JP2001308073A - ドライエッチング方法及びこの方法に用いるドライエッチング装置 - Google Patents
ドライエッチング方法及びこの方法に用いるドライエッチング装置Info
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Abstract
場合において、基板面内におけるエッチングレートの均
一性を向上させる。 【解決手段】 処理室2内の下部電極3上にSOI基板
20を配置し、下部電極3の下に磁石91〜93を配置
し、SOI基板20における中央部分の磁束密度が大き
い状態で、処理室2内にエッチングガスを導入すると共
に、下部電極3に高周波電力を印加することで酸化膜を
ドライエッチングする工程と、SOI基板20における
中央部分の磁束密度が小さい状態にすることにより、ド
ライエッチング時にSOI基板20上に帯電した電荷の
分布を制御する工程とを繰り返し行う。
Description
方法及びこの方法に用いるドライエッチング装置に関す
るもので、特に半導体加速度センサや半導体角速度セン
サ等の半導体力学量センサに用いて好適である。
を利用することが多くなりつつある。これは、可動電極
や固定電極等からなる微細な構造体(センシング部)を
作る過程で、SOI基板の埋め込み酸化膜(絶縁膜)を
エッチング除去用の犠牲層として利用できるためであ
る。
ッ酸等を用いたウェットエッチングが主に用いられてき
たが、ウェットエッチングによると、液体の表面張力に
よって構造体同士がくっついてしまうといういわゆるス
ティッキング(固着)現象が発生しやすい。
避けるため、最近ではSOI基板の酸化膜除去に、プラ
ズマを用いたドライエッチングが用いられるようになっ
た。このドライエッチングでは、平行平板電極が設けら
れた処理室を有する装置を用意し、平板電極の一方の電
極上にSOI基板を配置し、処理室内にエッチングガス
を導入すると共に平行電極に高周波電力を印加してプラ
ズマを発生させ、酸化膜を除去するようにしている。
エッチングによってSOI基板の酸化膜除去を行うと、
SOI基板面内においてエッチングレートが不均一にな
るという問題が発生した。
じると、シリコンと酸化膜とのエッチング選択比を十分
に取ったとしてもシリコンがエッチングされるため、構
造体が部分的にオーバエッチングされて可動電極と固定
電極との間隔がばらつき、可動電極と固定電極との間隔
によって決定される容量が設計位置から変化してしま
う。
縁膜除去をドライエッチングで行う場合において、基板
面内におけるエッチングレートの均一性を向上させるこ
とを目的とする。
グレートを不均一にする要因としてウェハに蓄積される
電荷が関わっていると考え、ドライエッチング時に蓄積
される電荷についての検討を行った。図3にドライエッ
チング装置の概略図を示す。以下、図3に基づきドライ
エッチング方法について説明する。
100、すなわち活性層100aを選択的にエッチング
することによって可動電極や固定電極等からなる構造体
を形成し、支持層100bを選択的にエッチングするこ
とによって酸化膜100cまで達する開口部100dを
形成したSOI基板100を用意する。
成したザグリ内に配置する。このとき、支持層100b
側が上部電極102側を向くようにする。そして、装置
内にエッチングガスを導入すると共に、下部電極103
に高周波電源(RF電源)104より高周波電力を印加
してプラズマ105を発生させる。これにより、エッチ
ングガスがイオンやラジカル(活性種)に分解され、酸
化膜100cがドライエッチングされる。
ているが、SOI基板100をエッチングする場合、活
性層100aと支持層100bが酸化膜100cによっ
て絶縁されており、また、下部電極103に対してSO
I基板100はSOI基板100の外縁部のみで接触し
ていることからSOI基板100に蓄積された電荷が逃
げにくく、チャージアップしやすい。
な微細な構造体では、可動電極と固定電極を各々絶縁し
てコンデンサを形成するべく、トレンチ100eによる
絶縁分離を行っているため、トレンチ100eによって
島状の微小領域に絶縁される。
等価回路は図4の回路構成で示される。すなわち、プラ
ズマ105が抵抗R1、プラズマ105とSOI基板1
00との境界部となるいわゆるシース106がコンデン
サC1とダイオードD1の並列回路、酸化膜100cが
コンデンサC2、トレンチ100eがコンデンサC3に
相当する回路構成となる。
100eによる容量(トレンチ100eと等価なコンデ
ンサC3)がチャージアップされると、プラズマで生成
される正電荷や負電荷の偏りから、SOI基板100の
面内のチャージアップ(電荷の帯電)に分布が生じ、プ
ラズマ105によって分解されたイオンの入射量がSO
I基板100の面内でばらつき、エッチレート均一性が
悪化すると考えられる。
平板電極(3、4)を設けた処理室(2)内の平行平板
電極間のうちの一方の電極(3)上に絶縁膜(20c)
を備えた基板(20)を配置し、処理室内にエッチング
ガスを導入すると共に平行平板電極に高周波電力を印加
することにより絶縁膜を除去するドライエッチング方法
において、処理室内にエッチングガスを導入すると共に
高周波電力を制御し、絶縁膜をドライエッチングするエ
ッチング工程と、ドライエッチング時に基板に帯電され
た電荷の分布を制御する帯電分布制御工程とを含み、エ
ッチング工程と帯電分布制御工程とでは、平行平板電極
間の基板に平行な面内の磁束密度の分布とを変化させる
ことを特徴としている。
ことによりプラズマ中のイオン量の分布を制御し、基板
に帯電される電荷の量を部分的に制御することができる
ため、基板面内におけるエッチングレートの均一性を向
上させることができる。
態から印加した場合、あるいは磁場を印加した状態から
印加を停止する場合も、磁束密度が変化したものとす
る。
における磁束密度の分布は、請求項2に記載の発明のよ
うに、ドライエッチング時に基板に帯電される電荷の分
布に基づいて決定することができる。
げ難く、基板の中央部分における帯電量が大きくなる傾
向があるため、請求項3に記載の発明のように、エッチ
ング工程では、基板に平行な面内のうち基板の中央部分
に対向する部分の磁束密度が、基板に平行な面内のうち
基板の周辺部分に対向する部分の磁束密度よりも大きく
なるようにし、帯電分布制御工程では、基板に平行な面
内のうち基板の中央部分に対向する部分の磁束密度が、
基板に平行な面内のうち基板の周辺部分に対向する部分
の磁束密度よりも小さくなるようにすると良い。
基板の中央部分におけるイオンやラジカルの密度が大き
くなるが、ある程度基板に帯電されるまで基板の中央部
分のエッチングレートを高くすることができる。その
後、帯電分布制御工程において、基板の中央部分におけ
るイオンやラジカルの密度を小さくすることにより、エ
ッチング工程を行うことによって基板の中央部分で大き
くなった電荷を低減させることができる。
中央部分と周辺部分で異なることが多いため、請求項4
に記載の発明のように、基板の中央部分を中心として基
板に平行な面内で同心円状になるように磁石を配置する
ことにより、各々の磁石から異なる磁束密度を発生さ
せ、好適に基板の中央部分と周辺部分で磁束密度を変え
ることができ、エッチング工程と帯電分布制御工程にお
ける磁束密度の分布を制御することができる。
石を平行平板電極のうちの基板が配置された側の電極に
対して基板とは反対側に配置すると、基板と磁石との距
離が近く基板上の磁束密度を大きくすることができるた
め好適である。
したドライエッチング方法は、請求項6に示すように、
絶縁膜(20c)の一面側に活性層(20a)が配置さ
れていると共に、他面側に支持層(20b)が配置され
たSOI基板(20)を用意した後、活性層を選択的に
エッチングすることによりトレンチ(20e)を形成
し、力学量測定のための可動電極と固定電極とを有した
構造体を構成する工程と、支持層を選択的にエッチング
することにより絶縁膜に達する開口部(20d)を形成
する工程と、絶縁膜をドライエッチングし、構造体をリ
リースする工程と、を含んでなる半導体力学量センサの
製造方法において、絶縁膜をドライエッチングする際に
適用すると好適である。
たドライエッチング方法に用いるドライエッチング装置
であって、平行平板電極(3、4)と、該平行平板電極
を設けた処理室(2)とを有し、処理室内の平行平板電
極間のうちの一方の電極(3)上に、絶縁膜(20c)
を備えた基板(20)を配置し、処理室内にエッチング
ガスを導入すると共に平行平板電極に高周波電力を印加
することで、絶縁膜を除去するようになっているドライ
エッチング装置において、処理室内に、絶縁膜をドライ
エッチングする際に、該ドライエッチングによって基板
に帯電される電荷の分布を制御するための磁石(91〜
93)を配置していることを特徴としている。このドラ
イエッチング装置を用いれば、請求項1乃至3に示した
ドライエッチングを好適に行うことができる。
の発明において、磁石を基板の中央部分を中心として、
基板に平行な面内で同心円状になるように配置すること
を特徴としている。これにより、請求項4の発明と同様
の効果を発揮することができる。
する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すも
のである。
図に示す実施形態について説明する。図1に、ドライエ
ッチング方法の実施に用いるエッチング装置1の断面構
成を示す。また、図2に、ドライエッチングが施される
SOI基板20の断面構成を示し、(a)はドライエッ
チングが施される前の状態を示し、(b)はドライエッ
チングが施された後の状態を示す。
力学量センサ(例えば、半導体加速度センサや半導体角
速度センサ)の製造工程途中のものである。すなわち、
このSOI基板20は、半導体力学量センサの製造工程
のうち、活性層20aに可動電極及び固定電極等からな
る構造体を構成する工程と、支持層20bに酸化膜(絶
縁膜)20cまで達する開口部20dを形成する工程と
を施したものである。
グし、酸化膜20cまで達するトレンチ20eを形成す
ることによって構造体が構成され、支持層20bをKO
H水溶液等によって選択的にエッチングすることで、酸
化膜20cまで達する開口部20dが形成される。この
ような構造のSOI基板20の酸化膜20cを図1に示
すエッチング装置1によりドライエッチングする。
には処理室2が備えられている。この処理室2内でSO
I基板20のドライエッチングが行われる。処理室2に
は、平行平板電極3、4が配置されており、この平行平
板電極3、4は、ドライエッチングを施すSOI基板2
0(図2(a)で示されるSOI基板20)が配置され
る下部電極(請求項でいう一方の電極)3と、この下部
電極3と対向するように配置された上部電極4からな
る。
aが備えられており、この石英板3aに形成されたザグ
リ3b内にSOI基板20が配置されている。下部電極
3には、高周波電源5より例えば13.56MHzの高
周波電力(RF電力)が印加できるようになっている。
上部電極4はSOI基板20と対向する側において等間
隔に配置された複数のガス供給孔4aを有しており、エ
ッチングガスをシャワー状に流せるように構成されてい
る。これら下部電極3と上部電極4は、図示しない冷却
水によって冷却可能となっている。
供給するためのガス導入口6が設けられている。このガ
ス導入口6は上部電極4の上方に配置され、ガス導入口
6より供給された各種ガスが上部電極4のガス供給孔4
aを通じて処理室2内に供給されるようになっている。
ガス導入口6にはガス導入管7が接続されており、この
ガス導入管7には、複数種類(本実施形態では3種類)
のガスの供給源8に接続された複数本(本実施形態では
3本)のガス導入管8aが接続されている。また、これ
ら各ガス導入管8aには、ガス流量調節のためのマスフ
ローコントローラ8bが備えられている。
おけるSOI基板20が配置される側とは反対側におい
て磁石91〜93が配置されている。この磁石91〜9
3は特にこの位置に配置するように限定するものではな
いが、この位置に配置すると、SOI基板20と磁石9
1〜93との距離が近いためにSOI基板20上の磁束
密度を大きくすることができる。
板20の中央部分を中心とし、SOI基板20に平行な
面内で同心円状になるように配置され、各々の磁石91
〜93が独立して磁場の強度(磁束密度)を変化できる
ようになっている。具体的には、中央に円柱状の磁石9
1を配置し、この磁石91を中心として円筒状の径の異
なる2つの磁石92、93が配置されている。一般に、
SOI基板における帯電はSOI基板の中央部分と周辺
部分で異なることが多いため、磁石91〜93をこのよ
うに配置することにより、各々の磁石91〜93から異
なる磁束密度を発生させ、SOI基板20の中央部分と
周辺部分で磁束密度を変えることができる。また、本実
施形態では、磁石91〜93として電磁石を用いてい
る。
接続されている。この排気管11を通じて、処理室2内
を真空ポンプ等の真空引き手段12によって減圧できる
ようになっている。このような構成により、ガス供給源
8からガスを供給した状態で、処理室2内を例えば1.
33Pa〜133Pa(10mTorr〜1Torr)
程度の真空度に保持できるようになっている。
置を用い、以下のようにしてドライエッチングを行う。
ドライエッチングは、エッチング工程と帯電分布制御工
程とを交互に繰り返すことにより行われる。
種ガスの供給源8からエッチングガスを導入する。この
とき、マスフローコントローラ8bによって各ガスの流
量を制御する。また、真空引き手段12によって処理室
2内のガス圧力を所望の値に設定する。
極4と下部電極3との間においてSOI基板20に平行
な面内に磁束密度の分布を設ける。この磁束密度の分布
は、SOI基板20に帯電される電荷の分布(チャージ
アップの分布)に基づいて決定され、本実施形態では、
SOI基板20における中央部分(以下、単に基板中央
部という)とSOI基板における周辺部分(以下、単に
基板周辺部という)とのチャージアップ分布が異なるた
め、以下のような磁束密度分布にする。
中央部に対向する部分における電極間の磁束密度(以
下、単に基板中央部の磁束密度という)が、基板周辺部
に対向する部分における電極間の磁束密度(以下、単に
基板周辺部の磁束密度という)よりも大きくなるように
する。具体的には、各々の磁石91〜93を独立して同
心円状に配置しているため、中央の磁石91の磁場の強
さをその他の磁石92、93よりも強くすれば良い。こ
のとき、電極間のうち特にSOI基板20上において、
基板中央部と基板周辺部との磁束密度の差が大きくなる
ようにすると望ましい。
6MHzの高周波電力を下部電極3に印加し、RFパワ
ーが例えば2.5kWとなるようにする。これにより、
上部電極4と下部電極3との間にプラズマが発生し、プ
ラズマによって各種ガスがイオンやラジカルに分解さ
れ、SOI基板20の酸化膜20cがドライエッチング
される。このようなエッチング工程を数分程度行う。
きいほどプラズマの密度が高くなるり、プラズマの密度
が高いほどプラズマ中のイオンやラジカルの量が多くな
る。また、基板に帯電される電荷の量は、プラズマ中の
イオンが基板に到達する量とプラズマへ電荷が逃げる量
とのバランスで決定される。
束密度を基板周辺部の磁束密度よりも大きくしているた
め、基板中央部におけるイオンやラジカルの発生量が多
くなり、基板中央部におけるエッチングレートが大きく
なる。しかし、時間の経過とともに、イオンがSOI基
板20に到達するのべ量が増加するためチャージアップ
が進行し、特に基板中央部は電荷が逃げ難いため、基板
中央部におけるチャージアップが増加し、基板中央部に
おけるエッチングレートが遅くなる。そこで、このよう
なチャージアップの分布を制御して均一化(解消)する
ために、次の帯電分布制御工程を行う。
チング工程における磁束密度の分布のみを変化させる。
この工程における分布も、SOI基板20に帯電される
チャージアップの分布に基づいて決定され、上記エッチ
ング工程で基板中央部におけるチャージアップが増加し
ているため、基板中央部の磁束密度が基板周辺部の磁束
密度よりも小さくなるようにする。具体的には、中央の
磁石91の磁場の強さをその他の磁石92、93よりも
弱くすれば良い。このとき、エッチング工程と同様に、
電極間のうち特にSOI基板20上において、基板中央
部と基板周辺部との磁束密度の差が大きくなるようにす
ると望ましい。このような帯電分布制御工程を数分程度
行う。
逆に基板中央部の磁束密度を小さくすることにより、基
板中央部におけるプラズマ密度が小さくなりプラズマ中
のイオンの量が少なくなる。その結果、基板中央部にお
いてSOI基板20に到達するイオンの量が減少し、エ
ッチング工程において基板中央部で増加したチャージア
ップを減少させることができる。
アップの分布を制御することを主目的とするものであ
り、ドライエッチングも行われている。
御工程を交互に繰り返し、チャージアップの分布を均一
化させながら、酸化膜20cが除去されるまでドライエ
ッチングを行う。これにより、図2(b)に示すよう
に、活性層20aに形成された可動電極や固定電極から
なる構造体がリリースされ、半導体力学量センサが製造
される。
御工程を交互に行うことにより、SOI基板20の面内
におけるエッチングレート均一性を向上させ、エッチン
グレートのばらつきが非常に小さいドライエッチングを
行うことができる。このため、可動電極や固定電極の間
隔が均一となり、良好な特性の半導体力学量センサを製
造することができる。
中央部の磁束密度を小さくしプラズマ密度を小さくする
ことによりチャージアップの分布を制御しているが、プ
ラズマ密度を小さくすることによりラジカルの発生量も
低下し、基板中央部におけるエッチングレートが低下し
てしまう可能性がある。しかし、エッチング工程におい
て、基板中央部におけるプラズマ密度を大きくするよう
にしているため、基板中央部におけるラジカルの発生量
を増加させ、チャージアップが進行するまでのエッチン
グレートを高めるようにしているため、好適にエッチン
グレートを確保することができる。
いているため、上述のようにエッチング工程におけるエ
ッチングに適した磁場と、帯電分布制御工程における帯
電分布を制御するのに適した磁場を交互に容易に発生さ
せることができる。
に磁場を印加しているが、エッチング工程または帯電分
布制御工程の一方において磁場を印加する方法を採用し
てもよい。
グ工程を行う。これにより、電荷の逃げ難い基板中央部
におけるチャージアップが特に増大する。その後、帯電
分布制御工程において、基板中央部の磁束密度が基板周
辺部の磁束密度よりも小さくなるように磁場を印加する
ことにより、基板中央部において増大したチャージアッ
プが減少するようにチャージアップ分布を制御する。そ
して必要に応じて、この様なエッチング工程と帯電分布
制御工程を繰り返して、SOI基板のエッチングを行
う。
部の磁束密度が基板周辺部の磁束密度よりも大きくなる
ように磁場を印加した状態でエッチング工程を行う。こ
れにより、始めは基板中央部のエッチングレートが大き
いが、次第に基板中央部におけるチャージアップが大き
くなり、基板中央部におけるエッチングレートが小さく
なる。その後、帯電分布制御工程において磁場の印加を
停止することにより、相対的に基板中央部の磁束密度が
低下するため、チャージアップの分布を制御することが
できる。
ても、チャージアップの分布を制御してSOI基板面内
におけるエッチングレートの均一性を向上させることが
できる。なお、磁場を印加していない状態から印加した
場合、あるいは磁場を印加した状態から印加を停止する
場合も、磁束密度が変化したものとする。
印加しない工程を含めたエッチング方法では、基板中央
部においてチャージアップが増加する場合においてエッ
チングレートの均一化を図るものであったが、この場合
に限らず、チャージアップがどのような分布になるもの
についても、そのチャージアップの分布に基づいて磁束
密度の分布を決定することにより、チャージアップの分
布を制御し、エッチングレートの均一性を向上させるこ
とができる。
の実施に用いるエッチング装置の断面構成を示す図であ
る。
構成を示す図である。
る。
子を等価回路で示した図である。
上部電極、5…高周波電源、6…ガス導入口、7…ガス
導入管、8…ガスの供給源、8a…ガス導入管、8b…
マスフローコントローラ、11…排気管、12…真空引
き手段、20…SOI基板、20a…活性層、20b…
支持層、20c…酸化膜、20d…開口部、20e…ト
レンチ、91〜93…磁石。
Claims (8)
- 【請求項1】 平行平板電極(3、4)が設けられた処
理室(2)内の前記平行平板電極間のうちの一方の電極
(3)上に絶縁膜(20c)が備えられた基板(20)
を配置し、前記処理室内にエッチングガスを導入すると
共に前記平行平板電極に高周波電力を印加することによ
り前記絶縁膜を除去するドライエッチング方法におい
て、 前記処理室内にエッチングガスを導入すると共に前記高
周波電力を制御し、前記絶縁膜をドライエッチングする
エッチング工程と、 前記ドライエッチング時に前記基板に帯電された電荷の
分布を制御する帯電分布制御工程とを含み、 前記エッチング工程と前記帯電分布制御工程とでは、前
記平行平板電極間の前記基板に平行な面内の磁束密度の
分布を変化させることを特徴とするドライエッチング方
法。 - 【請求項2】 前記エッチング工程と前記帯電分布制御
工程とにおける磁束密度の分布を、ドライエッチング時
に前記基板に帯電される電荷の分布に基づいて決定する
ことを特徴とする請求項1に記載のドライエッチング方
法 。 - 【請求項3】 前記エッチング工程では、前記基板に平
行な面内のうち前記基板の中央部分に対向する部分の磁
束密度が、前記基板に平行な面内のうち前記基板の周辺
部分に対向する部分の磁束密度よりも大きくなるように
し、 前記帯電分布制御工程では、前記基板に平行な面内のう
ち前記基板の中央部分に対向する部分の磁束密度が、前
記基板に平行な面内のうち前記基板の周辺部分に対向す
る部分の磁束密度よりも小さくなるようにすることを特
徴とする請求項1または2に記載のドライエッチング方
法。 - 【請求項4】 前記基板の中央部分を中心として、前記
基板に平行な面内で同心円状になるように磁石を配置
し、該磁石によって前記エッチング工程と前記帯電分布
制御工程における前記磁束密度の分布を制御することを
特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載のドラ
イエッチング方法。 - 【請求項5】 前記磁石を、前記平行平板電極のうちの
前記基板が配置された側の電極に対して前記基板とは反
対側に配置することを特徴とする請求項1乃至4のいず
れか1つに記載のドライエッチング方法。 - 【請求項6】 絶縁膜(20c)の一面側に活性層(2
0a)が配置されていると共に、他面側に支持層(20
b)が配置されたSOI基板(20)を用意した後、 前記活性層を選択的にエッチングすることによりトレン
チ(20e)を形成し、力学量測定のための可動電極と
固定電極とを有した構造体を構成する工程と、 前記支持層を選択的にエッチングすることにより前記絶
縁膜に達する開口部(20d)を形成する工程と、 前記絶縁膜をドライエッチングし、前記構造体をリリー
スする工程と、を含んでなる半導体力学量センサの製造
方法において、 前記絶縁膜をドライエッチングする際に、請求項1乃至
5のいずれか1つに記載のドライエッチング方法を適用
することを特徴とする半導体力学量センサの製造方法。 - 【請求項7】 平行平板電極(3、4)と、該平行平板
電極が設けられた処理室(2)とを有し、 前記処理室内の前記平行平板電極間のうちの一方の電極
(3)上に、絶縁膜(20c)が備えられた基板(2
0)を配置し、前記処理室内にエッチングガスを導入す
ると共に前記平行平板電極に高周波電力を印加すること
で、前記絶縁膜を除去するようになっているドライエッ
チング装置において、 前記処理室内に、前記絶縁膜をドライエッチングする際
に、該ドライエッチングによって前記基板に帯電される
電荷の分布を制御するための磁石(91〜93)が配置
されていることを特徴とするドライエッチング装置。 - 【請求項8】 前記磁石は、前記基板の中央部分を中心
として、前記基板に平行な面内で同心円状になるように
配置されていることを特徴とする請求項7に記載のドラ
イエッチング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000126162A JP4273628B2 (ja) | 2000-04-26 | 2000-04-26 | ドライエッチング方法及びこの方法に用いるドライエッチング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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