JP2001309645A - 駆動信号供給回路 - Google Patents

駆動信号供給回路

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JP2001309645A
JP2001309645A JP2000122166A JP2000122166A JP2001309645A JP 2001309645 A JP2001309645 A JP 2001309645A JP 2000122166 A JP2000122166 A JP 2000122166A JP 2000122166 A JP2000122166 A JP 2000122166A JP 2001309645 A JP2001309645 A JP 2001309645A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】PWM(Pulse Width Modulation)制御のスイッ
チングレギュレータに関する。 【解決手段】本発明のスイッチングレギュレータ1は、
調整回路55を有している。出力トランジスタ15は、
パルス状の導通信号の出力期間に導通するが、調整回路
55により、電源電圧Vcc1が大きいときには、短い遅
延時間が、導通信号のパルス持続時間に付加されてい
る。このため、出力トランジスタ15の導通期間が長く
なり、出力電圧が従来に比して大きくなるので、出力電
圧が低下して所定電圧に復帰するまでの時間が長くな
り、導通信号が出力されなくなっても、出力トランジス
タ15は直ぐに遮断されないので、従来に比して出力ト
ランジスタ15の導通/遮断の回数が少なくなり、スイ
ッチング周波数が低下する。従って、消費電力のロスが
少なくなり、効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスイッチングトラン
ジスタに駆動信号を供給する回路に関し、特に、PWM
(Pulse Width Modulation)制御のスイッチングレギュレ
ータのスイッチングトランジスタに駆動信号を供給する
駆動信号供給回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、安定な直流電圧を負荷に供給す
る装置として、スイッチングレギュレータが多く用いら
れている。
【0003】従来のスイッチングレギュレータの一例を
図6の符号101に示す。このスイッチングレギュレー
タ101は、スイッチトランジスタ115と、フライホ
イールダイオード136と、チョークコイル141と、
平滑コンデンサ143と、後述する制御部190を有し
ている。
【0004】スイッチトランジスタ115は、そのドレ
イン端子が電源電圧端子191に接続されている。ソー
ス端子はチョークコイル141の一端に接続されてい
る。チョークコイル141の他端は平滑コンデンサ14
3の一端に接続されるとともに、負荷端子165を介し
て、一端が接地された負荷160の他端に接続されてい
る。平滑コンデンサ143の他端は接地されている。フ
ライホイールダイオード136のカソード端子はスイッ
チトランジスタ115のソース端子に接続されており、
アノード端子は接地されている。
【0005】上述のスイッチングレギュレータ101に
おいて、電源電圧Vcc1(30V)が電源電圧端子191
に印加され、スイッチトランジスタ115がオフした状
態から、オンすると、スイッチトランジスタ115を介
して電源電圧端子191がチョークコイル141と接続
され、スイッチトランジスタ115がオン状態にある間
は、電源電圧端子191からチョークコイル141にエ
ネルギーが供給され、エネルギーが蓄えられ、平滑コン
デンサ143が充電される。
【0006】スイッチトランジスタ115がオン状態か
らオフ状態に切り換わると、チョークコイル141の両
端子間に起電力が生じ、この起電力によりフライホイー
ルダイオード136が順バイアスされ、チョークコイル
141のエネルギーが負荷160に供給される。このと
き平滑コンデンサ143は放電される。
【0007】こうしてスイッチトランジスタ115がオ
ン/オフを繰り返し、平滑コンデンサ143が充放電を
繰り返すことにより、結果として負荷端子165の電位
は平滑コンデンサ143により平滑化される。この平滑
化された電圧は出力電圧Voutとして、負荷端子165
から負荷160に印加される。この出力電圧Voutは、
負荷160に印加されるとともに、分割抵抗131、1
32の抵抗比で所定電圧に分割された後、制御部190
に入力される。
【0008】この制御部190は、誤差アンプ111
と、コンパレータ112と、ドライバ120と、基準電
圧生成源133とを有しており、制御部190に入力さ
れた出力電圧Voutの分圧電圧は、誤差アンプ111に
入力される。他方、誤差アンプ111には、基準電圧生
成源133から基準電圧Vrefが入力されており、基準
電圧Vrefと抵抗分割された出力電圧Voutとの誤差が増
幅されて出力される。
【0009】誤差アンプ111の出力電圧は、コンパレ
ータ112の非反転入力端子に入力される。他方、コン
パレータ112の反転入力端子には、三角波生成回路1
57から所定周波数の三角波が入力されており、コンパ
レータ112で三角波と、誤差アンプ111の出力電圧
とが比較される。その結果、コンパレータ112は出力
電圧Voutが所定電圧よりも高いときにはスイッチトラ
ンジスタ115の導通時間を減少させ、所定電圧よりも
低いときには導通時間を増加させる信号を生成して、ド
ライバ120に出力する。
【0010】ドライバ120は、内部電源電圧端子19
2から供給される内部電源電圧Vcc2(5V)によって動
作し、コンパレータ112の出力信号に応じてスイッチ
トランジスタ115をオン/オフさせる。出力電圧Vou
tが所定電圧よりも高いときにはスイッチングトランジ
スタ115の導通時間が減少して出力電圧Voutが低下
し、他方、出力電圧Voutが所定電圧よりも低いときに
はスイッチングトランジスタ115の導通時間が増加し
て出力電圧Voutが上昇することにより、出力電圧Vout
は一定値を保つ。
【0011】しかしながら、上記従来のスイッチングレ
ギュレータ101では、スイッチトランジスタ115に
ゲート入力容量Cgiが存在する。スイッチトランジスタ
115のスイッチング周波数をfsとすると、平均して
g=fsgi2なる電流Igがゲートのチャージにより
消費されることになる。
【0012】軽負荷時においても、上述のスイッチトラ
ンジスタ115は、三角波に依存するスイッチング周波
数fsでオン/オフするので、ゲートのチャージによる
消費電流Igは重負荷時と同様に流れ、消費電流Igによ
る消費電力のロスが無視できない程度となり、特に軽負
荷時における電力の変換効率が低下してしまうという問
題が生じていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の不都合を解決するために創作されたものであり、その
目的は、高効率なスイッチング電源を提供することにあ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の駆動信号供給回路は、ス
イッチングトランジスタと、コイルと、平滑コンデンサ
と、フライホイールダイオードとを有するスイッチング
レギュレータのスイッチングトランジスタに駆動信号を
供給する駆動信号供給回路であって、スイッチングレギ
ュレータの出力電圧を検出する検出回路と、上記検出回
路から出力される検出電圧と基準電圧とを比較して誤差
信号を生成する誤差アンプと、上記誤差信号と三角波信
号とを比較して上記スイッチングトランジスタの導通期
間を制御するためのパルス信号を生成する比較回路と、
上記パルス信号を入力して上記スイッチングトランジス
タの導通期間を示すパルスの幅を伸長するパルス幅調整
回路と、上記パルス幅調整回路から出力される伸長パル
ス信号に基づいて駆動信号を生成して上記スイッチング
トランジスタに供給する駆動回路とを有する。請求項2
に記載の駆動信号供給回路は、請求項1に記載の駆動信
号供給回路であって、上記パルス幅調整回路は、電流供
給回路と、上記電流供給回路と基準電位との間に接続さ
れ、上記比較回路から出力されるパルス信号を入力する
反転回路と、上記反転回路の出力端子と基準電位との間
に接続されているコンデンサと、上記反転回路の出力端
子に接続され、上記駆動回路に伸長パルス信号を出力す
る出力回路とを有する。請求項3に記載の駆動信号供給
回路は、請求項2に記載の駆動信号供給回路であって、
上記電流供給回路は、上記スイッチングトランジスタに
供給される電源電圧の供給端子に一端が接続された抵抗
素子と、上記抵抗素子の他端と基準電位との間に接続さ
れた第1のカレントミラー回路と、上記第1のカレント
ミラー回路に接続され、上記反転回路に電流を供給する
第2のカレントミラー回路とを有する。
【0015】本発明のスイッチング(出力)トランジスタ
の駆動信号供給回路によれば、パルス幅調整回路を有し
ており、パルス信号におけるスイッチングトランジスタ
の導通期間を示すパルス幅に遅延期間を付加している。
このため、スイッチングトランジスタはパルス信号のパ
ルス幅に遅延期間が付加された期間だけ導通状態を維持
することにより、負荷に印加される出力電圧は、パルス
信号の期間だけスイッチングトランジスタが導通してい
た従来に比して、大きくなる。
【0016】このため、出力電圧が低下して所定電圧に
復帰するまでの時間が、従来に比して長くなるので、駆
動信号が出力されて一旦スイッチングトランジスタが導
通した後、パルス信号におけるスイッチングトランジス
タの遮断を示す信号が出力されても、スイッチングトラ
ンジスタは遮断されずに導通状態を維持し続ける。その
後、出力電圧が低下して所定電圧に復帰した状態で駆動
信号がスイッチングトランジスタの非導通を指示し、ス
イッチングトランジスタが遮断される。
【0017】このように、パルス信号がスイッチングト
ランジスタの非導通を指示しても、スイッチングトラン
ジスタは直ぐに遮断されないので、従来に比してスイッ
チングトランジスタの導通/非導通の回数が少なくな
り、スイッチング周波数が低下する。従って、スイッチ
ングトランジスタのスイッチング周波数に依存する消費
電力のロスが少なくなり、スイッチングレギュレータの
効率が従来に比して向上する。
【0018】また、パルス幅調整回路において、遅延期
間を、電源電圧が高いときには短くし、電源電圧が低い
ときには長くするような構成の回路としてもよい。電源
電圧が高いときに、スイッチングトランジスタの導通時
間を長くすると、スイッチングトランジスタの導通時に
おける電流が大きくなるが、電源電圧が高いときに遅延
期間を短くしてスイッチングトランジスタの導通時間を
短くすることにより、導通時における出力リップルを小
さくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下で図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。図1の符号1に、本実施形態
のスイッチングレギュレータを示す。このスイッチング
レギュレータ1は、出力トランジスタ15と、整流平滑
回路40と、後述する制御部90とを有している。
【0020】出力トランジスタ15は、nチャネルMO
Sトランジスタで構成されており、そのドレイン端子が
電源電圧端子91に接続されている。整流平滑回路40
は、フライホイールダイオード36と、チョークコイル
41と、平滑コンデンサ43とを有しており、出力トラ
ンジスタ15のソース端子はチョークコイル41の一端
に接続されている。チョークコイル41の他端は、平滑
コンデンサ43の一端に接続されるとともに、負荷端子
65を介して、一端が接地された負荷60の他端に接続
されている。平滑コンデンサ43の他端は接地されてい
る。
【0021】フライホイールダイオード36のカソード
端子は出力トランジスタ15のソース端子に接続されて
おり、アノード端子は接地されている。出力トランジス
タ15は、そのゲート端子が後述する制御部90の出力
端子に接続され、制御部90の出力信号に応じてオン/
オフできるように構成されている。
【0022】上述のスイッチングレギュレータ1におい
て、電源電圧Vcc1(30V)が電源電圧端子91に印加
され、スイッチトランジスタ15がオフした状態から、
オンすると、スイッチトランジスタ15を介して電源電
圧端子91がチョークコイル41と接続され、スイッチ
トランジスタ15がオン状態にある間は、電源電圧端子
191からチョークコイル41にエネルギーが供給さ
れ、エネルギーが蓄えられ、平滑コンデンサ43が充電
される。
【0023】スイッチトランジスタ15がオン状態から
オフ状態に切り換わると、チョークコイル41の両端子
間に起電力が生じ、この起電力によりフライホイールダ
イオード36が順バイアスされ、チョークコイル41の
エネルギーが負荷60に供給される。このとき平滑コン
デンサ43は放電される。
【0024】こうしてスイッチトランジスタ15がオン
/オフを繰り返し、平滑コンデンサ43が充放電を繰り
返すことにより、結果として負荷端子65の電位は平滑
コンデンサ43により平滑化される。平滑化された電圧
は出力電圧Voutとして、負荷端子65から負荷60に
印加される。
【0025】この出力電圧Voutは、負荷60に印加さ
れるとともに、検出回路30に印加される。検出回路3
0は、直列接続された抵抗31、32により構成されて
おり、出力電圧Voutは、抵抗31、32の抵抗比で所
定電圧に分圧された後、制御部90に出力される。
【0026】この制御部90は、誤差アンプ11と、コ
ンパレータ12と、駆動回路20と、基準電圧生成源3
3と、調整回路55と、三角波生成回路57とを有して
おり、制御部90に出力された出力電圧Voutの分圧電
圧は、誤差アンプ11に入力される。他方、誤差アンプ
11には、基準電圧生成源33から基準電圧Vrefが入
力されており、基準電圧Vrefと抵抗分割された出力電
圧Voutとの誤差が増幅されて出力される。
【0027】誤差アンプ11の出力電圧は、コンパレー
タ12の非反転入力端子に入力される。他方、コンパレ
ータ12の反転入力端子には、三角波生成回路57から
所定周波数の三角波が入力されており、コンパレータ1
2で三角波と、誤差アンプ11の出力電圧とが比較さ
れ、出力トランジスタ15の導通期間を規定するパルス
波が出力される。ここでは、誤差アンプ11の出力電圧
が三角波より高い期間においてパルス波が出力され、出
力トランジスタ15が導通するものとしている。
【0028】このパルス波は、調整回路55に入力され
る。この調整回路55は、V−Iコンバータ51と、遅
延期間設定回路52とを有している。調整回路55の詳
細な構成を図2に示す。V−Iコンバータ51は、入力
端子78と、カレントミラー回路74、77と、出力端
子79とを有している。
【0029】カレントミラー回路74は、二個のNPN
トランジスタ72、73で構成され、一方のNPNトラ
ンジスタ72はダイオード接続されており、そのコレク
タ端子が抵抗71を介して入力端子78に接続されてい
る。ダイオード接続されていないNPNトランジスタ7
3は、そのエミッタ面積が、ダイオード接続されたNP
Nトランジスタ72のエミッタ面積の1/Nにされてお
り、ダイオード接続されたNPNトランジスタ72に流
れる電流の1/Nの大きさの定電流が流れる。
【0030】カレントミラー回路77は、二個のpチャ
ネルMOSトランジスタ(以下pMOSと称する。)7
5、76で構成され、一方のpMOS75は、ドレイン
端子とゲート端子とが短絡されている。このpMOS7
5は、カレントミラー回路74のダイオード接続されて
いないNPNトランジスタ73のコレクタ端子に接続さ
れており、ダイオード接続されていないNPNトランジ
スタ73に電流が流れると、ドレイン端子とゲート端子
とが短絡されたpMOS75に同じ大きさの定電流が流
れるとともに、ドレイン端子とゲート端子とが短絡され
ていないpMOS76にも、ダイオード接続されていな
いNPNトランジスタ73に流れる電流と同じ大きさの
定電流が流れる。
【0031】ドレイン端子とゲート端子とが短絡されて
いないpMOS76は、そのドレイン端子が出力端子7
9に接続されており、カレントミラー回路74のダイオ
ード接続されたNPNトランジスタ72に流れる電流の
1/Nの大きさの電流が、出力端子79から流れ出す。
【0032】抵抗71の両端には、電源電圧Vcc1か
ら、NPNトランジスタのベース−エミッタ間電圧VBE
を差し引いた電圧(Vcc1−VBE)が印加され、この電圧
(Vcc1−VBE)に応じた電流が、カレントミラー回路7
4のダイオード接続されたNPNトランジスタ72に流
れ、その電流の1/Nの大きさの電流が出力端子79か
ら流れ出すので、出力端子79からは、電源電圧Vcc1
に応じた大きさの定電流が流れ出すことになる。
【0033】V−Iコンバータ51の出力端子79に
は、遅延期間設定回路52の電流入力端子87が接続さ
れており、この電流入力端子87には、V−Iコンバー
タ51の出力端子79から電流が供給される。
【0034】遅延期間設定回路52は、信号入力端子8
6と、電流入力端子87と、CMOSインバータ83
と、遅延コンデンサ84と、インバータ85と、出力端
子88とを有している。
【0035】信号入力端子86はコンパレータ12の出
力端子に接続され、CMOSインバータ83の入力端子
とされている。CMOSインバータ83は、pMOS8
1と、nMOS82とを有し、pMOS81、nMOS
82の各ゲート端子は互いに接続され、CMOSインバ
ータ83の入力端子となっている。CMOSインバータ
83の電源側端子となるpMOS81のソース端子は、
電流入力端子87に接続され、接地側端子となるnMO
S82のソース端子は、接地電位に接続されている。C
MOSインバータ83の出力端子は、一端が接地された
遅延コンデンサ84の他端に接続されるとともに、イン
バータ85の入力端子に接続されている。インバータ8
5の出力端子は、遅延期間設定回路52の出力端子88
とされている。
【0036】図3のタイミングチャートに、コンパレー
タ12から出力され、CMOSインバータ83に入力さ
れるパルス状の導通信号V12と、インバータ85に入力
される電圧V84と、インバータ85から出力されるパル
ス状の制御信号V85の関係を示す。
【0037】図3の時刻t0で、コンパレータ12から
出力される導通信号V12が立ち上がると、導通信号V12
はCMOSインバータ83で反転され、電圧V84として
インバータ85に入力され、インバータ85で再度反転
される。その結果、制御信号V85は立ち上がった状態に
ある。
【0038】その後時刻t1で導通信号V12が消滅し
て、本発明における遮断信号が出力された状態となる
と、CMOSインバータ83を構成する電流入力端子8
7側のpMOS81がオンし、nMOS82がオフする
ので、V−Iコンバータ51の電流入力端子87から供
給される電流は、pMOS81を介して遅延コンデンサ
84へと流れ、遅延コンデンサ84はこの電流で充電さ
れる。このため、インバータ85の入力電圧V84はまだ
インバータ85の閾値電圧Vtには達しておらず、制御
信号V85は時刻t1においてもまだ消滅していない。
【0039】遅延コンデンサ84への充電により、イン
バータ85の入力電圧V84は徐々に上昇する。この入力
電圧V84が、時刻(t1+tD)でインバータ85の閾値電
圧V tを超えると、この時刻(t1+tD)で制御信号V85
が消滅する。
【0040】導通信号V12のパルス持続時間は(t1−t
0)であるが、制御信号V85は、そのパルス持続時間が、
導通信号V12のパルス持続時間よりも時間tDだけ長く
なっている。この時間tDを以下で遅延期間と称する。
【0041】以上のようにして、パルス持続時間が導通
信号V12より遅延期間tDだけ長い制御信号V85は、駆
動回路20に出力される。この駆動回路20は、図1に
示すようにレベルシフト回路13と、出力バッファ14
と、コンデンサ34と、ダイオード35とを有してい
る。
【0042】調整回路55の出力端子は、レベルシフト
回路13の入力端子に接続されており、制御信号V
85は、レベルシフト回路13で所定の電圧レベルにレベ
ルシフトされる。
【0043】レベルシフト回路13の出力端子は、出力
バッファ14の入力端子に接続されており、レベルシフ
ト回路13の出力電圧は、出力バッファ14に入力され
る。出力バッファ14は、その電源側端子がダイオード
35を介して内部電源端子92に接続され、接地側端子
がフライホイールダイオード36を介して接地電位に接
続されており、電源側端子と接地側端子との間には、コ
ンデンサ34が接続されている。
【0044】出力バッファ14に制御信号V85が入力さ
れない状態では、コンデンサ34には、内部電源端子9
2からダイオード35を介して電流が流れて充電され、
その結果、コンデンサ34の両端子間の電位差は、内部
電源電圧Vcc2とほぼ等しくなる。コンデンサ34の接
地側端子の電位は、ほぼ接地電位になっており、コンデ
ンサ34の電源側端子の電位は、ほぼ内部電源電圧Vcc
2と一致している。
【0045】このとき出力バッファ14の出力電圧はほ
ぼ接地電位に等しく、この出力電圧が、出力トランジス
タ15のゲート端子に印加されるので、出力トランジス
タ15はオフしている。
【0046】この状態から、パルス状の制御信号V85
出力バッファ14に入力されると、コンデンサ34の接
地側端子の電位が電源電圧Vcc1まで上昇する。このと
きコンデンサ34の両端子間の電位差は、内部電源電圧
Vcc2で変化ないので、コンデンサ34の電源側端子の
電位は、(Vcc1+Vcc2)まで上昇し、この電圧(Vcc1+
Vcc2)が出力バッファ14の電源側端子に印加され、そ
の結果、出力バッファ14からはほぼ(Vcc1+Vcc2)な
る電圧が出力される。この電圧(Vcc1+Vcc2)は、出力
トランジスタ15のドレイン端子に印加される電源電圧
Vcc1よりも高く、この電圧(Vcc1+Vcc2)が出力トラ
ンジスタ15のゲート端子に印加されるので、出力トラ
ンジスタ15がオンする。
【0047】出力トランジスタ15の導通している期間
は、制御信号V85が出力されている期間とほぼ一致して
いる。制御信号V85は生成/消滅を繰り返すので、出力
トランジスタ15もこれとともにオン/オフを繰り返
す。
【0048】上述したように、本実施形態では誤差アン
プ11の出力電圧が三角波より高くなっている期間で導
通信号が出力され、出力トランジスタ15を導通させる
ものとしており、出力電圧Voutが所定の電圧値よりも
上昇すると、誤差アンプ11の出力電圧が低下し、誤差
アンプ11の出力電圧が三角波より高くなっている期間
が短くなるので、導通信号V12のパルス持続時間が短く
なり、出力電圧Voutが下降する。他方、出力電圧Vout
が、所定の電圧値よりも下降すると、誤差アンプ11の
出力電圧が上昇し、導通信号V12のパルス持続時間が長
くなり、出力電圧Voutが上昇する。このように動作す
ることにより、出力電圧Voutが一定値を保つように動
作している。
【0049】以上は、本実施形態のスイッチングレギュ
レータ1の重負荷時の動作について説明したが、軽負荷
時においても重負荷時と同様、図4に示すように、コン
パレータ12から出力された導通信号V12のパルス持続
時間に、所定の遅延期間tDが付加されている。
【0050】軽負荷時における、三角波V57と、検出回
路30から誤差アンプ11に入力されるサンプリング電
圧Vspと、コンパレータ12から出力される導通信号V
12との関係を示すタイミングチャートを図5(a)、(b)
に示す。図5(a)は、従来のスイッチングレギュレータ
101におけるタイミングチャートを示し、図5(b)
は、本実施形態のスイッチングレギュレータ1における
タイミングチャートを示している。
【0051】従来のスイッチングレギュレータ101で
も、本実施形態のスイッチングレギュレータ1でも、図
5(a)、(b)に示すように、サンプリング電圧Vspが三
角波V57を上回ると、コンパレータ12から出力される
導通信号V12が立ち上がることに違いはない。
【0052】しかしながら、図5(a)に示すように、従
来のスイッチングレギュレータ101で出力される導通
信号V12は、三角波V57が出力されるたびに出力され、
その周期は三角波V57の周期とほぼ一致しているのに対
し、本実施形態のスイッチングレギュレータ1において
は、上述したようにコンパレータ12から出力される導
通信号V12のパルス持続時間(t1−t0)より遅延期間t
Dだけ長いパルス持続時間(t1−t0+tD)を有する制御
信号V85が出力されており、出力トランジスタ15の導
通時間が従来に比して長くなり、出力電圧Voutは大き
く上昇し、その結果、図5(b)に示すようにサンプリン
グ電圧Vspが大きく低下する。
【0053】従って、サンプリング電圧Vspが三角波V
57を上回るまでに要する時間は、従来に比して長くな
る。このためサンプリング電圧Vspが三角波V57を上回
るまでの間に三角波V57が出力されたとしても、その間
はコンパレータ12から導通信号V12が出力されない。
【0054】以上により、本実施形態のスイッチングレ
ギュレータ1は、軽負荷時には、三角波V57が出力され
るたびに導通信号V12が出力されていた従来に比して、
導通信号V12の周波数が小さくなる。出力トランジスタ
15は、かかる導通信号V12にほぼ同期してオン/オフ
するため、そのスイッチング周波数が従来に比して小さ
くなる。従って、スイッチング周波数に依存する出力ト
ランジスタ15のゲートチャージ時の消費電力が低下
し、従来に比して軽負荷時における効率が向上する。
【0055】なお、上述したパルス持続時間に付加され
る遅延期間tDは、V−Iコンバータ51から出力され
る電流で、遅延コンデンサ84が、インバータ85の閾
値電圧Vtまで充電される時間により規定されるので、
V−Iコンバータ51から出力される電流が大きけれ
ば、閾値電圧Vtまで充電されるのに要する時間が短く
なり、遅延期間tDも短くなる。V−Iコンバータ51
から出力される電流は、上述したように電源電圧Vcc1
の大きさに対応しているので、電源電圧Vcc1が大きい
と遅延期間tDが短くなり、電源電圧Vcc1が小さいとき
には遅延期間tDが長くなっている。
【0056】電源電圧Vcc1が高い状態で出力トランジ
スタ15の導通時間が長くなると、出力トランジスタ1
5の導通時における電流が大きくなるが、本実施形態の
スイッチングレギュレータ1では電源電圧Vcc1が高い
ときに遅延期間tDが短く、出力トランジスタ15の導
通時間が短くなっているので、導通時における出力リッ
プルが小さくなっている。
【0057】また、本実施形態では、V−Iコンバータ
51、遅延期間設定回路52を、図2に示すように構成
しているが、本発明はこれに限らず、電源電圧Vcc1が
大きいときには遅延期間tDを短くするように構成され
ていれば、いかなる回路を用いてもよい。
【0058】
【発明の効果】軽負荷時におけるスイッチング損失を低
減し、電源回路の効率を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスイッチングレギュレータの一例を示
す回路図
【図2】本発明のスイッチングレギュレータにおける調
整回路の一例を示す回路図
【図3】本発明のスイッチングレギュレータの重負荷時
における動作を説明するタイミングチャート
【図4】本発明のスイッチングレギュレータの軽負荷時
における動作を説明する第1のタイミングチャート
【図5】(a):従来のスイッチングレギュレータの軽負
荷時における動作を説明するタイミングチャート(b):
本発明のスイッチングレギュレータの軽負荷時における
動作を説明するタイミングチャート
【図6】従来のスイッチングレギュレータを示す回路図
【符号の説明】
1……スイッチングレギュレータ 11……誤差アン
プ 12……コンパレータ(制御回路) 15……出
力トランジスタ 20……駆動回路 30……検出
回路 40……整流平滑回路 51……V−Iコン
バータ(電圧電流変換器) 52……遅延期間設定回路
55……調整回路 60…負荷
フロントページの続き Fターム(参考) 5H420 BB02 BB03 BB12 CC02 DD02 EA12 EA18 EA39 EB09 EB16 EB37 FF03 FF19 FF24 FF25 HJ03 NA32 NB02 NB12 NC02 NC03 NC12 NC14 NC23 NC32 5H730 AA14 AS01 AS05 AS23 BB13 BB57 DD04 DD26 DD32 FD01 FF02 FG05 FG07 FG22 FG25 FG26

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチングトランジスタと、コイルと、
    平滑コンデンサと、フライホイールダイオードとを有す
    るスイッチングレギュレータのスイッチングトランジス
    タに駆動信号を供給する駆動信号供給回路であって、 スイッチングレギュレータの出力電圧を検出する検出回
    路と、 上記検出回路から出力される検出電圧と基準電圧とを比
    較して誤差信号を生成する誤差アンプと、 上記誤差信号と三角波信号とを比較して上記スイッチン
    グトランジスタの導通期間を制御するためのパルス信号
    を生成する比較回路と、 上記パルス信号を入力して上記スイッチングトランジス
    タの導通期間を示すパルスの幅を伸長するパルス幅調整
    回路と、 上記パルス幅調整回路から出力される伸長パルス信号に
    基づいて駆動信号を生成して上記スイッチングトランジ
    スタに供給する駆動回路と、 を有する駆動信号供給回路。
  2. 【請求項2】上記パルス幅調整回路は、電流供給回路
    と、上記電流供給回路と基準電位との間に接続され、上
    記比較回路から出力されるパルス信号を入力する反転回
    路と、上記反転回路の出力端子と基準電位との間に接続
    されているコンデンサと、上記反転回路の出力端子に接
    続され、上記駆動回路に伸長パルス信号を出力する出力
    回路とを有する請求項1に記載の駆動信号供給回路。
  3. 【請求項3】上記電流供給回路は、上記スイッチングト
    ランジスタに供給される電源電圧の供給端子に一端が接
    続された抵抗素子と、上記抵抗素子の他端と基準電位と
    の間に接続された第1のカレントミラー回路と、上記第
    1のカレントミラー回路に接続され、上記反転回路に電
    流を供給する第2のカレントミラー回路とを有する請求
    項2に記載の駆動信号供給回路。
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