JP2001311422A - 弾性層ローラ、現像ローラ、現像装置、弾性層ローラの評価方法及び現像ローラの評価方法 - Google Patents

弾性層ローラ、現像ローラ、現像装置、弾性層ローラの評価方法及び現像ローラの評価方法

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JP2001311422A JP2000130792A JP2000130792A JP2001311422A JP 2001311422 A JP2001311422 A JP 2001311422A JP 2000130792 A JP2000130792 A JP 2000130792A JP 2000130792 A JP2000130792 A JP 2000130792A JP 2001311422 A JP2001311422 A JP 2001311422A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 芯軸と弾性層との接着異常を非破壊検査で行
うことができ、極めて作業性に優れ、全品検査をも可能
とする。 【解決手段】 金属製の芯軸12の周囲に弾性層13を
有する弾性層ローラの評価方法に関する。弾性層ローラ
の体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電流をIと
したときの∇(I/V)が、弾性層ローラの任意の位置
iで∇(I/V)i、その最大値を∇(I/V)max.と
したときに、∇(I/V)max.と∇(I/V)iとの差
を∇(I/V)max.に対する割合で評価する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真装置に用いる、弾性層を
備えたローラ、このローラを備えた現像装置及びローラ
の評価方法に関し、特に乾式1成分トナーの現像ロー
ラ、この現像ローラを備えた現像装置及び現像ローラの
評価方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、複写機、プリンタ、ファクシミリ
等の電子写真装置、特に、パーソナル分野のプリンタ等
の電子写真装置の分野においては、小型化及び低コスト
化に適した1成分方式の現像装置が採用されている。
【0003】このタイプの現像装置としては、例えば、
特開昭53−3233号公報に開示されるように、導電
性ゴムからなる弾性材料で構成される現像ローラの表面
に非磁性1成分トナーを付着させ、このローラを回転さ
せながら前記トナーを現像位置に搬送し、これを現像位
置でドラム感光体の静電潜像に接触させて現像を行うも
のが提案されている。この現像装置によれば、静電潜像
が形成されたドラム感光体に弾性を有する現像ローラを
当接させて、現像ローラ表面に薄層化された非磁性1成
分トナーを現像電界に応じて移動させることにより、静
電潜像を可視像化することができるので、トナーに磁性
材料を使うことなく、カラー化が容易になるという利点
がある。
【0004】このような現像装置の現像ローラにおける
金属シャフトの周囲には、現像ローラを感光体に当接さ
せるために、導電性の合成ゴム、ウレタンフォームなど
からなる弾性層が形成されている。そして、その弾性層
の周囲には、弾性層を構成するゴム、ウレタンフォーム
などからの可塑剤や低分子成分のブリードアウトによる
感光体への汚染を防止するために、或いは、トナーの粘
着(タッキング)やフィルミングを防止するために、可
塑剤などの表面へのブリードをブロックするトナー離型
性のよい樹脂からなる表面層が被覆されている。
【0005】このような現像ローラの基材として用いる
弾性層ローラの製造方法として、大量生産に向いている
のはチューブ押出しやクロスヘッド押出しなどの押出し
工法である。
【0006】チューブ押出しでは、弾性層に芯軸を挿入
する際に、エアーを用いて、一旦チューブ内径を拡大さ
せたところに、芯軸を挿入させる方法が一般的である。
そのため芯軸と弾性層の間にエアーが残留することがあ
り、芯軸と弾性層の接着が不十分となることがある。
【0007】クロスヘッド押出しでは、チューブ押出し
で見られるエアーの残留は見られないが、工法の特徴
上、ローラ両端部に加工のストレスがより多くかかるこ
とになる。そのため、その後の研削工程での加工ストレ
スや焼成による熱のストレスなどが付加されると、両端
部に残留しているストレスが解放し、芯軸と弾性層が剥
がれてしまう(接着が不十分となる)という現象が見受
けられる。
【0008】芯軸と弾性層の接着が不十分であると、そ
の部分の表面は凹凸(「表面粗さ」で特性値化される細
かい凹凸ではなく、「うねり」で特性値化される大きな
凹凸のこと)となりやすい。この凹凸は表面層形成後も
緩和されることなく、凹は黒斑点画像(その部分だけ濃
度が濃い)として、凸は白斑点画像(その部分だけ濃度
が薄い)として、画像に明瞭に現れてしまう。しかし現
像ローラ表面上に顕在化する芯軸と弾性層の接着異常
は、表面観察によって良品/不良品の判定が可能であ
り、実際の現像装置に搭載されることは皆無である。
【0009】しかし、芯軸と弾性層の接着異常がすべて
表面形状に現れる訳ではない。例えば、接着はしていな
いが密着はしているといった場合には、表面形状には現
れてこない。このような場合には、初期的には問題ない
が、回転トルクなどの外力により経時で接着異常が顕在
化することがある。接着異常によって、芯軸と弾性層間
には絶縁層が形成されるため、電気特性に変化を生じさ
せてしまう。電気特性の変化は、該当位置に異常画像、
詳しくは、電位で書き込みを行う現像プロセスでは、現
像バイアスが低下することによって、画像濃度が薄くな
るという現象が見られるようになり、これは現像装置と
して致命的な欠陥となる。
【0010】そこで、接着異常を確認する最も単純な方
法として、破壊検査がある。この破壊検査では、弾性層
を破壊することにより、芯軸との接着状態を観察するこ
とができる。この破壊検査を用いた評価では、弾性層の
みが破壊すれば、接着異常はないと考えてよい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弾性層
の破壊検査には、刃物による切断や砥石による研削を用
いることが多く、作業性に劣り、多大な労力を必要とす
る。さらに破壊検査のため、現物の良否は確認できたと
しても、他のローラの良否は確認できない。したがっ
て、抜き取り検査は可能であっても、全品検査は不可能
である。
【0012】そこで、本発明は、芯軸と弾性層との接着
異常を未然に防止するための特性を、電圧−電流特性か
ら導き出し、芯軸と弾性層との接着異常を非破壊検査で
行うことができ、極めて作業性に優れ、全品検査をも可
能とする弾性層ローラ及び弾性層ローラの評価方法を提
供することを目的とする。
【0013】また、本発明は、芯軸と弾性層との接着異
常が引き起こす異常画像を未然に防止するための特性
を、電圧−電流特性から導き出し、芯軸と弾性層との接
着異常を非破壊検査で行うことができ、極めて作業性に
優れ、全品検査をも可能とし、初期〜経時に渡り、画像
濃度を均一にすることができる、現像ローラ、現像装置
及び現像ローラの評価方法を提供することを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者者らは鋭意検討の結果、まず理想的な弾性
層ローラを、金属製芯軸、弾性層を通して、どの場所を
取っても均一で、どのようなストレスを受けても変化し
ないと定義し、この均一性を、金属製芯軸と弾性層との
界面、弾性層内部、弾性層表面、あらゆる情報を得られ
る電圧−電流特性で評価することを思いついた。その概
要は以下の通りである。
【0015】即ち、本発明者らは、芯軸と弾性層の界面
の情報を、非破壊検査で得るために、電圧−電流特性で
の評価を思いついた。基本的な原理は、接着異常が見ら
れない部分は、電圧を印加・変量した際に、流れる電流
値はオームの法則に基づく理想的な変化をするが、接着
異常が見られる部分は絶縁層として作用するため、理想
的な変化をしない(ばらつきが大きくなる)及び電圧−
電流特性の傾きが小さくなることを利用するものであ
る。
【0016】オームの法則によると、I=(1/R)V
(I:電流値 V:電圧 R:抵抗)なので、印加電圧
に対する電流値の変化は、電気抵抗の逆数の変化に等し
い。図5に示すように、金属製の芯軸12上に接着され
る弾性層13の接着異常S1や表面の凹凸S2は、電極
20との間に絶縁層を形成しているため、正常部分より
もわずかに電気抵抗が高くなる。そのため∇(I/V)
は小さくなる。単に、所定印加電圧での電気抵抗差とし
て評価してもよいのであるが、絶縁層が測定ノイズとな
るため、精度を出すためには、正常に接着されている部
分での変化に対して、より直線性が失われるということ
を利用し、直線性で評価した方がより明快にその差を認
識することができる。よって、∇(I/V)がローラの
任意の位置で同等であれば、それは理想の弾性層ローラ
に近いことになる。
【0017】即ち、図4に示すように、傾きが最大の直
線Mを構成するデータは、接着異常がない位置に対応
し、ばらつきが小さく傾きが大きい。また、傾きが最大
の直線Mと最小の直線との間の傾きで、傾きが最大の直
線M及び最小の直線の何れとも異なる任意の位置での直
線mを構成するデータは、接着異常がある位置に対応
し、ばらつきが大きく傾きが小さい。
【0018】傾きが最大の直線Mと、傾きが最大の直線
Mと最小の直線との間の傾きで、傾きが最大の直線と最
小の直線とは異なる任意の位置での直線mとの幅Aが狭
いほど、即ち、傾きの変化率が小さいほどより理想的な
ローラとなる。
【0019】ローラの体積方向に印加した電圧Vに対
し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)が、ロー
ラの任意の位置iで∇(I/V)i、その最大値を∇
(I/V)max.としたときに、∇(I/V)max.と∇
(I/V)iとの差を∇(I/V)max.に対する割合で
評価する。即ち、(∇(I/V)max. −∇(I/V)
i )/∇(I/V)max. ×100 …(1)式の値で
評価する。
【0020】上記原理に基づいて、金属製の芯軸12の
周囲に弾性層13を有し、さらにその周囲を表面層で被
覆した構成で、トナーを担持して、回転しながら静電潜
像の形成された像担持体に接触もしくは近接して像担持
体表面にトナーを供給することによって、前記静電潜像
を可視化する現像ローラに用いられる弾性層ローラを、
印加電圧を1、10、100、1000Vと変量し、電
圧−電流特性を評価した。その結果、ローラ体積方向に
印加した電圧Vに対し、流れた電流をIとしたときの∇
(I/V)が、ローラ任意の位置iで∇(I/V)i、
その最大値を∇(I/V)max.としたときに、ローラ任
意の位置で、最大値からの差が最大値に対して48.7
%以下((2)式参照)であることによって、芯軸と弾
性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止
し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均一な現像ローラを
保証する弾性層ローラを提供することが可能となること
を見出した。 (∇(I/V)max.−∇(I/V)i )/∇(I/V)max.×100≦48 .7 …(2)
【0021】さらに、ポリマー100重量部に対して、
導電材が2重量部以上含有されている弾性層ローラで
は、導電材がノイズとして作用してしまい、接着異常を
誤認する可能性があることが分かった。これは電気伝達
形態が、イオン伝導から電子伝導に移行したためと考え
られる。よって、弾性層ローラのポリマーがイオン伝導
性であって、その弾性層ローラに含有されている導電材
が、弾性層ポリマー100重量部に対し2重量部以下で
あることによって、ノイズによる接着異常の誤認をする
ことなく、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常
画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均
一な現像ローラを保証する弾性層ローラを提供すること
が可能となることを見出した。
【0022】また弾性層ローラ表面の表面粗さが十点平
均粗さRzで15μmを越えた場合には、表面粗さがノ
イズとして作用してしまい、接着異常を誤認する可能性
があることが分かった。よって、弾性層ローラ表面の表
面粗さが十点平均粗さRzで15μm以下であることに
より、ノイズによる接着異常の誤認をすることなく、芯
軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に
防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均一な現像ロー
ラを保証する弾性層ローラを提供することが可能となる
ことを見出した。
【0023】また、図13に示すように、金属製の芯軸
12の周囲に弾性層13を有し、さらにその周囲を表面
層14で被覆した構成で、トナーを担持して、回転しな
がら静電潜像の形成された像担持体に接触もしくは近接
して像担持体表面にトナーを供給することによって、前
記静電潜像を可視化する現像ローラを、印加電圧を1、
10、100、1000Vと変量し、電圧−電流特性を
評価した。その結果、ローラ体積方向に印加した電圧V
に対し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)が、
ローラ任意の位置iで∇(I/V)i、その最大値を∇
(I/V)max.としたときに、ローラ任意の位置で、最
大値からの差が最大値に対して50.3%以下((3)
式参照)であると、芯軸と弾性層との接着異常が引き起
こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像
濃度の均一性を保証する現像ローラ及び現像装置を提供
することが可能となることを見出した。 (∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I/V)max. ×100≦5 0.3 …(3)
【0024】さらに、ポリマー100重量部に対して、
導電材が2重量部以上含有されている弾性層13では、
導電材がノイズとして作用してしまい、接着異常を誤認
する可能性があることが分かった。これは電気伝達形態
が、イオン伝導から電子伝導に移行したためと考えられ
る。よって、弾性層13のポリマーがイオン伝導性であ
って、その弾性層13に含有されている導電材が、弾性
層ポリマー100重量部に対し2重量部以下であること
によって、ノイズによる接着異常の誤認をすることな
く、芯軸12と弾性層13との接着異常S1が引き起こ
す異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃
度の均一性を保証する現像ローラ及び現像装置を提供す
ることが可能となることを見出した。
【0025】また表面層14の表面粗さが十点平均粗さ
Rzで15μmを越えた場合には、表面粗さがノイズと
して作用してしまい、接着異常を誤認する可能性がある
ことが分かった。よって、表面層14の表面粗さが十点
平均粗さRzで15μm以下であることにより、ノイズ
による接着異常の誤認をすることなく、芯軸12と弾性
層13との接着異常S1が引き起こす異常画像を未然に
防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を保証す
る現像ローラ及び現像装置を提供することが可能となる
ことを見出した。
【0026】さらに表面層14の膜厚が30μmを越え
た場合には、膜厚がノイズとして作用してしまい、接着
異常を誤認する可能性があることが分かった。よって、
表面層14の膜厚が30μm以下であることによって、
ノイズによる接着異常の誤認をすることなく、芯軸12
と弾性層13との接着異常S1が引き起こす異常画像を
未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を
保証する現像ローラ及び現像装置を提供することが可能
となることを見出した。以上のようにして、本発明を完
成するに至った。
【0027】即ち、請求項1の発明は、金属製の芯軸の
周囲に弾性層を有する弾性層ローラであって、該ローラ
の体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電流をIと
したときの∇(I/V)が、該ローラの任意の位置iで
∇(I/V)i、その最大値を∇(I/V)max.とした
ときに、∇(I/V)max.と∇(I/V)iとの差が∇
(I/V)max.に対して48.7%以下であることを特
徴とする弾性層ローラである。
【0028】また、請求項2の発明は、金属製の芯軸の
周囲に弾性層を有し、該弾性層を表面層で被覆した現像
ローラであって、該ローラの体積方向に印加した電圧V
に対し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)が、
該ローラの任意の位置iで∇(I/V)i、その最大値
を∇(I/V)max.としたときに、∇(I/V)max.と
∇(I/V)iとの差が∇(I/V)max.に対して5
0.3%以下であることを特徴とする現像ローラであ
る。
【0029】また、請求項3の発明は、前記請求項2に
記載の現像ローラを備えていることを特徴とする現像装
置である。
【0030】また、請求項4の発明は、金属製の芯軸の
周囲に弾性層を有する弾性層ローラの評価方法であっ
て、該ローラの体積方向に印加した電圧Vに対し、流れ
た電流をIとしたときの∇(I/V)が、該ローラの任
意の位置iで∇(I/V)i、その最大値を∇(I/
V)max.としたときに、∇(I/V)max.と∇(I/
V)iとの差を∇(I/V)max.に対する割合で評価す
ることを特徴とする弾性層ローラの評価方法である。
【0031】また、請求項5の発明は、請求項4に記載
の弾性層ローラの評価方法であって、前記弾性層のポリ
マーがイオン伝導性を有し、その弾性層に含有されてい
る導電材が、弾性層ポリマー100重量部に対し2重量
部以下であることを特徴とする弾性層ローラの評価方法
である。
【0032】また、請求項6の発明は、請求項5に記載
の弾性層ローラの評価方法であって、前記弾性層ローラ
表面の表面粗さが十点平均粗さで15μm以下であるこ
とを特徴とする弾性層ローラの評価方法である。
【0033】また、請求項7の発明は、金属製の芯軸の
周囲に弾性層を有し、該弾性層を表面層で被覆した現像
ローラの評価方法であって、該ローラの体積方向に印加
した電圧Vに対し、流れた電流をIとしたときの∇(I
/V)が、該ローラの任意の位置iで∇(I/V)i、
その最大値を∇(I/V)max.としたときに、∇(I/
V)max.と∇(I/V)iとの差を∇(I/V)max.に
対する割合で評価することを特徴とする現像ローラの評
価方法である。
【0034】また、請求項8の発明は、請求項7に記載
の現像ローラの評価方法であって、前記弾性層のポリマ
ーがイオン伝導性を有し、その弾性層に含有されている
導電材が、弾性層ポリマー100重量部に対し2重量部
以下であることを特徴とする現像ローラの評価方法であ
る。
【0035】また、請求項9の発明は、請求項8に記載
の現像ローラの評価方法であって、前記弾性層ローラ表
面の表面粗さが十点平均粗さで15μm以下であること
を特徴とする現像ローラの評価方法である。
【0036】また、請求項10の発明は、請求項9に記
載の現像ローラの評価方法であって、前記表面層の膜厚
が30μm以下であることを特徴とする現像ローラの評
価方法である。
【0037】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明に係わる弾性層ロ
ーラ表面に表面層を被覆させた現像ローラを搭載した現
像装置の一実施の形態を示す図である。
【0038】図1に示すように、現像ローラ1、芯軸の
周囲にスポンジを形成してなる補給ローラ2及びトナー
搬送部材3は、ケース4の側板に軸支されている。トナ
ー5はトナー搬送部材3及び補給ローラ2を介して現像
ローラ1の表面に供給される。現像ローラ1上に供給さ
れたトナーは、さらにトナー層形成部材であるブレード
6によって所定量に薄層化され、現像ローラ1を回転さ
せて感光体7に搬送される。現像ローラ1は感光体7に
平行して接触し、図示しない板バネ電極を介して感光体
7の帯電電位と光書き込み後(露光後)の残留電位のほ
ぼ中間であるバイアス電圧が印加されている。現像ロー
ラ1上のトナー5が感光体7との接触部に搬送され、感
光体電位と現像バイアスによる現像電界に応じて、帯電
したトナー5が感光体7に付着し静電潜像が可視像化さ
れる。
【0039】またこの現像方式ではブレード(現像ロー
ラ上の現像剤量/層を規制する部材)を用いて現像ロー
ラ上に現像剤(トナー)層を形成するのが一般的であ
り、非画像領域となる両端部にはシール部材を配置し、
このシール部材を押圧し、両端部からのトナー飛散を防
止している。
【0040】図2及び図3は、本発明に係わる弾性層ロ
ーラの構成の一実施の形態を示す図であり、図2は、ロ
ーラ軸と直交する断面図、図3はローラ軸を含む断面図
である。図2及び図3に示すように、弾性層ローラ11
は、金属からなる芯軸12の周囲に、ゴムまたはエラス
トマーからなる弾性層13を形成して構成される。
【0041】弾性層13としては例えば、エピクロルヒ
ドリンゴム、エチレンプロピレンゴム、ブタジエンゴ
ム、ニトリルゴム、スチレンゴム、イソプレンゴム、シ
リコーンゴム、ウレタンゴムまたはフォームなど公知の
ゴム、エラストマーが使用可能である。
【0042】図11及び図12は、本発明に係わる現像
ローラの構成の一実施の形態を示す図であり、図11
は、ローラ軸と直交する断面図、図12はローラ軸を含
む断面図である。
【0043】図11及び図12に示すように、現像ロー
ラ1は、上述した図2の弾性層ローラ11の弾性層13
の周囲に表面層14を被覆して構成される。この表面層
14は、弾性層13の周囲に、例えばディップ法、スプ
レーコート、ロールコートなどの種々公知のコーティン
グ、あるいはチューブ状に成形した成形物を被覆するこ
となどにより形成される。
【0044】以下本発明の具体例について説明する。
【実施例】(第1実施例)接着剤を塗布したφ12mm
のSUM+Niメッキ芯軸の周囲に、弾性層として下記
組成からなるエピクロルヒドリンゴム(ECO)とニト
リルブタジエンゴム(NBR)をブレンドしたポリマー
をクロスヘッド押出し成形後、165℃×2hrの加硫
をおこなった。なおクロスヘッド押出しでのオフセット
量(ニップル先端とダイス先端の距離)は33mmとし
た。その後、外径研削により、φ20mmに調整した。
【0045】 エピクロルヒドリンゴム 30重量部 ニトリルブタジエンゴム 70重量部 炭酸カルシウム 30重量部 カーボンブラック 2重量部 加硫促進剤 3重量部 イオウ 1重量部 ただし、炭酸カルシウム、カーボンブラック、加硫促進
剤、イオウはECOとNBRをブレンドしたポリマーに
対する重量部である。
【0046】得られた弾性層ローラの表面の十点平均粗
さRzは、最大でも15μmであり、平均で6μm程度
だった。またうねりWcm(表面の凹凸)は5μm以下
だった。
【0047】(第2実施例)第1実施例と同様に弾性層
ローラを作製したが、弾性層に含有されるカーボンブラ
ックを2重量部から3重量部に変更した弾性層ローラを
得た。
【0048】(第3実施例)第1実施例と同様に弾性層
ローラを作製したが、研削条件を一部変更し、表面の十
点平均粗さRzが最小でも16μm、平均で22μmと
なる弾性層ローラを得た。
【0049】(第1比較例)第1実施例と同様に弾性層
ローラを作製したが、クロスヘッド押出しでのオフセッ
ト量を、押出し易さを優先し、32mmとした点が異な
っている。
【0050】第1〜第3実施例及び第1比較例で得た弾
性層ローラの、構成、最大傾きに対する傾き変化率及び
破壊評価結果を表1にまとめた。
【0051】
【表1】
【0052】第1実施例〜第3実施例及び第1比較例で
作製した各々の弾性層ローラの電圧−電流特性を測定し
た。芯軸と電極との間に印加する電圧は1、10、10
0、1000Vで、ローラ軸方向の任意の位置を10点
以上測定した。その代表的な結果を図6〜9に示した。
なお、本明細書中では、各例ともに○印に電圧−電流特
性の傾きが最大となったデータを、△印には傾きが最小
となったデータを、□印には最大・最小以外の任意の位
置でのデータを示した。
【0053】図6は第1実施例で作製した弾性層ローラ
の電圧−電流特性を示す図である。図6に示すように、
傾きが最大の直線101と、傾きが最大の直線101と
傾きが最小の直線103との間の任意の位置の傾きの直
線102から、∇(I/V)の差が小さく、理想の弾性
層ローラに近いことが分かる。
【0054】図7は第2実施例で作製した弾性層ローラ
の電圧−電流特性を示す図である。図7に示すように、
傾きが最大の直線201と、傾きが最大の直線201と
傾きが最小の直線203との間の任意の位置の傾きの直
線202から分かるように、∇(I/V)の差は小さ
い。
【0055】このローラは弾性層に添加したカーボンブ
ラック量を、ポリマー100重量部に対し、3重量部と
して作製したものであり、電気伝達に寄与する電子伝導
の割合がイオン伝導の割合より大きくなっていると考え
られる。
【0056】図8は第3実施例で作製した弾性層ローラ
の電圧−電流特性を示す図である。図8に示すように、
傾きが最大の直線301と、傾きが最大の直線301と
傾きが最小の直線303との間の任意の位置の傾きの直
線302から分かるように、∇(I/V)の差は大き
い。
【0057】このローラは表面粗さが十点平均粗さRz
で最小でも16μmであり、平均で22μmほどのもの
である。表面の十点平均粗さが大きい位置では、電極間
に形成された絶縁層の影響を強く受けていると考えられ
る。
【0058】図9は第1比較例で作製した弾性層ローラ
の電圧−電流特性を示す図である。図9に示すように、
傾きが最大の直線801と、傾きが最大の直線801と
傾きが最小の直線803との間の任意の位置の傾きの直
線802から分かるように、任意の位置での∇(I/
V)の差が大きく、理想の弾性層ローラからは、かけ離
れている。
【0059】このローラは押出し易さを優先させ、オフ
セット量を32mmとして作製したローラである。オフ
セット量が小さいほど、芯軸と弾性層の接着異常が生じ
やすくなることが知られている。
【0060】これらの電圧−電流特性から、1〜100
0Vの電圧範囲での、(1)式による計算値(電圧−電
流特性の最大傾きに対する任意の位置の傾き変化率)を
算出した。その結果を前記表1及び図10に示した。
【0061】即ち、図10は第1〜第3実施例及び第1
比較例の最大値に対する傾き変化率を示す図であり、図
10中、△は最大値に対する最小値の傾き変化率であ
り、□は最大値に対する最大・最小以外の任意の位置で
の傾き変化率である。
【0062】表1及び図10に示すように、第1実施例
及び第2実施例はいずれも48.7%以下((2)式を
満足している)、第3実施例、第1比較例は一方のみ4
8.7%以下となっている。
【0063】次に第1〜第3実施例及び第1比較例で作
製したローラに対し、150℃×1hrの熱処理(空焼
き)を行った。これは表面層を塗布したときに、焼成
(表面層の硬化反応)という工程を経るが、それを模し
たものである。その後、画像評価用のユニットに組み込
み、10,000枚相当の時間、空回しを行った。空回
し終了後、弾性層ローラの破壊試験を実施し、接着異常
の確認(非接着長さの測定)をした。その結果を前記表
1に示す。
【0064】第1実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I
/V)max. ×100の値が、いずれの位置でも32.
391%以下であった。空焼き、空回し後に弾性層ロー
ラを破壊したが、いずれの位置もゴム破壊となり、接着
異常は確認されなかった。
【0065】第1比較例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)min.)/∇
(I/V)max. ×100の値が85.883%であ
り、2番目に変化率が大きかった位置では48.721
%であった。空焼き、空回し後に弾性層ローラを破壊す
ると、85.883%の変化率を示した位置に39mm
の接着異常が確認されたが、それ以外の位置に接着異常
は確認されなかった。
【0066】このことから、芯軸と弾性層との接着異常
が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡
り、画像濃度が均一な現像ローラを保証する弾性層ロー
ラを提供するには、ローラ体積方向に印加した電圧Vに
対し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)が、ロ
ーラ任意の位置iで∇(I/V)i、その最大値を∇
(I/V)max.としたときに、ローラ任意の位置で、最
大値からの差が最大値に対して48.7%以下であるこ
とを見出した。
【0067】第2実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I
/V)max. ×100の値が35.438%以下であ
り、(2)式を満足している。空焼き、空回し後に弾性
層ローラを破壊すると、35.438%の変化率を示し
た位置に17mmの接着異常が確認されたが、それ以外
の位置に接着異常は確認されなかった。その後同一条件
で再試作して確認したところ、空焼き前でも同様な接着
異常が確認された。よって、空回し後に確認された接着
異常は、当初から形成されていたと判断できた。導電材
は、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を
未然に防止するにはノイズとなる。このことから、芯軸
と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に防
止し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均一な現像ローラ
を保証する弾性層ローラを提供するには、弾性層のポリ
マーがイオン伝導性であって、弾性層に含有されている
導電材が、弾性層ポリマー100重量部に対し2重量部
以下でなければならないことを見出した。
【0068】第3実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)min.)/∇
(I/V)max. ×100の値が78.558%であ
り、(2)式を満足していない。しかし空焼き、空回し
後に弾性層ローラを破壊したが、接着異常はいずれの位
置でも確認されなかった。表面粗さは、芯軸と弾性層と
の接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止するには
ノイズとなる。このことから、芯軸と弾性層との接着異
常が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に
渡り、画像濃度が均一な現像ローラを保証する弾性層ロ
ーラを提供するには、表面の十点平均粗さRzは15μ
m以下でなければならないことを見出した。
【0069】(第4実施例)接着剤を塗布したφ12m
mのSUM+Niメッキ芯軸の周囲に、弾性層として下
記組成からなるエピクロルヒドリンゴム(ECO)とニ
トリルブタジエンゴム(NBR)をブレンドしたポリマ
ーをクロスヘッド押出し成形後、165℃×2hrの加
硫をおこなった。なおクロスヘッド押出しでのオフセッ
ト量(ニップル先端とダイス先端の距離)は33mmと
した。その後、外径研削により、φ20mmに調整し
た。
【0070】 エピクロルヒドリンゴム 30重量部 ニトリルブタジエンゴム 70重量部 炭酸カルシウム 30重量部 カーボンブラック 2重量部 加硫促進剤 3重量部 イオウ 1重量部 ただし、炭酸カルシウム、カーボンブラック、加硫促進
剤、イオウはECOとNBRをブレンドしたポリマーに
対する重量部である。
【0071】次に下記組成からなる表面層をスプレーコ
ートによって形成した(膜厚30μm)。 アクリル樹脂 70重量部 ベンゾグアナミン 30重量部 カーボンブラック 20重量部 なお溶剤には、酢酸ブチル、イソプロピルアルコール、
メチルエチルケトンの混合物を使用した。
【0072】スプレーコート後、150℃×1hrの焼
成を行い、現像ローラを得た。得られた現像ローラの表
面の十点平均粗さRzは、最大でも15μmであり、平
均で6μm程度だった。またうねりWcm(表面の凹
凸)は5μm以下だった。
【0073】(第5実施例)第4実施例と同様に現像ロ
ーラを作製したが、弾性層に含有されるカーボンブラッ
クを2重量部から3重量部に変更した現像ローラを得
た。
【0074】(第6実施例)第4実施例と同様に現像ロ
ーラを作製したが、塗装条件を一部変更し、表面の十点
平均粗さRzが最小でも16μm、平均で22μmとな
る現像ローラを得た。
【0075】(第7実施例)第4実施例と同様に現像ロ
ーラを作製したが、膜厚を30μmから40μmに変更
した現像ローラを得た。
【0076】(第2比較例)第4実施例と同様に現像ロ
ーラを作製したが、クロスヘッド押出しでのオフセット
量を、押出し易さを優先し、32mmとした現像ローラ
を得た。
【0077】第4〜第7実施例及び第2比較例で得た現
像ローラの、構成、最大傾きに対する傾き変化率及び破
壊評価結果を表2にまとめた。
【0078】
【表2】
【0079】第4実施例〜第7実施例及び第2比較例で
作製した各々の現像ローラの電圧−電流特性を測定し
た。芯軸と電極との間に印加する電圧は1、10、10
0、1000Vで、ローラ軸方向の任意の位置を10点
以上測定した。その代表的な結果を図14〜18に示し
た。なお、前述したように、各例ともに○印に電圧−電
流特性の傾きが最大となったデータを、△印には傾きが
最小となったデータを、□印には最大・最小以外の任意
の位置でのデータを示した。
【0080】図14は第4実施例で作製した現像ローラ
の電圧−電流特性である。図14に示すように、傾きが
最大の直線401、傾きが最小の直線403及び任意の
位置の傾きの直線402から、∇(I/V)の差が小さ
く、理想の現像ローラに近いことが分かる。
【0081】図15は第5実施例で作製した現像ローラ
の電圧−電流特性である。図15に示すように、傾きが
最大の直線501、傾きが最小の直線503及びこれら
の間の傾きの直線152から、∇(I/V)の差はやや
小さいことが分かる。このローラは弾性層に添加したカ
ーボンブラック量を、ポリマー100重量部に対し、3
重量部として作製したものであり、電気伝達に寄与する
電子伝導の割合がイオン伝導の割合より大きくなってい
ると考えられる。
【0082】図16は第6実施例で作製した現像ローラ
の電圧−電流特性である。図16に示すように、傾きが
最大の直線601、傾きが最小の直線603及びこれら
の間の傾きの直線602から、∇(I/V)の差は大き
いことが分かる。このローラは表面の十点平均粗さRz
が最小でも16μmであり、平均で22μmほどのもの
である。表面の十点平均粗さが大きい位置では、電極間
に形成された絶縁層の影響を強く受けていると考えられ
る。
【0083】図17は第7実施例で作製した現像ローラ
の電圧−電流特性である。図17に示すように、傾きが
最大の直線701、傾きが最小の直線703及びこれら
の間の傾きの直線702から、∇(I/V)の差は小さ
いことが分かる。このローラは表面層の膜厚を40μm
と厚くしたローラである。表面層には導電材としてカー
ボンブラックが添加されており、膜厚が大きくなると、
それだけ表面層の寄与が大きくなっていると考えられ
る。
【0084】図18は第2比較例で作製した現像ローラ
の電圧−電流特性である。図18に示すように、傾きが
最大の直線901、傾きが最小の直線903及びこれら
の間の傾きの直線902から、任意の位置での∇(I/
V)の差が大きく、理想の現像ローラからは、かけ離れ
ていることが分かる。
【0085】このローラは押出し易さを優先させ、オフ
セット量を32mmとして作製したローラである。オフ
セット量が小さいほど、芯軸と弾性層の接着異常が生じ
やすくなることが知られている。
【0086】これらの電圧−電流特性から、1〜100
0Vの電圧範囲での、(1)式による計算値(電圧−電
流特性の最大傾きに対する任意の位置の傾き変化率)を
算出した。その結果を前記表2及び図19に示した。
【0087】即ち、図19は第4〜第7実施例及び第2
比較例の最大値に対する傾き変化率を示す図であり、図
19中、△は最大値に対する最小値の傾き変化率であ
り、□は最大値に対する最大・最小以外の任意の位置で
の傾き変化率である。
【0088】表2及び図19に示すように、第4,第
5,第7実施例はいずれも50.3%以下((3)式を
満足している)、第6実施例、第2比較例は一方のみ5
0.3%以下となっている。
【0089】第4〜第7実施例及び第2比較例で作製し
たローラの画像評価を実施した。画像濃度の均一性を評
価するために、ハーフトーンで濃度の濃淡を確認した。
この確認は、初期及び10,000枚ランニング後に行
った。またランニング終了後に、破壊試験を実施し、接
着異常の確認(非接着長さの測定)をした。その結果を
前記表2に示す。なお画像評価に当たっては、電位によ
る書き込みを行い、画像処理などは一切施さなかった。
【0090】第4実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I
/V)max. ×100の値が、いずれの位置でも23.
125%以下であった。初期には異常画像がなく、また
10,000枚ランニング後でも、その画像に異常は見
られなかった。弾性層を破壊したが、いずれの位置もゴ
ム破壊となり、接着異常は確認されなかった。
【0091】第2比較例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)min.)/∇
(I/V)max. ×100の値が85.834%であ
り、この位置に相当する画像には、幅35mmほどの濃
度が薄い画像が発生した。またこの画像はランニング後
でも確認された。一方、50.377%の位置は、2番
目に変化率が大きかった位置であるが、画像には異常画
像が確認されず、また10,000枚ランニング後で
も、その画像に異常は見られなかった。弾性層を破壊す
ると、異常画像の発生した位置に39mmの接着異常が
確認されたが、それ以外の位置に接着異常は確認されな
かった。
【0092】このことから、芯軸と弾性層との接着異常
が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡
り、画像濃度の均一性を保証した現像ローラ及び現像装
置を提供するためには、ローラ体積方向に印加した電圧
Vに対し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)
が、ローラ任意の位置iで∇(I/V)i、その最大値
を∇(I/V)max.としたときに、ローラ任意の位置
で、最大値からの差が最大値に対して50.3%以下で
あることを見出した。
【0093】第5実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I
/V)max. ×100の値が39.028%以下であ
り、(3)式を満足している。初期に異常画像は見られ
なかったが、10,000枚ランニング後の画像には、
幅13mmほどの濃度の薄い画像が発生した。弾性層を
破壊すると、異常画像の発生した位置に17mmの接着
異常が確認されたが、それ以外の位置に接着異常は確認
されなかった。その後同一条件で再試作して確認したと
ころ、ランニング前でも同様な接着異常が確認された。
よって、ランニング後に確認された接着異常は、当初か
ら形成されていたものと判断できた。導電材は、芯軸と
弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止
するにはノイズとなる。このことから、芯軸と弾性層と
の接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期
〜経時に渡り、画像濃度の均一性を保証した現像ローラ
及び現像装置を提供するためには、その弾性層のポリマ
ーがイオン伝導性であって、弾性層に含有されている導
電材が、弾性層ポリマー100重量部に対し2重量部以
下でなければならないことを見出した。
【0094】第6実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)min.)/∇
(I/V)max. ×100の値が67.117%であ
り、(3)式を満足していない。しかし接着異常が引き
起こす異常画像は、初期、経時ともに見られなかった。
弾性層を破壊したが、接着異常はいずれの位置でも確認
されなかった。表面粗さは、芯軸と弾性層との接着異常
が引き起こす異常画像を未然に防止するにはノイズとな
る。このことから、芯軸と弾性層との接着異常が引き起
こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像
濃度の均一性を保証した現像ローラ及び現像装置を提供
するためには、表面の十点平均粗さRzは15μm以下
でなければならないことを見出した。
【0095】第7実施例では、電圧−電流特性におけ
る、(∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I
/V)max. ×100の値が39.370%以下であ
り、(3)式を満足している。初期に異常画像は見られ
なかったが、10,000枚ランニング後の画像には、
幅10mmほどの濃度の薄い画像が発生した。弾性層を
破壊すると、異常画像の発生した位置に15mmの接着
異常が確認されたが、それ以外の位置に接着異常は確認
されなかった。その後同一条件で再試作して確認したと
ころ、ランニング前でも同様な接着異常が確認された。
よって、ランニング後に確認された接着異常は、当初か
ら形成されていたものと判断できた。表面層の膜厚は、
芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然
に防止するにはノイズとなる。このことから、芯軸と弾
性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止
し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を保証した現
像ローラ及び現像装置を提供するためには、表面層の膜
厚は30μm以下でなければならないことを見出した。
【0096】本発明の弾性層ローラにおいては、ローラ
体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電流をIとし
たときの∇(I/V)が、ローラ任意の位置iで∇(I
/V)i、その最大値を∇(I/V)max.としたとき
に、ローラ任意の位置で、最大値からの差が最大値に対
して48.7%以下((2)式参照)であることによっ
て、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を
未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均一な現
像ローラを保証する弾性層ローラを提供することが可能
となる。 (∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I/V)max. ×100≦4 8.7 …(2)
【0097】本発明の弾性層ローラにおいては、その弾
性層のポリマーがイオン伝導性であって、その弾性層に
含有されている導電材が弾性層ポリマー100重量部に
対し2重量部以下であることによって、ノイズによる接
着異常の誤認をすることなく、芯軸と弾性層との接着異
常が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に
渡り、画像濃度が均一な現像ローラを保証する弾性層ロ
ーラを提供することが可能となる。
【0098】本発明の弾性層ローラにおいては、弾性層
ローラ表面の表面粗さが十点平均粗さRzで15μm以
下であることによって、ノイズによる接着異常の誤認を
することなく、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす
異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度
が均一な現像ローラを保証する弾性層ローラを提供する
ことが可能となる。
【0099】本発明の現像装置においては、(2)式を
満足する弾性層ローラを現像ローラの基材として用いた
ことによって、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす
異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度
が均一であることを保証した現像装置の提供が可能とな
る。
【0100】本発明の弾性層ローラの評価方法において
は、ローラ体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電
流をIとしたときの∇(I/V)が、ローラ任意の位置
iで∇(I/V)i、その最大値を∇(I/V)max.と
したときに、ローラ任意の位置で、最大値からの差を最
大値に対する割合((1)式参照)で評価することによ
って、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像
を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度が均一な
現像ローラを保証した弾性層ローラを提供することが可
能となる。 (∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I/V)max. ×100 … (1)
【0101】本発明の現像ローラにおいては、ローラ体
積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電流をIとした
ときの∇(I/V)が、ローラ任意の位置iで∇(I/
V)i、その最大値を∇(I/V)max.としたときに、
ローラ任意の位置で、最大値からの差が最大値に対して
50.3%以下((3)式参照)であることによって、
芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然
に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を保証
した現像ローラを提供することが可能となる。 (∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I/V)max. ×100≦5 0.3 …(3)
【0102】本発明の現像ローラにおいては、その弾性
層のポリマーがイオン伝導性であって、その弾性層に含
有されている導電材が弾性層ポリマー100重量部に対
し2重量部以下であることによって、ノイズによる接着
異常の誤認をすることなく、芯軸と弾性層との接着異常
が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時に渡
り、画像濃度の均一性を保証した現像ローラを提供する
ことが可能となる。
【0103】本発明の現像ローラにおいては、表面層の
表面粗さが十点平均粗さRzで15μm以下であること
によって、ノイズによる接着異常の誤認をすることな
く、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像を
未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を
保証した現像ローラを提供することが可能となる。
【0104】本発明の現像ローラにおいては、表面層の
膜厚が30μm以下であることによって、ノイズによる
接着異常の誤認をすることなく、芯軸と弾性層との接着
異常が引き起こす異常画像を未然に防止し、初期〜経時
に渡り、画像濃度の均一性を保証した現像ローラを提供
することが可能となる。
【0105】本発明の現像装置においては、(3)式を
満足する現像ローラを搭載したことによって、芯軸と弾
性層との接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止
し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性を保証した現
像装置の提供が可能となる。
【0106】本発明の現像ローラの評価方法において
は、ローラ体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電
流をIとしたときの∇(I/V)が、ローラ任意の位置
iで∇(I/V)i、その最大値を∇(I/V)max.と
したときに、ローラ任意の位置で、最大値からの差を最
大値に対する割合((1)式参照)で評価することによ
って、芯軸と弾性層との接着異常が引き起こす異常画像
を未然に防止し、初期〜経時に渡り、画像濃度の均一性
を保証した現像ローラ及び現像装置を提供することが可
能となる。 (∇(I/V)max. −∇(I/V)i )/∇(I/V)max. ×100 … (1)
【0107】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施霊では弾性層ローラを現
像ローラとして用いた場合について説明したが、転写ロ
ーラ等にも用いることができる。即ち、本発明の骨子を
逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0108】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、芯軸と弾性層との接着異常を未然に防止するための
特性を、電圧−電流特性から導き出し、芯軸と弾性層と
の接着異常を非破壊検査で行うことができ、極めて作業
性に優れ、全品検査をも可能とすることができる。
【0109】また、本発明によれば、芯軸と弾性層との
接着異常が引き起こす異常画像を未然に防止するための
特性を、電圧−電流特性から導き出し、芯軸と弾性層と
の接着異常を非破壊検査で行うことができ、極めて作業
性に優れ、全品検査をも可能とし、初期〜経時に渡り、
画像濃度を均一にすることができる。
【0110】また、弾性層のポリマーがイオン伝導性で
あって、その弾性層に含有されている導電材が弾性層ポ
リマー100重量部に対し2重量部以下であることによ
って、ノイズによる接着異常の誤認を防止することがで
きる。
【0111】また、表面の表面粗さが十点平均粗さRz
で15μm以下であることによって、ノイズによる接着
異常の誤認を防止することができる。
【0112】また、表面層の膜厚を30μm以下とする
ことによって、ノイズによる接着異常の誤認を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる弾性層ローラ表面に表面層を被
覆させた現像ローラを搭載した現像装置の一実施の形態
を示す図である。
【図2】本発明に係わる弾性層ローラの構成の一実施の
形態を示す図であり、ローラ軸と直交する断面図であ
る。
【図3】本発明に係わる弾性層ローラの構成の一実施の
形態を示す図であり、ローラ軸を含む断面図である。
【図4】本発明の原理を示す電圧−電流特性の概要を示
す図である。
【図5】弾性層ローラの弾性層界面を示す断面図であ
る。
【図6】第1実施例で作製した弾性層ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図7】第2実施例で作製した弾性層ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図8】第3実施例で作製した弾性層ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図9】第1比較例で作製した弾性層ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図10】第1〜第3実施例及び第1比較例の最大値に
対する傾き変化率を示す図である。
【図11】本発明に係わる現像ローラの構成の一実施の
形態を示す図であり、ローラ軸と直交する断面図であ
る。
【図12】本発明に係わる現像ローラの構成の一実施の
形態を示す図であり、ローラ軸を含む断面図である。
【図13】現像ローラの表面及び弾性層界面を示す断面
図である。
【図14】第4実施例で作製した現像ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図15】第5実施例で作製した現像ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図16】第6実施例で作製した現像ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図17】第7実施例で作製した現像ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図18】第2比較例で作製した現像ローラの電圧−電
流特性を示す図である。
【図19】第4〜第7実施例及び第2比較例の最大値に
対する傾き変化率を示す図である。
【符号の説明】
1 現像ローラ 11 弾性層ローラ 12 芯軸 13 弾性層 14 表面層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H077 AD06 DA24 DA57 EA11 FA21 FA25 3J103 AA02 AA14 AA23 AA51 BA41 FA30 GA02 GA52 GA56 GA57 GA58 GA60 HA03 HA12 HA20

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の芯軸の周囲に弾性層を有する弾
    性層ローラであって、該ローラの体積方向に印加した電
    圧Vに対し、流れた電流をIとしたときの∇(I/V)
    が、該ローラの任意の位置iで∇(I/V)i、その最
    大値を∇(I/V)max.としたときに、∇(I/V)ma
    x.と∇(I/V)iとの差が∇(I/V)max.に対して
    48.7%以下であることを特徴とする弾性層ローラ。
  2. 【請求項2】 金属製の芯軸の周囲に弾性層を有し、該
    弾性層を表面層で被覆した現像ローラであって、該ロー
    ラの体積方向に印加した電圧Vに対し、流れた電流をI
    としたときの∇(I/V)が、該ローラの任意の位置i
    で∇(I/V)i、その最大値を∇(I/V)max.とし
    たときに、∇(I/V)max.と∇(I/V)iとの差が
    ∇(I/V)max.に対して50.3%以下であることを
    特徴とする現像ローラ。
  3. 【請求項3】 前記請求項2に記載の現像ローラを備え
    ていることを特徴とする現像装置。
  4. 【請求項4】 金属製の芯軸の周囲に弾性層を有する弾
    性層ローラの評価方法であって、該ローラの体積方向に
    印加した電圧Vに対し、流れた電流をIとしたときの∇
    (I/V)が、該ローラの任意の位置iで∇(I/V)
    i、その最大値を∇(I/V)max.としたときに、∇
    (I/V)max.と∇(I/V)iとの差を∇(I/V)
    max.に対する割合で評価することを特徴とする弾性層ロ
    ーラの評価方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の弾性層ローラの評価方
    法であって、前記弾性層のポリマーがイオン伝導性を有
    し、その弾性層に含有されている導電材が、弾性層ポリ
    マー100重量部に対し2重量部以下であることを特徴
    とする弾性層ローラの評価方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の弾性層ローラの評価方
    法であって、前記弾性層ローラ表面の表面粗さが十点平
    均粗さで15μm以下であることを特徴とする弾性層ロ
    ーラの評価方法。
  7. 【請求項7】 金属製の芯軸の周囲に弾性層を有し、該
    弾性層を表面層で被覆した現像ローラの評価方法であっ
    て、該ローラの体積方向に印加した電圧Vに対し、流れ
    た電流をIとしたときの∇(I/V)が、該ローラの任
    意の位置iで∇(I/V)i、その最大値を∇(I/
    V)max.としたときに、∇(I/V)max.と∇(I/
    V)iとの差を∇(I/V)max.に対する割合で評価す
    ることを特徴とする現像ローラの評価方法。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の現像ローラの評価方法
    であって、前記弾性層のポリマーがイオン伝導性を有
    し、その弾性層に含有されている導電材が、弾性層ポリ
    マー100重量部に対し2重量部以下であることを特徴
    とする現像ローラの評価方法。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の現像ローラの評価方法
    であって、前記弾性層ローラ表面の表面粗さが十点平均
    粗さで15μm以下であることを特徴とする現像ローラ
    の評価方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の現像ローラの評価方
    法であって、前記表面層の膜厚が30μm以下であるこ
    とを特徴とする現像ローラの評価方法。
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