JP2001311867A - 電子カメラ - Google Patents

電子カメラ

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JP2001311867A
JP2001311867A JP2000131110A JP2000131110A JP2001311867A JP 2001311867 A JP2001311867 A JP 2001311867A JP 2000131110 A JP2000131110 A JP 2000131110A JP 2000131110 A JP2000131110 A JP 2000131110A JP 2001311867 A JP2001311867 A JP 2001311867A
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image
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JP2000131110A
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English (en)
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Kazuya Umeyama
一也 梅山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、撮影モード選択に応じて、撮像処
理や画像処理を適宜に変更することにより、良好な画像
を手軽に撮像できる電子カメラを提供することを目的と
する。 【解決手段】 クローズアップモードの選択に応じて、
焦点検出エリア数を増やしたり、彩度を高めたり、輪郭
強調をソフト寄りにする。また、ソフトフォーカスモー
ドの選択に応じて、肌色AWBをかけたり、肌色の彩度
を高めたり、輪郭強調をソフト寄りにしたり、階調変換
を軟調寄りにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮影モードの選択
機能を有する電子カメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、クローズアップモードの選択に応
じて、撮影レンズの焦点調整範囲をマクロ域まで拡大す
る電子カメラが知られている。一方、ソフトフォーカス
モード(軟焦点調の画像処理を行うモード)の選択機能
を有する電子カメラは、本願出願時において公に知られ
ていない。しかしながら、コンピュータ上の画像処理ソ
フトを使用して、記録後の画像データに軟焦点調の画像
処理を施すことは従来公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、撮影モード
などの選択に応じて、電子カメラの撮像処理や画像処理
を柔軟に変更することにより、手軽に良好な画像を撮像
できる電子カメラを実現することを目的とする。特に、
請求項1〜15に記載の発明では、クローズアップモー
ド、ソフトフォーカスモード、またはこれらモードの併
用の選択に応じて、電子カメラの撮像処理や画像処理を
柔軟に変更することにより、手軽に良好な画像を撮像で
きる電子カメラを実現することを目的とする。また、請
求項16〜18に記載の発明では、撮影モードと撮影距
離との組み合わせ条件に応じて、電子カメラの撮像処理
や画像処理を柔軟に変更することにより、手軽に良好な
画像を撮像できる電子カメラを実現することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】以下、実施形態(図1,
図2,図4)の番号を対応付けながら、課題を解決する
ための手段を説明する。なお、ここでの対応付けは、参
考のためであり、本発明を限定するものではない。
【0005】《請求項1》請求項1に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、焦点検出エリアの焦点検
出情報に応じて撮像手段の焦点制御を行う焦点制御手段
(19〜21)とを備え、撮像手段は、近距離撮影を行
うクローズアップモードを選択可能に有し、焦点制御手
段は、撮像手段におけるクローズアップモードの選択に
応じて、焦点検出エリアの数を増やす(S12)ことを
特徴とする。
【0006】一般に、クローズアップ撮影では、被写体
のどこにピントを合わせるかによって鑑賞者の視点をあ
る程度コントロールし、画面の表現意図や印象に変化を
つけることができる。例えば、同じ花をクローズアップ
撮影しても、めしべの先端にピントを合わせた場合と、
花心の奥や花弁にピントを合わせた場合とでは、画面か
ら伝わる印象が微妙に変化する。また、人物のクローズ
アップ撮影においては、人物の印象を強調するため、瞳
やまつげや額のしわなどの特定箇所にピントを合わせた
いという要望も強い。
【0007】そこで、上記構成の電子カメラでは、クロ
ーズアップモードの選択に応じて、焦点検出エリアの数
を自動的に増やす。その結果、撮影者は、増えた焦点検
出エリアの選択(手動選択、自動選択、動体追跡選択、
視線選択など)を通して、画面内の合焦位置をより細か
く調整することが可能となる。その結果、所望のクロー
ズアップ画像を手軽に撮影することが可能となる。
【0008】一方、クローズアップモードを選択しない
場合には、焦点検出エリアの数が増えない。そのため、
通常撮影時には、焦点検出エリアの数が必要以上に多く
ならず、エリア選択が煩雑になるなどの弊害が生じな
い。さらに、上記構成の電子カメラでは、このような焦
点検出エリア数の変更が、クローズアップモードの選択
/非選択に応じて自動的に実行される。そのため、撮影
者が意識的にエリア数を変更操作するなどの手間が不要
となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0009】《請求項2》請求項2に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、焦点検出エリアの焦点検
出情報に応じて撮像手段の焦点制御を行う焦点制御手段
(19〜21)とを備え、撮像手段は、近距離撮影を行
うクローズアップモードを選択可能に有し、焦点制御手
段は、撮像手段におけるクローズアップモードの選択に
応じて、焦点検出エリアの面積を縮小する(S13)こ
とを特徴とする。
【0010】上記構成の電子カメラでは、クローズアッ
プモードの選択に応じて、焦点検出エリアの面積を縮小
する。その結果、撮影者は、面積の縮小した焦点検出エ
リアを被写体に合わせることにより、画面内の合焦位置
をより細かくコントロールすることが可能となる。その
結果、撮影者は、合焦位置のより細かなコントロールを
通して、所望のクローズアップ画像を手軽に撮影するこ
とが可能となる。
【0011】一方、クローズアップモードを選択しない
場合、焦点検出エリアの面積は縮小されない。そのた
め、通常撮影時には、焦点検出エリアが必要以上に狭く
ならず、ピント中抜け(人物間の背景にピントを合わせ
てしまうなどの現象)を起こすなどの失敗を防止するこ
とができる。さらに、上記構成の電子カメラでは、この
ような焦点検出エリアの面積の拡大縮小が、クローズア
ップモードの選択/非選択に応じて自動的に実行され
る。そのため、撮影者が意識的にエリア面積を変更操作
するなどの手間が不要となり、使い勝手のよい電子カメ
ラが実現する。
【0012】《請求項3》請求項3に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、撮像手段により撮像され
た画像データに画像処理を施す画像処理手段(17,2
0)とを備え、撮像手段は、近距離撮影を行うクローズ
アップモードを選択可能に有し、画像処理手段は、撮像
手段におけるクローズアップモードの選択に応じて、画
像データの彩度を高める設定を行う(S14)ことを特
徴とする。
【0013】一般に、クローズアップ撮影では、花や昆
虫などの小さな被写体を写す頻度が高い。この種の小さ
な被写体の色は、普段見慣れないために人間の記憶色に
さほど影響されず、ある程度彩度を高めても不自然な印
象を与えない。むしろ花などの被写体においては、鮮や
かなほど好ましい印象を与えやすい。そこで、上記構成
の電子カメラでは、クローズアップモードの選択に応じ
て、画像処理を高彩度側へ自動変更する。その結果、鮮
やかで好ましい印象のクローズアップ画像を自動的に生
成することが可能となる。
【0014】一方、クローズアップモードを選択しない
場合には、通常彩度に設定が戻る。そのため、通常撮影
時に彩度が必要以上に高くならず、不自然な色の風景や
人物を撮影してしまうなどの失敗が生じない。さらに、
上記構成の電子カメラでは、このような彩度の設定変更
が、クローズアップモードの選択/非選択に応じて自動
的に実行される。そのため、撮影者が意識的に彩度を変
更するなどの手間が不要となり、使い勝手のよい電子カ
メラが実現する。
【0015】《請求項4》請求項4に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、撮像手段により撮像され
た画像データに画像処理を施す画像処理手段(17,2
0)とを備え、撮像手段は、近距離撮影を行うクローズ
アップモードを選択可能に有し、画像処理手段は、撮像
手段におけるクローズアップモードの選択に応じて、画
像処理の輪郭強調をソフト側に設定する(S15)こと
を特徴とする。
【0016】一般に、クローズアップ撮影では、小さな
被写体を極端に大きく撮影する。したがって、普段見慣
れない非日常的な画面構成となることが多く、輪郭をソ
フトに表現にした方が自然で好ましい印象を与えやす
い。特に、人物の顔アップにおいては、肌あれ等が目立
たなくなるので好ましい印象を与えやすい。そこで、上
記構成の電子カメラでは、クローズアップモードの選択
に応じて、画像処理の輪郭強調をソフト側へ設定変更す
る。その結果、比較的自然な印象のクローズアップ画像
を自動的に生成することが可能となる。
【0017】一方、クローズアップモードを選択しない
場合には、輪郭強調が通常設定に戻る。そのため、通常
撮影時に画像の輪郭が必要以上に眠くならず、ディテー
ルの不足した風景や人物を撮影してしまうなどの失敗が
生じない。さらに、上記構成の電子カメラでは、このよ
うな輪郭強調の設定変更が、クローズアップモードの選
択/非選択に応じて自動的に実行される。そのため、撮
影者が意識的に輪郭強調の設定を変更するなどの手間が
不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0018】《請求項5》請求項5に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、撮像手段の撮像タイミン
グに合わせて閃光発光する発光手段(20,25)とを
備え、撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモ
ードを選択可能に有し、発光手段は、撮像手段における
クローズアップモードの選択に応じて閃光発光を禁止す
る(S16)ことを特徴とする。
【0019】一般に、クローズアップ撮影では、被写体
に近づいて撮影する。したがって、リング状ストロボな
どの特殊ストロボを除いては、画面内に閃光発光のケラ
レが生じやすい。そこで、上記構成の電子カメラでは、
クローズアップモードの選択に応じて、ストロボの閃光
発光を禁止する。その結果、閃光発光のケラレを防止す
ることができる。さらに、上記構成の電子カメラでは、
このようなストロボの発光禁止が、クローズアップモー
ドの選択に応じて自動的に実行される。そのため、撮影
者が意識的に閃光発光を禁止するなどの手間が不要とな
り、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0020】《請求項6》請求項6に記載の発明は、可
変焦点距離の光学系を介して被写体を撮像して画像デー
タを生成する撮像手段(12〜14,20,22,2
3)と、光学系の焦点距離を可変する光学ズーム手段
(20,24)とを備え、撮像手段は、近距離撮影を行
うクローズアップモードを選択可能に有し、光学ズーム
手段は、撮像手段におけるクローズアップモードの選択
に応じて、光学系の焦点距離を最大倍率を得られる範囲
に設定する(S17)ことを特徴とする。
【0021】一般に、可変焦点距離の光学系(すなわち
ズームレンズ)のクローズアップ撮影では、最大倍率の
得られるズーム範囲が限定される。そこで、上記構成の
電子カメラでは、クローズアップモードの選択に応じ
て、光学系の焦点距離を最大倍率の得られる範囲に設定
する。その結果、撮影者は、ズーム調整の手間なく、最
大倍率のクローズアップ撮影を実行することが可能とな
る。
【0022】《請求項7》請求項7に記載の発明は、光
学系を介して被写体を撮像して画像データを生成する撮
像手段(12〜14,20,22,23)と、光学系の
焦点調節を行う焦点調節手段(19〜21)と、画像デ
ータに対して画像処理を行う画像処理手段(17,2
0)とを備え、画像処理手段は、画像データに対して軟
焦点調の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択
可能に有し、焦点調節手段は、画像処理手段におけるソ
フトフォーカスモードの選択に応じて、焦点調節範囲を
『人物を撮影する場合の距離範囲』に限定する(S2
2)ことを特徴とする。
【0023】一般に、ソフトフォーカスモードは、人物
ポートレートに使用される頻度が高い。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、焦点調節範囲を『人物を(例えばクローズアッ
プから全身程度まで)撮影する場合の距離範囲』に限定
する。その結果、広範囲にわたって焦点制御を行う必要
がなく、レリーズタイムラグを短縮することができる。
【0024】一方、ソフトフォーカスモードを選択しな
い場合には、上記のような焦点調節範囲の限定がなされ
ない。そのため、風景撮影などに際してピントが合わな
いなどの失敗が生じない。さらに、上記構成の電子カメ
ラでは、焦点調節範囲の限定が、ソフトフォーカスモー
ドの選択/非選択に応じて自動的になされる。そのた
め、撮影者が意識的に焦点調節範囲を制限するなどの手
間が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現す
る。
【0025】《請求項8》請求項8に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、撮像手段の露出設定を行
う露出設定手段(20)と、画像データに対して画像処
理を行う画像処理手段(17,20)とを備え、画像処
理手段は、画像データに対して軟焦点調の画像処理を行
うソフトフォーカスモードを選択可能に有し、露出設定
手段は、画像処理手段におけるソフトフォーカスモード
の選択に応じて、ポートレート用自動露出設定を選択す
る(S25)ことを特徴とする。
【0026】一般に、ソフトフォーカスモードは、人物
ポートレートに使用される頻度が高い。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、自動露出の設定をポートレート用に自動変更す
る。その結果、意識せずに人物撮影に好適な被写界深度
などで撮影を行うことが可能となる。一方、ソフトフォ
ーカスモードを選択しない場合には、ポートレート用の
自動露出の自動設定が解除される。そのため、風景撮影
などに際して被写界深度が必要以上に浅くなるなどの失
敗が生じない。さらに、上記構成の電子カメラでは、こ
のような露出設定が、ソフトフォーカスモードの選択/
非選択に連動して自動的になされる。そのため、撮影者
が意識的に自動露出の設定を行うなどの手間が不要とな
り、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0027】《請求項9》請求項9に記載の発明は、被
写体を撮像して画像データを生成する撮像手段(12〜
14,20,22,23)と、画像データに対してホワ
イトバランス調整を行うホワイトバランス調整手段(1
7a,20)と、画像データに対して画像処理を行う画
像処理手段(17,20)とを備え、画像処理手段は、
画像データに対して軟焦点調の画像処理を行うソフトフ
ォーカスモードを選択可能に有し、ホワイトバランス調
整手段は、画像処理手段におけるソフトフォーカスモー
ドの選択に応じて、画像データから肌色成分を識別して
その肌色成分を所定の肌色に調整する肌色AWBモード
を選択する(S23)ことを特徴とする。
【0028】一般に、ソフトフォーカスモードは、人物
ポートレートに使用される頻度が高い。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、肌色AWB(オートホワイトバランス)モード
を自動的に選択する。その結果、ソフトフォーカスモー
ドでは、撮影者が意識することなく、肌色の色再現性を
高めることができる。
【0029】一方、ソフトフォーカスモードを選択しな
い場合には、肌色AWBモードの上記選択が解除され
る。そのため、風景撮影などに際して色再現がおかしく
なるなどの失敗が生じない。さらに、上記構成の電子カ
メラでは、このような肌色AWBモードの選択が、ソフ
トフォーカスモードの選択/非選択に応じて自動的にな
される。そのため、撮影者が意識的に肌色AWBモード
を選択するなどの手間が不要となり、使い勝手のよい電
子カメラが実現する。
【0030】《請求項10》請求項10に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、画像データに対
して画像処理を行う画像処理手段(17,20)とを備
え、画像処理手段は、画像データに対して軟焦点調の画
像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に有
し、画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、画像データから肌色成分を識別してその肌色成
分の彩度を高める肌色彩度アップ設定を選択する(S2
4)ことを特徴とする。
【0031】一般に、ソフトフォーカスモードは、人物
ポートレートに使用される頻度が高い。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、画面内の肌色領域の彩度を高める処理を選択す
る。その結果、ソフトフォーカスモードでは、肌色のく
すみなどが軽減され、鮮やかな印象のソフトフォーカス
画像が得られる。
【0032】一方、ソフトフォーカスモードを選択しな
い場合には、この肌色彩度アップの選択が解除される。
そのため、風景撮影などに際して色あいが不自然になる
などの失敗が生じない。さらに、上記構成の電子カメラ
では、このような肌色彩度アップの選択が、ソフトフォ
ーカスモードの選択/非選択に連動して自動的になされ
る。そのため、撮影者が意識的に肌色彩度アップを選択
するなどの手間が不要となり、使い勝手のよい電子カメ
ラが実現する。
【0033】《請求項11》請求項11に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、画像データに対
して画像処理を行う画像処理手段(17,20)とを備
え、画像処理手段は、画像データに対して軟焦点調の画
像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に有
し、画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、画像処理の輪郭強調をソフト側に設定する(S
26)ことを特徴とする。
【0034】一般に、ソフトフォーカスモードは、幻想
的な画面となることが多く、輪郭をソフトに表現にした
方が自然で好ましい印象を与えやすい。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、画像処理の輪郭強調をソフト側へ設定変更す
る。その結果、幻想的で好ましい印象のソフトフォーカ
ス画像を得ることが可能となる。
【0035】一方、ソフトフォーカスモードを選択しな
い場合には、輪郭強調が通常設定に戻る。そのため、通
常撮影時に画像の輪郭が必要以上に眠くならず、ディテ
ールの不足した風景や人物を撮影してしまうなどの失敗
が生じない。さらに、上記構成の電子カメラでは、この
ような輪郭強調の設定変更が、ソフトフォーカスモード
の選択/非選択に応じて自動的に実行される。そのた
め、撮影者が意識的に輪郭強調の設定を変更するなどの
手間が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現す
る。
【0036】《請求項12》請求項12に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、画像データに対
して画像処理を行う画像処理手段(17,20)とを備
え、画像処理手段は、画像データに対して軟焦点調の画
像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に有
し、画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、画像処理の階調変換を軟調側に設定する(S2
7)ことを特徴とする。
【0037】一般に、ソフトフォーカスモードは、幻想
的な画面となることが多く、コントラストを軟調にした
方が自然で好ましい印象を与えやすい。そこで、上記構
成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモードの選択に
応じて、階調変換を軟調側へ設定変更する。その結果、
より幻想的なソフトフォーカス画像を得ることが可能と
なる。
【0038】一方、ソフトフォーカスモードを選択しな
い場合には、階調変換が通常設定に戻る。そのため、通
常撮影時にコントラストが低下してメリハリのない風景
や人物を撮影してしまうなどの失敗が生じない。さら
に、上記構成の電子カメラでは、このような階調変換の
設定変更が、ソフトフォーカスモードの選択/非選択に
応じて自動的に実行される。そのため、撮影者が意識的
に階調変換の設定を変更するなどの手間が不要となり、
使い勝手のよい電子カメラが実現する。なお、画面内の
ハロ(光のにじみ)を強調するために、ソフトフォーカ
スモードの選択に応じて、階調変換を硬調側へ設定する
ようにしてもよい。
【0039】《請求項13》請求項13に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、光学系の焦点調
節を行う焦点調節手段(19〜21)と、画像データに
対して画像処理を行う画像処理手段(17,20)とを
備え、撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモ
ードを選択可能に有し、画像処理手段は、画像データに
対して軟焦点調の画像処理を行うソフトフォーカスモー
ドを選択可能に有し、焦点調節手段は、ソフトフォーカ
スモードおよびクローズアップモードの併用に応じて、
焦点調節範囲を『花または昆虫を撮影する場合の距離範
囲』に限定し(S31)、ソフトフォーカスモードおよ
び非クローズアップモードの選択に応じて、焦点調節範
囲を『人物を撮影する場合の距離範囲』に限定する(S
22)ことを特徴とする。
【0040】一般に、ソフトフォーカスモードおよびク
ローズアップモードが併用された場合、花などを幻想的
に撮影する可能性が高い。また、ソフトフォーカスモー
ドのみ選択された場合には、人物ポートレートの可能性
が高い。そこで、上記構成の電子カメラでは、ソフトフ
ォーカスモードおよびクローズアップモードの併用に応
じて、焦点調節範囲を『花または昆虫を近接撮影する場
合の距離範囲』に限定する。また、ソフトフォーカスモ
ードのみの選択に対しては、焦点調節範囲を『人物を
(例えばクローズアップから全身程度まで)撮影する場
合の距離範囲』に限定する。
【0041】その結果、広範囲にわたって焦点調節を行
う必要がなく、レリーズタイムラグを短縮することがで
きる。さらに、上記構成の電子カメラでは、このような
焦点調節範囲の限定が、モード選択の組み合わせに応じ
て自動的になされる。そのため、撮影者が意識的に焦点
調節範囲を制限するなどの面倒な手間が不要となり、使
い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0042】《請求項14》請求項14に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、画像データに対
して画像処理を行う画像処理手段(17,20)とを備
え、撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
ドを選択可能に有し、画像処理手段は、画像データに対
して軟焦点調の画像処理を行うソフトフォーカスモード
を選択可能に有し、画像処理手段は、ソフトフォーカス
モードおよびクローズアップモードの併用に応じて、画
像データの彩度を高める設定を選択し(S33)、ソフ
トフォーカスモードおよび非クローズアップモードの選
択に応じて、前記画像データから肌色成分を識別してそ
の肌色成分の彩度を高める肌色彩度アップ設定を選択す
る(S24)ことを特徴とする。
【0043】一般に、ソフトフォーカスモードとクロー
ズアップモードが併用された場合には、花などを幻想的
に撮影する可能性が高い。また、ソフトフォーカスモー
ドのみ選択された場合には、人物ポートレートの可能性
が高い。そこで、上記構成の電子カメラでは、ソフトフ
ォーカスモードおよびクローズアップモードの併用に応
じて、彩度アップの選択を行う。また、ソフトフォーカ
スモードのみの選択に対しては、肌色彩度アップの選択
を行う。
【0044】その結果、これらモードの組み合わせに応
じて、可能性の高い被写体に適した彩度調整を自動的に
行うことが可能となる。さらに、上記構成の電子カメラ
では、このような彩度調整の設定が、モードの組み合わ
せに応じて自動的になされる。そのため、撮影者が意識
的に彩度調整を行うなどの面倒な手間が不要となり、使
い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0045】《請求項15》請求項15に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
(12〜14,20,22,23)と、画像データに対
してホワイトバランス調整を行うホワイトバランス調整
手段(17a,20)と、画像データに対して画像処理
を行う画像処理手段(17,20)とを備え、撮像手段
は、近距離撮影を行うクローズアップモードを選択可能
に有し、画像処理手段は、画像データに対して軟焦点調
の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
有し、ホワイトバランス調整手段は、ソフトフォーカス
モードおよび非クローズアップモードの選択に応じて、
画像データから肌色成分を識別してその肌色成分を所定
の肌色に調整する肌色AWBモードを選択し(S2
3)、ソフトフォーカスモードおよびクローズアップモ
ードの併用に応じて、肌色AWBモード以外のホワイト
バランスモード(ここでは通常のAWBモード)を選択
する(S32)ことを特徴とする。
【0046】一般に、ソフトフォーカスモードとクロー
ズアップモードが併用された場合には、花などを幻想的
に撮影する可能性が高い。また、ソフトフォーカスモー
ドのみ選択された場合には、人物ポートレートの可能性
が高い。そこで、上記構成の電子カメラでは、ソフトフ
ォーカスモードとクローズアップモードとの併用に応じ
て、肌色AWBモードを選択せずに通常のAWBモード
に戻す。また、ソフトフォーカスモードのみの選択に対
しては、肌色AWBモードに設定する。
【0047】その結果、これらモードの組み合わせに応
じて、可能性の高い被写体に適したホワイトバランス調
整を行うことが可能となる。さらに、上記構成の電子カ
メラでは、このようなホワイトバランス調整の設定が、
モードの組み合わせに応じて自動的になされる。そのた
め、撮影者が意識的にホワイトバランス調整を変更する
などの面倒な手間が不要となり、使い勝手のよい電子カ
メラが実現する。
【0048】《請求項16》請求項16に記載の発明
は、被写体を撮像して画像データを生成する撮像手段
と、特定条件での撮影を行うための撮影モードを設定す
る撮影モード設定手段と、被写体の撮影距離を検出する
距離検出手段と、画像データに対して画像処理を行う画
像処理手段と、撮影モード設定手段により撮影モードが
設定されている状態において、距離検出手段によって検
出された被写体距離に基づいて画像処理手段における画
像処理の処理内容を変更するよう画像処理手段を制御す
る制御手段とを備えたことを特徴とする電子カメラ。
【0049】『特定条件での撮影を行うための撮影モー
ド』と『撮影距離』とを組み合わせた条件から、撮影被
写体や撮影状況を推定できる。そこで、上記構成の電子
カメラでは、撮影モードと撮影距離との組み合わせ条件
に対して、この推定される被写体や撮影状況に適した画
像処理内容を予め対応付けておく。制御手段は、この対
応関係に基づいて、現在の撮影モードと撮影距離との組
み合わせ条件に対応する画像処理内容を決定し、その画
像処理内容を実行するように画像処理手段を制御する。
【0050】その結果、推定される被写体や撮影状況に
適した画像処理内容を自動的に選択実行することが可能
となる。したがって、推定される被写体や撮影状況をよ
り効果的に活かした画像データを自動的に得ることが可
能となる。さらに、上記構成の電子カメラでは、このよ
うな画像処理内容の設定変更が、撮影モードまたは撮影
距離の変化に応じて自動的になされる。したがって、撮
影者が意識的に画像処理内容を変更するなどの手間が不
要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0051】《請求項17》請求項17に記載の発明
は、請求項16に記載の電子カメラにおいて、撮影モー
ドは、画像データに対して軟焦点調の画像処理を行うソ
フトフォーカスモードであり、制御手段は、ソフトフォ
ーカスモードが設定されている状態において、被写体距
離に基づいて、画像データに対するホワイトバランス調
整の調整量を変更するよう画像処理手段を制御すること
を特徴とする。
【0052】ソフトフォーカスモードと撮影距離とを組
み合わせた条件から、撮影被写体や撮影状況を推定でき
る。そこで、上記構成の電子カメラでは、ソフトフォー
カスモードと撮影距離との組み合わせ条件に対して、こ
の推定される被写体や撮影状況に適したホワイトバラン
ス調整量を予め対応付けておく。制御手段は、この対応
関係に基づいて、ソフトフォーカスモードと撮影距離と
の組み合わせ条件からホワイトバランス調整量を決定
し、そのホワイトバランス調整量を使用するように画像
処理手段を制御する。
【0053】その結果、推定される被写体や撮影状況に
適したホワイトバランス調整が自動的に選択実行され
る。したがって、汎用的な自動ホワイトバランス調整を
行う場合に比べて、推定される被写体や撮影状況に適し
たカラーバランスの画像データを自動的に生成すること
か可能となる。さらに、上記構成の電子カメラでは、こ
のようなホワイトバランス調整量の設定変更が、撮影モ
ードまたは撮影距離の変化に連動して自動的になされ
る。したがって、撮影者が意識的にホワイトバランス調
整量を変更するなどの手間が不要となり、使い勝手のよ
い電子カメラが実現する。
【0054】《請求項18》請求項18に記載の発明
は、請求項16に記載の電子カメラにおいて、撮影モー
ドは、画像データに対して軟焦点調の画像処理を行うソ
フトフォーカスモードであり、制御手段は、ソフトフォ
ーカスモードが設定されている状態において、被写体距
離に基づいて、画像データの彩度を変更するよう画像処
理手段を制御することを特徴とする。
【0055】ソフトフォーカスと撮影距離とを組み合わ
せた条件から、撮影被写体や撮影状況を推定できる。そ
こで、上記構成の電子カメラでは、ソフトフォーカスモ
ードと撮影距離との組み合わせ条件に対して、この推定
される被写体や撮影状況に適した彩度調整量を予め対応
付けておく。制御手段は、この対応関係に基づいて、ソ
フトフォーカスモードと撮影距離との組み合わせ条件か
ら彩度調整量を決定し、その彩度調整量で画像データの
彩度調整を行うように画像処理手段を制御する。
【0056】その結果、推定される被写体や撮影状況に
適した彩度調整が自動的に選択実行される。したがっ
て、汎用的な彩度調整を行う場合に比べて、推定される
被写体や撮影状況に適した彩度の画像データを自動的に
生成することか可能となる。さらに、上記構成の電子カ
メラでは、このような彩度調整量の設定変更が、撮影モ
ードまたは撮影距離の変化に連動して自動的になされ
る。したがって、撮影者が意識的に彩度調整量を変更す
るなどの手間が不要となり、使い勝手のよい電子カメラ
が実現する。
【0057】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明にお
ける実施の形態を説明する。なお、本実施形態は、請求
項1〜15に記載の発明に対応した実施形態である。
【0058】[実施形態の構成説明]図1は、電子カメ
ラ11の構成を示すブロック図である。図1において、
電子カメラ11には、撮影レンズ12が装着される。こ
の撮影レンズ12の像空間側には、絞り13および撮像
素子14が配置される。この撮像素子14で光電変換さ
れた画像データは、信号処理部15、A/D変換部1
6、WB調整部17a、画像処理部17および画像圧縮
部18を順に介して、電子カメラ11内の記録系へ出力
される。焦点検出部19は、このA/D変換部16から
焦点検出エリアの画像データを抽出してコントラスト量
を計算し、マイクロプロセッサ20へ出力する。
【0059】このマイクロプロセッサ20には、撮影レ
ンズ12の焦点制御を行う焦点制御部21、絞り13を
駆動するための絞り駆動回路22、撮像素子14を駆動
するためのCCD駆動回路23、撮影レンズ12のズー
ム駆動を行うズーム駆動部24、閃光発光を行う閃光発
光部25、操作者から撮影モード選択を受け付けるため
のシーン選択ダイヤル26、撮影レンズ12の焦点調整
範囲をマクロ域まで拡大するためのマクロ釦27、レリ
ーズ釦28がそれぞれ接続される。以下、本発明の特徴
である、クローズアップモードおよびソフトフォーカス
モードの選択時の動作について詳しく説明する。
【0060】[クローズアップモード選択時の動作説
明]図2は、クローズアップモード選択時の動作を説明
する図である。以下、図2中に示すステップ番号に沿っ
て、この動作を説明する。 ステップS1: マイクロプロセッサ20は、シーン選
択ダイヤル26から現在選択中の撮影モードを取得す
る。(なお、シーン選択の手段はダイヤルに限らず、モ
ニタ画面上のメニュー選択などで実行してもよい) ステップS2: 現在の撮影モードがクローズアップモ
ードの場合、マイクロプロセッサ20は動作をステップ
S11に移行する。一方、その他の撮影モードの場合、
マイクロプロセッサ20は、クローズアップモード選択
時の設定などをクリアした上で、各撮影モードの動作ス
テップへ動作を移行する。 ステップS11: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、焦点制御部21へ出力
する制御データを制限し、焦点調節範囲を花や昆虫を近
接撮影する距離(例えば2〜50cm)に限定する。 ステップS12: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、焦点検出部19に対し
て、選択可能な焦点検出エリア数を5箇所から13箇所
に増やすように指示する(図3参照)。 ステップS13: さらに、マイクロプロセッサ20
は、クローズアップモードの選択に応じて、焦点検出部
19に焦点調節エリアの面積を縮小するように指示する
(図3参照)。 ステップS14: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、画像処理部17の彩度
調整を高彩度側に設定する。 ステップS15: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、画像処理部17の輪郭
強調をソフト側に設定する。 ステップS16: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、閃光発光部25に閃光
禁止を指示する。 ステップS17: マイクロプロセッサ20は、クロー
ズアップモードの選択に応じて、ズーム駆動部24へ出
力する制御データを制限して、撮影レンズ12の焦点距
離を最大倍率を得られる範囲に限定する。 ステップS18: マイクロプロセッサ20は、ベスト
ショットセレクタ機能(連続撮影された画像データにつ
いて鮮鋭度評価を行い、評価の高い画像データのみを残
す機能)をオンする。 以上説明した一連の設定動作を完了した後、マイクロプ
ロセッサ20は、クローズアップモードの撮影動作へ移
行する。
【0061】[ソフトフォーカスモード選択時の動作説
明]次に、ソフトフォーカスモード選択時の動作を、図
4を用いて説明する。 ステップS1: マイクロプロセッサ20は、シーン選
択ダイヤル26から現在選択中の撮影モードを取得す
る。 ステップS2: 現在の撮影モードがソフトフォーカス
モードの場合、マイクロプロセッサ20は動作をステッ
プS21に移行する。一方、その他の撮影モードの場
合、マイクロプロセッサ20は、ソフトフォーカスモー
ド選択時の設定などをクリアした上で、各撮影モードの
動作ステップへ動作を移行する。 ステップS21: マイクロプロセッサ20は、マクロ
釦27がオンされているか否かを判定する。ここで、マ
クロ釦27がオフされている場合、マイクロプロセッサ
20は動作をステップS22に移行する。一方、マクロ
釦27がオンされていた場合、マイクロプロセッサ20
は、ソフトフォーカスモードとクローズアップモードの
併用であると判断して、動作をステップS31に移行す
る。 ステップS22: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、焦点制御部21へ出
力する制御データを制限して、焦点調節範囲を『人物を
クローズアップから全身まで撮影する範囲(レンズの焦
点距離によって異なるが例えば1〜3m程度)』に限定
する。 ステップS23: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、WB調整部17aを
肌色AWBモード(後述)に設定する。 ステップS24: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、画像処理部17の彩
度設定を肌色彩度アップに設定する。 ステップS25: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、ポートレート用の自
動露出計算を行う。ここで求めた露出設定値は、絞り駆
動回路22およびCCD駆動回路23の制御に使用され
る。 ステップS26: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、画像処理部17の輪
郭強調をソフト側に設定する。 ステップS27: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、画像処理部17の階
調変換を軟調側に設定する。 ステップS28: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードの選択に応じて、画像処理部17に対
し軟焦点調の画像処理を実行するよう設定する。 ステップS31: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードとクローズアップモードの併用に応じ
て、焦点制御部21へ出力する制御データを制限して焦
点調節範囲を花や昆虫を撮影する距離(例えば2〜50
cm)に限定する。 ステップS32: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードとクローズアップモードの併用に応じ
て、画像処理部17に通常のAWBモードを実行するよ
う設定する。 ステップS33: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードとクローズアップモードの併用に応じ
て、画像処理部17の彩度調整を高彩度側に設定する。
この動作の後、マイクロプロセッサ20は動作をステッ
プS25に移行する。 ステップS34: マイクロプロセッサ20は、ソフト
フォーカスモードとクローズアップモードの併用に応じ
て、通常の自動露出計算を行う。ここで求めた露出設定
値は、絞り駆動回路22およびCCD駆動回路23の制
御に使用される。 以上説明した一連の設定動作の後、マイクロプロセッサ
20は、ソフトフォーカスモードの撮影動作へ移行す
る。
【0062】[肌色AWEモードの動作説明]次に、上
述した肌色AWBモードの具体的な処理内容を、図5を
用いて説明する。 ステップS41: まず、WB調整部17aは、画像デ
ータに対して通常のホワイトバランス調整を実施し、極
端な色の偏りを除去する。 ステップS42: WB調整部17aは、通常のホワイ
トバランス調整後の画像データから、肌色に近い色成分
を抽出する。 ステップS43: 抽出された複数の肌色成分には、影
部から明部までの肌色のグラデーションが含まれる。そ
こで、WB調整部17aは、複数の肌色成分について、
中間値を取ったり、高頻度の色成分を選ぶなどして、肌
色成分の代表値を決定する。 ステップS44: WB調整部17aは、肌色成分の代
表値を所定の肌色に変換するマトリクスを算出する。 ステップS45: WB調整部17aは、算出したマト
リクスを使用して、画像データにホワイトバランス調整
を実施する。
【0063】すなわち、この肌色AWBモードにおい
て、WB調整部17aは、下記手段を備えた画像処理装
置として機能する。 画像データのホワイトバランスを調整して極端な色の
偏りを除去する通常WB手段 通常WB手段により処理された画像データから肌色を
抽出する肌色抽出手段 肌色抽出手段により抽出された肌色を所定の肌色に変
換するための色変換を求める色変換決定手段 前記色変換決定手段で求めた色変換を用いて前記画像
データを処理する色変換手段 このような肌色AWBモードの処理内容により、極端な
色の偏りを生じた原画像に対しても、肌色の色再現性の
よい画像データに変換することが可能になる。
【0064】[本実施形態の効果]本実施形態では、ク
ローズアップモード、ソフトフォーカスモード、または
これらの併用に応じて、撮像処理や画像処理が柔軟に変
更される。その結果、これらの撮影モードを選択するだ
けで、良好な撮影結果を手軽に得ることが可能になる。
【0065】[実施形態の補足事項]なお、上述した実
施形態では、クローズアップモード(ここではマクロ釦
オン)とソフトフォーカスモードとの併用に応じて、撮
像処理や画像処理を変更している。しかしながら、これ
に限定されるものではない。一般に、請求項16〜18
に記載したように、撮影モードと撮影距離との組み合わ
せ条件から、推定される被写体や撮影状況を判断して、
その推定結果に適した撮像処理や画像処理を実行するよ
うにしてもよい。
【0066】例えば、次のようにしてもよい。まず、ソ
フトフォーカスモードが選択されている状況において、
マイクロプロセッサ20は、レンズ位置その他の情報か
ら撮影距離を判断する。ここで撮影距離が1〜3m程度
と判断された場合、マイクロコンピュータ20は、人物
撮影を想定して肌色AWBおよび肌色彩度アップを選択
する。また、撮影距離が50cm以下と判断された場
合、花などの近接撮影を想定して通常AWBおよび彩度
アップを選択する。
【0067】
【発明の効果】《請求項1》請求項1に記載の発明で
は、クローズアップモードの選択に応じて、焦点検出エ
リアの数を自動的に増やす。したがって、クローズアッ
プ撮影において、合焦位置の細かなコントロールが可能
となる。また逆に、クローズアップモードを選択しない
場合には、焦点検出エリアの数が増えず、エリア選択が
複雑になるなどの弊害が生じない。さらに、焦点検出エ
リア数の変更がクローズアップモードの選択に連動する
ので、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カ
メラが実現する。
【0068】《請求項2》請求項2に記載の発明では、
クローズアップモードの選択に応じて、焦点検出エリア
の面積を自動的に縮小する。したがって、クローズアッ
プ撮影において、合焦位置の細かなコントロールが可能
となる。また、焦点検出エリアの縮小がクローズアップ
モードの選択に連動するので、面倒な操作が不要とな
り、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0069】《請求項3》請求項3に記載の発明では、
クローズアップモードの選択に応じて画像の彩度アップ
を図る。したがって、撮影者は、鮮やかなクローズアッ
プ画像を手軽に撮影できる。また、このような彩度の調
整がクローズアップモードの選択に連動するので、面倒
な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現
する。
【0070】《請求項4》請求項4に記載の発明では、
クローズアップモードの選択に応じて輪郭強調をソフト
側にする。したがって、撮影者は、比較的自然な印象の
クローズアップ画像を手軽に撮影できる。また、輪郭強
調の調整がクローズアップモードの選択に連動するの
で、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カメ
ラが実現する。
【0071】《請求項5》請求項5に記載の発明では、
クローズアップモードの選択に応じて閃光発光を禁止す
る。したがって、クローズアップ撮影における閃光発光
のケラレを未然に防止することができる。また、閃光発
光の禁止がクローズアップモードの選択に連動するの
で、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カメ
ラが実現する。
【0072】《請求項6》請求項6に記載の発明では、
クローズアップモードの選択に応じて、光学系の焦点距
離を最大倍率の得られる範囲に設定する。したがって、
撮影者は、面倒なズーム調整なく、最大倍率のクローズ
アップ撮影を手軽に行うことが可能となる。
【0073】《請求項7》請求項7に記載の発明では、
ソフトフォーカスモードの選択に応じて、焦点調節範囲
を人物の撮影範囲に限定する。したがって、無限遠に焦
点調節してしまうなどの失敗もなく、焦点調節に要する
時間を短縮することができる。また、このような焦点調
節範囲の限定がソフトフォーカスモードの選択に連動す
るので、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子
カメラが実現する。
【0074】《請求項8》請求項8に記載の発明では、
ソフトフォーカスモードの選択に応じて、自動露出の設
定をポートレート用に変更する。したがって、人物撮影
に好適な被写界深度のソフトフォーカス撮影を手軽に行
うことが可能となる。また、このような露出設定がソフ
トフォーカスモードの選択に連動するので、面倒な操作
が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0075】《請求項9》請求項9に記載の発明では、
ソフトフォーカスモードの選択に応じて、肌色AWBモ
ードを選択する。したがって、肌色を自然な色調に再現
したソフトフォーカス画像を手軽に撮影することができ
る。また、このようなホワイトバランスの調整がソフト
フォーカスモードの選択に連動するので、面倒な操作が
不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0076】《請求項10》請求項10に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードの選択に応じて、画面内の
肌色領域の彩度を高くする。したがって、肌色が鮮やか
なソフトフォーカス画像を手軽に撮影することができ
る。また、このような彩度の調整がソフトフォーカスモ
ードの選択に連動するので、面倒な操作が不要となり、
使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0077】《請求項11》請求項11に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードの選択に応じて、輪郭強調
をソフト側へ設定変更する。したがって、輪郭の滑らか
なソフトフォーカス画像を手軽に撮影することができ
る。また、このような輪郭強調の調整が、ソフトフォー
カスモードの選択に連動するので、面倒な操作が不要と
なり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0078】《請求項12》請求項12に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードの選択に応じて、階調変換
を軟調側へ設定変更する。したがって、軟調コントラス
トのソフトフォーカス画像を手軽に撮影することができ
る。また、このような階調変換の設定変更がソフトフォ
ーカスモードの選択に連動するので、面倒な操作が不要
となり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0079】《請求項13》請求項13に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードとクローズアップモードと
の組み合わせ条件に応じて焦点調節範囲を調整する。こ
の距離範囲の限定によって焦点調節を誤るおそれが少な
くなり、焦点調節時間も短縮できる。さらに、このよう
な焦点調節範囲の限定は、モード選択の組み合わせに連
動するので、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい
電子カメラが実現する。
【0080】《請求項14》請求項14に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードとクローズアップモードと
の組み合わせ条件に応じて、より適正彩度の画像を撮影
することができる。また、このような彩度設定の調整
は、モード選択の組み合わせに連動するので、面倒な操
作が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが実現す
る。
【0081】《請求項15》請求項15に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードとクローズアップモードと
の組み合わせ条件に応じて、より適正な色再現の画像を
撮影することができる。また、このようなホワイトバラ
ンス調整の設定は、モード選択の組み合わせに連動する
ので、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カ
メラが実現する。
【0082】《請求項16》請求項16に記載の発明で
は、撮影モードと撮影距離との組み合わせ条件に応じて
予め定められた画像処理内容を実行することが可能とな
る。また、このような画像処理の設定が、撮影モードと
撮影距離との組み合わせ条件に連動してなされるので、
面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子カメラが
実現する。
【0083】《請求項17》請求項17に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードと撮影距離との組み合わせ
条件に応じて予め定められたホワイトバランス調整を実
行することが可能となる。また、このようなホワイトバ
ランス調整の設定が、撮影モードと撮影距離との組み合
わせ条件に連動してなされるので、面倒な操作が不要と
なり、使い勝手のよい電子カメラが実現する。
【0084】《請求項18》請求項18に記載の発明で
は、ソフトフォーカスモードと撮影距離との組み合わせ
条件に応じて予め定められた彩度調整を実行することが
可能となる。また、このような彩度調整の設定が、撮影
モードと撮影距離との組み合わせ条件に連動してなされ
るので、面倒な操作が不要となり、使い勝手のよい電子
カメラが実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】電子カメラ11の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】クローズアップモード選択時の動作を説明する
図である。
【図3】焦点検出エリアを示す図である。
【図4】ソフトフォーカスモード選択時の動作を説明す
る図である。
【図5】肌色AWEモードの処理内容を説明する図であ
る。
【符号の説明】
11 電子カメラ 12 撮影レンズ 13 絞り 14 撮像素子 15 信号処理部 16 A/D変換部 17 画像処理部 18 画像圧縮部 19 焦点検出部 20 マイクロプロセッサ 21 焦点制御部 22 絞り駆動回路 23 CCD駆動回路 24 ズーム駆動部 25 閃光発光部 26 シーン選択ダイヤル 27 マクロ釦 28 レリーズ釦
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 9/64 H04N 9/73 A 101:00 9/73 G02B 7/11 N // H04N 101:00 D Fターム(参考) 2H051 AA00 BA47 DA04 DA05 DA17 EB04 EB07 EB13 EB16 5C022 AA13 AB28 AB30 AB66 AC42 AC69 5C065 AA03 BB02 BB11 BB16 CC01 CC08 CC09 DD02 EE12 EE20 GG18 GG32 5C066 AA01 BA20 CA08 DD07 EA15 EB03 HA01 KD06 KE17 KE19 KG05 KM02

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 焦点検出エリアの焦点検出情報に応じて前記撮像手段の
    焦点制御を行う焦点制御手段とを備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記焦点制御手段は、前記撮像手段におけるクローズア
    ップモードの選択に応じて、前記焦点検出エリアの数を
    増やすことを特徴とする電子カメラ。
  2. 【請求項2】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 焦点検出エリアの焦点検出情報に応じて前記撮像手段の
    焦点制御を行う焦点制御手段とを備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記焦点制御手段は、前記撮像手段におけるクローズア
    ップモードの選択に応じて、焦点検出エリアの面積を縮
    小することを特徴とする電子カメラ。
  3. 【請求項3】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像データに画像処理を
    施す画像処理手段とを備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記画像処理手段は、前記撮像手段におけるクローズア
    ップモードの選択に応じて、前記画像データの彩度を高
    める設定を行うことを特徴とする電子カメラ。
  4. 【請求項4】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 前記撮像手段により撮像された画像データに画像処理を
    施す画像処理手段とを備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記画像処理手段は、前記撮像手段におけるクローズア
    ップモードの選択に応じて、前記画像処理の輪郭強調を
    ソフト側に設定することを特徴とする電子カメラ。
  5. 【請求項5】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 前記撮像手段の撮像タイミングに合わせて閃光発光する
    発光手段とを備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記発光手段は、前記撮像手段におけるクローズアップ
    モードの選択に応じて、閃光発光を禁止することを特徴
    とする電子カメラ。
  6. 【請求項6】 可変焦点距離の光学系を介して被写体を
    撮像して画像データを生成する撮像手段と、 前記光学系の焦点距離を可変する光学ズーム手段とを備
    え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記光学ズーム手段は、前記撮像手段におけるクローズ
    アップモードの選択に応じて、前記光学系の焦点距離を
    最大倍率を得られる範囲に設定することを特徴とする電
    子カメラ。
  7. 【請求項7】 光学系を介して被写体を撮像して画像デ
    ータを生成する撮像手段と、 前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記焦点調節手段は、前記画像処理手段におけるソフト
    フォーカスモードの選択に応じて、焦点調節範囲を『人
    物を撮影する場合の距離範囲』に限定することを特徴と
    する電子カメラ。
  8. 【請求項8】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 前記撮像手段の露出設定を行う露出設定手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記露出設定手段は、前記画像処理手段におけるソフト
    フォーカスモードの選択に応じて、ポートレート用自動
    露出に設定することを特徴とする電子カメラ。
  9. 【請求項9】 被写体を撮像して画像データを生成する
    撮像手段と、 前記画像データに対してホワイトバランス調整を行うホ
    ワイトバランス調整手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記ホワイトバランス調整手段は、前記画像処理手段に
    おけるソフトフォーカスモードの選択に応じて、前記画
    像データから肌色成分を識別してその肌色成分を所定の
    肌色に調整する肌色AWBモードを選択することを特徴
    とする電子カメラ。
  10. 【請求項10】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
    応じて、前記画像データから肌色成分を識別してその肌
    色成分の彩度を高める肌色彩度アップ設定を選択するこ
    とを特徴とする電子カメラ。
  11. 【請求項11】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
    応じて、前記画像処理の輪郭強調をソフト側に設定する
    ことを特徴とする電子カメラ。
  12. 【請求項12】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記画像処理手段は、ソフトフォーカスモードの選択に
    応じて、前記画像処理の階調変換を軟調側に設定するこ
    とを特徴とする電子カメラ。
  13. 【請求項13】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記光学系の焦点調節を行う焦点調節手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記焦点調節手段は、ソフトフォーカスモードおよびク
    ローズアップモードの併用に応じて、焦点調節範囲を
    『花または昆虫を撮影する場合の距離範囲』に限定し、
    ソフトフォーカスモードおよび非クローズアップモード
    の選択に応じて、焦点調節範囲を『人物を撮影する場合
    の距離範囲』に限定することを特徴とする電子カメラ。
  14. 【請求項14】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記画像処理手段は、ソフトフォーカスモードおよびク
    ローズアップモードの併用に応じて、前記画像データの
    彩度を高める設定を選択し、ソフトフォーカスモードお
    よび非クローズアップモードの選択に応じて、前記画像
    データから肌色成分を識別してその肌色成分の彩度を高
    める肌色彩度アップ設定を選択することを特徴とする電
    子カメラ。
  15. 【請求項15】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 前記画像データに対してホワイトバランス調整を行うホ
    ワイトバランス調整手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段と
    を備え、 前記撮像手段は、近距離撮影を行うクローズアップモー
    ドを選択可能に有し、 前記画像処理手段は、前記画像データに対して軟焦点調
    の画像処理を行うソフトフォーカスモードを選択可能に
    有し、 前記ホワイトバランス調整手段は、ソフトフォーカスモ
    ードおよび非クローズアップモードの選択に応じて、前
    記画像データから肌色成分を識別してその肌色成分を所
    定の肌色に調整する肌色AWBモードを選択し、ソフト
    フォーカスモードおよびクローズアップモードの併用に
    応じて、前記肌色AWBモード以外のホワイトバランス
    モードを選択することを特徴とする電子カメラ。
  16. 【請求項16】 被写体を撮像して画像データを生成す
    る撮像手段と、 特定条件での撮影を行うための撮影モードを設定する撮
    影モード設定手段と、 前記被写体の撮影距離を検出する距離検出手段と、 前記画像データに対して画像処理を行う画像処理手段
    と、 前記撮影モード設定手段により前記撮影モードが設定さ
    れている状態において、前記距離検出手段によって検出
    された被写体距離に基づいて前記画像処理手段における
    画像処理の処理内容を変更するよう前記画像処理手段を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする電子カメ
    ラ。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の電子カメラにおい
    て、 前記撮影モードは、前記画像データに対して軟焦点調の
    画像処理を行うソフトフォーカスモードであり、 前記制御手段は、前記ソフトフォーカスモードが設定さ
    れている状態において、前記被写体距離に基づいて、前
    記画像データに対するホワイトバランス調整の調整量を
    変更するよう前記画像処理手段を制御することを特徴と
    する電子カメラ。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の電子カメラにおい
    て、 前記撮影モードは、前記画像データに対して軟焦点調の
    画像処理を行うソフトフォーカスモードであり、 前記制御手段は、前記ソフトフォーカスモードが設定さ
    れている状態において、前記被写体距離に基づいて、前
    記画像データの彩度を変更するよう前記画像処理手段を
    制御することを特徴とする電子カメラ。
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