JP2001312414A - サービス提供システム及びサービス提供サーバ - Google Patents

サービス提供システム及びサービス提供サーバ

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JP2001312414A
JP2001312414A JP2000129895A JP2000129895A JP2001312414A JP 2001312414 A JP2001312414 A JP 2001312414A JP 2000129895 A JP2000129895 A JP 2000129895A JP 2000129895 A JP2000129895 A JP 2000129895A JP 2001312414 A JP2001312414 A JP 2001312414A
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service providing
service
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terminal
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JP2000129895A
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Osamu Yamaji
治 山地
Nobuteru Tominaga
宣輝 富永
Naosuke Haruna
修介 春名
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理能力の低い端末に対し、大規模なサービ
スを提供する。 【解決手段】 本発明は、サービスを提供するために必
要となるソフトウェアを複数のソフト部品a・bに分割
して基地局100のソフト部品記憶手段102に記憶し
ておき、これらソフト部品a・bを携帯電話110が順
次取得して実行するサービス提供システムを前提として
いる。ここで、上記基地局100は、サービスを提供す
るために必要となる処理の一部を実行する基地局側処理
実行手段104を備える。このようにすれば、携帯電話
110のような処理能力の低い端末に対し、大規模なサ
ービスを提供することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サービス提供シス
テムに関し、特に、携帯電話に対するサービス提供シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会の発展に伴い、携帯電話に対
して、その本来の目的である通話以外にも多種多様なサ
ービスが提供されるようになってきた。例えば、ニュー
ス・気象情報・チケット予約などに代表される情報サー
ビスの提供や、ゲームアプリケーションを携帯電話に搭
載し、通話に利用していない時間にゲームを楽しむとい
うエンターテイメントサービスの提供も始まっている。
【0003】ところで、ネットワークを利用した情報サ
ービスの分野では、WWW(WorldWide Web)と呼ばれ
る広域情報システムが最も普及している。すなわち、W
WWブラウザと呼ばれる閲覧ソフトを携帯電話に搭載
し、このWWWブラウザとWWWサーバとが相互に情報
をやり取りすることで、携帯電話に対する多種多様なサ
ービスの提供が実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記W
WWを用いた従来技術によれば、携帯電話側の操作は全
てWWWブラウザを通じて行うことになる。従って、携
帯電話のユーザが利用できるインターフェースは、WW
Wブラウザが提供するユーザインターフェースに制限さ
れるという問題があった。
【0005】また、上記WWWを用いた従来技術によれ
ば、サービスを提供するために必要となる処理は全てW
WWサーバが実行する。すなわち、何らかの処理を実行
する度に携帯電話とWWWサーバとの間で通信が必要と
なるため、携帯電話への応答時間が長くなり、また、通
信コストがかかるという問題があった。
【0006】そこで、特開平8−202638号公報に
は、サービスを提供するために必要となるソフトウェア
を複数のソフト部品に分割してサービス提供サーバ側で
管理しておき、これらソフト部品を端末が順次取得して
実行するソフト部品配給システムが提案されている。こ
のようなソフト部品配給システムによれば、端末のユー
ザインターフェースが制限されることもなく、また、何
らかの処理を行う度にサービス提供サーバとの間で通信
が必要となることもない。
【0007】しかしながら、上記ソフト部品配給システ
ムは、その配給先として、ゲーム機のような処理能力の
高い端末を想定したシステムである。このため、サービ
ス提供サーバが実行するのは、端末に送信すべきソフト
部品の特定処理のみとし、サービスを提供するために必
要となる処理は、全て端末側で実行するようになってい
る。従って、上記ゲーム機に代えて、携帯電話のような
処理能力の低い端末(メモリ容量などの制約の厳しい端
末)を適用する場合には、サービスの内容を制限するこ
とにより、端末側で実行する処理を軽減しなければなら
ない。
【0008】本発明は、上記従来の事情に基づいて提案
されたものであって、処理能力の低い端末に対し、大規
模なサービスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の手段を採用している。すなわち、本
発明は、図1に示すように、サービスを提供するために
必要となるソフトウェアを複数のソフト部品a・bに分
割して基地局100のソフト部品記憶手段102に記憶
しておき、これらソフト部品a・bを携帯電話110が
順次取得して実行するサービス提供システム(図20参
照)を前提としている。
【0010】ここで、上記基地局100は、サービスを
提供するために必要となる処理の一部を実行する基地局
側処理実行手段104を備える。このようにすれば、携
帯電話110のような処理能力の低い端末に対し、大規
模なサービスを提供することが可能となる。
【0011】また、上記基地局側処理実行手段104
は、当該サービス提供システムとは別のサービスを提供
するためのアプリケーションを起動する。このように起
動されるアプリケーションは特に限定されるものではな
いが、例えば電子メール・ファクシミリ・郵便など、当
該サービス提供システムとは別の通信手段を備えたアプ
リケーションを採用するのが好ましい。
【0012】更に、上記ソフト部品記憶手段102が、
ユーザの好みに応じたソフト部品(例えば、携帯電話1
10のユーザインタフェースを実現するソフトウェア)
や、携帯電話110の機種に応じたソフト部品を記憶す
る構成とすれば、多様で充実したサービスを提供するこ
とが可能となる。
【0013】ここで、図15に示すように、携帯電話1
10から受信した情報を管理する端末情報管理手段15
01を備える構成とすれば、この端末情報管理手段15
01によって管理される端末情報に基づいて、複数の携
帯電話110を連動させたサービスを提供することが可
能となる。
【0014】なお、上記基地局側処理実行手段104
は、携帯電話110の物理的位置情報に応じた処理を実
行するのが好ましい。このようにすれば、携帯電話11
0のユーザが立つ物理的な位置によって大きく変動する
情報であっても正確に提供できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従って詳細に説明する。
【0016】まず、携帯電話に対するサービス提供シス
テムは、図20に示すように、サービス提供サーバ10
0aと移動通信交換局100bと多数の無線基地局10
0cおよび携帯電話110とから構成されるのが通常で
ある。しかしながら、説明の都合上、以下にいう基地局
100とは、上記サービス提供サーバ100a・移動通
信交換局100b・無線基地局100cの全て、すなわ
ち携帯電話110との間で電波の送受信を行うシステム
全体を指す。 (第1の実施の形態)図1は、本実施の形態におけるサ
ービス提供システムのブロック図であり、以下その構成
を、携帯電話110のユーザに運勢占いサービスを提供
する場合の動作とともに説明する(なお、基地局100
における端末情報受信手段101及びソフト部品送信手
段105は、上記サービス提供サーバ100aと携帯電
話110との間で電波の送受信を行う手段を意味す
る)。
【0017】まず、携帯電話110のユーザが、ボタン
やレバー等の入力手段116を用いて運勢占いサービス
の開始を指示すると、この指示を受けた端末側処理実行
手段113は、後述する実行状態情報「0」を端末情報
記憶手段114に書き込むとともに、この実行状態情報
「0」を基地局100に送信するよう端末情報送信手段
115に指示する。
【0018】これによって、端末情報送信手段115が
端末情報記憶手段114から上記実行状態情報「0」を
読み出して基地局100に送信すると、この実行状態情
報「0」は、基地局100の端末情報受信手段101に
受信される。
【0019】ここで、基地局側処理実行手段104は、
端末情報受信手段101に対して実行状態情報(端末情
報)の受信有無を周期的に問い合わせるようになってお
り、上記のように端末情報受信手段101が実行状態情
報「0」を受信すると、この実行状態情報「0」を端末
情報受信手段101から取得する(図5、ステップ50
1→502)。
【0020】そして、基地局側処理実行手段104は、
上記のように取得した実行状態情報「0」に基づいて、
対応表記憶手段103に記憶されている対応表を参照
し、以下に説明する手順でソフト部品を特定した後、こ
のソフト部品を携帯電話110に送信するようソフト部
品送信手段105に指示する(図5、ステップ503→
504)。
【0021】すなわち、上記対応表とは、図6に示すよ
うに、携帯電話110から受信した各種情報(端末情
報)と、次に携帯電話110へ送信すべき情報とを予め
対応付けた表であり、ここでは、実行状態情報「0」と
ソフト部品a、実行状態情報「1」及び姓名・生年月日
情報とソフト部品b、実行状態情報「2」とソフト部品
aとをそれぞれ対応付けている。
【0022】ここで、上記実行状態情報とは、携帯電話
110の実行状態を表した情報である。すなわち、上記
実行状態情報「0」は、サービスを開始する旨が指示さ
れた状態であることを表し、上記実行状態情報「1」
は、姓名および生年月日を入力し終えた状態であること
を表し、上記実行状態情報「2」は、サービスを再開す
る旨が指示された状態であることを表す。
【0023】また、上記姓名・生年月日情報とは、携帯
電話110のユーザが入力した姓名および生年月日の情
報である。更に、上記ソフト部品aとは、姓名・生年月
日の入力機能を実現するためのソフト部品であり、上記
ソフト部品bとは、運勢占い実行機能および結果表示機
能を実現するためのソフト部品である。
【0024】従って、この対応表を参照した基地局側処
理実行手段104は、上記のように取得した実行状態情
報「0」に対応するソフト部品としてソフト部品aを特
定し、このソフト部品aを携帯電話110に送信するよ
うソフト部品送信手段105に指示することになる。
【0025】これによって、ソフト部品送信手段105
が、ソフト部品記憶手段102からソフト部品aを読み
出して携帯電話110に送信すると、このソフト部品a
は、携帯電話110のソフト部品受信手段111に受信
される。そして、このソフト部品受信手段111は、上
記ソフト部品aをソフト部品記憶手段112に書き込む
とともに、このソフト部品aを実行するよう端末側処理
実行手段113に指示する。
【0026】以上の結果、端末側処理実行手段113に
よってソフト部品aが実行されることになり、以下、こ
のソフト部品aが実行する処理を図3に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0027】すなわち、ソフト部品aは、運勢占いのタ
イトルとともに、姓名・生年月日の入力画面を携帯電話
110の表示手段117(例えば液晶画面)に表示し、
これによって入力手段116から姓名・生年月日が入力
されると、この姓名・生年月日情報に加えて実行状態情
報「1」を端末情報記憶手段114に書き込むととも
に、これら端末情報を基地局100に送信するよう端末
情報送信手段115に指示する(図3、ステップ301
〜306)。
【0028】なお、運勢占いサービスを中断する旨が入
力手段116から指示された場合には、端末側処理実行
手段113によって、ソフト部品aの実行が終了される
ようになっている(図3、ステップ303:Yes)。
【0029】そして、上記指示を受けた端末情報送信手
段115が端末情報記憶手段114から姓名・生年月日
情報および実行状態情報「1」を読み出して基地局10
0に送信すると、これら端末情報は、上記(図5)と同
様の手順で基地局100によって処理される。
【0030】すなわち、上記姓名・生年月日情報および
実行状態情報「1」を端末情報受信手段101から取得
した基地局側処理実行手段104は、これら端末情報に
対応するソフト部品としてソフト部品bを特定し、この
ソフト部品bを携帯電話110に送信するようソフト部
品送信手段105に指示する。そして、この指示を受け
たソフト部品送信手段105は、ソフト部品記憶手段1
02からソフト部品bを読み出して携帯電話110に送
信する。
【0031】以上の結果、携帯電話110のソフト部品
受信手段111が、上記ソフト部品bをソフト部品記憶
手段112に書き込むとともに、このソフト部品bを実
行するよう端末側処理実行手段113に指示すると、こ
の指示を受けた端末側処理実行手段113は、ソフト部
品aからソフト部品bに処理を移行する(図3、ステッ
プ307→308)。
【0032】以下、上記のように端末側処理実行手段1
13によって起動されたソフト部品bが実行する処理を
図4に示すフローチャートに従って説明する。
【0033】すなわち、ソフト部品bは、まず、端末情
報記憶手段114から姓名・生年月日情報を読み出し、
次いで、この姓名・生年月日情報に基づいて運勢を占っ
た後、この占い結果すなわち運勢情報を表示手段117
に表示し、更に、運勢占いサービスを再開するか否かを
ユーザに問い合わせる(図4、ステップ401〜40
5)。
【0034】ここで、運勢占いサービスを再開する旨が
入力手段116から指示された場合、ソフト部品bは、
実行状態情報「2」を端末情報記憶手段114に書き込
むとともに、この実行状態情報「2」を基地局100に
送信するよう端末情報送信手段115に指示する(図
4、ステップ405:Yes→406→407)。
【0035】一方、運勢占いサービスを再開しない旨が
指示された場合には、端末側処理実行手段113によっ
て、ソフト部品bの実行が終了されるようになっている
(図4、ステップ405:No)。
【0036】そして、上記指示を受けた端末情報送信手
段115が端末情報記憶手段114から実行状態情報
「2」を読み出して基地局100に送信すると、この実
行状態情報「2」に対応するソフト部品aがソフト部品
受信手段111によって受信され、ソフト部品bからソ
フト部品aに処理が移行する(図4、ステップ408→
409)。
【0037】以上のように、本実施の形態では、ソフト
部品aとソフト部品bと基地局側処理実行手段104が
実行する処理とを組み合わせることによって、運勢占い
という一つのサービスを提供するようになっている。
【0038】なお、上記の説明では、携帯電話110の
実行状態情報が変化する度、それに対応するソフト部品
を基地局100から取得することとしているが、目的の
ソフト部品がソフト部品記憶手段112に記憶されてい
る状況下では、このソフト部品記憶手段112から取得
するのが好ましい。このようにすれば、基地局100と
通信する必要がなくなるため、携帯電話110への応答
時間が短縮され、通信コストを削減できる。
【0039】また、上記の説明では、入力手段116と
してボタン及びレバーを例示しているが、この入力手段
116は、携帯電話110に対して入力操作を行うため
の手段であり、音声入力などを用いるようにしてもよ
い。 (第2の実施の形態)ここで、上記第1の実施の形態で
は、運勢占いサービスという小規模なサービスの提供を
前提としているため、基地局100側で実行するのは、
携帯電話110に送信すべきソフト部品の特定処理のみ
とし、サービスを提供するために必要となる処理は、全
て携帯電話110側で実行するようになっている。従っ
て、このような形態によれば、従来のソフトウェア配給
システムと同様、携帯電話110に大規模なサービスを
提供できない。
【0040】そこで、本実施の形態では、サービスを提
供するために必要となる処理の一部を基地局100側で
実行する構成(図2参照)を採用しており、以下その構
成を、上記第1の実施の形態と異なる点のみ説明する。
【0041】まず、ここでは、携帯電話110のユーザ
にプラネタリウムサービスを提供する場合を想定し、対
応表記憶手段103における対応表では、図10に示す
ように、実行状態情報「0」とソフト部品a、実行状態
情報「1」及び日時・方角情報とソフト部品b、実行状
態情報「2」及び日時・方角情報とソフト部品c、実行
状態情報「3」とソフト部品aとをそれぞれ対応付けて
いる。
【0042】なお、上記実行状態情報「0」は、サービ
スを開始する旨が指示された状態であることを表し、上
記実行状態情報「1」は、日時および方角を入力し終え
た状態であることを表し、上記実行状態情報「2」は、
計算処理を実行する必要が生じた状態であることを表
し、上記実行状態情報「3」は、サービスを再開する旨
が指示された状態であることを表す。また、上記日時・
方角情報とは、携帯電話110のユーザが入力した日時
および方角の情報である。更に、上記ソフト部品aと
は、日時・方角の入力機能を実現するためのソフト部品
であり、上記ソフト部品bとは、夜空の生成および表示
機能を実現するためのソフト部品であり、上記ソフト部
品cとは、携帯電話110のユーザが入力した日時およ
び方角の夜空に属する星々の座標データである。
【0043】ここで、携帯電話110のユーザがプラネ
タリウムサービスの開始を指示すると、基地局100か
らソフト部品aが送信されてくることになり(図9、ス
テップ901→902→903:No→904→90
5)、以下、このソフト部品aが実行する処理を図7に
示すフローチャートに従って説明する。
【0044】すなわち、ソフト部品aは、プラネタリウ
ムのタイトルとともに、日時・方角の入力画面を携帯電
話110の表示手段117に表示し、これによって入力
手段116から日時・方角が入力されると、この日時・
方角情報に加えて実行状態情報「1」を端末情報記憶手
段114に書き込むとともに、これら端末情報を基地局
100に送信するよう端末情報送信手段115に指示す
る(図7、ステップ701〜706)。
【0045】以上の結果、基地局100からソフト部品
bが送信されてくることになり(図9、ステップ901
→902→903:No→904→905)、以下、こ
のソフト部品bが実行する処理を図8に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0046】すなわち、ソフト部品bは、まず、実行状
態情報「2」を端末情報記憶手段114に書き込むとと
もに、この実行状態情報「2」及び上記のように端末情
報記憶手段114へ書き込んだ日時・方角情報を基地局
100に送信するよう端末情報送信手段115に指示す
る(図8、ステップ801→802)。
【0047】これによって、端末情報送信手段115が
端末情報記憶手段114から日時・方角情報および実行
状態情報「2」を読み出して基地局100に送信する
と、これら端末情報は、以下の手順で基地局100によ
って処理される。
【0048】すなわち、日時・方角情報および実行状態
情報「2」を端末情報受信手段101から取得した基地
局側処理実行手段104は、この日時・方角情報に基づ
いて星々の座標データを算出し、ソフト部品cとしてソ
フト部品記憶手段102に書き込んだ後、このソフト部
品cを携帯電話110に送信するようソフト部品送信手
段105に指示する(図9、ステップ901→902→
903:Yes→906→907→904→905)。
【0049】以上の結果、携帯電話110のソフト部品
受信手段111が、上記ソフト部品cを受信してソフト
部品記憶手段112に書き込むとともに、この書き込み
が完了した旨を端末側処理実行手段113に通知する
と、この通知を受けた端末側処理実行手段113は、ソ
フト部品記憶手段112からソフト部品cすなわち星々
の座標データを読み出してソフト部品bに渡す(図8、
ステップ804)。
【0050】これによって、ソフト部品bは、まず、上
記星々の座標データに基づいて夜空の画像を生成し、次
いで、この夜空の画像を表示手段117に表示し、更
に、プラネタリウムサービスを再開するか否かをユーザ
に問い合わせる(図8、ステップ805→806→80
7→808)。そして、プラネタリウムサービスを再開
する旨が指示された場合、ソフト部品bが、実行状態情
報「3」を端末情報記憶手段114に書き込むととも
に、この実行状態情報「3」を基地局100に送信する
よう端末情報送信手段115に指示することによって、
プラネタリウムサービスが再開されることになる(図
8、ステップ808:Yes→809→810→811
→812)。
【0051】以上のように、本実施の形態では、サービ
スを提供するために必要となる処理の一部を基地局10
0側で実行するようにしているため、携帯電話110の
ような処理能力の低い端末に対し、大規模なサービスを
提供することが可能となる。
【0052】なお、ここでは、基地局100側で実行す
る処理と携帯電話110側で実行する処理との切り分け
基準については特に言及していないが、上記した星々の
座標データの算出処理のように、複雑かつ多量のデータ
を要する処理を基地局100側で実行するのが好ましい
ことはいうまでもない。 (第3の実施の形態)ここで、上記第1の実施の形態は
運勢占いサービスのみを提供する構成とし、また、上記
第2の実施の形態はプラネタリウムサービスのみを提供
する構成としている。すなわち、上記では、ソフト部品
記憶手段102および対応表記憶手段103上のソフト
ウェアによって実現されるサービスのみを提供する構成
について説明した。
【0053】しかしながら、これらサービスは、以下に
説明するように、基地局100によって提供可能な他の
サービスと連携させると、より多様で充実した内容とな
る。すなわち、図11は、本実施の形態におけるサービ
ス提供システムのブロック図であり、以下その構成を、
上記第1の実施の形態と異なる点のみ説明する。
【0054】まず、ここでは、上記第1の実施の形態に
おける運勢占いサービスに、毎週の運勢を電子メールに
記述して送信する毎週占いサービスを連携させることを
想定し、対応表記憶手段103における対応表では、図
14に示すように、実行状態情報「0」とソフト部品
a、実行状態情報「1」及び姓名・生年月日情報とソフ
ト部品b、実行状態情報「2」とソフト部品a、“実行
状態情報「3」、姓名・生年月日情報、及び電子メール
アドレス”とソフト部品aとをそれぞれ対応付けてい
る。なお、上記実行状態情報「3」は、携帯電話110
のユーザがユーザ登録を指示し終えた状態であることを
表し、その他は、上記第1の実施の形態と同様である。
【0055】ここで、ソフト部品aの実行が終了するま
では上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省略
することとし、以下、ソフト部品bが実行する処理を図
12に示すフローチャートに従って説明する。
【0056】すなわち、ソフト部品bは、上記第1の実
施の形態と同様の手順で占い結果を表示した後、毎週占
いサービスを利用するためにユーザ登録するか否かをユ
ーザに問い合わせる(図12、ステップ1201→12
02→1203→1204→1205)。
【0057】ここで、ユーザ登録する旨が指示された場
合、ソフト部品bは、実行状態情報「3」及び電子メー
ルアドレスを端末情報記憶手段114に書き込むととも
に(この時点で既に姓名・生年月日情報は書き込まれて
いる)、この実行状態情報「3」と姓名・生年月日情報
と電子メールアドレスとを基地局100に送信するよう
端末情報送信手段115に指示する(図12、ステップ
1205:Yes→1206→1207)。なお、ソフ
ト部品bが電子メールアドレスを取得する手法について
は後述する。
【0058】そして、端末情報送信手段115が端末情
報記憶手段114から上記実行状態情報「3」と姓名・
生年月日情報と電子メールアドレスとを読み出して基地
局100に送信すると、これら端末情報は、以下の手順
で基地局100によって処理される。
【0059】すなわち、上記実行状態情報「3」と姓名
・生年月日情報と電子メールアドレスとを端末情報受信
手段101から取得した基地局側処理実行手段104
は、この姓名・生年月日情報および電子メールアドレス
を指定して、毎週占いサービスを提供するアプリケーシ
ョン1101(以下「毎週占いサービスアプリ110
1」という)を起動する(図13、ステップ1301→
1302→1303:Yes)。
【0060】そして、このように起動した毎週占いサー
ビスアプリ1101は、当該サービスの利用者データベ
ース(図示せず)に上記姓名・生年月日情報および電子
メールアドレスを登録し(図13、ステップ130
6)、以降は、図4ステップ402に相当する占い処理
を毎週実行し、その占い結果を記述した電子メールを上
記のように登録したアドレス宛に送信するようになって
いる。
【0061】一方、上記図12ステップ1205におい
てユーザ登録をしない旨が指示された場合には、更に、
運勢占いサービスを再開するか否かを問い合わせ、これ
によって再開しない旨が指示されると、ソフト部品bの
実行が終了されるようになっている(図12、ステップ
1205:No→1210:No)。なお、その他の動
作は、上記第1の実施の形態と同様であるため説明を省
略する。
【0062】以上のように、運勢占いサービスに毎週占
いサービスを連携させることによって、運勢占いサービ
スのみの場合に比べ、充実したサービスを提供すること
が可能となる。
【0063】なお、ここでは、毎週占いサービスアプリ
1101がユーザに占い結果を通知する手段として電子
メールを例示して説明したが、この占い結果は、ファク
シミリや郵便などで通知するようにしてもよく、また、
この電子メール・ファクシミリ・郵便のうちのいずれを
通知手段として採用するかをユーザに選択させるように
してもよい。すなわち、運勢占いサービスの最初に実行
されるソフト部品aにおいて、電子メール・ファクシミ
リ・郵便のうちのいずれを通知手段として採用するかユ
ーザに選択させ、これによって電子メールが選択された
場合には電子メールアドレスを入力させ(この電子メー
ルアドレスは、携帯電話110の電子メールアドレスで
ある必要はなく、例えばユーザの所有するパーソナル・
コンピュータの電子メールアドレス等であってもかまわ
ない)、ファクシミリが選択された場合にはファクシミ
リ番号を入力させ、郵便が選択された場合には住所を入
力させる。そして、このように入力された電子メールア
ドレス・ファクシミリ番号・住所情報は、ソフト部品a
によって端末情報記憶手段114に書き込まれた後、ソ
フト部品bに取得される。
【0064】また、ここでは、連携させるサービスアプ
リケーションとして毎週占いサービスアプリ1101を
例示して説明したが、このサービスアプリケーション
は、基地局100が備えるアプリケーションであればよ
く、毎週占いサービスアプリ1101に限定されるもの
ではない。例えば、ゲームアプリケーションを搭載した
携帯電話110であって、このゲームを全てクリアした
携帯電話110に対し、着信メロディとして使用可能な
形態で当該ゲーム中に流れる音楽を配信したり、待ち受
け画面に表示可能な形態で当該ゲームに登場したキャラ
クタの画像を配信するサービスアプリケーションを採用
してもよい。或いは、あるアプリケーションを搭載した
携帯電話110であって、このアプリケーションにおい
て特定の条件をクリアした携帯電話110に対し、当該
アプリケーションに関連するテレフォンサービスの電話
番号を通知するサービスアプリケーションを採用しても
よい。このようなサービスアプリケーションを採用すれ
ば、特定のユーザに限り利用できるテレフォンサービス
を提供できる。
【0065】更に、ここでは、2つのサービスを連携さ
せる場合についてのみ説明したが、3つ以上のサービス
であっても同様の手法で連携させ得ることはいうまでも
ない。 (第4の実施の形態)ところで、携帯電話110の入力
手段116を用いて文字を入力する方法には、方向レバ
ーでカーソルを移動させて五十音表から選択した文字を
入力する方法や、「1」「1」で「あ」、「1」「2」
で「い」という具合に、押下された2つの数字ボタンの
組み合わせによって所定の一文字を入力する方法、或い
は、外付けのキーボードを利用して直接文字を入力する
方法など、様々な入力方法すなわちユーザインタフェー
スがある一方、これらユーザインタフェースに対する得
手不得手は個々のユーザで異なる。従って、なるべく多
くのユーザインタフェースを予め携帯電話110に用意
しておき、その中から所望のユーザインタフェースをユ
ーザに選択させるのが好ましい。
【0066】しかしながら、一般に、ユーザインタフェ
ースを実現するソフトウェアは複雑かつ大容量になる傾
向があるため、メモリ容量の制約が厳しい携帯電話11
0に、数多くのユーザインタフェースを用意するのは困
難である。すなわち、上記第1〜第3の実施の形態に
は、個々のユーザにとって最適なユーザインタフェース
を提供できないという問題がある。
【0067】そこで、本実施の形態では、上記五十音表
入力方法のユーザインタフェースを実現するソフト部品
b1と、上記数字ボタン入力方法のユーザインタフェー
スを実現するソフト部品b2と、上記外付けキーボード
入力方法のユーザインタフェースを実現するソフト部品
b3とをソフト部品記憶手段102に用意しておき、こ
れらユーザインタフェースのうちのいずれを使用する
か、運勢占いサービスの最初に実行されるソフト部品a
等においてユーザに選択させるようにしている。ただ
し、外付けキーボードを備えていない携帯電話110に
対しては、上記ソフト部品b3を選択できないようにし
ておく。
【0068】これによって、ユーザによって選択された
ソフト部品のみが携帯電話110に送信されることにな
る結果、携帯電話110におけるメモリを不要に消費す
ることなく、最適なユーザインタフェースを提供するこ
とが可能となる。
【0069】なお、上記では、ユーザの好みに応じたソ
フト部品を提供する場合を例に説明したが、携帯電話1
10の機種に応じたソフト部品を提供するようにしても
よい。
【0070】すなわち、携帯電話110は、その機種に
よって、液晶画面のドット数や色数(濃淡階調数)或い
は使用できる音源など、ハードウェアの仕様が異なる。
従って、如何なる機種の携帯電話110に対しても不具
合なくサービスを提供しようとすると、そのサービス内
容は、全ての機種において共通の機能の許容範囲内に制
限しなければならない。すなわち、上記第1〜第3の実
施の形態によれば、機種固有の機能を十分に活かしたサ
ービスを提供できないという問題がある。
【0071】この問題を解決するには、上記共通機能の
許容範囲内でサービスを提供するソフト部品b4と、上
記固有機能別のソフト部品b5とをソフト部品記憶手段
102に用意しておき、サービス提供対象である携帯電
話110に対し、その機種に応じたソフト部品を送信す
ればよい。このようにすれば、如何なる機種の携帯電話
110に対しても、その機能を十分に活かしたサービス
を提供することが可能となる。 (第5の実施の形態)ある携帯電話におけるユーザの操
作が、別の携帯電話に搭載されたアプリケーションの動
作に影響を与える構成、すなわち、複数の携帯電話を連
動させた構成とすれば、より多様で充実したサービスを
提供できる。
【0072】そこで、本実施の形態では、図15に示す
ように、複数の携帯電話110・110’の端末情報を
管理する端末情報管理手段1501を基地局100に備
えた構成を採用しており、以下その構成を上記第1の実
施の形態と異なる点のみ説明する。
【0073】まず、ここでは、二人のユーザに相性占い
サービスを提供する場合を想定し、対応表記憶手段10
3における対応表では、図19に示すように、実行状態
情報「0」とソフト部品a、実行状態情報「1」及び姓
名・生年月日情報とソフト部品b、“実行状態情報
「2」、姓名・生年月日情報、及び相手の電話番号情
報”とソフト部品c、実行状態情報「3」とソフト部品
aとをそれぞれ対応付けている。
【0074】なお、上記実行状態情報「0」は、相性占
いサービスを開始する旨が指示された状態であることを
表し、上記実行状態情報「1」は、姓名・生年月日およ
び相手の電話番号を入力し終えた状態であることを表
し、上記実行状態情報「2」は、相性占いの実行を開始
する旨が指示された状態であることを表し、上記実行状
態情報「3」は、相性占いサービスを再開する旨が指示
された状態であることを表す。また、上記ソフト部品a
とは、姓名・生年月日および相手の電話番号の入力機能
を実現するためのソフト部品であり、上記ソフト部品b
とは、相性占い実行機能および結果表示機能を実現する
ためのソフト部品であり、上記ソフト部品cとは、相性
の姓名・生年月日情報である。
【0075】ここで、ソフト部品aを受信するまでの動
作は上記第1の実施の形態と同様であり、また、このソ
フト部品aが実行する処理は、姓名・生年月日に加えて
相手の電話番号を入力する点(図16、ステップ160
4)を除き、上記第1の実施の形態すなわち図3と同様
である。従って、端末情報送信手段115は、実行状態
情報「1」と姓名・生年月日情報とを端末情報記憶手段
114から読み出して基地局100に送信することにな
り、以下、これら端末情報を取得した基地局側処理実行
手段104の動作を図18に示すフローチャートに従っ
て説明する。なお、上記端末情報送信手段115が相手
の電話番号情報を基地局100に送信しないのは、以下
に説明するように、この時点で相手の電話番号情報を用
いる処理は実行されないからである。
【0076】すなわち、上記実行状態情報「1」と姓名
・生年月日情報とを端末情報受信手段101から取得し
た基地局側処理実行手段104は、この姓名・生年月日
情報と、当該端末情報の送信元すなわち携帯電話110
の電話番号情報(後述する)とを指定して、端末情報管
理手段1501を起動する(図18、ステップ1801
→1802→1803:Yes)。
【0077】そして、このように起動した端末情報管理
手段1501は、当該サービスの利用者データベース
(図示せず)に上記姓名・生年月日情報と携帯電話11
0の電話番号情報とを対応付けて登録する(図18、ス
テップ1804)。
【0078】ここで、上記のように姓名・生年月日情報
と携帯電話110の電話番号情報とを指定して端末情報
管理手段1501を起動するためには、この携帯電話1
10の電話番号情報を基地局側処理実行手段104が認
識していなければならない。これを可能とする方法は、
当該端末情報を送信した端末IDを基地局側処理実行手
段104が移動通信交換局100bに問い合わせる方法
や、ソフト部品aにおいて予め上記電話番号情報を入力
させておく方法など様々あり、特に限定されるものでは
ない。
【0079】以上のように、携帯電話110のユーザの
姓名・生年月日情報と携帯電話110の電話番号情報と
が対応付けて登録されると、ソフト部品bが基地局10
0から携帯電話110に送信されることになる(図1
8、ステップ1805→1806)。
【0080】なお、相性占いを行うためには、自分の姓
名・生年月日情報だけではなく、相手の姓名・生年月日
情報も必要である。すなわち、以下の説明では、携帯電
話110の端末情報だけでなく携帯電話110’の端末
情報も上記と同様の手順で利用者データベースに登録さ
れているものと仮定する。
【0081】ここで、上記のように基地局100から携
帯電話110にソフト部品bが送信されると、ソフト部
品aからソフト部品bに処理が移行することになり、以
下、このソフト部品bが実行する処理を図17に示すフ
ローチャートに従って説明する。
【0082】すなわち、ソフト部品bは、まず、実行状
態情報「2」を端末情報記憶手段114に書き込むとと
もに、この実行状態情報「2」及び上記(図16、ステ
ップ1604)のように端末情報記憶手段114へ書き
込んだ相手の電話番号情報を基地局100に送信するよ
う端末情報送信手段115に指示する(図17、ステッ
プ1701→1702)。
【0083】これによって、端末情報送信手段115が
端末情報記憶手段114から実行状態情報「2」及び相
手の電話番号情報を読み出して基地局100に送信する
と、これら端末情報は、以下の手順で基地局100によ
って処理される。
【0084】すなわち、実行状態情報「2」及び相手の
電話番号情報を端末情報受信手段101から取得した基
地局側処理実行手段104は、この相手の電話番号情報
を端末情報管理手段1501に渡し、この端末情報管理
手段1501から上記相手の電話番号情報に対応する姓
名・生年月日情報が返されると、この姓名・生年月日情
報をソフト部品cとしてソフト部品記憶手段102に書
き込む(図18、ステップ1801→1802→180
3:No→1807:Yes→1808)。
【0085】以上の結果、上記ソフト部品cすなわち相
手の姓名・生年月日情報は、基地局100から携帯電話
110に送信され、ソフト部品記憶手段112に書き込
まれた後、ソフト部品bに渡される(図17、ステップ
1703→1704)。
【0086】これによって、ソフト部品bは、端末情報
記憶手段114から自分の姓名・生年月日情報を読み出
して、この自分の姓名・生年月日情報と上記相手の姓名
・生年月日情報との相性占いを行った後、この占い結果
を表示手段117に表示する(図17、ステップ170
6→1707)。
【0087】以上のように、本実施の形態によれば、複
数の携帯電話110・110’を連動させることが可能
となり、多様で充実したサービスを提供できる。
【0088】なお、ここでは、携帯電話110側で相性
占いを行うこととしているが、基地局100側で相性占
いを行って、その占い結果をソフト部品として携帯電話
110に送信するようにしてもかまわない。
【0089】また、携帯電話110のユーザによって入
力された相手の電話番号が上記利用者データベース上に
存在しないことも考えられるが、この場合は、空のソフ
ト部品cをソフト部品bに渡し、このソフト部品bが
「相手の情報が見つかりません」等のメッセージを表示
するようになっている。
【0090】更に、ここでは相性占いサービスを例示し
ているが、複数のユーザが対戦プレイを行う対戦型ゲー
ムアプリケーション等にも本実施の形態を適用できる。
【0091】また更に、ここでは、2台の携帯電話11
0及び110’を連動させる構成を例示しているが、携
帯電話が3台以上であっても同様の効果が得られること
はいうまでもない。 (第6の実施の形態)ところで、上記したプラネタリウ
ムサービスでは、携帯電話110のユーザが日時および
方向を入力するとしていたが、同じ日時および方角を入
力した場合であっても、携帯電話110のユーザの立つ
位置が異なれば、見える夜空も異なる。すなわち、正確
な夜空の画像を生成するためには、上記図9ステップ9
06において、携帯電話110のユーザが立つ物理的な
位置情報(緯度および経度)を考慮しなければならな
い。そこで、本実施の形態における基地局側処理実行手
段104は、以下の手法で上記物理的位置情報を取得
し、この位置情報を考慮して星々の座標データを算出す
るようになっている。
【0092】すなわち、上記物理的位置情報を取得する
には、基地局100を構成する多数の無線基地局100
c(図20参照)のうち、現在、携帯電話110がどの
無線基地局100cとの間で電波の送受信を行っている
か調べればよい。この無線基地局100cを特定すれ
ば、その受け持ちゾーンの内部にユーザが位置すること
が判る。
【0093】或いは、GPS(Global Positioning Sys
tem )に代表されるような、自分の位置を測定する装置
を携帯電話110に搭載し、このGPSによって得られ
た緯度情報および経度情報を上記物理的位置情報として
携帯電話110から基地局100に送信するようにして
もよい。
【0094】以上のように、本実施の形態では、携帯電
話110のユーザが立つ物理的な位置情報を考慮するよ
うにしているため、例えば日の出の時刻や日の入の時刻
など、ユーザが立つ物理的な位置によって大きく変動す
る情報であっても正確に提供することができる。
【0095】なお、ここでは、プラネタリウムサービス
を例示したが、ユーザが位置する近辺の地図を提供する
サービス等、上記物理的位置情報を活用できるサービス
であれば、本実施の形態を適用することができる。 (その他)ところで、上記した運勢占いサービスでは、
所定期間のみ有効なソフト部品をソフト部品記憶手段1
02に用意しておくのが好ましい。すなわち、携帯電話
110から端末情報を受信した基地局100は、現在時
間の情報を取得して今日が何月何日なのかを解析し、こ
のように解析した結果、例えば正月の三箇日であること
が判明した場合には、今年一年の運勢を占う機能を備え
たソフト部品b’を携帯電話110に送信する。このよ
うな所定期間のみ有効なソフト部品を用意しておく手法
を活用すれば、クリスマスシーズン中のみ、ゲームアプ
リケーションの背景画面にクリスマスの風景が表示され
るようにするサービスや、音楽CDの発売日に合わせて
サービスアプリケーションのBGMをその曲に変えるサ
ービス等を提供することも可能である。
【0096】また、ソフト部品のプログラム部分は、J
ava言語で記述するのが好ましい。このJavaと
は、Sun Microsystems社が開発したオブジェクト指向言
語であり、ハードウェア及びソフトウェアプラットフォ
ームに依存せず、同一のプログラムを実行することがで
きるという特徴を持つ。すなわち、Javaを用いて開
発すれば、携帯電話110のハードウェアの違いを越え
て同一のソフト部品を実行することが可能となる。
【0097】以上説明したように、本発明によれば、携
帯電話110のような処理能力の低い端末に対し、大規
模なサービスを提供することが可能であり、また、当該
サービス提供システムとは別のサービスを連携させるこ
とや、複数の携帯電話110を連動させることも可能と
なるため、多様で充実したサービスを提供できる。
【0098】なお、ここでは携帯電話110に対してサ
ービスを提供することを想定し、上記したように、サー
ビス提供サーバ100a・移動通信交換局100b・無
線基地局100cの全てを一括して基地局100と呼ん
でいる。そして、この基地局100と携帯電話110と
がデータの受け渡しを行う形態について説明した。
【0099】しかしながら、上記基地局100のうち、
本発明の効果を奏する構成はサービス提供サーバ100
aにあり、移動通信交換局100b及び無線基地局10
0cは、単に、このサービス提供サーバ100aと携帯
電話110との間で電波の送受信を行う手段にすぎな
い。すなわち、サービス提供サーバ100aとの間で直
接データの受け渡しを行う端末を携帯電話110に代え
て採用した場合は、この端末に対し、移動通信交換局1
00b及び無線基地局100cを介在させることなく、
上記携帯電話110の場合と同様のサービスを提供する
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるサービス提供システ
ムのブロック図。
【図2】第2の実施の形態におけるサービス提供システ
ムのブロック図。
【図3】第1の実施の形態におけるソフト部品aの処理
フロー図。
【図4】第1の実施の形態におけるソフト部品bの処理
フロー図。
【図5】第1の実施の形態における基地局側の処理フロ
ー図。
【図6】第1の実施の形態における対応表の内部構成
図。
【図7】第2の実施の形態におけるソフト部品aの処理
フロー図。
【図8】第2の実施の形態におけるソフト部品bの処理
フロー図。
【図9】第2の実施の形態における基地局側の処理フロ
ー図。
【図10】第2の実施の形態における対応表の内部構成
図。
【図11】第3の実施の形態におけるサービス提供シス
テムのブロック図。
【図12】第3の実施の形態におけるソフト部品bの処
理フロー図。
【図13】第3の実施の形態における基地局側の処理フ
ロー図。
【図14】第3の実施の形態における対応表の内部構成
図。
【図15】第5の実施の形態におけるサービス提供シス
テムのブロック図。
【図16】第5の実施の形態におけるソフト部品aの処
理フロー図。
【図17】第5の実施の形態におけるソフト部品bの処
理フロー図。
【図18】第5の実施の形態における基地局側の処理フ
ロー図。
【図19】第5の実施の形態における対応表の内部構成
図。
【図20】サービス提供システムと基地局100との関
係を示す図。
【符号の説明】
100 基地局 100a サービス提供サーバ 100b 移動通信交換局 100c 無線基地局 101 端末情報受信手段 102 ソフト部品記憶手段(基地局側) 103 対応表記憶手段 104 基地局側処理実行手段 105 ソフト部品送信手段 1501 端末情報管理手段 110 携帯電話 111 ソフト部品受信手段 112 ソフト部品記憶手段(携帯電話側) 113 端末側処理実行手段 114 端末情報記憶手段 115 端末情報送信手段 116 入力手段 117 表示手段 1101 毎週占いサービスアプリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春名 修介 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5B076 BB04 BB06 BB11 BB17

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サービスを提供するために必要となるソ
    フトウェアを複数のソフト部品に分割してサービス提供
    サーバのソフト部品記憶手段に記憶しておき、これらソ
    フト部品を端末が順次取得して実行するサービス提供シ
    ステムにおいて、 上記サービス提供サーバが、サービスを提供するために
    必要となる処理の一部を実行する基地局側処理実行手段
    を備えたことを特徴とするサービス提供システム。
  2. 【請求項2】 上記基地局側処理実行手段が、当該サー
    ビス提供システムとは別のサービスを提供するためのア
    プリケーションを起動する請求項1に記載のサービス提
    供システム。
  3. 【請求項3】 上記アプリケーションが、当該サービス
    提供システムとは別の通信手段を備えた請求項2に記載
    のサービス提供システム。
  4. 【請求項4】 上記別の通信手段が、電子メール・ファ
    クシミリ・郵便のうちの少なくともいずれかである請求
    項3に記載のサービス提供システム。
  5. 【請求項5】 上記ソフト部品記憶手段が、ユーザの好
    みに応じたソフト部品を記憶する請求項1に記載のサー
    ビス提供システム。
  6. 【請求項6】 上記ユーザの好みに応じたソフト部品
    が、端末のユーザインタフェースを実現するソフトウェ
    アである請求項5に記載のサービス提供システム。
  7. 【請求項7】 上記ソフト部品記憶手段が、端末の機種
    に応じたソフト部品を記憶する請求項1に記載のサービ
    ス提供システム。
  8. 【請求項8】 上記サービス提供サーバが、更に、端末
    から受信した情報を管理する端末情報管理手段を備え、 上記基地局側処理実行手段が、該端末情報管理手段によ
    って管理される端末情報に基づいて、複数の端末を連動
    させたサービスを提供するための処理を実行する請求項
    1に記載のサービス提供システム。
  9. 【請求項9】 上記基地局側処理実行手段が、端末の物
    理的位置情報に応じた処理を実行する請求項1に記載の
    サービス提供システム。
  10. 【請求項10】 上記ソフト部品記憶手段が、所定期間
    のみ有効なソフト部品を記憶する請求項1に記載のサー
    ビス提供システム。
  11. 【請求項11】 上記ソフト部品記憶手段が、Java
    を用いて開発されたソフト部品を記憶する請求項1に記
    載のサービス提供システム。
  12. 【請求項12】 上記端末が携帯電話である請求項1乃
    至11に記載のサービス提供システム。
  13. 【請求項13】 サービスを提供するために必要となる
    ソフトウェアを複数のソフト部品に分割してソフト部品
    記憶手段に記憶しておき、これらソフト部品を端末に順
    次送信するサービス提供サーバにおいて、 サービスを提供するために必要となる処理の一部を実行
    する基地局側処理実行手段を備えたことを特徴とするサ
    ービス提供サーバ。
  14. 【請求項14】 上記基地局側処理実行手段が、当該サ
    ービスとは別のサービスを提供するためのアプリケーシ
    ョンを起動する請求項13に記載のサービス提供サー
    バ。
  15. 【請求項15】 上記ソフト部品記憶手段が、ユーザの
    好みに応じたソフト部品を記憶する請求項13に記載の
    サービス提供サーバ。
  16. 【請求項16】 上記ソフト部品記憶手段が、端末の機
    種に応じたソフト部品を記憶する請求項13に記載のサ
    ービス提供サーバ。
  17. 【請求項17】 上記サービス提供サーバが、更に、端
    末から受信した情報を管理する端末情報管理手段を備
    え、 上記基地局側処理実行手段が、該端末情報管理手段によ
    って管理される端末情報に基づいて、複数の端末を連動
    させたサービスを提供するための処理を実行する請求項
    13に記載のサービス提供サーバ。
  18. 【請求項18】 上記基地局側処理実行手段が、端末の
    物理的位置情報に応じた処理を実行する請求項13に記
    載のサービス提供サーバ。
  19. 【請求項19】 上記ソフト部品記憶手段が、所定期間
    のみ有効なソフト部品を記憶する請求項13に記載のサ
    ービス提供サーバ。
  20. 【請求項20】 上記ソフト部品記憶手段が、Java
    を用いて開発されたソフト部品を記憶する請求項13に
    記載のサービス提供サーバ。
  21. 【請求項21】 上記端末が携帯電話である請求項13
    乃至20に記載のサービス提供サーバ。
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