JP2001310324A - 熱可塑性粒子の熱処理装置 - Google Patents
熱可塑性粒子の熱処理装置Info
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Abstract
たり、熱処理後における熱可塑性粒子の形状がばらつく
のを抑制する。 【解決手段】 熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する
熱処理槽10と、熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給部
材20と、熱風供給部材から熱処理槽内に供給された熱風
に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射する
原料噴射ノズル32とを有する熱可塑性粒子の熱処理装置
において、熱可塑性粒子の粒径に応じて区別された数種
類の原料噴射ノズル32a,32b を設け、熱風供給部材から
熱処理槽内に供給された熱風に対して上記の各原料噴射
ノズルから熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射さ
せるにあたり、粒径の大きな熱可塑性粒子が分散された
分散気流を熱風の温度の高い部分に噴射させた。
Description
塑性粒子を熱処理槽内において熱風により熱処理して、
この熱可塑性粒子を球形化させるのに使用する熱可塑性
粒子の熱処理装置に係り、特に、様々な粒径の熱可塑性
粒子を適切に熱処理して、熱処理後における熱可塑性粒
子の形状がばらつくのを防止し、また熱処理時に熱可塑
性粒子相互が結合するのを防止するようにした点に特徴
を有するものである。
置において現像剤として使用されるトナーが知られてい
る。
トナーにおいては、規制部材によってトナーの量を規制
する場合にトナーが割れるのを防止したり、記録紙に対
するトナーの転写性を向上させたりするため、従来より
トナーを熱処理して球形化させることが行われており、
トナー以外の熱可塑性粒子についても様々な目的で、熱
可塑性粒子を熱処理して球形化させることが行われてい
た。
して球形化させる熱処理装置として、従来においては、
図1に示すような熱処理装置が用いられていた。
粒子を熱処理するにあたっては、図1に示すように、ト
ナー等の熱可塑性粒子1を熱処理する熱処理槽10の上
部に筒状になった熱風供給部材20を設け、この熱風供
給部材20を通して熱処理槽10内に熱風を吹き込み、
このように吹き込まれた熱風を熱処理槽10の底部に設
けられた排気口12に導くようにしていた。
熱風供給部材20の周囲に分散室30を設け、原料供給
部材31から熱可塑性粒子1が分散された分散気流をこ
の分散室30内に吹き込むようにしていた。
方向に所要間隔を介して複数の原料噴射ノズル32を設
け、各原料噴射ノズル32から上記のように分散室30
内に吹き込まれた分散気流を、上記の熱風供給部材20
から熱処理槽10内に吹き込まれた熱風に向けて噴射さ
せ、この分散気流中における熱可塑性粒子1を上記の熱
風により熱処理して球形化させると共に、熱処理槽10
の上面に設けられた空気導入口11から冷風を熱処理槽
10内に導入し、この冷風により熱処理された熱可塑性
粒子1を冷却させて、熱処理された熱可塑性粒子1相互
が結合するのを抑制するようにしていた。
から熱風に向けて噴射させる分散気流中に含まれる熱可
塑性粒子1の粒径は必ずしも一定しておらず、ある程度
の粒径分布を有し、粒径の大きな熱可塑性粒子1も粒径
の小さな熱可塑性粒子1も存在した。
熱可塑性粒子1を同じ原料噴射ノズル32から熱風に向
けて噴射させて熱処理した場合、粒径の小さな熱可塑性
粒子1は熱処理により球形化されやすいが、粒径の大き
な熱可塑性粒子1は球形化されにくく、熱処理後におけ
る熱可塑性粒子1の形状にばらつきが生じるという問題
があった。
に球形化させるために、熱処理の条件を強くすると、熱
可塑性粒子1相互が結合して、さらにその形状や粒径が
ばらつく等の問題があった。
のように筒状になった1つの熱風供給部材20から熱処
理槽10内に熱風を吹き込むため、熱風供給部材20の
中心部における熱風の温度がその周辺部における熱風の
温度より高く、またその風速もその周辺部における熱風
の風速よりも速くて、熱処理槽10内に噴射された熱風
に熱量のばらつきが生じた。
32から熱可塑性粒子1が分散された分散気流を、この
熱風供給部材20から噴射される熱風に向けて噴射させ
た場合、この分散気流中に含まれる熱可塑性粒子1の一
部が熱風の周辺部に流れて熱量が不足し、十分に熱処理
されなかったり、熱風の中心部に導かれた熱可塑性粒子
1が強く熱処理されて、熱可塑性粒子1に対する熱処理
が均一に行われなくなったり、熱量が多いすぎて熱風の
中心部に導かれた熱可塑性粒子1相互が結合したりする
等の問題もあった。
粒子1の形状や粒径がばらつくと、例えば、電子写真装
置において現像剤として使用されるトナーの場合には、
形成される画像の鮮明度が悪化したり、高精細な画像が
得られなくなるという問題が生じた
の熱可塑性粒子を熱処理槽内で熱風により熱処理して、
この熱可塑性粒子を球形化させる場合における上記のよ
うな様々な問題を解決することを課題とするものであ
る。
粒子を熱風によって熱処理する熱処理槽と、この熱処理
槽内に熱風を供給する熱風供給部材と、この熱風供給部
材から熱処理槽内に供給された熱風に対して熱可塑性粒
子を分散させた分散気流を噴射する原料噴射ノズルとを
有する熱可塑性粒子の熱処理装置によって熱可塑性粒子
を熱処理するにあたり、様々な粒径の熱可塑性粒子が適
切に熱処理されるようにして、熱処理後における熱可塑
性粒子の形状がばらつくのを防止すると共に、熱処理時
に熱可塑性粒子相互が結合するのを防止することを課題
とするものである。
ける熱可塑性粒子の熱処理装置においては、上記のよう
な課題を解決するため、熱可塑性粒子を熱風によって熱
処理する熱処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する
熱風供給部材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供
給された熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気
流を噴射する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の
熱処理装置において、上記の熱可塑性粒子の粒径に応じ
て区別された数種類の原料噴射ノズルを設け、上記の熱
風供給部材から熱処理槽内に供給された熱風に対してこ
の数種類の原料噴射ノズルから熱可塑性粒子を分散させ
た分散気流を噴射させるにあたり、粒径の大きな熱可塑
性粒子が分散された分散気流を熱風の温度の高い部分に
噴射するようにしたのである。
子の熱処理装置のように、熱可塑性粒子の粒径に応じて
区別された数種類の原料噴射ノズルを設け、粒径の大き
な熱可塑性粒子が分散された分散気流を熱風の温度の高
い部分に噴射すると、粒径の小さな熱可塑性粒子に比べ
て、粒径の大きな熱可塑性粒子に強い熱処理が行われる
ようになる。このため、各粒径の熱可塑性粒子に適切な
熱量が加えられて、熱処理がばらつきのが少なくなり、
粒径の大きな熱可塑性粒子も十分に球形化されて、粒径
の大きな熱可塑性粒子と粒径の小さな熱可塑性粒子との
形状のばらつきが少なくなると共に、全体に強い熱処理
を行う場合のように、熱可塑性粒子相互が結合するのも
抑制されるようになる。
子の熱処理装置において、上記のように粒径の大きな熱
可塑性粒子が分散された分散気流を、熱風供給部材によ
り熱処理槽内に供給される熱風の温度の高い部分に噴射
させるにあたっては、請求項2に示すように、熱可塑性
粒子の粒径が大きな分散気流を噴射させる原料噴射ノズ
ルから熱可塑性粒子の粒径が小さな分散気流を噴射させ
る原料噴射ノズルの順にして、数種類の原料噴射ノズル
を熱風の上流側から下流側に位置させるようにする他、
例えば、上記の数種類の原料噴射ノズルの長さを異なら
せたり、各原料噴射ノズルから噴射させる分散気流の風
速や風向を変更させるようにして行うことができる。
性粒子の熱処理装置においては、上記のような課題を解
決するため、熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する熱
処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給部
材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供給された熱
風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射す
る原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理装置
において、上記の原料噴射ノズルの噴射口における熱風
の下流側の部分に、熱風の下流側に向かって円弧状に曲
がった曲面部を設けるようにしたのである。
子の熱処理装置のように、熱可塑性粒子を分散させた分
散気流を噴射する原料噴射ノズルの噴射口における熱風
の下流側の部分に、熱風の下流側に向かって円弧状に曲
がった曲面部を設けると、分散気流中における熱可塑性
粒子が粒径分布を有し、様々な粒径の熱可塑性粒子が含
まれていても、原料噴射ノズルの噴射口に設けた上記の
曲面部によるコアンダ効果により、熱可塑性粒子の粒径
の小さくなるに従って上記の曲面部に沿って熱風の下流
側に向かって噴射されるようになり、粒径の大きい熱可
塑性粒子から順に熱風の上流側に供給されて強く熱処理
されるようになる。このため、粒径の大きな熱可塑性粒
子も十分に球形化されて、粒径の大きな熱可塑性粒子と
粒径の小さな熱可塑性粒子との形状のばらつきが少なく
なると共に、全体に強い熱処理を行う場合のように、熱
可塑性粒子相互が結合するのも抑制されるようになる。
性粒子の熱処理装置においては、上記のような課題を解
決するため、熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する熱
処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給部
材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供給された熱
風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射す
る原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理装置
において、上記の熱風供給部材を内管と外管とを有する
多重管で構成し、少なくとも内管と外管との間から熱処
理槽内に供給する熱風の温度と内管を通して熱処理槽内
に供給する送風の温度とを異ならせるようにしたのであ
る。
子の熱処理装置のように、熱処理槽内に熱風を供給する
熱風供給部材を内管と外管とを有する多重管で構成し、
少なくとも内管と外管との間から熱処理槽内に供給する
熱風の温度と内管を通して熱処理槽内に供給する送風の
温度とを異ならせると、熱処理槽内に供給する熱風の状
態を適当に変更させることができ、従来の熱処理装置に
比べて、熱可塑性粒子に対して様々な異なった条件での
熱処理が行えるようになる。
子の熱処理装置において、請求項5に示すように、上記
の内管を通して熱処理槽内に供給させる送風の温度を、
内管と外管との間から熱処理槽内に供給させる熱風の温
度より低くすると、上記の原料噴射ノズルから噴射され
た分散気流中における熱可塑性粒子が内管と外管との間
から熱処理槽内に供給する熱風により処理されると共
に、内管を通して熱処理槽内に供給させた温度の低い送
風部分に導かれた熱可塑性粒子がこの送風により冷やさ
れて、熱可塑性粒子相互が結合するのが防止されるよう
になる。
粒子の熱処理装置において、内管を通して熱処理槽内に
供給させる送風と、内管と外管との間から熱処理槽内に
供給させる熱風との温度を異ならせると共に、これらの
風量や風速を変更させることにより、熱可塑性粒子に対
してより様々な異なった条件での熱処理が行えるように
なる。
塑性粒子の熱処理装置において、請求項6に示すよう
に、少なくとも上記の内管において送風を熱処理槽内に
供給する供給口を拡開させると、この内管を通して熱処
理槽内に供給された送風が熱処理槽内において広がり、
原料噴射ノズルから噴射された分散気流中における熱可
塑性粒子を熱処理する領域が広くなって、熱可塑性粒子
相互が結合するのがより一層防止されるようになる。
性粒子の熱処理装置においては、上記のような課題を解
決するため、熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する熱
処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給部
材と、この熱処理槽内における空気を外部に排出する排
気口と、上記の熱風供給部材から熱処理槽内に供給され
た熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴
射する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理
装置において、上記の熱風供給部材が、熱風を旋回させ
る旋回部と、この旋回部において旋回する熱風を整流し
てこの熱風を上記の排気口に向かって真っすぐに導く整
流部とを有するようにしたのである。
子の熱処理装置のように、熱風供給部材における旋回部
において熱風を旋回させると、熱風の温度や風量が均一
化され、このように温度や風量が均一化された熱風が熱
風供給部材における整流部において整流され、この熱風
が排気口に向かって熱処理槽内に真っすぐに導かれるよ
うになる。
れて熱処理槽内に真っすぐに導かれた熱風に、原料噴射
ノズル部材から熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴
射して熱可塑性粒子を熱処理すると、熱可塑性粒子が一
定した条件で熱処理されるようになると共に、熱可塑性
粒子相互が結合するのも抑制される。
の熱処理装置において、請求項8に示すように、上記の
旋回部と整流部とをリング状に形成すると、このリング
状になった整流部から熱処理槽内に導かれるリング状に
なった熱風とは温度や風速等が異なる送風を上記の旋回
部及び整流部の中心の空間部を通して熱処理槽内に供給
することができ、上記の請求項4における熱可塑性粒子
の熱処理装置の場合と同様に、熱可塑性粒子に対して様
々な異なった条件での熱処理が行えるようになる。
熱可塑性粒子の熱処理装置を添付図面に基づいて具体的
に説明する。
処理装置においては、図2に示すように、図1に示した
従来の熱処理装置と同様に、トナー等の熱可塑性粒子を
熱処理する熱処理槽10の上部に筒状になった熱風供給
部材20を設け、この熱風供給部材20から熱風を熱処
理槽10内に供給するようにしている。
いては、熱風供給部材20の周囲に上,下に2段になっ
た分散室30a,30bを設け、上段の分散室30aに
は、平均粒径が大きい熱可塑性粒子が分散された分散気
流を第1の原料供給部材31aを通して供給する一方、
下段の分散室30bには、平均粒径が小さい熱可塑性粒
子が分散された分散気流を第2の原料供給部材31bを
通して供給するようにしている。
周側には、それぞれその周方向に所要間隔を介して複数
の原料噴射ノズル32a,32bを設けている。
ら熱処理槽10内に供給される熱風の上流側において、
上記の上段の分散室30aに設けられた各原料噴射ノズ
ル32aから平均粒径の大きい熱可塑性粒子を分散させ
た分散気流を噴射させると共に、この熱風の下流側にお
いて、上記の下段の分散室30bに設けられた各原料噴
射ノズル32bから平均粒径の小さい熱可塑性粒子が分
散させた分散気流を噴射させて、各分散気流中における
熱可塑性粒子を熱処理槽10内において上記の熱風によ
って熱処理するようにしている。
気導入口11から冷却風を熱処理槽10内に導入し、こ
の冷却風により上記のように熱処理された熱可塑性粒子
1を冷却させて、熱処理された熱可塑性粒子1相互が結
合するのを抑制するようにしている。
可塑性粒子を分散させた分散気流を、平均粒径の小さい
熱可塑性粒子を分散された分散気流よりも熱処理槽10
内に供給される熱風の上流側に噴射すると、平均粒径の
大きい熱可塑性粒子が熱風の温度が高い状態で先に熱処
理されるようになり、平均粒径の小さな熱可塑性粒子に
比べて、平均粒径の大きな熱可塑性粒子に対して強い熱
処理が行われ、平均粒径の大きな熱可塑性粒子も十分に
球形化され、熱処理後における熱可塑性粒子の形状のば
らつきか少なくなる。
体に対して強い熱処理を行う場合のように、熱可塑性粒
子相互が結合するのも抑制される。
ては、平均粒径の大きい熱可塑性粒子を分散させた分散
気流を、平均粒径の小さい熱可塑性粒子を分散された分
散気流よりも熱処理槽10内に供給される熱風の上流側
に噴射させるようにしたが、平均粒径の大きい熱可塑性
粒子を温度の高い熱風の部分に供給する方法はこのよう
な方法に限定されず、例えば、熱風に対して噴射させる
分散気流の速度を、平均粒径の大きい熱可塑性粒子を分
散させた分散気流と平均粒径の小さい熱可塑性粒子を分
散させた分散気流とで異ならせたり、また熱風に対して
噴射させる分散気流の角度を、平均粒径の大きい熱可塑
性粒子を分散させた分散気流と平均粒径の小さい熱可塑
性粒子を分散させた分散気流とで異ならせたり、さらに
これらを組み合わせるようにすることもできる。
処理装置を用いた具体的な実施例について説明すると共
に、この実施例の熱処理装置を用いて熱可塑性粒子を熱
処理した場合に、粒径の大きい熱可塑性粒子も適切に熱
処理されるようになることを比較例を挙げて明らかにす
る。
は、ポリエステル樹脂を主原料とするトナー100重量
部に対して、シリカを0.5重量部、チタン酸ストロン
チウムを0.3重量部の割合で混合させて、体積平均粒
径が8.0μmになった粒径の大きいトナーと、ポリエ
ステル樹脂を主原料とするトナー100重量部に対し
て、シリカを0.7重量部、チタン酸ストロンチウムを
0.4重量部の割合で混合させて、体積平均粒径が6.
0μmになった粒径の小さいトナーとを用いるようにし
た。
になった粒径の大きいトナーと、体積平均粒径が6.0
μmになった粒径の小さいトナーとを7:3の重量比で
混合させたトナーの体積平均粒径は7.4μmであり、
このトナー中における粒径が5μm以下のトナーの平均
円形度は0.950、粒径が10μm以上のトナーの平
均円形度は0.930であった。また、上記の体積平均
粒径が8.0μmになった粒径の大きいトナーと、体積
平均粒径が6.0μmになった粒径の小さいトナーとを
1:1の重量比で混合させたトナーの体積平均粒径は
6.9μmであり、このトナー中における粒径が5μm
以下のトナーの平均円形度は0.952、粒径が10μ
m以上のトナーの平均円形度は0.934であった。
ては、粒径測定器(コールター社製:マルチサイザー
2)を用いて測定し、またトナーの円形度については、
形状測定器(東亜医用電子社製:FPIA−2000)
を用いて、トナーの投影像の周囲長とこのトナーの投影
面積に等しい円の周囲長とを求め、下記の式により算出
した。 円形度=粒子の投影面積に等しい円の周囲長/粒子投影
像の周囲長
置においては、上記の図2に示した実施形態1の熱処理
装置において、内径が140mmになった上記の熱風供
給部材20から中心部の温度が200℃の熱風を平均風
速が20m/sになるようにして熱処理槽10内にトナ
ーを供給するようにした。
室30bの内周側に、内径が6mmの原料噴射ノズル3
2a,32bをそれぞれ周方向に等間隔で16個設け、
各原料噴射ノズル32a,32bからそれぞれ上記の熱
風の供給方向に対してトナーを分散させた分散気流を6
0°の角度で噴射させるようにした。
空気導入口11から23℃の冷却風を20m/sの風速
で熱処理槽10内に導入させる一方、上記の熱風に対し
て、上段の分散室30aにおける各原料噴射ノズル32
aから体積平均粒径が8.0μmになった粒径の大きい
トナーを分散させた23℃の分散気流を40m/sの風
速で噴射させると共に、上記の下段の分散室30bにお
ける各原料噴射ノズル32bから体積平均粒径が6.0
μmになった粒径の小さなトナーを分散させた23℃の
分散気流を40m/sの風速で噴射させて、これらの各
トナーを熱処理するようにした。
0μmになった粒径の大きいトナーと体積平均粒径が
6.0μmになった粒径の小さいトナーとを熱処理する
にあたっては、体積平均粒径が8.0μmになった粒径
の大きいトナーと体積平均粒径が6.0μmになった粒
径の小さいトナーとの重量比が7:3になるように、体
積平均粒径が8.0μmになった粒径の大きいトナーを
70kg/h、体積平均粒径が6.0μmになった粒径
の小さなトナーを30kg/hの割合で噴射させて熱処
理した。
ついて、前記の場合と同様にして、その体積平均粒径を
求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円形度
と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを求
め、これらの結果を下記の表1に示した。
置においては、上記の実施例1−1の熱処理装置におい
て、上記の上段の分散室30aにおける各原料噴射ノズ
ル32aから体積平均粒径が8.0μmになった粒径の
大きいトナーの分散気流を噴射させるにあたり、その風
速を45m/sに変更し、それ以外は、上記の実施例1
−1の場合と同様にして、体積平均粒径が8.0μmに
なった粒径の大きいトナーと、体積平均粒径が6.0μ
mになった粒径の小さなトナーとを熱処理した。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表1に示した。
置においては、上記の実施例1−1の熱処理装置におい
て、上記の上段の分散室30aにおける各原料噴射ノズ
ル32aから体積平均粒径が8.0μmになった粒径の
大きいトナーの分散気流を噴射させるあたり、各原料噴
射ノズル32aから上記の熱風の供給方向に対して70
°の角度で噴射させるようにし、それ以外は、上記の実
施例1−1の場合と同様にして、体積平均粒径が8.0
μmになった粒径の大きいトナーと、体積平均粒径が
6.0μmになった粒径の小さなトナーとを熱処理し
た。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表1に示した。
置においては、前記の図1に示した従来の熱処理装置の
ように、熱風供給部材20の周囲に1段になった分散室
30を設け、この分散室30の内周側に、内径が6mm
の原料噴射ノズル32をその周方向に等間隔で16個設
け、各原料噴射ノズル32からそれぞれ上記の熱風の供
給方向に対してトナーを分散させた分散気流を60°の
角度で噴射させるようにした。
の場合と同様に、内径が140mmになった上記の熱風
供給部材20から中心部の温度が200℃の熱風を平均
風速が20m/sになるようにして熱処理槽10内に供
給すると共に、上記の空気導入口11から23℃の冷却
風を20m/sの風速で熱処理槽10内に導入する一
方、上記の体積平均粒径が8.0μmになった粒径の大
きいトナーと、体積平均粒径が6.0μmになった粒径
の小さいトナーとを7:3の重量比で混合させて分散さ
せた23℃分散気流を、上記の各原料噴射ノズル32か
ら40m/sの風速で上記の熱風に向けて噴射させ、上
記の混合させたトナーを100kg/hで熱処理した。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表1に示した。
置においては、上記の実施例1−1の熱処理装置におい
て、上記の上段の分散室30aにおける各原料噴射ノズ
ル32aから体積平均粒径が8.0μmになった粒径の
大きいトナーを分散させた23℃の分散気流を噴射させ
ると共に、下段の分散室30bにおける各原料噴射ノズ
ル32bから体積平均粒径が6.0μmになった粒径の
小さなトナーを分散させた23℃の分散気流を噴射させ
て、各トナーを熱処理するにあたり、体積平均粒径が
8.0μmになった粒径の大きいトナーと体積平均粒径
が6.0μmになった粒径の小さいトナーとの重量比が
1:1になるように、体積平均粒径が8.0μmになっ
た粒径の大きいトナーの噴射量を50kg/h、体積平
均粒径が6.0μmになった粒径の小さなトナーの噴射
量を50kg/hにし、それ以外は、上記の実施例1−
1の場合と同様にして、これらのトナーを熱処理した。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表1に示した。
置においては、上記の比較例1−1の熱処理装置におい
て、体積平均粒径が8.0μmになった粒径の大きいト
ナーと、体積平均粒径が6.0μmになった粒径の小さ
いトナーとを1:1の重量比で混合させて分散させた2
3℃の分散気流を上記の各原料噴射ノズル32から40
m/sの風速で上記の熱風に噴射させるようにし、それ
以外は、上記の比較例1−1の場合と同様にして、上記
の混合させたトナーを100kg/hで熱処理した。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表1に示した。
径が8.0μmになった粒径の大きいトナーと体積平均
粒径が6.0μmになった粒径の小さなトナーとを混合
させ、このように粒径の大きいトナーと粒径の小さなト
ナーとが混合された分散気流を1段の分散室30に設け
た各原料噴射ノズル32から熱風に噴射させて熱処理す
るようにした比較例1−1,比較例1−2の熱処理装置
に比べて、上段の分散室30aに設けた各原料噴射ノズ
ル32aから体積平均粒径が8.0μmになった粒径の
大きいトナーの分散気流を熱風の上流側に噴射させると
共に、下段の分散室30bに設けた各原料噴射ノズル3
2bから体積平均粒径が6.0μmになった粒径の小さ
なトナーの分散気流を熱風の下流側に噴射させて、各ト
ナーを熱処理するようにした実施例1−1〜1−4の各
熱処理装置においては、粒径の大きなトナーに対しても
十分な熱処理が行われ、粒径が10μm以上のトナーの
平均円形度が高くなっていた。
置を比較した場合、上段の分散室30aに設けられた各
原料噴射ノズル32aから体積平均粒径が8.0μmに
なった粒径の大きいトナーの分散気流を噴射させるにあ
たり、噴射させる分散気流の風速を速めたり、上記の各
原料噴射ノズル32aから熱風の供給方向に対して噴射
させる角度を大きくして、粒径の大きいトナーを温度が
高くなった熱風の中心部に供給するようにしたり、体積
平均粒径が8.0μmになった粒径の大きいトナーを供
給する割合を少なくすると、粒径の大きなトナーに対し
てさらに十分な熱処理が行われて、粒径が10μm以上
のトナーの平均円形度がさらに高くなった。
置においても、図1に示した従来の熱処理装置と同様
に、トナー等の熱可塑性粒子を熱処理する熱処理槽10
の上部に筒状の熱風供給部材20を設け、この熱風供給
部材20から熱風を熱処理槽10内に供給するように
し、またこの熱風供給部材20の周囲に分散室30を設
け、この分散室30に熱可塑性粒子が分散された分散気
流を原料供給部材31を通して供給し、このように供給
された分散気流を分散室30の内周側に設けられた各原
料噴射ノズル32から上記の熱風に対して噴射するよう
にしている。
置においては、上記のように分散室30の内周側に各原
料噴射ノズル32を設けるにあたり、図3に示すよう
に、熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射する噴射
口33における熱風の下流側の部分に、熱風の下流側に
向かって円弧状に曲がった曲面部34を設けている。
置において、上記の熱風供給部材20から熱処理槽10
内に供給される熱風に対して、上記の各原料噴射ノズル
32から熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射させ
ると、分散気流中における熱可塑性粒子が粒径分布を有
して、様々な粒径の熱可塑性粒子が含まれていても、原
料噴射ノズル32の噴射口33に設けた上記の曲面部3
4におけるコアンダ効果により、粒径が小さい熱可塑性
粒子は上記の曲面部34に沿って熱風の下流側に向かっ
て噴射されるようになり、粒径の大きい熱可塑性粒子か
ら順に熱風の上流側に供給されて強く熱処理されるよう
になり、体積平均粒径の大きな熱可塑性粒子も十分に球
形化され、熱処理後における熱可塑性粒子の形状のばら
つきか少なくなる。
体に対して強い熱処理を行う場合のように、熱可塑性粒
子相互が結合するのも抑制される。
ては、熱風供給部材20の周囲に1段の分散室30を設
けるようにしただけであるが、上記の実施形態1に示す
熱処理装置のように、上,下に2段になった分散室30
a,30bを設け、上段の分散室30aに体積平均粒径
が大きい熱可塑性粒子が分散された分散気流を、下段の
分散室30bに体積平均粒径が小さい熱可塑性粒子が分
散された分散気流を供給させるようにすることも可能で
ある。
処理装置を用いた具体的な実施例について説明すると共
に、この実施例の熱処理装置を用いて熱可塑性粒子を熱
処理した場合に、粒径の大きい熱可塑性粒子も適切に熱
処理されるようになることを比較例を挙げて明らかにす
る。
は、ポリエステル樹脂を主原料とするトナー100重量
部に対して、シリカを0.5重量部、チタン酸ストロン
チウムを0.3重量部の割合で混合させて、体積平均粒
径が8.5μmになったトナーを用いるようにした。
m以下のトナーの平均円形度は0.948、粒径が10
μm以上のトナーの平均円形度は0.927であった。
なお、トナーの粒径及び円形度は前記の場合と同様にし
て測定した。
置においては、上記の図3に示した実施形態2の熱処理
装置において、内径が140mmになった上記の熱風供
給部材20から中心部の温度が200℃の熱風を平均風
速が20m/sになるようにして熱処理槽10内に供給
すると共に、上記の空気導入口11から23℃の冷却風
を20m/sの風速で熱処理槽10内に導入させるよう
にした。
周方向に等間隔で16個の原料噴射ノズル32を熱風の
供給方向に対して60°の角度で分散気流を噴射するよ
うに設けると共に、各原料噴射ノズル32において、長
方形状になった各噴射口33における熱風の下流側の部
分に、熱風の下流側に向かって半径12mmの円弧状に
曲がった曲面部34を設け、各噴射口33における熱風
の供給方向の長さを6.3mm、これと直交する方向の
長さを4.5mmにした。なお、この実施例において
は、噴射口33を長方形状に形成したが、噴射口33は
上記のように熱風の下流側の部分に熱風の下流側に向か
って円弧状に曲がった曲面部34を有していればよく、
特に、この噴射口33の形状は長方形状に限定されな
い。
上記の体積平均粒径が8.5μmになったトナーを分散
させた23℃の分散気流を40m/sの風速で上記の熱
風に向けて噴射させて、上記のトナーを100kg/h
で熱処理した。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求め、これらの結果を下記の表2に示した。
置においては、上記の実施例2−1における熱処理装置
において、上記の各原料噴射ノズル32の噴射口33に
上記の曲面部34を設けないようにし、熱風の供給方向
の長さが6.3mm、これと直交する方向の長さが4.
5mmの噴射口33を有する四角環状になった原料噴射
ノズル32を設けるようにし、それ以外は、上記の実施
例2−1の場合と同様にして、上記の体積平均粒径が
8.5μmになったトナーを100kg/hで熱処理し
た。
についても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒
径を求めると共に、粒径が5μm以下のトナーの平均円
形度と、粒径が10μm以上のトナーの平均円形度とを
求めると共に、熱処理前と熱処理後において、粒径が5
μm以下のトナーと粒径が10μm以上のトナーとの平
均円形度の差を求め、これらの結果を下記の表2に示し
た。
の熱風の下流側の部分に、熱風の下流側に向かって円弧
状に曲がった曲面部34を設けた各原料噴射ノズル32
からトナーを分散させた分散気流を熱風に向けて噴射さ
せるようにした実施例2−1の熱処理装置によってトナ
ーを熱処理すると、噴射口33に上記の曲面部34を設
けていない各原料噴射ノズル32からトナーを分散させ
た分散気流を熱風に向けて噴射させるようにした比較例
2−1の熱処理装置に比べて、粒径の大きなトナーに対
しても十分な熱処理が行われ、粒径が10μm以上のト
ナーの平均円形度が高くなっており、粒径が5μm以下
のトナーと粒径が10μm以上のトナーとの平均円形度
の差が少なくなっていた。
置においては、トナー等の熱可塑性粒子を熱処理する熱
処理槽10内に熱風供給部材20から熱風を供給するに
あたり、図4に示すように、上記の熱風供給部材20を
内管21と外管22とからなる2重管で構成し、この内
管21と外管22との間を通して熱処理槽10内に供給
すると共に、上記の内管21内を通して上記の熱風とは
異なる温度の送風を熱処理槽10内に供給するようにし
ている。
散室30を設け、この分散室30に熱可塑性粒子が分散
された分散気流を原料供給部材31を通して供給し、こ
のように供給された分散気流を分散室30の内周側に設
けられた各原料噴射ノズル32から上記の熱風に対して
噴射するようにしている。
された分散気流を熱処理槽10内に導かれた熱風に向け
て噴射し、分散気流中における熱可塑性粒子を熱処理槽
10内において熱風により熱処理すると共に、熱処理槽
10の上面に設けられた空気導入口11から冷却風を熱
処理槽10内に導入し、この冷却風により熱処理された
熱可塑性粒子1を冷却させて、熱処理された熱可塑性粒
子1相互が結合するのを抑制するようにしている。
置のように、熱処理槽10内に熱風を供給する熱風供給
部材20を内管21と外管22とからなる2重管で構成
し、この内管21と外管22との間から熱処理槽10内
に供給する熱風の温度と、内管21を通して熱処理槽1
0内に供給する送風の温度とを異ならせると、熱処理槽
10内に供給する熱風の状態を適当に変更させることが
でき、図1に示す従来の熱処理装置のように、1つの管
からなる熱風供給部材20を通して熱風を熱処理槽10
内に供給する場合に比べて、熱可塑性粒子に対して様々
な異なった条件での熱処理が行えるようになる。
置において、上記の内管21を通して熱処理槽10内に
供給する送風の温度を、内管21と外管22との間から
熱処理槽10内に供給する熱風の温度より低くすると、
上記の原料噴射ノズル32から噴射された分散気流中に
おける熱可塑性粒子が、内管21と外管22との間から
熱処理槽10内に供給された熱風によって熱処理される
と共に、内管21を通して熱処理槽10内に供給させた
温度の低い送風部分に導かれた熱可塑性粒子がこの送風
により冷やされて、熱可塑性粒子相互が結合するのが防
止されるようになる。
置において、上記の内管21と外管22との間から熱処
理槽10内に供給する熱風と、内管21を通して熱処理
槽10内に供給する送風とにおける風量や風速を変更さ
せると、熱可塑性粒子に対してより様々な異なった条件
での熱処理が行えるようになる。
において、図5に示すように、熱処理槽10内に熱風と
送風とを供給する内管21と外管22とにおける各供給
口21a,22aを拡開させると、内管21を通して熱
処理槽10内に供給された送風及び内管21と外管22
との間から熱処理槽10内に供給された熱風が熱処理槽
10内において広がり、上記の原料噴射ノズル32から
噴射された分散気流中における熱可塑性粒子を熱処理す
る領域が広くなって、熱可塑性粒子が十分に熱処理され
るようになると共に、熱可塑性粒子相互が結合するのが
より一層防止されるようになる。なお、図5に示す熱処
理装置においては、内管21及び外管22の両方の供給
口21a,22aを拡開させるようにしたが、内管21
の供給口21aだけを拡開させることも可能である。
おいては、熱風供給部材20を内管21と外管22とか
らなる2重管で構成しただけであるが、さらに多くの管
を用いて多重管にすることも可能である。
態3及びその変更例の熱処理装置を用いた具体的な実施
例について説明すると共に、これらの実施例の熱処理装
置を用いて熱可塑性粒子を熱処理した場合に、熱可塑性
粒子が適切に熱処理されるようになることを比較例を挙
げて明らかにする。
は、ポリエステル樹脂を主原料とするトナー100重量
部に対して、シリカを0.5重量部、チタン酸ストロン
チウムを0.3重量部の割合で混合させ、体積平均粒径
が8.5μm、平均円形度が0.945になったトナー
を用いるようにした。なお、トナーの粒径及び円形度は
前記の場合と同様にして測定した。
置においては、上記の図4に示した実施形態3の熱処理
装置において、熱処理槽10内に熱風を供給する熱風供
給部材20を、直径が80mmの内管21と直径が16
0mmの外管22とからなる2重管で構成し、この内管
21と外管22との間を通して温度の高い中央部におけ
る温度が200℃の熱風を平均風速が20m/sになる
ようにして熱処理槽10内に供給すると共に、上記の内
管21を通して温度が50℃の送風を平均風速が20m
/sになるようにして熱処理槽10内に供給し、さらに
上記の空気導入口11から23℃の冷却風を20m/s
の風速で熱処理槽10内に導入させるようにした。
が6mmの原料噴射ノズル32をその周方向に等間隔で
16個設け、各原料噴射ノズル32からそれぞれ上記の
熱風の供給方向に対してトナーを分散させた分散気流を
60°の角度で噴射させるようにした。
上記の体積平均粒径が8.5μmになったトナーを分散
させた23℃の分散気流を40m/sの風速で上記の熱
風に向けて噴射させて、上記のトナーを100kg/h
で熱処理した。
ついても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒径
と平均円形度とを求め、これらの結果を下記の表3に示
した。
置においては、上記の図5に示す熱処理装置のように、
上記の実施例3−1の熱処理装置における上記の直径が
80mmの内管21と直径が160mmの外管22とに
おいて、それぞれその下端より20mm上の位置からこ
の内管21と外管22とを外周側に向けて15°傾斜さ
せて、熱風及び送風を熱処理槽10内に供給する各供給
口21a,22aを拡開させ、それ以外は、上記の実施
例3−1の場合と同様にして、上記の体積平均粒径が
8.5μmになったトナーを100kg/hで熱処理し
た。
ついても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒径
と平均円形度とを求め、これらの結果を下記の表3に示
した。
置においては、前記の図1に示した従来の熱処理装置の
ように、内径が140mmの1つの管からなる熱風供給
部材20を通して、中心部の温度が200℃の熱風を平
均風速が20m/sになるようにして熱処理槽10内に
供給するようにし、それ以外は、上記の実施例3−1の
場合と同様にして、上記の体積平均粒径が8.5μmに
なったトナーを100kg/hで熱処理した。
ついても、前記の場合と同様にして、その体積平均粒径
と平均円形度とを求め、これらの結果を下記の表3に示
した。
1,実施例3−2の各熱処理装置のように、熱風供給部
材20を内管21と外管22とからなる2重管で構成
し、この内管21と外管22との間を通して熱風を熱処
理槽10内に供給すると共に、上記の内管21を通して
上記の熱風より温度が低い送風を熱処理槽10内に供給
してトナーを熱処理すると、1つの管からなる熱風供給
部材20から熱風を熱処理槽10内に供給してトナーを
熱処理するようにした比較例3−1の熱処理装置に比べ
て、熱処理時においてトナー相互が結合するのが防止さ
れ、トナーの体積平均粒径が増加するのが抑制された。
に、内管21及び外管22の下端部をそれぞれ外周側に
傾斜させて、熱風を熱処理槽10内に供給する各供給口
21a,22aを拡開させると、熱処理時においてトナ
ー相互が結合するのがより防止されて、トナーの体積平
均粒径が増加するのがさらに抑制されると共に、トナー
に対して十分な熱処理が行われるようになり、熱処理後
におけるトナーの平均円形度も高くなった。
置においては、トナー等の熱可塑性粒子を熱処理する熱
処理槽10内に熱風供給部材20から熱風を供給するに
あたり、図6及び図7に示すように、熱風を旋回させる
リング状になった旋回部24の外周側の部分に、熱風を
この旋回部24に導く2つの熱風導入管23を旋回部2
4の接線方向に接続し、この2つの熱風導入管23によ
り導入された熱風をこの旋回部24において旋回させる
ようにしている。
グ状になった整流部25を設け、この整流部25内に旋
回する熱風を熱処理槽10内に真っすぐに導く熱処理槽
10の軸方向に伸びた整流板25aを放射状にして多数
設け、上記のように旋回部24において旋回している熱
風をこの整流部25において整流し、この熱風を前記の
排気口12に向かって熱処理槽10内に真っすぐに導く
ようにしている。
3から導入された熱風を旋回部24内で旋回させると、
この熱風の温度や風量が均一化されるようになり、この
ように温度や風量が均一化された熱風をこの旋回部23
の下方に設けた整流部25において整流させて熱処理槽
10内に導くと、温度や風量が均一化された熱風が旋回
することなく、前記の排気口12に向かって熱処理槽1
0内に真っすぐに導かれるようになる。
ては、リング状になった上記の旋回部24及び整流部2
5の中心の空間部26を通して熱処理槽10内に上記の
熱風とは温度の異なる送風を行うようにしている。
0を設け、この分散室30に熱可塑性粒子が分散された
分散気流を原料供給部材31を通して供給し、このよう
に供給された分散気流を分散室30の内周側に設けられ
た各原料噴射ノズル32から上記の熱風に対して噴射す
るようにしている。
れた分散気流を、上記のようにリング状の状態で熱処理
槽10内に真っすぐに導かれた熱風に向けて噴射し、分
散気流中における熱可塑性粒子を熱処理槽10内におい
て熱風により熱処理すると共に、熱処理槽10の上面に
設けられた空気導入口11から冷却風を熱処理槽10内
に導入し、この冷却風により熱処理された熱可塑性粒子
1を冷却させて、熱処理された熱可塑性粒子1相互が結
合するのを抑制するようにしている。
置においては、上記のように整流部25から熱処理槽1
0内に温度や風量が均一化された熱風が旋回することな
く真っすぐに導かれるようになり、この熱風に対して各
原料噴射ノズル32から熱可塑性粒子が分散された分散
気流を噴射させて、熱可塑性粒子を熱処理すると、熱可
塑性粒子が均一に熱処理されるようになると共に、熱風
の乱れによって熱処理された熱可塑性粒子相互が接触し
て結合することも少なくなる。
ては、旋回部24において旋回する熱風を整流部25に
おいて整流して熱処理槽10内に真っすぐに導くため
に、この整流部25に整流板25aを放射状に多数設け
るようにしたが、図8及び図9に示すように、整流部2
5にメッシュスクリーン25bを設け、このメッシュス
クリーン25bにより旋回する熱風を整流して熱処理槽
10内に真っすぐに導くようにすることもできる。
示した実施形態4及びその変更例の熱処理装置を用いた
具体的な実施例について説明すると共に、これらの実施
例の熱処理装置を用いて熱可塑性粒子を熱処理した場合
に、熱可塑性粒子が適切に熱処理されるようになること
を比較例を挙げて明らかにする。
は、ポリエステル樹脂を主原料とするトナー100重量
部に対して、シリカを0.5重量部、チタン酸ストロン
チウムを0.3重量部の割合で混合させ、体積平均粒径
が8.5μm、平均円形度が0.945になったトナー
を用いるようにした。なお、トナーの粒径及び円形度は
前記の場合と同様にして測定した。
置においては、上記の図6及び図7に示した実施形態4
の熱処理装置において、上記の熱風供給部材20におけ
るリング状になった旋回部24の外径を360mm、リ
ング状になった整流部25の外径を160mm、旋回部
24及び整流部25の中心における空間部26の径を8
0mmにすると共に、上記の整流部25内に整流板25
aを放射状に24枚設けた。
り211℃の熱風をリング状になった旋回部24に導
き、この熱風を旋回部24において旋回させ、この旋回
部24の下方におけるリング状になった整流部25に導
き、この整流部25に設けた上記の各整流板25aによ
り旋回する熱風を整流し、平均風速が20m/sになる
ようにして熱処理槽10内に真っすぐに供給すると共
に、旋回部24及び整流部25の中心における空間部2
6を通して23℃の送風を平均風速が20m/sになる
ようにして熱処理槽10内に供給した。
が6mmの原料噴射ノズル32をその周方向に等間隔で
27個設け、各原料噴射ノズル32からそれぞれ上記の
熱風の供給方向に対してトナーを分散させた分散気流を
60°の角度で噴射させるようにした。
上記の体積平均粒径が8.5μmになったトナーを分散
させた23℃の分散気流を40m/sの風速で上記の熱
風に向けて噴射させて、上記のトナーを100kg/h
で熱処理した。
ついて、その体積平均粒径と平均円形度と円形度標準偏
差とを求め、これらの結果を下記の表4に示した。
置においては、上記の図8及び図9に示したて熱処理装
置のように、上記の実施例4−1の熱処理装置における
整流部25に設けた整流板25aに代えて、整流部25
に線径が0.20mm、メッシュが#30のステンレス
鋼線製のスクリーンメッシュ25bを設け、それ以外
は、上記の実施例4−1の場合と同様にして、上記の体
積平均粒径が8.5μmになったトナーを100kg/
hで熱処理した。
ついても、その体積平均粒径と平均円形度と円形度標準
偏差とを求め、これらの結果を下記の表4に示した。
置においては、図10に示すように、上記の実施例4−
1の熱処理装置における整流部25において、整流板2
5aやスクリーンメッシュ25bを設けないようにし、
それ以外は、上記の実施例4−1の場合と同様にして、
上記の体積平均粒径が8.5μmになったトナーを10
0kg/hで熱処理した。
ように、整流部25に整流板25aやスクリーンメッシ
ュ25bを設けないと、上記の旋回部24において旋回
された熱風が整流されることなく、この整流部25を通
して旋回しながら熱処理槽10内に供給されるようにな
った。
ついても、その体積平均粒径と平均円形度と円形度標準
偏差とを求め、これらの結果を下記の表4に示した。
置においては、図11に示すように、上記の実施例4−
1の熱処理装置において、旋回部24に熱風を導く2つ
の熱風導入管23を対向するようにして旋回部24に接
続すると共に、整流部25に整流板25aやスクリーン
メッシュ25bを設けないようにし、それ以外は、上記
の実施例4−1の場合と同様にして、上記の体積平均粒
径が8.5μmになったトナーを100kg/hで熱処
理した。
ように、旋回部24に熱風を導く2つの熱風導入管23
を対向するようにして旋回部24に接続すると、旋回部
24に導かれた熱風がこの旋回部24において十分に旋
回せず、温度や風量が不均一な熱風が整流板25aやス
クリーンメッシュ25bを設けられていない整流部25
を通して熱処理槽10内の様々な方向に供給されるよう
になった。
ついても、その体積平均粒径と平均円形度と円形度標準
偏差とを求め、これらの結果を下記の表4に示した。
1,実施例4−2の各熱処理装置のように、熱風導入管
23により導入された熱風を旋回部24において旋回さ
せると共に、この旋回部24の下方における整流部25
において旋回する熱風を整流して、熱処理槽10内に熱
風を真っすぐに供給してトナーを熱処理すると、旋回す
る熱風を整流部25において整流させなかった比較例4
−1の熱処理装置や、熱風導入管23により導入された
熱風を旋回部24において旋回させず、整流部25にお
いても整流させなかった比較例4−2の熱処理装置に比
べて、トナーの体積平均粒径が増加するのが抑制され、
熱処理時においてトナー相互が結合するのが防止され
た。
第1の熱可塑性粒子の熱処理装置においては、熱風供給
部材から熱処理槽内に供給された熱風に対して熱可塑性
粒子を分散させた分散気流を噴射させて、熱可塑性粒子
を熱処理するにあたり、熱可塑性粒子の粒径に応じて区
別された数種類の原料噴射ノズルを設け、粒径の大きな
熱可塑性粒子が分散された分散気流を熱風の温度の高い
部分に噴射するようにしたため、粒径の小さな熱可塑性
粒子に比べて、粒径の大きな熱可塑性粒子に強い熱処理
が行われるようになった。
熱可塑性粒子の熱処理を行うと、粒径の大きな熱可塑性
粒子も十分に球形化されて、粒径の大きな熱可塑性粒子
と粒径の小さな熱可塑性粒子との形状のばらつきが少な
くなると共に、全体に強い熱処理を行う場合のように、
熱可塑性粒子相互が結合するということも少なくなっ
た。
子の熱処理装置においては、熱風供給部材から熱処理槽
内に供給された熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた
分散気流を噴射させて、熱可塑性粒子を熱処理するにあ
たり、熱処理槽内に供給された熱風に対して熱可塑性粒
子を分散させた分散気流を噴射する原料噴射ノズルの噴
射口における熱風の下流側の部分に、熱風の下流側に向
かって円弧状に曲がった曲面部を設けたため、この原料
噴射ノズルの噴射口から熱可塑性粒子を分散させた分散
気流を熱風に噴射させると、上記の曲面部によるコアン
ダ効果により、熱可塑性粒子の粒径が小さくなるに従っ
て、上記の曲面部に沿って熱風の下流側に向かって噴射
されるようになり、粒径の大きい熱可塑性粒子から順に
熱風の上流側に供給されて強く熱処理されるようになっ
た。
熱可塑性粒子の熱処理を行うと、粒径の大きな熱可塑性
粒子も十分に球形化されて、粒径の大きな熱可塑性粒子
と粒径の小さな熱可塑性粒子との形状のばらつきが少な
くなると共に、全体に強い熱処理を行う場合のように、
熱可塑性粒子相互が結合するということも少なくなっ
た。
子の熱処理装置においては、熱風供給部材から熱処理槽
内に供給された熱風に対して、熱可塑性粒子を分散させ
た分散気流を噴射させて熱可塑性粒子を熱処理するにあ
たり、熱風供給部材を内管と外管とを有する多重管で構
成し、少なくとも内管と外管との間から熱処理槽内に供
給する熱風の温度と内管を通して熱処理槽内に供給する
送風の温度とを異ならせるようにしたため、熱処理槽内
に供給する熱風の状態を適当に変更させることができ、
熱風供給部材から1種類の熱風を熱処理槽内に供給する
場合に比べて、熱可塑性粒子に対して様々な異なった条
件での熱処理が行えるようになった。
装置において、上記の内管を通して熱処理槽内に供給さ
せる送風の温度を、内管と外管との間から熱処理槽内に
供給させる熱風の温度より低くすると、上記の原料噴射
ノズルから噴射された分散気流中における熱可塑性粒子
が内管と外管との間から熱処理槽内に供給する熱風によ
り処理されると共に、内管を通して熱処理槽内に供給さ
せた温度の低い送風部分に導かれた熱可塑性粒子がこの
送風により冷やされて、熱可塑性粒子相互が結合するの
が防止されるようになった。
子の熱処理装置においては、熱風供給部材から熱処理槽
内に供給された熱風に対して、熱可塑性粒子を分散させ
た分散気流を噴射させて熱可塑性粒子を熱処理するにあ
たり、上記の熱風供給部材における旋回部において熱風
を旋回させると共に、このように旋回する熱風を熱風供
給部材における整流部において整流して熱処理槽内に導
くようにしたため、熱処理槽内に温度や風量が均一化さ
れた熱風が真っすぐに導かれるようになり、この熱風に
原料噴射ノズルから熱可塑性粒子を分散させた分散気流
を噴射して熱処理すると、熱可塑性粒子が均一に熱処理
されるようになると共に、熱可塑性粒子相互が結合する
のが防止されるようになった。
置において、上記の旋回部と整流部とをリング状に形成
すると、このリング状になった整流部から熱処理槽内に
導かれるリング状になった熱風とは温度や風速等が異な
る送風を上記の旋回部及び整流部の中心の空間部を通し
て熱処理槽内に供給することができ、上記の第3の熱可
塑性粒子の熱処理装置の場合と同様に、熱可塑性粒子に
対して様々な異なった条件での熱処理が行えるようにな
った。
た断面説明図である。
を示した断面説明図である。
た断面説明図である。
熱処理槽内に熱風及び送風を供給する内管と外管とにお
ける供給口を拡開させた変更例に係る熱処理装置の断面
説明図である。
て、旋回部において旋回された熱風を整流する整流部に
整流板を設けた熱風供給部材の断面説明図である。
面説明図である。
て、旋回部において旋回された熱風を整流する整流部に
メッシュスクリーンを設けた変更例に係る熱風供給部材
の断面説明図である。
て、整流部にメッシュスクリーンを設けた熱風供給部材
を用いた変更例に係る熱処理装置を示した断面説明図で
ある。
部材の断面説明図である。
部材の断面説明図である。
Claims (8)
- 【請求項1】 熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する
熱処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給
部材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供給された
熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射
する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理装
置において、上記の熱可塑性粒子の粒径に応じて区別さ
れた数種類の原料噴射ノズルを設け、上記の熱風供給部
材から熱処理槽内に供給された熱風に対してこの数種類
の原料噴射ノズルから熱可塑性粒子を分散させた分散気
流を噴射させるにあたり、粒径の大きな熱可塑性粒子が
分散された分散気流を熱風の温度の高い部分に噴射する
ようにしたことを特徴とする熱可塑性粒子の熱処理装
置。 - 【請求項2】 請求項1に記載した熱可塑性粒子の熱処
理装置において、上記の熱風供給部材により熱処理槽内
に供給される熱風に対して上記の数種類の原料噴射ノズ
ルから熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射させる
にあたり、熱可塑性粒子の粒径が大きな分散気流を噴射
させる原料噴射ノズルから熱可塑性粒子の粒径が小さな
分散気流を噴射させる原料噴射ノズルの順にして、数種
類の原料噴射ノズルを熱風の上流側から下流側に位置さ
せたことを特徴とする熱可塑性粒子の熱処理装置。 - 【請求項3】 熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する
熱処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給
部材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供給された
熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射
する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理装
置において、上記の原料噴射ノズルの噴射口における熱
風の下流側の部分に熱風の下流側に向かって円弧状に曲
がった曲面部を設けたことを特徴とする熱可塑性粒子の
熱処理装置。 - 【請求項4】 熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する
熱処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給
部材と、この熱風供給部材から熱処理槽内に供給された
熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を噴射
する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処理装
置において、上記の熱風供給部材を内管と外管とを有す
る多重管で構成し、少なくとも内管と外管との間から熱
処理槽内に供給する熱風の温度と内管を通して熱処理槽
内に供給する送風の温度とを異ならせたことを特徴とす
る熱可塑性粒子の熱処理装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載した熱可塑性粒子の熱処
理装置において、上記の内管を通して熱処理槽内に供給
させる送風の温度を、内管と外管との間から熱処理槽内
に供給させる熱風の温度より低くしたことを特徴とする
熱可塑性粒子の熱処理装置。 - 【請求項6】 請求項4又は5に記載した熱可塑性粒子
の熱処理装置において、少なくとも送風を熱処理槽内に
供給する上記の内管の供給口を拡開させたことを特徴と
する熱可塑性粒子の熱処理装置。 - 【請求項7】 熱可塑性粒子を熱風によって熱処理する
熱処理槽と、この熱処理槽内に熱風を供給する熱風供給
部材と、この熱処理槽内における空気を外部に排出する
排気口と、上記の熱風供給部材から熱処理槽内に供給さ
れた熱風に対して熱可塑性粒子を分散させた分散気流を
噴射する原料噴射ノズルとを有する熱可塑性粒子の熱処
理装置において、上記の熱風供給部材が、熱風を旋回さ
せる旋回部と、この旋回部において旋回する熱風を整流
してこの熱風を上記の排気口に向かって真っすぐに導く
整流部とを有することを特徴とする熱可塑性粒子の熱処
理装置。 - 【請求項8】 請求項7に記載した熱可塑性粒子の熱処
理装置において、上記の旋回部と整流部とをリング状に
形成したことを特徴とする熱可塑性粒子の熱処理装置。
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Publication Number | Publication Date |
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JP4543495B2 JP4543495B2 (ja) | 2010-09-15 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010265392A (ja) * | 2009-05-15 | 2010-11-25 | Adeka Corp | 球状アミン系潜在性硬化剤 |
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JP2018097016A (ja) * | 2016-12-08 | 2018-06-21 | 富士ゼロックス株式会社 | トナーセット、現像剤セット、トナーカートリッジセット、白色トナー、静電荷像現像剤、トナーカートリッジ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 |
Citations (2)
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-
2000
- 2000-05-01 JP JP2000131935A patent/JP4543495B2/ja not_active Expired - Fee Related
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