JP2001309450A - リモコン送受信システム - Google Patents

リモコン送受信システム

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JP2001309450A
JP2001309450A JP2000123200A JP2000123200A JP2001309450A JP 2001309450 A JP2001309450 A JP 2001309450A JP 2000123200 A JP2000123200 A JP 2000123200A JP 2000123200 A JP2000123200 A JP 2000123200A JP 2001309450 A JP2001309450 A JP 2001309450A
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Akira Toki
明 十亀
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SANWA DENSHI KIKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】待機状態においてリモコン受信部の消費電力を
ゼロにでき、または省電力性をかなり高めることのでき
るリモコン送受信システムを提供する。 【解決手段】リモコン送信機1は、電源オンキー操作時
に、電源オンサブ信号を赤外光L2で送信し、その直後
に電源オンメイン信号を赤外光L1で送信する。リモコ
ン受信部2は、電源オンサブ信号を受光ユニット24で
受信して副電源スイッチ素子25をオンする。副電源回
路22が作動して受光ユニット20およびマイコン21
に電源供給を開始し、電源オンメイン信号を受信するこ
とによって主電源スイッチ素子4をオンする。受光ユニ
ット24およびフィルタ回路26は、二次電池24cお
よび太陽電池24bを含む太陽電池回路24dによって
電源が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、テレビ受像機、ビ
デオカセットテープレコーダ、空調機器などの電子機器
に適用されるリモコン送受信システムに関する。
【0001】
【従来の技術】テレビ受像機、ビデオカセットテープレ
コーダ、空調機器などの電子機器においては、リモコン
を使用して遠隔操作により電源のオンオフやチャンネル
設定、温度設定などを行えるようになっている。遠隔操
作によって電源のオンオフを行えるようにするには、電
子機器本体のリモコン受信部を、常時電源オン信号を受
信できる待機状態にしておかなければならない。そこ
で、従来のリモコン送受信システムでは、電子機器本体
のリモコン受信部を常時作動させておいて、リモコン送
信部からの電源オン信号を受信するとその信号を検出し
て本体の主電源をオンするようにしていた。
【0002】図1は、従来のリモコン送受信システムの
構成図である。
【0003】リモコン送信機1は、例えば、赤外光を変
調して電源オンオフ信号やチャンネル信号を送信する。
リモコン受信部2は、受光ユニット20と、マイコン2
1と、待機用電源回路22と、充電用ダイオード23と
を備えている。受光ユニット20が電源オンオフ信号や
チャンネル信号を受信すると、マイコン21にその信号
を送り、マイコン21で同信号に対応する制御信号を形
成する。また、待機用電源回路22は、主電源から常時
電源供給を受けて、リモコン受信部2を常時作動させて
おく。主電源スイッチ4は、マイコン21が電源オン信
号の受信を判定したときにオンし、このスイッチ4がオ
ンすると、待機用電源回路22に代わって、主電源回路
5からダイオード23を介してリモコン受信部2に電源
が供給される。
【0004】ところが、上記のシステムでは、リモコン
受信部を常時作動させておく必要があるために、電子機
器の待機状態における消費電力の総合計が無視できない
程度に大きくなっている。そこで、待機状態時の消費電
力の削減を行うための装置が、たとえば、特開平11−
272371号において提案されている。この装置で
は、待機状態時にリモコン受信部の制御用マイコンの省
電力を設定し、主電源をオンする時には、先に省電力モ
ード解除信号を送信して待機状態にする。この装置によ
ると、主電源がオフされている通常の時にはリモコン受
信部が省電力モードとなっているために消費電力の削減
を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
装置では、待機状態での消費電力を削減することは出来
るが、その消費電力が0にはならない。このため、リモ
コン受信部の制御マイコンを省電力モードに設定したと
しても、多数の電子機器全体としては十分な省電力にな
らないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、待機状態においてリモコ
ン受信部の消費電力をゼロにでき、または省電力性をか
なり高めることのできるリモコン送受信システムを提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために以下のように構成される。
【0008】(1)光または電磁波の信号を送信するリ
モコン送信部と、前記信号を受信するリモコン受信部と
からなるリモコン送受信システムにおいて、前記リモコ
ン送信部は、電源オン信号を送信するときに電源オンサ
ブ信号を送信する電源オンサブ信号送信部と、電源オン
サブ信号送信直後に電源オンメイン信号を送信する電源
オンメイン信号送信部とを有し、前記リモコン受信部
は、前記電源オンメイン信号を受信して主電源オン信号
を生成する電源オンメイン信号受信部と、主電源オン信
号でオンして主電源を主電源回路に供給する主電源スイ
ッチ素子と、電源オンメイン信号受信部に電源を供給す
る副電源回路と、前記電源オンサブ信号を受信して副電
源オン信号を生成する電源オンサブ信号受信部と、副電
源オン信号でオンして主電源を前記副電源回路に供給す
る副電源スイッチ素子と、電源オンサブ信号受信部に電
源を供給する二次電池および同電池に充電する太陽電池
からなる太陽電池回路と、を有することを特徴とする。
【0009】リモコンに設けられるリモコン送信部は、
電源オン信号を送信する時に、まず電源オンサブ信号を
送信し、ついでその直後に電源オンメイン信号を送信す
る。本発明をテレビ受像機に適用した場合には、チャン
ネルの切り換えなどの信号は電源オンメイン信号送信部
から送信されるようにする。したがって、電源オンサブ
信号送信部は、電源オン信号を送信する時に作動するだ
けである。電源オンサブ信号と電源オンメイン信号とを
区別するために、それぞれの信号は光または電磁波搬送
波の波長を変えたりまたは変調信号を変える。送信媒体
として赤外光などの光を使用する場合には両方の信号の
波長を少し変え、且つ変調信号を変えるのが好ましい。
【0010】リモコン受信部では、通常の待機状態にお
いては主電源スイッチ素子と副電源スイッチ素子の両方
がオフしている。副電源スイッチ素子がオフしているた
めに、電源オンメイン信号受信部に対する電源供給がな
い。この電源オンメイン信号受信部は、電源オンメイン
信号を受信するとともにチャンネル信号などを受信して
その判別を行い各制御信号を作成する機能を持つもので
あって、従来の待機回路に相当する。一方、電源オンサ
ブ信号受信部は太陽電池回路から常時電源供給されてい
る。この電源オンサブ信号受信部は、電源オンサブ信号
を受信して副電源オン信号を生成するだけの回路である
ために、電力消費は極めて小さい。そして、二次電池お
よび同電池に充電する太陽電池からなる太陽電池回路に
よってこの電源を供給するようにしているために、主電
源からの電源供給は0である。
【0011】リモコン受信部は以上のように構成されて
いるために、電源オンサブ信号が受信されない限り同リ
モコン受信部に対する主電源からの電力供給は0であ
る。電源オンサブ信号が受信された時に、初めて副電源
回路が作動して、従来の待機回路に相当する電源オンメ
イン信号受信部が機能する。リモコン送信部では、電源
オンサブ信号を送信した直後に電源オンメイン信号を送
信するために、副電源からの電源供給が開始された電源
オンメイン信号受信部では、直ちに電源オンメイン信号
を受信することになり、その結果、主電源スイッチ素子
をオンして本体に電源を供給する。
【0012】なお、送信媒体としては、赤外光等の光の
他、マイクロ波などの電磁波を使用することも可能であ
る。
【0013】以上の構成で、電源オンサブ信号受信部は
電源オンサブ信号を受信して副電源オン信号を生成する
だけの回路であるために、消費電力を極めて小さなもの
にすることができる。このため、太陽電池のセルの大き
さも二次電池の大きさも小さくすることができ、省資源
化に寄与する。
【0014】(2)前記リモコン送信部は、前記電源オ
ンサブ信号送信部と前記電源オンメイン信号送信部が同
一の送信部で構成され、前記電源オンメイン信号受信部
と前記電源オンサブ信号受信部との信号受信の前段部を
共通回路で構成し、前記太陽電池回路はこの共通回路部
にも電源を供給するようにした。
【0015】本発明は、電源オンメイン信号受信部と電
源オンサブ信号受信部との信号受信の前段部を共通回路
で構成しているために、受信部が1つでよい利点があ
る。なお、電源オンサブ信号と電源オンメイン信号をそ
れぞれ赤外光などの光を変調して送信するようにした場
合には、両方の信号受信部の受光部が1つでよいことに
なる。これにより、リモコン受信部の小型化とコストダ
ウンを図ることができる。
【0016】(3)光または電磁波の信号を送信するリ
モコン送信部と、前記信号を受信するリモコン受信部と
からなるリモコン送受信システムにおいて、前記リモコ
ン受信部は、該リモコン受信部に電源を供給する二次電
池および該二次電池を充電するとともにリモコン受信部
に電源を供給する副電源回路と、前記二次電池の電圧を
監視する電圧監視回路と、監視電圧が一定以下になると
オンして前記副電源回路へ主電源から電源を供給する副
電源スイッチ素子と、電源オン信号でオンして主電源を
主電源回路に供給する主電源スイッチ素子とを有し、さ
らに、電源オン信号を受信したときに、主電源スイッチ
素子をオンする直前に前記副電源スイッチ素子をオンす
ることを特徴とする。
【0017】本発明では、副電源回路が従来の待機用電
源回路に相当する。この副電源回路は、電源オン信号受
信部に主電源が入ってない時にも常時電源供給すること
になるが、この電源は、常に一定の電圧に維持されてい
る二次電池によって供給される。すなわち、二次電池
は、電圧監視回路によって常時電圧監視され、電圧が低
下すると主電源から充電される。この回路では、二次電
池は、通常は太陽電池によって充電されているために、
主電源から副電源回路が充電されることはそれほどな
い。しかし、太陽電池が機能しない夜間などでは、必要
に応じて電圧監視回路が作動して主電源から副電源回路
を介して二次電池への充電が行われる。したがって、全
体としては太陽電池によって二次電池が充電されるため
に主電源オフ時の消費電力を低減させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図2は、本発明の第1の実施形態
のリモコン送受信システムであり、特にテレビ受像機に
使用されるシステムの構成図である。図1に示す従来の
システムと同一〜類似の部分については同一符号を付し
ている。
【0019】このシステムが従来のシステムと相違する
点は、リモコン送信機1が2種類の赤外光L1、L2を
別々に発する送信部を備えている点と、リモコン受信部
2が受光ユニット24と、フィルタ回路26と、副電源
スイッチ素子25とを備えている点である。また、図1
に示す従来のシステムでは、待機用電源回路22を設け
ていたが、本実施形態ではこれを副電源回路22として
いる。
【0020】図3は、リモコン送信機1の構成図であ
る。このリモコン送信機1は、電源オンオフキー、チャ
ンネルキー等を含むキーボード10と、入力されたキー
に対応する送信信号を形成するマイコン11と、2つの
赤外光変調部12、13と電池14とを備えている。赤
外光変調部12、13は、それぞれ赤外光発光ダイオー
ド12a、13aと、これらの赤外光を所定の符号パル
スで変調する変調部(図示せず)等を備えている。赤外
光変調部12は、電源オンキーが操作された時に、後述
の電源オンメイン信号を送信したり、その他のキーが操
作された時にそれに対応する信号を送信する。赤外光変
調部13は、電源オンキーが操作された時に、上記電源
オンメイン信号に先行して電源オンサブ信号を送信す
る。この赤外光変調部13は、その他のキー操作に対し
ては送信動作をしない。
【0021】リモコン受信部2は、赤外光L1を受光す
る受光ユニット20と、赤外光L2を受光する受光ユニ
ット24とを備えている。受光ユニット20は、図1に
示す従来のリモコン受信部の受光ユニットと同じもので
ある。受光ユニット24は、リモコン送信機1の赤外光
変調部13からの赤外光L2のみを受光するために、そ
の赤外光L2の受光のみを判別できる機能だけがあれば
よく、マイコン21のような全てのキー操作の判別を行
う機能を必要としない。したがって、受光ユニット24
の後段には、赤外光L2が特定の符号パルスによって変
調されているかどうかだけを認識するための簡単なフィ
ルタ回路26だけが接続されている。また、このような
回路であるために、受光ユニット24およびフィルタ回
路26の消費電力は極めて小さく、そのためその電源供
給は、小さなセルの太陽電池24bと小さな容量の二次
電池24cとからなる太陽電池回路24dで賄うように
している。太陽電池24bは、外光によって発電し、こ
れによって生じた電流により二次電池24cが充電され
る。受光ユニット24は、赤外光L2を受光する受光ダ
イオードおよびその他のCR回路で構成され、これにフ
ィルタ回路26が接続される。
【0022】25は副電源スイッチ素子であり、MOS
FETで構成される。図4は、この回路を示している。
MOSFETのゲート、ドレインにはそれぞれ主電源と
副電源回路22が接続され、ゲートにはフィルタ回路2
6が接続されている。また、ゲートにはコンデンサCが
接続されていて、フィルタ回路26からの出力がこのコ
ンデンサCにチャージされることによって、フィルタ回
路26からの出力がオフしてもMOSFETのオン時間
が引き延ばされるようにしている。
【0023】図5は、電源オンサブ信号受信部の回路図
を示している。受光ダイオード24aは、変調された赤
外光L2を受光し、光電変換した変調信号を、後段のC
R回路によって復調し、得られた符号化信号をフィルタ
回路26に出力する。フィルタ回路26では、入力され
た符号化信号があらかじめ設定した符号化信号と同じで
あるかどうかを判定し、同じであれば副電源スイッチ素
子25をオンする。なお、本実施形態では、赤外光L2
を符号化パルスによって変調するものとしているが、一
定の周波数のパルスで変調し、フィルタ回路26はその
周波数の信号を判定するバンドパスフィルタ回路で構成
してもよい。
【0024】次に、動作を説明する。
【0025】テレビ受像機本体においては、通常、主電
源メインスイッチ3が投入されているが、主電源スイッ
チ4はオフ状態にある。この状態では、従来の待機回路
に相当する受光ユニット20およびマイコン21には電
源が供給されていない。したがって、受光ユニット20
は赤外光L1を受光することができない。
【0026】一方、赤外光L2の電源オンサブ信号を受
信することのできる受光ユニット24は、太陽電池24
bおよび二次電池24cからなる太陽電池回路24dに
よって、常時動作状態にある。そこで、この状態でリモ
コン送信機1の電源オンキーを操作すると、まず、電源
オンサブ信号が赤外光L2によって送信され、その直後
に電源オンメイン信号が赤外光L1によって受光され
る。
【0027】受光ユニット24が電源オンサブ信号を受
光すると、フィルタ回路26によって、その信号が電源
オンサブ信号であることを判定し、副電源スイッチ素子
25をオンする。すると、主電源から副電源回路22に
電源供給され、副電源回路22は受光ユニット20およ
びマイコン21に対して電源を供給する。この時、リモ
コン送信機1からは電源オンメイン信号が赤外光L1と
して送信されているために、受光ユニット20がその赤
外光L1を受光して電源オンメイン信号をマイコン21
に出力する。マイコン21は、電源オンメイン信号であ
ることを判定すると、主電源スイッチ素子4をオンす
る。これによって、主電源は主電源回路5に供給され、
テレビ受像機本体の主電源がオンとなる。また、主電源
回路5からは、ダイオード23を介して受光ユニット2
0およびマイコン21に対して電源が供給されるように
なる。
【0028】以下、リモコン送信機1からチャンネル信
号等の制御信号が赤外光L1として送信され、受光ユニ
ット20がこれを受けて、マイコン21に出力し、マイ
コン21は、その信号がどのような制御内容の信号であ
るかを判定して、所定の制御信号を作成しテレビ受像機
本体の各部へ出力する。
【0029】以上の動作により、テレビ受像機本体が従
来の待機状態にある時、すなわち主電源がオフしている
状態の時には、受光ユニット20およびマイコン21に
対して供給される電力は0であり、また、受光ユニット
24に対する主電源側からの電源供給も0である。した
がって、待機状態においては、消費電力が0となり極め
て優れた省電力性能を得ることができる。
【0030】また、受光ユニット24及びフィルタ回路
26は、その消費電力が極めて小さいために、必要な太
陽電池24bの大きさおよび二次電池24cの容量は極
めて小さなものでよい。このため、省資源にも優れたも
のとなる。
【0031】図6は、上記実施形態の電源オンキー操作
時のタイミングチャートを示している。
【0032】リモコン送信機1の電源オンキーを操作す
ると、赤外光L2によって電源オンサブ信号を100m
sec出力し、10msec後に赤外光L1によって電
源オンメイン信号を50〜100msec送信する。フ
ィルタ回路26の出力(a)は、上記電源オンサブ信号
に同期して出力され、これによって、副電源スイッチ素
子25がオンする。この副電源スイッチ素子25のオン
時間は、図4に示すコンデンサCの充電容量によって決
まる。このタイミングチャートに示すように、その時間
は、少なくとも電源オンメイン信号が立ち下がるまでの
長さが必要である。
【0033】副電源回路22の電源出力は、受光ユニッ
ト20およびマイコン21に対して供給されるが、この
長さは副電源スイッチ25のオン時間に同じである。
【0034】受光ユニット20の出力(b)は、赤外光
L1による電源オンメイン信号に同期し、この後Δtの
時間(マイコン21の判定時間)を経過してから主電源
スイッチ素子4がオンする。すると、主電源回路5の出
力(c)が立ち上がって、テレビ受像機本体の電源が入
る。受光ユニット20およびマイコン21に電源が供給
される期間は、副電源回路22の出力が立ち上がった時
から、次にリモコン送信機1の電源オフキーが操作され
る時までである。リモコン送信機1の電源オフキーが操
作されると、電源オフ信号が赤外光L1によって送信さ
れ、これが受光ユニット20によって検出されてマイコ
ン21が電源オフ信号を出力する。電源オフ信号によっ
て主電源スイッチ素子4がオフする。
【0035】図7は、本発明の第2の実施形態を示して
いる。
【0036】構成において、図2に示す実施形態と相違
する点は、リモコン送信機1の送信部が1つであること
と、電源オンメイン信号受信部の受光ユニット20と電
源オンサブ信号受信部の受光ユニットとの信号受信の前
段部、すなわち受光ユニットを共通化した点である。す
なわち、リモコン送信機1は、従来のリモコン送信機を
同じ構成のもので良く、また、電源オンメイン信号受信
部の受光ユニット20において、電源オフサブ信号受信
部の受光ユニットを兼用する。受光ユニット20の出力
は、それぞれマイコン21とフィルタ回路26に出力さ
れる。したがって、受光ユニット20が電源オンサブ信
号を受信した時にはフィルタ回路26によって、その信
号が検出され、副電源スイッチ素子25をオンする。ま
た、受光ユニット20が電源オンメイン信号を受信した
時には、マイコン21がその信号を検出して主電源スイ
ッチ素子4をオンする。
【0037】図8は、上記17に示す実施形態の電源オ
ンキー操作時のタイミングチャートを示している。
【0038】図6のタイミングチャートと相違する点
は、リモコン送信機1から出力される赤外光L1、L2
が変調信号だけが異なるものとなっており、受光ユニッ
ト20の出力(e)には、電源オンサブ信号と電源オン
メイン信号が続けて現れる点である。図8では、電源オ
ンサブ信号と電源オンメイン信号のベースバンド成分を
示していないが、実際にはフィルタ回路26およびマイ
コン21によって、これらの信号の判別が行われる。な
お、ベースバンド信号はこの実施形態では符号化された
信号であるが、特定周波数のパルス信号であってもよ
い。この場合にはフィルタ回路26はその周波数成分を
判定するバンドパスフィルタとなる。
【0039】この実施形態では、リモコン送信機1の構
成が従来のものと同じで良い利点がある。但し、赤外光
はL1とL2の種類を送信する必要がある。
【0040】図9は、本発明の第3の実施形態の構成図
である。
【0041】このリモコン送受信システムでは、リモコ
ン送信機1は、従来の送信機と全く同じ構成であって、
赤外光L1は、従来と同様に電源オン信号、チャンネル
等の制御信号を送る。受光ユニット20は、その信号を
復調してマイコン21に出力する。マイコン21は、入
力された信号の符号化パルス列を判定することによっ
て、各部の制御信号を作成する。したがって、電源オン
信号を受信すると、主電源スイッチ素子4のオン信号を
形成する。ここまでの構成と動作は図1に示す従来のシ
ステムと同じである。
【0042】この実施形態では、マイコン21は、電源
スイッチ素子4とともに副電源スイッチ素子25のオン
信号も形成する。後述するように、マイコン21は、電
源オン信号を受けた時に、まず副電源スイッチ素子25
をオンして、その直後に主電源スイッチ素子4をオンす
る。
【0043】副電源回路22は、受光ユニット20およ
びマイコン21に電源を供給するが、同時に二次電池2
4cに対しても充電を行う。二次電池24cは、副電源
回路22が作動しない時に受光ユニット20およびマイ
コン21に対して電源供給する。二次電池24cの電圧
は電圧監視回路27によって常時監視されており、その
電圧が一定電圧以下となった場合に副電源スイッチ素子
25をオンする。すると、主電源から副電源回路22に
電源が供給され、副電源回路22が作動して、受光ユニ
ット20、マイコン21に電源供給するとともに二次電
池24cを充電する。
【0044】以上の構成において、電子機器本体がオフ
している時には、二次電池24cによって受光ユニット
20およびマイコン21に対して電源が供給されてい
る。すなわち、受光ユニット20およびマイコン21に
よってリモコン送信機1からの信号を待機している。こ
の状態で、二次電池24cの電圧が低下すると、電圧監
視回路27がその状態を検出して、副電源スイッチ素子
25をオンする。すると、主電源から副電源回路22に
電源が供給され、二次電池24cへの充電が開始され
る。二次電池24cの充電が十分に行われるまで副電源
スイッチ素子25がオンし、且つ、副電源回路22から
受光ユニット20およびマイコン21に対して電源が供
給される。したがって、テレビ受像機本体が電源オフの
状態時には、副電源スイッチ素子25が時々オンするこ
とによって二次電池24cの充電が行われている。
【0045】一方、マイコン21は、電源オン信号を受
信すると、主電源スイッチ素子4をオンする前に副電源
スイッチ素子25をオンする。このようにするのは、主
電源スイッチ素子4は、電流容量の大きい素子で構成す
る必要があるために、そのドライブ電流が大きくなるか
らである。つまり、最初に、副電源スイッチ素子25を
オンして副電源回路22を作動させた状態で、主電源ス
イッチ素子4を駆動する。このようにすると、電流容量
の大きい主電源スイッチ素子4を副電源回路22で駆動
できるため、二次電池24cの容量を小さくできる。
【0046】ところで、上記の回路では、副電源回路2
2が常時オンしている訳ではなく、電源オフ状態の時に
は時々オンして二次電池24cを充電する程度である。
一方、副電源回路22が作動して受光ユニット20およ
びマイコン21に電源を供給する時の電源供給効率は、
その電圧変換に際して変換損失があるため、二次電池2
4cから電源へ供給する時の効率に比べて当然に低くな
る。このため、副電源回路22を常時作動させて受光ユ
ニット20およびマンコン21を作動させておく従来の
構成に比較して、本実施形態では基本的に二次電池24
cで電源供給を行い、時々副電源回路22を作動させる
ようにしているために、全体として消費電力を低減させ
ることができる。また、マイコン21は、電源オン信号
を受信した時に、主電源スイッチ素子4をオンする直前
に副電源スイッチ素子25をオンするようにしているた
め、二次電池24cの容量を非常に小さなものにでき
る。
【0047】以上のように、本実施形態のリモコン送受
信システムでは、リモコン送信機1の構成を従来と同じ
ものにでき、且つ、全体として相当に省電力機能を持た
せることができる。
【0048】さらに他の実施形態として二次電池24c
に並列に太陽電池24bを接続し、この太陽電池24b
で二次電池24cへ常時充電できるようにしておけば、
テレビ受像機本体の電源オフ時において副電源スイッチ
素子25のオン時間を少なくすることができる。このた
め、副電源回路22の動作頻度も低下し、消費電力をさ
らに低減することができる。
【0049】なお、上記の実施形態では、リモコン送受
信システムをテレビ受像機に適用したものを示したが、
ビデオテープレコーダ、AVシステム、空調機器など、
リモコンを使用するあらゆる機器に適用することが可能
である。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を予想する
ことができる。
【0051】電子機器の電源が入っていない待機状態の
時には、基本的に商用電源からの電力消費量はゼロであ
る。このため、従来、待機状態のときに無駄な電力を消
費していた多数の電子機器全体に本発明を適用すること
で、極めて顕著な電力消費減を実現することができる。
また、電源オンサブ信号受信部は電源オンサブ信号を受
信して副電源オン信号を生成するだけの回路であるため
に、消費電力を極めて小さなものにすることができる。
このため、太陽電池のセルの大きさも二次電池の大きさ
も小さくすることができ、省資源化に寄与する。
【0052】また、リモコン送信機を従来と同じ構成に
した場合であっても、省電力性能を高めることが出来、
且つ、二次電池容量も小さくて済む利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のリモコン送受信システムの構成図
【図2】本発明の実施形態の構成図
【図3】同実施形態のリモコン送信機の構成図
【図4】副電源スイッチ素子の構成例
【図5】電源オンサブ信号受信部の構成図
【図6】同実施形態のタイミングチャート
【図7】本発明の他の実施形態の構成図
【図8】同実施形態のタイミングチャート
【図9】本発明のさらに他の実施形態の構成図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光または電磁波の信号を送信するリモコ
    ン送信部と、前記信号を受信するリモコン受信部とから
    なるリモコン送受信システムにおいて、 前記リモコン送信部は、 電源オン信号を送信するときに電源オンサブ信号を送信
    する電源オンサブ信号送信部と、電源オンサブ信号送信
    直後に電源オンメイン信号を送信する電源オンメイン信
    号送信部とを有し、 前記リモコン受信部は、 前記電源オンメイン信号を受信して主電源オン信号を生
    成する電源オンメイン信号受信部と、主電源オン信号で
    オンして主電源を主電源回路に供給する主電源スイッチ
    素子と、電源オンメイン信号受信部に電源を供給する副
    電源回路と、 前記電源オンサブ信号を受信して副電源オン信号を生成
    する電源オンサブ信号受信部と、副電源オン信号でオン
    して主電源を前記副電源回路に供給する副電源スイッチ
    素子と、電源オンサブ信号受信部に電源を供給する二次
    電池および同電池に充電する太陽電池からなる太陽電池
    回路と、 を有することを特徴とする、リモコン送受信システム。
  2. 【請求項2】 前記リモコン送信部は、前記電源オンサ
    ブ信号送信部と前記電源オンメイン信号送信部が同一の
    送信部で構成され、前記電源オンメイン信号受信部と前
    記電源オンサブ信号受信部との信号受信の前段部を共通
    回路で構成し、前記太陽電池回路はこの共通回路部にも
    電源を供給するようにした、請求項1記載のリモコン送
    受信システム。
  3. 【請求項3】 光または電磁波の信号を送信するリモコ
    ン送信部と、前記信号を受信するリモコン受信部とから
    なるリモコン送受信システムにおいて、 前記リモコン受信部は、 該リモコン受信部に電源を供給する二次電池および該二
    次電池を充電するとともにリモコン受信部に電源を供給
    する副電源回路と、前記二次電池の電圧を監視する電圧
    監視回路と、監視電圧が一定以下になるとオンして前記
    副電源回路へ主電源から電源を供給する副電源スイッチ
    素子と、電源オン信号でオンして主電源を主電源回路に
    供給する主電源スイッチ素子とを有し、 さらに、電源オン信号を受信したときに、主電源スイッ
    チ素子をオンする直前に前記副電源スイッチ素子をオン
    することを特徴とする、リモコン送受信システム。
  4. 【請求項4】 前記二次電池を充電する太陽電池を有す
    ることを特徴とする、請求項3記載のリモコン送受信シ
    ステム。
  5. 【請求項5】 前記電源オンサブ信号と電源オンメイン
    信号は、それぞれ異なった信号で変調された変調光であ
    る、請求項1〜4のいずれかに記載のリモコン送受信シ
    ステム。
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