JP2001307072A - 認識システム、認識装置、認識方法および記憶媒体 - Google Patents

認識システム、認識装置、認識方法および記憶媒体

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JP2001307072A
JP2001307072A JP2000120860A JP2000120860A JP2001307072A JP 2001307072 A JP2001307072 A JP 2001307072A JP 2000120860 A JP2000120860 A JP 2000120860A JP 2000120860 A JP2000120860 A JP 2000120860A JP 2001307072 A JP2001307072 A JP 2001307072A
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Takaaki Fukui
貴明 福井
Shunichi Tamai
俊一 玉井
Yoshinori Shindou
好伯 新藤
Hirokazu Akisada
浩和 秋定
Hironori Goto
裕典 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の画像から得られる移動物体の軌跡を用
いて進行方向を検知する必要がなく、複数の移動物体の
位置認識、個体識別および進行方向の検知を容易かつ高
速に行うことができる認識システムを提供する。 【解決手段】 移動物体には、任意の回転角度に対して
非対称になるように赤外LEDが設けられている。映像
撮像装置100で移動物体を撮像し(S1)、撮像され
た画像からパターンを構成する輝点を検出し、検出され
た輝点を基準点として特定領域の画像の切り出し、特定
領域内の特徴量を抽出する(S3)。抽出された画像お
よび特徴量を基に、個体識別を行う(S22)。このと
き、輝点の位置情報(ピーク点の座標)から赤外LED
のオンオフを判定し、その判定結果を予め登録されてい
るパターンと比較することによって個体識別を行うとと
もに、パターンの回転角を計算し、進行方向を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置から映像
信号を取り込み、複数の移動物体に設けられている特定
パターンを画像処理により解析することで、複数の移動
物体の位置認識、個体識別および進行方向の検知を行う
認識システム、認識装置、認識方法および記憶媒体に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動物体の位置認識および個体識
別を行う場合、種々の方法が知られている。本願出願人
は、移動物体に発光体を配置し、この発光体から発せら
れるパターンをCCDカメラで撮像して移動物体の位置
認識および個体識別を行う方法を提案している。
【0003】このような方法で位置認識および個体識別
が行われた移動物体の位置を制御する場合、個々の物体
の位置情報に加えて進行方向の検知が必要になる。進行
方向が検知されると、壁などの障害物との衝突回避、個
々の移動物体同士の衝突回避、および衝突した際の復旧
を行うことが容易になる。一般的に、移動物体の進行方
向を検知する場合、複数の画像から得られる移動物体の
軌跡を用いる。
【0004】また、上記方法で位置認識を行う際、その
位置情報を基に画像の領域を抽出し、抽出領域内だけで
個体識別処理を行うことで処理を軽減していた。この位
置認識処理では、位置認識用の発光体(発光素子)の輝
点を検知するため、CCDカメラで撮像した画像のラス
タスキャンを行っている。その際、認識パターンは、外
側に凸の多角形の各頂点に位置認識用の発光体があるの
で、ほとんどの場合、位置認識用の発光体(発光素子)
が先に検出される。
【0005】さらに、上記方法で画像処理により位置認
識および個体識別を行う場合、テンプレートマッチング
や、特徴量を抽出して相関関数、ニューラルネットワー
クなどを用いて処理していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の方法で移動物体の進行方向を検知する場合、全ての
移動物体の軌跡をメモリなどに蓄えておく必要があり、
処理が複雑であった。また、移動物体が1ヶ所で回転運
動を行った場合、進行方向を検知できなかった。さら
に、個体識別を誤った場合、対応することができなかっ
た。
【0007】また、画像のラスタスキャンを行って位置
認識用の発光体(発光素子)を先に検出する場合、パタ
ーンがある限られた角度で傾いていると、位置認識用の
発光体でなく、個体識別用の発光体が先に検知されてし
まうことがあり、その場合、誤った領域を抽出してしま
うおそれがあった。
【0008】さらに、特徴量を抽出して相関関数、ニュ
ーラルネットワークなどを用いて処理する場合、変形・
回転したパターンの認識を可能にするためには、識別す
るための特徴量の数を多くとることが必要になるので、
計算量が非常に多くなり、リアルタイムで複数の移動物
体の位置認識および個体識別を行うことが難しかった。
また、複数の物体の位置認識および個体識別を行う方法
として、二次元バーコードを利用する方法も考えられる
が、二次元バーコードを利用するためには、認識物体に
照明光を照射する必要があり、安定した照明条件下では
有効であるが、安定していない照明条件下では画像を読
み取りにくいので、認識精度が著しく低下する。また、
認識対象が数メートル以上離れた場所にある場合など、
非常に強い照明光を照射する必要があるが、認識対象と
なる物体の位置により反射光が強すぎる場所、逆に弱す
ぎる場所が出てくる可能性があり、やはり認識精度が低
下する。
【0009】そこで、本発明は、複数の画像から得られ
る移動物体の軌跡を用いて進行方向を検知する必要がな
く、複数の移動物体の位置認識、個体識別および進行方
向の検知を容易かつ高速に行うことができる認識システ
ム、認識装置、認識方法および記憶媒体を提供すること
を目的とする。
【0010】また、本発明は、特徴量を抽出する領域や
画像を処理する領域を正しく特定できる認識システム、
認識装置、認識方法および記憶媒体を提供することを他
の目的とする。
【0011】さらに、本発明は、画像処理の負荷を軽減
してリアルタイムで画像処理を行うことができる認識シ
ステム、認識装置、認識方法および記憶媒体を提供する
ことを他の目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に記載の認識システムは、物体の
位置認識および個体識別を行う認識システムにおいて、
前記物体に設けられ、発光により位置認識用のパターン
および個体識別用のパターンを生成する発光体と、該生
成されたパターンの画像を撮像する撮像装置と、該撮像
されたパターンの画像を処理する画像処理装置とを備
え、前記発光体を複数の発光部から構成し、該複数の発
光部のうち、前記個体識別用のパターンを生成する発光
部を、前記位置認識用のパターンを生成する発光部によ
って形成される図形の内側に配置するとともに、前記個
体識別用のパターンを任意の回転角度に対して非対称な
パターンに生成し、該生成された個体識別用のパターン
の向きによって、前記物体の進行方向を検知することを
特徴とする。
【0013】請求項2に記載の認識システムでは、請求
項1に係る認識システムにおいて、前記撮像装置は、複
数の前記物体を一括して撮像し、前記画像処理装置は、
前記撮像された複数の物体の位置認識、個体識別および
進行方向の検知をリアルタイムで行うことを特徴とす
る。
【0014】請求項3に記載の認識システムは、請求項
1または請求項2に係る認識システムにおいて、前記個
体識別用のパターンを生成する発光部を、前記位置認識
用のパターンを生成する発光部によって形成される多角
形の辺の上に存在しないように配置したことを特徴とす
る。
【0015】請求項4に記載の認識システムは、請求項
3に係る認識システムにおいて、前記撮像装置で撮影さ
れた画像上で、前記個体識別用のパターンが前記位置認
識用のパターンの少なくとも1ドット画素分内側に位置
するように、前記個体識別用のパターンを生成する発光
部を配置したことを特徴とする。
【0016】請求項5に記載の認識システムでは、請求
項1に係る認識システムにおいて、前記画像処理装置
は、前記位置認識用のパターンを生成する発光部の位置
を認識し、該認識された位置情報を基に、前記個体識別
パターンを用いて個体識別を行うための領域を設定する
領域設定手段を備えたことを特徴とする。
【0017】請求項6に記載の認識システムでは、請求
項1に係る認識システムにおいて、前記発光体は非可視
光を発することを特徴とする。
【0018】請求項7に記載の認識システムは、請求項
1に係る認識システムにおいて、前記撮像装置の前面に
特定の透過波長領域を有するフィルタを設けたことを特
徴とする。
【0019】請求項8に記載の認識システムでは、請求
項1に係る認識システムにおいて、前記発光体は、前記
位置認識用のパターンを生成する2つの発光部を有し、
該2つの発光部の間に、前記個体識別用のパターンを生
成する発光部を配置したことを特徴とする。
【0020】請求項9に記載の認識システムでは、請求
項1に係る認識システムにおいて、前記発光体は、前記
位置認識用のパターンを生成する3つの発光部を有し、
該3つの発光部で形成される三角形の内側に、前記個体
識別用のパターンを生成する発光部を配置したことを特
徴とする。
【0021】請求項10に記載の認識システムでは、請
求項1に係る認識システムにおいて、前記発光体は、前
記位置認識用のパターンを生成する4つの発光部を有
し、該4つの発光部で形成される四角形の内側に、前記
個体識別用のパターンを生成する発光部を配置したこと
を特徴とする。
【0022】請求項11に記載の認識システムでは、請
求項1に係る認識システムにおいて、前記発光体は、前
記位置認識用のパターンを生成する5つ以上の発光部を
有し、該5つ以上の発光部で形成される多角形の内側
に、前記個体識別用のパターンを生成する発光部を配置
したことを特徴とする。
【0023】請求項12に記載の認識装置は、物体の位
置認識および個体識別を行う認識装置において、前記物
体に設けられた発光体の発光により生成された位置認識
用のパターンおよび個体識別用のパターンの画像を撮像
する撮像手段と、該撮像されたパターンの画像を処理す
る画像処理手段とを備え、前記位置認識用のパターンを
生成する発光部によって形成される図形の内側に配置さ
れた発光部によって生成され、任意の回転角度に対して
非対称な前記個体識別用のパターンの向きによって、前
記物体の進行方向を検知することを特徴とする。
【0024】請求項13に記載の認識方法は、物体の位
置認識および個体識別を行う認識方法において、前記物
体に設けられた複数の発光部からなる発光体の発光によ
り位置認識用のパターンおよび個体識別用のパターンを
生成する際、前記位置認識用のパターンを生成する発光
部によって形成される図形の内側に配置された発光部に
よって生成される前記個体識別用のパターンを任意の回
転角度に対して非対称なパターンに生成する工程と、前
記生成されたパターンの画像を撮像する工程と、該撮像
されたパターンの画像を処理する工程と、前記個体識別
用のパターンの向きによって、前記物体の進行方向を検
知する工程とを有することを特徴とする。
【0025】請求項14に記載の記憶媒体は、認識装置
を制御するコンピュータによって実行され、物体の位置
認識および個体識別を行うプログラムが格納された記憶
媒体において、前記プログラムは、前記物体に設けられ
た複数の発光部からなる発光体の発光により位置認識用
のパターンおよび個体識別用のパターンを生成する際、
前記位置認識用のパターンを生成する発光部によって形
成される図形の内側に配置された発光部によって生成さ
れる前記個体識別用のパターンを任意の回転角度に対し
て非対称なパターンに生成する手順と、前記生成された
パターンの画像を撮像する手順と、該撮像されたパター
ンの画像を処理する手順と、前記個体識別用のパターン
の向きによって、前記物体の進行方向を検知する手順と
を含むことを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明の認識システム、認識装
置、認識方法および記憶媒体の実施の形態について説明
する。
【0027】[第1の実施形態]本実施形態では、識別
対象である移動物体に設けられた赤外LEDによって認
識パターンを生成し、その認識パターンを赤外光透過フ
ィルタ(可視光カットフィルタ)が前面に取り付けられ
たCCDカメラで撮像し、撮像された認識パターンを画
像処理することによって複数の移動物体の位置認識、固
体識別および進行方向の検知を行う。
【0028】移動物体には、3×3=9個の赤外LED
が設けられており、そのうちの4つで正方形の位置認識
用パターンを生成し、残りの5つで位置認識用パターン
によって形成された正方形の内接領域(内側)に配置さ
れるように個体識別用パターンを生成する。特に、任意
の回転角度に対して非対称になるように、個体識別用パ
ターンを生成して移動物体の進行方向を検知可能にす
る。
【0029】図1は第1の実施形態における認識システ
ムの構成を概略的に示す図である。図において、100
は映像撮像装置(例えば、CCDカメラ)であり、位置
認識および個体識別の対象となる移動物体を撮像する。
101は映像撮像装置100に取り付けられたレンズで
ある。102はレンズ101の前面に取り付けられた赤
外光透過光学フィルタである。
【0030】200は位置認識および個体識別を行うた
めの画像処理を行う認識装置であり、主にコンピュータ
システムで構成されている。201は認識装置200内
のCPUである。202はモニタである。203は認識
装置200内のハードディスク(HD)である。204
は認識装置200内のメインメモリである。205は認
識装置200内の画像メモリである。210は映像撮像
装置100で撮像した映像を取り込む映像入力部(例え
ば、キャプチャカード)である。220は映像入力部2
10を介して取り込んだ映像から移動物体の位置を検出
する位置検出部である。この位置検出部220は、CP
U201がハードディスク203に格納された位置認識
処理プログラムを実行することにより実現されるもので
あってもよいし、別体のハードウェアおよびソフトウェ
アにより構成されるものであってもよい。
【0031】230は位置検出部220で検出された位
置を基に個体識別(パターンマッチング)を行う個体識
別部である。この個体識別部230は、位置検出部22
0と同様、CPU201がハードディスク203に格納
された個体識別処理プログラムを実行することにより実
現されるものであってもよいし、別体のハードウェアお
よびソフトウェアにより構成されるものであってもよ
い。
【0032】図2は位置検出部220で位置認識用の赤
外LEDによる輝点を検出する際の輝点検索順序を示す
図である。本実施形態では、画像の左下を原点として横
方向に、順次、上のラインに向けて輝点を検知するため
のラスタスキャンを行う。また、輝点を検知する手段と
してピーク検出を用い、そのピーク点の座標値を特徴量
とする。
【0033】図3は認識パターンを生成する9個の赤外
LEDの配置を示す図である。9個の赤外LED15
1、152、153、154、155、156、15
7、158、159のうち、正方形の各頂点に配置され
た4つの赤外LED151、153、157、159で
位置認識用パターンを生成し、残りの5つの赤外LED
152、154、155、156、158で位置認識用
パターンによって形成された正方形の内接領域(内側)
に配置されるように個体識別用パターンを生成する。位
置認識用パターンを生成する各赤外LED151、15
3、157、159は常に点灯しておく(図中、黒丸は
点灯していることを示す)。一方、個体識別用パターン
を生成する各赤外LED152、154、155、15
6、158には、それぞれスイッチが設けられており、
このスイッチによって赤外LEDはオンオフ可能であ
る。このような認識パターンを用いて位置認識および個
体識別が行われる。
【0034】図4は種々の認識パターンを示す図であ
る。9つの赤外LEDから認識パターンとしては、12
種類(図12参照)のパターンが存在するが、ここで
は、任意の回転角度に対して非対称である認識パターン
が選択される。すなわち、本実施形態では、図4に示す
6種類のパターンによって個体識別および個々の移動物
体の進行方向の検知が可能である。尚、図4では進行方
向を上向きとする。
【0035】図5は全体動作処理手順を示すフローチャ
ートである。この処理プログラムは、認識装置200内
のハードディスク(HD)203に格納されており、C
PU201によって一旦、メインメモリ204にロード
された後、実行される。
【0036】まず、映像撮像装置100で認識対象であ
る移動物体を撮像する(ステップS1)。CPU201
は、ハードディスク203に格納されているプログラム
および映像入力部(キャプチャカード)210のドライ
バにしたがってキャプチャボード210を制御し、映像
撮像装置100で撮像した映像を取り込み、画像メモリ
205に格納する(ステップS2)。
【0037】画像メモリ205に格納されている画像か
らパターンを構成する輝点を検出し、検出された輝点を
基準点として特定領域(検索領域、抽出領域、部分領域
ともいう)の画像の切り出し、特定領域内の特徴量を抽
出する(ステップS3)。ここで切り出した画像、抽出
した特徴量および位置情報はメインメモリ204に格納
される。この位置認識処理の詳細については後述する。
本実施形態では、位置検出部220は、前述したように
CPU201がハードディスク203に格納されている
位置認識処理プログラムを実行することにより実現され
ている。
【0038】ステップS3で切り出されてメインメモリ
204に格納されている特定領域の画像または特徴量を
基に、個体識別(パターンマッチング)および進行方向
の検知を行い(ステップS4)、処理を終了する。ここ
で識別されたパターンや進行方向はメインメモリ204
に格納される。この個体識別処理の詳細については後述
する。本実施形態では、個体識別装置230は、前述し
たようにCPU201がハードディスク203に格納さ
れている個体識別プログラムを実行することにより実現
されている。
【0039】このような処理を繰り返し行うことで、リ
アルタイムに複数の移動物体の位置認識、個体識別およ
び進行方向の検知を行うことが可能である。
【0040】図6は位置認識処理手順を示すフローチャ
ートである。この位置認識処理プログラムは、認識装置
200内のハードディスク(HD)203に格納されて
おり、CPU201によって一旦、メインメモリ204
にロードされた後、実行される。
【0041】まず、輝点を検知する(ステップS1
1)。輝点検知方法として、2値化、エッジ検出、ピー
ク検出などの方法を用いることで、輝点を簡単に検知す
ることが可能である。これらの方法は、周知の技術であ
るので、ここでは詳細な説明を省略する。本実施形態で
は、画像の左下を原点として横方向に、順次、上のライ
ンに向けて輝点検知のためのラスタスキャンを行う(図
2参照)。
【0042】ステップS11で検出した輝点を基準点と
して特定領域(部分領域)の抽出を行う(ステップS1
2)。この抽出は、画像自体の抽出であってもよいし、
特徴量の抽出であってもよい。ここでいう特徴量とは、
輝点やエッジ検出などで得られた線、平面の位置(座
標)や輝度情報である。抽出された画像、特徴量および
位置情報は、メインメモリ204に格納される。
【0043】そして、すべての輝点を検出したか否かを
判別する(ステップS13)。すべての輝点を検出して
いない場合、ステップS11の処理に戻り、すべての輝
点を検出した場合、処理を終了する。
【0044】図7は個体識別処理手順を示すフローチャ
ートである。この個体識別処理プログラムは、認識装置
200内のハードディスク(HD)203に格納されて
おり、CPU201によって一旦、メインメモリ204
にロードされた後、実行される。
【0045】まず、ステップS12で抽出された画像お
よび特徴量をメインメモリ204から読み込む(ステッ
プS21)。読み込んだ画像および特徴量の情報を基
に、個体識別を行う(ステップS22)。個体識別を行
う方法としては、画像を抽出した場合、テンプレートマ
ッチングで個体識別を行う方法、特徴量を抽出した場
合、相関関数やニューラルネットワークを利用した手法
で個体識別を行う方法、輝点だけで構成されるパターン
である場合、輝点の位置情報から個体識別を行う方法な
どがある。本実施形態では、輝点の位置情報(ピーク点
の座標)から赤外LEDのオンオフを判定し、その判定
結果を用いて予めハードディスク203に登録されてい
るパターンと比較することによって個体識別を行う方法
(パターンマッチング)を用いる。
【0046】さらに、ステップS22で個体識別のパタ
ーンマッチングを行った際、パターンの回転角を計算
し、進行方向を検知する。ここで識別されたパターン
(図4のPattern ID)はメインメモリ204
に格納される。
【0047】そして、全ての個体識別を終了したか否か
を判別し(ステップS23)、全ての個体識別を終了し
ていない場合、ステップS21の処理に戻り、全ての個
体識別を終了した場合、処理を終了する。
【0048】このように発光体によるパターンを生成す
ることで、複数の画像を用いて認識物体の軌跡から進行
方向を検知する必要がなく、複数の移動物体の位置認
識、個体識別および進行方向の検知を高速に処理するこ
とができる。
【0049】[第2の実施形態]第2の実施形態におけ
る識別システムは、前記第1の実施形態と同様の構成を
有するので、ここでは第1の実施形態と異なる構成およ
び動作についてだけ説明する。
【0050】第2の実施形態では、識別対象である移動
物体に設けられた赤外LEDによって認識パターンを生
成し、そのパターンを可視光カットフィルタを取り付け
たCCDカメラで撮像することで、複数の移動物体の位
置認識、個体識別および進行方向の検知を行う。
【0051】認識対象である移動物体には、3×3=9
個の赤外LEDが設けられており、そのうちの4つで位
置認識用パターンを生成し、残りの5つで位置認識用パ
ターンによって形成される正方形の内接領域(内側)に
配置されるように個体識別用パターンを生成する。すな
わち、個体識別用の赤外LEDを、位置認識用の赤外L
EDで形成される正方形の各辺から、撮像した画像で1
ドット画素分以上内側に位置するように、配置する。
【0052】ここで、図3に示すように赤外LEDを配
置した場合の不具合について説明する。図8は前述した
図2に示す順序で検索を行った際に検知される赤外LE
Dの順番を示す図である。位置検出用の赤外LEDとし
て、図8(A)の右下もしくは左下に位置する赤外LE
Dが先に検出されなければならないが、図8(A)では
認識パターンが微妙に傾いて撮像されているため、同図
(B)に示すように中央下に位置する個体識別用の赤外
LEDが1番目に検出されている。
【0053】図9は図8に示したように先に個体識別用
の赤外LEDが検知されてしまう不具合を回避するため
にキャプチャ画像上で見た赤外LEDの配置修正方法を
示す図である。ここで、碁盤の目のように示される1つ
の正方形(セル)は、画像の1ドット(dot)の画素
に対応している。修正された個体識別用の赤外LED
は、位置認識用の赤外LEDによって形成される正方形
の各辺から1ドット以上内側に配置されている。
【0054】図10は図9に示す赤外LEDの配置修正
方法を行うことによって配置された赤外LEDを図8と
同程度に傾けて撮像した状態を示す図である。図11は
図10に示す修正後の画像に対して輝点検知処理を行っ
た際に検知された輝点の順番を示す図である。1番目に
右下の位置認識用の赤外LEDが検知され、2番目に左
下の位置認識用の赤外LEDが検知され、3番目に中央
下の個体識別用の赤外LEDが検知される。このよう
に、先に個体識別用の赤外LEDが検知されてしまう不
具合を回避できる。
【0055】[第3の実施形態]前記第1および第2の
実施形態では、移動物体に設けられた発光体は、3×3
=9個の赤外LEDを有し、そのうちの4つの位置認識
用の赤外LEDで正方形となる認識パターンを生成して
いたが、赤外LEDの数および位置認識用の赤外LED
で生成される認識パターンは正方形に限らず、種々変更
可能である。
【0056】この場合、多角形の各頂点に配置された位
置認識用の赤外LEDを常に点灯しておき、その他の赤
外LEDをスイッチによってオンオフ可能として、任意
のパターンを生成できるようにしておく。
【0057】図12は識別パターンを示す図である。本
実施形態では、12種類のパターンが識別可能である。
このうち、移動方向の検知が可能なように、任意の回転
角度に対して非対称になるパターンは、前述した図4に
示す通り5つである。
【0058】図13は4つの輝点で認識パターンが正方
形である場合の抽出領域を示す図である。図14は図1
3の抽出領域を設定する方法を示す図である。この抽出
(検索)領域301は、横方向に、基準点(基点)30
2からX軸の正負両方向に正方形の一辺分の長さ、Y軸
の正方向に対角線の長さ分の長方形の領域であり、この
領域内を抽出すればよいことが示されている。
【0059】図15は認識パターンが長方形である場合
の抽出領域を示す図である。認識パターンが長方形であ
る場合、抽出領域303は、横方向に基準点からX軸の
正負両方向に長方形の長い方の辺の長さ分、Y軸の正方
向に対角線の長さ分の領域であり、この領域内を抽出す
ればよいことが示されている。
【0060】図16は認識パターンが台形である場合の
抽出領域を示す図である。認識パターンが台形である場
合、抽出領域304は、長い方の対角線の長さを半径と
し、検出した基準点(基点)305を中心とする半円領
域であり、これを抽出すればよいことが示されている。
【0061】尚、上記実施形態では、輝点が4つである
場合の抽出領域の設定について示したが、これに限るも
のではない。以下に、輝点の数が2つである場合、3つ
である場合、5つ以上である場合の抽出領域の設定につ
いて示す。
【0062】図17は位置認識用の輝点の数が2つであ
る場合の抽出領域を示す図である。輝点の数が2つであ
る場合、検出された輝点を基点311として輝点間の距
離を半径とする半円が抽出領域312に設定される。
【0063】図18は位置認識用の輝点が3つである場
合の抽出領域を示す図である。この場合、基点315か
ら三角形の最も長い辺の長さを半径とする半円を抽出領
域316に設定する。
【0064】図19は位置認識用の輝点が5つである場
合の抽出領域を示す図である。5つ以上の全ての頂点が
外に凸である多角形である場合、基点321を中心とし
て、多角形の対角線の中で最も長い対角線の長さを半径
とする半円を抽出領域322に設定する。
【0065】このように、個体識別パターンを認識する
際、位置認識用の輝点が2つである場合、2点間の直線
上だけスキャンすればよく、効率のよい認識が可能であ
る。さらに、その他の場合、三角形、四角形、多角形の
内側だけスキャンすればよく、効率のよい認識が可能で
ある。
【0066】尚、上記実施形態では、非可視光領域の光
として、赤外光を発する赤外LEDを示したが、紫外光
を発する発光体を用いてもよい。
【0067】また、発光素子としては、LEDに限ら
ず、電球、EL素子、プラズマ発光素子など種々のもの
を用いることができる。
【0068】さらに、発光体の認識パターンとしては、
発光素子が碁盤の目ように配置されたパターンに限ら
ず、放射状に発光素子が配置されたパターンなど種々の
パターンに適用可能である。
【0069】また、上記実施形態では、発光体を構成す
る複数の発光素子は平面的に配置されていたが、多少立
体的に構成されていてもよい。
【0070】またさらに、上記実施形態では、移動物体
に設けられた発光体によって生成される個体識別パター
ンは赤外LEDに取り付けられたスイッチのオンオフで
変更可能であったが、このスイッチのオンオフを、認識
装置200によって遠隔制御できるようにしてもよい。
例えば、認識装置および移動物体それぞれに通信装置を
設け、認識装置からの送信信号にしたがって、移動物体
に設けられた個体識別用の赤外LEDが任意の回転角度
に対して非対称となるような個体識別パターンを生成す
るようにしてもよい。また、このような制御を行うプロ
グラムを図5に示した全体動作処理プログラムモジュー
ルに含めてもよい。
【0071】さらに、本発明は複数の装置からなるシス
テムに適用してもよいし、単一の機器からなる装置に適
用してもよい。また、本発明はシステムあるいは装置に
プログラムを供給することによって達成される場合にも
適用できることはいうまでもない。この場合、本発明を
達成するためのソフトウェアによって表されるプログラ
ムを格納した記憶媒体をシステムあるいは装置に読み出
すことによってそのシステムあるいは装置が本発明の効
果を享受することが可能となる。
【0072】図20は記憶媒体としてのハードディスク
203のメモリマップを示す図である。ハードディスク
203には、図5のフローチャートに示す全体動作処理
プログラムモジュール、図6のフローチャートに示す位
置認識処理プログラムモジュール、図7の個体識別処理
プログラムモジュールなどが格納されている。
【0073】プログラムモジュールを供給する記憶媒体
としては、ハードディスクに限らず、例えばROM、フ
ロッピー(登録商標)ディスク、光ディスク、光磁気デ
ィスク、CD−ROM、CD−R、DVD、磁気テー
プ、不揮発性のメモリカードなどを用いることができ
る。
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、複数の画像から得られ
る移動物体の軌跡を用いて進行方向を検知する必要がな
く、複数の移動物体の位置認識、個体識別および進行方
向の検知を容易かつ高速に行うことができる。
【0075】また、特徴量の抽出や画像を処理する領域
を正しく特定できる。特に、認識対象のパターンの形状
が正方形、正三角形、長方形などの特殊な形状である場
合、位置認識用の発光体が確実に検知されると、パター
ンの検索領域が非常に限定され、処理をより高速に行う
ことができる。
【0076】さらに、画像処理の負荷を軽減してリアル
タイムで画像処理を容易に行うことができる。
【0077】このように、特徴量の抽出処理を行う画像
の範囲を非常に容易に特定できる。また、範囲が特定さ
れることによって特徴量の数を減らすことができ、リア
ルタイムで複数の物体の位置認識および個体識別を簡単
に行うことができる。さらに、印刷物を識別する場合に
比べ、太陽光や照明光のない暗闇でも、つまり照明条件
に左右されることなく位置認識および個体識別を行うこ
とが可能である。また、電気的な発光体にオンオフスイ
ッチを設けることで認識パターンを容易に変更できる。
【0078】また、非可視光を使うことで、認識用のパ
ターンが視認されなくなり、景観を損なうことなく認識
可能である。さらに、カラー情報が必要ないので、白黒
の撮像装置で撮像すればよく、撮像画像が白黒濃淡画像
になることにより、カラーに比べて早く処理できる。
【0079】さらに、認識対象以外の光(ノイズ)をほ
とんどカットできるので、認識率を向上できる。また、
パターンを構成している点のラスタスキャンを行った場
合、パターンが回転しても、ほとんどの場合、先に位置
認識用のパターンが検知されるので、その点を基準点と
して範囲を限定してパターンマッチングを行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態における認識システムの構成を
概略的に示す図である。
【図2】位置検出部220で位置認識用の赤外LEDに
よる輝点を検出する際の輝点検索順序を示す図である。
【図3】認識パターンを生成する9個の赤外LEDの配
置を示す図である。
【図4】種々の認識パターンを示す図である。
【図5】全体動作処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図6】位置認識処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】個体識別処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】前述した図2に示す順序で検索を行った際に検
知される赤外LEDの順番を示す図である。
【図9】図8に示したように先に個体識別用の赤外LE
Dが検知されてしまう不具合を回避するためにキャプチ
ャ画像上で見た赤外LEDの配置修正方法を示す図であ
る。
【図10】図9に示す赤外LEDの配置修正方法を行う
ことによって配置された赤外LEDを図8と同程度に傾
けて撮像した状態を示す図である。
【図11】図10に示す修正後の画像に対して輝点検知
処理を行った際に検知された輝点の順番を示す図であ
る。
【図12】識別パターンを示す図である。
【図13】4つの輝点で認識パターンが正方形である場
合の抽出領域を示す図である。
【図14】図13の抽出領域を設定する方法を示す図で
ある。
【図15】認識パターンが長方形である場合の抽出領域
を示す図である。
【図16】認識パターンが台形である場合の抽出領域を
示す図である。
【図17】位置認識用の輝点の数が2つである場合の抽
出領域を示す図である。
【図18】位置認識用の輝点が3つである場合の抽出領
域を示す図である。
【図19】位置認識用の輝点が5つである場合の抽出領
域を示す図である。
【図20】記憶媒体としてのハードディスク203のメ
モリマップを示す図である。
【符号の説明】
100 映像撮像装置 101 レンズ 102 赤外光透過光学フィルタ 151〜159 赤外LED 200 認識装置 201 CPU 203 ハードディスク(HD) 210 映像入力部(キャプチャカード) 220 位置検出部 230 個体識別部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新藤 好伯 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 秋定 浩和 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 後藤 裕典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 5B057 BA02 BA11 CH01 CH11 DA07 DA11 DC08 5C054 AA01 AA04 CA05 CC02 FC04 FC12 GC01 HA05 5L096 CA02 FA67 FA69 HA03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体の位置認識および個体識別を行う認
    識システムにおいて、 前記物体に設けられ、発光により位置認識用のパターン
    および個体識別用のパターンを生成する発光体と、 該生成されたパターンの画像を撮像する撮像装置と、 該撮像されたパターンの画像を処理する画像処理装置と
    を備え、 前記発光体を複数の発光部から構成し、該複数の発光部
    のうち、前記個体識別用のパターンを生成する発光部
    を、前記位置認識用のパターンを生成する発光部によっ
    て形成される図形の内側に配置するとともに、 前記個体識別用のパターンを任意の回転角度に対して非
    対称なパターンに生成し、該生成された個体識別用のパ
    ターンの向きによって、前記物体の進行方向を検知する
    ことを特徴とする認識システム。
  2. 【請求項2】 前記撮像装置は、複数の前記物体を一括
    して撮像し、 前記画像処理装置は、前記撮像された複数の物体の位置
    認識、個体識別および進行方向の検知をリアルタイムで
    行うことを特徴とする請求項1記載の認識システム。
  3. 【請求項3】 前記個体識別用のパターンを生成する発
    光部を、前記位置認識用のパターンを生成する発光部に
    よって形成される多角形の辺の上に存在しないように配
    置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の
    認識システム。
  4. 【請求項4】 前記撮像装置で撮影された画像上で、前
    記個体識別用のパターンが前記位置認識用のパターンの
    少なくとも1ドット画素分内側に位置するように、前記
    個体識別用のパターンを生成する発光部を配置したこと
    を特徴とする請求項3記載の認識システム。
  5. 【請求項5】 前記画像処理装置は、前記位置認識用の
    パターンを生成する発光部の位置を認識し、該認識され
    た位置情報を基に、前記個体識別パターンを用いて個体
    識別を行うための領域を設定する領域設定手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の認識システム。
  6. 【請求項6】 前記発光体は非可視光を発することを特
    徴とする請求項1記載の認識システム。
  7. 【請求項7】 前記撮像装置の前面に特定の透過波長領
    域を有するフィルタを設けたことを特徴とする請求項1
    記載の認識システム。
  8. 【請求項8】 前記発光体は、前記位置認識用のパター
    ンを生成する2つの発光部を有し、該2つの発光部の間
    に、前記個体識別用のパターンを生成する発光部を配置
    したことを特徴とする請求項1記載の認識システム。
  9. 【請求項9】 前記発光体は、前記位置認識用のパター
    ンを生成する3つの発光部を有し、該3つの発光部で形
    成される三角形の内側に、前記個体識別用のパターンを
    生成する発光部を配置したことを特徴とする請求項1記
    載の認識システム。
  10. 【請求項10】 前記発光体は、前記位置認識用のパタ
    ーンを生成する4つの発光部を有し、該4つの発光部で
    形成される四角形の内側に、前記個体識別用のパターン
    を生成する発光部を配置したことを特徴とする請求項1
    記載の認識システム。
  11. 【請求項11】 前記発光体は、前記位置認識用のパタ
    ーンを生成する5つ以上の発光部を有し、該5つ以上の
    発光部で形成される多角形の内側に、前記個体識別用の
    パターンを生成する発光部を配置したことを特徴とする
    請求項1記載の認識システム。
  12. 【請求項12】 物体の位置認識および個体識別を行う
    認識装置において、 前記物体に設けられた発光体の発光により生成された位
    置認識用のパターンおよび個体識別用のパターンの画像
    を撮像する撮像手段と、 該撮像されたパターンの画像を処理する画像処理手段と
    を備え、 前記位置認識用のパターンを生成する発光部によって形
    成される図形の内側に配置された発光部によって生成さ
    れ、任意の回転角度に対して非対称な前記個体識別用の
    パターンの向きによって、前記物体の進行方向を検知す
    ることを特徴とする認識装置。
  13. 【請求項13】 物体の位置認識および個体識別を行う
    認識方法において、 前記物体に設けられた複数の発光部からなる発光体の発
    光により位置認識用のパターンおよび個体識別用のパタ
    ーンを生成する際、前記位置認識用のパターンを生成す
    る発光部によって形成される図形の内側に配置された発
    光部によって生成される前記個体識別用のパターンを任
    意の回転角度に対して非対称なパターンに生成する工程
    と、 前記生成されたパターンの画像を撮像する工程と、 該撮像されたパターンの画像を処理する工程と、 前記個体識別用のパターンの向きによって、前記物体の
    進行方向を検知する工程とを有することを特徴とする認
    識方法。
  14. 【請求項14】 認識装置を制御するコンピュータによ
    って実行され、物体の位置認識および個体識別を行うプ
    ログラムが格納された記憶媒体において、 前記プログラムは、 前記物体に設けられた複数の発光部からなる発光体の発
    光により位置認識用のパターンおよび個体識別用のパタ
    ーンを生成する際、前記位置認識用のパターンを生成す
    る発光部によって形成される図形の内側に配置された発
    光部によって生成される前記個体識別用のパターンを任
    意の回転角度に対して非対称なパターンに生成する手順
    と、 前記生成されたパターンの画像を撮像する手順と、 該撮像されたパターンの画像を処理する手順と、 前記個体識別用のパターンの向きによって、前記物体の
    進行方向を検知する手順とを含むことを特徴とする記憶
    媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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