JP2001310670A - 可動式アームレスト - Google Patents

可動式アームレスト

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JP2001310670A
JP2001310670A JP2000126434A JP2000126434A JP2001310670A JP 2001310670 A JP2001310670 A JP 2001310670A JP 2000126434 A JP2000126434 A JP 2000126434A JP 2000126434 A JP2000126434 A JP 2000126434A JP 2001310670 A JP2001310670 A JP 2001310670A
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JP2000126434A
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Etsuro Kasai
悦郎 笠井
Kazunori Takahashi
和則 高橋
Koji Matsuoka
浩治 松岡
Takashi Honda
孝士 本多
Hirotaka Taguchi
博貴 田口
Yasutoshi Kitani
泰敏 木谷
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Inoue MTP KK
Inoac Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗員にとって容易に快適な位置に移動するこ
とができる可動式アームレストを提供する。 【解決手段】 アームレスト本体11と、取付部材3
0とよりなるアームレスト10において、前記取付部材
が、第1方向へスライド可能に取り付けられた第1スラ
イド部材31と、前記第1スライド部材に第2方向へス
ライド可能に取り付けられた第2スライド部材41とを
含み、前記第2スライド部材にアームレスト本体が車室
内方向へ回動可能に軸着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、座席側面の内装
パネルに取り付けられるアームレストに関する。
【0002】
【従来の技術】自動車においては、乗員がその腕を置い
て楽な姿勢で乗車できるよう、座席側面の内装パネルに
は、平均的な体格からなる乗員の着座姿勢及び位置に合
わせた所定位置にアームレスト(いわゆる肘掛け)が固
設されている。このアームレストは、乗員の肘が置かれ
るアームレスト本体と、該アームレスト本体を内装パネ
ルに取り付ける取付部材とで構成される。
【0003】しかしながら、乗員の体格や、着座姿勢及
び位置はそれぞれ異なるものであるため、一般的とされ
た位置に固定されたアームレストは、乗員にとって必ず
しも快適なものとは言い難かった。
【0004】この課題に対して、アームレストの位置を
上下方向と前後水平方向にそれぞれ別個に調節を行える
ようにした可動式アームレストが提案されている。例え
ば、図6に示す実開平5−37563号公報のアームレ
スト100は、ドアトリム(内装パネル)Pに取り付け
られるカバー部材110と同カバー部材110に取り付
けられる肘掛け部材101とからなり、前記カバー部材
110には略門型形状のスライドステー111を上下調
節機構(図示せず)とともに設け、複数のロック溝を有
するスライドガイド112を前後水平状にして前記スラ
イドステー111の上部に設けるとともに、前記スライ
ドガイド112のロック溝と係脱可能なロック爪(図示
せず)が形成されたレール部材105を前後水平方向に
スライド可能に設けて該レール部材105を介し肘掛け
部材101を取り付けた構成からなる。
【0005】しかしながら、前記アームレストのように
上下及び前後可動にしたものにあっても、まだ乗員の体
格差に対応することができない場合があり、全ての乗員
が楽な位置に腕をおくことができず、より快適に使用で
きるとは言い難いものであった。また、乗員によるアー
ムレストの上下及び前後移動操作も簡単とは言い難かっ
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記の点に
鑑みなされたもので、乗員にとって容易に快適な位置に
移動することができる可動式アームレストを提供するも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、自動車の座席側面の内装パネルに設けられて肘掛
けに供されるアームレスト本体と、該アームレスト本体
を前記内装パネルに取り付ける取付部材とよりなるアー
ムレストにおいて、前記取付部材が、前記内装パネルに
自動車上下方向及び前後方向のうち何れか一方からなる
第1方向へスライド可能に取り付けられた第1スライド
部材と、前記第1スライド部材に前記上下方向及び前後
方向のうち第1方向とは直交する第2方向へスライド可
能に取り付けられた第2スライド部材とを含み、前記第
2スライド部材にアームレスト本体が車室内方向へ回動
可能に該アームレスト本体の後部側で軸着されているこ
とを特徴とする可倒式アームレストに係る。
【0008】また、請求項2の発明は、内装パネルと第
1スライド部材間に該第1スライド部材を第1方向へス
ライドさせるシリンダ装置が設けられ、第2スライド部
材が第2方向と平行なラックを有し、該ラックと噛み合
って第2スライド部材を第2方向へスライドさせるピニ
オンを有する駆動モータが前記第1スライド部材に取り
付けられ、前記第2スライド部材のラックにアームレス
ト本体が軸着されていることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に従ってこの発明
を詳細に説明する。図1はこの発明の一実施例に係る可
動式アームレストの取付状態を示す斜視図、図2は可動
式アームレストの構造を内装パネル裏面側から見た斜視
図、図3は図2の3−3断面図である、図4は可動式ア
ームレストの構造を分解して示す斜視図、図5は可動式
アームレストの取付部材の一部を組み付けた状態を示す
斜視図。
【0010】この発明の可動式アームレストは、図1な
いし図3に示すように、自動車の座席側面の内装パネル
(トリムとも称される。)20に設けられて肘掛けに供
されるアームレスト本体11と、該アームレスト本体1
1を車両前後方向、上下方向、及び車室内方向へ回動引
き出し可能に内装パネル20へ取り付ける取付部材30
とよりなる。
【0011】前記アームレスト本体11は、乗員の肘が
置けるように、車両の前後方向に沿って長くされた所要
サイズからなり、内装パネル20の材質や車両のグレー
ド等に応じて全体が硬質プラスチックからなるものや、
発泡体を表皮で包囲したもの、さらにはインサートを内
蔵したもの等、適宜の材質及び構成とされる。アームレ
スト本体11の上面にはウインドウ等の操作部15が形
成されている。アームレスト本体11の後部12裏側の
コーナー部12aは、アームレスト本体11の回動時に
内装パネル20と干渉しないように、面取りあるいは斜
めにされている。また、アームレスト本体11の裏側1
4は、取付部材30等を取り付けるために窪んだ形状と
されている。
【0012】内装パネル20は、車両のドア内側等の大
きさに合わせたもので、種々の材質からなり、その表面
(車室内側面)にアームレスト本体11が位置するよう
にされる。この内装パネル20には、図4及び図5のア
ームレスト分解図から明らかなように、アームレスト本
体11の取付位置で、車両の前後方向に沿ってアームレ
スト本体11の全長よりも短い距離離れた位置に、略四
角形の取付用窓部22,23が開口して形成されてい
る。
【0013】取付部材30は、図2ないし図5に示すよ
うに、前記内装パネル20に自動車上下方向及び前後方
向のうち何れか一方からなる第1方向へ、この例では上
下方向へ、スライド可能に取り付けられる第1スライド
部材31と、前記第1スライド部材31に前記上下方向
及び前後方向のうち第1方向とは直交する第2方向へ、
この例では前後方向へ、スライド可能に取り付けられる
第2スライド部材41を有する。
【0014】前記第1スライド部材31は、後記する種
々の部品を取り付けることができるサイズであって、か
つ前記内装パネル20より小さいサイズとされた平板状
の基板32と、該基板32の車室内側(内装パネル20
側)面に形成された上下方向のレール部33,33と、
当該基板32の車外方向の面上部に固定されたシリンダ
係止部35とを有するものからなる。前記レール部3
3,33は断面略T字形からなる棒状のものであって、
互いに車両前後方向へ所定距離離れた位置に平行に形成
されている。また、前記基板32におけるシリンダ係止
部35の下方には、車両前後方向の長孔形状からなる第
2スライド部材用窓部34が形成されている。
【0015】前記第1スライド部材31の内装パネル2
0裏面(車室外方向の面)への取り付けは、前記レール
部33,33に位置合わせして内装パネル20裏面に固
定された第1スライド保持枠21,21に第1スライド
部材31のレール部33,33を上下スライド可能に係
止するとともに、前記内装パネル20の裏面上部に下向
きに取り付けられた昇降用シリンダ装置50のロッド5
1下端を、前記第1スライド部材31のシリンダ係止部
35に係止することによって行われる。
【0016】前記第1スライド保持枠21は、上下方向
の中空角筒部材の一面に上下方向のスリット21aが形
成されたもので、前記スリット21a側を第1スライド
部材31の基板32側(車室外側)を向けて内装パネル
20裏面に固定される。前記第1スライド保持枠21の
中空部21b内には、前記レール部33の先端拡大部3
3aが挿入され、前記スリット21aにはレール部33
の細い脚部33bが挿通され、それにより、前記レール
部33が第1スライド保持枠21から外れることなく上
下スライド可能に内装パネル20裏側に保持される。
【0017】前記シリンダ係止部35は、適宜の金具等
としたり、前記基板32に開けた係止孔(図示せず)で
代用することもできるが、この例では、開口面が下向き
になった凹状の角材に係止孔35aを穿設したもので構
成されている。
【0018】前記昇降用シリンダ装置50は、内装パネ
ル20に対して第1スライド部材31を昇降させるため
のもので、エアー式や油圧式等適宜のものが用いられ、
前記アームレスト本体11上面のウインドウ操作部15
等に設けられた操作部で作動を行えるようにされる。ま
た、この実施例の昇降用シリンダ装置50では、ロッド
51の下部を車両前後方向へ3本に分岐させ、その分岐
したロッド51先端を、前記第1スライド部材31のシ
リンダ係止部35に形成された3カ所の係止孔35aに
係止して第1スライド部材31の昇降を行う構造とした
が、前記ロッド51による第1スライド部材31の保持
構造は、第1スライド部材31を安定して垂直方向に昇
降できるよう適宜選択されればよい。したがって、前記
ロッド51が上向きとなるように昇降用シリンダ装置5
0を第1スライド部材31の下方に設け、該第1スライ
ド部材31を下方から昇降させる構造としても良い。
【0019】前記第2スライド部材41は、この例では
第2スライド保持枠42に車両前後方向へスライド可能
に設けられたラック46とその背面に突出形成された後
部側支持部材71と前部側支持部材75とで構成され
る。
【0020】前記第2スライド保持枠42は、車両前後
方向に沿う長方形板状体からなる保持枠基板43の中央
に車両前後方向に沿って長孔状のスライド用窓部44が
形成され、該スライド用窓部44の上辺と下辺に沿って
前記保持枠基板43の車外側の面に互いに平行な保持爪
45,45が突設されたものからなる。前記保持爪4
5,45は、それぞれ自由端が内向きに直角に屈曲して
いて、この保持爪45,45間にラック46を外れるこ
となく、かつ車両前後方向へスライド可能に保持できる
ようになっている。このようにしてなる第2スライド保
持枠42は、前記スライド用窓部44が第1スライド部
材31の第2スライド部材用窓部34位置に合うように
して、前記第1スライド部材31の基板32に車室外側
からネジ等で取り付けられる。
【0021】前記ラック46は、片面に形成された歯4
6aが第2スライド保持枠42の保持爪45,45間か
ら露出し車室外側を向くようにして第2スライド保持枠
42に取り付けられる。
【0022】前記ラック46の背面側(内装パネル20
側)に突設された後部側支持部材71及び前部側支持部
材75は、前記第2スライド保持枠42のスライド用窓
部44及び第1スライド部材31の第2スライド部材用
窓部34を通って、前記内装パネル20の取付用窓部2
2,23から車室内側へ突出するように形成されてい
る。後部側支持部材71は、アームレスト本体11の後
部12を内装パネル20の車室内側表面近くで車幅方向
へ回動可能に軸支するためのものであり、その先端には
後部側軸支部材挿通孔72が上下面に貫通形成されてい
る。また、前部側支持部材75は、アームレスト本体1
1の前方側を内装パネル20に近接及び離間可能に支持
するもので、前記ラック46の背面と直交して車室内側
を向く基部75aと、該基部75aの先端から車両前方
側へ直角に屈曲してラック46と平行になった水平部7
5bとよりなる略L字形状に形成されている。この前部
側支持部材75の基部75aと水平部75bとの境界付
近には、前部側軸支部材挿通孔76が上下面に貫通形成
され、また、前記水平部75bの先端側には、アームレ
スト本体11の車室内方向への回動に合わせた円弧状の
孔からなる回動シリンダ装置連結孔77が上下面に貫通
形成されている。
【0023】前記後部側支持部材71と前部側支持部材
75の基部75a間の距離は、前記ラック46のスライ
ド量、すなわちアームレスト本体11の車両前後方向の
スライド量に応じて、前記第2スライド保持枠42のス
ライド用窓部44、第1スライド部材31の第2スライ
ド部材用窓部34及び内装パネル20の取付用窓部2
2,23のサイズを考慮して決定される。
【0024】前記ラック46は、前記第1スライド部材
31の基板32における車室外側に取り付けられた駆動
モータ60によって前記第2スライド保持枠42内を車
両前後方向にスライドする。前記駆動モータ60の回転
軸61にはピニオン65が固定され、該ピニオン65が
ラック46の歯46aと噛み合うようにされる。該駆動
モータ60は、図示しない車両のバッテリーと接続さ
れ、前記アームレスト本体11の操作部15に設けられ
たスイッチにより、正方向(アームレスト本体11の前
進と対応する方向)及び逆方向(アームレスト本体11
の後退と対応する方向)へ回転するようにされる。
【0025】前記内装パネル20の取付用窓部22,2
3から車室内側へ突出した後部側支持部材71及び前部
側支持部材75には、後部側ブラケット部材81及び前
部側ブラケット部材85を介して前記アームレスト本体
11が、車室内方向(車幅方向)へ回動可能に取り付け
られる。
【0026】後部側ブラケット部材81は、アームレス
ト本体11の回動時の円周の一部を構成する短い円弧状
の孔からなる後部軸支部材挿通孔82が前方へ膨らむよ
うに形成され、背面にはネジ用固定孔83が形成された
ものであって、該ネジ用固定孔83を介してアームレス
ト本体11の後部12裏側14に取り付けられる。この
後部側ブラケット部材81の後部軸支部材挿通孔82を
前記ラック46背面から突出した後部側支持部材71の
後部側軸支部材挿通孔72に位置合わせし、両挿通孔8
2,72に軸支部材Sとしてのボルトを挿通してナット
と螺合することにより、アームレスト本体11の後部側
が回動可能に軸着される。前記両挿通孔82,72に挿
通された軸支部材Sがアームレスト本体11の後部12
の回動支点Jとなる。
【0027】前部側ブラケット部材85は、アームレス
ト本体11の回動時の一部を構成し、前記後部側ブラケ
ット部材81の後部側軸支部材挿通孔82よりも長い円
弧状の孔からなる前部側軸支部材挿通孔86が前方へ膨
らむように形成され、背面にはネジ用固定孔87が形成
されたものであって、該ネジ用固定孔87を介してアー
ムレスト本体11の裏側14前方側に取り付けられる。
この前部側ブラケット部材85の前部側軸支部材挿通孔
86を前記ラック46背面から突出した前部側支持部材
75の前部側軸支部材挿通孔76に位置合わせし、両挿
通孔86,76に軸支部材Sとしてのボルトを挿通して
ナットと螺合することにより、アームレスト本体11の
前方側が支持される。
【0028】また、前記前部側支持部材75の回動シリ
ンダ装置連結孔77には、前記アームレスト本体11の
裏側14前部に固定された回動用シリンダ装置90のロ
ッド91先端が、軸支部材Sとしてのボルト及びナット
で回動可能に連結される。この回動用シリンダ装置90
は、エアー式や油圧式等適宜のタイプとされ、前記アー
ムレスト本体11の操作部15に設けられた操作スイッ
チにより作動してロッド91を伸縮する。
【0029】このように構成されたアームレスト10に
おけるアームレスト本体11の位置調節は次のようにし
て行われる。まず、前記アームレスト本体11の上下位
置を変更する場合には、乗員が前記アームレスト本体1
1の操作部15を操作し、前記内装パネル20に固定さ
れた昇降用シリンダ装置50を作動させ、昇降用シリン
ダ装置50のロッド51を上下に伸縮させる。それによ
り、前記ロッド51と連結された第1スライド部材31
及び該第1スライド部材31と共に昇降する第2スライ
ド部材41を介してアームレスト本体11を内装パネル
20表面に沿って昇降させ、上下位置を調節する。
【0030】また、アームレスト本体11の前後位置を
変更する場合には、乗員の操作によって、前記駆動モー
タ60を作動させることによりピニオン61を正方向あ
るいは逆方向へ回転させる。それによって、前記ピニオ
ン61と噛み合う第2スライド部材41のラック46が
第1スライド部材31に対して前進又は後退し、該ラッ
ク46に支持部材71,75等を介して連結されている
アームレスト本体11が内装パネル20表面に沿って前
進または後退し、前後位置調節が行われる。
【0031】さらにまた、アームレスト本体11の前部
13を内装パネル20に対し車室内方向へ引き出して車
室内方向への位置調節を行う場合には、前記回動用シリ
ンダ装置90を作動させてロッド91を前進させる。そ
れにより、アームレスト本体11が後部12の回動支点
Jを回動軸として車室内側へ回動し、前部13が内装パ
ネル20の表面から離間し、アームレスト本体11が座
席シート側へ斜めに引き出された状態となる。また、前
記回動用シリンダ装置90は、アームレスト本体11を
手動により車室内側引っ張る又は内装パネル20側へ押
すことによってロッド91が伸縮する手動式のものでも
よい。手動式の場合はロッド91の前進後退時に適当な
圧力が加わるため、使用感が良好である。
【0032】なお、前記アームレスト本体11を昇降、
前後、回動させるシリンダ装置や駆動モータ等からなる
機構は、前記実施例に限るものではなく、この発明の趣
旨を逸脱しない範囲で適宜選択されればよい。さらに、
前記アームレスト本体11は、この例のような水平なも
のに限られず、あらかじめ前傾したものであってもよ
い。
【0033】また、アームレスト本体11上面のウイン
ドウ操作部15等に該アームレスト10の操作部を設け
て乗員が適宜操作するほか、シートSの前後動に連動し
てアームレスト本体11を昇降、前進後退、さらには車
室内方向に対し回動引出又は収容するようにしてもよ
い。
【0034】
【発明の効果】以上図示し説明したように、この発明の
可動式アームレストによれば、アームレスト本体を快適
な前後位置及び高さ位置へ移動させることができ、さら
にはアームレスト本体の前側を車室内側へ引き寄せて使
用することができる。したがって、乗員の体格や、着座
姿勢及び位置に関わらず、乗員の快適な位置へアームレ
ストを移動することができる。また、アームレストの外
観も従来の固定式のものと何ら変わるものではないた
め、違和感がない。
【0035】さらに、請求項2の発明によれば、乗員が
簡単な操作で非常にスムーズに所望の位置へアームレス
ト本体を移動させることができる。しかも、アームレス
トの構造もそれ程複雑にならず、コスト的及びメンテナ
ンス性等においても優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る可動式アームレスト
の取付状態を示す斜視図である。
【図2】可動式アームレストの構造を内装パネル裏面側
から見た斜視図である。
【図3】図2の3−3断面図である。
【図4】可動式アームレストの構造を分解して示す斜視
図である。
【図5】可動式アームレストの取付部材の一部を組み付
けた状態を分解して示す斜視図である。
【図6】従来の可動式アームレストの一実施例を示す斜
視図である。
【符号の説明】
10 可動式アームレスト 11 アームレスト本体 20 内装パネル 30 取付部材 31 第1スライド部材 41 第2スライド部材 46 ラック 50 昇降用シリンダ装置 60 駆動モータ 65 ピニオン 71,75 支持部材 81,85 ブラケット部材 90 回動用シリンダ装置
フロントページの続き (72)発明者 高橋 和則 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 (72)発明者 松岡 浩治 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 (72)発明者 本多 孝士 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 (72)発明者 田口 博貴 愛知県安城市藤井町東長先8番地1 株式 会社イノアックコーポレーション桜井事業 所内 (72)発明者 木谷 泰敏 愛知県安城市今池町3−1−36 株式会社 イノアックコーポレーション安城事業所内 Fターム(参考) 3B088 BA03

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車の座席側面の内装パネルに設けら
    れて肘掛けに供されるアームレスト本体と、該アームレ
    スト本体を前記内装パネルに取り付ける取付部材とより
    なるアームレストにおいて、 前記取付部材が、前記内装パネルに自動車上下方向及び
    前後方向のうち何れか一方からなる第1方向へスライド
    可能に取り付けられた第1スライド部材と、前記第1ス
    ライド部材に前記上下方向及び前後方向のうち第1方向
    とは直交する第2方向へスライド可能に取り付けられた
    第2スライド部材とを含み、 前記第2スライド部材にアームレスト本体が車室内方向
    へ回動可能に該アームレスト本体の後部側で軸着されて
    いることを特徴とする可倒式アームレスト。
  2. 【請求項2】 内装パネルと第1スライド部材間に該第
    1スライド部材を第1方向へスライドさせるシリンダ装
    置が設けられ、 第2スライド部材は第2方向と平行なラックを有し、該
    ラックと噛み合って第2スライド部材を第2方向へスラ
    イドさせるピニオンを有する駆動モータが前記第1スラ
    イド部材に取り付けられ、 前記アームレスト本体は第2スライド部材のラックに軸
    着されていることを特徴とする請求項1記載の可倒式ア
    ームレスト。
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