JP2001307423A - 光磁気ディスク装置 - Google Patents

光磁気ディスク装置

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JP2001307423A
JP2001307423A JP2000123585A JP2000123585A JP2001307423A JP 2001307423 A JP2001307423 A JP 2001307423A JP 2000123585 A JP2000123585 A JP 2000123585A JP 2000123585 A JP2000123585 A JP 2000123585A JP 2001307423 A JP2001307423 A JP 2001307423A
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Tetsuo Maruyama
哲生 丸山
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Fujitsu Ltd
Fujitsu Peripherals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リード又はライト処理中にホストからリセッ
トがかけられた場合に、リセットからの復帰時間をでき
るだけ短縮して、ホストのOSがシステム停止に陥らな
いようにする。 【解決手段】 記録媒体のローディング処理の後、記録
媒体アクセス中のリセット後の処理であるか否かをチェ
ックし、記録媒体アクセス中のリセット後の処理である
場合は、コントロールトラックに記録された媒体情報の
読み出しを行わないでDMAに記録された欠陥情報の読
み出しのみを行う。更に、DMAのうち、更新されるこ
とのないDDS及びPDLは読み出さずに、SDLに登
録されている更新された情報のみを読み出す。また、欠
陥情報更新中にリセットがかけられた場合は、コントロ
ールトラックに記録された媒体情報及びDMAに記録さ
れた欠陥情報の読み出しを行わないで、直ちに処理を終
了する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、可換性の光磁気デ
ィスク記録媒体を用いて情報の記録・再生を行う光磁気
ディスク装置に関し、詳しくは、リード・ライト動作に
おけるリセットからの復帰時間の短縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータ等のホスト装置
が光磁気ディスク装置に対して光磁気ディスク記録媒体
(以下、単に記録媒体という)のリード(読み出し)又
はライト(書き込み)の処理を行う場合、時間監視を行
い、所定時間が経過しても処理が終了しない場合はその
処理を一端中断するのが一般的である。このような時間
監視及び処理の中断はホスト装置のオペレーティングシ
ステム(OS)によって行われる。OSは、上記のよう
なタイムアウト処理において、光磁気ディスク装置に対
してリセットを行い、改めて記録媒体のリード又はライ
ト処理を行う。
【0003】一方、光磁気ディスク装置は、交換可能な
(リムーバブル)記録媒体を使用して情報の記録及び再
生を行うので、記録媒体が挿入されるたびに、その記録
媒体の管理情報を読み出して光磁気ディスク装置内のメ
モリに記憶する処理を行う。このような管理情報は、記
録媒体の特定領域(通常は複数箇所)に記録されてお
り、記録媒体の種別や製造者等の情報を含む媒体情報
と、欠陥セクタの物理アドレス及び代替セクタの物理ア
ドレスに関する欠陥情報からなる。記録媒体から読み出
された管理情報は、光磁気ディスク装置内の揮発性メモ
リに設けられたワーク領域に一次記憶され、管理され
る。リード又はライトのコマンドが発行されたときは、
このワーク領域を参照することにより、速やかにその処
理を行うことができる。
【0004】管理情報には、記録媒体を交換しなくて
も、例えばライト処理の実行によって内容が更新され得
るものがある。通常は、リード又はライト処理の実行中
はワーク領域の記憶データを更新し、リード又はライト
処理の実行が完了して処理結果をホスト装置に報告する
前に、記録媒体の管理情報がワーク領域の更新データに
従って更新される。記録媒体のアクセス中、つまりリー
ド又はライト処理中に上述のリセットが行われると、記
録媒体の管理情報を再度読み出してワーク領域に記憶す
る必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、記録媒体の
物理フォーマットにおいて、それまでの管理情報は無効
になり、記録媒体のサーティフィケーションが行われた
後、管理情報が再度作成される。また、ライト処理にお
いて新たな欠陥セクタが生じた場合はその代替情報を管
理情報に反映させるために、ライト処理の最後において
管理情報の書き込みが行われる。物理フォーマットやラ
イト処理において管理情報を書き込み中にリセットによ
り処理が中断されると、その記録媒体の管理情報は無効
となる。したがって、読み出そうとしたときにエラーが
発生し、あるいは管理情報に矛盾が有るために処理に時
間がかかる。
【0006】上記のように、記録媒体の管理情報の再読
み出しエラーが発生し、リトライによって時間がかかる
ことになると、ホスト装置のOS側では次のアクセスに
移ることができず、最悪の場合はシステム停止(フリー
ズ又はハングアップ)に陥る場合も有る。
【0007】本発明は、上記のような従来の課題に鑑み
てなされたものであり、リセットからの復帰時間をでき
るだけ短縮して、ホストのOSがシステム停止に陥らな
いようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による光磁気ディ
スク装置は、光磁気ディスク装置へ記録媒体をローディ
ングする際にコントロールトラックに記録された媒体情
報およびDMA領域に記録されたDMA情報を読み出し
てメモリに保存すると共に、ホストからリセットがかけ
られた際に、前記メモリに保存された情報を利用するこ
とで、該情報の少なくとも一部の読み出しを省略するこ
とを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る光
磁気ディスク(記録媒体)の管理情報等の記録領域を示
している。記録媒体11の最内周及び最外周にはコント
ロールトラック11aが設けられ、ここに記録媒体の種
別、製造者等の媒体情報が記録されている。媒体の種別
によっては、このコントロールトラック11aは最内周
及び最外周のいずれか一方のみに設けられる。
【0010】コントロールトラック11aの内側にはD
MA(Defect Management Area)と呼ばれる管理情報記録
領域11bが設けられている。ここには、欠陥セクタの
物理アドレス及びその代替アドレスに関する欠陥情報が
記録される。DMAは通常、記録媒体11の内周側及び
外周側に2箇所ずつ、計4箇所設けられる(DMA1〜
DMA4)。通常、各DMAには同じ情報が記録され、
全てのDMAに欠陥が生ずると記録媒体11の全体が正
常に使用することができなくなる。コントロールトラッ
ク11a及びDMA領域11b以外の領域が情報の記録
・再生に使用できるユーザーデータ領域(ユーザーゾー
ン)11cである。
【0011】各DMAは、DDS、PDL及びSDLか
らなる。DDSは"Disk DefinitionSector"の略であ
り、媒体の管理情報が記録されている。PDLは"Prima
ry Defect List"の略であり、物理フォーマット時に発
見された欠陥セクタの物理アドレスが欠陥情報として記
録されている。この二つの情報は媒体の工場出荷時の検
査工程等で物理フォーマット実行時に記録されるが、物
理フォーマット以外で書き換えられることはない。SD
Lは"Secondary Defect List"の略であり、その後のラ
イト処理等によって新たに生じた欠陥セクタの物理アド
レスと、その代替セクタの物理アドレスとのセットが欠
陥情報として記録されている。これらの欠陥情報は記録
媒体11にデータを書き込み、あるいは記録媒体11か
らデータを読み出すために必須である。
【0012】図2は、本発明の実施形態に係る光磁気デ
ィスク装置の構成を示すブロック図である。光磁気ディ
スク装置12は、コンピュータ等のホスト装置13との
通信を行うインターフェイス制御部14、記録媒体11
に対してデータのライト及びリードを行うヘッドユニッ
ト15、インターフェイス制御部14とヘッドユニット
15との間でライトデータ及びリードデータの授受を行
うコマンド制御部16、コマンド制御部16の指示に従
ってヘッドユニット15を駆動するメカ制御部17、及
びコマンド制御部16がヘッドユニット15を介して記
録媒体11から読み出した管理情報を記憶するワーク領
域を含むメモリ18を備えている。
【0013】図3は、本発明の第1の実施形態に係る光
磁気ディスク装置12のコマンド制御部16が実行する
リセット後の処理のフローチャートである。リード・ラ
イト等の記録媒体アクセスコマンドを実行中(ステップ
#101)にホストからリセットがかけられると、通常
のリセット処理(ステップ#102)を行った後、記録
媒体のローディング処理を行う(ステップ#103)。
そして、記録媒体アクセス中のリセット後の処理か否か
がチェックされ(ステップ#104)、否(NO)の場
合は、ステップ#105でコントロールトラックの読み
出し及び媒体情報の確認処理が行われる。記録媒体アク
セス中のリセット後の処理である場合(YES)は、ス
テップ#105の処理をスキップしてステップ#106
以後のDMA読み出し処理を行う。
【0014】ステップ#105のコントロールトラック
の読み出し及び媒体情報の確認処理では、所定回数のリ
トライが行われ、それでも正常終了しない場合はエラー
終了する。
【0015】ステップ#106では、まずDDSの読み
出し及びデータチェックが行われる。この場合も所定回
数のリトライが行われ、それでも正常終了しない場合は
エラー終了する。
【0016】次のステップ#107では、PDLの読み
出し及びデータチェックが行われる。この場合も所定回
数のリトライが行われ、それでも正常終了しない場合は
エラー終了する。
【0017】次のステップ#108では、SDLの読み
出し及びデータチェックが行われる。この場合も所定回
数のリトライが行われ、それでも正常終了しない場合は
エラー終了する。
【0018】上記のステップ#106からステップ#1
08の処理は、4個所のDMA(DMA1〜DMA4)
について実行される。正常終了の場合は、DMAから読
み出した情報に基づいて管理情報(欠陥情報)を作成
し、メモリ18のワーク領域に記憶し(ステップ#10
9)、処理を終了する。
【0019】上記のように、本実施形態によれば、記録
媒体アクセス中のリセット後の処理である場合は、コン
トロールトラックの読み出し及び媒体情報の確認処理を
行わないでDMAの欠陥情報のみを読み出すので、その
分だけリセットからの復帰時間が短縮される。
【0020】図4は、本発明の第2の実施形態に係る光
磁気ディスク装置12のコマンド制御部16が実行する
リセット後の処理のフローチャートである。リード・ラ
イト等の記録媒体アクセスコマンドを実行中(ステップ
#201)にホストからリセットがかけられると、通常
のリセット処理(ステップ#202)を行った後、記録
媒体のローディング処理を行う(ステップ#203)。
【0021】ステップ#204で、記録媒体アクセス中
のリセット後の処理か否かがチェックされ、否(NO)
の場合は、ステップ#205でコントロールトラックの
読み出し及び媒体情報の確認処理が行われる。この後、
ステップ#206からステップ#208でDMAの読み
出し処理が行われ、ステップ#209で、読み出した情
報から欠陥情報を作成し、ワーク領域の記憶データを更
新するが、これらの処理は第1の実施形態におけるステ
ップ#106からステップ#109の処理と同じであ
る。
【0022】ステップ#204でYESの場合、すなわ
ち記録媒体アクセス中のリセット後の処理である場合
は、ステップ#210でDMA中のSDLのみの読み出
し及びデータチェックを行う。つまり、第1実施形態と
同じくコントロールトラックの読み出しを行わないこと
に加えて、DMA中のDDS及び及びPDLについても
読み出しを行わない。前述のように、これらの情報は、
ユーザーが使用中に書き換えられることはないので、ラ
イト処理の実行によって書き換えられる可能性の有るS
DLのみについて読み出し及びデータチェックを行う。
この後、ステップ#211において、DMA(SDL)
から読み出した情報に基づいて欠陥情報を作成し、メモ
リ18のワーク領域に記憶されたデータを更新し、処理
を終了する。なお、ステップ#210におけるSDLの
みの読み出し及びデータチェックに関しても、4箇所の
DMAについて実行する。
【0023】上記のように、本実施形態によれば、ライ
ト処理の実行によって書き換えられる可能性の有るSD
Lのみについて読み出し及びデータチェックを行い、D
MA中の他の欠陥情報及びコントロールトラックの媒体
情報については読み出さないので、リセットからの復帰
時間が第1の実施形態に比べて更に短縮される。
【0024】図5は、本発明の第3の実施形態に係る光
磁気ディスク装置12のコマンド制御部16が実行する
記録媒体挿入時の処理のフローチャートである。ステッ
プ#301で記録媒体が挿入されると、ステップ#30
2で記録媒体のローディング処理を行い、ステップ#3
03でコントロールトラックの読み出し及び媒体情報の
確認処理を行う。この後、ステップ#304からステッ
プ#306までのDMAの読み出し処理と、ステップ#
307の欠陥情報作成処理は、第1の実施形態(図3)
におけるステップ#106からステップ#109の処理
と同じである。
【0025】続くステップ#308では、採用された欠
陥情報の登録場所、すなわち4箇所のDMAのうち、ど
のDMAの情報を採用したかをメモリ18に保存する。
4箇所のDMAのうち、どのDMAを採用するかについ
ては、種々のアルゴリズムが提案され実施されている。
4箇所のDMAの登録情報を比較したとき、全ての登録
情報が同じである場合は予め定めているDMA(例えば
DMA1)を採用すればよい。4箇所のDMAの登録情
報に相違が有る場合は、最も確からしい登録情報を選択
するために、多数決による方法、更新回数の多いDMA
を選択する方法等、種々のアルゴリズムが提案され実施
されている。
【0026】いずれにせよ、上記の処理フローによっ
て、記録媒体が挿入されたときにどのDMAを採用した
かの情報をメモリ18に記憶しておく。そして、リセッ
ト後の処理において4箇所のDMA全てを読み出すので
はなく、メモリ18の記憶情報に基づいて記録媒体が挿
入されたときに採用されたDMA情報のみを読み出す。
このようにして、4箇所のDMA全てを読み出す場合に
比べてリセットからの復帰時間を短縮することができ
る。
【0027】次に、本発明の第4の実施形態を図6及び
図7に基づいて説明する。図6は光磁気ディスク装置1
2のコマンド制御部16が実行する媒体挿入時の処理を
示すフローチャートであり、図7は光磁気ディスク装置
12のコマンド制御部16が実行するリセット後の処理
のフローチャートである。
【0028】図6において、ステップ#401で記録媒
体が挿入されると、ステップ#402で記録媒体のロー
ディング処理を行い、ステップ#403でコントロール
トラックの読み出し及び媒体情報の確認処理を行う。こ
の後、ステップ#404からステップ#406までのD
MAの読み出し処理と、ステップ#407の欠陥情報作
成処理は、第1の実施形態(図3)におけるステップ#
106からステップ#109の処理と同じである。続く
ステップ#408において、作成した欠陥情報をメモリ
18にバックアップする。但し、このステップ#408
の処理は、図3におけるステップ#109の処理のうち
のメモリ18のワーク領域に欠陥情報を記憶する処理と
実質上は同じである。図6では敢えて別のステップ#4
08として記載しただけである。
【0029】図7において、リード・ライト等の記録媒
体アクセスコマンドを実行中(ステップ#501)にホ
ストからリセットがかけられると、通常のリセット処理
(ステップ#502)を行った後、記録媒体のローディ
ング処理を行う(ステップ#503)。
【0030】ステップ#504において、記録媒体アク
セス中のリセット後の処理で、かつ、欠陥情報が更新さ
れなかったか否かがチェックされ、否(NO)の場合
は、ステップ#505でコントロールトラックの読み出
し及び媒体情報の確認処理が行われる。この後、ステッ
プ#506からステップ#508でDMAの読み出し処
理が行われ、ステップ#509で、読み出した情報から
欠陥情報を作成し、ワーク領域の記憶データを更新する
が、これらの処理は第1の実施形態におけるステップ#
106からステップ#109の処理と同じである。
【0031】ステップ#504でYESの場合、すなわ
ち記録媒体アクセス中のリセット後の処理であり、か
つ、欠陥情報が更新されなかったときは、ステップ#5
10でバックアップデータの展開が行われる。すなわ
ち、図6のステップ#408でメモリ18にバックアッ
プした欠陥情報を用いる。これにより、記録媒体11の
欠陥情報を読み出す必要が無くなるので、リセットから
の復帰時間を短縮することができる。
【0032】次に、本発明の第5の実施形態を図8及び
図9に基づいて説明する。図8は光磁気ディスク装置1
2のコマンド制御部16が実行する記録媒体アクセス時
の処理を示すフローチャートであり、図9は光磁気ディ
スク装置12のコマンド制御部16が実行するリセット
後の処理のフローチャートである。
【0033】図8において、ステップ#601でリード
・ライト等の記録媒体アクセスコマンドが実行される
と、次のステップ#602で欠陥情報の更新があったか
否かがチェックされる。YESの場合、すなわち欠陥情
報の更新があった場合は、ステップ#603でメモリ1
8にバックアップされている欠陥情報が更新される。N
Oの場合(欠陥情報の更新が無かった場合)は、ステッ
プ#603の処理はスキップされる。
【0034】図9において、リード・ライト等の記録媒
体アクセスコマンドを実行中(ステップ#701)にホ
ストからリセットがかけられると、通常のリセット処理
(ステップ#702)を行った後、記録媒体のローディ
ング処理を行う(ステップ#703)。ステップ#70
4において記録媒体のアクセス中のリセットか否かがチ
ェックされる以外は図7に示した第4の実施形態のリセ
ット後の処理と同じである。つまり、この実施形態で
は、記録媒体のアクセス中のリセット後の処理である場
合は、メモリ18にバックアップした欠陥情報を用い
る。これにより、記録媒体11の管理情報を読み出す必
要が無くなるので、リセットからの復帰時間を短縮する
ことができる。
【0035】この実施形態では、記録媒体が交換(挿
入)されたときだけでなく、ライト処理等によって欠陥
情報が更新されるときはいつでも、ステップ#603で
メモリ18にバックアップされている欠陥情報が更新さ
れる。したがって、メモリ18には常に最新の欠陥情報
がバックアップされているので、ステップ#704で記
録媒体のアクセス中のリセット後の処理であることがチ
ェックされればメモリ18のバックアップデータを欠陥
情報として用いることができる。
【0036】図10は、本発明の第6の実施形態に係る
光磁気ディスク装置12のコマンド制御部16が実行す
るリセット後の処理のフローチャートである。ステップ
#801からステップ#803の処理については既述の
実施形態における記録媒体アクセスコマンドを実行中に
リセットがかけられたときの処理と同じである。
【0037】続くステップ#804において、欠陥情報
更新中のリセットか否かがチェックされる。そして、N
Oの場合、つまり欠陥情報更新中のリセットではない場
合は、既述の実施形態と同様に、ステップ#805から
ステップ#808で欠陥情報が読み出されて、ステップ
#809で欠陥情報を作成し、ワーク領域の記憶データ
を更新する。
【0038】ステップ#804においてYESの場合、
すなわち欠陥情報更新中のリセット後の処理である場合
は、欠陥情報の読み出しを全く行わずに処理を終了す
る。欠陥情報更新中にリセットがかかった場合は、DM
Aの読み出しが正常に読み出せなかったり、読み出せた
としても読み出した情報が誤りであったり矛盾が生じた
りする。そこで、このような場合はDMA(欠陥情報)
の読み出しを全く行わずに処理を終了することにより、
リセットからの復帰時間を短縮することができる。
【0039】以上、本発明のいくつかの実施形態を説明
したが、本発明は、上記の実施形態に限らず種々の形態
で実施することができる。 (付記1)光磁気ディスク装置が記録媒体にアクセス中
にホストからリセットがかけられたときに、リセットか
らの復帰時間を短縮するための方法であって、記録媒体
のローディング処理の後、記録媒体アクセス中のリセッ
ト後の処理であるか否かをチェックするステップと、記
録媒体アクセス中のリセット後の処理である場合は、コ
ントロールトラックに記録された媒体情報の読み出しを
行わないでDMAに記録された欠陥情報の読み出しのみ
を行うステップとを備えているリセット後処理の時間短
縮方法。 (付記2)前記DMAに記録された欠陥情報の読み出し
を行うステップにおいて、DMAのうちのSDLに登録
されている更新された情報のみを読み出すことを特徴と
する付記1記載のリセット後処理の時間短縮方法。 (付記3)前記DMAが複数箇所に設けられ、記録媒体
挿入時に、前記複数個所のDMAのうちどのDMAの欠
陥情報を最も確からしい情報として採用したかをメモリ
に保存するステップを更に備え、前記DMAに記録され
た欠陥情報の読み出しを行うステップにおいて、前記メ
モリの保存情報に基づいて、記録媒体挿入時に採用した
DMAの欠陥情報のみを読み出すことを特徴とする付記
1又は2記載のリセット後処理の時間短縮方法。 (付記4)光磁気ディスク装置が記録媒体にアクセス中
にホストからリセットがかけられたときに、リセットか
らの復帰時間を短縮するための方法であって、DMAに
記録された欠陥情報を読み出した後、その情報をメモリ
のワークエリアにバックアップするステップと、記録媒
体のローディング処理の後、記録媒体アクセス中のリセ
ット後の処理であり、かつ、欠陥情報の更新が無かった
か否かをチェックするステップと、記録媒体アクセス中
のリセット後の処理であり、かつ、欠陥情報の更新が無
かった場合は、コントロールトラックに記録された媒体
情報及びDMAに記録された欠陥情報の読み出しを行わ
ないで、前記メモリのワークエリアにバックアップされ
ている欠陥情報を使用するステップとを備えているリセ
ット後処理の時間短縮方法。 (付記5)光磁気ディスク装置が記録媒体にアクセス中
にホストからリセットがかけられたときに、リセットか
らの復帰時間を短縮するための方法であって、DMAに
記録された欠陥情報を読み出した後、その情報をメモリ
のワークエリアにバックアップするステップと、記録媒
体にアクセスするコマンドを実行した後、欠陥情報の更
新があったか否かをチェックし、更新があった場合は前
記メモリのワークエリアにバックアップされたデータを
更新するステップと、記録媒体のローディング処理の
後、記録媒体アクセス中のリセット後の処理であるか否
かをチェックするステップと、記録媒体アクセス中のリ
セット後の処理である場合は、コントロールトラックに
記録された媒体情報及びDMAに記録された欠陥情報の
読み出しを行わないで、前記メモリのワークエリアにバ
ックアップされている欠陥情報を使用するステップとを
備えているリセット後処理の時間短縮方法。 (付記6)光磁気ディスク装置が記録媒体にアクセス中
にホストからリセットがかけられたときに、リセットか
らの復帰時間を短縮するための方法であって、記録媒体
のローディング処理の後、欠陥情報更新中のリセット後
の処理であるか否かをチェックするステップを備え、欠
陥情報更新中のリセット後の処理である場合は、コント
ロールトラックに記録された媒体情報及びDMAに記録
された欠陥情報の読み出しを行わないで、直ちに処理を
終了することを特徴とするリセット後処理の時間短縮方
法。 (付記7)可換性の光磁気ディスク記録媒体を用いて情
報の記録・再生を行う光磁気ディスク装置であって、記
録媒体にアクセス中にホストからリセットがかけられた
ときに、記録媒体のローディング処理の後、記録媒体ア
クセス中のリセット後の処理であるか否かをチェック
し、記録媒体アクセス中のリセット後の処理である場合
は、コントロールトラックに記録された媒体情報の読み
出しを行わないでDMAに記録された欠陥情報の読み出
しのみを行う制御手段を備えていることを特徴とする光
磁気ディスク装置。 (付記8)可換性の光磁気ディスク記録媒体を用いて情
報の記録・再生を行う光磁気ディスク装置であって、D
MAから読み出された欠陥情報バックアップを行うため
のメモリと、記録媒体のローディング処理の後、記録媒
体アクセス中のリセット後の処理であり、かつ、欠陥情
報の更新が無かったか否かをチェックし、記録媒体アク
セス中のリセット後の処理であり、かつ、欠陥情報の更
新が無かった場合は、コントロールトラックに記録され
た媒体情報及びDMAに記録された欠陥情報の読み出し
を行わないで、前記メモリのワークエリアにバックアッ
プされている欠陥情報を使用する制御手段とを備えてい
ることを特徴とする光磁気ディスク装置。 (付記9)可換性の光磁気ディスク記録媒体を用いて情
報の記録・再生を行う光磁気ディスク装置であって、D
MAから読み出された欠陥情報バックアップを行うため
のメモリと、記録媒体にアクセスするコマンドを実行し
た後、欠陥情報の更新があったか否かをチェックし、更
新があった場合は前記メモリのワークエリアにバックア
ップされたデータを更新し、記録媒体のローディング処
理の後、記録媒体アクセス中のリセット後の処理である
か否かをチェックし、記録媒体アクセス中のリセット後
の処理である場合は、コントロールトラックに記録され
た媒体情報及びDMAに記録された欠陥情報の読み出し
を行わないで、前記メモリのワークエリアにバックアッ
プされている欠陥情報を使用する制御手段とを備えてい
ることを特徴とする光磁気ディスク装置。 (付記10)可換性の光磁気ディスク記録媒体を用いて
情報の記録・再生を行う光磁気ディスク装置であって、
記録媒体のローディング処理の後、欠陥情報更新中のリ
セット後の処理であるか否かをチェックし、欠陥情報更
新中のリセット後の処理である場合は、コントロールト
ラックに記録された媒体情報及びDMAに記録された欠
陥情報の読み出しを行わないで、直ちに処理を終了する
制御手段を備えていることを特徴とする光磁気ディスク
装置。
【0040】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の光磁気
ディスク装置によれば、リード又はライト処理中にホス
トからリセットがかけられた場合に、従来のように記憶
媒体挿入時と同じ処理ルーチンを繰り返すのではなく、
不要な記録媒体のアクセスを行わずに必要最小限の処理
のみを行うので、リセットからの復帰時間を短縮するこ
とができる。その結果、ホストのOSがシステム停止に
陥ることが無くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る光磁気ディスク記録媒
体の管理情報等の記録領域を示す図である。
【図2】本発明の実施形態に係る光磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行するリセット後の処理のフ
ローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行するリセット後の処理のフ
ローチャートである。
【図5】本発明の第3の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行する記録媒体挿入時の処理
のフローチャートである。
【図6】本発明の第4の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行する媒体挿入時の処理を示
すフローチャートである。
【図7】本発明の第4の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行するリセット後の処理のフ
ローチャートである。
【図8】本発明の第5の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行する記録媒体アクセス時の
処理を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第5の実施形態に係る光磁気ディスク
装置のコマンド制御部が実行するリセット後の処理のフ
ローチャートである。
【図10】本発明の第6の実施形態に係る光磁気ディス
ク装置のコマンド制御部が実行するリセット後の処理の
フローチャートである。
【符号の説明】
11 記録媒体 12 光磁気ディスク装置 13 ホスト 16 制御手段 18 メモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B065 BA03 CC08 PA03 5D044 BC04 CC04 DE48 DE65 DE91 GK11 HL01

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光磁気ディスク装置へ記録媒体をローディ
    ングする際にコントロールトラックに記録された媒体情
    報およびDMA領域に記録されたDMA情報を読み出し
    てメモリに保存すると共に、 ホストからリセットがかけられた際に、前記メモリに保
    存された情報を利用することで、該情報の少なくとも一
    部の読み出しを省略することを特徴とする光磁気ディス
    ク装置。
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