スロットが挙げられる。近年、PCカードスロットは、
ロボット装置において一般的に搭載されつつある。例え
ば、PCカードスロットを備えることにより、ロボット
装置1は、通信モデムのPCカードを使用することがで
きるようになり、パーソナルコンピュータや他のロボッ
ト装置との間での通信を可能としている。
【0132】ロボット装置1は、図17中(B)に示す
ように、そのように他の用途にも使用されているPCカ
ードスロットをインターフェースとして接続されるバー
コードリーダー140や撮像装置(例えば、外付け用C
CDカメラ)141により、バーコードBC及びサイバ
ーコードCC(或いはバーコードBCのみ)を読み取る
ことができる。これにより、ロボット装置1は、装置単
体として技術的に確立されているといえるバーコードリ
ーダー140や撮像装置141等の専用の読み取り装置
を利用した読み取りができるようになり、飛躍的に認識
率を高くして、バーコードBCやサイバーコードCCの
認識をすることができるようになる。また、PCカード
スロットは他の用途としても利用されるインターフェー
スでもあることから、外部接続する読み取り装置を接続
するためのインターフェースを新たに設けることなく、
そのように精度良い認識を実現することができる。
【0133】
【発明の効果】本発明に係る自動装置は、物の属性に係
る情報を記録する属性記録部と、物の属性に関する少な
くとも2つの情報が記録されている物から、少なくとも
一つの情報を読み取る物情報読み取り部と、属性記録部
に記録されている情報と物情報読み取り部から読み取ら
れた情報との比較を行う情報比較部とを備え、情報比較
部で比較した情報が一致する結果が得られた際に、所定
の動作を生成することにより、物の属性に関する少なく
とも2つの情報が記録されている物から、少なくとも一
つの情報を物情報読み取り部により読み取り、属性記録
部に記録されている情報と物情報読み取り部から読み取
られた情報との比較を情報比較部により行い、情報比較
部で比較した情報が一致する結果が得られた際に、所定
の動作を生成することができる。
【0134】これにより、自動装置は、例えばロボット
装置として、物に記録されている当該物の属性に関する
情報に基づいて、所定の動作を生成することができる。
【0135】また、本発明に係る自動装置の動作生成方
法は、物の属性に関する少なくとも2つの情報が記録さ
れている物から、少なくとも一つの情報を読み取る物情
報読み取り工程と、属性記録部に予め記録されている情
報と物情報読み取り工程にて読み取られた情報との比較
を行う情報比較工程と、情報比較工程にて比較した情報
が一致する結果が得られた際に、自動装置に所定の動作
を生成させる動作生成工程とを有することにより、ロボ
ット装置等の自動装置は、物に記録されている当該物の
属性に関する情報に基づいて、所定の動作を生成するこ
とができる。
【0136】また、本発明に係る情報提供装置は、物の
属性に関する情報を記録する属性記録部と、物の属性に
関する少なくとも2つの情報が記録されている物から少
なくとも一つの情報を読み取る物情報読み取り部と、属
性記録部に記録されている情報と物情報読み取り部から
読み取られた情報との比較を行う情報比較部と、属性記
録部に情報を記録する通信部とを備えた自動装置の、通
信部に対し、情報記録部に蓄積されている物の属性に関
する属性情報を送出する送出部を備えることにより、情
報提供装置は、送信部により、自動装置の通信部に物の
属性に関する属性情報を送信し、自動装置では、送信さ
れてきた属性情報を通信部により受信して、これを属性
記録部に記録することができる。
【0137】また、本発明に係る情報提供方法は、物の
属性に関する情報を記録する属性記録部と、物の属性に
関する少なくとも2つの情報が記録されている物から少
なくとも一つの情報を読み取る物情報読み取り部と、属
性記録部に記録されている情報と物情報読み取り部から
読み取られた情報との比較を行う情報比較部と、属性記
録部に情報を記録する通信部とを備えたロボット装置
の、通信部に対し、物の属性に関する属性情報を送出す
ることにより、自動装置の通信部に物の属性に関する属
性情報が送信され、自動装置では、送信されてきた属性
情報を通信部により受信して、これを属性記録部に記録
することができる。
【0138】また、本発明に係る情報提供装置は、物の
属性に関する少なくとも2つの属性情報が記録されてい
る物から少なくとも一つの情報を読み取る物情報読み取
り部と、行動を生成する制御部と、制御部に対し行動を
生成するための情報を与え、かつ、情報読み取り部で読
み取られた属性情報を取得するとともに、取得した属性
情報を送出する通信部とを備えた自動装置の、通信部か
ら送出された属性情報を読み取り、読み取った属性情報
が予め決められた情報と一致したときに、所定の行動を
生成する行動生成情報を通信部に送出することにより、
自動装置では、通信部により受信した行動生成情報に基
づいて制御部により行動を生成することができる。
【0139】また、本発明に係る情報提供方法は、物の
属性に関する少なくとも2つの属性情報が記録されてい
る物から少なくとも一つの情報を読み取る物情報読み取
り部と、行動を生成する制御部と、制御部に対し行動を
生成するための情報を与え、かつ、情報読み取り部で読
み取られた属性情報を取得するとともに、取得した属性
情報を送出する通信部とを備えた自動装置の、通信部か
ら送出された属性情報を読み取り、読み取った属性情報
が予め決められた情報と一致したときに、所定の行動を
生成する行動生成情報を通信部に送出することにより、
自動装置では、通信部により受信した行動生成情報に基
づいて制御部により行動を生成することができる。
【0140】また、本発明に係るロボット装置は、外的
要因及び/又は内的要因に基づいて自律的に行動をする
自律型のロボット装置であって、当該装置の製造会社又
は販売会社と第三者との契約関連情報が記憶された記憶
部を有し、少なくとも物の出所に係る情報が記録されて
いる当該物からの情報を読み取り、当該出所が、契約関
連情報に基づき、製造会社又は販売会社と所定の契約を
結んでいる場合は、所定の行動又は反応を生成すること
により、出所が、記憶部に記憶されている契約関連情報
に基づき、製造会社又は販売会社と所定の契約を結んで
いる場合は、所定の行動又は反応を生成する。
【0141】また、本発明に係るロボット装置の行動生
成方法は、外的要因及び/又は内的要因に基づいて自律
的に行動をする自律型のロボット装置の動作を生成する
ロボット装置の動作生成方法であって、ロボット装置が
当該ロボット装置の製造会社又は販売会社と第三者との
契約関連情報が記憶された記憶部を有し、少なくとも物
の出所に係る情報が記録されている当該物からの情報を
読み取り、当該出所が、記憶部に記憶されている契約関
連情報に基づき、ロボット装置の製造会社又は販売会社
と所定の契約を結んでいるときは、所定の行動又は反応
を生成することにより、ロボット装置は、出所が、記憶
部に記憶されている契約関連情報に基づき、製造会社又
は販売会社と所定の契約を結んでいる場合は、所定の行
動又は反応を生成することができる。
【0142】また、本発明に係る商取引システムは、所
定の情報の検出に基づいてロボット装置が行動又は反応
をするようにロボット装置の管理をするロボット装置の
管理者と、ロボット装置の管理者との間で契約をして得
た上記所定の情報を、商品に付して需要者に販売する商
品販売者と、需要者が購入した商品に付された所定の情
報を検出し、この検出情報に基づいて所定の行動又は反
応をするロボット装置とを有することにより、所定の情
報の検出に基づいてロボット装置が行動又は反応をする
ようにロボット装置の管理者によるロボット装置の管理
をし、そのロボット装置の管理者との間で契約をして得
た所定の情報を、商品に付して需要者に商品販売者より
販売し、ロボット装置が、需要者が購入した商品に付さ
れた所定の情報を検出し、この検出情報に基づいて所定
の行動又は反応をすることができる。
【0143】すなわち、ロボット装置は、契約に基づく
商品に対して、所定の情報に基づいて、所定の行動をし
又は反応をすることができる。一方で、そのような行動
等をさせるためには需要者が商品を購入しなければなら
いので、ロボット装置に新たな行動をさせようとするこ
とが、商品販売者の売り上げと直結するようになる。
【0144】また、本発明に係る商取引方法は、商品の
販売をする商品販売者が、所定の情報の検出に基づいて
ロボット装置が行動又は反応をするようにロボット装置
の管理をするロボット装置の管理者との間で契約をし、
商品販売者が、契約をして得た所定の情報を付して商品
の販売をし、ロボット装置が、購入された商品に付され
た所定の情報を検出し、この検出情報に基づいて所定の
行動又は反応をすることにより、ロボット装置は、契約
に基づく商品に対して、所定の情報に基づいて、所定の
行動をし又は反応をすることができる。一方で、そのよ
うな行動等をさせるためには需要者が商品を購入しなけ
ればならいので、ロボット装置に新たな行動をさせよう
とすることが、商品販売者の売り上げと直結するように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の情報提供システムにおい
て情報提供の対象とされている部品を備えたロボット装
置の構成を示す斜視図である。
【図2】上述のロボット装置の回路構成を示すブロック
図である。
【図3】上述のロボット装置のソフトウェア構成を示す
ブロック図である。
【図4】確率オートマトンを示す図である。
【図5】状態遷移表を示す図である。
【図6】商品製造メーカーとロボット製造メーカーとの
間に締結される契約を説明するために使用したブロック
図である。
【図7】商品製造メーカー、ロボット製造メーカー及び
ユーザとの間における処理等を示すフローチャートであ
る。
【図8】商品にバーコード或いはバーコード及びサイバ
ーコードが付され、ロボット装置がそれを見たときの説
明に使用した図である。
【図9】消費財とされるジュース、お菓子、コンパクト
ディスクにバーコード及びサイバーコードが付され、ロ
ボット装置がそれを見たときの説明に使用した図であ
る。
【図10】パーソナルコンピュータのモニターの画面に
バーコード及びサイバーコードが表示され、ロボット装
置がそれを見たときの説明に使用した図である。
【図11】商品に付されたバーコード及びサイバーコー
ドを直接又は間接的に認識するときの説明に使用した図
である。
【図12】ロボット製造メーカー、商品製造メーカー、
電話通信会社及びユーザの間での手続きを示すブロック
図である。
【図13】ロボットメーカーサーバー又はホームサーバ
ーにロボット装置が読み取ったバーコード等が送信さ
れ、ロボットメーカーサーバー又はホームサーバーか
ら、対応される認識結果が送られることの説明に使用し
たブロック図である。
【図14】ロボット装置とロボットメーカーサーバーと
の間でデータ通信を可能にする情報通信ネットワークを
示すブロック図である。
【図15】電話通信会社、ロボット製造メーカー及びユ
ーザとの間における処理等を示すフローチャートであ
る。
【図16】携帯電話の表示画面にバーコード及びサイバ
ーコードが表示され、ロボット装置がそれを見たときの
説明に使用した図である。
【図17】 バーコードリーダ等の専用の読み取り装置
によって読む場合の説明に使用した図である。
【符号の説明】
1 ロボット装置、16 CCD、10 マイクロコン
ピュータ、38 ロボットメーカーサーバー、40 ホ
ームサーバー、100 商品、BC バーコードB、C
C サイバーコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小西 哲也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 春日 知昭 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 竹本 国夫 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 沖田 文子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 小倉 稔也 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 (72)発明者 藤田 八重子 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物の属性に係る情報を記録する属性記録
    部と、 物の属性に関する少なくとも2つの情報が記録されてい
    る物から、少なくとも一つの情報を読み取る物情報読み
    取り部と、 上記属性記録部に記録されている情報と上記物情報読み
    取り部から読み取られた情報との比較を行う情報比較部
    とを備え、 上記情報比較部で比較した情報が一致する結果が得られ
    た際に、所定の動作を生成することを特徴とする自動装
    置。
  2. 【請求項2】 上記所定の動作が、上記物情報読み取り
    部から読み取られた情報に基づいた動作であることを特
    徴とする請求項1記載の自動装置。
  3. 【請求項3】 上記物の属性に係る情報が、少なくとも
    上記物の出所に係る情報と当該出所に係る情報に対応す
    る行動生成情報を含み、上記出所が、当該装置の製造会
    社又は販売会社と所定の契約を締結したものであって、 上記所定の動作が、上記行動生成情報に基づくものであ
    ることを特徴とする請求項1記載の自動装置。
  4. 【請求項4】 外的要因及び/又は内的要因に基づいて
    自律的に行動をする自律型のロボット装置であることを
    特徴とする請求項1記載の自動装置。
  5. 【請求項5】 物の属性に関する少なくとも2つの情報
    が記録されている物から、少なくとも一つの情報を読み
    取る物情報読み取り工程と、 属性記録部に予め記録されている情報と上記物情報読み
    取り工程にて読み取られた情報との比較を行う情報比較
    工程と、 上記情報比較工程にて比較した情報が一致する結果が得
    られた際に、自動装置に所定の動作を生成させる動作生
    成工程とを有することを特徴とする自動装置の動作生成
    方法。
  6. 【請求項6】 上記自動装置が、外的要因及び/又は内
    的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロボット
    装置であることを特徴とする請求項5記載の自動装置の
    動作生成方法。
  7. 【請求項7】 物の属性に関する情報が蓄積される情報
    記録部と、物の属性に関する情報を記録する属性記録部
    と、物の属性に関する少なくとも2つの情報が記録され
    ている物から少なくとも一つの情報を読み取る物情報読
    み取り部と、上記属性記録部に記録されている情報と上
    記物情報読み取り部から読み取られた情報との比較を行
    う情報比較部と、上記属性記録部に情報を記録する通信
    部とを備えた自動装置の、上記通信部に対し、上記情報
    記録部に蓄積されている物の属性に関する属性情報を送
    出する送出部を備えたことを特徴とする情報提供装置。
  8. 【請求項8】 上記物の属性に係る情報が、少なくとも
    上記物の出所に係る情報と当該出所に係る情報に対応す
    る行動生成情報を含み、上記出所が、上記自動装置の製
    造会社又は販売会社と所定の契約を締結したものである
    ことを特徴とする請求項7記載の情報提供装置。
  9. 【請求項9】 上記自動装置が、外的要因及び/又は内
    的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロボット
    装置であることを特徴とする請求項7記載の情報提供装
    置。
  10. 【請求項10】 物の属性に関する情報を記録する属性
    記録部と、物の属性に関する少なくとも2つの情報が記
    録されている物から少なくとも一つの情報を読み取る物
    情報読み取り部と、上記属性記録部に記録されている情
    報と上記物情報読み取り部から読み取られた情報との比
    較を行う情報比較部と、上記属性記録部に情報を記録す
    る通信部とを備えたロボット装置の、上記通信部に対
    し、物の属性に関する属性情報を送出することを特徴と
    する情報提供方法。
  11. 【請求項11】 上記自動装置が、外的要因及び/又は
    内的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロボッ
    ト装置であることを特徴とする請求項10記載の情報提
    供方法。
  12. 【請求項12】 物の属性に関する少なくとも2つの属
    性情報が記録されている物から少なくとも一つの情報を
    読み取る物情報読み取り部と、行動を生成する制御部
    と、上記制御部に対し行動を生成するための情報を与
    え、かつ、上記情報読み取り部で読み取られた属性情報
    を取得するとともに、取得した属性情報を送出する通信
    部とを備えた自動装置の、上記通信部から送出された上
    記属性情報を読み取り、読み取った上記属性情報が予め
    決められた情報と一致したときに、所定の行動を生成す
    る行動生成情報を上記通信部に送出することを特徴とす
    る情報提供装置。
  13. 【請求項13】 上記物の属性に係る情報が、少なくと
    も上記物の出所に係る情報と当該出所に係る情報に対応
    する行動生成情報を含み、上記出所が、上記自動装置の
    製造会社又は販売会社と所定の契約を締結したものであ
    ることを特徴とする請求項12記載の情報提供装置。
  14. 【請求項14】 上記自動装置が、外的要因及び/又は
    内的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロボッ
    ト装置であることを特徴とする請求項12記載の情報提
    供装置。
  15. 【請求項15】 物の属性に関する少なくとも2つの属
    性情報が記録されている物から少なくとも一つの情報を
    読み取る物情報読み取り部と、行動を生成する制御部
    と、上記制御部に対し行動を生成するための情報を与
    え、かつ、上記情報読み取り部で読み取られた属性情報
    を取得するとともに、取得した属性情報を送出する通信
    部とを備えた自動装置の、上記通信部から送出された上
    記属性情報を読み取り、読み取った上記属性情報が予め
    決められた情報と一致したときに、所定の行動を生成す
    る行動生成情報を上記通信部に送出することを特徴とす
    る情報提供方法。
  16. 【請求項16】 上記自動装置が、外的要因及び/又は
    内的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロボッ
    ト装置であることを特徴とする請求項15記載の情報提
    供方法。
  17. 【請求項17】 外的要因及び/又は内的要因に基づい
    て自律的に行動をする自律型のロボット装置であって、
    当該装置の製造会社又は販売会社と第三者との契約関連
    情報が記憶された記憶部を有し、 少なくとも物の出所に係る情報が記録されている当該物
    からの情報を読み取り、 当該出所が、上記契約関連情報に基づき、上記製造会社
    又は販売会社と所定の契約を結んでいる場合は、所定の
    行動又は反応を生成することを特徴とするロボット装
    置。
  18. 【請求項18】 外的要因及び/又は内的要因に基づい
    て自律的に行動をする自律型のロボット装置の動作を生
    成するロボット装置の行動生成方法であって、 上記ロボット装置が当該ロボット装置の製造会社又は販
    売会社と第三者との契約関連情報が記憶された記憶部を
    有し、 少なくとも物の出所に係る情報が記録されている当該物
    からの情報を読み取り、 当該出所が、記憶部に記憶されている上記契約関連情報
    に基づき、上記ロボット装置の製造会社又は販売会社と
    所定の契約を結んでいるときは、所定の行動又は反応を
    生成することを特徴とするロボット装置の行動生成方
    法。
  19. 【請求項19】 所定の情報の検出に基づいてロボット
    装置が行動又は反応をするようにロボット装置の管理を
    するロボット装置の管理者と、 上記ロボット装置の管理者との間で契約をして得た上記
    所定の情報を、商品に付して需要者に販売する商品販売
    者と、 上記需要者が購入した上記商品に付された上記所定の情
    報を検出し、この検出情報に基づいて所定の行動又は反
    応をするロボット装置とを有することを特徴とする商取
    引システム。
  20. 【請求項20】 上記ロボット装置は、外的要因及び/
    又は内的要因に基づいて自律的に行動をする自律型のロ
    ボット装置であることを特徴とする請求項19記載の商
    取引システム。
  21. 【請求項21】 上記ロボット装置の管理者が、上記ロ
    ボット装置の製造会社又は販売会社であって、 上記製造会社又は販売会社は、上記商品販売者との契約
    に応じた上記所定の情報の検出により上記ロボット装置
    が上記所定の行動又は反応をするようにしていることを
    特徴とする請求項19記載の商取引システム。
  22. 【請求項22】 上記ロボット装置は、記録部に記録さ
    れた行動情報に基づいて行動又は反応をするようになさ
    れており、 上記製造会社又は販売会社は、上記商品販売者との間の
    契約に応じて所定の行動情報を上記記録部に記録し、 上記ロボット装置は、上記商品に付された上記所定の情
    報の検出に応じて読み出した上記記録部に記録されてい
    る上記所定の行動情報に基づいて上記所定の行動又は反
    応をすることを特徴とする請求項21記載の商取引シス
    テム。
  23. 【請求項23】 上記ロボット装置は、上記製造会社又
    は販売会社と商品販売者との契約関連情報が記憶された
    記憶部を有し、 上記ロボット装置は、少なくとも商品の出所に係る情報
    が記録されている当該物からの情報を読み取り、当該出
    所が、上記記憶部に記憶されている上記契約関連情報に
    基づき、上記製造会社又は販売会社と上記商品販売者と
    の間の所定の契約を結んでいるものである場合は、上記
    所定の行動又は反応をすることを特徴とする請求項19
    記載の商取引システム。
  24. 【請求項24】 上記所定の情報は、上記商品販売者が
    販売する商品の属性に関する少なくとも2つの情報から
    なり、 上記ロボット装置は、上記商品に付された上記2つの情
    報のうちの少なくとも一つの情報を検出し、この検出情
    報に基づいて所定の行動又は反応をすることを特徴とす
    る請求項19記載の商取引システム。
  25. 【請求項25】 商品の販売をする商品販売者が、所定
    の情報の検出に基づいてロボット装置が行動又は反応を
    するようにロボット装置の管理をするロボット装置の管
    理者との間で契約をし、 上記商品販売者が、上記契約をして得た上記所定の情報
    を付して商品の販売をし、 上記ロボット装置が、購入された上記商品に付された上
    記所定の情報を検出し、この検出情報に基づいて所定の
    行動又は反応をすることを特徴とする商取引方法。
  26. 【請求項26】 上記ロボット装置の管理者が、上記ロ
    ボット装置の製造会社又は販売会社であって、 上記製造会社又は販売会社は、上記所定の情報の検出に
    基づいてロボット装置が行動又は反応をすることとし
    て、上記商品製造者との契約に応じた上記所定の情報の
    検出により上記ロボット装置が上記所定の行動又は反応
    をするようにしていることを特徴とする請求項25記載
    の商取引方法。
JP2001035818A 2000-02-10 2001-02-13 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法 Withdrawn JP2001312604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001035818A JP2001312604A (ja) 2000-02-10 2001-02-13 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000038250 2000-02-10
JP2000-38250 2000-02-10
JP2001035818A JP2001312604A (ja) 2000-02-10 2001-02-13 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001312604A true JP2001312604A (ja) 2001-11-09

Family

ID=26585482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001035818A Withdrawn JP2001312604A (ja) 2000-02-10 2001-02-13 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001312604A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311162B1 (ko) 2012-04-18 2013-09-23 주식회사 로보메이션 로봇용 타일
WO2017093234A1 (de) * 2015-12-04 2017-06-08 Kuka Roboter Gmbh Manipulatorsystem und verfahren zur identifikation von bedienvorrichtungen
JP2019101492A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 コミュニケーション装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101311162B1 (ko) 2012-04-18 2013-09-23 주식회사 로보메이션 로봇용 타일
WO2017093234A1 (de) * 2015-12-04 2017-06-08 Kuka Roboter Gmbh Manipulatorsystem und verfahren zur identifikation von bedienvorrichtungen
JP2019101492A (ja) * 2017-11-28 2019-06-24 トヨタ自動車株式会社 コミュニケーション装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2001059643A1 (fr) Dispositif automatique, dispositif fournissant des informations, robot, et procede de transaction
US6684127B2 (en) Method of controlling behaviors of pet robots
US6983231B2 (en) Information processing device and method, data holding device, and program
CN100467236C (zh) 机器人系统和机器人设备的控制方法
JP5172049B2 (ja) ロボット装置、ロボット制御方法、及びロボット制御プログラム
JP2001222624A (ja) 情報提供システム、情報提供方法、部品情報提供装置及び部品情報提供方法
JP2002153672A (ja) 生活用品を利用した玩具の学習/成長システム及びその方法
WO2001012285A9 (en) Networked toys
WO2008044325A1 (fr) Système de fourniture d'informations
JP2001222316A (ja) ロボットの管理システム及びロボットの管理方法
JPWO2005099971A1 (ja) ロボット、ヒント出力装置、ロボット制御システム、ロボット制御方法、ロボット制御プログラム及び集積回路
EP1748379A1 (en) User taste estimation device, user profile estimation device, and robot
WO2001048689A1 (fr) Systeme de transmission d'informations, procede de transmission d'informations, robot, support d'enregistrement d'informations, systeme de vente en ligne, procede de vente en ligne et serveur de vente
JP2001250045A (ja) 購入システム及び方法、受注装置及び方法、データ販売代行システム、データ販売装置及び方法並びにコンピュータプログラム
JP2001312604A (ja) 自動装置及び自動装置の動作生成方法、情報提供装置及び情報提供方法、ロボット装置及びロボット装置の行動生成方法並びに商取引システム及び商取引方法
JP2003205178A (ja) 玩具、その制御方法、仮想キャラクタの制御システム、その制御方法および玩具の制御システム
KR102600765B1 (ko) 반려동물 및 사용자의 정보를 분석하여 메타버스 환경에서 마케팅 정보를 제공하는 방법 및 장치
JP2001142862A (ja) 情報通信ロボット装置、情報通信方法および情報通信ロボットシステム
JP2005144191A (ja) 玩具
JP2001222520A (ja) 情報処理装置及び方法
JP4483351B2 (ja) 情報提供システム、及び情報提供装置
JP2001222518A (ja) 情報処理装置及び方法並びにデータ保持装置
JP2001282570A (ja) 診断システム、診断装置及び診断方法
JP2003199982A (ja) 玩 具
TWM646335U (zh) 生物特徵辨識之兒童帳戶系統

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513