JP2001307468A - ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置 - Google Patents

ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置

Info

Publication number
JP2001307468A
JP2001307468A JP2000124606A JP2000124606A JP2001307468A JP 2001307468 A JP2001307468 A JP 2001307468A JP 2000124606 A JP2000124606 A JP 2000124606A JP 2000124606 A JP2000124606 A JP 2000124606A JP 2001307468 A JP2001307468 A JP 2001307468A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hdd
hdd unit
unit
handle portion
handle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000124606A
Other languages
English (en)
Inventor
Taku Owada
卓 大和田
Takashi Yamamoto
俊 山本
Toshiyuki Utsuki
利之 宇津木
Akira Yamanashi
晃 山梨
Koichi Takahashi
浩一 高橋
Kenichi Tateyama
健一 館山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000124606A priority Critical patent/JP2001307468A/ja
Publication of JP2001307468A publication Critical patent/JP2001307468A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 HDDユニットの装脱の確実性及び容易性を
図り、更に、HDDユニットの製造工程の簡易化を図る
こと。 【解決手段】 ハードディスクドライブ(HDD)ユニ
ット本体31を支持固定40する両側部を有する保持部
32と、HDDユニット本体31の前方に設けられ且つ
保持部32に連結されたフロントパネル33と、把持さ
れてHDDユニット30をHDDユニット収納部に出し
入れするためのハンドル部34と、HDDユニット30
をHDDユニット収納部に係脱する係止部35、を備え
たHDDユニットであって、ハンドル部34は、保持部
の両側部の一方の側部に連結した支持部分を有する片持
ち構造であり、更に、ハンドル部34は、へこみを有す
る断面コ字形状の樹脂体であって且つ支持部分における
へこみ内に係止部35を取り付けたHDDユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータの外
部記憶装置として用いられるハードディスクドライブ
(HDD)ユニット、特に、HDDユニットの装脱を確
実且つ容易にするための構造と、このHDDユニットを
多数搭載した磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】HDDユニットを多数搭載した磁気ディ
スク装置について、図12〜図15を用いて以下説明す
る。図12は磁気ディスク装置の全体構成を示す概略図
であり、磁気ディスク装置40は基本HDDコントロー
ラユニット機構50と多数の増設用HDDユニット機構
60から構成される。そして、基本HDDコントローラ
ユニット機構50はその上部に複数のHDDユニット収
納部51が配置され、内部に図示しない電源部とバッテ
リー部と制御用回路基板部等を備えていて、この基本H
DDコントローラユニット機構50のみでもコンピュー
タの外部記憶装置として機能するものである。
【0003】前記バッテリー部は外部からの交流電源の
停止時に磁気ディスク装置40をバックアップするため
の電源であり、前記制御用回路基板部は磁気ディスク装
置40の各種動作の制御を行うための回路部を構成して
おり、前記電源部はHDDユニット収納部51へ安定電
源を供給する電源回路部を構成しており、HDDユニッ
ト収納部51は複数のHDDユニット61を横方向に配
列した構成である。
【0004】そして、増設用HDDユニット機構60
は、適宜の段数だけ基本HDDコントローラユニット5
0の上に積み重ねられて磁気ディスク装置の記憶容量を
増大することができる。
【0005】次に、HDDユニットの具体的構造乃至作
用について図13〜図15を用いて説明すると、HDD
ユニット61は、HDDユニット本体31、保持部3
2、フロントパネル33、ハンドル部34、係止部3
5、から構成されている。HDDユニット本体31を保
持部32に保持した状態において、操作者がハンドル部
34を把持して押し込み又は引き出すことによってHD
Dユニット61をHDDユニット収納部51から装脱す
る。ここで、係止部35は、その一端を保持部32に支
持固定され、他端に配された操作釦36が操作者の指、
具体的には親指で操作されて係止爪37を磁気ディスク
装置側の係止穴38から係脱されて(図15参照)、H
DDユニット61を装脱可能とする。
【0006】また、図13を参照して、フロントパネル
33はHDDユニット本体31の目隠しの機能を果たす
と共に通気口を設けられたものであり、保持部32と一
体成形されている。保持部32は樹脂製であり、図14
からも分かるようにフロントパネル33設置側と逆方向
向きに(図では下方に)開口をもったコ字型成型品であ
る。ハンドル部34は図13で左方向に開口した成形樹
脂でできており(操作者側からハンドル部34の凹部は
見えないような形状)、その両端部が保持部32にそれ
ぞれ取り付けられて固定されている。係止部35の操作
釦36と係止爪37がハンドル部34の前面と側面から
突出するようにハンドル部34に穴を開けた構造となっ
ている。
【0007】HDDユニット61をHDDユニット収納
部51に装脱するには、ハンドル部34と保持部32と
フロントパネル33とによって囲まれた閉空間に操作者
の親指を除いた4指を差し込んでハンドル部34を把持
して、HDDユニット61をユニット収納部に押し込ん
で装着し、また、親指で係止部35の操作釦36を操作
して係止爪37を係止穴38から外して操作者の4指で
ハンドル部を引き出してHDDユニット61を脱着す
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】コンピュータの外部記
憶装置として使用される磁気ディスク装置は、文字情報
ばかりでなく、静止画像に加えて動画像も記憶する必要
性が最近特に求められるようになってきた。画像データ
を記憶するには文字情報に比べて記憶容量が飛躍的に増
大することとなる。したがって、図12に示した増設用
のHDDユニット機構(例えば、横方向に10個のHD
Dユニットを配列したもの)を例えば上下方向に10段
積み重ねたものが用いられる。そうすると、最上段のH
DDユニット機構の中の1つのHDDユニットを交換し
ようとする場合に、その高さ寸法が成人男性の視線程度
にも達する(図9の(1)参照)。
【0009】高い箇所に設置されたHDDユニットを交
換するために、操作者がその親指を除いた他の4指を全
てハンドル部34後方の閉空間に差し込むには、手首を
可成り折った不自然な状態で把持することとならざるを
得ない(図9の(3)参照)。そのような不自然な把持
状態でHDDユニットを出し入れするのは非常に操作性
の悪い作業であった。
【0010】また、HDDユニット61のハンドル部3
4の長さ(差し込んだ4つの指の人指し指から小指方向
の長さ)、即ち、ハンドル部34の両端と連結する保持
部32間の内側距離は、HDDユニット本体の規格上の
寸法に基づいて規定されるものであり、日本人成人の人
指し指と小指の付け根側の関節間距離と同程度であるか
ら(図7の(2)参照)、ハンドル部4の背後の閉空間
へ4つの指を差し込むのに注意を払わざるを得ない不自
由さがあった。
【0011】更に、従来技術では、HDDユニット61
の取り出し操作において、係止部35のロックを解除す
る際に、係止部35の先端の操作釦36を親指で操作す
る必要があるが、ハンドル部34を把持した指の配置か
らして(図8の(2)に示すように、人指し指はハンド
ル部左端と連結した保持部に当接するほどに、閉空間の
長さは短いから)、操作釦36が親指の付け根側に配置
されるようになって、親指で操作釦を操作するには親指
を可成り曲げた状態で操作するという、係止部35の操
作釦36を操作する上で不自由さがあった。
【0012】更に、従来技術のハンドル部34はその両
端で保持部32と結合固定させる製作工程を余分に必要
としていた。
【0013】本発明の目的は、HDDユニットの装脱の
確実性及び容易性を図り、更に、HDDユニットの製造
工程の簡易化を図ることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明は主として次のような構成を採用する。
【0015】ハードディスクドライブ(HDD)ユニッ
ト本体を支持固定する両側部を有する保持部と、前記H
DDユニット本体の前方に設けられ且つ前記保持部に連
結されたフロントパネルと、把持されてHDDユニット
をHDDユニット収納部に出し入れするためのハンドル
部と、HDDユニットをHDDユニット収納部に係脱す
る係止部、を備えたHDDユニットであって、前記ハン
ドル部は、前記保持部の前記両側部の一方の側部に連結
した支持部分を有する片持ち構造であり、更に、前記ハ
ンドル部は、へこみを有する断面コ字形状の樹脂体であ
って且つ前記支持部分におけるへこみ内に前記係止部を
取り付けたHDDユニット。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態に係るハードデ
ィスクドライブユニット(HDDユニット)及び磁気デ
ィスク装置について、図1〜図11を用いて以下説明す
る。まず、本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の
概要を図1〜図4に示す。図1は本発明の実施形態に係
る磁気ディスク装置の内の基本HDDコントローラユニ
ット機構を前方から見た斜視図であり、図2は本発明の
実施形態に係る磁気ディスク装置の内の基本HDDコン
トローラユニット機構を後方から見た斜視図であり、図
3は本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の内の基
本HDDコントローラユニット機構を上方から見た平面
断面図であり、図4は本発明の実施形態に係る磁気ディ
スク装置の内の基本HDDコントローラユニット機構を
側方から見た側面断面図である。
【0017】ここで、1は上板、2は側板、3は前扉、
4はHDDユニット収納部、5は電源部、6はバッテリ
ー部、7は制御用回路基板部、8は情報信号授受部、9
はファン、10はファン部、11はFDDユニット、1
2は操作保守部、15はルーバ、16は空気取り入れ
孔、17は案内穴、18は案内突起、19は通気口板、
20はHDDユニット本体入出力端子、21はボード、
22はボード端子、をそれぞれ表す。
【0018】磁気ディスク装置は基本HDDコントロー
ラユニット機構と多数の増設用HDDユニット機構から
構成され、基本HDDコントローラユニット機構は、上
板1、側板2、底板及び前扉3でその外形を構成し、そ
の上部にHDDユニット収納部4と電源部5を備え、そ
の下部にバックアップ用バッテリー部6と制御用回路基
板部7を備えている。前扉3はその案内穴17を底板の
案内突起18に係合させて装着しており、前扉3の前面
には空気取り入れと目隠しの機能を奏するルーバ15が
設けられていると共に空気取り入れ孔16を設ける。ま
た、保守操作部カバー18には、不図示のプッシュ釦表
示を押圧することで前記カバー18を開放することがで
き、不図示の孔を通して警告警報用アラームを視認する
ことができる。
【0019】また、バッテリー部4に隣接してFDDユ
ニット11が設けられ、磁気ディスク装置の立ち上げ時
又はメインテナンス時のシステム設定のために用いられ
る。保守操作部12には不図示のアラーム用ランプや各
種操作釦が設けられている。HDDユニット収納部4は
複数のHDDユニットを横方向に配列した構成となって
いる。図2〜図4を見ると、基本HDDコントローラユ
ニット機構の背後にはファン9が設けられ、ファン9の
作動によって前扉3のルーバ15を通して空気を取り入
れて、HDDユニット収納部4内のHDDユニット及び
電源部5から発生する熱を吸収する。また、図2及び図
4に示すように、基本HDDコントローラユニット機構
の下段にはファン部10が設けられて、ファン部10に
よって前扉3の空気取り入れ孔16を通った空気がバッ
テリ部6と制御用回路基板部7を冷却して背後に空気を
排出する。
【0020】基本HDDコントローラユニット機構には
その前後を区分するボード21が設けられ、ボード21
は多数の通気口とともに、信号及び電源接続用のボード
端子22を有してHDDユニット本体入出力端子20と
接続している。また、外部装置と情報信号を授受するた
めの情報信号授受部8が基本HDDコントローラユニッ
ト機構の背後に設けられている。
【0021】増設用HDDユニット機構は、基本HDD
コントローラユニット機構の内の上部に配置したHDD
ユニット収納部51と電源部52から構成されるものと
同一構造を有するものであって、前記基本HDDコント
ローラユニット機構の上に積み重ねられて配置され、磁
気ディスク装置全体の記憶容量を増大させるものであ
る。増設用HDDユニット機構は適宜の段数だけ積み重
ねられて磁気ディスク装置の記憶容量を所望量だけ増や
すことができる。
【0022】以上説明した本発明の実施形態では、増設
用HDDユニット機構を基本HDDコントローラユニッ
ト機構に順次積み重ねた構造であったが、横方向に多数
配列した構造であっても良いし、縦方向と横方向配列の
組み合わせであっても良い。更に、本実施形態では、H
DDユニット収納部4におけるHDDユニットの配列に
ついてハンドル部の長さ方向を上下方向にして設置し、
これを横方向に例えば10個配列させた構造であった
が、ハンドル部の長さ方向を水平方向にして設置し、こ
れを上下方向と左右方向にそれぞれ適宜の個数配列する
構造であっても良い。
【0023】次に、本発明の実施形態に係るHDDユニ
ットの具体的構造乃至作用について図5〜図11を用い
て説明する。図5は本発明の実施形態に係るHDDユニ
ットの構成を示す斜視図であり、図6は本実施形態のH
DDユニットのハンドル部廻りの構造とその製造方法を
示す図であり、図7は本実施形態のHDDユニットの把
持状態を従来技術との対比で説明する図であり、図8は
本実施形態のHDDユニットの装着解除の状態を従来技
術との対比で説明する図であり、図9は高位置に配置さ
れたHDDユニットを装脱、把持する状態を従来技術と
の対比で説明する図である。
【0024】ここで、HDDユニット30は、HDDユ
ニット本体31、保持部32、フロントパネル33、ハ
ンドル部34、係止部35、から構成されている。係止
部35は操作釦36と係止爪37を有している。ここに
おいて、保持部32、フロントパネル33及びハンドル
部34は、樹脂成形された一体構造物であり、フロント
パネル33には通気口41を穿っている。HDDユニッ
ト本体31は複数個のねじ40でねじ止めされて保持部
32に保持される。42と43は銘板とラベルを表す。
【0025】図6に示すように、ハンドル部34は保持
部32と一体構造であってフロントパネル33の前方部
分を指称し、これらを一体成形するために金型(図6の
(3)で黒く塗った部分)を用意して樹脂を流し込んだ
後に矢印方向に型抜きして製造するものである。ハンド
ル部34はそのへこみ(凹み)がフロントパネル33の
平面と同方向であって、図6の(2)で下方向が開放し
た構造となっている。このように、フロントパネル33
の前方のハンドル部の凹み開放方向をフロントパネルの
平面と同方向とすることによって、図6の(3)に示す
ように、金型の一度の型抜きによってフロントパネル3
3とハンドル部34と保持部32をを工程数の少ない製
造法で製造することができる。
【0026】ここにおいて、ハンドル部34の構造は、
上述した保持部32及びフロントパネル33と一体構造
であることに加えて、ハンドル部の凹み開放方向がフロ
ントパネル平面と同方向であると共に、片持ち支持構造
となっている。図7にはハンドル部における4つの指に
よる把持状態を示すが、図7の(1)に示す本実施形態
の片持ち構造であると、その片持ち支持部分の幅W1を
従来技術の支持部分の幅W2(図7の(2))よりも大
きくしても、4つの指でハンドル部を確実に把持するこ
とができる。本実施形態ではハンドル部の支持部分の幅
W1を大きくできることによって、そのW1の幅を持つ
凹みに取り付けて収容されている係止部35の可動範囲
を大とすることができ、係止機能を確実に行うことがで
きる。また、収容される空間が大きいことから係止部3
5の取り付け作業も容易となる。ここで、係止部35は
可撓性樹脂でできていてその回動支点をハンドル部の内
壁面に熱融着して固定支持する。
【0027】次に、HDDユニット30に関連する部材
の具体的寸法関係につき説明する。図5に示すHDDユ
ニット本体31は、5インチHDDを例に取ると、縦が
149.4mmで横が103.8mmであり、保持部3
2の外側同士の幅は115.8mmである。一方、日本
人の成人における人指し指と小指の付け根側の間隔は統
計上で平均的には約85mm程度であって、この間隔を
もって操作者はハンドル部34を把持してHDDユニッ
トの装脱を行うのであり、図示すれば、図7に示すW3
がその間隔に相当する。
【0028】そうすると、従来技術ではハンドル部の支
持部分の幅W2は、最も大きく確保したとしても、(保
持部外側同士の幅115.8−4つの指間隔85)/2
=15mmとなり、15mmの支持部分に係止部35を
取り付けねばならない。これに対して、本発明の実施形
態では、片持ち支持構造であることから、ハンドル部の
支持部分の幅W1を30mmも確保でき得る。これによ
って、係止部35の取り付けスペースを確保できると共
に、係止部の可動範囲を大として係止機能を確実に果た
すことができる。
【0029】図8において、ハンドル部34における指
による把持範囲は、図8(2)の従来技術でも図8
(1)の本実施形態でも同一長さであり、ハンドル部を
指で自然に把持した状態で親指と係止部35の操作釦3
6との近接関係を見ると、図8(2)の従来技術では親
指よりも掌側に操作釦36が位置していて親指で操作釦
36を操作し難い(親指を可成り曲げた状態で操作する
ことになる)のに対して、図8(1)の本実施形態では
親指に近接した位置に操作釦36が配置されることにな
るので、4つの指による把持状態で親指を自然に動作さ
せれば操作釦36を操作でき、操作性が向上する。
【0030】図9において、ハンドル部長さ方向が上下
方向になるように増設用HDDユニット機構を複数段積
み重ねると、最上段のHDDユニットは図9(1)に示
すように操作者の頭部の高さになる場合があり、この高
さのHDDユニットを出し入れ操作するに際して、図9
(3)に示すように従来技術ではハンドル部の下側の支
持部分の存在によってハンドル部を4つの指で把持する
場合に手首を相当に折らざるを得ない。これに対して、
図9(2)に示す本実施形態ではハンドル部の支持部分
が上側のみに設けられていて下側は指の通る空間となっ
ているから、指を前記空間を通すことができ(図9の
(2)の矢印参照)、手首をそれほど折らずにハンドル
部を把持することができて操作性が向上する。
【0031】次に、HDDユニット30のハンドル部3
4の具体的構造乃至作用について図10と図11を用い
て説明する。図10は本実施形態のHDDユニットのハ
ンドル部の外形構造を示す図であり、図11は本実施形
態のHDDユニットのハンドル部の具体的構造を示す図
である。図10の(1)によると、4つの指で把持する
ハンドル部34の把持面の形状が操作者側から見て長方
形であり(図10の(1)の図示例では把持面の上下方
向側部が直線形状Lである)、隣接するHDDユニット
間の隙間A1から4つの指を差し込んでハンドル部を把
持するようになっている。図10の(2)にはハンドル
部の他の構造例を示し、4つの指を差し込む側の側面が
湾曲形状Rをしており、その中央部で隣接のHDDユニ
ットとの隙間A2が最大となる。図示のように湾曲させ
ることによって4つの指を差し込む空間を大きく取れて
差し込みやすくなるとともに、ハンドル部34の中央部
に4つの指が集中するようになり且つ指による把持がフ
ィットして確実な把持ができる。更に、ハンドル部34
の自由端である図示の下端部は幅広となっているので指
の下方への抜け落ち防止機能を奏している。
【0032】また、32の保持部はHDDユニットを4
のHDDユニット収納部に挿着する際のガイドも兼ねて
いるが、先端がR形状で丸くなっているため、狭い入口
をめがけて挿着するときに或る程度ラフに入れても入り
易い。
【0033】図11には凹みを有するハンドル部34の
凹み部分に補強用リブを設けた構造と、ハンドル部34
のフロントパネル33への連結部ABの形状を示してい
る。まず、ハンドル部34の連結部ABの傾斜角度(H
DDユニットの中心線又は保持部32に対する角度)に
ついてであるが、フロントパネル34との結合点Aはハ
ンドル部34の強度確保の観点から基本的には成る可く
フロントパネル33の中央側に寄る方が望ましく、一方
把持面との結合点Bは4つの指が差し込み易いように成
る可く外側に寄る方が望ましいと云える。具体的には、
把持のし易さ並びに強度の確保等の観点で決定されるB
の点とHDDユニットの端子中央部O(HDDユニット
を装脱するに際して力の働く作用点)とを結ぶ略直線上
に沿った形状とする。このように決定することによっ
て、HDDユニットを装脱する力がAB方向成分とHD
Dユニット中心線への垂直成分とに分散されて強度の確
保が図られることとなる。
【0034】そして、図11の補強用リブCD及びEF
(CDとEFは例示であって複数個設けるものであり、
図11では黒で塗りつぶした6本のリブ)は、連結部A
Bの方向付けと同様に前記O点の放射状方向に適宜の間
隔で設置される。補強用リブCD及びEFはその高さが
基本的にはハンドル部34の高さと同一で良いが、係止
部35が配される箇所(図示の例ではリブCDとEF)
では係止部の作動に支障のないようにその高さを低くす
る。図11で、補強用リブCD及びEFに対する横断方
向のリブ、並びに把持面の補強用リブ(黒く塗りつぶし
たリブ以外のリブ)は適宜の角度を付けて適宜の個数を
設けて、ハンドル部34の補強を図るものである。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、HDDユニットを磁気
ディスク装置にたやすく装脱操作でき、且つその装脱を
確実に行うことができる。
【0036】また、HDDユニット本体を除いたHDD
ユニットの製造工程が簡略化できるとともに、その強度
も確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の内
の基本HDDコントローラユニット機構を前方から見た
斜視図である。
【図2】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の内
の基本HDDコントローラユニット機構を後方から見た
斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の内
の基本HDDコントローラユニット機構を上方から見た
平面断面図である。
【図4】本発明の実施形態に係る磁気ディスク装置の内
の基本HDDコントローラユニット機構を側方から見た
側面断面図である。
【図5】本発明の実施形態に係るHDDユニットの構成
を示す斜視図である。
【図6】本実施形態のHDDユニットのハンドル部廻り
の構造とその製造方法を示す図である。
【図7】本実施形態のHDDユニットの把持状態を従来
技術との対比で説明する図である。
【図8】本実施形態のHDDユニットの装着解除の状態
を従来技術との対比で説明する図である。
【図9】高位置に配置されたHDDユニットを装脱、把
持する状態を従来技術との対比で説明する図である。
【図10】本実施形態のHDDユニットのハンドル部の
外形構造を示す図である。
【図11】本実施形態のHDDユニットのハンドル部の
具体的構造を示す図である。
【図12】従来技術における基本HDDコントローラユ
ニット機構と増設用HDDユニット機構を備えた磁気デ
ィスク装置の構成を示す図である。
【図13】従来技術のHDDユニットの構造を示す図で
ある。
【図14】従来技術のHDDユニットのハンドル部廻り
の構造を示す斜視図である。
【図15】従来技術のHDDユニットの係止機構を示す
図である。
【符号の説明】
1 上板 2 側板 3 前扉 4 HDDユニット収納部 5 電源部 6 バッテリー部 7 制御用回路基板部 8 情報信号授受部 9 ファン 10 ファン部 11 FDDユニット 12 操作保守部 15 ルーバ 16 空気取り入れ孔 17 案内穴 18 案内突起 19 通気口板 20 HDDユニット本体入出力端子 21 ボード 22 ボード端子 30 HDDユニット 31 HDDユニット本体 32 保持部 33 フロントパネル 34 ハンドル部 35 係止部 36 操作釦 37 係止爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇津木 利之 東京都国分寺市東恋ヶ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所デザイン研究所内 (72)発明者 山梨 晃 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 高橋 浩一 神奈川県足柄上郡中井町境781番地 日立 コンピュータ機器株式会社内 (72)発明者 館山 健一 神奈川県足柄上郡中井町境781番地 日立 コンピュータ機器株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハードディスクドライブ(HDD)ユニ
    ット本体を支持固定する両側部を有する保持部と、前記
    HDDユニット本体の前方に設けられ且つ前記保持部に
    連結されたフロントパネルと、把持されてHDDユニッ
    トをHDDユニット収納部に出し入れするためのハンド
    ル部と、HDDユニットをHDDユニット収納部に係脱
    する係止部、を備えたHDDユニットであって、 前記ハンドル部は、前記保持部の前記両側部の一方の側
    部に連結した支持部分を有する片持ち構造であり、 更に、前記ハンドル部は、へこみを有する断面コ字形状
    の樹脂体であって且つ前記支持部分におけるへこみ内に
    前記係止部を取り付けたことを特徴とするHDDユニッ
    ト。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のHDDユニットにおい
    て、 前記保持部、前記フロントパネル及び前記ハンドル部
    は、一体成形された樹脂体であることを特徴とするHD
    Dユニット。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載のHDDユニットにおい
    て、 前記係止部は、前記HDDユニット収納部と係脱する係
    止爪と前記係止爪を可動させる操作釦を有すると共に、
    可撓性の樹脂で形成されていてその回動支点を前記ハン
    ドル部のへこみ内壁に融着したことを特徴とするHDD
    ユニット。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のHDDユニットにおい
    て、 前記ハンドル部における断面コ字形状のへこみ内に複数
    の補強用リブを設け、前記補強用リブをHDDユニット
    の中心線上の接続端子を原点として放射線上に沿って配
    置したことを特徴とするHDDユニット。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のHDDユニットにおい
    て、 前記片持ち構造のハンドル部における前記支持部分から
    自由端部に亘る把持面は、前記フロントパネル平面が垂
    直面となる方向から見て、湾曲形状を構成し、前記支持
    部分と自由端部の中央部が最も小さい把持間隔となるこ
    とを特徴とするHDDユニット。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか1つの請求項
    に記載されたHDDユニットを用いたことを特徴とする
    磁気ディスク装置。
JP2000124606A 2000-04-25 2000-04-25 ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置 Pending JP2001307468A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000124606A JP2001307468A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000124606A JP2001307468A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001307468A true JP2001307468A (ja) 2001-11-02

Family

ID=18634710

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000124606A Pending JP2001307468A (ja) 2000-04-25 2000-04-25 ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001307468A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512741B1 (ko) * 2003-07-04 2005-09-07 삼성전자주식회사 하드디스크지지장치 및 이를 갖는 컴퓨터
JP2008251100A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fujitsu Ltd 磁気ディスクモジュールおよび集合ディスク装置
JP2011054252A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Nec Corp ハードディスクドライブ用マウンタ
JP2011146042A (ja) * 2010-01-16 2011-07-28 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi コンピュータシステム
JP2014503887A (ja) * 2010-11-30 2014-02-13 フジツウ テクノロジー ソリューションズ インタレクチュアル プロパティ ゲーエムベーハー 挿入組立体用の取付けレール
JP2014116061A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi データ記憶装置アセンブリ
WO2015119613A1 (en) * 2014-02-06 2015-08-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Disk drive module
CN109270996A (zh) * 2018-10-08 2019-01-25 英业达科技有限公司 硬盘承载装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100512741B1 (ko) * 2003-07-04 2005-09-07 삼성전자주식회사 하드디스크지지장치 및 이를 갖는 컴퓨터
JP2008251100A (ja) * 2007-03-30 2008-10-16 Fujitsu Ltd 磁気ディスクモジュールおよび集合ディスク装置
JP2011054252A (ja) * 2009-09-03 2011-03-17 Nec Corp ハードディスクドライブ用マウンタ
JP2011146042A (ja) * 2010-01-16 2011-07-28 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi コンピュータシステム
JP2014503887A (ja) * 2010-11-30 2014-02-13 フジツウ テクノロジー ソリューションズ インタレクチュアル プロパティ ゲーエムベーハー 挿入組立体用の取付けレール
US9477273B2 (en) 2010-11-30 2016-10-25 Fujitsu Technology Solutions Intellectual Property Gmbh Mounting rail for an insert assembly
JP2014116061A (ja) * 2012-12-07 2014-06-26 Kofukin Seimitsu Kogyo (Shenzhen) Yugenkoshi データ記憶装置アセンブリ
WO2015119613A1 (en) * 2014-02-06 2015-08-13 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Disk drive module
US9886069B2 (en) 2014-02-06 2018-02-06 Hewlett Packard Enterprise Development Lp Disk drive module
CN109270996A (zh) * 2018-10-08 2019-01-25 英业达科技有限公司 硬盘承载装置
CN109270996B (zh) * 2018-10-08 2020-06-02 英业达科技有限公司 硬盘承载装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3297251B2 (ja) 携帯形電子機器
EP0658011B1 (en) Electronic equipment with detachable control panel
US5738536A (en) Portable electronic apparatus having a connector cover which can be housed in a case
US20010015885A1 (en) Electric apparatus with cover for opening/closing receptacle containing module
JP3405633B2 (ja) 携帯用装置及びバッテリロック機構
US7450379B2 (en) Heat dissipation device and fan module thereof
US7681210B2 (en) Ejection apparatus for data storage device
JP2002229680A (ja) 電子機器システムおよび携帯形電子機器に用いる冷却装置
JP2000013059A (ja) 個別パ―ツのないホット・プラグ可能な電子デバイス担体装置
JPH05507171A (ja) 取外し可能な電気装置
JP2001307468A (ja) ハードディスクドライブユニット及びこれを用いた磁気ディスク装置
US6717816B1 (en) Shock absorbing apparatus for internal component assembled within electronic apparatus
EP0928720A2 (en) Vehicle-mounted record medium reproducing apparatus
JPH10133776A (ja) 携帯形電子機器
US20040100761A1 (en) Rotatable mechanism of removable computer peripheral device
EP1251034B1 (en) Detaching mechanism and information recording and reproducing apparatus using the same
JP2000315869A (ja) ベゼル・アセンブリおよびその製造方法並びにキット
JP2005070969A (ja) 電子機器および電子機器に用いる操作ユニット
US20080067908A1 (en) Disk-mounting assembly for mounting removably a disk drive in an electronic device
EP0635777B1 (en) Docking device for portable computers
US6574097B2 (en) Battery module for notebook computers
JP4306874B2 (ja) 充電式バッテリ
JP2000307252A (ja) 調整可能なベゼル・アセンブリおよび取り付け方法
US6128192A (en) Integrated rear cover for a notebook computer base
US20020148903A1 (en) Loading mechanism of storage device

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080502

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080610

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081014