JP2001308890A - 多重伝送システム、及び多重伝送方法 - Google Patents
多重伝送システム、及び多重伝送方法Info
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- JP2001308890A JP2001308890A JP2000126582A JP2000126582A JP2001308890A JP 2001308890 A JP2001308890 A JP 2001308890A JP 2000126582 A JP2000126582 A JP 2000126582A JP 2000126582 A JP2000126582 A JP 2000126582A JP 2001308890 A JP2001308890 A JP 2001308890A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 簡易な手順で多重伝送を行うことが可能であ
り、且つ伝送線路の伝送帯域を効率よく使用することが
できる多重伝送システム、及び多重伝送方法を実現す
る。 【解決手段】 アドレス設定部5は共有されるデータバ
スA2へのデータ出力状態に基づいて、各装置100、
101、102に対して順次、データバスA2へのデー
タ出力許可として、アドレスバスA1へ指定アドレスを
出力する。この出力されたアドレスに該当する装置が、
他の装置から通知されるデータ出力状態に基づいてデー
タバスA2へデータを出力し、他の装置に対してそのデ
ータ出力状態を通知するために、データ出力制御バスA
3へデータ出力通知信号を出力する。
り、且つ伝送線路の伝送帯域を効率よく使用することが
できる多重伝送システム、及び多重伝送方法を実現す
る。 【解決手段】 アドレス設定部5は共有されるデータバ
スA2へのデータ出力状態に基づいて、各装置100、
101、102に対して順次、データバスA2へのデー
タ出力許可として、アドレスバスA1へ指定アドレスを
出力する。この出力されたアドレスに該当する装置が、
他の装置から通知されるデータ出力状態に基づいてデー
タバスA2へデータを出力し、他の装置に対してそのデ
ータ出力状態を通知するために、データ出力制御バスA
3へデータ出力通知信号を出力する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の装置に共通
に設けられた伝送線路を使用し、データを多重して伝送
する多重伝送システム、及び多重伝送方法に関する。
に設けられた伝送線路を使用し、データを多重して伝送
する多重伝送システム、及び多重伝送方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数の装置に共通に設けられ
た伝送線路でデータを多重伝送する多重伝送方法とし
て、時分割多重化による方法が知られている。この時分
割多重化方法は各装置が伝送線路へデータを出力する時
間を予め定め、周期的にそのデータ出力時間を割り当て
ることによって多重伝送を行う方法であり、各装置に割
り当てられる所定のデータ量が保証される。
た伝送線路でデータを多重伝送する多重伝送方法とし
て、時分割多重化による方法が知られている。この時分
割多重化方法は各装置が伝送線路へデータを出力する時
間を予め定め、周期的にそのデータ出力時間を割り当て
ることによって多重伝送を行う方法であり、各装置に割
り当てられる所定のデータ量が保証される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の多重伝送方法では、各装置への所定のデータ量が保証
される反面、所定のデータ量に満たないデータしか伝送
しない装置や、所定のデータ量を超えるデータを多重化
する必要がある装置が含まれる場合には、データ量が決
定されているという制約により、伝送線路の伝送帯域を
効率よく使用できないという問題がある。また、この問
題を解決する方法として、パケットによる多重化方法が
知られているが、パケットを送受信する装置間の送受手
順が複雑である。
の多重伝送方法では、各装置への所定のデータ量が保証
される反面、所定のデータ量に満たないデータしか伝送
しない装置や、所定のデータ量を超えるデータを多重化
する必要がある装置が含まれる場合には、データ量が決
定されているという制約により、伝送線路の伝送帯域を
効率よく使用できないという問題がある。また、この問
題を解決する方法として、パケットによる多重化方法が
知られているが、パケットを送受信する装置間の送受手
順が複雑である。
【0004】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、その目的は、簡易な手順で多重伝送を行う
ことが可能であり、且つ伝送線路の伝送帯域を効率よく
使用することができる多重伝送システム、及び多重伝送
方法を提供することにある。
れたもので、その目的は、簡易な手順で多重伝送を行う
ことが可能であり、且つ伝送線路の伝送帯域を効率よく
使用することができる多重伝送システム、及び多重伝送
方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、複数の装置と、前記複
数の装置に共通に設けられた伝送線路とを具備する多重
伝送システムにおいて、前記複数の装置はそれぞれに、
他の前記装置に対して、前記伝送線路へのデータ出力状
態を通知するデータ出力通知手段と、前記伝送線路への
データ出力許可時に、他の前記装置から通知される前記
データ出力状態に基づいて前記伝送線路へデータを出力
するデータ出力手段とを具備し、前記データ出力状態に
基づいて、前記複数の装置に対して順次、前記データ出
力許可を与える多重化制御手段を具備することを特徴と
する。
めに、請求項1に記載の発明は、複数の装置と、前記複
数の装置に共通に設けられた伝送線路とを具備する多重
伝送システムにおいて、前記複数の装置はそれぞれに、
他の前記装置に対して、前記伝送線路へのデータ出力状
態を通知するデータ出力通知手段と、前記伝送線路への
データ出力許可時に、他の前記装置から通知される前記
データ出力状態に基づいて前記伝送線路へデータを出力
するデータ出力手段とを具備し、前記データ出力状態に
基づいて、前記複数の装置に対して順次、前記データ出
力許可を与える多重化制御手段を具備することを特徴と
する。
【0006】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記データ出力手段は、出力するデー
タ量に応じて随時、データ出力時間を変更することを特
徴とする。
の発明において、前記データ出力手段は、出力するデー
タ量に応じて随時、データ出力時間を変更することを特
徴とする。
【0007】本発明の多重伝送システムの実施形態によ
れば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置に予め設
定される各装置個別のアドレスの内、いずれか一つのア
ドレスを指定して前記複数の装置に通知することによっ
て、前記データ出力許可の付与を行うことを特徴とす
る。
れば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置に予め設
定される各装置個別のアドレスの内、いずれか一つのア
ドレスを指定して前記複数の装置に通知することによっ
て、前記データ出力許可の付与を行うことを特徴とす
る。
【0008】また、本発明の多重伝送システムの実施形
態によれば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置が
接続されるアドレスバスへ前記指定したアドレスを出力
することによって、前記データ出力許可の付与を行うこ
とを特徴とする。また、本発明の多重伝送システムの実
施形態によれば、前記データ出力通知手段は、前記複数
の装置が接続されるデータ出力制御バスへ前記データ出
力状態を示すデータ出力通知信号を出力することによっ
て、前記データ出力状態の通知を行うことを特徴とす
る。
態によれば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置が
接続されるアドレスバスへ前記指定したアドレスを出力
することによって、前記データ出力許可の付与を行うこ
とを特徴とする。また、本発明の多重伝送システムの実
施形態によれば、前記データ出力通知手段は、前記複数
の装置が接続されるデータ出力制御バスへ前記データ出
力状態を示すデータ出力通知信号を出力することによっ
て、前記データ出力状態の通知を行うことを特徴とす
る。
【0009】また、本発明の多重伝送システムの実施形
態によれば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置の
内いずれか一つの装置に具備されることを特徴とする。
態によれば、前記多重化制御手段は、前記複数の装置の
内いずれか一つの装置に具備されることを特徴とする。
【0010】請求項3に記載の発明は、複数の装置と、
前記複数の装置に共通に設けられた伝送線路とを具備す
る多重伝送システムにおける多重伝送方法であって、前
記多重伝送方法は、前記伝送線路へのデータ出力状態に
基づいて、前記複数の装置に対して順次、前記伝送線路
へのデータ出力許可を与える過程と、前記データ出力許
可時に、前記装置が他の前記装置から通知される前記デ
ータ出力状態に基づいて前記伝送線路へデータを出力す
る過程と、前記データを出力する装置が他の前記装置に
対して、前記データ出力状態を通知する過程とを含むこ
とを特徴とする。
前記複数の装置に共通に設けられた伝送線路とを具備す
る多重伝送システムにおける多重伝送方法であって、前
記多重伝送方法は、前記伝送線路へのデータ出力状態に
基づいて、前記複数の装置に対して順次、前記伝送線路
へのデータ出力許可を与える過程と、前記データ出力許
可時に、前記装置が他の前記装置から通知される前記デ
ータ出力状態に基づいて前記伝送線路へデータを出力す
る過程と、前記データを出力する装置が他の前記装置に
対して、前記データ出力状態を通知する過程とを含むこ
とを特徴とする。
【0011】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、前記多重伝送方法は、前記伝送線路へ
データを出力する過程において、前記出力するデータ量
に応じて随時、データ出力時間を変更する過程をさらに
含むことを特徴とする。
の発明において、前記多重伝送方法は、前記伝送線路へ
データを出力する過程において、前記出力するデータ量
に応じて随時、データ出力時間を変更する過程をさらに
含むことを特徴とする。
【0012】本発明の多重伝送方法の実施形態によれ
ば、前記多重伝送方法は、前記データ出力許可を与える
過程において、前記複数の装置に予め設定される各装置
個別のアドレスの内、いずれか一つのアドレスを指定し
て前記複数の装置に通知することによって、前記データ
出力許可の付与を行う過程をさらに含むことを特徴とす
る。
ば、前記多重伝送方法は、前記データ出力許可を与える
過程において、前記複数の装置に予め設定される各装置
個別のアドレスの内、いずれか一つのアドレスを指定し
て前記複数の装置に通知することによって、前記データ
出力許可の付与を行う過程をさらに含むことを特徴とす
る。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の一
実施形態について説明する。図1は同実施形態による多
重伝送システムの構成を示すブロック図である。この図
において、多重伝送システムはマスター装置100とス
レーブ装置101、102から構成され、これらの装置
100、101、102は共通に設けられた伝送線路で
あるアドレスバスA1、データバスA2、及びデータ出
力制御バスA3に接続される。なお、各装置100、1
01、102には予め装置個別のアドレスが設定され
る。
実施形態について説明する。図1は同実施形態による多
重伝送システムの構成を示すブロック図である。この図
において、多重伝送システムはマスター装置100とス
レーブ装置101、102から構成され、これらの装置
100、101、102は共通に設けられた伝送線路で
あるアドレスバスA1、データバスA2、及びデータ出
力制御バスA3に接続される。なお、各装置100、1
01、102には予め装置個別のアドレスが設定され
る。
【0014】図1の各装置100、101、102にお
いて、1、11、21はデータバスA2へのデータ出力
許可が付与される装置のアドレスをアドレスバスA1か
ら受信するアドレス指定受信部、2、12、22はデー
タ出力制御バスA3を介して、データバスA2へのデー
タ出力中を示すデータ出力通知信号を他の装置に送信
し、また他の装置が送信するデータ出力通知信号を受信
するデータ出力通知信号送受信部、3、13、23はア
ドレス指定受信部1、11、21によって受信されたア
ドレスと、データ出力通知信号送受信部2、12、22
によって受信されたデータ出力通知信号とに基づいてデ
ータバスA2へデータを出力し、このデータ出力中の状
態であることをデータ出力が終了する迄、データ出力通
知信号送受信部2、12、22へ通知するデータ出力部
である。このデータ出力部3、13、23はそれぞれデ
ータを出力する際に、ヘッダを先頭とするフレームとし
てデータを出力する。
いて、1、11、21はデータバスA2へのデータ出力
許可が付与される装置のアドレスをアドレスバスA1か
ら受信するアドレス指定受信部、2、12、22はデー
タ出力制御バスA3を介して、データバスA2へのデー
タ出力中を示すデータ出力通知信号を他の装置に送信
し、また他の装置が送信するデータ出力通知信号を受信
するデータ出力通知信号送受信部、3、13、23はア
ドレス指定受信部1、11、21によって受信されたア
ドレスと、データ出力通知信号送受信部2、12、22
によって受信されたデータ出力通知信号とに基づいてデ
ータバスA2へデータを出力し、このデータ出力中の状
態であることをデータ出力が終了する迄、データ出力通
知信号送受信部2、12、22へ通知するデータ出力部
である。このデータ出力部3、13、23はそれぞれデ
ータを出力する際に、ヘッダを先頭とするフレームとし
てデータを出力する。
【0015】マスター装置100において、4はデータ
バスA2を介してデータ出力部3、13、23からデー
タを受信するデータ受信部、5はデータ出力通知信号送
受信部2によって受信されたデータ出力通知信号に基づ
いて、各装置100、101、102に対して順次、デ
ータ出力許可を与えることによって多重化制御を行うア
ドレス設定部であり、各装置100、101、102の
アドレスからいずれか一つのアドレスを順次指定してア
ドレスバスA1へ出力する。なお、マスター装置100
は各装置100、101、102で使用されるクロック
(図示せず)を生成して分配する。
バスA2を介してデータ出力部3、13、23からデー
タを受信するデータ受信部、5はデータ出力通知信号送
受信部2によって受信されたデータ出力通知信号に基づ
いて、各装置100、101、102に対して順次、デ
ータ出力許可を与えることによって多重化制御を行うア
ドレス設定部であり、各装置100、101、102の
アドレスからいずれか一つのアドレスを順次指定してア
ドレスバスA1へ出力する。なお、マスター装置100
は各装置100、101、102で使用されるクロック
(図示せず)を生成して分配する。
【0016】なお、上述した図1の多重伝送システムに
おいては、スレーブ装置101、102からマスター装
置100へのデータ伝送、及びマスター装置100のデ
ータ出力部3からデータ受信部4へのデータ伝送がデー
タバスA2を共有して行われる。
おいては、スレーブ装置101、102からマスター装
置100へのデータ伝送、及びマスター装置100のデ
ータ出力部3からデータ受信部4へのデータ伝送がデー
タバスA2を共有して行われる。
【0017】次に、図2を参照して、図1に示す多重伝
送システムによって、各装置100、101、102か
ら出力されるフレームがデータバスA2で多重伝送され
る動作について説明する。図2(a)〜(d)は、図1
の多重伝送システムにより、データバスA2上で多重化
された多重化フレームの構成例を示す図である。この図
2(a)〜(d)において、各装置100、101、1
02から出力されるフレームB1〜B4は、それぞれヘ
ッダ16bitと、16bitを1ブロックとするデー
タとから構成される。
送システムによって、各装置100、101、102か
ら出力されるフレームがデータバスA2で多重伝送され
る動作について説明する。図2(a)〜(d)は、図1
の多重伝送システムにより、データバスA2上で多重化
された多重化フレームの構成例を示す図である。この図
2(a)〜(d)において、各装置100、101、1
02から出力されるフレームB1〜B4は、それぞれヘ
ッダ16bitと、16bitを1ブロックとするデー
タとから構成される。
【0018】初めに、各装置個別のアドレスとして、マ
スター装置100には「0」が、スレーブ装置101に
は「1」が、スレーブ装置102には「2」がそれぞれ
設定されている。先ず、多重伝送システムの初期化が完
了し、データバスA2へのデータ出力が行われていない
状態において、マスター装置100のアドレス設定部5
はアドレス「0」をアドレスバスA1へ出力する。この
アドレス「0」がアドレスバスA1へ出力されると、マ
スター装置100のデータ出力部3は、アドレス指定受
信部1により受信されたアドレス「0」によってデータ
出力許可を認識し、データ出力通知信号送受信部2のデ
ータ出力通知信号未受信によってデータ出力可と判断し
て、データバスA2へ図2(a)に示すヘッダと2ブロ
ックのデータとからなるフレームB1を出力する。ま
た、データ出力通知信号送受信部2はデータ出力制御バ
スA3へデータ出力通知信号を出力する。この出力され
たデータ出力通知信号の受信をデータ出力通知信号送受
信部2から受けると、アドレス設定部5はアドレス
「1」をアドレスバスA1へ出力する。
スター装置100には「0」が、スレーブ装置101に
は「1」が、スレーブ装置102には「2」がそれぞれ
設定されている。先ず、多重伝送システムの初期化が完
了し、データバスA2へのデータ出力が行われていない
状態において、マスター装置100のアドレス設定部5
はアドレス「0」をアドレスバスA1へ出力する。この
アドレス「0」がアドレスバスA1へ出力されると、マ
スター装置100のデータ出力部3は、アドレス指定受
信部1により受信されたアドレス「0」によってデータ
出力許可を認識し、データ出力通知信号送受信部2のデ
ータ出力通知信号未受信によってデータ出力可と判断し
て、データバスA2へ図2(a)に示すヘッダと2ブロ
ックのデータとからなるフレームB1を出力する。ま
た、データ出力通知信号送受信部2はデータ出力制御バ
スA3へデータ出力通知信号を出力する。この出力され
たデータ出力通知信号の受信をデータ出力通知信号送受
信部2から受けると、アドレス設定部5はアドレス
「1」をアドレスバスA1へ出力する。
【0019】次いで、データ出力部3のフレームB1の
出力が終了し、データ出力通知信号送受信部2がデータ
出力通知信号の出力を停止すると、スレーブ装置101
のデータ出力部13は、マスター装置100のデータ出
力部3と同様に、アドレス指定受信部11により受信さ
れたアドレス「1」と、データ出力通知信号送受信部1
2のデータ出力通知信号未受信とによってデータ出力可
と判断し、データバスA2へ図2(b)に示すヘッダと
2ブロックのデータとからなるフレームB2を出力す
る。この出力されたフレームB2は、データバスA2上
でフレームB1と連結された多重化フレームとなる。ま
た、データ出力通知信号送受信部12はデータ出力制御
バスA3へデータ出力通知信号を出力し、この出力され
たデータ出力通知信号の受信をデータ出力通知信号送受
信部2から受けたアドレス設定部5はアドレス「2」を
アドレスバスA1へ出力する。
出力が終了し、データ出力通知信号送受信部2がデータ
出力通知信号の出力を停止すると、スレーブ装置101
のデータ出力部13は、マスター装置100のデータ出
力部3と同様に、アドレス指定受信部11により受信さ
れたアドレス「1」と、データ出力通知信号送受信部1
2のデータ出力通知信号未受信とによってデータ出力可
と判断し、データバスA2へ図2(b)に示すヘッダと
2ブロックのデータとからなるフレームB2を出力す
る。この出力されたフレームB2は、データバスA2上
でフレームB1と連結された多重化フレームとなる。ま
た、データ出力通知信号送受信部12はデータ出力制御
バスA3へデータ出力通知信号を出力し、この出力され
たデータ出力通知信号の受信をデータ出力通知信号送受
信部2から受けたアドレス設定部5はアドレス「2」を
アドレスバスA1へ出力する。
【0020】次いで、データ出力部13のフレームB2
の出力が終了し、データ出力通知信号送受信部12がデ
ータ出力通知信号の出力を停止すると、スレーブ装置1
02のデータ出力部23は、同様にして、アドレス指定
受信部21により受信されたアドレス「2」と、データ
出力通知信号送受信部22のデータ出力通知信号未受信
とによってデータ出力可と判断し、データバスA2へ図
2(c)に示すヘッダと9ブロックのデータとからなる
フレームB3を出力し、フレームB1〜B3の多重化フ
レームが構成される。また、データ出力通知信号送受信
部22から出力されたデータ出力通知信号の受信をデー
タ出力通知信号送受信部2から受けたアドレス設定部5
は出力するアドレスを「0」に戻してアドレスバスA1
へ出力する。
の出力が終了し、データ出力通知信号送受信部12がデ
ータ出力通知信号の出力を停止すると、スレーブ装置1
02のデータ出力部23は、同様にして、アドレス指定
受信部21により受信されたアドレス「2」と、データ
出力通知信号送受信部22のデータ出力通知信号未受信
とによってデータ出力可と判断し、データバスA2へ図
2(c)に示すヘッダと9ブロックのデータとからなる
フレームB3を出力し、フレームB1〜B3の多重化フ
レームが構成される。また、データ出力通知信号送受信
部22から出力されたデータ出力通知信号の受信をデー
タ出力通知信号送受信部2から受けたアドレス設定部5
は出力するアドレスを「0」に戻してアドレスバスA1
へ出力する。
【0021】次いで、同様にマスター装置100のデー
タ出力部3から図2(d)に示すヘッダと2ブロックの
データとからなるフレームB4が出力され、フレームB
1〜B4の多重化フレームが構成される。
タ出力部3から図2(d)に示すヘッダと2ブロックの
データとからなるフレームB4が出力され、フレームB
1〜B4の多重化フレームが構成される。
【0022】上述した実施形態では、アドレス設定部5
が各装置100、101、102のアドレスを順次巡回
して指定することによってデータ出力許可の付与を行
い、各データ出力部3、13、23はこの指定されたア
ドレスと他の装置のデータ出力状態を示すデータ出力通
知信号とによって、データ出力の可否を判断し、データ
出力を行うという簡易な手順で、データバスA1を使用
して、フレーム長が異なるデータや出力時間の異なるデ
ータの多重伝送を行うことができる。
が各装置100、101、102のアドレスを順次巡回
して指定することによってデータ出力許可の付与を行
い、各データ出力部3、13、23はこの指定されたア
ドレスと他の装置のデータ出力状態を示すデータ出力通
知信号とによって、データ出力の可否を判断し、データ
出力を行うという簡易な手順で、データバスA1を使用
して、フレーム長が異なるデータや出力時間の異なるデ
ータの多重伝送を行うことができる。
【0023】なお、上述した実施形態において、各デー
タ出力部3、13、23はデータ出力中に、出力するデ
ータ量に応じて随時、データ出力時間を変更する。すな
わち、データ出力通知信号を出力し続けることによっ
て、出力するデータが無くなる迄、データバスA2を専
有してデータ出力を行うことができる。一方、出力する
データが無い場合は、ヘッダのみ出力し、データ出力通
知信号の出力を停止する。したがって、各装置100、
101、102の出力するデータ量に応じて、データバ
スA1が使用されるのでデータバスA1の伝送帯域を効
率よく使用することができる。
タ出力部3、13、23はデータ出力中に、出力するデ
ータ量に応じて随時、データ出力時間を変更する。すな
わち、データ出力通知信号を出力し続けることによっ
て、出力するデータが無くなる迄、データバスA2を専
有してデータ出力を行うことができる。一方、出力する
データが無い場合は、ヘッダのみ出力し、データ出力通
知信号の出力を停止する。したがって、各装置100、
101、102の出力するデータ量に応じて、データバ
スA1が使用されるのでデータバスA1の伝送帯域を効
率よく使用することができる。
【0024】なお、上述した実施形態において多重伝送
システムは、マスター装置100とスレーブ装置10
1、102を具備する構成としたが、スレーブ装置数は
上記アドレスの設定可能な範囲で任意に選択することが
できる。
システムは、マスター装置100とスレーブ装置10
1、102を具備する構成としたが、スレーブ装置数は
上記アドレスの設定可能な範囲で任意に選択することが
できる。
【0025】なお、上述した実施形態においては、アド
レス設定部5をマスター装置100に具備する構成とし
たが、スレーブ装置101、102などのスレーブ装置
に具備しても良く、あるいは多重化制御を行う装置とし
て別に設けても良い。また、データを受信する装置はマ
スター装置100に限定されるものではなく、スレーブ
装置101、102などのスレーブ装置や、データバス
A1に接続される図示されない他の装置がデータを受信
するようにしても良い。
レス設定部5をマスター装置100に具備する構成とし
たが、スレーブ装置101、102などのスレーブ装置
に具備しても良く、あるいは多重化制御を行う装置とし
て別に設けても良い。また、データを受信する装置はマ
スター装置100に限定されるものではなく、スレーブ
装置101、102などのスレーブ装置や、データバス
A1に接続される図示されない他の装置がデータを受信
するようにしても良い。
【0026】以上、本発明の実施形態を図面を参照して
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
等も含まれる。
詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られ
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計
等も含まれる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
共有される伝送線路へのデータ出力状態に基づいて、複
数の装置に対して順次、伝送線路へのデータ出力許可を
与え、このデータ出力許可を付与された装置が、他の装
置から通知されるデータ出力状態に基づいて伝送線路へ
データを出力し、他の装置に対してそのデータ出力状態
を通知するようにしたので、簡易な手順でフレーム長が
異なるデータや出力時間の異なるデータの多重伝送を行
うことができる。
共有される伝送線路へのデータ出力状態に基づいて、複
数の装置に対して順次、伝送線路へのデータ出力許可を
与え、このデータ出力許可を付与された装置が、他の装
置から通知されるデータ出力状態に基づいて伝送線路へ
データを出力し、他の装置に対してそのデータ出力状態
を通知するようにしたので、簡易な手順でフレーム長が
異なるデータや出力時間の異なるデータの多重伝送を行
うことができる。
【0028】さらに、データ出力許可時にデータを出力
する装置が、その出力するデータ量に応じて随時、デー
タ出力時間を変更するようにしたので、伝送線路の伝送
帯域を効率よく使用することができる。さらに、複数の
装置に予め設定される各装置個別のアドレスを指定する
ことによってデータ出力許可の付与を行うようにしたの
で、伝送線路を共有する装置数をアドレスの設定可能な
範囲で任意に選択することができる。
する装置が、その出力するデータ量に応じて随時、デー
タ出力時間を変更するようにしたので、伝送線路の伝送
帯域を効率よく使用することができる。さらに、複数の
装置に予め設定される各装置個別のアドレスを指定する
ことによってデータ出力許可の付与を行うようにしたの
で、伝送線路を共有する装置数をアドレスの設定可能な
範囲で任意に選択することができる。
【図1】 本発明の一実施形態による多重伝送システム
の構成を示すブロック図である。
の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示す多重伝送システムによる多重化フ
レームの構成例を示す図である。
レームの構成例を示す図である。
1、11、21 アドレス指定受信部 2、12、22 データ出力通知信号送受信部 3、13、23 データ出力部 4 データ受信部 5 アドレス設定部 100 マスター装置 101、102 スレーブ装置 A1 アドレスバス A2 データバス A3 データ出力制御バス
Claims (4)
- 【請求項1】 複数の装置と、前記複数の装置に共通に
設けられた伝送線路とを具備する多重伝送システムにお
いて、 前記複数の装置はそれぞれに、 他の前記装置に対して、前記伝送線路へのデータ出力状
態を通知するデータ出力通知手段と、 前記伝送線路へのデータ出力許可時に、他の前記装置か
ら通知される前記データ出力状態に基づいて前記伝送線
路へデータを出力するデータ出力手段とを具備し、 前記データ出力状態に基づいて、前記複数の装置に対し
て順次、前記データ出力許可を与える多重化制御手段を
具備することを特徴とする多重伝送システム。 - 【請求項2】 前記データ出力手段は、出力するデータ
量に応じて随時、データ出力時間を変更することを特徴
とする請求項1に記載の多重伝送システム。 - 【請求項3】 複数の装置と、前記複数の装置に共通に
設けられた伝送線路とを具備する多重伝送システムにお
ける多重伝送方法であって、 前記多重伝送方法は、 前記伝送線路へのデータ出力状態に基づいて、前記複数
の装置に対して順次、前記伝送線路へのデータ出力許可
を与える過程と、 前記データ出力許可時に、前記装置が他の前記装置から
通知される前記データ出力状態に基づいて前記伝送線路
へデータを出力する過程と、 前記データを出力する装置が他の前記装置に対して、前
記データ出力状態を通知する過程と、 を含むことを特徴とする多重伝送方法。 - 【請求項4】 前記多重伝送方法は、前記伝送線路へデ
ータを出力する過程において、 前記出力するデータ量に応じて随時、データ出力時間を
変更する過程をさらに含むことを特徴とする請求項3に
記載の多重伝送方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126582A JP2001308890A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 多重伝送システム、及び多重伝送方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126582A JP2001308890A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 多重伝送システム、及び多重伝送方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001308890A true JP2001308890A (ja) | 2001-11-02 |
Family
ID=18636337
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000126582A Withdrawn JP2001308890A (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | 多重伝送システム、及び多重伝送方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001308890A (ja) |
-
2000
- 2000-04-26 JP JP2000126582A patent/JP2001308890A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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